説明

可撓性容器のための連結ファスナー、可撓性容器のためのドッキング装置、可撓性容器からのバルク材を出すか、充填するか、もしくは再充填する方法、および、周囲に対してしっかりと連結された2つの可撓性容器

【課題】少なくとも一部で可撓性の容器、例えば袋もしくは管のための連結ファスナーを提供する。
【解決手段】連結ファスナーは、第1および第2のファスナー要素を備え付けられた第1および第2のファスナー細片と、連結器ファスナーと、を含み、連結器ファスナーは、隣接する第3および第4のファスナー要素を有する長さ方向細片を備え付けられ、第3および第4のファスナー要素は、第1および第2のファスナー細片の第1および第2のファスナー要素に、特に周囲に対してしっかりと、可逆的に連結されうる。さらに本発明は、本発明による2つの連結ファスナーにより形成されたドッキング装置に関する。第1の連結ファスナーの第1および第2のファスナー要素は、第2の連結ファスナーの相補的な第1および第2のファスナー要素に係合する。

【発明の詳細な説明】
【開示の内容】
【0001】
本発明は、可撓性容器のための連結シール、可撓性容器のためのドッキング装置、可撓性容器からのバルク品を出すか、充填するか、もしくは再充填する方法、および周囲に対して密閉された、接続された2つの可撓性容器に関する。
【0002】
食品産業および製薬産業において、容器に出し入れするバルク品の運搬中には、高品質の必要条件が予想される。一方では、健康に有害なこともあるバルク品で周囲が汚染されてはならず、他方では、周囲の空気、もしくは例えば周囲に対して密閉されたもののような空気からの成分が、運搬プロセス中に、バルク品に近づけられない。また、食品加工、化学および製薬業界における、汚染のない作業(contamination-free work)のための必要条件も、あまり問題のないバルク品のために非常に高い。
【0003】
例えばドイツ特許第196 41 827 C2号に記載されるような、セミバルブ技術(semi-valve technology)に基づいた、いわゆる拘束ドッキングシステム(containment docking systems)が、これらの目的のために強化されてきた。これらのシステムは、一般的に、バルク品の運搬中における密閉能力の点で、最も高い必要条件を満たすステンレス鋼から作り上げられるが、構造が複雑であり、保管が変化する使用(storage-variable use)にとって重要な本質的重量のために、特により大きな公称直径において、条件付きで適しているにすぎない。
【0004】
国際公開第03/037717 A1号に開示されたもののような、構造的により単純なドッキング装置は、例えば弾性的に変形可能な連結要素を利用し、この連結要素は、いずれの場合にも、標準条件下で密閉された、重ねられるスロットを有しており、加圧により開かれうる。ドッキング装置のこの構成では、隣接する連結要素のスロットが等しい長さとなり、かつ、まさに互いの上に位置するように、特別な注意を払うべきである。
【0005】
ドイツ特許出願第103 21 814号は、2つの水平な密閉ビード(two flush sealing beads)から実質的に構成される、容器の環境的に隔離された再充填、充填、および内容排出(emptying)のための、連結要素を開示しており、このビードは、共通のベアリング要素の周りで回転可能な、相互に係合する関節接合本体(interengaging articulated bodies)をそれらの端部に有する。関節接合車軸要素、もしくは関節接合キャップは、ピボットベアリングとして持続的かつ確実に機能することができるように、密閉ビードのベアリング要素の形状およびサイズに正確に適合しなければならない。この連結要素の開閉は、互いに向かって動くか、もしくは互いから離れる、向かい合った関節接合本体により達成される。この場合、密閉ビードの材料のバネ弾性は、力を用いること(admission of force)がやめられたときに、閉じた状態に置き直すように利用される。このような適用に適したバネ付きで弾性の複数の合成材料(a plurality of sprung-elastic synthetic materials)が今までに存在するのは事実だが、密閉ビードは、例えば不適切な取扱いにより、過剰に伸ばされるか、もしくは開いた状態であまりにも長く開いておかれる場合があり、それによって、周囲に対するしっかりした密閉がもはや保証されなくなる。例えば国際公開第2006/053545 A1号に開示されるように、密閉ビードの中に追加的に組み込まれた置き直し要素(resetting elements)の使用により、この問題に対処しようとする試みがなされる。
【0006】
これに加えて、プラスチック袋を可逆的に密封するための、再び閉めることのできるジッパーシール(reclosable zip seals)が、より負担の少ない適用のためにドイツ特許公開第103 35 325 A1号により知られている。このような密封システムには、ジッパー、および接続用スライド要素が備え付けられる。ジッパーは、袋の向かい合った密閉ビードを密閉する責任を有するのに対して、第2の袋の密閉ビードへの可逆的な連結は、連結用スライド要素によってのみ完了する。したがって、袋の密閉ビードの向かい合った内側面上の密閉要素、およびこれらの密閉ビードの上側面上の密閉要素の双方が必要である。
【0007】
可撓性の袋用の改善された密閉システムであって、あらゆる袋もしくは開口部サイズのために等しく確実かつ実行可能に、特に入庫中の変形物(variants)のために、使用されることができ、また、確実な、それでも容易な、容器の密閉を可能にする、密閉システムを利用できることが、好ましいであろう。
【0008】
したがって、本発明の目的は、可撓性容器用のシールを提供することであり、このシールは、先行技術の欠点に悩まされず、また、特にあらゆる容器サイズについて、すなわち、特に、大きな容器および開口部サイズについても、確実で、扱いやすい密閉および開放を保証する。
【0009】
したがって、少なくとも一部において(at least in sections)可撓性の容器のための連結シールが見つけられた。この連結シールは、
長さ方向に広がった(in longitudinal extension)(X方向)第1の端部および反対側の第2の端部、内側面、外側面、ならびに送り側面(feed side)を備えた第1の密閉ビードであって、送り側面は、内側面および外側面を共に結合し、それによって、送り側面は、少なくとも一部で長さ方向に広がった少なくとも1つの第1の密閉要素を有する、第1の密閉ビードと、
長さ方向に広がった第1の端部および反対側の第2の端部、内側面、外側面、ならびに送り側面を備えた第2の密閉ビードであって、送り側面は、内側面および外側面を共に結合し、それによって、送り側面は、少なくとも一部で長さ方向に広がった少なくとも1つの第2の密閉要素を有し、それによって、第1および第2の密閉ビードの第1および第2の端部は、これらの密閉ビードの内側面が互いに依存して取り付けられるといずれの場合も隣接し、また、それによって、第1および第2の密閉要素は、隣接する第1の端部および/もしくは隣接する第2の端部まで延びる、第2の密閉ビードと、
連結器シールであって、長さ方向に広がった第1および第2の端部を備えたビードであって、それによって、第1および/もしくは第2の端部は限界停止部(limit stop)を有する、ビード、ならびにベアリング側面を有し、ベアリング側面は、少なくとも一部でベアリング側面上において長さ方向に広がった第3の密閉要素を含み、第3の密閉要素は、第1の密閉要素に可逆的に接続されるか、または接続されることができ、特に周囲に対して密閉され、この目的のために第4の密閉要素から離間されており、特に等距離で離間されており、第4の密閉要素は、第2の密閉要素と、少なくとも一部で可逆的に連結されるか、もしくは連結されることができ、特に周囲に対して密閉される、連結器シールと、
を含む。
【0010】
特に好適な構成によると、連結シールの第1および/もしくは第2の端部が限界停止部を有し、第1の密閉ビードの第1および/もしくは第2の端部が限界停止部を有し、かつ第2の密閉ビードの第1の端部および/もしくは第2の端部が限界停止部を有し、それによって、いずれの場合も、連結器シールの、また第1および第2の密閉ビードの、隣接する端部が限界停止部を有すること、また、第1および第2の密閉要素が、第1および第2の密閉ビードの隣接する限界停止部まで延びていること、第3および第4の密閉要素が、第1および第2の密閉ビードの隣接する限界停止部に隣接する連結シールの限界停止部まで延びていること、ならびに、連結シールの第1および/もしくは第2の端部が限界停止部を有することが定められている。
【0011】
さらに、本発明によると、第1および/もしくは第2の密閉ビードが、第1および/もしくは第2の端部において長さ方向に整列した保持器部分であって、第1もしくは第2のベアリング面、ならびに内側面および外側面を含む、保持器部分を有することが定められうる。保持器部分の内側面および外側面は、第1もしくは第2のベアリング面により共に接続される。
【0012】
周囲に対して密閉された本発明の連結シールにより運ばれうるバルク品は、注ぐことができるすべての液体系(liquid systems)を含む。ここで、これらバルク品は、液体バルク品、および粒状バルク品、例えば微粒子もしくは粗粒子、であってよい。
【0013】
袋もしくは大袋、ならびに、例えばホースもしくはホース要素の形の輸送手段が、例えば可撓性容器と考えられうる。好適な容器はまた、例えば液体もしくは粒状のバルク品用の貯蔵タンクに用いられる、例えば大きな袋用の、いわゆるインライナー(inliners)により構成される。これらの容器は、例えば、プラスチック、織物および/もしくはフリース材料から作られてもよい。連結シールに接続された開口部の縁の近くの容器部分は、効果的には、柔軟に構成される。その結果、本発明の連結シールは、その第1の機能において、可撓性容器の開口部用のシールとして作用する。その第2の機能は、特に周囲に対して密閉された、ドッキング装置の形成において、相補的連結シールに連結するか、もしくはドッキングすることである。これにより、バルク品は、第1の容器から第2の容器へ、問題なく輸送されうる。
【0014】
連結シールのサイズは、密閉されるか、もしくは接続されるべき容器の開口部サイズに広く適応させられうる。例として、本発明の連結シールは、ほぼ10〜200cm、好ましくはほぼ15〜100cmの直径を備えた開口部を有することができる。したがって、ほぼ10〜200cm、好ましくは15〜100cmの開口部直径を有する容器、特に袋および輸送手段、例えばホース、は、本発明の連結シールを用いて密閉されるか、もしくはドッキングされることができる。
【0015】
本発明の連結シールもしくは第1および第2の密閉ビードならびに連結器シールは、長さ方向の拡張部を有し、この拡張部は、いずれの場合も連結シール、もしくは密閉ビードおよび連結シールの、第1の端部および反対側の第2の端部により境界を定められる。はっきり示されるように本発明の連結シールの特定の利点である、このような連結シールの長さ、すなわち第1の端部と第2の端部との間の距離は、広範囲にわたって変化してよく、例えばほぼ10〜400cm、好ましくはほぼ15〜315cmであってよい。連結シール、もしくは第1および第2の密閉ビードならびに連結器シールがX軸上で長さ方向に整列している場合、横方向もしくは斜めの、すなわちX軸に垂直な、伸長部もまた、広範囲にわたって変化してよい。例として、連結シールの高さ、すなわちZ方向における拡張部は、ほぼ10〜130mm、好ましくは20〜50mmであってよい。ここで、密閉ビードの高さは通例、ほぼ6〜100mm、好ましくは16〜40mmの値を有し、連結シールもしくは連結シールのビードの高さは、ほぼ4〜30mm、好ましくは4〜10mmの高さを有してよい。第1および第2の密閉ビードの限界停止部の高さは、例えばほぼ4〜10mmであってよい。第1および第2の密閉ビードの限界停止部のこの高さは、特に密閉ビードが保持器部分を有し、限界停止部によりX方向に出るときは必ず、連結シールの高さ、もしくはドッキングされるべき第2の連結シールの連結シールのビードの高さに適合するのが好ましい。第1および第2の密閉ビードの幅、すなわちY方向における拡張部は、いずれの場合も、好ましくはほぼ2〜10mm、特に2〜4mmであり、連結シールの幅は、好ましくは約5〜30mm、特に5〜10mmである。効果的な構成では、連結器シールは、内側面において隣接する第1および第2の密閉ビードよりも広く、連結シールのベアリング側面は、密閉ビードの停止側面(stop sides)にわたってベアリング側面の縦の縁で突出している。X、Y、およびZ寸法は、デカルトの座標系の軸に対応している。
【0016】
連結シールの第1および第2の密閉ビードは、周辺縁を形成し、これらの密閉ビードの内側面の相互依存的な取り付けによりしっかりと閉じられうる。密閉ビードは、好ましくは、非剛性材料、特に合成材料から作られる。密閉ビードに適した材料は、例えばポリエチレンおよびポリプロピレンである。専門家に既知である、また混合物の形の、基本的にすべての熱可塑性材料が、考慮に入れられる。あまり可撓性でないように設計された密閉ビードも、適切な断面がバルク品の通過のために可逆的に調整されうる限り、当然用いられうる。
【0017】
連結器シールについては、例えば合成材料もしくは金属で作られた、可撓性材料およびより剛性の材料の双方が用いられうる。適切な可撓性材料は、例えばポリオレフィンおよびポリエチレン、特にLDポリエチレン、ポリ塩化ビニル、およびポリエステルを含む。例えばポリアミド、ポリスチロール、ポリプロピレン、およびポリオキシアルキレンが、より剛性の合成材料として適している。連結器シール、特に連結シールのビードが押し出しによる押し出し外形(extrusion profile)によって製造されうる、材料、例えばポリエチレンが、特に好ましい。連結シールのビードは、相補的連結シールへのドッキングが生じうることが確実である限り、あらゆる基本的な形をとりうる。連結シールのベアリング側面は、平坦に構成されるのが好ましい。ビードの基本的な形は、ベアリング側面の上から見た場合に、基本的にはあらゆる形であってよく、例えば、まっすぐであるか、曲がっているか、もしくは波形になっていてよい。ビードの軌道は、ビードの上から見た場合に、まっすぐであるのが好ましい。このことは、好ましくは、ベアリング側面上に存在する連結シールの第3および第4の密閉要素にも影響を及ぼす。第3および第4の密閉要素は、密閉ビードの第1および第2の密閉要素と同様に、少なくとも1端部においてそれぞれの限界停止部まで直接延びる。
【0018】
密閉ビードの停止側面は、連結シールのベアリング側面に付けられたときにこれら停止側面が堅い終端部を形成しうるように形成されるのが好ましい。
【0019】
密閉ビードの断面は、基本的にはあらゆる形をとることができる。第1および第2の密閉ビードの断面形状は、周囲に対して密閉された連結シールが結果として生じるように、互いに、かつ/もしくは連結器シールに適合するのが好ましい。例として、ある実施形態の第1および第2の密閉ビードは、正方形もしくは矩形の断面を有しうる。さらなる好適な構成によると、第1および/もしくは第2の密閉ビードの断面は、送り側面から離れれば離れるほど、先細になる。この先細りは、連続的もしくは非連続的であってよい。例として、断面伸張部は、限界停止部の近くにおいて一定であってよく、限界停止部の後ろで、断面の先細りが始まりうる。この先細りは、特に好ましくはすぐに適用されないが、送り側面からさらに移動された点で適用される。したがって、この実施形態では、保持器部分もまた、均一な断面幅を少なくとも部分的に有する断面セグメントを有する。例えば(Y方向の)均一な幅が限界停止部の拡張部全体にわたって、例えば5〜10mmの拡張部にわたって延びるが、この変化していない断面伸長部は、断面が先細り始める前に、さらに5〜10mmにわたり依然として維持されうる。断面の先細りは、好ましくは、第1および/もしくは第2の密閉ビードの内側面がまっすぐな線上に実質的にとどまるようにされる。特に、送り側面から離れて先細る密閉ビードの部分は、本発明の連結シールに接続されるべき容器の縁用の、接続面として、好ましくは溶接面として、適している。可撓性容器の縁を接続面もしくは密閉ビードに結合することは、専門家に既知の手段を用いて、例えば接着剤、超音波、振動、もしくはレーザー溶接によって、行われうる。
【0020】
したがって、本発明の連結シールのさらなる進化により、第1および/もしくは第2の密閉ビードが、特に(Y方向における)厚さを備えた、(Z方向において)送り側面から離れた容器の開口部の縁用の、接続面、特に溶接面、を有することが確実になる。その厚さは、少なくとも一部で、限界停止部の近くの第1もしくは第2の密閉ビードの厚さよりも薄い。容器の縁は、送り側面まで到達し、またそれを越えてもよく、例えば、全面にわたって密閉ビードの内側面に接続されてもよいことが理解される。あるいは、容器の縁は、密閉ビードの外側面と接続されてもよい。
【0021】
好適な構成によると、第1および/もしくは第2の密閉ビードが、第1もしくは第2の限界停止部にわたって第1および/もしくは第2の端部で長さ方向に整列し、かつ停止側面から離れて横方向に整列した(Z方向)状態で、細長く、第1および/もしくは第2の限界停止部から延びる第1もしくは第2のベアリング面、ならびに内側面および外側面を含む保持器部分の形で第1および/もしくは第2の限界停止部に接続していることが確実とされ、特に、第1および/もしくは第2の限界停止部が、第2の連結シールの連結シールの限界停止部に取り付けられうるようになっている。保持器部分は、それぞれの限界停止部上で、X方向に、例えば10〜50mm、好ましくは20〜40mmの長さで、突出している。
【0022】
内側面を備えた第1および第2の密閉ビードが互いにしっかりと嵌まり、これらの密閉ビードの停止側面が実質的に共通面を形成する場合、第1および第2の密閉要素は通例、相補的な第3もしくは第4の密閉要素の中に絶対的に押し込まれうる。相補的連結シールの連結シールの限界停止部に取り付けられている第1および第2の密閉ビードの限界停止部、また同時に、第1の連結シールの限界停止部に取り付けられている第2の連結シールの第1および第2の密閉ビードの限界停止部によって、いずれの場合も、第1および第2の密閉ビードの相補的な第1および第2の密閉要素は、堅いドッキング装置を形成する際に、互いの中に押し込まれうる。同時に、連結器シールの第3および第4の密閉要素は、徐々に解放される。このドッキング処置は、前述の保持器部分により実質的に改善され、単純化されうる。保持器部分は、第1および第2の限界停止部を保持しながら、停止側面から離れた密閉ビードの延長部を作り上げる。したがって、保持器部分は、密閉ビードを備えた連続的な送り側面を有さず、むしろ、保持器部分のベアリング面が、接続されるべき袋の壁の方向に移動し、通常は、第1もしくは第2の限界停止部において角度を成して、好ましくは直角に、終端をなす。密閉ビードの保持器部分のベアリング面は、その送り側面に平行であるのが好ましい。
【0023】
保持器部分は、本発明の連結シールの操作をさらに相当に促進する。相補的連結シールを手動でドッキングすることで、保持器部分のベアリング面が、連結シールのベアリング側面の反対側の側面に付けられることができ、それによって、ドッキングされるべき連結シールの密閉ビードの停止側面は、おおよそ、密閉ビードもしくはそれらの第1および第2の密閉要素が第1の連結シールの相補的な第1および第2の密閉要素の中に直接導入されうる高さになる。
【0024】
同時に、以下のことが特に定められうる。横方向に整列した状態で(Z方向)、連結器シールは、限界停止部の近くでベアリング側面とベアリング側面の反対側の側面との間に厚さを有し、この厚さは、ベアリング面が第1もしくは第2の限界停止部に接する点における、第1および/もしくは第2の密閉ビードの保持器部分のベアリング面と、第1もしくは第2の密閉ビードの送り側面と、の間の距離に実質的に対応する。
【0025】
一般的に、バネ/溝接続部の相補的密閉要素が用いられうる。したがって、第1および第2の密閉ビードの密閉要素がいずれの場合も溝を構成し、連結シールの第3および第4の密閉要素がいずれの場合もバネを構成する点で、ある実施形態が目立っている。このバネは、第1もしくは第2の密閉ビードの溝に相補的であり、溝およびバネがいずれの場合も可逆的に係合されることができ、特に周囲に対して密閉されることができる。さらなる変形体によると、第1および第2の密閉ビードの第1および第2の密閉要素がいずれの場合もバネを構成し、連結シールの第3および第4の密閉要素が溝を構成することが定められている。溝は、第1もしくは第2の密閉ビードのバネに相補的であり、溝およびバネは、いずれの場合も可逆的に係合されることができ、特に周囲に対して密閉されることができる。あるいは、第1の密閉ビードの第1の密閉要素が溝を構成し、また第2の密閉ビードの第2の密閉要素がバネを構成すること、および連結シールの第3の密閉要素が第1の密閉ビードの溝に相補的なバネを構成し、連結シールの第4の密閉要素が第2の密閉ビードのバネに相補的な溝を構成することが確実とされてもよく、溝およびバネは、いずれの場合も可逆的に係合されることができ、特に周囲に対して密閉されることができる。
【0026】
第1および/もしくは第2の端部の近くで、特に長さ方向に整列した第1および/もしくは第2の端部の限界停止部の近くで、連結シールのビードが、ベアリング側面の反対側の側面から離れて延びる、特に離れた側壁、特に少なくとも一部で実質的に平行な壁、の形で、第2の連結シールの保持器部分を受容するための巻き取り装置(take-up device)、特に凹部、を有する場合、第1および第2の連結シールは、その後、特に問題なく連結されうる。
【0027】
ここで、巻き取り装置が、特に、この巻き取り装置の離間した側壁の少なくとも内側面、少なくともガイド要素、を有する場合に有利である。このガイド要素は、第2の連結シールの第1および/もしくは第2の密閉ビードの保持器部分の相補的なガイド要素と係合されうる。保持器部分は、本発明の連結シールの第1および第2の端部の近くに存在する。これらの向かい合った端部において、連結シールは、一般的に手で握られて、ドッキング処置を開始する。対応する連結シールの保持器部分が置かれうる凹部を備え付けられている連結器シールによって、第1および第2の密閉ビードは、挿入された隣接する第1および第2の保持器部分の十分な厚さがある場合にこれらの凹部の側壁を共に押すことにより、もはや連帯的に動かされることができる。シールを形成する、隣接する第1および第2の密閉ビードはその後、保持器部分がドッキング処置中にもはや凹部から抜けることができないときは必ず、先に述べたように、特に十分に、また問題なく、相補的連結シールに接続される。このことは、相補的なガイド要素を用いることにより成功し、このガイド要素は、互いに係合されることができ、ゆえに、実質的に拘束された状態で存在する。
【0028】
したがって、本発明の連結シールは、好ましくは、少なくとも1つのガイド要素を外側面に備えた、第1および/もしくは第2の密閉ビードの少なくとも1つの保持器部分を有する。このガイド要素は、第2の連結シールの連結シールの相補的なガイド要素に係合されることができる。連結シールであって、第1もしくは第2の密閉ビードの送り側面および連結シールのベアリング側面が、少なくともある区域で接続された状態で、互いにしっかりと嵌まるか、もしくは互いにしっかりと嵌められうるように、第1および第3の密閉要素ならびに/もしくは第2および第4の密閉要素が互いに適合する、連結シールが、ここでは特に適している。
【0029】
本発明によると、第3および第4の密閉要素は、互いからある距離だけ離れているので、第1もしくは第2の密閉要素に接続された状態で、第1および第2の密閉ビードの内側面が、互いにしっかりと嵌まるか、もしくは互いにしっかりと嵌められることができ、特に少なくともある区域でしっかりと密閉すること、も定められる。
【0030】
第1および第2の密閉要素は、効果的には、長さ方向に整列して、実質的に同じ長さである。このことは、平行に延びるのが好ましい第3および第4の密閉要素に同様に当てはまるのが好ましい。
【0031】
第1および第3の密閉要素ならびに/もしくは第2および第4の密閉要素が長さ方向に整列して実質的に同じ長さである、連結シールもまた、特に好ましい。
【0032】
保持器部分もしくは第2の連結シールの第1および第2の保持器部分を巻き取る装置が、第1の連結シールの連結シールのビードに、1層で(one-storied)もしくは単独で、接続可能であるか、または接続されることができる。効果的な構成では凹部の形をとる、この装置は、好ましくは、別個の構成要素として、特にその第1および/もしくは反対側の第2の端部において、例えば差込式の接続もしくはクリップ接続により、ビードに接続されることができる。ゆえに、ビードおよび装置は、第2の連結シールの保持器部分を巻き取るために別個に作られうる。
【0033】
第1および第2の密閉ビードは、別個に、また互いに接続されて、存在しうる。特に閉じた外辺を形成する際に、第1および第2の密閉ビードが、いずれの場合も、それらの隣接する端部によって、特に隣接する保持器部分によって、かつ/もしくは隣接する限界停止部の限界停止部に隣接する内側面区域によって、互いに接続されることが好ましい。したがって、少なくとも、隣接する保持器部分の隣接する内側面の区域が接続されるのが好ましい。第1および第2の密閉ビードの隣接する限界停止部に隣接する内側面領域は、また、例えばフィルムヒンジを形成することにより、互いに接続されるか、もしくは少なくとも一部で密閉されるのが特に好ましい。
【0034】
本発明によると、連結シールは同様に、密閉ビードが、少なくとも一部で単独もしくは1層で、特に袋もしくは輸送手段の形の、可撓性容器の開口部の縁に接続されている、実施形態を含む。
【0035】
本発明の第2の連結シールに対する本発明の第1の連結シールの特に確実なドッキングは、特に少なくとも1つのピンもしくは差込物の形で、連結シールの第1および/もしくは第2の端部、特に限界停止部の中および/もしくは上、に存在する、少なくとも1つの第1の調節手段により行われ、この第1の調節手段は、接続されるべき第2の連結シールの第2の調節手段を受容し、特に、連結されるべきドッキング可能な、もしくは第2の、連結シールの第1および/もしくは第2の密閉ビードの限界停止部の中および/もしくは上の相補的な調節手段を受容する。
【0036】
調節手段のピンおよび/もしくは差込物は、好ましくは、例えば矩形、三角形、正方形もしくは五角形の形の、断面の幾何学的外形で設計され、このピンおよび/もしくは差込物は、第2の連結シールの相補的な第2の調節手段でロックすることによって、噛み合わせられる(meshed)べき第1および第2の連結シールの第1および第2の密閉要素の必要な整列を自動的に確実にする。
【0037】
ドッキング処置は、特に少なくとも1つのピンもしくは差込物の形で、第1および/もしくは第2の密閉ビードの第1および/もしくは第2の端部の上、特に限界停止部の中および/もしくは上、に存在する、少なくとも第2の調節手段により容易になる。この第2の調節手段は、接続されるべき第2の連結シールの相補的な調節手段を受容し、特に連結されるか、もしくはドッキングされるべき第2の連結シールの連結シールの限界停止部の中および/もしくは上の相補的な調節手段を巻き上げる。
【0038】
さらに、特に長さ方向に整列した、少なくとも第1および/もしくは第2の保持器部分のベアリング面上に第1のセンタリング手段がある、連結シールが好ましく、この第1のセンタリング手段は、ベアリング側面の反対側にある、連結されるか、もしくはドッキングされるべき連結シールの連結シールの側面上の相補的な第2のセンタリング手段と係合されうる。
【0039】
例えば保持器部分のベアリング面上の長さ方向に整列したリンク、または長さ方向に整列した凹部もしくは溝の形で、センタリング手段を設けることにより、2つの連結シールの確実で問題のないドッキングがここでも改善されうる。これらの第1のセンタリング手段は、接続されるべき第2の連結シールの連結シールのビードのベアリング側面の反対側の側面に位置する相補的な第2のセンタリング手段に係合するか、もしくはスナップで取り付けられ、少なくとも隣接する端部の近くにおいて、第1および第2の連結シールの密閉ビードの相互の軸方向整列を確実にする。
【0040】
したがって、本発明によると、連結シールのベアリング側面の反対側の側面上の、特に長さ方向に整列した、少なくとも第2のセンタリング手段がある、連結シールも含まれる。この第2のセンタリング手段は、連結されるか、もしくはドッキングされるべき連結シールの第1および/もしくは第2の保持器部分のベアリング面上の相補的な第1のセンタリング手段と係合されうる。
【0041】
さらなる変形実施形態では、本発明の連結シールは、ドッキング中に、相補的な第2の連結シールにより、連結器シールの第3および第4の密閉要素が、第1および第2の密閉ビードの第1および第2の密閉要素との接続された接続部から完全に引き出されず、むしろ、連結シールの第1および第2の密閉ビードの第1および第2の密閉要素、一部において連結シールの第3および第4の密閉要素と依然として係合しているように、設計される。
【0042】
さらなる態様によると、本発明の目的は、特に周囲に対して密閉された、ドッキング装置であって、バルク品を出すか、充填するか、もしくは再充填する、ドッキング装置により解決され、このドッキング装置は、請求項のうちいずれか1項において主張されるような、第1および第2の連結シールを含み、それによって、第1の連結シールの第1および第2の密閉ビード、ならびに第2の連結シールの第1および第2の密閉ビードは実質的に同じ長さであり、それによって、第1の連結シールの第1および第2の密閉ビードの第1および第2の密閉要素は、第2の連結シールの第1および第2の密閉ビードの第1および第2の密閉要素に相補的であり、このため、特に周囲に対して密閉された、第1および第2の連結シールの第1および第2の密閉ビードは、可逆的に互いに対して接続されることができるか、もしくは接続される。
【0043】
同時に、第1および/もしくは第2の連結シールが、特に入れ物(receptacle)もしくは輸送手段の形の、可撓性容器に、別個にもしくは1層で、接続されうるか、もしくは接続されることが特に確実になりうる。本発明のドッキング装置の特定の利点も、実質的に同一の2つの連結シールが用いられてよく、ゆえに、材料および構築の費用を徹底的に低下させるという事実に基づいて立証される。
【0044】
本発明のドッキング装置のさらなる進化により、一部において第1および第2の連結シールがドッキングされた状態で、第1の連結シールの連結シールの第3および第4の密閉要素が、第1の連結シールの第1および第2の密閉ビードの第1および第2の密閉要素と係合されたままであること、ならびに/もしくは第2の連結シールの連結シールの第3および第4の密閉要素が、一部においてドッキングされた状態で、第2の連結シールの第1および第2の密閉ビードの第1および第2の密閉要素と係合されたままであることも、確実となる。
【0045】
さらなる態様によると、本発明の根底にある目的は、特に周囲に対して密閉された、容器を空にするか、充填するか、もしくは再充填する方法によって解決され、この方法は、
少なくとも第1の、少なくとも部分的に閉じた本発明の連結シールを含む、特に本発明の容器の、少なくとも開口部領域において可撓性の第1の容器を準備するステップと、
少なくとも第2の、少なくとも部分的に閉じた本発明の連結シールを含む、特に本発明の容器の、少なくとも開口部領域において可撓性の第2の容器を準備するステップと、
第1の連結シールの第1の密閉ビードの第1の密閉要素の第1の端部を、第2の連結シールの第1の密閉ビードの相補的な第1の密閉要素の第1の端部に取り付け、第1の連結シールの第2の密閉ビードの第2の密閉要素の第1の端部を、第2の連結シールの第2の密閉ビードの相補的な第2の密閉要素の第1の端部に取り付けるステップであって、いずれの場合にも、第1および第2の連結シールの相補的な第1および第2の密閉要素が、軸方向運動により係合されうる、ステップと、
軸方向移動により、いずれの場合も相補的な第1および第2の密閉要素を相互依存的に噛み合わせるステップであって、それによって、好ましくは第1の連結シールの連結シールの第1の端部が第1の連結シールの第2の端部の近くに来るまで、また、第2の連結シールの連結シールの第1の端部が、第1の連結シールの第2の端部の近くに来るまで、第1および第2の連結シールの連結器シールの第3および第4の密閉要素が、第1もしくは第2の連結シールの第1および第2の密閉要素との接続から連続して解放され、特に本発明のドッキング装置を形成する、ステップと、
第1の容器から第2の容器に、もしくは第2の容器から第1の容器に、バルク品を運ぶステップと、
第1の連結シールの連結シールの第1の端部を、この連結シールの第1の端部の方向に動かし、第2の連結シールの連結シールの第1の端部を、この連結シールの第1の端部の方向に動かすステップであって、特に第1の連結シールの第1および第2の密閉要素が、第2の連結シールの相補的な第1および第2の密閉要素ともはや係合されなくなるまで、第1の連結シールの連結シールの第3および第4の密閉要素が、第1の連結シールの第1および第2の密閉ビードの相補的な第1および第2の密閉要素と連続的に係合され、そして第2の連結シールの連結シールの第3および第4の密閉要素が、第2の連結シールの第1もしくは第2の密閉ビードの相補的な第1および第2の密閉要素と連続的に係合されて、第1および第2の容器が互いから分離される、ステップと、
を含む。
【0046】
特に好ましいのは、第1の連結シールの連結シールの限界停止部が、第2の連結シールの第1および第2の密閉ビードの限界停止部まで前進させられ、また、第2の連結シールの連結シールの限界停止部が、第1の連結シールの第1および第2の密閉ビードの限界停止部まで前進させられ、特に互いにしっかりと嵌められる、方法であって、少なくとも限界停止部の近くで、第1の連結シールの連結シールのベアリング側面は、第2の連結シールの第1および第2の密閉ビードの停止側面に実質的に平行に延び、かつ/もしくは、第2の連結シールの連結シールのベアリング側面が、第1の連結シールの第1および第2の密閉ビードの停止側面に実質的に平行に延びている、方法である。
【0047】
本発明の方法のさらなる進化は、第1の連結シールの第1および第2の保持器部分の第1および第2のベアリング面が、第2の連結シールの連結シールのビードのベアリング側面の反対側の側面に、軸方向に整列して取り付けられ、かつ/もしくは第2の連結シールの第1および第2の保持器部分の第1および第2のベアリング面が、第1の連結シールの連結シールのビードのベアリング側面の反対側の側面に取り付けられる、という事実に基づいている。
【0048】
さらに、好適な構成では、本発明の方法は、第2の連結シールの連結シールの凹部の中に挿入されるべき第1の連結シールの第1および第2の保持器部分、ならびに/もしくは、第1の連結シールの連結シールの凹部の中に挿入されるべき第2の連結シールの第1および第2の保持器部分を提供する。
【0049】
本発明の驚くべき認識は、あらゆる公称幅(any nominal widths)のための非常に可撓性の連結シールですら、周囲に対して密閉されたビード様連結シールによって密閉されうることであった。さらに、本発明の驚くべき認識は、これらのシステムが、共通の限界停止部を備え付けられると、周囲に対して密閉されたドッキング装置を形成する際に、相補的な連結シールシステムと問題なく接続されうることである。
【0050】
本発明のさらなる特徴および利点は、以下の説明から明らかになるであろう。以下の説明では、本発明の連結シールおよびドッキング装置の実施形態が、概略的な図により詳細に説明されている。
【0051】
図1は、本発明の連結シール1の好ましい実施形態の第1の端部3の周りの区域を示している。連結シール1は、第1の密閉ビード5、第2の密閉ビード7、および連結器シール9で構成されている。第1および第2の密閉ビードは、可撓性の袋の前側壁および後側壁に、1層で接続されてよい。例示された実施形態では、(Y−Z平面における)本発明の第1および第2の密閉要素の断面は一定であり、まず、送り側面から開始している。したがって、限界停止部、および保持器部分の一部(凹部61から離れている)の双方は、(Y方向において)実質的に一定の断面を有する。縁41および43から開始して、第1もしくは第2の密閉ビードは、それらが比較的薄壁の断面になるまで、先細になる。例示された変形体では、結果として得られるごく小さな断面が、特定の長さにわたって維持される。この先細りは、特に好ましくは、密閉ビードの外壁の輪郭に影響を及ぼすが、内壁の輪郭には影響を与えない。密閉ビードの内壁は、図示のとおり、好ましくは1つの平坦な平面に位置してよい。
【0052】
内側ならびに外側の、密閉ビードの先細部分は、周囲に対して密閉された、接続されるべき容器の可撓性の袋の縁のための、好適な溶接面を構成する。第1の密閉ビード5および第2の密閉ビード7は、それぞれの第1の端部3において、限界停止部15もしくは17を備え付けられている。さらに、第1の密閉ビード5は、長さ方向の溝の形で、第1の密閉要素19を有し、第2の密閉ビード7は、長さ方向のバネの形で、第2の密閉要素21を有している。溝19、およびバネ21は、いずれの場合も、第1の密閉ビード5の送り側面23、および第2の密閉ビード7の送り側面25の上に配列されている。さらに、第1の密閉ビード5および第2の密閉ビード7は、少なくとも第1の端部3上に、保持器部分27もしくは29を有する。
【0053】
密閉ビード5および7は、第1の端部3と第2の端部31(不図示)との間で、長さ方向の整列を有する、すなわち、停止側面23および25は、長さ方向に整列して(X方向)、第1の端部と第2の端部との間に延在する。各密閉ビードは、この長さ方向の整列に対して横方向の厚さもしくは幅(第1および第2の密閉ビードのそれぞれの外側面33、35と内側面37、39との間の距離(Y方向))を有する。さらに、同様に長さ方向に対して横方向の各密閉ビードもしくは密閉ビードの基本的な本体(base body)は、高さ拡張部(Z方向)を有し、この高さ拡張部は、一方では停止側面23もしくは25によって、他方では縁75および77によって、特徴付けられる。
【0054】
第1の密閉ビード5もしくは第2の密閉ビード7の限界停止部15および17の上に延びるのは、いずれの場合も保持器部分27もしくは29である。これらの保持器部分は、長さ方向に整列した、密閉ビード5、7の延長部を表している。それぞれの保持器部分27および29は、限界停止部15および17が終わるところでZ方向において開始している。限界停止部15および17は、好ましくは、直角で保持器部分27および29に結合する。密閉ビード5、7のように、これらの保持器部分は、保持器部分の構成要素として外側面および内側面を有する。保持器部分27、29の外側面33a、35aおよび内側面37a、39aは、一般的に、限界停止部の向こう側の密閉ビードの内側面37、39および外側面33、35と共に、単一の面を継ぎ目なく形成する。例示された実施形態では、保持器部分のこれらの外側面および内側面は、第1の密閉ビード5もしくは第2の密閉ビード7の送り側面23、25に平行に延びる、ベアリング面45、47によって接続されている。第1の密閉ビード5および第2の密閉ビード7の保持器部分25、27の内側面35a、39aは、同様に、互いにしっかりと嵌められており、また、好ましくは互いに強固に接続されている。それぞれの第1の端部3および第2の端部31、ゆえに、それぞれの限界停止部15、17が互いに隣接するように、第1の密閉ビード5および第2の密閉ビード7の内側面35、39が互いにしっかりと取り付けられている場合、それぞれの限界停止部の面は、図1に示されるとおり、共通の、湾曲しているか、もしくは平坦な、特に平坦な、平面にある。さらに、第1および第2の密閉ビードの保持器部分27、29のベアリング面45、47、ならびに第1の密閉ビード5および第2の密閉ビード7の停止側面23、25も湾曲するか、もしくは平坦な平面、特に平坦な平面を形成するように、第1の密閉ビード5および第2の密閉ビード7の限界停止部15、17双方が、少なくともZ方向において均一に寸法決めされる。
【0055】
加えて、本発明のシール1は、連結器シール9を有する。この連結器シール9は、密閉ビードの第1の端部と第2の端部との間に、ビード49の形で長さ方向拡張部を有する。このビード49は、ベアリング側面51を備え付けられており、ベアリング側面51上に、長さ方向に整列し、互いに隣接した、第3の密閉要素53および第4の密閉要素55がある。例示された実施形態では、第3の密閉要素53は、バネを構成し、第4の密閉要素55は、溝を構成する。第3の密閉要素53は、第1の密閉ビード5の溝の形の第1の密閉要素19に相補的である。第4の密閉要素55は、第2の密閉ビード7のバネの形の第2の密閉要素21に相補的である。連結シール9の第1の端部3aにおいて、限界停止部57があり、この限界停止部57は、第1の端部において、ベアリング側面51と、ベアリング側面の反対側の側面59との間に延在している。図1から明らかなように、接続された状態において、連結器シール9は、周囲に対して密閉された第1の密閉ビード5および第2の密閉ビード7を閉じることを可能にする。ここで、第1の密閉要素19および第3の密閉要素53、もしくは第2の密閉要素21および第4の密閉要素55は、第1および第2の密閉ビードの停止側面23、25が、いずれの場合も、連結シール9のベアリング側面51上にしっかりと密閉されるように、互いに適合している。さらに、連結シール9の第3の密閉要素53および第4の密閉要素55からの距離、ならびに、(Y方向における)第1の密閉要素19および第2の密閉要素21の厚さは、閉じた、すなわち接続された状態において、第1の密閉ビード5および第2の密閉ビード7のそれぞれの内側面37、39が、互いにしっかりと嵌まるように、選択される。保持器部分27、29は、いずれの場合も、ガイド要素61をさらに備え付けられており、これについて、操作が以下により詳細に説明される。
【0056】
図1から明らかなように、連結シール9の限界停止部57の厚さもしくは高さ(すなわちZ方向の拡張部)は、(同様にZ方向に整列した(in Z alignment))第1および第2の密閉ビードの限界停止部15、17の高さと実質的に同じである。
【0057】
例示されるように、第1の端部3aの近くの連結器シール9は、実質的に平行な側壁63、65を有する。この側壁は、ビード49から離れて延びており、チャネル様凹部67をそれら側壁の間に形成している。これらの側壁63、65の外側面に、手動の操作方法を容易にするための突出部69が設けられている。
【0058】
図1に示されるように、限界停止部の近くの(Y方向における)密閉ビード5、7の厚さは、好ましくは、袋の壁を接続するための溶接面11、13の近くの厚さよりも厚い。密閉ビードから袋の壁への移行は、不規則に続きうる。
【0059】
図2は、ドッキング処置直前の、本発明の2つの連結シール1、1’を示す。初期ステップにおけるドッキング処置の目的は、第1の連結シール1および第2の連結シール1’の相補的な第1の密閉要素19、19’、ならびに第1の連結シール1および第2の連結シール1’の相補的な第2の密閉要素21、21’が、本発明の連結シール1、1’または連結器シール9;9’および/もしくは密閉ビード15、17;15’、17’を長さ方向に整列した状態で相互依存的に移動させることによって互いに連結されうるように、第1の連結シール1の第1の密閉ビード5および第2の密閉ビード7の限界停止部15、17を、第2の連結シール1’の連結シール9’の限界停止部57’と接触させ、また、第2のシール1’の第1の密閉ビード5’および第2の密閉ビード7’の限界停止部15’、17’を、第1の連結シール1の連結シール9の限界停止部57と接触させることである。このことは、連結器シール9’、9の凹部67’もしくは67の中に挿入されうる、保持器部分27、29および27’、29’が使用される場合に特に信頼度が高いことが分かっている。第1の連結シール1および第2の連結シール1’の確実なドッキングは、第1および第2の連結シールの相補的な第1の密閉要素19、19’および相補的な第2の密閉要素21、21’がいずれの場合も妨害されずに互いに係合することを必要とし、それによって、それぞれの連結シール9、9’は、引き続いて押されて、これらの密閉要素との接続から外れる。この目的のため、第1の連結シール1の第1の密閉ビード5および第2の密閉ビード7の限界停止部15、17の高さは、第2の連結シール1’の連結シール9’の凹部67’内にある保持器部分27、29のベアリング面45、47が、連結シール9’のベアリング側面51’の反対側の側面59’と接触しているときは必ず、第1の連結シール1の第1の密閉ビード5および第2の密閉ビード7の停止側面23、25が、第2の連結シール1’の連結シール9’のベアリング側面51’の高さに実質的に位置するように(Y方向において)なっている。同様に、第2の連結シール1’の第1の密閉ビード5’および第2の密閉ビード7’の限界停止部15’、17’の寸法は、第1の連結シール1の連結シール9の限界停止部57に適合する。
【0060】
凹部67、67’を形成している、第1の連結シール1および第2の連結シール1’の連結器シール9、9’の側壁63、65;63’、65’の内側面は、ガイド要素71、71’を備え付けられており、これらのガイド要素71、71’は、ドッキング処置中に、それぞれの保持器部分25、27もしくは25’、27’の外側面33、33’上の相補的なガイド要素61もしくは61’に係合する。これらの相補的なガイド要素61、71’もしくは61’、71の位置は、連結されるべき第1および第2の連結シールの第1および第2の密閉ビードの相補的な第1および第2の密閉要素が、問題なく互いの中に誘導されうるように、選択される。特に手動の、ドッキング処置中における、連結シール9の凹部67、67’を形成している側壁63、65のさらなる目的は、好ましいグリップもしくは保持点として役立つことである。この場合、特に確実なドッキングは、第1の連結シール1の保持器部分25、27および第2の連結シール1’の連結器シール9’による、ガイド要素の相補的な噛み合いを用いて完了されうる。このようにいずれの場合にもしっかりと嵌まる本発明の連結シールの密閉ビードは、ドッキング処置中に、安全かつ確実に運ばれる。
【0061】
第1の連結シール1の第1の密閉ビード5および第2の密閉ビード7の保持器部分27、29は、第2の連結シール1’の連結シール9’の凹部67’の中にスナップ嵌めされるが、このことは、第2の連結シール1’の第1の密閉ビード5’および第2の密閉ビード7’の保持器部分27’、29’でも同様に生じ、保持器部分27’、29’は、第1の連結シール1の連結シール9の凹部67にスナップ式に取り付けられる。
【0062】
図2から既に明らかなように、本発明のドッキング装置の利点はまた、形成されることが可能な、本発明の2つの同一の連結シール1、1’から成る。このことは、ここでも、周囲に対して密閉されたドッキング装置を製造するための構築および材料の費用の最小化をもたらす。
【0063】
図3は本発明のドッキング装置101を示し、本発明の連結シール1、1’の双方が、それぞれの隣接する第1の端部3、3’の近くで連結されている。この配列は、矢印記号により図2に示されるように、連結シール1、1’により得られ、この連結シール1、1’は、相互依存的に取り付けられるまで、互いに対して動かされる。このプロセスにおいて、第1の連結シール1の第1の密閉ビード5および第2の密閉ビード7の保持器部分25、27のベアリング面45、47は、第2の連結シール1’の連結シール9’に取り付けられ、第2の連結シール1’の第1の密閉ビード5’および第2の密閉ビード7’のベアリング面は、第1の連結シール1の連結器シール9に取り付けられる。同様に、第1の連結シール1の第1の密閉ビード5および第2の密閉ビード7の限界停止部15、17は、第2の連結シール1’の連結シール9’の限界停止部57’上に位置し、第2の連結シール1’の第1の密閉ビード5’および第2の密閉ビード7’の限界停止部15’、17’は、第1の連結シール1の連結シール9の限界停止部57上に位置する。ここで、第1の連結シール1の第1の密閉ビード5および第2の密閉ビード7の保持器部分27、29は、第2の連結シール1’の連結シール9’の凹部67’の中にあり、第2の連結シール1の第1の密閉ビード5’および第2の密閉ビード7’の保持器部分27’、29’は、本発明の第1の連結シール1の連結シール9の凹部67の中にある。例示された実施形態では、第1の連結シール1および第2の連結シール1’の連結器シール9、9’は、第1の連結シール1および第2の連結シール1’の密閉ビード5、5’、7、7’と同じように、可撓性合成材料で作られる。
【0064】
この実施形態では第1の連結シール1もしくは第2の連結シール1’に確実に接続された、連結器シール9、9’を保持するために、凹部の側壁の内側面上の相補的なガイド要素を使用することもまた、特に有能であると分かった。このような実施形態の特に好ましい例は、連結シール9の凹部67を形成する側壁63、65が、それらの向かい合った内側面に設けられた、他のクランプ要素もしくは据え付け要素を有する場合である。これらのクランプ要素もしくは据え付け要素は、例えば図4に示されるように、いずれの場合も反対側の側壁の方向を向いている突出部73であってよく、この突出部73は、ベアリング側面51の反対側の側面53からできるだけ離れて配列される。
【0065】
連結されたドッキング装置が、連結シール1、1’を相互依存的に動かすことにより得られうる(図3の矢印を参照)。
【0066】
図4は、接続された状態にある本発明のドッキング装置101を示す。ここで、長さ方向に広がる全長にわたって、第1の連結シール1および第2の連結シール1’の第1の密閉ビード5、5’は、それらの相補的な第1の密閉要素19、19’を介して、互いにしっかりと接続され、第1の連結シール1および第2の連結シール1’の第2の密閉ビード7、7’は、それらの相補的な第2の密閉要素21、21’を介して、互いにしっかりと接続されている。例示された実施形態では、第1の連結シール1および第2の連結シール1’のそれぞれの連結器シール9、9’は、保持器部分27、29もしくは27’、29’により、それぞれの密閉ビードに接続される。この実施形態では、連結器シール9、9’の密閉要素53、55;53’、55’は、もはや第1の連結シール1もしくは第2の連結シール1’の密閉要素と噛み合っていない。当然のことながら、連結器シールの端部における一部分が、一部において第1および第2の密閉要素と不変に接続した状態に依然としてとどまる点まで、第1の連結シール1および/もしくは第2の連結シール1’の連結器シールを、これらの連結シールの第1および第2の密閉要素から引っ張ることは同様に可能である。
【0067】
特に好ましい実施形態では、限界停止部の近く、特にまた保持器部分27、29;27’、29’の内側面の近くの、本発明の連結シール1、1’の第1の密閉ビード5;5’および第2の密閉ビード7;7’の内側面35、39;35’、39’は、例えば接着されるか、もしくは一体となって、持続的にしっかりと互いに接続される。
【0068】
本発明の連結シール1、1’もしくは本発明のドッキング装置101によって、バルク品を出すか、もしくは充填し、かつ/もしくは再充填する、本発明の方法が、前述の図により以下に説明される。よりよい例示のために、本発明の第1の連結シール1は、図3に示されるように、例えば食品産業で使用される製品用のいわゆる大きな袋に用いられるような、インライナーの開口部を閉じることとされるべきである。この場合、本発明の第2の連結シール1’は、可撓性の充填機ホースの開口部を表すものであり、このホースは、貯蔵タンクに接続される。いずれの場合にも閉じた状態で存在する連結シール1、1’は、まず、図2および図3に示されるように、接続されるべきそれらの限界停止部15、17;15’、17’の近くで互いに誘導されなければならない。ここで、保持器部分がいずれの場合も相互依存的に取り付けられるまで、第1の連結シール1の保持器部分27、29は、第2の連結シール1’の連結シール9’の凹部67’に挿入され、第2の連結シール1’の保持器部分27’、29’は、第1の連結シール1の連結シール9の凹部67に挿入される。限界停止部は、第1の連結シール1の第1の密閉ビード5の第1の密閉要素19が、第2の連結シール1’の第1の密閉ビード5’の相補的な第1の密閉要素19’に係合し、また、第1の連結シール1の第2の密閉ビード7の第2の密閉要素21が、第2の連結シール1’の第2の密閉ビード7’の相補的な第2の密閉要素21’に係合するように、この処置ステップにおいて存在する。本発明の連結シール1、1’双方のためのドッキングは、第1の連結シール1の密閉ビード5、7の上で(図4において左に)第2の連結シール1’の密閉ビード5’、7’を引っ張るように保持されている第1の連結シール1の連結シール9の凹部67の側壁63、65により完了されることができる。ここで、第1の連結シール1および第2の連結シール1’の停止側面23、23’25、25’は、互いの上をスライドする。
【0069】
代わりに、第2の連結シール1’の連結シール9’の側壁63’、65’は、第2の連結シール1’の密閉ビード5’、7’と、先に示したように(図3において右側に)第1の連結シール1の第1の密閉ビード5および第2の密閉ビード7を接続するように保持されうる。加えて、第1の連結シール1および第2の連結シール1’の連結器シール9、9’の側壁63、65;63’、65’を保持することによって、これらのシールの密閉ビードを互いに向かって、また互いに対して、動かす可能性がある。これらの変形体のそれぞれは、図4に示されるように、接続されたドッキング装置101をもたらす。このドッキング装置は、第1の連結シール1の相補的な第1の密閉要素19および第2の密閉要素21に再び挿入されている第1の連結シール1の第3の密閉要素53および第4の密閉要素55によって、周囲に対して密閉されていたところで、いまや再び分離されてよい。ここで、第2の連結シール1’の第1の密閉要素19’および第2の密閉要素21’は、第2のシールの相補的な第3の密閉要素53’および第4の密閉要素55’に自動的に再び挿入される。したがって、接続されるべき連結シール1、1’は、ドッキング処置中に自動的に開かれ、これらのシールは、分離されると、いずれの場合も自動的に再び閉じる。
【0070】
よって、ドッキングされた状態で、バルク品は、貯蔵タンク、例えばサイロから大きな袋のインライナーの中に充填されることができる。充填処置が完了し、それ以上バルク品材料が運ばれていない場合、ドッキング装置は、前述のように、再び切り離されてよい。処置全体にわたって、インライナーの中に充填されるバルク品は抜け落ちることができず、また外部からの成分はバルク品材料を汚染することができないことが確実になる。
【0071】
前述の説明、図、および特許請求の範囲において開示された本発明の特徴は、その様々な実施形態において個々に、また任意の組み合わせで本発明を実施するのに必須でありうる。
【0072】
〔実施の態様〕
(1)少なくとも一部において可撓性の容器のための連結シール(1)において、
長さ方向に広がった(X方向)第1の端部(3)および反対側の第2の端部(31)、内側面(37)、外側面(33)、ならびに送り側面(23)を備えた第1の密閉ビード(5)であって、前記送り側面は、前記内側面および前記外側面を共に結合し、それによって、前記送り側面(23)は、少なくとも一部で、長さ方向に広がった少なくとも1つの第1の密閉要素(19)を有する、第1の密閉ビード(5)と、
長さ方向に広がった第1の端部(3)および反対側の第2の端部(31)、内側面(39)、外側面(35)、ならびに送り側面(25)を備えた第2の密閉ビード(7)であって、前記送り側面は、前記内側面および前記外側面を共に結合し、それによって、前記送り側面(25)は、少なくとも一部で、長さ方向に広がった少なくとも第2の密閉要素(21)を有し、それによって、前記第1の密閉ビード(5)および前記第2の密閉ビード(7)の前記第1の端部(3)および前記第2の端部(31)は、前記密閉ビードの前記内側面(37、39)の相互依存的な位置付けにより、いずれの場合も隣接し、また、それによって、前記第1の密閉要素(19)および前記第2の密閉要素(21)は、隣接する前記第1の端部(3)および/もしくは隣接する前記第2の端部(31)まで延びる、第2の密閉ビード(7)と、
連結器シール(9)であって、長さ方向に広がった第1の端部(3a)および第2の端部(31a)を備えたビード(49)であって、それによって、前記第1および/もしくは第2の端部は限界停止部(57)を有する、ビード(49)、ならびにベアリング側面(51)を含み、前記ベアリング側面(51)は、少なくとも一部で前記ベアリング側面(51)上において長さ方向に広がった第3の密閉要素(53)を含み、前記第3の密閉要素(53)は、前記第1の密閉要素(19)に可逆的に接続されるか、もしくは接続されることができ、特に周囲に対して密閉され、この目的のために少なくとも一部で第4の密閉要素(55)からある距離を置いており、特に等距離で離れており、前記第4の密閉要素(55)は、前記第2の密閉要素(21)に可逆的に接続されるか、もしくは接続されることができ、特に周囲に対して密閉される、連結器シール(9)と、
を含む、連結シール。
(2) 実施態様1に記載の連結シール(1)において、
前記連結シール(9)の前記第1および/もしくは第2の端部は、限界停止部(57)を有し、前記第1の密閉ビード(5)の前記第1の端部(3)および/もしくは前記第2の端部(31)は、限界停止部(15)を有し、前記第2の密閉ビードの前記第1の端部(3)および/もしくは前記第2の端部(31)は、限界停止部(17)を有し、それによって、いずれの場合も、前記連結シールの、また前記第1および第2の密閉ビードの、隣接する端部は、限界停止部(15、17)を有し、前記第1の密閉要素(19)および前記第2の密閉要素(21)は、前記第1の密閉ビード(5)および前記第2の密閉ビード(7)の隣接する前記限界停止部(15、17)まで延び、前記第3の密閉要素(53)および前記第4の密閉要素(55)は、前記第1および第2の密閉ビードの前記互いに隣接する限界停止部に隣接する前記連結シール(9)の前記限界停止部まで延びること、ならびに、
前記連結シール(9)の前記第1および/もしくは第2の端部は、限界停止部(57)を有することを特徴とする、連結シール。
(3) 実施態様1または2に記載の連結シール(1)において、
前記第1の密閉ビード(5)および/もしくは前記第2の密閉ビード(7)は、前記第1の端部(3)および/もしくは前記第2の端部(31)において長さ方向に整列した保持器部分(27、29)であって、第1のベアリング面(45)もしくは第2のベアリング面(47)、ならびに内側面(37a、39a)および外側面(33a、35a)を含む、保持器部分(27、29)を有することを特徴とする、連結シール。
(4) 実施態様1〜3のいずれかに記載の連結シール(1)において、
前記第1の端部(3)および/もしくは前記第2の端部(31)において長さ方向に整列した前記第1の密閉ビード(5)および/もしくは前記第2の密閉ビード(7)は、前記第1の限界停止部(15)もしくは前記第2の限界停止部(17)にわたって、また前記停止側面(23、25)から離れて横方向に整列した(Z方向)状態で、細長く、前記第1の限界停止部(15)および/もしくは前記第2の限界停止部(17)から延びる第1のベアリング面(45)もしくは第2のベアリング面(47)、ならびに内側面(37a、39a)および外側面(33a、35a)を含む保持器部分(27、29)の形で前記第1の限界停止部(15)および/もしくは前記第2の限界停止部(17)と接触しており、特に前記第1の限界停止部(15)および/もしくは前記第2の限界停止部(17)は、第2の連結シールの連結シールの限界停止部にもたれかかることができることを特徴とする、連結シール。
(5) 実施態様2〜4のいずれかに記載の連結シール(1)において、
前記ベアリング側面(51)と前記ベアリング側面の反対側の側面(59)との間で横方向に整列した(Z方向)前記連結器シール(9)は、前記限界停止部(57)の近くの厚さを有し、前記厚さは、前記ベアリング面(45、47)が前記第1の限界停止部(15)もしくは前記第2の限界停止部(17)に接する点における、前記第1の密閉ビード(5)および/もしくは前記第2の密閉ビード(7)の前記保持器部分(27、29)の前記ベアリング面(45、47)と、前記第1の密閉ビード(5)もしくは前記第2の密閉ビード(7)の前記送り側面(23、25)との間の距離に実質的に対応することを特徴とする、連結シール。
【0073】
(6) 実施態様1〜5のいずれかに記載の連結シールにおいて、
前記第1および第2の密閉ビードは、可撓性合成材料から実質的に作られること、および、
前記連結器シールは、同様に、可撓性合成材料、もしくは剛性材料、特に合成材料もしくは金属から作られること、を特徴とする、連結シール。
(7) 実施態様1〜6のいずれかに記載の連結シール(1)において、
前記第1の密閉ビード(5)および前記第2の密閉ビード(7)の前記密閉要素(19、21)は、いずれの場合も溝を構成し、前記連結シール(9)の前記第3の密閉要素(53)および前記第4の密閉要素(55)は、いずれの場合も、前記第1の密閉ビード(5)もしくは前記第2の密閉ビード(7)の前記溝に相補的な、バネを構成し、いずれの場合にも、前記溝および前記バネは、可逆的に係合されることができ、特に周囲に対して密閉されること、または、
前記第1の密閉ビード(5)および前記第2の密閉ビード(7)の前記第1の密閉要素(19)および前記第2の密閉要素(21)は、いずれの場合も、バネを構成し、前記連結シール(9)の前記第3の密閉要素(53)および前記第4の密閉要素(55)は、前記第1の密閉ビード(5)もしくは前記第2の密閉ビード(7)の前記バネに相補的な、溝を構成し、前記溝および前記バネは、いずれの場合も、可逆的に係合されることができ、特に周囲に対して密閉されること、または、
前記第1の密閉ビード(5)の前記第1の密閉要素(19)は、溝を構成し、前記第2の密閉ビード(7)の前記第2の密閉要素(21)は、バネを構成し、前記連結シール(9)の前記第3の密閉要素(53)は、前記第1の密閉ビード(5)の前記溝に相補的な、バネを構成し、前記連結シール(9)の前記第4の密閉要素(55)は、前記第2の密閉ビード(7)の前記バネに相補的な、溝を構成し、前記溝および前記バネは、いずれの場合も、可逆的に係合されることができ、特に周囲に対して密閉されること、を特徴とする、連結シール。
(8) 実施態様1〜7のいずれかに記載の連結シール(1)において、
前記第1の端部(3a)および/もしくは前記第2の端部(31a)の近く、特に前記第1の端部(3a)および/もしくは前記第2の端部(31a)の前記限界停止部(57)の近くで、前記連結シール(9)の前記ビードは、前記ビード(49)の前記ベアリング側面(51)の反対側の前記側面(59)から離れて延びる、特に離間した側壁(63、65)、特に少なくとも一部で実質的に平行な壁、の形で、第2の連結シールの第1および/もしくは第2の密閉ビードの保持器部分を受容するための、長さ方向に整列した巻き取り装置、特に凹部(67)を有することを特徴とする、連結シール。
(9) 実施態様8に記載の連結シールにおいて、
前記巻き取り装置(67)は、一体となって、もしくは別個に、特に差込式の接続もしくはクリップ接続により、前記ビード(49)に接続されうるか、もしくは接続されることを特徴とする、連結シール。
(10) 実施態様9に記載の連結シール(1)において、
前記巻き取り装置(67)、特に前記巻き取り装置(67)の前記離間した側壁(63、65)の少なくとも内側面は、少なくとも1つのガイド要素(61)を有し、前記少なくとも1つのガイド要素(61)は、第2の連結シールの第1および/もしくは第2の密閉ビードの保持器部分の相補的なガイド要素(71)と係合されうることを特徴とする、連結シール。
【0074】
(11) 実施態様3〜10のいずれかに記載の連結シール(1)において、
前記第1および/もしくは第2の密閉ビードの少なくとも1つの保持器部分(27、29)は、その外側面(33a、35a)上に少なくとも1つのガイド要素(71)を有し、前記少なくとも1つのガイド要素(71)は、第2の連結シールの連結シールの相補的なガイド要素と係合されうることを特徴とする、連結シール。
(12) 実施態様1〜11のいずれかに記載の連結シール(1)において、
前記第1の密閉要素(19)および前記第3の密閉要素(53)、ならびに/または前記第2の密閉要素(21)および前記第4の密閉要素(55)は、前記第1の密閉ビード(5)もしくは前記第2の密閉ビード(7)の前記送り側面(23、25)、ならびに前記連結シール(9)の前記ベアリング側面(51)が、少なくともある区域で接続された状態で、互いにしっかりと嵌まるか、もしくは互いにしっかり嵌められうるように、互いに適合すること、および/あるいは、
前記第3の密閉要素(53)および前記第4の密閉要素(55)は、互いからある距離だけ離れているので、前記第1の密閉ビード(5)および前記第2の密閉ビード(7)の前記内側面(37、39)が、前記第1の密閉要素(19)もしくは前記第2の密閉要素(21)と少なくともある区域で接続された状態で、特に互いにしっかりと嵌まるか、もしくは嵌まることができること、を特徴とする、連結シール。
(13) 実施態様1〜12のいずれかに記載の連結シール(1)において、
長さ方向に整列した前記第1の密閉要素(19)および前記第2の密閉要素(21)は、実質的に同じ長さであり、かつ/または、長さ方向に広がった前記第3の密閉要素(53)および前記第4の密閉要素(55)は、実質的に同じ長さであり、特に平行であり、かつ/または、前記第1の密閉要素(19)および前記第3の密閉要素(53)ならびに/もしくは前記第2の密閉要素(21)および前記第4の密閉要素(55)は、長さ方向に整列して実質的に同じ長さであることを特徴とする、連結シール。
(14) 実施態様1〜13のいずれかに記載の連結シール(1)において、
前記第1の密閉ビード(5)および前記第2の密閉ビード(7)は、いずれの場合も、それらの隣接する端部(3、31)によって、特に隣接する保持器部分(27、29)によって、かつ/または、隣接する限界停止部の前記限界停止部に隣接する前記内側面の領域によって、互いに接続され、特に閉じた外辺を形成することを特徴とする、連結シール。
(15) 実施態様1〜14のいずれかに記載の連結シール(1)において、
特に袋もしくは輸送手段の形の、少なくとも一部で可撓性の容器であって、前記容器の開口部の縁は、前記第1および第2の密閉ビードに、単独で、もしくは1層で、接続されている、容器によって特徴付けられる、連結シール。
【0075】
(16) 実施態様1〜15のいずれかに記載の連結シールにおいて、
存在している前記連結シールの前記第1の端部(3a)および/もしくは前記第2の端部(31a)、特に前記限界停止部の中および/もしくは上、に設けられた、特に少なくとも1つのピンもしくは差込物の形の、少なくとも第1の調節手段であって、接続されるべき第2の連結シールの第2の調節手段を収容するため、特にドッキング可能な第2の連結シールの第1および/もしくは第2の密閉ビードの限界停止部の中および/もしくは上に設けられた相補的な調節手段を巻き取るための、少なくとも第1の調節手段、によって特徴付けられ、かつ/または、
特に少なくとも1つのピンもしくは差込物の形で、前記第1の端部(3a)および/もしくは前記第2の端部(31a)、特に前記限界停止部の中および/もしくは上、に存在する、前記第1および/もしくは第2の密閉ビードの少なくとも第2の調節手段であって、接続されるべき第2の連結シールの相補的な調節手段を巻き取るため、特にドッキング可能な第2の連結シールの連結シールの限界停止部の中および/もしくは上に設けられた相補的な調節手段を巻き取るための、少なくとも第2の調節手段、によって特徴付けられる、連結シール。
(17) 実施態様1〜16のいずれかに記載の連結シールにおいて、
第1に、特に長さ方向に整列した、少なくとも前記第1および/もしくは第2の保持器部分の前記ベアリング面上に、センタリング手段があり、前記センタリング手段は、前記ベアリング側面の反対側の、ドッキング可能な連結シールの連結シールの側面上の相補的な第2のセンタリング手段と係合されることができること、および/または、
前記連結シールの前記ベアリング側面の反対側の前記側面上に、特に長さ方向に整列した、少なくとも第2のセンタリング手段があり、前記第2のセンタリング手段は、ドッキング可能な連結シールの第1および/もしくは第2の保持器部分のベアリング面上の相補的な第1のセンタリング手段と係合されることができること、を特徴とする、連結シール。
(18) 実施態様1〜17のいずれかに記載の連結シールにおいて、
特に(前記Z方向において)前記送り側面から離れた、前記第1および/もしくは第2の密閉ビードは、特に(前記Y方向における)厚さを備えた、容器の前記開口部の縁のための、接続面、特に溶接面を有し、前記厚さは、少なくとも一部で、前記限界停止部の近くの前記第1もしくは第2の密閉ビードの厚さよりも薄いことを特徴とする、連結シール。
(19) バルク品を出すか、充填するか、もしくは再充填する、特に周囲に対して密閉された、ドッキング装置(101)において、
実施態様1〜18のいずれかに記載の第1の連結シール(1)および第2の連結シール(1’)、
を含み、
それによって、前記第1の連結シール(1)の前記第1の密閉ビード(5)および前記第2の密閉ビード(7)、ならびに前記第2の連結シール(1’)の第1の密閉ビード(5’)および第2の密閉ビード(7’)は、実質的に同じ長さとなり、
それによって、前記第1の連結シール(1)の前記第1の密閉ビード(5)および前記第2の密閉ビード(7)の前記第1の密閉要素(19)および前記第2の密閉要素(21)は、前記第2の連結シール(1’)の前記第1の密閉ビード(5’)および前記第2の密閉ビード(7’)の第1の密閉要素(19’)および第2の密閉要素(21’)に相補的になり、特に周囲に対して密閉された、前記第1の連結シール(1)および前記第2の連結シール(1’)の前記第1の密閉ビード(5、5’)および前記第2の密閉ビード(7、7’)は、互いに対して可逆的に接続されることができるか、もしくは接続される、ドッキング装置。
(20) 実施態様19に記載のドッキング装置(101)において、
前記第1の連結シール(1)および/もしくは前記第2の連結シール(1’)は、特に容器もしくは輸送手段の形の、可撓性容器に、別個に、もしくは1層で、接続されうるか、もしくは接続されることを特徴とする、ドッキング装置。
【0076】
(21) 実施態様19または20に記載のドッキング装置(101)において、
前記第1の連結シール(1)および前記第2の連結シール(1’)は、実質的に同一であることを特徴とする、ドッキング装置。
(22) 実施態様19〜21のいずれかに記載のドッキング装置(101)において、
前記第1の連結シールの連結シールの第3および第4の密閉要素は、前記第1および第2の連結シールがドッキングされた状態で、前記第1の連結シールの前記第1もしくは第2の密閉ビードの前記第1および第2の密閉要素と一部において係合されたままであること、および/または、
前記第2の連結シールの連結シールの第3および第4の密閉要素は、ドッキングされた状態で、前記第2の連結シールの前記第1および第2の密閉ビードの前記第1もしくは第2の密閉要素と一部において係合されたままであること、を特徴とする、ドッキング装置。
(23) 少なくとも一部で可撓性の容器において、
実施態様1〜18のいずれかに記載の、少なくとも1つの連結シール、
を含む、容器。
(24) 特に周囲に対して密閉された、容器を充填するか、再充填し、かつ/もしくは空にする、方法において、
実施態様1〜18のいずれかに記載の、少なくとも第1の、少なくとも部分的に閉じた、本発明の連結シールを含む、特に実施態様23に記載の、少なくとも開口部領域において可撓性の第1容器を準備するステップと、
実施態様1〜18のいずれかに記載の、少なくとも第2の、少なくとも部分的に閉じた、本発明の連結シールを含む、特に実施態様23に記載の、少なくとも開口部領域において可撓性の第2の容器を準備するステップと、
前記第1の連結シールの前記第1の密閉ビードの前記第1の密閉要素の前記第1の端部を、前記第2の連結シールの前記第1の密閉ビードの相補的な第1の密閉要素の第1の端部に取り付け、前記第1の連結シールの前記第2の密閉ビードの前記第2の密閉要素の前記第1の端部を、前記第2の連結シールの前記第2の密閉ビードの相補的な第2の密閉要素の第1の端部に取り付けるステップであって、前記第1および第2の連結シールのそれぞれの前記相補的な第1および第2の密閉要素は、軸方向運動により係合されることができる、ステップと、
軸方向のスライドにより前記それぞれの相補的な第1および第2の密閉要素を相互に噛み合わせるステップであって、それによって、前記第1および第2の連結シールの前記連結器シールの前記第3および第4の密閉要素は、前記第1もしくは第2の連結シールの前記第1および第2の密閉要素との接続から連続的に解放され、好ましくは、前記第1の連結シールの前記第2の端部の近くで、前記第1の連結シールの前記連結シールの前記第1の端部まで存在し、前記第1の連結シールの前記第2の端部の近くで、前記第2の連結シールの前記連結シールの前記第1の端部まで存在している、ステップと、
前記第1の容器から前記第2の容器に、もしくは前記第2の容器から前記第1の容器に、前記バルク品を運ぶステップと、
前記第1の連結シールの前記連結シールの前記第1の端部を、この連結シールの前記第1の端部の方向に動かし、前記第2の連結シールの前記連結シールの前記第1の端部を、この連結シールの前記第1の端部の方向に動かすステップであって、前記第1の連結シールの前記連結シールの前記第3および第4の密閉要素は、前記第1の連結シールの前記第1および第2の密閉ビードの前記相補的な第1および第2の密閉要素と連続的に係合され、前記第2の連結シールの前記連結シールの前記第3および第4の密閉要素は、前記第2の連結シールの前記第1もしくは第2の密閉ビードの前記相補的な第1および第2の密閉要素と連続的に係合され、特に前記第2の連結シールの前記相補的な第1および第2の密閉要素ともはや係合していない前記第1の連結シールの前記第1および第2の密閉要素まで存在し、前記第1および第2の容器は、互いから分離される、ステップと、
を含む、方法。
(25) 実施態様24に記載の方法において、
前記第1の連結シールの前記連結シールの前記限界停止部は、前記第2の連結シールの前記第1および第2の密閉ビードの前記限界停止部まで持ってこられ、前記第2の連結シールの前記連結シールの前記限界停止部は、前記第1の連結シールの前記第1および第2の密閉ビードの前記限界停止部まで持ってこられ、特に互いに嵌まり、少なくとも前記限界停止部の近くで、前記第1の連結シールの前記連結シールの前記ベアリング側面は、前記第2の連結シールの前記第1および第2の密閉ビードの前記停止側面に実質的に平行であり、かつ/または、前記第2の連結シールの前記連結シールの前記ベアリング側面は、前記第1の連結シールの前記第1および第2の密閉ビードの前記停止側面に実質的に平行であることを特徴とする、方法。
【0077】
(26) 実施態様24または25に記載の方法において、
軸方向に整列した、前記第1の連結シールの第1および第2の保持器部分の第1および第2のベアリング面は、前記第2の連結シールの前記連結シールの前記ビードの前記ベアリング側面の反対側の側面に嵌まり、かつ/または、前記第2の連結シールの第1および第2の保持器部分の第1および第2のベアリング面は、前記第1の連結シールの前記連結シールの前記ビードの前記ベアリング側面の反対側の側面に嵌まることを特徴とする、方法。
(27) 実施態様26に記載の方法において、
前記第1の連結シールの前記第1および第2の保持器部分は、前記第2の連結シールの前記連結シールの凹部に導入されること、および/または、
前記第2の連結シールの前記第1および第2の保持器部分は、前記第1の連結シールの前記連結シールの凹部に導入されること、を特徴とする、方法。
【図面の簡単な説明】
【0078】
【図1】図1は、本発明の連結シールの概略的な斜視図の一部を示す。
【図2】図2は、本発明の2つの連結シールの概略的な斜視図の一部を示す。
【図3】図3は、分離された状態にある、本発明のドッキング装置の概略的な側面図である。
【図4】図4は、接続された状態にある、本発明のドッキング装置の概略的な側面図である。
【符号の説明】
【0079】
1:連結シール
3:連結シールの第1の端部
3a:連結シールの第1の端部
5:第1の密閉ビード
7:第2の密閉ビード
9:連結器シール
11:可撓性の袋の前壁のための溶接面
13:可撓性の袋の後壁のための溶接面
15:第1の密閉ビードの限界停止部
17:第2の密閉ビードの限界停止部
19:第1の密閉ビードの第1の密閉要素
21:第2の密閉ビードの第2の密閉要素
23:第1の密閉ビードの送り側面
25:第2の密閉ビードの送り側面
27:第1の密閉ビードの保持器部分
29:第2の密閉ビードの保持器部分
31:連結シールの第2の端部
33:第1の密閉ビードの外側面
35:第2の密閉ビードの外側面
37:第1の密閉ビードの内側面
39:第2の密閉ビードの内側面
41:第1の密閉ビードの先細になった縁
43:第2の密閉ビードの先細になった縁
45:第1の保持器部分のベアリング面
47:第2の保持器部分のベアリング面
49:連結シールのビード
51:ビードのベアリング側面
53:連結シールの第3の密閉要素
55:連結シールの第4の密閉要素
57:連結シールの限界停止部
59:ベアリング側面51の反対側の、ビードの側面
61:側壁のガイド要素
63:側壁
65:側壁
67:凹部
69:突出部、突起部
71:保持器部分の外側面上のガイド要素
73:突出部
75:第1の密閉ビードの上縁
77:第2の密閉ビードの下縁
101:ドッキング装置

【特許請求の範囲】
【請求項1】
少なくとも一部において可撓性の容器のための連結シール(1)において、
長さ方向に広がった(X方向)第1の端部(3)および反対側の第2の端部(31)、内側面(37)、外側面(33)、ならびに送り側面(23)を備えた第1の密閉ビード(5)であって、前記送り側面は、前記内側面および前記外側面を共に結合し、それによって、前記送り側面(23)は、少なくとも一部で、長さ方向に広がった少なくとも1つの第1の密閉要素(19)を有する、第1の密閉ビード(5)と、
長さ方向に広がった第1の端部(3)および反対側の第2の端部(31)、内側面(39)、外側面(35)、ならびに送り側面(25)を備えた第2の密閉ビード(7)であって、前記送り側面は、前記内側面および前記外側面を共に結合し、それによって、前記送り側面(25)は、少なくとも一部で、長さ方向に広がった少なくとも第2の密閉要素(21)を有し、それによって、前記第1の密閉ビード(5)および前記第2の密閉ビード(7)の前記第1の端部(3)および前記第2の端部(31)は、前記密閉ビードの前記内側面(37、39)の相互依存的な位置付けにより、いずれの場合も隣接し、また、それによって、前記第1の密閉要素(19)および前記第2の密閉要素(21)は、隣接する前記第1の端部(3)および/もしくは隣接する前記第2の端部(31)まで延びる、第2の密閉ビード(7)と、
連結器シール(9)であって、長さ方向に広がった第1の端部(3a)および第2の端部(31a)を備えたビード(49)であって、それによって、前記第1および/もしくは第2の端部は限界停止部(57)を有する、ビード(49)、ならびにベアリング側面(51)を含み、前記ベアリング側面(51)は、少なくとも一部で前記ベアリング側面(51)上において長さ方向に広がった第3の密閉要素(53)を含み、前記第3の密閉要素(53)は、前記第1の密閉要素(19)に可逆的に接続されるか、もしくは接続されることができ、特に周囲に対して密閉され、この目的のために少なくとも一部で第4の密閉要素(55)からある距離を置いており、特に等距離で離れており、前記第4の密閉要素(55)は、前記第2の密閉要素(21)に可逆的に接続されるか、もしくは接続されることができ、特に周囲に対して密閉される、連結器シール(9)と、
を含む、連結シール。
【請求項2】
請求項1に記載の連結シール(1)において、
前記連結シール(9)の前記第1および/もしくは第2の端部は、限界停止部(57)を有し、前記第1の密閉ビード(5)の前記第1の端部(3)および/もしくは前記第2の端部(31)は、限界停止部(15)を有し、前記第2の密閉ビードの前記第1の端部(3)および/もしくは前記第2の端部(31)は、限界停止部(17)を有し、それによって、いずれの場合も、前記連結シールの、また前記第1および第2の密閉ビードの、隣接する端部は、限界停止部(15、17)を有し、前記第1の密閉要素(19)および前記第2の密閉要素(21)は、前記第1の密閉ビード(5)および前記第2の密閉ビード(7)の隣接する前記限界停止部(15、17)まで延び、前記第3の密閉要素(53)および前記第4の密閉要素(55)は、前記第1および第2の密閉ビードの前記互いに隣接する限界停止部に隣接する前記連結シール(9)の前記限界停止部まで延びること、ならびに、
前記連結シール(9)の前記第1および/もしくは第2の端部は、限界停止部(57)を有することを特徴とする、連結シール。
【請求項3】
請求項1または2に記載の連結シール(1)において、
前記第1の密閉ビード(5)および/もしくは前記第2の密閉ビード(7)は、前記第1の端部(3)および/もしくは前記第2の端部(31)において長さ方向に整列した保持器部分(27、29)であって、第1のベアリング面(45)もしくは第2のベアリング面(47)、ならびに内側面(37a、39a)および外側面(33a、35a)を含む、保持器部分(27、29)を有することを特徴とする、連結シール。
【請求項4】
請求項1〜3のいずれか1項に記載の連結シール(1)において、
前記第1の端部(3)および/もしくは前記第2の端部(31)において長さ方向に整列した前記第1の密閉ビード(5)および/もしくは前記第2の密閉ビード(7)は、前記第1の限界停止部(15)もしくは前記第2の限界停止部(17)にわたって、また前記停止側面(23、25)から離れて横方向に整列した(Z方向)状態で、細長く、前記第1の限界停止部(15)および/もしくは前記第2の限界停止部(17)から延びる第1のベアリング面(45)もしくは第2のベアリング面(47)、ならびに内側面(37a、39a)および外側面(33a、35a)を含む保持器部分(27、29)の形で前記第1の限界停止部(15)および/もしくは前記第2の限界停止部(17)と接触しており、特に前記第1の限界停止部(15)および/もしくは前記第2の限界停止部(17)は、第2の連結シールの連結シールの限界停止部にもたれかかることができることを特徴とする、連結シール。
【請求項5】
請求項2〜4のいずれか1項に記載の連結シール(1)において、
前記ベアリング側面(51)と前記ベアリング側面の反対側の側面(59)との間で横方向に整列した(Z方向)前記連結器シール(9)は、前記限界停止部(57)の近くの厚さを有し、前記厚さは、前記ベアリング面(45、47)が前記第1の限界停止部(15)もしくは前記第2の限界停止部(17)に接する点における、前記第1の密閉ビード(5)および/もしくは前記第2の密閉ビード(7)の前記保持器部分(27、29)の前記ベアリング面(45、47)と、前記第1の密閉ビード(5)もしくは前記第2の密閉ビード(7)の前記送り側面(23、25)との間の距離に実質的に対応することを特徴とする、連結シール。
【請求項6】
請求項1〜5のいずれか1項に記載の連結シールにおいて、
前記第1および第2の密閉ビードは、可撓性合成材料から実質的に作られること、および、
前記連結器シールは、同様に、可撓性合成材料、もしくは剛性材料、特に合成材料もしくは金属から作られること、を特徴とする、連結シール。
【請求項7】
請求項1〜6のいずれか1項に記載の連結シール(1)において、
前記第1の密閉ビード(5)および前記第2の密閉ビード(7)の前記密閉要素(19、21)は、いずれの場合も溝を構成し、前記連結シール(9)の前記第3の密閉要素(53)および前記第4の密閉要素(55)は、いずれの場合も、前記第1の密閉ビード(5)もしくは前記第2の密閉ビード(7)の前記溝に相補的な、バネを構成し、いずれの場合にも、前記溝および前記バネは、可逆的に係合されることができ、特に周囲に対して密閉されること、または、
前記第1の密閉ビード(5)および前記第2の密閉ビード(7)の前記第1の密閉要素(19)および前記第2の密閉要素(21)は、いずれの場合も、バネを構成し、前記連結シール(9)の前記第3の密閉要素(53)および前記第4の密閉要素(55)は、前記第1の密閉ビード(5)もしくは前記第2の密閉ビード(7)の前記バネに相補的な、溝を構成し、前記溝および前記バネは、いずれの場合も、可逆的に係合されることができ、特に周囲に対して密閉されること、または、
前記第1の密閉ビード(5)の前記第1の密閉要素(19)は、溝を構成し、前記第2の密閉ビード(7)の前記第2の密閉要素(21)は、バネを構成し、前記連結シール(9)の前記第3の密閉要素(53)は、前記第1の密閉ビード(5)の前記溝に相補的な、バネを構成し、前記連結シール(9)の前記第4の密閉要素(55)は、前記第2の密閉ビード(7)の前記バネに相補的な、溝を構成し、前記溝および前記バネは、いずれの場合も、可逆的に係合されることができ、特に周囲に対して密閉されること、を特徴とする、連結シール。
【請求項8】
請求項1〜7のいずれか1項に記載の連結シール(1)において、
前記第1の端部(3a)および/もしくは前記第2の端部(31a)の近く、特に前記第1の端部(3a)および/もしくは前記第2の端部(31a)の前記限界停止部(57)の近くで、前記連結シール(9)の前記ビードは、前記ビード(49)の前記ベアリング側面(51)の反対側の前記側面(59)から離れて延びる、特に離間した側壁(63、65)、特に少なくとも一部で実質的に平行な壁、の形で、第2の連結シールの第1および/もしくは第2の密閉ビードの保持器部分を受容するための、長さ方向に整列した巻き取り装置、特に凹部(67)を有することを特徴とする、連結シール。
【請求項9】
請求項8に記載の連結シールにおいて、
前記巻き取り装置(67)は、一体となって、もしくは別個に、特に差込式の接続もしくはクリップ接続により、前記ビード(49)に接続されうるか、もしくは接続されることを特徴とする、連結シール。
【請求項10】
請求項9に記載の連結シール(1)において、
前記巻き取り装置(67)、特に前記巻き取り装置(67)の前記離間した側壁(63、65)の少なくとも内側面は、少なくとも1つのガイド要素(61)を有し、前記少なくとも1つのガイド要素(61)は、第2の連結シールの第1および/もしくは第2の密閉ビードの保持器部分の相補的なガイド要素(71)と係合されうることを特徴とする、連結シール。
【請求項11】
請求項3〜10のいずれか1項に記載の連結シール(1)において、
前記第1および/もしくは第2の密閉ビードの少なくとも1つの保持器部分(27、29)は、その外側面(33a、35a)上に少なくとも1つのガイド要素(71)を有し、前記少なくとも1つのガイド要素(71)は、第2の連結シールの連結シールの相補的なガイド要素と係合されうることを特徴とする、連結シール。
【請求項12】
請求項1〜11のいずれか1項に記載の連結シール(1)において、
前記第1の密閉要素(19)および前記第3の密閉要素(53)、ならびに/または前記第2の密閉要素(21)および前記第4の密閉要素(55)は、前記第1の密閉ビード(5)もしくは前記第2の密閉ビード(7)の前記送り側面(23、25)、ならびに前記連結シール(9)の前記ベアリング側面(51)が、少なくともある区域で接続された状態で、互いにしっかりと嵌まるか、もしくは互いにしっかり嵌められうるように、互いに適合すること、および/あるいは、
前記第3の密閉要素(53)および前記第4の密閉要素(55)は、互いからある距離だけ離れているので、前記第1の密閉ビード(5)および前記第2の密閉ビード(7)の前記内側面(37、39)が、前記第1の密閉要素(19)もしくは前記第2の密閉要素(21)と少なくともある区域で接続された状態で、特に互いにしっかりと嵌まるか、もしくは嵌まることができること、を特徴とする、連結シール。
【請求項13】
請求項1〜12のいずれか1項に記載の連結シール(1)において、
長さ方向に整列した前記第1の密閉要素(19)および前記第2の密閉要素(21)は、実質的に同じ長さであり、かつ/または、長さ方向に広がった前記第3の密閉要素(53)および前記第4の密閉要素(55)は、実質的に同じ長さであり、特に平行であり、かつ/または、前記第1の密閉要素(19)および前記第3の密閉要素(53)ならびに/もしくは前記第2の密閉要素(21)および前記第4の密閉要素(55)は、長さ方向に整列して実質的に同じ長さであることを特徴とする、連結シール。
【請求項14】
請求項1〜13のいずれか1項に記載の連結シール(1)において、
前記第1の密閉ビード(5)および前記第2の密閉ビード(7)は、いずれの場合も、それらの隣接する端部(3、31)によって、特に隣接する保持器部分(27、29)によって、かつ/または、隣接する限界停止部の前記限界停止部に隣接する前記内側面の領域によって、互いに接続され、特に閉じた外辺を形成することを特徴とする、連結シール。
【請求項15】
請求項1〜14のいずれか1項に記載の連結シール(1)において、
特に袋もしくは輸送手段の形の、少なくとも一部で可撓性の容器であって、前記容器の開口部の縁は、前記第1および第2の密閉ビードに、単独で、もしくは1層で、接続されている、容器によって特徴付けられる、連結シール。
【請求項16】
請求項1〜15のいずれか1項に記載の連結シールにおいて、
存在している前記連結シールの前記第1の端部(3a)および/もしくは前記第2の端部(31a)、特に前記限界停止部の中および/もしくは上、に設けられた、特に少なくとも1つのピンもしくは差込物の形の、少なくとも第1の調節手段であって、接続されるべき第2の連結シールの第2の調節手段を収容するため、特にドッキング可能な第2の連結シールの第1および/もしくは第2の密閉ビードの限界停止部の中および/もしくは上に設けられた相補的な調節手段を巻き取るための、少なくとも第1の調節手段、によって特徴付けられ、かつ/または、
特に少なくとも1つのピンもしくは差込物の形で、前記第1の端部(3a)および/もしくは前記第2の端部(31a)、特に前記限界停止部の中および/もしくは上、に存在する、前記第1および/もしくは第2の密閉ビードの少なくとも第2の調節手段であって、接続されるべき第2の連結シールの相補的な調節手段を巻き取るため、特にドッキング可能な第2の連結シールの連結シールの限界停止部の中および/もしくは上に設けられた相補的な調節手段を巻き取るための、少なくとも第2の調節手段、によって特徴付けられる、連結シール。
【請求項17】
請求項1〜16のいずれか1項に記載の連結シールにおいて、
第1に、特に長さ方向に整列した、少なくとも前記第1および/もしくは第2の保持器部分の前記ベアリング面上に、センタリング手段があり、前記センタリング手段は、前記ベアリング側面の反対側の、ドッキング可能な連結シールの連結シールの側面上の相補的な第2のセンタリング手段と係合されることができること、および/または、
前記連結シールの前記ベアリング側面の反対側の前記側面上に、特に長さ方向に整列した、少なくとも第2のセンタリング手段があり、前記第2のセンタリング手段は、ドッキング可能な連結シールの第1および/もしくは第2の保持器部分のベアリング面上の相補的な第1のセンタリング手段と係合されることができること、を特徴とする、連結シール。
【請求項18】
請求項1〜17のいずれか1項に記載の連結シールにおいて、
特に(前記Z方向において)前記送り側面から離れた、前記第1および/もしくは第2の密閉ビードは、特に(前記Y方向における)厚さを備えた、容器の前記開口部の縁のための、接続面、特に溶接面を有し、前記厚さは、少なくとも一部で、前記限界停止部の近くの前記第1もしくは第2の密閉ビードの厚さよりも薄いことを特徴とする、連結シール。
【請求項19】
バルク品を出すか、充填するか、もしくは再充填する、特に周囲に対して密閉された、ドッキング装置(101)において、
請求項1〜18のいずれか1項に記載の第1の連結シール(1)および第2の連結シール(1’)、
を含み、
それによって、前記第1の連結シール(1)の前記第1の密閉ビード(5)および前記第2の密閉ビード(7)、ならびに前記第2の連結シール(1’)の第1の密閉ビード(5’)および第2の密閉ビード(7’)は、実質的に同じ長さとなり、
それによって、前記第1の連結シール(1)の前記第1の密閉ビード(5)および前記第2の密閉ビード(7)の前記第1の密閉要素(19)および前記第2の密閉要素(21)は、前記第2の連結シール(1’)の前記第1の密閉ビード(5’)および前記第2の密閉ビード(7’)の第1の密閉要素(19’)および第2の密閉要素(21’)に相補的になり、特に周囲に対して密閉された、前記第1の連結シール(1)および前記第2の連結シール(1’)の前記第1の密閉ビード(5、5’)および前記第2の密閉ビード(7、7’)は、互いに対して可逆的に接続されることができるか、もしくは接続される、ドッキング装置。
【請求項20】
請求項19に記載のドッキング装置(101)において、
前記第1の連結シール(1)および/もしくは前記第2の連結シール(1’)は、特に容器もしくは輸送手段の形の、可撓性容器に、別個に、もしくは1層で、接続されうるか、もしくは接続されることを特徴とする、ドッキング装置。
【請求項21】
請求項19または20に記載のドッキング装置(101)において、
前記第1の連結シール(1)および前記第2の連結シール(1’)は、実質的に同一であることを特徴とする、ドッキング装置。
【請求項22】
請求項19〜21のいずれか1項に記載のドッキング装置(101)において、
前記第1の連結シールの連結シールの第3および第4の密閉要素は、前記第1および第2の連結シールがドッキングされた状態で、前記第1の連結シールの前記第1もしくは第2の密閉ビードの前記第1および第2の密閉要素と一部において係合されたままであること、および/または、
前記第2の連結シールの連結シールの第3および第4の密閉要素は、ドッキングされた状態で、前記第2の連結シールの前記第1および第2の密閉ビードの前記第1もしくは第2の密閉要素と一部において係合されたままであること、を特徴とする、ドッキング装置。
【請求項23】
少なくとも一部で可撓性の容器において、
請求項1〜18のいずれか1項に記載の、少なくとも1つの連結シール、
を含む、容器。
【請求項24】
特に周囲に対して密閉された、容器を充填するか、再充填し、かつ/もしくは空にする、方法において、
請求項1〜18のいずれか1項に記載の、少なくとも第1の、少なくとも部分的に閉じた、本発明の連結シールを含む、特に請求項23に記載の、少なくとも開口部領域において可撓性の第1容器を準備するステップと、
請求項1〜18のいずれか1項に記載の、少なくとも第2の、少なくとも部分的に閉じた、本発明の連結シールを含む、特に請求項23に記載の、少なくとも開口部領域において可撓性の第2の容器を準備するステップと、
前記第1の連結シールの前記第1の密閉ビードの前記第1の密閉要素の前記第1の端部を、前記第2の連結シールの前記第1の密閉ビードの相補的な第1の密閉要素の第1の端部に取り付け、前記第1の連結シールの前記第2の密閉ビードの前記第2の密閉要素の前記第1の端部を、前記第2の連結シールの前記第2の密閉ビードの相補的な第2の密閉要素の第1の端部に取り付けるステップであって、前記第1および第2の連結シールのそれぞれの前記相補的な第1および第2の密閉要素は、軸方向運動により係合されることができる、ステップと、
軸方向のスライドにより前記それぞれの相補的な第1および第2の密閉要素を相互に噛み合わせるステップであって、それによって、前記第1および第2の連結シールの前記連結器シールの前記第3および第4の密閉要素は、前記第1もしくは第2の連結シールの前記第1および第2の密閉要素との接続から連続的に解放され、好ましくは、前記第1の連結シールの前記第2の端部の近くで、前記第1の連結シールの前記連結シールの前記第1の端部まで存在し、前記第1の連結シールの前記第2の端部の近くで、前記第2の連結シールの前記連結シールの前記第1の端部まで存在している、ステップと、
前記第1の容器から前記第2の容器に、もしくは前記第2の容器から前記第1の容器に、前記バルク品を運ぶステップと、
前記第1の連結シールの前記連結シールの前記第1の端部を、この連結シールの前記第1の端部の方向に動かし、前記第2の連結シールの前記連結シールの前記第1の端部を、この連結シールの前記第1の端部の方向に動かすステップであって、前記第1の連結シールの前記連結シールの前記第3および第4の密閉要素は、前記第1の連結シールの前記第1および第2の密閉ビードの前記相補的な第1および第2の密閉要素と連続的に係合され、前記第2の連結シールの前記連結シールの前記第3および第4の密閉要素は、前記第2の連結シールの前記第1もしくは第2の密閉ビードの前記相補的な第1および第2の密閉要素と連続的に係合され、特に前記第2の連結シールの前記相補的な第1および第2の密閉要素ともはや係合していない前記第1の連結シールの前記第1および第2の密閉要素まで存在し、前記第1および第2の容器は、互いから分離される、ステップと、
を含む、方法。
【請求項25】
請求項24に記載の方法において、
前記第1の連結シールの前記連結シールの前記限界停止部は、前記第2の連結シールの前記第1および第2の密閉ビードの前記限界停止部まで持ってこられ、前記第2の連結シールの前記連結シールの前記限界停止部は、前記第1の連結シールの前記第1および第2の密閉ビードの前記限界停止部まで持ってこられ、特に互いに嵌まり、少なくとも前記限界停止部の近くで、前記第1の連結シールの前記連結シールの前記ベアリング側面は、前記第2の連結シールの前記第1および第2の密閉ビードの前記停止側面に実質的に平行であり、かつ/または、前記第2の連結シールの前記連結シールの前記ベアリング側面は、前記第1の連結シールの前記第1および第2の密閉ビードの前記停止側面に実質的に平行であることを特徴とする、方法。
【請求項26】
請求項24または25に記載の方法において、
軸方向に整列した、前記第1の連結シールの第1および第2の保持器部分の第1および第2のベアリング面は、前記第2の連結シールの前記連結シールの前記ビードの前記ベアリング側面の反対側の側面に嵌まり、かつ/または、前記第2の連結シールの第1および第2の保持器部分の第1および第2のベアリング面は、前記第1の連結シールの前記連結シールの前記ビードの前記ベアリング側面の反対側の側面に嵌まることを特徴とする、方法。
【請求項27】
請求項26に記載の方法において、
前記第1の連結シールの前記第1および第2の保持器部分は、前記第2の連結シールの前記連結シールの凹部に導入されること、および/または、
前記第2の連結シールの前記第1および第2の保持器部分は、前記第1の連結シールの前記連結シールの凹部に導入されること、を特徴とする、方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公表番号】特表2009−542542(P2009−542542A)
【公表日】平成21年12月3日(2009.12.3)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−518783(P2009−518783)
【出願日】平成19年7月11日(2007.7.11)
【国際出願番号】PCT/EP2007/006132
【国際公開番号】WO2008/006557
【国際公開日】平成20年1月17日(2008.1.17)
【出願人】(507161798)ゲーエーアー ニロ ゲーエムベーハー (3)
【Fターム(参考)】