説明

台座付き穴あきドリップポット

【課題】湯を注ぐだけで、安定した速度で滴り落とし美味しいドリップコーヒーを入れる事の出来るドリップポットを提供する。
【解決手段】ドリップポット本体1の側面に台座2を設け、ドリップポット本体1の下部を狭め、底部に棒状の物7を通した穴6を設け、穴6を注ぎ口とした事を特徴としたドリップポット。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はコーヒードリッパーの上にかさねるのに必要十分な台座を設け、更にポット下部を狭め、棒状の物を通した穴を設けたドリップポットに関するものである。
【技術背景】
【0002】
従来、ドリップポットは必要十分な湯を貯める本体部と、取っ手部、注ぎ口、ふたで構成された物と、円筒形で、底部に数十の穴のあいたシャワーポットがあった。
【先行技術文献】
【0003】
【特許文献1】特許公開2005−296598号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
そのために、次のような問題点があった。
(イ)本体部、取っ手部、注ぎ口、ふたで構成されたものでは、取って部をもち、本体を傾け、注ぎ口より注ぐが、一定量を一定時間に注ぐのには高い技術が必要である。
(ロ)円筒型の底部にある数十の穴のあいたシャワーポットに於いては、シャワーポットと呼ばれるドリップポットにあたる物を単独で使用する物ではなく、フタ、シャワーポット、ドリッパー、ポットで構成されておりさらに表面張力により数十の穴に湯が残る。
【課題を解決するための手段】
【0005】
(イ)ドリップポット本体外側に、ドリッパーに重ねるのに必要十分な台座を設ける。
(ロ)ドリップポット底部を従来のドリッパーの形状同様に狭め、穴を設ける、その穴に棒状のものを通し注ぎ口とした。
【発明の効果】
【0006】
(イ)台座を設けた事と下部を狭めた事で既存のドリッパーに重ねて使用できる。穴をあけ、棒状の物を通した事で、開口部から目盛に合わせて湯を注ぐだけで、抽出に適した時間で滴り落として注ぐ事が出来る。
(ロ)下部を狭めて穴の数を減らし、更に棒状の物を通した事で表面張力の影響を小さくすることが出来る。又棒状の物の先端とコーヒー粉の距離が近くなる事と、滴り落とす事が出来る事で、静かに適量をコーヒー粉に注ぐ事が出来る。
(ハ)おおむね100度の湯を使用しても放熱やポット等に熱を奪われ、最適とされる95度前後で抽出できるので、湯温の管理が簡単である。
(ニ)従来のドリップポットで入れるハンドドリップ法より極めて簡単であり、ドリップバック式でもおいしさの科学は同様なので、おいしく入れるにはハンドドリップ法と同様の技術が必要である。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【図1】本発明の斜視図
【図2】本発明の一部を切り欠いた側面図
【図3】本発明の低面図
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、本発明の実施の形態について説明する。
(イ)ドリップポット本体(1)の側面に台座(2)を設ける。
(ロ)ドリップポット本体(1)の下部を狭め底部に穴(6)を設け、穴を通り抜けないように上下が穴より大きい棒状の物を通す。
(ハ)ドリップポット本体(1)の内側に目盛(5)を設ける。
(ニ)ドリップポット本体(1)の側面上部に取っ手(4)を設け、取っ手の機能と共に、取っ手を目印にしてドリッパーの形状の合わせられる様にする。
(ホ)本発明は必要に応じて、フタを設ける事が出来る、フタは単独型でも、ポット本体と一体型でも良い。
(ヘ)本発明単独の物の他、専用のドリッパー、デカンター、又はカップと組み合わせる事が出来る。
【符号の説明】
【0009】
1ドリップポット本体
2台座
3開口部
4取っ手
5目盛
6穴
7棒状の物

【特許請求の範囲】
【請求項1】
台座を設けた事を特徴とするドリップポット。
【請求項2】
下部を狭め、底部に棒状の物を通した穴を設け、注ぎ口とした事を特徴とする請求項1記載のドリップポット。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2011−56213(P2011−56213A)
【公開日】平成23年3月24日(2011.3.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−229968(P2009−229968)
【出願日】平成21年9月7日(2009.9.7)
【出願人】(595132289)
【Fターム(参考)】