説明

吐出容器

【課題】簡便な構成を用いて内容物を所望の量だけ吐出させることができるとともに、吐出した内容物を容器本体内の内容物の残量によらず容易に受け取れる吐出容器を提供する。
【解決手段】内容物Cが収容される有底筒状の収容体1、および上端開口が内容物Cの吐出される吐出口2Aとされた有底筒状の吐出体2を備えるとともに、これらの収容体1の内部と吐出体2の内部とを連通する連通路7が形成された容器本体3と、収容体1内に、その底部11側に向けて下降摺動可能に配設された中蓋4と、吐出体2の周壁部22の上端部に配置されるとともに、その軸方向に交差する方向に拡がり、吐出口2Aから吐出された内容物Cを受け取り可能なトレー部9と、容器本体3にヒンジ部5を介して連結され、収容体1の上端開口および吐出体2の吐出口2Aを開閉する蓋体6と、を備え、蓋体6には、吐出口2Aに着脱自在に嵌合される栓体64が突設されている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、吐出容器に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、クリーム状の内容物を容器本体内から吐出する吐出容器として、例えば、下記特許文献1に示されるような、内容物が収容された有底筒状の容器本体と、容器本体内に底部側に向けて下降摺動可能に配設された中蓋と、上下方向に沿って延設されて中蓋を貫通し、その下端部が容器本体内に連通し上端部が外部に開口する吐出管と、を有する構成が知られている。
そして、容器本体に対して中蓋を押し下げていくと、容器本体内の内容物が加圧されて吐出管内を上方に向けて流動して、吐出管の上端部から外部へ吐出される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】実用新案登録第2528931号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、このような吐出容器においては、吐出管が中蓋を貫通しているため、内容物が外部へ漏れないようにシールしなければならない箇所や部品点数が増えるなど、製造時の組み立てが面倒であった。
例えば、前述した吐出管を用いず、中蓋に吐出口を直接形成し、該中蓋を前述のように押し下げることで、容器本体内の内容物を吐出口から中蓋上に吐出させる構成を採用すれば、部品点数は削減されると考えられる。
しかしながら、この場合、容器本体内の内容物の残量が少なくなって、中蓋が容器本体の底部側に近づくに従い、中蓋上の内容物を指ですくい取り難くなるという別の問題が生じる虞がある。
【0005】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、簡便な構成を用いて内容物を所望の量だけ吐出させることができるとともに、吐出した内容物を容器本体内の内容物の残量によらず容易に受け取れる吐出容器を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記目的を達成するために、本発明は以下の手段を提案している。
すなわち、本発明の吐出容器は、内容物が収容される有底筒状の収容体、および上端開口が内容物の吐出される吐出口とされた有底筒状の吐出体を備えるとともに、これらの収容体の内部と吐出体の内部とを連通する連通路が形成された容器本体と、前記収容体内に、その底部側に向けて下降摺動可能に配設された中蓋と、前記吐出体の周壁部の上端部に配置されるとともに、その軸方向に交差する方向に拡がり、前記吐出口から吐出された内容物を受け取り可能なトレー部と、前記容器本体にヒンジ部を介して連結され、前記収容体の上端開口および前記吐出体の吐出口を開閉する蓋体と、を備え、前記蓋体には、吐出口に着脱自在に嵌合される栓体が突設されていることを特徴とする。
【0007】
本発明に係る吐出容器によれば、収容体内の中蓋を該収容体の底部側へ向けて押し下げると、収容体内の内容物が加圧されて連通路を通して吐出体内へと流動し、この吐出体内を上方に向けて移動して、吐出口から外部へ吐出される。この際、吐出体の上端部にはトレー部が配設されているので、吐出された内容物はこのトレー部上で受け取り可能とされている。このような構成により、吐出された内容物を直接手指で受け止めなくても、内容物が容器外に零れ落ちることがない。また例えば、使用者が、中蓋を押し下げつつ吐出口から吐出される内容物の分量をトレー部上で確認する場合には、内容物を吐出させる精度を高めることもできる。
【0008】
また、この吐出容器によれば、例えば、中蓋に管状部材等を貫設するような従来の構成に対比して、構造が簡便で部品点数を削減でき、またシールの必要な箇所を少なくすることができるので、製造時の組み立てが容易である。
【0009】
また、本発明の吐出容器は、例えば、中蓋に吐出口を直接形成するような従来の構成に対比して、中蓋の押し下げられた位置に係わらず、トレー部上から安定して内容物をすくい取ることができるので、操作性に優れている。
【0010】
また、蓋体が、容器本体にヒンジ部を介して連結されているので、該蓋体を容器本体から分離させずに開くことができ、蓋体の紛失が防止され、取り扱い性が向上する。
また、蓋体には、吐出口に着脱自在に嵌合される栓体が突設されているので、該蓋体を閉めた際に、栓体が吐出口を閉塞して、容器本体内の内容物の固化や劣化を抑制できる。
【0011】
また、本発明に係る吐出容器において、前記トレー部の上面は、凹曲面状に形成されていることとしてもよい。
【0012】
この場合、トレー部の上面が凹曲面状に形成されているので、吐出口から吐出された内容物がトレー部上に確実に保持されるとともに該トレー部上から零れ落ちるようなことが防止され、内容物を安定して受け取れる。また、トレー部上の内容物を手指でぬぐい取りやすい。
【0013】
また、本発明に係る吐出容器において、その平面視において、前記トレー部は、前記中蓋と前記ヒンジ部との間に配置されていることとしてもよい。
【0014】
この場合、蓋体を開けた際に、中蓋とヒンジ部との間にトレー部が配置されているので、中蓋はヒンジ部から比較的離れた位置に配置される。よって、中蓋を前述のように押し下げる際、使用者の手指が蓋体やヒンジ部に接触しにくくなり、操作性が向上する。
【発明の効果】
【0015】
本発明に係る吐出容器によれば、簡便な構成を用いて内容物を所望の量だけ吐出させることができるとともに、吐出した内容物を容器本体内の内容物の残量によらず容易に受け取ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【図1】本発明の一実施形態に係る吐出容器を示す上面図である。
【図2】本発明の一実施形態に係る吐出容器を示す側断面図である。
【図3】本発明の一実施形態に係る吐出容器を示す下面図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
図1乃至図3に示すように、本実施形態に係る吐出容器10は、粘性のある液状(クリーム状)の内容物Cを収容しておき、使用の際に使用者が所望の量だけ吐出させて手指で受け取るものである。この吐出容器10は、内容物Cが収容される有底筒状の収容体1、および上端開口が内容物Cの吐出される吐出口2Aとされた有底筒状の吐出体2を内部に一体に備えるとともに全体として筒状をなす容器本体3と、収容体1内に、その底部11側に向けて下降摺動可能に配設された中蓋4と、容器本体3にヒンジ部5を介して連結され、収容体1の上端開口および吐出体2の吐出口2Aを開閉する有頂筒状の蓋体6と、を備えている。容器本体3及び蓋体6は、共通軸と同軸に配設されている。以下、この共通軸を軸Oといい、軸O方向に沿って蓋体6側を上側、容器本体3側を下側といい、軸Oに直交する方向を径方向といい、軸O回りに沿った方向を周方向という。
【0018】
容器本体3の収容体1は、略円板状の前記底部11と、この底部11の外周縁部から上側へ向けて延びる略円筒状の周壁部12とを有している。収容体1には、その平面視で径方向の内方に向けて窪む凹曲線を呈する凹部12Aが、軸O方向の全長に亘って形成されている。
【0019】
また、収容体1の上端開口には、浅底の有底筒状をなす中蓋4が該収容体1内を上下に摺動可能に嵌合されている。中蓋4は、略円板状の底部41と、この底部41の外周縁部から上側へ向けて延びる略円筒状の周壁部42とを有している。中蓋4の形状は、軸Oに直交する断面において収容体1の周壁部12の内周面がなす形状に対応するように形成されている。中蓋4には、その平面視で径方向の内方に向けて窪む凹曲線状の凹部42Aが、軸O方向の全長に亘って形成されており、この凹部42Aは前記凹部12Aに対応して配置されている。
【0020】
そして、使用者が、中蓋4の底部41の上面を下側へ向けて押し下げると、中蓋4の周壁部42の外周面が収容体1の周壁部12の内周面に摺動しつつ、収容体1に対して中蓋4が下降するようになっている。尚、図示しないが、中蓋4の上面には、使用者の操作性を向上するために「PUSH」「押す」等の操作案内表示部が形成されている。
【0021】
また、容器本体3の吐出体2は、その周壁部22が収容体1よりも小径の略円筒状又は略楕円筒状をなしている。これらの収容体1と吐出体2は並設されており、収容体1の軸及び吐出体2の軸は、軸Oに平行に延びている。また、吐出体2の周壁部22のうち周方向に沿う一部は、収容体1の周壁部12における凹部12Aに一体に形成されている。すなわち、収容体1と吐出体2とは、凹部12Aを介し一体とされている。
【0022】
また、凹部12Aにおける下端部には、収容体1の内部と吐出体2の内部とを連通する連通路7が形成されている。連通路7は、その断面が、例えば、略円形状、略矩形状又はスリット状に形成されている。
【0023】
また、容器本体3は、その周壁部12の外周面における上端部に、径方向外方へ向けて突出するとともに周方向に沿って延びる環状の天壁部8を有している。図1の平面視において、天壁部8は、その略円環形状をなす内周の一部が、周壁部12の凹部12Aの形状に対応するように径方向内方へ向けて突出する凸曲線状に形成されている。
【0024】
また、天壁部8の上面には、吐出体2の吐出口2Aが開口している。また、前記上面には、この吐出口2Aが開口する部分を最深部に配置するようにして凹曲面状に窪むとともに、図1の平面視において略楕円形状をなすトレー部9が形成されている。トレー部9は、吐出体2の周壁部22の上端部に配置されているとともに、天壁部8の上面において軸O方向に交差する方向に拡がっていて、吐出口2Aから吐出された内容物Cを載置して受け取り可能に形成されている。尚、図示の例では、トレー部9の上面における軸O側の端部に吐出口2Aが配置されている。
【0025】
また、容器本体3において、天壁部8の外周縁部には、該外周縁部から下側へ向けて延びる略円筒状をなすとともに、この容器本体3の外観周壁部を形成する外筒31が設けられている。外筒31は、その上端部31Aの直径が下端部31Bの直径及びこれらの間の中央部31Cの直径よりも小さく設定されている。そして、上端部31Aの外周面における下端部と、中央部31Cの内周面における上端部とが連結されていて、これらの連結部分には段部が形成されている。
【0026】
また、上端部31Aと中央部31Cの連結部分の外周面における周方向の一部には、ヒンジ部5が配設されている。詳しくは、図1に示すように、ヒンジ部5は、外筒31の外周面において、中蓋4とトレー部9とが並ぶ方向(図1における上下方向)に沿うトレー部9側に配置されている。また、外筒31の中央部31Cの外周面には、ヒンジ部5の配設位置に対して軸Oを挟んだ反対側に、径方向内方へ窪む凹曲面状の凹部31Dが形成されている。
【0027】
また、蓋体6は、有頂筒状に形成され、略円板状をなす天壁部61と、この天壁部61の外周縁部から下側へ向けて延びる略円筒状の周壁部62と、を有している。そして、周壁部62の外周面における一部が、ヒンジ部5に連結されている。このように、蓋体6がヒンジ部5を介して容器本体3に連結されていて、ヒンジ部5を中心に回動させられることにより、容器本体3の収容体1の上端開口、吐出体2の吐出口2A、及びトレー部9が開閉されるようになっている。
【0028】
また、蓋体6の周壁部62の内径と外筒31の上端部31Aの外径とは、互いに略同一に設定されており、蓋体6を閉めた状態において、周壁部62の内周面と上端部31Aの外周面とが密接される。また、この状態で、蓋体6の天壁部61の下面と容器本体3の天壁部8の上面のうちトレー部9以外の部分とが密接される。
【0029】
また、蓋体6の周壁部62の外周面には、ヒンジ部5の配設位置に対して軸Oを挟んだ反対側に、径方向外方に突出する鍔状の開閉操作片63が形成されている。また、蓋体6を閉めた状態で、開閉操作片63は外筒31の凹部31Dの上部に位置するようにされている。
【0030】
また、蓋体6の下面には、吐出口2Aに着脱自在に嵌合される栓体64が突設されている。栓体64は、蓋体6の下面から下方へ向けて延びる略円筒状又は略楕円筒状をなし、前記下面において吐出体2の吐出口2Aに対応する位置に配置されているとともに、その外径が吐出口2Aの内径と略同一に設定されている。
【0031】
以上説明したように、本実施形態に係る吐出容器10によれば、蓋体6を開けた状態で、使用者が収容体1内の中蓋4を該収容体1の底部11側へ向けて押し下げると、収容体1内の内容物Cが加圧されて連通路7を通して吐出体2内へと流動し、この吐出体2内を上方に向けて移動して、吐出口2Aから外部へ吐出される。
【0032】
この際、吐出体2の上端部にはトレー部9が配設されているので、吐出された内容物Cはこのトレー部9上で受け取り可能とされている。このような構成により、吐出された内容物Cを直接手指で受け止めなくても、内容物Cが容器外に零れ落ちることがない。また、使用者が、中蓋4を押し下げつつ吐出口2Aから吐出される内容物Cの分量をトレー部9上で確認することができ、この場合、内容物Cを吐出させる精度を高めることもできる。
【0033】
また、この吐出容器10によれば、例えば、中蓋に管状部材等を貫設するような従来の構成に対比して、構造が簡便で部品点数を削減でき、またシールの必要な箇所を少なくすることができるので、製造時の組み立てが容易である。
【0034】
また、この吐出容器10は、例えば、中蓋に吐出口を直接形成するような従来の構成に対比して、中蓋4の押し下げられた位置に係わらず、トレー部9上から安定して内容物Cをすくい取ることができるので、操作性に優れている。
【0035】
また、蓋体6が、容器本体3にヒンジ部5を介して連結されているので、該蓋体6を容器本体3から分離させずに開くことができ、蓋体6の紛失が防止され、取り扱い性が向上する。
また、蓋体6には、吐出口2Aに着脱自在に嵌合される栓体64が突設されているので、該蓋体6を閉めた際に、栓体64が吐出口2Aを閉塞して、容器本体3内の内容物Cの固化や劣化を抑制できる。
【0036】
また、トレー部9の上面が凹曲面状に形成されているので、吐出口2Aから吐出された内容物Cがトレー部9上に確実に保持されるとともに該トレー部9上から零れ落ちるようなことが防止され、内容物Cを安定して受け取れる。また、トレー部9上の内容物Cを手指でぬぐい取りやすい。
【0037】
また、蓋体6を開けた際に、中蓋4とヒンジ部5との間にトレー部9が配置されているので、中蓋4はヒンジ部5から比較的離れた位置に配置される。よって、中蓋4を前述のように押し下げる際、使用者の手指が蓋体6やヒンジ部5に接触しにくくなり、操作性が向上する。
【0038】
さらに、トレー部9の上面の軸O側の端部に吐出口2Aが配置されているので、内容物Cはトレー部9上における蓋体6やヒンジ部5から比較的離された位置に吐出されることになる。よって、使用者が内容物Cをすくい取る際、手指が蓋体6やヒンジ部5に接触しにくくなり、操作性がより高められている。
【0039】
尚、本発明は前述の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
例えば、前述の実施形態では、容器本体3が全体として筒状に形成されていることとしたが、容器本体3の形状はこれに限定されるものではない。
【0040】
また、収容体1と吐出体2とが凹部12Aを介して一体に形成されているとしたが、これに限定されるものではなく、互いの周壁部12、22同士を離間して形成されていても構わない。この場合、連通路7は、周壁部12、22同士を接続する管状等に形成されることになる。
【0041】
また、収容体1の軸及び吐出体2の軸が、軸Oに平行に並設されていることとしたが、収容体1の軸と吐出体2の軸とは、互いに平行に配置されていなくてもよい。
【0042】
また、トレー部9が、平面視において中蓋4とヒンジ部5との間に配置されていることとしたが、トレー部9の配置はこれに限定されるものではない。
また、トレー部9の上面が凹曲面状に形成されていることとしたが、これに限定されるものではなく、例えば、それ以外の平面状等であってもよい。
【0043】
また、トレー部9が平面視で略楕円形状に形成されているとしたが、それ以外の円形状や多角形状等に形成されていてもよい。
また、トレー部9の上面における軸O側の端部に吐出口2Aが開口していることとしたが、吐出口2Aは前記上面におけるそれ以外の領域に開口していてもよい。
【0044】
その他、本発明の主旨を逸脱しない範囲で、上記した実施の形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能であり、また、上記した変形例を適宜組み合わせてもよい。
【符号の説明】
【0045】
1 収容体
2 吐出体
2A 吐出口
3 容器本体
4 中蓋
5 ヒンジ部
6 蓋体
7 連通路
9 トレー部
10 吐出容器
11 底部
22 吐出体の周壁部
64 栓体
C 内容物

【特許請求の範囲】
【請求項1】
内容物が収容される有底筒状の収容体、および上端開口が内容物の吐出される吐出口とされた有底筒状の吐出体を備えるとともに、これらの収容体の内部と吐出体の内部とを連通する連通路が形成された容器本体と、
前記収容体内に、その底部側に向けて下降摺動可能に配設された中蓋と、
前記吐出体の周壁部の上端部に配置されるとともに、その軸方向に交差する方向に拡がり、前記吐出口から吐出された内容物を受け取り可能なトレー部と、
前記容器本体にヒンジ部を介して連結され、前記収容体の上端開口および前記吐出体の吐出口を開閉する蓋体と、を備え、
前記蓋体には、吐出口に着脱自在に嵌合される栓体が突設されていることを特徴とする吐出容器。
【請求項2】
請求項1に記載の吐出容器であって、
前記トレー部の上面は、凹曲面状に形成されていることを特徴とする吐出容器。
【請求項3】
請求項1又は2に記載の吐出容器であって、
その平面視において、前記トレー部は、前記中蓋と前記ヒンジ部との間に配置されていることを特徴とする吐出容器。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2011−31923(P2011−31923A)
【公開日】平成23年2月17日(2011.2.17)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−179125(P2009−179125)
【出願日】平成21年7月31日(2009.7.31)
【出願人】(000006909)株式会社吉野工業所 (2,913)
【Fターム(参考)】