吸収性物品の包装体
【課題】包装体に表示された製品情報を暗い場所において容易に読み取る。
【解決手段】包装体１は、包装袋３の内部に複数の吸収性物品９を収容したものであり、略直方体である。包装袋３の上面１１、前面１３、後面１４および側面１５，１６には、吸収性物品９の種類やサイズ、収容枚数等を示す製品情報が視認可能に表示された第１情報表示部２１が配置される。また、吸収性物品９の製品情報が透明の再帰反射材料により表示された第２情報表示部２２が、包装袋３の前面１３において第１情報表示部２１に重なって配置される。夜間の病室等のように暗い場所に複数種類の吸収性物品の包装体１が載置される場合、懐中電灯や廊下の照明等の弱い光にて各包装体１の第２情報表示部２２を照らすことにより、周囲を明るくすることなく第２情報表示部２２に表示された製品情報を容易に読み取り、所望の吸収性物品９を容易に選択することができる。
【解決手段】包装体１は、包装袋３の内部に複数の吸収性物品９を収容したものであり、略直方体である。包装袋３の上面１１、前面１３、後面１４および側面１５，１６には、吸収性物品９の種類やサイズ、収容枚数等を示す製品情報が視認可能に表示された第１情報表示部２１が配置される。また、吸収性物品９の製品情報が透明の再帰反射材料により表示された第２情報表示部２２が、包装袋３の前面１３において第１情報表示部２１に重なって配置される。夜間の病室等のように暗い場所に複数種類の吸収性物品の包装体１が載置される場合、懐中電灯や廊下の照明等の弱い光にて各包装体１の第２情報表示部２２を照らすことにより、周囲を明るくすることなく第２情報表示部２２に表示された製品情報を容易に読み取り、所望の吸収性物品９を容易に選択することができる。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【０００１】
本発明は、包装袋の内部に吸収性物品を収容する包装体に関する。
【背景技術】
【０００２】
従来より、使い捨ておむつや使い捨ておむつの内側に取り付けられる補助吸収具（例えば、尿取りパッド）等の吸収性物品は、複数個が積層されて積層方向に圧縮された状態で包装袋に収容されて販売されている。包装体の形状は通常、略直方体となっており、当該包装体の前面、後面および両側面等に、内部に収容された吸収性物品の種類やサイズ、収容枚数等の情報が視認可能に表示されている。
【０００３】
一方、特許文献１では、ゴミ袋等に利用されるビニール袋の表面に蛍光塗料を印刷または塗布する技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００４】
【特許文献１】特開２０００−３１８０６１号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００５】
ところで、病院の大部屋等のように、複数の着用者が１つの部屋に居る場合、着用者の体型や状態に応じた複数種類の吸収性物品（例えば、様々なサイズのテープタイプやパンツタイプの使い捨ておむつ、あるいは、補助吸収具）の包装体が室内に用意されていたり、複数種類の吸収性物品の包装体が搬送用カート上に載置されて室内に搬入される。
【０００６】
このような部屋において吸収性物品の交換を行う際には、交換対象の着用者に適した吸収性物品を複数種類の吸収性物品の中から選択する必要があるが、夜間等、他の人が寝ている場合には、複数の包装体に表示された吸収性物品の製品情報を読み取るために、部屋を明るくすることは好ましくない。したがって、懐中電灯や廊下の照明等の弱い光で、あるいは、ほとんど暗闇の中で各包装体に表示された製品情報を確認して適切な吸収性物品を選択する必要がある。
【０００７】
本発明は、上記課題に鑑みなされたものであり、包装体に表示された製品情報を暗い場所において容易に読み取ることを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【０００８】
請求項１に記載の発明は、吸収性物品の包装体であって、包装シート部材にて形成された袋状の包装袋と、前記包装袋に収容された吸収性物品とを備え、前記包装袋が、前記吸収性物品の製品情報が視認可能に表示された第１情報表示部と、前記吸収性物品の製品情報が再帰反射材料、蛍光材料または蓄光材料により表示された第２情報表示部とを備える。
【０００９】
請求項２に記載の発明は、請求項１に記載の吸収性物品の包装体であって、前記包装袋が複数の吸収性物品を収容し、前記包装袋の形状が、前面、後面、２つの側面、上面および下面を有する略直方体であり、前記第２情報表示部が、前記前面、前記後面および前記２つの側面のうちのいずれかの面に設けられ、前記面の幅の半分以上の幅および前記面の高さの半分以上の高さを有する。
【００１０】
請求項３に記載の発明は、請求項１に記載の吸収性物品の包装体であって、前記包装袋が複数の吸収性物品を収容し、前記包装袋の形状が、前面、後面、２つの側面、上面および下面を有する略直方体であり、前記第２情報表示部が、前記前面、前記後面および前記２つの側面に連続して配置される。
【００１１】
請求項４に記載の発明は、請求項１ないし３のいずれかに記載の吸収性物品の包装体であって、前記第２情報表示部における前記製品情報が透明の前記再帰反射材料により表示され、前記第２情報表示部が前記第１情報表示部上に重なって配置される。
【００１２】
請求項５に記載の発明は、請求項１ないし４のいずれかに記載の吸収性物品の包装体であって、前記包装シート部材の外面に貼付されたテープ状の前記再帰反射材料により前記第２情報表示部の前記製品情報が表示される。
【００１３】
請求項６に記載の発明は、請求項１ないし４のいずれかに記載の吸収性物品の包装体であって、前記包装シート部材の外面に塗布された前記再帰反射材料により前記第２情報表示部の前記製品情報が表示される。
【発明の効果】
【００１４】
本発明では、包装体に表示された製品情報を暗い場所において容易に読み取ることができる。
【図面の簡単な説明】
【００１５】
【図１】第１の実施の形態に係る包装体の斜視図である。
【図２】第２の実施の形態に係る包装体の斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【００１６】
図１は、本発明の第１の実施の形態に係る包装体１を示す斜視図である。包装体１は、吸収性物品９のパッケージであり、包装袋３の内部に複数の吸収性物品９を収容した構造を有する。包装袋３は、包装シート部材にて袋状に形成されたものであり、包装袋３には、複数の吸収性物品９が図１中のＸ方向に積層されて圧縮された状態で収容される。包装シート部材としては、例えば、ポリエチレン等の樹脂製の柔軟な可撓性フィルムが利用される。吸収性物品９は、使い捨ておむつや使い捨ておむつの内側に取り付けられる補助吸収具（例えば、尿取りパッド）、生理用品等であり、図１では、それぞれ２つ折りにされた約２０枚の吸収性物品９が包装袋３に収容されている。
【００１７】
複数の吸収性物品９を収容した状態における包装袋３の形状は略直方体である。包装袋３は、複数の吸収性物品９の（＋Ｚ）側および（−Ｚ）側をそれぞれ覆う上面１１および下面１２、複数の吸収性物品９の（−Ｙ）側および（＋Ｙ）側をそれぞれ覆う前面１３および後面１４、並びに、複数の吸収性物品９の（＋Ｘ）側および（−Ｘ）側をそれぞれ覆う２つの側面１５，１６を有する。なお、包装袋３の上面１１、下面１２、前面１３、後面１４および側面１５，１６は、包装体１の上面、下面、前面、後面および側面でもある。
【００１８】
前面１３は、通常、商品名や商品の特徴が大きく記載される面であり、包装体１の前面１３および後面１４の水平方向（Ｘ方向）の幅は、２つの側面１５，１６の水平方向（Ｙ方向）の幅よりも大きい。なお、前面１３および後面１４の双方に大きく商品名等が記載される場合、いずれの面が前面または後面と捉えられてもよい。上面１１は、複数の吸収性物品９の周囲を囲む前面１３、後面１４および２つの側面１５，１６により下面１２に接続される。
【００１９】
包装袋３は、さらに、上面１１のＹ方向のおよそ中央に接続される把持部１７を有する。把持部１７はＸ方向に伸びる帯状であり、把持部１７のＸ方向のおよそ中央には開口１７１が形成されている。包装体１の購入者等が把持部１７を把持する際には、購入者等の指が開口１７１に挿入され、開口１７１の上側の部位が把持される。
【００２０】
包装袋３では、第１情報表示部２１が上面１１、前面１３、後面１４、並びに、（＋Ｘ）側および（−Ｘ）側の側面１５，１６に配置されており、第１情報表示部２１には、吸収性物品９の製品情報や、購買意欲の向上を図る模様等の装飾が視認可能に表示される。製品情報とは、吸収性物品９の種類やサイズ、収容枚数等、包装体１を購入する際に購入者が通常必要とする様々な情報を指す。第１情報表示部２１は、包装袋３を形成する包装シート部材の外面に、通常のインクにより製品情報を印刷することにより設けられる。第１情報表示部２１は、前面１３、後面１４および２つの側面１５，１６のそれぞれにおいて、およそ全面に亘って設けられる。
【００２１】
包装袋３では、また、吸収性物品９の製品情報が再帰反射材料により表示された第２情報表示部２２が、前面１３に設けられる。第２情報表示部２２に表示される製品情報は、通常、第１情報表示部２１に表示される製品情報の一部であり、本実施の形態では、吸収性物品９のサイズを示す文字「Ｍ」である。再帰反射材料とは、光源から入射した光を入射方向へと反射する（すなわち、再帰反射する）材料であり、光源方向から見ると他の材料に比べて明るく見える。再帰反射材料には、封入ビーズ型やカプセルビーズ型、プリズム型等、様々な構造のものがある。例えば、封入ビーズ型の再帰反射材料では、薄い樹脂層内に微小な高屈折ガラスビーズが略均一に多数配置され、入射した光が各ガラスビーズの底部にて光源方向に反射されることにより、光源方向からの視認性が向上される。
【００２２】
第２情報表示部２２は第１情報表示部２１上に重なって配置され、第２情報表示部２２における製品情報は透明の再帰反射材料により表示される。具体的には、透明のテープ状の再帰反射材料が、包装袋３を形成する包装シート部材の外面に「Ｍ」字状に貼付されることにより、第２情報表示部２２の製品情報が表示される。第２情報表示部２２は、好ましくは、前面１３のＸ方向の幅の半分以上の幅、および、前面１３のＺ方向の高さの半分以上の高さを有する。図１では、図の理解を容易にするために、第２情報表示部２２および第２情報表示部２２の製品情報を破線にて描いている。
【００２３】
夜間の病室等のように暗い場所に複数種類の吸収性物品の包装体１が載置される場合、懐中電灯や廊下の照明等の弱い光にて各包装体１の第２情報表示部２２を照らすことにより、第２情報表示部２２に表示された製品情報（すなわち、包装袋３に収容された吸収性物品９の製品情報）を容易に読み取ることができる。その結果、周囲を明るくすることなく所望の吸収性物品９を容易に選択することができる。
【００２４】
包装袋３では、第２情報表示部２２が前面１３の幅の半分以上の幅、および、前面１３の高さの半分以上の高さを有するため、第２情報表示部２２に表示される製品情報を大きくすることができる。その結果、第２情報表示部２２の製品情報をより容易に読み取ることが可能となる。
【００２５】
上述のように、第２情報表示部２２における製品情報は透明の再帰反射材料により表示される。これにより、第２情報表示部２２が第１情報表示部２１と重なって配置される場合であっても、通常の照明（例えば、病室の天井等に設置された蛍光灯の光）の下では、第１情報表示部２１の製品情報の読み取りが第２情報表示部２２により阻害されることがない。このため、第２情報表示部２２と第１情報表示部２１との位置関係を考慮することなく第２情報表示部２２の配置を決定することができる。換言すれば、第２情報表示部２２の配置の自由度を向上することができる。また、第１情報表示部２１および第２情報表示部２２を、他方の大きさを変更することなく大きくすることができる。さらに、第２情報表示部２２の製品情報が、包装シート部材の外面に貼付されたテープ状の再帰反射材料にて表示されることにより、第２情報表示部２２の製品情報を容易に形成することができる。
【００２６】
包装袋３では、第２情報表示部２２の製品情報は、透明の液状の再帰反射材料が包装シート部材の外面に塗布されることにより表示されてもよい。この場合も、透明のテープ状の再帰反射材料により製品情報が表示される場合と同様に、第２情報表示部２２の配置の自由度を向上することができるとともに、第１情報表示部２１および第２情報表示部２２を大きくすることができる。また、第２情報表示部２２の製品情報を容易に形成することもできる。
【００２７】
次に、本発明の第２の実施の形態に係る包装体について説明する。図２は、第２の実施の形態に係る包装体１ａを示す斜視図である。包装体１ａの包装袋３ａでは、第１情報表示部２１および第２情報表示部２２の形状および配置、並びに、第２情報表示部２２の製品情報の表示に利用される材料が、図１に示す包装袋３と異なる。包装体１ａの他の構成は、図１に示す包装体１と同様であり、以下の説明では、包装体１ａの構成のうち包装体１の構成に対応するものに同符号を付す。
【００２８】
包装体１ａの包装袋３ａでは、第２情報表示部２２が、前面１３、および（＋Ｘ）側の側面１５、後面１４および（−Ｘ）側の側面１６に連続して配置される。すなわち、第２情報表示部２２は、包装体１の全周に亘って設けられる。好ましくは、第２情報表示部２２は、前面１３、後面１４および側面１５，１６の下半分の領域（より好ましくは、下面１２近傍の領域）に設けられる。第１情報表示部２１は、前面１３、後面１４および２つの側面１５，１６において、第２情報表示部２２よりも上側（すなわち、（＋Ｚ）側）に第２情報表示部２２と重なることなく配置される。また、第１情報表示部２１は上面１１にも配置される。
【００２９】
第２情報表示部２２における製品情報は、包装袋３ａを形成する包装シート部材の外面に液状の蛍光材料を塗布することにより、あるいは、テープ状の蛍光材料を包装シート部材の外面に貼付することにより表示される。蛍光材料とは、光の照射によるエネルギーを吸収して励起状態となる材料であり、光の照射を受けつつ発光し、光の照射が終了すると発光を終了する。このように、第２情報表示部２２の製品情報が蛍光材料により表示されることにより、夜間の病室等のように暗い場所に複数種類の包装体１ａが載置される場合に、第１の実施の形態と同様に、懐中電灯や廊下の照明等の弱い光にて各包装体１ａの第２情報表示部２２を照らすことにより、第２情報表示部２２に表示された製品情報を容易に読み取ることができる。その結果、周囲を明るくすることなく所望の吸収性物品９を容易に選択することができる。
【００３０】
包装袋３ａでは、第２情報表示部２２における製品情報は、液状の蓄光材料を包装シート部材の外面に塗布することにより、あるいは、テープ状の蓄光材料を包装シート部材の外面に貼付することにより表示されてもよい。蓄光材料とは、光の照射によるエネルギーを吸収して蓄積し、光の照射が終了した後、長時間に亘って発光する材料である。このように、第２情報表示部２２の製品情報が蓄光材料により表示されることにより、複数種類の包装体１ａが暗い場所に載置されている場合に、各包装体１ａの第２情報表示部２２に表示された製品情報を容易に読み取ることができる。その結果、周囲を明るくすることなく所望の吸収性物品９を容易に選択することができる。
【００３１】
包装袋３ａでは、液状の蛍光材料または蓄光材料を包装シート部材の外面に塗布することにより、あるいは、テープ状の蛍光材料または蓄光材料を包装シート部材の外面に貼付することにより、第２情報表示部２２における製品情報を容易に形成することができる。また、第２情報表示部２２が前面１３、後面１４および２つの側面１５，１６に連続して配置されるため、包装体１ａの姿勢に関わらず（すなわち、包装体１ａがどのような向きにて載置されているかに関わらず）、第２情報表示部２２に表示された製品情報を暗い場所において容易に読み取ることができる。さらに、第１情報表示部２１と第２情報表示部２２とが互いに重なることなく配置されることにより、第１情報表示部２１および第２情報表示部２２のうちの一方により、他方の読み取りが阻害されることが防止される。
【００３２】
以上、本発明の実施の形態について説明してきたが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、様々な変更が可能である。
【００３３】
例えば、第１の実施の形態に係る包装体１では、第２情報表示部２２の製品情報は、不透明または半透明の再帰反射材料により表示されてもよい。第２情報表示部２２の製品情報により第１情報表示部２１の製品情報の読み取りが阻害される場合は、第１情報表示部２１と第２情報表示部２２とは互いに重ならないように配置される。また、好ましくは、第２情報表示部２２が、前面１３、後面１４および２つの側面１５，１６に連続して配置される。
【００３４】
第１および第２の実施の形態に係る包装袋では、第２情報表示部２２は、前面１３、後面１４および２つの側面１５，１６のうち少なくともいずれか１つの面に設けられていればよい。当該面では、第２情報表示部２２の幅が当該面の幅の半分以上であり、第２情報表示部２２の高さが当該面の高さの半分以上であることが好ましい。これにより、第２情報表示部２２の製品情報を暗い場所にてより容易に読み取ることができる。なお、第２情報表示部２２は、上面１１や下面１２に配置されてもよい。これにより、複数種類の吸収性物品の包装体が床上に載置されたり、棚上にて横倒しにして（すなわち、前面１３、後面１４および側面１５，１６のうちの一の面を下にした状態で）保管される場合等に、第２情報表示部２２の製品情報を暗い場所にて容易に読み取ることができる。
【００３５】
上述の包装体では、例えば、複数の吸収性物品９が上下方向に２段以上積み重ねられた状態で包装袋の内部に収容されてもよい。内部に吸収性物品９が収容された包装袋の形状は必ずしも略直方体には限定されず、また、包装袋の内部には１つの吸収性物品９のみが収容されてもよい。
【符号の説明】
【００３６】
１，１ａ 包装体
３，３ａ 包装袋
９ 吸収性物品
１１ 上面
１２ 下面
１３ 前面
１４ 後面
１５，１６ 側面
２１ 第１情報表示部
２２ 第２情報表示部
【技術分野】
【０００１】
本発明は、包装袋の内部に吸収性物品を収容する包装体に関する。
【背景技術】
【０００２】
従来より、使い捨ておむつや使い捨ておむつの内側に取り付けられる補助吸収具（例えば、尿取りパッド）等の吸収性物品は、複数個が積層されて積層方向に圧縮された状態で包装袋に収容されて販売されている。包装体の形状は通常、略直方体となっており、当該包装体の前面、後面および両側面等に、内部に収容された吸収性物品の種類やサイズ、収容枚数等の情報が視認可能に表示されている。
【０００３】
一方、特許文献１では、ゴミ袋等に利用されるビニール袋の表面に蛍光塗料を印刷または塗布する技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００４】
【特許文献１】特開２０００−３１８０６１号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００５】
ところで、病院の大部屋等のように、複数の着用者が１つの部屋に居る場合、着用者の体型や状態に応じた複数種類の吸収性物品（例えば、様々なサイズのテープタイプやパンツタイプの使い捨ておむつ、あるいは、補助吸収具）の包装体が室内に用意されていたり、複数種類の吸収性物品の包装体が搬送用カート上に載置されて室内に搬入される。
【０００６】
このような部屋において吸収性物品の交換を行う際には、交換対象の着用者に適した吸収性物品を複数種類の吸収性物品の中から選択する必要があるが、夜間等、他の人が寝ている場合には、複数の包装体に表示された吸収性物品の製品情報を読み取るために、部屋を明るくすることは好ましくない。したがって、懐中電灯や廊下の照明等の弱い光で、あるいは、ほとんど暗闇の中で各包装体に表示された製品情報を確認して適切な吸収性物品を選択する必要がある。
【０００７】
本発明は、上記課題に鑑みなされたものであり、包装体に表示された製品情報を暗い場所において容易に読み取ることを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【０００８】
請求項１に記載の発明は、吸収性物品の包装体であって、包装シート部材にて形成された袋状の包装袋と、前記包装袋に収容された吸収性物品とを備え、前記包装袋が、前記吸収性物品の製品情報が視認可能に表示された第１情報表示部と、前記吸収性物品の製品情報が再帰反射材料、蛍光材料または蓄光材料により表示された第２情報表示部とを備える。
【０００９】
請求項２に記載の発明は、請求項１に記載の吸収性物品の包装体であって、前記包装袋が複数の吸収性物品を収容し、前記包装袋の形状が、前面、後面、２つの側面、上面および下面を有する略直方体であり、前記第２情報表示部が、前記前面、前記後面および前記２つの側面のうちのいずれかの面に設けられ、前記面の幅の半分以上の幅および前記面の高さの半分以上の高さを有する。
【００１０】
請求項３に記載の発明は、請求項１に記載の吸収性物品の包装体であって、前記包装袋が複数の吸収性物品を収容し、前記包装袋の形状が、前面、後面、２つの側面、上面および下面を有する略直方体であり、前記第２情報表示部が、前記前面、前記後面および前記２つの側面に連続して配置される。
【００１１】
請求項４に記載の発明は、請求項１ないし３のいずれかに記載の吸収性物品の包装体であって、前記第２情報表示部における前記製品情報が透明の前記再帰反射材料により表示され、前記第２情報表示部が前記第１情報表示部上に重なって配置される。
【００１２】
請求項５に記載の発明は、請求項１ないし４のいずれかに記載の吸収性物品の包装体であって、前記包装シート部材の外面に貼付されたテープ状の前記再帰反射材料により前記第２情報表示部の前記製品情報が表示される。
【００１３】
請求項６に記載の発明は、請求項１ないし４のいずれかに記載の吸収性物品の包装体であって、前記包装シート部材の外面に塗布された前記再帰反射材料により前記第２情報表示部の前記製品情報が表示される。
【発明の効果】
【００１４】
本発明では、包装体に表示された製品情報を暗い場所において容易に読み取ることができる。
【図面の簡単な説明】
【００１５】
【図１】第１の実施の形態に係る包装体の斜視図である。
【図２】第２の実施の形態に係る包装体の斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【００１６】
図１は、本発明の第１の実施の形態に係る包装体１を示す斜視図である。包装体１は、吸収性物品９のパッケージであり、包装袋３の内部に複数の吸収性物品９を収容した構造を有する。包装袋３は、包装シート部材にて袋状に形成されたものであり、包装袋３には、複数の吸収性物品９が図１中のＸ方向に積層されて圧縮された状態で収容される。包装シート部材としては、例えば、ポリエチレン等の樹脂製の柔軟な可撓性フィルムが利用される。吸収性物品９は、使い捨ておむつや使い捨ておむつの内側に取り付けられる補助吸収具（例えば、尿取りパッド）、生理用品等であり、図１では、それぞれ２つ折りにされた約２０枚の吸収性物品９が包装袋３に収容されている。
【００１７】
複数の吸収性物品９を収容した状態における包装袋３の形状は略直方体である。包装袋３は、複数の吸収性物品９の（＋Ｚ）側および（−Ｚ）側をそれぞれ覆う上面１１および下面１２、複数の吸収性物品９の（−Ｙ）側および（＋Ｙ）側をそれぞれ覆う前面１３および後面１４、並びに、複数の吸収性物品９の（＋Ｘ）側および（−Ｘ）側をそれぞれ覆う２つの側面１５，１６を有する。なお、包装袋３の上面１１、下面１２、前面１３、後面１４および側面１５，１６は、包装体１の上面、下面、前面、後面および側面でもある。
【００１８】
前面１３は、通常、商品名や商品の特徴が大きく記載される面であり、包装体１の前面１３および後面１４の水平方向（Ｘ方向）の幅は、２つの側面１５，１６の水平方向（Ｙ方向）の幅よりも大きい。なお、前面１３および後面１４の双方に大きく商品名等が記載される場合、いずれの面が前面または後面と捉えられてもよい。上面１１は、複数の吸収性物品９の周囲を囲む前面１３、後面１４および２つの側面１５，１６により下面１２に接続される。
【００１９】
包装袋３は、さらに、上面１１のＹ方向のおよそ中央に接続される把持部１７を有する。把持部１７はＸ方向に伸びる帯状であり、把持部１７のＸ方向のおよそ中央には開口１７１が形成されている。包装体１の購入者等が把持部１７を把持する際には、購入者等の指が開口１７１に挿入され、開口１７１の上側の部位が把持される。
【００２０】
包装袋３では、第１情報表示部２１が上面１１、前面１３、後面１４、並びに、（＋Ｘ）側および（−Ｘ）側の側面１５，１６に配置されており、第１情報表示部２１には、吸収性物品９の製品情報や、購買意欲の向上を図る模様等の装飾が視認可能に表示される。製品情報とは、吸収性物品９の種類やサイズ、収容枚数等、包装体１を購入する際に購入者が通常必要とする様々な情報を指す。第１情報表示部２１は、包装袋３を形成する包装シート部材の外面に、通常のインクにより製品情報を印刷することにより設けられる。第１情報表示部２１は、前面１３、後面１４および２つの側面１５，１６のそれぞれにおいて、およそ全面に亘って設けられる。
【００２１】
包装袋３では、また、吸収性物品９の製品情報が再帰反射材料により表示された第２情報表示部２２が、前面１３に設けられる。第２情報表示部２２に表示される製品情報は、通常、第１情報表示部２１に表示される製品情報の一部であり、本実施の形態では、吸収性物品９のサイズを示す文字「Ｍ」である。再帰反射材料とは、光源から入射した光を入射方向へと反射する（すなわち、再帰反射する）材料であり、光源方向から見ると他の材料に比べて明るく見える。再帰反射材料には、封入ビーズ型やカプセルビーズ型、プリズム型等、様々な構造のものがある。例えば、封入ビーズ型の再帰反射材料では、薄い樹脂層内に微小な高屈折ガラスビーズが略均一に多数配置され、入射した光が各ガラスビーズの底部にて光源方向に反射されることにより、光源方向からの視認性が向上される。
【００２２】
第２情報表示部２２は第１情報表示部２１上に重なって配置され、第２情報表示部２２における製品情報は透明の再帰反射材料により表示される。具体的には、透明のテープ状の再帰反射材料が、包装袋３を形成する包装シート部材の外面に「Ｍ」字状に貼付されることにより、第２情報表示部２２の製品情報が表示される。第２情報表示部２２は、好ましくは、前面１３のＸ方向の幅の半分以上の幅、および、前面１３のＺ方向の高さの半分以上の高さを有する。図１では、図の理解を容易にするために、第２情報表示部２２および第２情報表示部２２の製品情報を破線にて描いている。
【００２３】
夜間の病室等のように暗い場所に複数種類の吸収性物品の包装体１が載置される場合、懐中電灯や廊下の照明等の弱い光にて各包装体１の第２情報表示部２２を照らすことにより、第２情報表示部２２に表示された製品情報（すなわち、包装袋３に収容された吸収性物品９の製品情報）を容易に読み取ることができる。その結果、周囲を明るくすることなく所望の吸収性物品９を容易に選択することができる。
【００２４】
包装袋３では、第２情報表示部２２が前面１３の幅の半分以上の幅、および、前面１３の高さの半分以上の高さを有するため、第２情報表示部２２に表示される製品情報を大きくすることができる。その結果、第２情報表示部２２の製品情報をより容易に読み取ることが可能となる。
【００２５】
上述のように、第２情報表示部２２における製品情報は透明の再帰反射材料により表示される。これにより、第２情報表示部２２が第１情報表示部２１と重なって配置される場合であっても、通常の照明（例えば、病室の天井等に設置された蛍光灯の光）の下では、第１情報表示部２１の製品情報の読み取りが第２情報表示部２２により阻害されることがない。このため、第２情報表示部２２と第１情報表示部２１との位置関係を考慮することなく第２情報表示部２２の配置を決定することができる。換言すれば、第２情報表示部２２の配置の自由度を向上することができる。また、第１情報表示部２１および第２情報表示部２２を、他方の大きさを変更することなく大きくすることができる。さらに、第２情報表示部２２の製品情報が、包装シート部材の外面に貼付されたテープ状の再帰反射材料にて表示されることにより、第２情報表示部２２の製品情報を容易に形成することができる。
【００２６】
包装袋３では、第２情報表示部２２の製品情報は、透明の液状の再帰反射材料が包装シート部材の外面に塗布されることにより表示されてもよい。この場合も、透明のテープ状の再帰反射材料により製品情報が表示される場合と同様に、第２情報表示部２２の配置の自由度を向上することができるとともに、第１情報表示部２１および第２情報表示部２２を大きくすることができる。また、第２情報表示部２２の製品情報を容易に形成することもできる。
【００２７】
次に、本発明の第２の実施の形態に係る包装体について説明する。図２は、第２の実施の形態に係る包装体１ａを示す斜視図である。包装体１ａの包装袋３ａでは、第１情報表示部２１および第２情報表示部２２の形状および配置、並びに、第２情報表示部２２の製品情報の表示に利用される材料が、図１に示す包装袋３と異なる。包装体１ａの他の構成は、図１に示す包装体１と同様であり、以下の説明では、包装体１ａの構成のうち包装体１の構成に対応するものに同符号を付す。
【００２８】
包装体１ａの包装袋３ａでは、第２情報表示部２２が、前面１３、および（＋Ｘ）側の側面１５、後面１４および（−Ｘ）側の側面１６に連続して配置される。すなわち、第２情報表示部２２は、包装体１の全周に亘って設けられる。好ましくは、第２情報表示部２２は、前面１３、後面１４および側面１５，１６の下半分の領域（より好ましくは、下面１２近傍の領域）に設けられる。第１情報表示部２１は、前面１３、後面１４および２つの側面１５，１６において、第２情報表示部２２よりも上側（すなわち、（＋Ｚ）側）に第２情報表示部２２と重なることなく配置される。また、第１情報表示部２１は上面１１にも配置される。
【００２９】
第２情報表示部２２における製品情報は、包装袋３ａを形成する包装シート部材の外面に液状の蛍光材料を塗布することにより、あるいは、テープ状の蛍光材料を包装シート部材の外面に貼付することにより表示される。蛍光材料とは、光の照射によるエネルギーを吸収して励起状態となる材料であり、光の照射を受けつつ発光し、光の照射が終了すると発光を終了する。このように、第２情報表示部２２の製品情報が蛍光材料により表示されることにより、夜間の病室等のように暗い場所に複数種類の包装体１ａが載置される場合に、第１の実施の形態と同様に、懐中電灯や廊下の照明等の弱い光にて各包装体１ａの第２情報表示部２２を照らすことにより、第２情報表示部２２に表示された製品情報を容易に読み取ることができる。その結果、周囲を明るくすることなく所望の吸収性物品９を容易に選択することができる。
【００３０】
包装袋３ａでは、第２情報表示部２２における製品情報は、液状の蓄光材料を包装シート部材の外面に塗布することにより、あるいは、テープ状の蓄光材料を包装シート部材の外面に貼付することにより表示されてもよい。蓄光材料とは、光の照射によるエネルギーを吸収して蓄積し、光の照射が終了した後、長時間に亘って発光する材料である。このように、第２情報表示部２２の製品情報が蓄光材料により表示されることにより、複数種類の包装体１ａが暗い場所に載置されている場合に、各包装体１ａの第２情報表示部２２に表示された製品情報を容易に読み取ることができる。その結果、周囲を明るくすることなく所望の吸収性物品９を容易に選択することができる。
【００３１】
包装袋３ａでは、液状の蛍光材料または蓄光材料を包装シート部材の外面に塗布することにより、あるいは、テープ状の蛍光材料または蓄光材料を包装シート部材の外面に貼付することにより、第２情報表示部２２における製品情報を容易に形成することができる。また、第２情報表示部２２が前面１３、後面１４および２つの側面１５，１６に連続して配置されるため、包装体１ａの姿勢に関わらず（すなわち、包装体１ａがどのような向きにて載置されているかに関わらず）、第２情報表示部２２に表示された製品情報を暗い場所において容易に読み取ることができる。さらに、第１情報表示部２１と第２情報表示部２２とが互いに重なることなく配置されることにより、第１情報表示部２１および第２情報表示部２２のうちの一方により、他方の読み取りが阻害されることが防止される。
【００３２】
以上、本発明の実施の形態について説明してきたが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、様々な変更が可能である。
【００３３】
例えば、第１の実施の形態に係る包装体１では、第２情報表示部２２の製品情報は、不透明または半透明の再帰反射材料により表示されてもよい。第２情報表示部２２の製品情報により第１情報表示部２１の製品情報の読み取りが阻害される場合は、第１情報表示部２１と第２情報表示部２２とは互いに重ならないように配置される。また、好ましくは、第２情報表示部２２が、前面１３、後面１４および２つの側面１５，１６に連続して配置される。
【００３４】
第１および第２の実施の形態に係る包装袋では、第２情報表示部２２は、前面１３、後面１４および２つの側面１５，１６のうち少なくともいずれか１つの面に設けられていればよい。当該面では、第２情報表示部２２の幅が当該面の幅の半分以上であり、第２情報表示部２２の高さが当該面の高さの半分以上であることが好ましい。これにより、第２情報表示部２２の製品情報を暗い場所にてより容易に読み取ることができる。なお、第２情報表示部２２は、上面１１や下面１２に配置されてもよい。これにより、複数種類の吸収性物品の包装体が床上に載置されたり、棚上にて横倒しにして（すなわち、前面１３、後面１４および側面１５，１６のうちの一の面を下にした状態で）保管される場合等に、第２情報表示部２２の製品情報を暗い場所にて容易に読み取ることができる。
【００３５】
上述の包装体では、例えば、複数の吸収性物品９が上下方向に２段以上積み重ねられた状態で包装袋の内部に収容されてもよい。内部に吸収性物品９が収容された包装袋の形状は必ずしも略直方体には限定されず、また、包装袋の内部には１つの吸収性物品９のみが収容されてもよい。
【符号の説明】
【００３６】
１，１ａ 包装体
３，３ａ 包装袋
９ 吸収性物品
１１ 上面
１２ 下面
１３ 前面
１４ 後面
１５，１６ 側面
２１ 第１情報表示部
２２ 第２情報表示部
【特許請求の範囲】
【請求項１】
吸収性物品の包装体であって、
包装シート部材にて形成された袋状の包装袋と、
前記包装袋に収容された吸収性物品と、
を備え、
前記包装袋が、
前記吸収性物品の製品情報が視認可能に表示された第１情報表示部と、
前記吸収性物品の製品情報が再帰反射材料、蛍光材料または蓄光材料により表示された第２情報表示部と、
を備えることを特徴とする吸収性物品の包装体。
【請求項２】
請求項１に記載の吸収性物品の包装体であって、
前記包装袋が複数の吸収性物品を収容し、
前記包装袋の形状が、前面、後面、２つの側面、上面および下面を有する略直方体であり、
前記第２情報表示部が、前記前面、前記後面および前記２つの側面のうちのいずれかの面に設けられ、前記面の幅の半分以上の幅および前記面の高さの半分以上の高さを有することを特徴とする吸収性物品の包装体。
【請求項３】
請求項１に記載の吸収性物品の包装体であって、
前記包装袋が複数の吸収性物品を収容し、
前記包装袋の形状が、前面、後面、２つの側面、上面および下面を有する略直方体であり、
前記第２情報表示部が、前記前面、前記後面および前記２つの側面に連続して配置されることを特徴とする吸収性物品の包装体。
【請求項４】
請求項１ないし３のいずれかに記載の吸収性物品の包装体であって、
前記第２情報表示部における前記製品情報が透明の前記再帰反射材料により表示され、前記第２情報表示部が前記第１情報表示部上に重なって配置されることを特徴とする吸収性物品の包装体。
【請求項５】
請求項１ないし４のいずれかに記載の吸収性物品の包装体であって、
前記包装シート部材の外面に貼付されたテープ状の前記再帰反射材料により前記第２情報表示部の前記製品情報が表示されることを特徴とする吸収性物品の包装体。
【請求項６】
請求項１ないし４のいずれかに記載の吸収性物品の包装体であって、
前記包装シート部材の外面に塗布された前記再帰反射材料により前記第２情報表示部の前記製品情報が表示されることを特徴とする吸収性物品の包装体。
【請求項１】
吸収性物品の包装体であって、
包装シート部材にて形成された袋状の包装袋と、
前記包装袋に収容された吸収性物品と、
を備え、
前記包装袋が、
前記吸収性物品の製品情報が視認可能に表示された第１情報表示部と、
前記吸収性物品の製品情報が再帰反射材料、蛍光材料または蓄光材料により表示された第２情報表示部と、
を備えることを特徴とする吸収性物品の包装体。
【請求項２】
請求項１に記載の吸収性物品の包装体であって、
前記包装袋が複数の吸収性物品を収容し、
前記包装袋の形状が、前面、後面、２つの側面、上面および下面を有する略直方体であり、
前記第２情報表示部が、前記前面、前記後面および前記２つの側面のうちのいずれかの面に設けられ、前記面の幅の半分以上の幅および前記面の高さの半分以上の高さを有することを特徴とする吸収性物品の包装体。
【請求項３】
請求項１に記載の吸収性物品の包装体であって、
前記包装袋が複数の吸収性物品を収容し、
前記包装袋の形状が、前面、後面、２つの側面、上面および下面を有する略直方体であり、
前記第２情報表示部が、前記前面、前記後面および前記２つの側面に連続して配置されることを特徴とする吸収性物品の包装体。
【請求項４】
請求項１ないし３のいずれかに記載の吸収性物品の包装体であって、
前記第２情報表示部における前記製品情報が透明の前記再帰反射材料により表示され、前記第２情報表示部が前記第１情報表示部上に重なって配置されることを特徴とする吸収性物品の包装体。
【請求項５】
請求項１ないし４のいずれかに記載の吸収性物品の包装体であって、
前記包装シート部材の外面に貼付されたテープ状の前記再帰反射材料により前記第２情報表示部の前記製品情報が表示されることを特徴とする吸収性物品の包装体。
【請求項６】
請求項１ないし４のいずれかに記載の吸収性物品の包装体であって、
前記包装シート部材の外面に塗布された前記再帰反射材料により前記第２情報表示部の前記製品情報が表示されることを特徴とする吸収性物品の包装体。
【図１】
【図２】
【図２】
【公開番号】特開２０１１−１６８２９７（Ｐ２０１１−１６８２９７Ａ）
【公開日】平成２３年９月１日（２０１１．９．１）
【国際特許分類】
【出願番号】特願２０１０−３３１４４（Ｐ２０１０−３３１４４）
【出願日】平成２２年２月１８日（２０１０．２．１８）
【出願人】（０００１１００４４）株式会社リブドゥコーポレーション (390)
【Ｆターム（参考）】
【公開日】平成２３年９月１日（２０１１．９．１）
【国際特許分類】
【出願日】平成２２年２月１８日（２０１０．２．１８）
【出願人】（０００１１００４４）株式会社リブドゥコーポレーション (390)
【Ｆターム（参考）】
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