説明

吸引器具との使用のための伸展性ガード

【課題】器官およびその他の身体組織への損傷のリスクを最小にする伸展性保護ガードを利用する吸引嘴管を提供する。
【解決手段】身体の腔から材料を除去する吸引器具は、長軸方向軸を規定し、そして近位端および遠位端を有する細長い部材14であって、流体の通過のためにそれを通る長軸方向導管を有する細長い部材;および該細長い部材の遠位端に隣接して配置される保護ガード16であって、該長軸方向導管と軸方向に整列された開口部を規定して、該身体の腔から該長軸方向導管への流体の通過を許容し、該細長い部材の遠位端に対して比較的柔らかい伸展性の材料を含み、そして身体組織との係合に際し、実質的に変形するよう適合されている保護ガード、を備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
(技術分野)
本開示は、一般に、外科用吸引器具に、そしてより特定すれば、使用の間に軟身体組織への損傷を防ぐ吸引器具に関する。
【背景技術】
【0002】
(背景)
吸引器具は、ときどき、吸引嘴管(yankauer)として知られ、外科的手順の間に患者の身体から血液のような流体を除去するために用いられる、必要な外科用ツールである。従来の吸引嘴管は、ハンドル、および手術部位から流体を除去するための流体通路を規定する本体を有するように構築される。吸引嘴管のハンドルおよび本体は、多くの適用のために種々の形態およびサイズで製造される。長い本体の吸引嘴管は、身体の腔内の深部から流体を吸引するために用いられ、その一方、狭い本体の微細な先端の吸引嘴管は、より正確な流体除去のために適切である。吸引嘴管ハンドルの近位端は、減圧源と作動可能に連結される形態である。この吸引嘴管は、チューブ、ホースなどによってこの減圧源に連結され得る。
【0003】
身体の腔内から流体を吸引するために用いられる吸引嘴管は、内部器官およびその他の繊細な組織と接触し得る。これらの組織は極度に敏感であり、そして吸引嘴管との任意の小さな接触は、この組織に対する傷つけるか、またはその他の損傷を生じ得る。この吸引嘴管と組織との間の実際の接触は、損傷を引き起こすまで強い必要はない。多くの先行技術の吸引嘴管は、生体適合性金属、PVC、およびその他の硬プラスチックを含む剛直性の材料から作製されている。剛直性の吸引嘴管の使用は、身体組織への損傷のリスクを増加する。
【0004】
身体の腔を吸引する間に吸引嘴管との偶然の接触によって引き起こされる損傷に加えて、繊細な組織はまた、流体を除去するための吸引が、組織の一部を吸引嘴管の遠位端に実際に吸引するときに損傷され得る。この吸引を解放することなく、この組織を吸引嘴管の遠位端から分離することは、この組織に対して引裂き、またはその他に重篤な損傷を引き起こし得る。吸引嘴管が構築される剛直性材料は、この損傷を一層ひどくするだけである。
【0005】
吸引嘴管の遠位端近傍に形成されるベントは、遠位端にある開口部が組織によって完全に妨害されるようになるとき、吸引を支援して減少するために採用される。組織に対する吸引を継続するよりはむしろ、このベントが作動して、吸引嘴管の遠位端の側壁中の開口部を通って吸引をそらせる。これらベントは、組織に対する損傷を最小にすることを支援するが、これらベントはまた、身体の腔から流体を除去することで吸引嘴管の効率を低減させる。ベントに加え、吸引嘴管はまた、バルブ部材とともに構築され得る。最も単純なバルブ部材は、ハンドルの側面にある開口部である。吸引嘴管が遠位端にある開口部を通じて吸引するために、この開口部は覆われなければならない。組織が吸引嘴管中に吸引されるとき、この開口部は覆いをとられ得、そして組織は吸引嘴管から分離され得る。バルブ部材は、操作者が組織を吸引嘴管中に任意にさらに進行し、そして損傷を生じそしてさらに損傷することを迅速に停止することを可能にする。不幸にも、一旦、操作者が、組織を吸引嘴管中に吸引されてしまうと、この組織は、すでに損傷を生じている。その他のバルブ部材設計では、吸引嘴管の遠位端を通る吸引は、減圧源から、端部を単に妨害するか、またはシールすることによって停止される。この吸引を単に妨害することは、組織を既に保持している吸引を解放せず、それが吸引嘴管の保持から分離されるとき、組織に対する損傷の可能性を増加する。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
従って、器官およびその他の身体組織への損傷のリスクを最小にする伸展性保護ガードを利用する吸引嘴管を有することが所望され得る。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために、本発明は、以下の項目を提供する。
(項目1)身体の腔から材料を除去する吸引器具であって:
長軸方向軸を規定し、そして近位端および遠位端を有する細長い部材であって、流体の通過のためにそれを通る長軸方向導管を有する細長い部材;および
その細長い部材の遠位端に隣接して配置される保護ガードであって、その長軸方向導管と軸方向に整列された開口部を規定して、その身体の腔からその長軸方向導管への流体の通過を許容し、その細長い部材の遠位端に対して比較的柔らかい伸展性の材料を含み、そして身体組織との係合に際し、実質的に変形するよう適合されている保護ガード、を備える、吸引器具。
(項目2)上記保護ガードが、ベル形状を規定する、項目1に記載の吸引器具。
(項目3)上記材料が、発泡体、ゲル、熱可塑性ウレタン、または熱可塑性エラストマーを含む、項目1に記載の吸引器具。
(項目4)上記材料が、ポリプロピレンまたはポリエチレンを含む、項目3に記載の吸引器具。
(項目5)上記保護ガードが、ゲルの嚢を含む、項目1に記載の吸引器具。
(項目6)上記保護ガードが、その保護ガードの近位端に対して拡大された遠位端を含む、項目1に記載の吸引器具。
(項目7)上記保護ガードが、接着剤を用いて上記拡大された部材の遠位端に作動可能に連結される、項目1に記載の吸引器具。
(項目8)上記保護ガードが、摩擦ばめを用いて上記細長い部材の遠位方向に作動可能に連結される、項目1に記載の吸引器具。
(項目9)上記保護ガードが、スナップばめを用いて上記細長い部材の遠位方向に作動可能に連結される、項目1に記載の吸引器具。
(項目10)上記保護ガードが、上記細長い部材の遠位方向に溶接される、項目1に記載の吸引器具。
(項目11)上記保護ガードが、複数の通路を規定し、上記身体の腔から上記長軸方向導管への流体の通過を許容する、項目1に記載の吸引器具。
(項目12)上記通路が、上記細長い部材の長軸方向軸を横切るように整列される、項目11に記載の吸引器具。
(項目13)上記通路が、上記長軸方向軸に対してほぼ垂直に延びる、項目12に記載の吸引器具。
(項目14)上記細長い部材に連結されたハンドルを備える、項目1に記載の吸引器具。
【0008】
(要旨)
従って、本発明は、身体の腔から流体を除去しながら、内部器官およびその他の軟組織への損傷を最小にするための伸展性保護ガードを有する吸引器具に関する。この伸展性保護ガードは、ポリエチレンおよびポリプロピレンを含む、発泡体、プラスチックまたはその他の同様の材料から構築され得る。この保護ガードの好ましい実施形態は、ベルの形状をとる。この伸展性保護ガードは、にかわまたはエポキシのような接着剤を用いて、またはスナップばめもしくは摩擦ばめで吸引器具と連結され得る。この伸展性ガードは、吸引嘴管と流体連通する単一の開口部を規定し得る。この伸展性ガードはまた、身体から流体を除去するために複数の開口部を規定し得る。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
ここで、図面を参照して、同様に参照番号は、いくつかの図の全体で類似の構成要素を示す。図1は、本開示の1つの好ましい実施形態を示す。吸引嘴管10は、身体の腔から異なる粘度および組成の流体の吸引を必要とする外科的手順における使用のために企図される。このタイプの流体の例は、血液、組織流体、組織フラグメント、骨フラグメント、およびすすぎ流体を含む。吸引嘴管10は、ハンドル12、ハンドル12から延びる細長い本体部材14、およびこの本体部材14の端部と作動可能に連結される伸展性保護ガード16からなる。1つの好ましい実施形態では、ハンドル12および本体部材14は、個々の構成要素であるが、しかし、このハンドルおよび本体部材はまた、一体化され得、単一のユニットを形成する。吸引嘴管10は、ポリマー材料およびその他のプラスチックから形成され得る。あるいは、吸引嘴管10は、チタンまたはステンレス鋼のような生体適合性金属から製造され得る。吸引嘴10は、管材、ホース、または同様の材料の使用により減圧源「v」に作動可能に連結可能である。
【0010】
吸引嘴管10のハンドル12は、流体の通過のためにそれを完全に通って延びる通路19を規定する。ハンドル12は、近位端18、遠位端20およびそれらの間の中央部分22を規定する。ハンドル12の近位端18は、減圧源「v」に作動可能に連結されるような形態である。好ましい実施形態では、近位端18は、標準的な雄連結、またはホース、チューブなどを摩擦により受容するためのとげのあるポートである。あるいは、近位端18は、管材をハンドル12に連結するためのルアコネクターを組み込み得る。ハンドル12の中央部分22は、細長い管状セクションを規定する。中央部分22は、吸引嘴管10を握るため、および取り扱うための形態であり、そしてその外面上に鋸歯またはリブを含み得、使用者の係合を容易にする。ハンドル12の中央部分22は、本明細書中に参考として援用される同時係属中の米国特許出願第10/536,545号に開示されるような長軸方向フィンを備えた形態であり得る。ハンドル12の中央部分22は、吸引嘴管の遠位端に送達される吸引を制御するためのバルブ部材を備えた形態であり得る。このバルブ部材は、任意の数の設計であり得、ハンドル12を通じて通路19を選択的に妨害するよう作動するスライド可能なレバーを含む。遠位端20は、本体部材14の近位端24を受容するような形態である。吸引嘴管および吸引嘴管ハンドルは、当該技術分野で一般に公知であり、そして種々のサイズおよび形態で存在する。本開示の主題は、すべてのサイズおよび形態の吸引嘴管ハンドルと作動するように適合され得る。
【0011】
細長い本体部材14は、それを通り、身体の腔からの流体の除去のためのハンドル12の通路19と流体連通している通路21を規定する。本体部材14は、近位端24および遠位端26を有する。本体部材14の遠位端26は、手術部位からの流体を受容するための軸方向の開口部を規定する。本体部材14の近位端24は、ハンドル12の遠位端20と作動可能に連結されるような形態である。機械的ファスナーがまた採用され得、これら2つの構成要素を流体的に連結する。1つの好ましい実施形態では、近位端24は、ハンドル12の遠位端20によって摩擦によって受容され、そして接着剤または機械的ファスナーでその場に固定される。図2Aおよび2Bを参照して、代替の実施形態では、本体部材114の遠位端126は、ベント127をさらに規定し得、吸引された組織表面への損傷を防ぐ。上記で詳細に記載したように、上記本体の遠位端126中のベント127は、組織が流体通路を完全に妨害するとき、身体組織に付与される減圧を減少するように作用する。上記で注記したように、吸引嘴管ハンドルは、ハンドルを本体部材、身体部材形態に連結するための方法、そして吸引嘴管を内部器官への損傷を防ぐために換気するための方法として、一般に公知である。すべての公知の連結および換気方法、および本体部材形態が、本開示によって企図され、そして開示される主題との使用のために適合可能である。
【0012】
保護ガード16は、本体部材14の遠位端26に固定される。保護ガード16は、吸引嘴管10を用いて身体の腔を吸引するとき、感受性器官への損傷を防ぐような形態である。保護ガード16は、エラストマー材料、発泡体、ゲル、ゲルの嚢などから形成され得る。1つの好ましい適用では、保護ガード16は、組織、器官などとの接触に際し、実質的に変形するように適合され得、器官部位における所望されない操作または動きを実質的に最小にするか、または無くする。好ましいガード16の材料は、ポリプロピレンおよびポリエチレンを含む。保護ガード16は、機械的ファスナー、摩擦ばめ、ならびににかわおよび接着剤のような接着剤を含む任意の従来手段を用いて本体部材12と連結され得る。
【0013】
保護ガード16は、身体の腔からの流体を受容するためのアパーチャ30を規定する。アパーチャ30は、本体部材14の通路21と流体連通している。アパーチャ30の直径は、吸引嘴管10の意図される適用に依存して、本体部材14の遠位端26の直径より大きいか、小さいか、または同じサイズであり得る。アパーチャ30のサイズおよび形態は、吸引の部位での吸引の量を調節するために改変され得る。
【0014】
ガード16は、ほぼベル形状を規定し、ここで、ガード16の遠位端は、ガード16の近位端より大きい。ガード16のこのベル形状は、アパーチャ30の周りに増加した表面積を提供する。ガード16によって提供されるこの増加した表面積は、このガード16が形成される伸展性材料とカップルして、ガードされた吸引嘴管で手術部位を吸引しながら、接触された軟組織への損傷の可能性を最小にする。ガード16は、多孔性構造を規定し得、これは、手術部位から流体がアパーチャ30に侵入することなくガードを通過することを可能にする。
【0015】
ここで、図3Aおよび3Bを参照して、代替の実施形態では、ガード216の遠位端は、吸引嘴管200の遠位端上に単一の開口部よりはむしろ、複数の通路31を規定し得る。通路31は、保護ガード216の遠位面33を通って延び、そして吸引嘴管の軸方向開口部と連通する。このガードの遠位端中のアパーチャのサイズを増加することは、より多くの流体の除去を可能にし、内部器官組織が、吸引嘴管の端部中に吸引される可能性を増加する。この開口部のサイズを減少しながら、保護ガード216内の開口部の数を増加することは、比較的大きなサイズの開口部を通る吸引手順の間に吸引嘴管内に器官の所望されない侵入の可能性を減少しながら、吸引能力を維持するための方法を提供する。ガード216および吸引嘴管200は、吸引嘴管200に提供される吸引を換気するための開口部32、34をさらに含み得る。吸引嘴管200はまた、吸引を換気するための第2の開口部36を含み得る。
【0016】
別の実施形態では、ここで図4を参照して、入口伸展性ガード216は、本体部材112の改変された遠位端126上へのスナップばめするような形態であり得る。ガード216は、本体部材の改変された遠位端126を摩擦により受容するような形態であり得る。ガード216は除去可能であり得る。先に開示されたガードと同様に、ガード216は、種々の形態およびサイズであり得る。
【0017】
図5は、本開示の保護ガードの別の実施形態を示す。この実施形態によれば、保護ガード300は、図1〜4の前述したガードに対して減少したプロフィールを規定する。特に、保護ガード300の遠位端302は、減少した断面寸法または直径を規定し、身体中の狭い通路を通る操作を容易にする。遠位端302の外面は、示されるようにテーパーを組み込み得、緊縮した通路内の位置決めを容易にする。さらに、保護ガード304は、吸引嘴管の本体部材310の側方開口部308と連通する一対の整列された横方向ボア306を含む。横方向ボア306および側方開口部308は、吸引下で流体または組織を受容するための二次的または代替手段を提供し、そして流体および組織を除去する際に、吸引嘴管の軸方向開口部312を補填し得る。あるいは、この吸引嘴管には、軸方向開口部312はなくても良く、それによって、吸引は、横方向ボア306および開口部308を通じて実施される。保護ガード300は、一般に伸展性であり、そしてそれが係合する身体組織と応諾するように比較的柔軟であり得る。
【0018】
種々の改変例が、本明細書中に開示される実施形態になされ得ることが理解される。従って、上記の説明は、制限的であるとして解釈されるべきではなく、好ましい実施形態の単なる例示である。当業者は、本明細書に添付された請求項の範囲および思想内でその他の改変を想定する。
【0019】
(要約)
吸引器具は、身体の腔から流体を除去している間、内部器官への損傷を最小にするための伸展性保護ガードを含む。この伸展性保護ガードは、ポリエチレンおよびポリプロピレンを含む、発泡体、プラスチックまたはその他の同様の材料から構築され得る。この保護ガードの好ましい実施形態は、ベルの形状をとる。上記伸展性ガードは、にかわまたはエポキシのような接着剤を用いて、またはスナップもしくは摩擦ばめで吸引器具と連結され得る。この伸展性ガードは、吸収嘴管と流体連通する単一の開口部を規定し得る。この伸展性ガードはまた、身体から流体を除去するための複数の開口部を規定し得る。
【図面の簡単な説明】
【0020】
本開示の好ましい実施形態は、図面を参照してより良好に認識される。
【図1】図1は、本開示の原理による伸展性保護ガードを有する吸引器具の側面図である。
【図2A】図2Aは、吸引器具の細長い本体部材上に取り付けられた伸展性保護ガードの側方断面図である。
【図2B】図2Bは、図2Aに示される細長い本体部材の遠位端の拡大された断面図である。
【図3A】図3Aは、複数の開口部を有し、そして吸引嘴管の遠位端に作動可能に連結された伸展性保護ガードの拡大された側方断面図である。
【図3B】図3Bは、図3Aに示される保護ガードの前面図である。
【図4】図4は、吸引嘴管の遠位端とのスナップばめ連結を有する伸展性保護ガードの側方断面図である。
【図5】図5は、本開示の伸展性保護ガードの代替の実施形態を示す側方断面図である。
【符号の説明】
【0021】
10 吸引嘴管
12 ハンドル
14 細長い本体部材
16 伸展性保護ガード
30 アパーチャ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
身体の腔から材料を除去する吸引器具であって:
長軸方向軸を規定し、そして近位端および遠位端を有する細長い部材であって、流体の通過のためにそれを通る長軸方向導管を有する細長い部材;および
該細長い部材の遠位端に隣接して配置される保護ガードであって、該長軸方向導管と軸方向に整列された開口部を規定して、該身体の腔から該長軸方向導管への流体の通過を許容し、該細長い部材の遠位端に対して比較的柔らかい伸展性の材料を含み、そして身体組織との係合に際し、実質的に変形するよう適合されている保護ガード、を備える、吸引器具。
【請求項2】
前記保護ガードが、ベル形状を規定する、請求項1に記載の吸引器具。
【請求項3】
前記材料が、発泡体、ゲル、熱可塑性ウレタン、または熱可塑性エラストマーを含む、請求項1に記載の吸引器具。
【請求項4】
前記材料が、ポリプロピレンまたはポリエチレンを含む、請求項3に記載の吸引器具。
【請求項5】
前記保護ガードが、ゲルの嚢を含む、請求項1に記載の吸引器具。
【請求項6】
前記保護ガードが、該保護ガードの近位端に対して拡大された遠位端を含む、請求項1に記載の吸引器具。
【請求項7】
前記保護ガードが、接着剤を用いて前記拡大された部材の遠位端に作動可能に連結される、請求項1に記載の吸引器具。
【請求項8】
前記保護ガードが、摩擦ばめを用いて前記細長い部材の遠位方向に作動可能に連結される、請求項1に記載の吸引器具。
【請求項9】
前記保護ガードが、スナップばめを用いて前記細長い部材の遠位方向に作動可能に連結される、請求項1に記載の吸引器具。
【請求項10】
前記保護ガードが、前記細長い部材の遠位方向に溶接される、請求項1に記載の吸引器具。
【請求項11】
前記保護ガードが、複数の通路を規定し、前記身体の腔から前記長軸方向導管への流体の通過を許容する、請求項1に記載の吸引器具。
【請求項12】
前記通路が、前記細長い部材の長軸方向軸を横切るように整列される、請求項11に記載の吸引器具。
【請求項13】
前記通路が、前記長軸方向軸に対してほぼ垂直に延びる、請求項12に記載の吸引器具。
【請求項14】
前記細長い部材に連結されたハンドルを備える、請求項1に記載の吸引器具。

【図1】
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【図2A】
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【図2B】
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【図3A】
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【図3B】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2008−49161(P2008−49161A)
【公開日】平成20年3月6日(2008.3.6)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−213167(P2007−213167)
【出願日】平成19年8月17日(2007.8.17)
【出願人】(501289751)タイコ ヘルスケア グループ リミテッド パートナーシップ (320)
【Fターム(参考)】