吸水性ポリマー粒子
本発明は、モノマー溶液の液滴を周囲の加熱気相にて重合し、ガスを同時に重合チャンバに流すことによって吸水性ポリマー粒子を製造するための方法であって、重合チャンバを出るガスの温度を130℃以下とし、重合チャンバの内部のガス速度を少なくとも0.5m/sとし、多数の穴を有する液滴プレートを使用することによって液滴を生成する方法に関する。
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【特許請求の範囲】
【請求項1】
a)酸基を保持し、少なくとも部分的に中和されていてもよい少なくとも1つのエチレン不飽和モノマーと、
b)少なくとも1つの架橋剤と、
c)少なくとも1つの開始剤と、
d)場合により、a)に挙げられているモノマーと共重合可能な1つまたは複数のエチレン不飽和モノマーと、
e)場合により1つまたは複数の水溶性ポリマーと、
f)水と
を含むモノマー溶液の液滴を周囲の加熱気相にて重合し、ガスを重合チャンバに同時に流し、重合チャンバを出るガスの温度を130℃以下とし、重合チャンバ内のガス速度を少なくとも0.5m/sとし、多数の穴を有する液滴プレートを使用することによって液滴を生成することによって吸水性ポリマー粒子を製造するための方法。
【請求項2】
重合チャンバを出るガスの温度が、115から125℃である請求項1に記載の方法。
【請求項3】
重合チャンバ内のガス速度が、0.7から0.9m/sである請求項1または2に記載の方法。
【請求項4】
穴の間隔が15から30mmである請求項1から3のいずれか1項に記載の方法。
【請求項5】
穴の径が150から200μmである請求項1から4のいずれか1項に記載の方法。
【請求項6】
吸水性ポリマー粒子を、前記ポリマー粒子のカルボキシレート基と少なくとも2つの共有結合を形成することができる基を含む化合物で後架橋する請求項1から5のいずれか1項に記載の方法。
【請求項7】
吸水性ポリマー粒子を無機不活性物質、有機ポリマー、カチオン性ポリマー、多価金属カチオン、還元剤、抗酸化剤、ポリオール、ヒュームドシリカおよび/または界面活性剤で被覆する請求項1から6のいずれか1項に記載の方法。
【請求項8】
2つ以上の空洞を有する吸水性ポリマー粒子であって、該空洞は1から50μmの内径を有する吸水性ポリマー粒子。
【請求項9】
請求項1から7のいずれか1項に記載の方法に従って得られる吸水性ポリマー粒子であって、前記ポリマー粒子が、0.86から0.99の平均球形度、少なくとも0.58g/cm3の嵩密度および250から550μmの平均粒径を有し、粒径分布が0.7未満であり、2つ以上の空洞を有する粒子に対する1つの空洞を有する粒子の比が1.0未満である吸水性ポリマー粒子。
【請求項10】
ポリマー粒子が0.7から1g/cm3の嵩密度を有する請求項8または9に記載のポリマー粒子。
【請求項11】
粒径分布が0.6未満である請求項8から10のいずれか1項に記載のポリマー粒子。
【請求項12】
粒子の膨潤状態において、空洞が少なくとも1μmの内径を有する請求項8から11のいずれか1項に記載のポリマー粒子。
【請求項13】
ポリマー粒子が少なくとも30g/gの遠心保持能力、少なくとも20g/gの高負荷下吸収度および少なくとも10×10-7cm3s/gの塩水流伝導度を有する請求項8から12のいずれか1項に記載のポリマー粒子。
【請求項14】
ポリマー粒子が少なくとも20g/gの遠心保持能力、少なくとも15g/gの高負荷下吸収度および少なくとも80×10-7cm3s/gの塩水流伝導度を有する請求項8から12のいずれか1項に記載のポリマー粒子。
【請求項15】
ポリマー粒子が少なくとも30g/gの遠心保持能力、少なくとも16g/gの高負荷下吸収度および少なくとも20×10-7cm3s/gの塩水流伝導度を有する請求項8から12のいずれか1項に記載のポリマー粒子。
【請求項16】
請求項8から15のいずれか1項に記載の吸水性ポリマー粒子に基づく凝集吸水性ポリマー粒子。
【請求項17】
(A)上部液体透過層と、
(B)下部液体不透過層と、
(C)5から90質量%の繊維状材料および10から95質量%の請求項8から14のいずれか1項に記載の吸水性ポリマー粒子を含む層(A)と層(B)の間の吸液性コアと、
(D)80から100質量%の繊維状材料および0から20質量%の請求項8から14のいずれか1項に記載の吸水性ポリマー粒子を含む(A)と(C)の間の任意の取得−分散層と、
(E)(C)の真上および/または真下に配置された任意の組織層と、
(F)他の任意の構成要素と
を含む吸液性物体。
【請求項1】
a)酸基を保持し、少なくとも部分的に中和されていてもよい少なくとも1つのエチレン不飽和モノマーと、
b)少なくとも1つの架橋剤と、
c)少なくとも1つの開始剤と、
d)場合により、a)に挙げられているモノマーと共重合可能な1つまたは複数のエチレン不飽和モノマーと、
e)場合により1つまたは複数の水溶性ポリマーと、
f)水と
を含むモノマー溶液の液滴を周囲の加熱気相にて重合し、ガスを重合チャンバに同時に流し、重合チャンバを出るガスの温度を130℃以下とし、重合チャンバ内のガス速度を少なくとも0.5m/sとし、多数の穴を有する液滴プレートを使用することによって液滴を生成することによって吸水性ポリマー粒子を製造するための方法。
【請求項2】
重合チャンバを出るガスの温度が、115から125℃である請求項1に記載の方法。
【請求項3】
重合チャンバ内のガス速度が、0.7から0.9m/sである請求項1または2に記載の方法。
【請求項4】
穴の間隔が15から30mmである請求項1から3のいずれか1項に記載の方法。
【請求項5】
穴の径が150から200μmである請求項1から4のいずれか1項に記載の方法。
【請求項6】
吸水性ポリマー粒子を、前記ポリマー粒子のカルボキシレート基と少なくとも2つの共有結合を形成することができる基を含む化合物で後架橋する請求項1から5のいずれか1項に記載の方法。
【請求項7】
吸水性ポリマー粒子を無機不活性物質、有機ポリマー、カチオン性ポリマー、多価金属カチオン、還元剤、抗酸化剤、ポリオール、ヒュームドシリカおよび/または界面活性剤で被覆する請求項1から6のいずれか1項に記載の方法。
【請求項8】
2つ以上の空洞を有する吸水性ポリマー粒子であって、該空洞は1から50μmの内径を有する吸水性ポリマー粒子。
【請求項9】
請求項1から7のいずれか1項に記載の方法に従って得られる吸水性ポリマー粒子であって、前記ポリマー粒子が、0.86から0.99の平均球形度、少なくとも0.58g/cm3の嵩密度および250から550μmの平均粒径を有し、粒径分布が0.7未満であり、2つ以上の空洞を有する粒子に対する1つの空洞を有する粒子の比が1.0未満である吸水性ポリマー粒子。
【請求項10】
ポリマー粒子が0.7から1g/cm3の嵩密度を有する請求項8または9に記載のポリマー粒子。
【請求項11】
粒径分布が0.6未満である請求項8から10のいずれか1項に記載のポリマー粒子。
【請求項12】
粒子の膨潤状態において、空洞が少なくとも1μmの内径を有する請求項8から11のいずれか1項に記載のポリマー粒子。
【請求項13】
ポリマー粒子が少なくとも30g/gの遠心保持能力、少なくとも20g/gの高負荷下吸収度および少なくとも10×10-7cm3s/gの塩水流伝導度を有する請求項8から12のいずれか1項に記載のポリマー粒子。
【請求項14】
ポリマー粒子が少なくとも20g/gの遠心保持能力、少なくとも15g/gの高負荷下吸収度および少なくとも80×10-7cm3s/gの塩水流伝導度を有する請求項8から12のいずれか1項に記載のポリマー粒子。
【請求項15】
ポリマー粒子が少なくとも30g/gの遠心保持能力、少なくとも16g/gの高負荷下吸収度および少なくとも20×10-7cm3s/gの塩水流伝導度を有する請求項8から12のいずれか1項に記載のポリマー粒子。
【請求項16】
請求項8から15のいずれか1項に記載の吸水性ポリマー粒子に基づく凝集吸水性ポリマー粒子。
【請求項17】
(A)上部液体透過層と、
(B)下部液体不透過層と、
(C)5から90質量%の繊維状材料および10から95質量%の請求項8から14のいずれか1項に記載の吸水性ポリマー粒子を含む層(A)と層(B)の間の吸液性コアと、
(D)80から100質量%の繊維状材料および0から20質量%の請求項8から14のいずれか1項に記載の吸水性ポリマー粒子を含む(A)と(C)の間の任意の取得−分散層と、
(E)(C)の真上および/または真下に配置された任意の組織層と、
(F)他の任意の構成要素と
を含む吸液性物体。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【公表番号】特表2013−503927(P2013−503927A)
【公表日】平成25年2月4日(2013.2.4)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−527311(P2012−527311)
【出願日】平成22年9月2日(2010.9.2)
【国際出願番号】PCT/EP2010/062832
【国際公開番号】WO2011/026876
【国際公開日】平成23年3月10日(2011.3.10)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.テフロン
【出願人】(508020155)ビーエーエスエフ ソシエタス・ヨーロピア (2,842)
【氏名又は名称原語表記】BASF SE
【住所又は居所原語表記】D−67056 Ludwigshafen, Germany
【Fターム(参考)】
【公表日】平成25年2月4日(2013.2.4)
【国際特許分類】
【出願日】平成22年9月2日(2010.9.2)
【国際出願番号】PCT/EP2010/062832
【国際公開番号】WO2011/026876
【国際公開日】平成23年3月10日(2011.3.10)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.テフロン
【出願人】(508020155)ビーエーエスエフ ソシエタス・ヨーロピア (2,842)
【氏名又は名称原語表記】BASF SE
【住所又は居所原語表記】D−67056 Ludwigshafen, Germany
【Fターム(参考)】
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