説明

味噌のジャム

【課題】 米のパンが日常的になる昨今、米と味噌のつながりをもう一度取り戻すために、および、タンパク質が動物性に傾きがちな日本の食事を、再度植物性タンパク質が多く摂れるようにするために、大豆の味噌を加えたジャムを提供する。
【解決手段】 味噌を良く擦りつぶし、少量の水で溶き、それをガーゼ等粗めの布で漉し、その液を糖類、酸、ペクチン、水の液に加え、加熱後放熱させて味噌味ジャムを特徴とする味噌のジャム。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、日々の食事から米飯が減り、パン食が増え、さらに米のパンが日常的になる昨今、米と味噌のつながりをもう一度取り戻そうとするために工夫した味噌のジャムに関するものである。
パン食に大豆タンパク質を採り入れることにより、とかくタンパク質といえば動物性に傾きがちな日本の食事に、再度植物性タンパク質を摂取させようとするため、果実ばかりのジャムではなく大豆の味噌を加えたジャムを考えたのである。
【背景技術】
【0002】
従来、果実を長期保存するためにジャムを作るという技術があった。
また、扱い易さから、液体をジェル状にするという技術があった。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
そのため、次のような問題点があった。
目をつぶって果実のジャムをなめると大概同じような味、すなわち甘さが勝ってしまう味であった。
ジャムは栄養摂取のためというより、趣向品的な物品であった。
本発明は、これらの問題点を解決するためになされたものである。
【課題を解決するための手段】
【0004】
味噌を良く擦りつぶし、少量の水で溶き、それをガーゼ等粗めの布で漉し、その液を糖類、酸、ペクチン、水の液に加え、加熱後放熱させて味噌味ジャムを特徴とする味噌のジャム。
以上を特徴とする発明である。
【発明の効果】
【0005】
パンに味噌味のジャムは食感が良く、まして米パンと味噌ジャムにより、形は変わっても日本の食文化が守られると思われる。
【図面の簡単な説明】
【0006】
【図1】 本発明の斜視図である。
【図2】 本発明の斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0007】
以下、本発明の実施の形態について説明する。
ジャムは、糖類、酸、ペクチン、水を混ぜ、加熱することによって作る。
本発明は、これに味噌を加えたものである。
第一工程 水(6)を入れた鍋(1)に糖類(3)を加え、へら(2)で混ぜて加熱し、溶けたら酸(4)を加えてまた加熱する。
第二工程 別の水(6)にペクチン(5)を加え、ダマができないように、加熱し、ペクチン液をつくる。
第三工程 第一工程の液に第二工程の液を加えて加熱する。
第四工程 味噌(8)のうらごしをして、細かくし、さらに、ガーゼ(7)等粗めの布で漉し、少量の水(6)で溶かす。
第五工程 第三工程の液に第四工程の液を混ぜて加熱する。
さめたら、味噌味のジャムが完成する。
食べ方は、従来の果実ジャムと同じに食することができるのである。
果実ばかりのジャムではなく、パンに塗って食べられる味噌味のジャムである。
味噌(8)のジャムだけでなく、醤油、コーヒー、お茶、野菜などのジャムも作ることができる。
【符号の説明】
【0008】
1 鍋
2 へら
3 糖類
4 酸
5 ペクチン
6 水
7 ガーゼ
8 味噌

【特許請求の範囲】
【請求項1】
味噌を良く擦りつぶし、少量の水で溶き、それをガーゼ等粗めの布で漉し、その液を糖類、酸、ペクチン、水の液に加え、加熱後放熱させて味噌味ジャムを特徴とする味噌のジャム。

【図1】
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【図2】
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【公開番号】特開2012−120518(P2012−120518A)
【公開日】平成24年6月28日(2012.6.28)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−288688(P2010−288688)
【出願日】平成22年12月8日(2010.12.8)
【出願人】(503120070)
【Fターム(参考)】