説明

哺乳類の胃腸管からカリウムイオンを選択的に除去するための方法および組成物

本発明はコア−シェルコンポジットを用いたイオン不均衡の治療のための方法及び組成物及びそのようなコア−シェルコンポジットを含む組成物を提供する。特に本発明はカリウム結合重合体を含むコア−シェル粒子及び組成物、及び、ナトリウム結合重合体を含むコア−シェル粒子及び組成物及び各々場合その医薬組成物を提供する。治療及び/又は予防の利益のための重合体及び医薬組成物の使用の方法も開示する。本発明の組成物及び方法は高カリウム血症及びカリウムイオンホメオスタシスに関連する他の適応症の治療のため、及び、高血圧及びナトリウムイオンホメオスタシスに関連する他の適応症の治療のための進歩した方策を与える。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
哺乳類の胃腸管からカリウムイオンを除去するための方法であって、該方法が工程:
該哺乳類にコア−シェル粒子を投与すること、ここで該コア−シェル粒子はコア成分及びシェル成分を含み、該コア成分はカリウムイオンと結合するための能力を有する重合体であり、該シェル成分はマグネシウムイオンよりカリウムイオンに対して高度に透過選択性である重合体であること、
該哺乳類の胃腸管を経由して該コア−シェル粒子を通過させること、ここでマグネシウムイオンよりカリウムイオンに対して高度である該コア−シェル粒子の該透過選択性は小腸及び結腸を経由する該コア−シェル粒子の通行の間持続し、該コア−シェル粒子は該胃腸管の下部結腸においてはナトリウムイオンよりカリウムイオンに高度に優先的に結合して保持するものであること、及び、
該哺乳類の該胃腸管からカリウムイオン治療有効量を除去すること、
を含む方法。
【請求項2】
哺乳類の胃腸管からカリウムイオンを除去するための方法であって、該方法が下記工程:
該哺乳類に医薬組成物を投与すること、ここで該医薬組成物はカリウムイオンと結合するための能力を有する重合体を含み、該医薬組成物はマグネシウムイオンよりカリウムイオンに対して高度である持続的選択性を有するものであること、及び、
該哺乳類の該胃腸管を経由して該医薬組成物を通過させることにより該胃腸管からカリウムイオンを除去すること、
を含み、
ここで、該医薬組成物は下記:
(a)該医薬組成物が約18時間未満のカリウム結合時間内に達成される少なくとも約1.5mmol/gmのカリウムイオンに対する特異的結合を有し、かつ、該医薬組成物が約18時間を超えるマグネシウム結合時間に渡って維持される約1.0mmol/gm以下のマグネシウムイオンに対する特異的結合を有する、
(b)該医薬組成物が約18時間未満のカリウム結合時間内に達成される総結合カチオンの少なくとも約40モル%のカリウムイオンに対する相対的結合を有し、かつ、該医薬組成物が約18時間を超えるマグネシウム結合時間に渡って維持される総結合カチオンの約40モル%以下のマグネシウムイオンに対する相対的結合を有する、又は、
(c)該医薬組成物が約18時間以下の平衡結合の約80%に達するために必要な時間t80として定義されるカリウムイオンに対する時間持続性を有し、かつ、該医薬組成物が約18時間を超える平衡結合の約80%に達するために必要な時間t80として定義されるマグネシウムイオンに対する時間持続性を有する、
の1つ以上を特徴とし、
ここで(a)、(b)及び(c)各々の場合において、下記:
(i)攪拌しながら48時間pH6.5及び温度37℃において55mMのKCl、55mMのMgCl及び50mMの2−モルホリノエタンスルホン酸1水和物より本質的になる溶液中4mg/mlの濃度で該医薬組成物をインキュベートすること、及び、経時的に該医薬組成物に結合したカチオンを直接又は間接的に測定することより本質的になる第1の試験、
(ii)攪拌しながら48時間pH6.5及び温度37℃において50mMのKCl、50mMのMgCl、50mMの2−モルホリノエタンスルホン酸1水和物、5mMのナトリウムタウロコレート、30mMのオレエート及び1.5mMのシトレートより本質的になる溶液中4mg/mlの濃度で該医薬組成物をインキュベートすること、及び、経時的に該医薬組成物に結合したカチオンを直接又は間接的に測定することより本質的になる第2の試験、及び、
(iii)糞便水溶液中4mg/mlの濃度で該医薬組成物をインキュベートすること、ここで該糞便水溶液は4℃において50000gで16時間ヒト糞便を遠心分離し、次に0.2umフィルターで上澄みを濾過することにより誘導された濾過遠心分離上澄みであり、そして該医薬組成物は攪拌しながら48時間温度37℃において該糞便水溶液中でインキュベートされるものであること、及び、経時的に該医薬組成物に結合したカチオンを直接又は間接的に測定することより本質的になる第3の試験、
及び該第1の試験、該第2の試験及び該第3の試験の1つ以上の組み合わせ、
よりなる群から選択される試験においてインビトロ測定したものである、方法。
【請求項3】
カリウムイオン及びマグネシウムイオンを含む環境からカリウムイオンを選択的に除去するための方法であって、該方法が下記工程:
該環境にコア−シェル粒子を投与すること、ここで該コア−シェル粒子はコア成分及びシェル成分を含み、該コア成分はカリウムイオンと結合するための能力を有する重合体であり、該シェル成分はマグネシウムイオンよりカリウムイオンに対して高度に透過選択性である重合体であること、該コア−シェル粒子はマグネシウムイオンよりカリウムイオンに対して高度である持続的選択性を有するものであること、及び、
該環境から該コア−シェル粒子を分離することにより、該コア−シェル粒子に結合したカリウムイオンを該環境から選択的に除去すること、
を含み、
ここで、該コア−シェル粒子は下記:
(a)該コア−シェル粒子が約18時間未満のカリウム結合時間内に達成される少なくとも約1.5mmol/gmのカリウムイオンに対する特異的結合を有し、かつ、該コア−シェル粒子が約18時間を超えるマグネシウム結合時間に渡って維持される約1.0mmol/gm以下のマグネシウムイオンに対する特異的結合を有する、
(b)該コア−シェル粒子が約18時間未満のカリウム結合時間内に達成される総結合カチオンの少なくとも約40モル%のカリウムイオンに対する相対的結合を有し、かつ、該コア−シェル粒子が約18時間を超えるマグネシウム結合時間に渡って維持される総結合カチオンの約40モル%以下のマグネシウムイオンに対する相対的結合を有する、又は、
(c)該コア−シェル粒子が約18時間以下の平衡結合の約80%に達するために必要な時間t80として定義されるカリウムイオンに対する時間持続性を有し、かつ、該コア−シェル粒子が約18時間を超える平衡結合の約80%に達するために必要な時間t80として定義されるマグネシウムイオンに対する時間持続性を有する、
の1つ以上を特徴とし、
ここで(a)、(b)及び(c)各々の場合において、下記:
(i)攪拌しながら48時間pH6.5及び温度37℃において55mMのKCl、55mMのMgCl及び50mMの2−モルホリノエタンスルホン酸1水和物より本質的になる溶液中4mg/mlの濃度で該コア−シェル粒子をインキュベートすること、及び、経時的に該コア−シェル粒子に結合したカチオンを直接又は間接的に測定することより本質的になる第1の試験、
(ii)攪拌しながら48時間pH6.5及び温度37℃において50mMのKCl、50mMのMgCl、50mMの2−モルホリノエタンスルホン酸1水和物、5mMのナトリウムタウロコレート、30mMのオレエート及び1.5mMのシトレートより本質的になる溶液中4mg/mlの濃度で該コア−シェル粒子をインキュベートすること、及び、経時的に該コア−シェル粒子に結合したカチオンを直接又は間接的に測定することより本質的になる第2の試験、及び、
(iii)糞便水溶液中4mg/mlの濃度で該コア−シェル粒子をインキュベートすること、ここで該糞便水溶液は4℃において50000gで16時間ヒト糞便を遠心分離し、次に0.2umフィルターで上澄みを濾過することにより誘導された濾過遠心分離上澄みであり、そして該コア−シェル粒子は攪拌しながら48時間温度37℃において該糞便水溶液中でインキュベートされるものであること、及び、経時的に該コア−シェル粒子に結合したカチオンを直接又は間接的に測定することより本質的になる第3の試験、
及び該第1の試験、該第2の試験及び該第3の試験の1つ以上の組み合わせ、
よりなる群から選択される試験においてインビトロ測定したものである、方法。
【請求項4】
哺乳類の胃腸管からカリウムイオンを除去するための医薬組成物であって、ここで該医薬組成物がカリウムイオンと結合するための能力を有する重合体を含み、該医薬組成物はマグネシウムイオンよりカリウムイオンに対して高度である持続的選択性を有し、該医薬組成物は下記:
(a)該医薬組成物が約18時間未満のカリウム結合時間内に達成される少なくとも約1.5mmol/gmのカリウムイオンに対する特異的結合を有し、かつ、該医薬組成物が約18時間を超えるマグネシウム結合時間に渡って維持される約1.0mmol/gm以下のマグネシウムイオンに対する特異的結合を有する、
(b)該医薬組成物が約18時間未満のカリウム結合時間内に達成される総結合カチオンの少なくとも約40モル%のカリウムイオンに対する相対的結合を有し、かつ、該医薬組成物が約18時間を超えるマグネシウム結合時間に渡って維持される総結合カチオンの約40モル%以下のマグネシウムイオンに対する相対的結合を有する、又は、
(c)該医薬組成物が約18時間以下の平衡結合の約80%に達するために必要な時間t80として定義されるカリウムイオンに対する時間持続性を有し、かつ、該医薬組成物が約18時間を超える平衡結合の約80%に達するために必要な時間t80として定義されるマグネシウムイオンに対する時間持続性を有する、
の1つ以上を特徴とし、
ここで(a)、(b)及び(c)各々の場合において、下記:
(i)攪拌しながら48時間pH6.5及び温度37℃において55mMのKCl、55mMのMgCl及び50mMの2−モルホリノエタンスルホン酸1水和物より本質的になる溶液中4mg/mlの濃度で該医薬組成物をインキュベートすること、及び、経時的に該医薬組成物に結合したカチオンを直接又は間接的に測定することより本質的になる第1の試験、
(ii)攪拌しながら48時間pH6.5及び温度37℃において50mMのKCl、50mMのMgCl、50mMの2−モルホリノエタンスルホン酸1水和物、5mMのナトリウムタウロコレート、30mMのオレエート及び1.5mMのシトレートより本質的になる溶液中4mg/mlの濃度で該医薬組成物をインキュベートすること、及び、経時的に該医薬組成物に結合したカチオンを直接又は間接的に測定することより本質的になる第2の試験、及び、
(iii)糞便水溶液中4mg/mlの濃度で該医薬組成物をインキュベートすること、ここで該糞便水溶液は4℃において50000gで16時間ヒト糞便を遠心分離し、次に0.2umフィルターで上澄みを濾過することにより誘導された濾過遠心分離上澄みであり、そして該医薬組成物は攪拌しながら48時間温度37℃において該糞便水溶液中でインキュベートされるものであること、及び、経時的に該医薬組成物に結合したカチオンを直接又は間接的に測定することより本質的になる第3の試験、
及び該第1の試験、該第2の試験及び該第3の試験の1つ以上の組み合わせ、
よりなる群から選択される試験においてインビトロ測定したものである、医薬組成物。
【請求項5】
カリウムイオン及びマグネシウムイオンを含む環境からカリウムイオンを選択的に除去するための組成物であって、ここで該組成物がコア−シェル粒子を含み、該コア−シェル粒子はコア成分及びシェル成分を含み、該コア成分はカリウムイオンと結合するための能力を有する重合体を含み、該シェル成分はマグネシウムイオンよりカリウムイオンに対して高度に透過選択性である重合体であり、該コア−シェル粒子はマグネシウムイオンよりカリウムイオンに対して高度である持続的選択性を有するものであり、ここで、該組成物は下記:
(a)該組成物が約18時間未満のカリウム結合時間内に達成される少なくとも約1.5mmol/gmのカリウムイオンに対する特異的結合を有し、かつ、該組成物が約18時間を超えるマグネシウム結合時間に渡って維持される約1.0mmol/gm以下のマグネシウムイオンに対する特異的結合を有する、
(b)該組成物が約18時間未満のカリウム結合時間内に達成される総結合カチオンの少なくとも約40モル%のカリウムイオンに対する相対的結合を有し、かつ、該組成物が約18時間を超えるマグネシウム結合時間に渡って維持される総結合カチオンの約40モル%以下のマグネシウムイオンに対する相対的結合を有する、又は、
(c)該組成物が約18時間以下の平衡結合の約80%に達するために必要な時間t80として定義されるカリウムイオンに対する時間持続性を有し、かつ、該組成物が約18時間を超える平衡結合の約80%に達するために必要な時間t80として定義されるマグネシウムイオンに対する時間持続性を有する、
の1つ以上を特徴とし、
ここで(a)、(b)及び(c)各々の場合において、下記:
(i)攪拌しながら48時間pH6.5及び温度37℃において55mMのKCl、55mMのMgCl及び50mMの2−モルホリノエタンスルホン酸1水和物より本質的になる溶液中4mg/mlの濃度で該組成物をインキュベートすること、及び、経時的に該組成物に結合したカチオンを直接又は間接的に測定することより本質的になる第1の試験、
(ii)攪拌しながら48時間pH6.5及び温度37℃において50mMのKCl、50mMのMgCl、50mMの2−モルホリノエタンスルホン酸1水和物、5mMのナトリウムタウロコレート、30mMのオレエート及び1.5mMのシトレートより本質的になる溶液中4mg/mlの濃度で該組成物をインキュベートすること、及び、経時的に該組成物に結合したカチオンを直接又は間接的に測定することより本質的になる第2の試験、及び、
(iii)糞便水溶液中4mg/mlの濃度で該組成物をインキュベートすること、ここで該糞便水溶液は4℃において50000gで16時間ヒト糞便を遠心分離し、次に0.2umフィルターで上澄みを濾過することにより誘導された濾過遠心分離上澄みであり、そして該組成物は攪拌しながら48時間温度37℃において該糞便水溶液中でインキュベートされるものであること、及び、経時的に該組成物に結合したカチオンを直接又は間接的に測定することより本質的になる第3の試験、
及び該第1の試験、該第2の試験及び該第3の試験の1つ以上の組み合わせ、
よりなる群から選択される試験においてインビトロ測定したものである、組成物。
【請求項6】
前記カリウム結合時間が約12時間未満である請求項1〜5のいずれかに記載の発明。
【請求項7】
前記カリウム結合時間が約6時間未満である請求項1〜5のいずれかに記載の発明。
【請求項8】
前記カリウム結合時間が約4時間未満である請求項1〜5のいずれかに記載の発明。
【請求項9】
前記カリウム結合時間が約2時間未満である請求項1〜5のいずれかに記載の発明。
【請求項10】
前記カリウム結合時間が約1時間未満である請求項1〜5のいずれかに記載の発明。
【請求項11】
前記マグネシウム結合時間が約20時間を超える請求項1〜10のいずれかに記載の発明。
【請求項12】
前記マグネシウム結合時間が約22時間を超える請求項1〜10のいずれかに記載の発明。
【請求項13】
前記マグネシウム結合時間が約24時間を超える請求項1〜10のいずれかに記載の発明。
【請求項14】
前記マグネシウム結合時間が約30時間を超える請求項1〜10のいずれかに記載の発明。
【請求項15】
前記マグネシウム結合時間が約36時間を超える請求項1〜10のいずれかに記載の発明。
【請求項16】
前記マグネシウム結合時間が約40時間を超える請求項1〜10のいずれかに記載の発明。
【請求項17】
前記マグネシウム結合時間が約42時間を超える請求項1〜10のいずれかに記載の発明。
【請求項18】
前記マグネシウム結合時間が約48時間を超える請求項1〜10のいずれかに記載の発明。
【請求項19】
下記成分:
カチオン交換重合体を含む内部コア成分、及び
該コア成分をカプセル化するシェル成分、ここで該シェル成分はアミン部分を含む実質的に正荷電した架橋アミン重合体を含み、該アミン部分の少なくとも2%は第4級アンモニウムであるもの、
を含むコア−シェル粒子であって、
ここで該コア−シェル粒子は1μm〜500μmの大きさ及び5.5より高値のpHにおいて少なくとも1.5mmol/gのカリウムに対する結合能力を有するコア−シェル粒子。
【請求項20】
下記成分:
カチオン交換重合体を含む内部コア成分、及び
該コア成分をカプセル化するシェル成分、ここで該シェル成分は実質的に正荷電した架橋アミン重合体を含み、該架橋アミン重合体は式−(CH−HET−(Rを有する(alk)複素環部分又は式−(CH−Ar−(Rを有する(alk)アリール部分により置換されたアミン部分を含み、ここでmは0〜10であり、tは0〜5であり、HETは複素環部分であり、Arはアリール部分であり、そしてRはヒドロカルビル又は置換ヒドロカルビルであり、そして−(CH−Ar−(Rはベンジル以外であるもの、
を含むコア−シェル粒子。
【請求項21】
前記コア−シェル粒子が1μm〜500μmの大きさ及び5.5より高値のpHにおいて少なくとも1.5mmol/gのカリウムに対する結合能力を有する請求項18記載のコア−シェル粒子。
【請求項22】
前記架橋アミン重合体がエチレンイミン反復単位を有する請求項19〜21の何れか1項に記載のコア−シェル粒子。
【請求項23】
前記エチレンイミン反復単位が(alk)複素環部分又は(alk)アリール部分で置換されている請求項22記載のコア−シェル粒子。
【請求項24】
前記アミン部分が式−(CH−HET−(Rを有する(alk)複素環部分で置換されている請求項19〜23の何れか1項に記載のコア−シェル粒子。
【請求項25】
前記アミン部分が式−(CH−Ar−(Rを有する(alk)アリール部分により置換されており、そしてtが1〜5である請求項19〜23の何れか1項に記載のコア−シェル粒子。
【請求項26】
がC−C18アルキルである請求項19〜25の何れか1項に記載のコア−シェル粒子。
【請求項27】
前記(alk)アリール部分が下記式:
【化1】

[式中、
mは0〜10であり;
は直鎖又は分枝鎖のC−C18アルキル、C−C18アルケニル、C−C18アルキニル又はC−C20アリールであり;そしてtは0〜5である]を有する請求項19〜23の何れか1項に記載のコア−シェル粒子。
【請求項28】
HETがフリル、チエニル、ピリジル、オキサゾリル、イソキサゾリル、オキサジアゾリル、ピロリル、ピラゾリル、トリアゾリル、テトラゾリル、イミダゾリル、ピラジニル、ピリミジル、ピリダジニル、チアゾリル、チアジアゾリル、ビフェニル、ナフチル、インドリル、イソインドリル、インダゾリル、キノリニル、イソキノリニル、ベンズイミダゾリル、ベンゾトリアゾリル、イミダゾピリジニル、ベンゾチアゾリル、ベンゾチアジアゾリル、ベンゾキサゾリル、ベンゾキサジアゾリル、ベンゾチエニル、ベンゾフリル及びこれらの組み合わせよりなる群から選択される複素環部分である請求項19〜26の何れか1項に記載のコア−シェル粒子。
【請求項29】
mが1〜3である請求項20〜28の何れか1項に記載のコア−シェル粒子。
【請求項30】
mが1〜3であり、そしてtが1である請求項20〜28の何れか1項に記載のコア−シェル粒子。
【請求項31】
哺乳類の胃腸管からカリウムイオンを除去するための方法であって、該方法が、該哺乳類の該胃腸管を経由する通過の為に該哺乳類にコア−シェル粒子を投与することを含み、該コア−シェル粒子は、カチオン交換重合体を含む内部コア成分及び該コア成分をカプセル化するシェル成分を含み、該シェル成分はアミン部分を含む実質的に正荷電した架橋アミン重合体を含み、該アミン部分の少なくとも2%は第4級アンモニウムである方法。
【請求項32】
哺乳類の胃腸管からカリウムイオンを除去するための方法であって、該方法が、該哺乳類の該胃腸管を経由する通過の為に哺乳類にコア−シェル粒子を投与することを含み、該コア−シェル粒子は、カチオン交換重合体を含む内部コア成分及び該コア成分をカプセル化するシェル成分を含み、該シェル成分は実質的に正荷電した架橋アミン重合体を含み、該架橋アミン重合体は式−(CH−HET−(Rを有する(alk)複素環部分又は式−(CH−Ar−(Rを有する(alk)アリール部分により置換されたアミン部分を含み、ここでmは0〜10であり、tは0〜5であり、HETは複素環部分であり、Arはアリール部分であり、そしてRはヒドロカルビル又は置換ヒドロカルビルであり、そして−(CH−Ar−(Rはベンジル以外である方法。
【請求項33】
コア−シェル粒子が請求項17〜28の何れか1項に記載のものから選択される請求項31又は32記載の方法。
【請求項34】
活性な医薬品物質として使用するための請求項19〜30の何れか1項に記載のコア−シェル粒子。
【請求項35】
ヒト用の医薬として使用するための請求項19〜30の何れか1項に記載のコア−シェル粒子。
【請求項36】
請求項19〜30の何れか1項に記載のコア−シェル粒子及び場合により製薬上許容しうる担体及び/又は希釈剤を含む医薬組成物。
【請求項37】
高カリウム血症の治療のための医薬の製造のための請求項19〜30の何れか1項に記載のコア−シェル粒子の使用。
【請求項38】
高カリウム血症の治療のための請求項35記載の医薬組成物の使用。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13A】
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【図13B】
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【図14A】
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【図14B】
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【図15A】
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【図15B】
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【図16A】
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【図16B】
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【図17】
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【図18A】
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【図18B】
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【図19】
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【図20】
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【図21A】
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【図21B】
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【図22】
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【図23A】
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【図23B】
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【図24A】
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【図24B】
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【図24C】
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【図24D】
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【図25A】
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【図25B】
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【図25C】
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【図26A】
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【図26B】
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【図27A】
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【図27B】
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【図28A】
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【図28B】
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【図28C】
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【図29】
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【図30】
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【図31】
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【公表番号】特表2009−510126(P2009−510126A)
【公表日】平成21年3月12日(2009.3.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−533776(P2008−533776)
【出願日】平成18年10月2日(2006.10.2)
【国際出願番号】PCT/US2006/038602
【国際公開番号】WO2007/041569
【国際公開日】平成19年4月12日(2007.4.12)
【出願人】(508246489)レリプサ, インコーポレイテッド (11)
【Fターム(参考)】