説明

商品の陳列スタンドおよび商品の陳列方法

【課題】陳列スタンドを接着剤を用いることなく組み立てる。
【解決手段】背面部2、折り返し部3、上段部4、上垂れ壁部5、底面部7、下垂れ壁部8、下段部9および側面部を有して階段状に形成された陳列スタンド1において、上垂れ壁部5および下段部9にそれぞれ位置決め部6,10が連設され、また、折り返し部3の左右各端縁および上下の位置決め部6,10の左右各端縁にそれぞれ連結片16,17,18が連設され、折り返し部3の連結片16を背面部2に形成された連結部に、一方の位置決め部6の連結片17を底面部7に形成された連結部に、他方の位置決め部10の連結片18を上垂れ壁部5に形成された連結部にそれぞれ挿入して連結する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、ドラッグストアなどにおいて、薬品などの商品を展示陳列する陳列スタンドおよび商品の陳列方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来より、薬品などの商品の陳列スタンドは、特許文献1に示されるように、上下方向に複数段の陳列棚を有し、各陳列棚に商品を配置して展示するようにしている。このような陳列スタンド100は、図10および図11に示すように、コートボールを展開図にしたがって打ち抜いた後、折り目に沿って折り込むとともに、所定部分を貼着して組み立てられるようになっている。
【0003】
具体的には、陳列スタンド100は、図12に示す展開図において、背面部101の上端縁に、折り返し部102、上段部103、上垂れ壁部104および糊代105が折り目a’,b’,c’,d’を介して順に連設されるとともに、背面部101の下端縁に、底面部106、下垂れ壁部107、下段部108および糊代109が折り目e’,f’,g’,h’を介して順に連設される一方、背面部101の左右各端縁にそれぞれ側面部110,110が折り目i’,i’を介して連設され、また、上垂れ壁部104の左右各端縁にそれぞれ支持部111,111が折り目j’,j’を介して連設されるとともに、下段部108の左右各端縁にそれぞれ抜け止め部112,112が折り目k’,k’を介して連設され、さらに、各側面部110の下端縁および側端縁下部に差し込みフラップ113,114がそれぞれ折り目m’,n’を介して連設されて構成されている。
【0004】
そして、上折り返し部102には、上段部103との折り目b’近傍の上端縁部に糊代部102aが設定されている。また、左右の側面部110には、その左右方向の幅を一辺とする正方形の対角線のうち、外方に向かって下り勾配となる側の対角線上に折り目p’が形成され、この折り目p’の外方に糊代部110aが設定されている。さらに、底面部106には、下垂れ壁部107との折り目f’を始点とする複数個のコ字状の切れ目q’が間隔をおいて形成されており、これにより、折り目f’は、各コ字状の切れ目q’の始点間を除いて間欠的に形成されている。
【0005】
さらに、折り返し部102には、背面部101との折り目a’を始点とする細長いコ字状の切れ目r’が幅方向略中央部に形成されており、このコ字状の切れ目r’を通して広告部200の脚部201を挿入することにより、広告部200を折り返し部102と背面部101との間で挟み込んで立設状態に支持することができる。
【0006】
このような陳列スタンド100を組み立てる場合は、図12の展開図にしたがってコートボールを打ち抜くとともに、裏面が上面を向くように反転させた後、側面部110の折り目p’よりも外方の糊代部110aに接着剤を塗布し、折り目p’に沿って谷折りし、裏面同士を貼着する。次いで、糊代105を上垂れ壁部104に対して折り目d’に沿って谷折りした後、この糊代105の表面に接着剤を塗布するとともに、折り返し部102の糊代部102aの裏面に接着剤を塗布し、背面部101に対して折り返し部102を上段部103、上垂れ壁部104および谷折りした糊代105とともに折り目a’に沿って谷折りし、折り返し部102の糊代部102aの裏面を背面部101の裏面に貼着するとともに、糊代105の表面を底面部106の裏面に貼着する。さらに、糊代109を下段部108に対して折り目h’に沿って谷折りし、その表面に接着剤を塗布した後、底面部106に対して下垂れ壁部107を下段部108および谷折りした糊代109とともに折り目f’に沿って谷折りし、糊代109の表面を上垂れ壁部104の表面に貼着する。
【0007】
次いで、底面部106に対して背面部101を折り目e’に沿って谷折りする一方、折り返し部102に対して上段部103を折り目b’に沿って谷折りするとともに、上段部103に対して上垂れ壁部104を折り目c’に沿って山折りし、さらに、下段部108に対して下垂れ壁部107を折り目g’に沿って山折りして階段状に形成した後、左右の側面部110に対して各差し込みフラップ113,114を折り目m’,n’に沿って谷折りするとともに、左右の支持部111および左右の抜け止め部112をそれぞれ折り目j’,k’に沿ってそれぞれ谷折りした後、各側面部110を折り目i’に沿ってそれぞれ谷折りし、差し込みフラップ113を底面部106の裏面に重なるように差し込むとともに、差し込みフラップ114を下垂れ壁部107の裏面に重なるように差し込む。これにより、上下2段の陳列棚を有する陳列スタンド100を組み立てることができる。
【0008】
一方、接着剤を用いない陳列棚などの組立技術としては、例えば、特許文献2に示されるように、連結片を係合する方法や、特許文献3に示されるように、面ファスナーを用いる方法、特許文献4に示されるように、ビスを取付穴に挿通し、止め具を用いて固定する方法が提案されている。
【特許文献1】特開2005−118365号公報
【特許文献2】特開平7−327792号公報
【特許文献3】特開2001−149189号公報
【特許文献4】特開2001−252156号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
ところで、前述した陳列スタンドを製造する場合、糊代および糊代部に接着剤を塗布し、設定された折り目に沿って折り込んで接着する製造装置が必要となる。このような製造装置は、高価であることから、大きな初期投資が入用となる。
【0010】
また、特許文献2に示される連結片を係合する方法では、単一のコートボールから組み立てることができないため、組み立てに際して手間が増える他、部品毎に保管する必要があるという欠点がある。特許文献3に示される面ファスナーを用いる方法では、特許文献2の場合と同様に、基台および陳列台を別途組み立てる必要があり、組み立てに際して手間が増える他、部品毎に保管する必要があるとともに、予め基台および陳列台に面ファスナーを接着しておく必要がある。
【0011】
さらに、特許文献4に示されるビスおよび止め具を用いて固定する方法では、ビス結合に多くの時間が必要となり、迅速な組立作業や分解作業はできないものである。また、ビスや止め具の材質によっては、紙製陳列棚などと分別して廃棄しなければならず、作業が煩雑になるという問題がある。
【0012】
本発明は、このような問題に鑑みてなされたもので、接着剤を用いることなく組み立てることのできる商品の陳列スタンドを提供するとともに、その陳列スタンドを用いて商品の万引き被害を確実に防止できる商品の陳列方法を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0013】
本発明の商品の陳列スタンドは、背面部の上端縁に、折り返し部、上段部および上垂れ壁部が折り目を介して順に連設されるとともに、背面部の下端縁に、底面部、下垂れ壁部および下段部が折り目を介して順に連設される一方、背面部の左右各端縁にそれぞれ側面部が折り目を介して連設され、また、上垂れ壁部の左右各端縁にそれぞれ支持部が折り目を介して連設されるとともに、下段部の左右各端縁にそれぞれ抜け止め部が折り目を介して連設され、さらに、各側面部の下端縁および側端縁下部にそれぞれ差し込みフラップが折り目を介して連設された商品の陳列スタンドにおいて、前記上垂れ壁部の上端縁および下段部の下端縁にそれぞれ位置決め部が折り目を介して連設される一方、折り返し部の左右各端縁および上下の位置決め部の左右各端縁にそれぞれ連結片が折り目を介して連設され、また、折り返し部の各連結片に対応して背面部に当該連結片をそれぞれ挿入して連結可能な連結部が形成され、上下の位置決め部の各連結片に対応して底面部および上垂れ壁部に当該連結片をそれぞれ挿入して連結可能な連結部が形成されることを特徴とするものである。
【0014】
本発明によれば、展開図にしたがって打ち抜いた後、折り目に沿って折り込むとともに、連結片を対応する背面部、底面部および上垂れ壁部に形成された連結部に挿入して差し込んで連結することにより組み立てることができる。したがって、陳列スタンドを接着剤を使用することなく組み立てることができ、組立式の陳列スタンドを製造するに際して、安価な切断機械を採用することができる。
【0015】
本発明の商品の陳列方法は、請求項1に記載の商品の陳列スタンドに、商品の実物と同一の形状・寸法および近似するデザイン表示を有する商品の空容器体を陳列することを特徴とするものである。
【0016】
本発明によれば、陳列スタンドに、商品の実物と同一の形状・寸法および近似するデザイン表示を有する商品の空容器体を陳列することにより、商品の万引き被害を確実に防止することができる。
【0017】
本発明の商品の陳列方法は、請求項1に記載の商品の陳列スタンドに、商品の実物と同一の形状・寸法および近似するデザイン表示を有する商品の空容器体であって、その内部に該空容器体を振った際に衝突音を発する固体が収納されている空容器体を陳列することを特徴とするものである。
【0018】
本発明によれば、陳列スタンドに、商品の実物と同一の形状・寸法および近似するデザイン表示を有する商品の空容器体を陳列することにより、商品の万引き被害を確実に防止することができる。また、空容器体を手にした際の空虚な感じを、空容器体を振った際にその内部に収納された固体によって発生する衝突音によって解消することができる。
【発明の効果】
【0019】
本発明の商品の陳列スタンドによれば、陳列スタンドを接着剤を用いることなく組み立てることができるとともに、偏平に折り畳んで簡単に保管することができ、また、一体に製造できるため、部品が散逸することもない。
【0020】
また、商品の陳列方法によれば、商品の万引き被害を確実に防止することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0021】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0022】
図1乃至図2には、本発明の商品の陳列スタンド1の一実施形態が示されている。
【0023】
この陳列スタンド1は、コートボールを展開図にしたがって打ち抜いた後、折り目に沿って折り込むとともに、連結片を所定部分に差し込んで連結することにより組み立てられる。
【0024】
陳列スタンド1は、図3の展開図において、背面部2の上端縁に、折り返し部3、上段部4、上垂れ壁部5および位置決め部6が折り目a,b,c,dを介して順に連設されるとともに、背面部2の下端縁に、底面部7、下垂れ壁部8、下段部9および位置決め部10が折り目e,f,g,hを介して順に連設される一方、背面部2の左右各端縁にそれぞれ側面部11,11が折り目i,iを介して連設され、また、上垂れ壁部5の左右各端縁にそれぞれ支持部12,12が折り目j,jを介して連設されるとともに、下段部9の左右各端縁にそれぞれ抜け止め部13,13が折り目k,kを介して連設され、さらに、各側面部11の下端縁および側端縁下部にそれぞれ差し込みフラップ14,15が折り目m,nを介して連設され、また、折り返し部3の左右各端縁の上半部にそれぞれ連結片16,16が折り目p,pを介して連設される一方、位置決め部6の左右各端縁にそれぞれ連結片17,17が折り目q,qを介して連設されるとともに、位置決め部10の左右各端縁にそれぞれ連結片18,18が折り目r,rを介して連設されて構成されている。
【0025】
そして、背面部2には、折り返し部3に連設された左右の連結片17に対応して、各連結片17をそれぞれ挿入可能な連結部としての差し込み穴2a、差し込み切れ目2bが左右に形成されている。すなわち、背面部2には、背面部2に対して折り返し部3を折り目aに沿って折り込んだ際に、折り返し部3の高さ(折り目a,b間の間隔)に合致する高さ位置に、連結片16の高さよりも若干大きな高さの差し込み穴2a、差し込み切れ目2bが形成されている。また、底面部7には、位置決め部6に連設された左右の連結片17に対応して、各連結片17をそれぞれ挿入可能な連結部としての差し込み穴7a、差し込み切れ目7bが左右に形成されている。すなわち、底面部7には、位置決め部6が底面部7上に面接触するように上垂れ部5に対して折り目dに沿って折り込まれた際に、上段部4の高さ(折り目b,c間の間隔)に合致する高さ位置に、連結片17の高さよりも若干大きな高さの差し込み穴7a、差し込み切れ目7bが形成されている。さらに、上垂れ壁部5には、位置決め部10に連設された左右の連結片18に対応して、各連結片18をそれぞれ挿入可能な連結部としての差し込み穴5a,5bが左右に形成されている。すなわち、上垂れ部5には、前述した連結片17によって底面部7に対して垂直に立設するように連結された際に、下垂れ壁部8の高さ(折り目f,g間の間隔)に合致する高さ位置に、連結片18の高さよりも若干大きな高さの差し込み穴5a,5bが形成されている。
【0026】
なお、各連結片16,17には、対応する差し込み穴2a,7aおよび差し込み切れ目2b,7b間に対応して折り目p,qと平行に折り目p1,q1が形成され,連結片18には、対応する差し込み穴25a,5b間に対応して折り目rと平行に折り目r1が形成されている。
【0027】
また、底面部7には、下垂れ壁部8との折り目fを始点とする複数個のコ字状の切れ目sが間隔をおいて形成され、これにより、折り目fは、コ字状の切れ目sの始点間を除いて間欠的に形成されている。同様に、上段部4および下段部9にも、それぞれ上垂れ壁部5および下垂れ壁部8との折り目c,gを始点とする複数個のコ字状の切れ目t,uが間隔をおいて形成され、これにより、折り目c,gは、コ字状の切れ目t,uの始点間を除いて間欠的に形成されている。
【0028】
さらに、折り返し部3には、背面部2との折り目aを始点とする細長いコ字状の切れ目vが幅方向略中央部に形成されており、このコ字状の切れ目vを通して広告部20の脚部21を挿入することにより、広告部20を折り返し部3と背面部2との間で挟み込んで立設状態に支持することができる。
【0029】
このような陳列スタンド1を組み立てる場合は、図3の展開図にしたがってコートボールを打ち抜くとともに、裏面が上面を向くように反転させた後(図4参照)、背面部2に対して折り返し部3を上段部4、上垂れ壁部5および位置決め部6とともに折り目aに沿って谷折りするとともに、下垂れ壁部8に対して下段部9を位置決め部10とともに折り目gに沿って谷折する。この際、折り返し部3に連設された左右の連結片16を背面部2の左右に形成された差し込み穴2aにそれぞれ挿入し、背面部2に折り返し部3を仮止めする(図5参照)。次いで、仮止めされた折り返し部3に対して上段部4を上垂れ壁部5および位置決め部6とともに折り目bに沿って谷折りした後(図6参照)、上段部4に対して上垂れ壁部5を位置決め部6とともに折り目cに沿って山折りする(図7参照)。
【0030】
さらに、背面部2に対して底面部7を下垂れ壁部8および下垂れ壁部8に対して折り込まれた下段部9と位置決め部10とともに互いに接近するように谷折りする。この際、位置決め部6に連設された左右の連結片17を底面部7の左右に形成された差し込み穴7aにそれぞれ挿入し、仮止めするとともに、位置決め部10に連設された左右の連結片18を上垂れ壁部5の左右に形成された差し込み穴5aにそれぞれ挿入し、仮止めする(図8参照)。
【0031】
次いで、下段部9に対して下垂れ壁部8を折り目gに沿って山折りするとともに、底面部7に対して下垂れ壁部8を折り目fに沿って山折りし、底面部7に対して谷折りされた背面部2を折り目eに沿って立ち上げることにより、連結片16,17,18が対応する背面部2の差し込み穴2a、底壁部7の差し込み穴7a、上垂れ壁部5の差し込み穴5aにそれぞれ挿入されて仮止めされて階段状に形成される。この後、左右の連結片16を折り目p1で折り返して背面部2の左右の差し込み切れ目2bにそれぞれ差し込むことにより、背面部2に対して折り返し部3を連結する。また、左右の連結片17を折り目q1で折り返して底面部7の左右の差し込み切れ目7bにそれぞれ差し込むことにより、底面部7に対して位置決め部6を介して上垂れ壁部5を連結する。同様に、上垂れ壁部5の背面側において、左右の連結片18を折り目r1で折り返して上垂れ壁部5の左右の差し込み穴5bにそれぞれ差し込むことにより、上垂れ壁部5に対して位置決め部10を介して下段部9を連結する(図9参照)。
【0032】
その後、左右の側面部11に対して各差し込みフラップ14,15を折り目m,nに沿って谷折りするとともに、左右の支持部12よび左右の抜け止め部13をそれぞれ折り目j,kに沿ってそれぞれ谷折りした後、各側面部11を折り目iに沿ってそれぞれ谷折りし、差し込みフラップ14を底面部7の裏面に重なるように差し込むとともに、差し込みフラップ15を下垂れ壁部8の裏面に重なるように差し込む。これにより、上下2段の陳列棚を有する陳列スタンド1を組み立てることができる。
【0033】
この際、底面部7に形成された複数個のコ字状の切れ目sによって区画された部分が下垂れ壁部8に連続して下方に延設され、これにより、陳列スタンド1を前上がりに立ち上げることができ、上段部4および下段部9に配置された商品に対応する空容器体の脱落を防止することができる。また、上段部4および下段部9にそれぞれ形成された複数個のコ字状の切れ目t,uによって区画された部分が上垂れ壁部5および下垂れ壁部9に連続して上段部4の表面および下段部9の表面を越えて上方にそれぞれ立ち上げられ、上段部4および下段部9に配置された空容器体の脱落を防止することができる。
【0034】
このように、陳列スタンド1は、接着剤を用いることなく組み立てることができることから、高価な製造装置を購入することなく、トムソン刃などを有する切断装置で対応することが可能となり、安価に製造することができる。
【0035】
このようにして陳列スタンド1が組み立てられたならば、予め用意された空容器体(図示せず)を上段部4および下段部5に積載して店頭に配置すればよい。
【0036】
ここで、空容器体としては、商品の実物と同一の形状・寸法および近似するデザイン表示を有するものが用いられる。また、空容器体の内部には、空容器体を振った際に衝突音が発生するように、固体を収納しておくことが好ましい。これにより、商品の万引き被害を確実に防止することができるとともに、空容器体を手にした際の空虚な感じを、空容器を振った際に発生する固体による衝突音によって解消することができる。
【0037】
なお、商品は、販売員の手元に保管されており、空容器体を持参した購入者に代金と引き換えて商品を手渡せばよい。
【図面の簡単な説明】
【0038】
【図1】本発明の商品の陳列スタンドの一実施形態を広告部とともに示す斜視図である。
【図2】図1の陳列スタンドの断面図である。
【図3】図1の陳列スタンドの展開図である。
【図4】図1の陳列スタンドの組立工程を示す説明図である。
【図5】図1の陳列スタンドの組立工程を示す説明図である。
【図6】図1の陳列スタンドの組立工程を示す説明図である。
【図7】図1の陳列スタンドの組立工程を示す説明図である。
【図8】図1の陳列スタンドの組立工程を示す説明図である。
【図9】図1の陳列スタンドの組立工程を示す説明図である。
【図10】従来の商品の陳列スタンドを広告部とともに示す斜視図である。
【図11】図10の陳列スタンドの断面図である。
【図12】図10の陳列スタンドの展開図である。
【符号の説明】
【0039】
1 陳列スタンド
2 背面部
3 折り返し部
4 上段部
5 上垂れ壁部
6,10 位置決め部
7 底壁部
8 下垂れ壁部
9 下段部
11 側面部
12 支持部
13 抜け止め部
14,15 差し込みフラップ
16,17,18 連結片
2a,5a,5b,7a 差し込み穴
2b,7b 差し込み切れ目
a,b,c,d,e,f,g,,h,i,j,k,m,n,p,q 折り目
s,t,u コ字状の切れ目

【特許請求の範囲】
【請求項1】
背面部の上端縁に、折り返し部、上段部および上垂れ壁部が折り目を介して順に連設されるとともに、背面部の下端縁に、底面部、下垂れ壁部および下段部が折り目を介して順に連設される一方、背面部の左右各端縁にそれぞれ側面部が折り目を介して連設され、また、上垂れ壁部の左右各端縁にそれぞれ支持部が折り目を介して連設されるとともに、下段部の左右各端縁にそれぞれ抜け止め部が折り目を介して連設され、さらに、各側面部の下端縁および側端縁下部にそれぞれ差し込みフラップが折り目を介して連設された商品の陳列スタンドにおいて、前記上垂れ壁部の上端縁および下段部の下端縁にそれぞれ位置決め部が折り目を介して連設される一方、折り返し部の左右各端縁および上下の位置決め部の左右各端縁にそれぞれ連結片が折り目を介して連設され、また、折り返し部の各連結片に対応して背面部に当該連結片をそれぞれ挿入して連結可能な連結部が形成され、上下の位置決め部の各連結片に対応して底面部および上垂れ壁部に当該連結片をそれぞれ挿入して連結可能な連結部が形成されることを特徴とする商品の陳列スタンド。
【請求項2】
請求項1に記載の商品の陳列スタンドに、商品の実物と同一の形状・寸法および近似するデザイン表示を有する商品の空容器体を陳列することを特徴とする商品の陳列方法。
【請求項3】
請求項1に記載の商品の陳列スタンドに、商品の実物と同一の形状・寸法および近似するデザイン表示を有する商品の空容器体であって、その内部に該空容器体を振った際に衝突音を発する固体が収納されている空容器体を陳列することを特徴とする商品の陳列方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【公開番号】特開2009−172105(P2009−172105A)
【公開日】平成21年8月6日(2009.8.6)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−13039(P2008−13039)
【出願日】平成20年1月23日(2008.1.23)
【出願人】(000106885)シグマ紙業株式会社 (17)
【出願人】(306014736)第一三共ヘルスケア株式会社 (176)
【Fターム(参考)】