商品紹介サーバ、プログラム及び商品紹介システム
【課題】評価や感想として商品の映像の一部分を登録して、当該商品の内容を分かりやすく紹介するとともに、購入希望者の購入意欲をより高めることが可能な商品紹介システムを提供する。
【解決手段】利用者Aは商品の一部であるプレビュー映像を示すタイムコードを登録する。利用者Aは商品IDと、当該タイムコードとを含む評価情報をアプリケーションサーバ5へ送信する。アプリケーションサーバ5から評価情報を受信したDBサーバ6は、当該評価情報を評価DB12で管理する。また、DBサーバ6は、端末Bが入力した検索情報に基づいて、利用者Bが希望する商品の商品IDを特定し、評価情報を抽出する。さらに、コンテンツサーバ7は特定した商品IDに基づいて、該当する商品である映像コンテンツを抽出し、評価情報に含まれるタイムコードが示す部分の映像コンテンツを抽出し、プレビュー映像として生成する。プレビュー映像は、端末Bへ送信される。
【解決手段】利用者Aは商品の一部であるプレビュー映像を示すタイムコードを登録する。利用者Aは商品IDと、当該タイムコードとを含む評価情報をアプリケーションサーバ5へ送信する。アプリケーションサーバ5から評価情報を受信したDBサーバ6は、当該評価情報を評価DB12で管理する。また、DBサーバ6は、端末Bが入力した検索情報に基づいて、利用者Bが希望する商品の商品IDを特定し、評価情報を抽出する。さらに、コンテンツサーバ7は特定した商品IDに基づいて、該当する商品である映像コンテンツを抽出し、評価情報に含まれるタイムコードが示す部分の映像コンテンツを抽出し、プレビュー映像として生成する。プレビュー映像は、端末Bへ送信される。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ネットワークを利用して販売する映像コンテンツを紹介する技術に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、インターネット上で、様々な商品を検索し、購入することができる。サイト運営者は、数多くあるショッピングサイトから、自身のサイトでの商品購入を促すべく、単なる商品購入ができるサイトから、様々な特典や利便性の高い機能が実装されたサイトへの変化を望み、日々新たな仕組みの開発・実装が行われている。
【0003】
そのような中で、前に同じ商品を購入した利用者による意見や使用感といった評価を、商品を紹介するページに掲載し、新しく商品を購入したいと思っている利用者に照会させることで、その商品の購買意欲を高めようとするサイトが数多く広まってきている(例えば、特許文献1)。
【0004】
しかしながら、物品や書籍などに対しては文章での評価が参考になるが、映像表現されたDVD(Digital Video Disc)などに対しては、そのものの評価を文章で表現することに限度がある。また、評価を読む利用者の立場からしても、評価した利用者の意図した内容が伝わりにくいのが現状である。
【0005】
一方で、オンラインショッピングで販売されている映像コンテンツ商品(映画・ドラマなど)においては、内容を別途編集した簡易紹介用映像が用意されており、商品購入前にインターネット上で閲覧することができる。しかし、このような映像は、作品の製作者側が作成した紹介用映像であるため、購入希望者が本当に観たいサンプルと差異が生じる場合が多い。
【0006】
このように、従来の技術では、商品の紹介が文章情報で行われていたため、特に映像作品に関しては、本来の評価や感想が伝わりにくいという問題があった。また、製作者側が準備した紹介用映像では、購入希望者の本来の要望が取り入れられにくいという弱点があった。
【0007】
【特許文献1】特開2004−206414号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明は、以上の点に鑑みてなされたものであり、評価や感想として商品の映像の一部分を登録することにより、当該商品の内容を分かりやすく紹介するとともに、購入希望者の購入意欲をより高めることが可能な商品紹介システムを提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の1つの観点では、ネットワークを介して、複数の端末と通信可能な商品紹介サーバであって、第1端末から、映像コンテンツである商品を識別する商品識別情報と、前記映像コンテンツの一部であって、前記商品を紹介するためのプレビュー映像を示すタイムコードと、を含む評価情報を取得する評価情報取得手段と、前記評価情報を記憶する評価情報記憶手段と、を備える。
【0010】
上記のように構成された商品紹介サーバは、インターネットをはじめとするネットワークを介して複数の端末とデータの授受が可能である。ここで、第1端末とは、パソコンやPDA(Personal Digital Assistants)等である。利用者は、第1端末を使用して、自身が購入した商品である映像コンテンツを再生する。ここで、映像コンテンツとは、ドラマや映画のDVD、その他の動画等のことである。そして、利用者は、当該商品を識別する商品識別情報と、プレビュー映像を示すタイムコードと、を含む評価情報を商品紹介サーバへ送信する。ここで、プレビュー映像とは、商品である映像コンテンツの一部であって、利用者が当該商品を紹介するのにふさわしいと考える部分の映像である。タイムコードとは、映像コンテンツ中のプレビュー映像とする部分を示す時間情報である。評価情報を受信した商品紹介サーバは、当該評価情報を記憶、管理する。これにより、商品紹介サーバは、商品の購入を希望する利用者の要求に基づいて迅速に、商品識別情報と、対応する商品を紹介するためのプレビュー映像のタイムコードとを抽出することができる。
【0011】
上記商品紹介サーバの一態様では、前記商品識別情報に対応付けて、前記商品である映像コンテンツを記憶するコンテンツ記憶手段と、前記評価情報に含まれる商品識別情報に基づいて、前記コンテンツ記憶手段を参照することにより、当該商品識別情報に対応する映像コンテンツが存在するか否かを判定する存在判定手段と、前記存在判定手段が存在すると判定した場合に、前記評価情報記憶手段は、前記評価情報を記憶することを特徴とする。これによれば、商品紹介サーバは、評価情報に対応する商品である映像コンテンツが存在する場合のみ、当該評価情報を記憶、管理する。換言すると、映像コンテンツが存在しない評価情報を記憶することはない。よって、商品紹介サーバの容量を効率よく使用することができる。
【0012】
上記商品紹介サーバの他の一態様では、第2端末から、前記商品を検索するための検索情報を取得する検索情報取得手段と、前記検索情報に基づいて、前記商品の商品識別情報を特定する商品識別情報特定手段と、特定した前記商品識別情報に基づいて、前記評価情報記憶手段から、前記評価情報を抽出する評価情報抽出手段と、特定した前記商品識別情報に基づいて、前記コンテンツ記憶手段から、前記映像コンテンツを抽出する映像コンテンツ抽出手段と、抽出した前記映像コンテンツに基づいて、前記評価情報に含まれるタイムコードが示す部分の映像コンテンツをプレビュー映像として生成するプレビュー映像生成手段と、前記プレビュー映像を前記第2端末に送信するプレビュー映像送信手段と、を備える。
【0013】
上記のように構成された商品紹介サーバにおいて、第2端末は、商品の購入を希望する利用者により操作されている。つまり、利用者は、第2端末を使用して、希望の商品に関する情報を検索情報として入力し、商品紹介サーバへ送信する。商品紹介サーバは、第2端末から受信した検索情報に基づいて、利用者が希望する商品の商品識別情報を特定する。さらに、商品紹介サーバは、特定した商品識別情報に基づいて、評価情報を抽出する。また、商品紹介サーバは、特定した商品識別情報に基づいて、該当する商品である映像コンテンツを抽出する。そして、商品紹介サーバは、評価情報に含まれるタイムコードが示す部分の映像コンテンツを抽出し、プレビュー映像として生成する。生成したプレビュー映像は、第2端末へ送信される。第2端末は、商品紹介サーバから受信したプレビュー映像を表示する。これにより、利用者は、当該プレビュー映像を、商品を購入するか否かの参考にすることができる。つまり、プレビュー映像によって、商品の内容を分かりやすく紹介するとともに、購入希望者の購入意欲をより高めることができる。
【0014】
上記商品紹介サーバの他の一態様では、前記プレビュー映像の容量を設定する容量設定手段をさらに備え、前記プレビュー映像生成手段は、前記容量設定手段が設定した容量に基づいて、前記プレビュー映像を生成する。これによれば、商品を紹介するプレビュー映像の容量を容易に制限することができる。よって、第2端末へプレビュー映像を送信する際の通信をスムーズに行うことができる。また、商品である映像コンテンツの大部分をプレビュー映像とする、といった利用者の不正を防止することもできる。
【0015】
上記商品紹介サーバの他の一態様では、前記評価情報は、前記商品識別情報と、前記タイムコードと、さらに前記第1端末を使用する利用者を識別する利用者識別情報と、前記商品に関するコメントである評価コメントとを含んでおり、前記評価情報抽出手段が抽出した評価情報に含まれる前記利用者識別情報及び前記評価コメントを前記第2端末に送信するコメント送信手段と、をさらに備える。これによれば、利用者は、プレビュー映像を閲覧する前に、又は、プレビュー映像と共に、商品に対する評価コメントを閲覧することができる。また、商品の購入を希望する利用者は、参考にする評価コメント及びプレビュー映像がどの利用者によるものなのかを把握することも可能となる。
【0016】
本発明の別の観点では、ネットワークを介して、複数の端末と通信可能なコンピュータにより実行されるプログラムであって、第1端末から、映像コンテンツである商品を識別する商品識別情報と、前記映像コンテンツの一部であって、前記商品を紹介するためのプレビュー映像を示すタイムコードと、を含む評価情報を取得する評価情報取得手段、前記評価情報を記憶する評価情報記憶手段、として前記コンピュータを機能させる。
【0017】
上記プログラムをコンピュータにより実行することにより、上述の商品紹介サーバを実現することができる。また、上述の商品紹介サーバの各態様も同様に実現することができる。
【0018】
本発明のさらに別の観点では、ネットワークを介して通信可能な第1端末及び商品紹介サーバから構成される商品紹介システムであって、前記第1端末は、前記商品紹介サーバから取得した商品である映像コンテンツを再生する再生手段と、前記映像コンテンツの中で評価する一部であって、前記商品を紹介するためのプレビュー映像を示すタイムコードを登録する評価登録手段と、前記サーバから取得した商品を識別する商品識別情報と、前記評価登録手段が登録した前記タイムコードとを含む評価情報を、前記商品紹介サーバへ送信する評価情報送信手段と、を備え、前記商品紹介サーバは、前記第1端末から、前記評価情報を取得する評価情報取得手段と、前記評価情報を記憶する評価情報記憶手段と、を備える。
【0019】
上記のように構成された商品紹介システムは、第1端末及び商品紹介サーバから構成されている。利用者は、まず、第1端末を使用して、自身が購入した商品である映像コンテンツを再生する。さらに、利用者は、プレビュー映像を示すタイムコードを登録する。そして、利用者は、当該商品を識別する商品識別情報と、プレビュー映像を示すタイムコードと、を含む評価情報を商品紹介サーバへ送信する。評価情報を受信した商品紹介サーバは、当該評価情報を記憶、管理する。これにより、商品紹介サーバは、利用者の要求に基づいて迅速に、商品識別情報と、対応する商品を紹介するためのプレビュー映像のタイムコードとを抽出することができる。
【0020】
上記商品紹介システムの他の一態様では、前記商品紹介システムは、ネットワークを介して通信可能な前記第1端末、第2端末及び前記商品紹介サーバから構成されるものであって、前記商品紹介サーバは、前記第2端末から、前記商品を検索するための検索情報を取得する検索情報取得手段と、前記検索情報に基づいて、前記商品の商品識別情報を特定する商品識別情報特定手段と、特定した前記商品識別情報に基づいて、前記評価情報記憶手段から、前記評価情報を抽出する評価情報抽出手段と、特定した前記商品識別情報に基づいて、前記コンテンツ記憶手段から、前記映像コンテンツを抽出する映像コンテンツ抽出手段と、抽出した前記映像コンテンツに基づいて、前記評価情報に含まれるタイムコードが示す部分の映像コンテンツをプレビュー映像として生成するプレビュー映像生成手段と、前記プレビュー映像を前記第2端末に送信するプレビュー映像送信手段と、をさらに備え、前記第2端末は、前記検索情報を送信する検索情報送信手段と、前記商品紹介サーバから、前記プレビュー映像を受信するプレビュー映像受信手段と、前記プレビュー映像を再生するプレビュー映像再生手段と、を備える。
【0021】
上記のように構成された商品紹介システムは、第1端末、第2端末及び商品紹介サーバから構成されている。利用者は、まず、第2端末を使用して、希望の商品に関する情報を検索情報として入力し、商品紹介サーバへ送信する。商品紹介サーバは、第2端末から受信した検索情報に基づいて、利用者が希望する商品の商品識別情報を特定する。さらに、商品紹介サーバは、特定した商品識別情報に基づいて、評価情報を抽出する。また、商品紹介サーバは、特定した商品識別情報に基づいて、該当する商品である映像コンテンツを抽出する。そして、商品紹介サーバは、評価情報に含まれるタイムコードが示す部分の映像コンテンツを抽出し、プレビュー映像として生成する。生成したプレビュー映像は、第2端末へ送信される。第2端末は、商品紹介サーバから受信したプレビュー映像を表示する。これにより、利用者は、当該プレビュー映像を、商品を購入するか否かの参考にすることができる。つまり、プレビュー映像によって、商品の内容を分かりやすく紹介するとともに、購入希望者の購入意欲をより高めることができる。
【発明の効果】
【0022】
本発明によれば、評価や感想として商品の映像の一部分を登録することにより、当該商品の内容を分かりやすく紹介するとともに、購入希望者の購入意欲をより高めることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0023】
以下、図面を参照して本発明の好適な実施の形態について説明する。
【0024】
[商品紹介システム]
まず、商品紹介システムについて図1乃至図7を参照して説明する。図1は、商品紹介システム100の概略構成を示す。図2は、商品紹介システム100における評価登録処理の概要を説明する図である。図3は、コンテンツ再生プレイヤー画面例である。図4は、評価登録画面例である。図5は、商品紹介システム100における評価再生処理の概要を説明する図である。図6は、商品紹介画面例である。図7は、プレビュー映像再生画面例である。
【0025】
商品紹介システム100は、ネットワーク上で販売される映像コンテンツの中で評価する部分を示すタイムコードを登録し、当該タイムコードに基づいて映像コンテンツのプレビュー映像を生成することで、当該映像コンテンツの内容を分かりやすく紹介することができるシステムである。図1に示すように、商品紹介システム100は、ネットワーク2を介して、端末A、端末B、アプリケーションサーバ5、データベース(以下、「DB」と呼ぶ。)サーバ6及びコンテンツサーバ7から構成される。ネットワーク2の1つの好適な例はインターネットである。
【0026】
ここで、端末A及び端末Bは、それぞれ利用者が使用するPC(Personal Computer)やPDA(Personal Digital Assistants)等である。本実施形態において、端末Aは、購入した商品の評価登録を行う利用者Aが使用する端末装置であって、コンテンツ再生プレイヤーを保有している。一方、端末Bは、他の利用者による商品の評価を再生し、当該評価を参考にして商品を購入する利用者Bが使用する端末装置である。なお、端末A及び端末Bは、共にインターネットブラウザ等を保有している。
【0027】
また、アプリケーションサーバ5は、ネットワーク2に接続されているWEBアプリケーションとして実装されている。一方、DBサーバ6は、アプリケーションサーバ5に接続されており、利用者DB10、商品DB11及び評価DB12を有している。コンテンツサーバ7も同様にアプリケーションサーバ5に接続されており、コンテンツDB13を有している。
【0028】
なお、商品紹介システム100を構成する端末A、端末B、アプリケーションサーバ5、DBサーバ6及びコンテンツサーバ7がそれぞれ有する機能については後述する。また、本実施形態では、アプリケーションサーバ5、DBサーバ6及びコンテンツサーバ7は、それぞれ別々のサーバとしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、全ての機能を有する1つの商品紹介サーバとしてもよい。
【0029】
ここで、本システムによる評価登録方法の概要を述べておく。なお、端末Aを使用する利用者Aは、既に商品である映像コンテンツを購入しているものとする。ここで、商品である映像コンテンツとは、主に映画やドラマのDVD(Digital Video Disc)等である。また、商品である映像コンテンツは、静物である商品を紹介する動画等を含むこととしてもよい。
【0030】
商品である映像コンテンツを購入した利用者Aは、端末Aが保有するコンテンツ再生プレイヤーにより、当該映像コンテンツを再生し、閲覧する。このとき、端末Aには、図3に示すようなコンテンツ再生プレイヤー画面が表示される。コンテンツ再生プレイヤーは、コンテンツ再生表示機能の他、評価登録機能を有している。利用者Aは、コンテンツ再生プレイヤーにて、コンテンツ再生実行中の任意のタイミングで、評価登録機能を呼び出すことができる。具体的には、利用者Aが、コンテンツ再生プレイヤー画面上の評価登録画面ボタン21を押下することにより、評価登録機能を呼び出すことができる。評価登録機能は、図4に示すような評価登録画面を端末A上に表示する。
【0031】
利用者Aは、評価登録画面において、図2(i)に示すように商品に対する自身の評価コメントを入力し、同時に他の利用者に薦めるプレビュー映像のタイムコードを登録することができる。ここで、プレビュー映像とは、映像コンテンツの中で特に他者に薦める部分の映像、換言すると、紹介したい部分の映像のことである。登録されるプレビュー映像は、コンテンツ再生中に評価登録機能を呼び出したタイミングであってもよいし、利用者Aが評価登録画面で任意に再設定してもよい。評価情報として登録されるプレビュー映像は、その映像コンテンツのタイムコードをもって、数値化される。
【0032】
具体的に、コンテンツ再生プレイヤー画面には、商品である映像コンテンツの映像が表示される。端末Aは、利用者Aが評価登録画面ボタン21を押下したタイミングにおける映像コンテンツのタイムコードを取得し、当該タイムコードを開始タイムコード、当該タイムコードから10秒後を終了タイムコードとすることができる。これによれば、利用者Aが評価登録画面ボタン21を押下してから10秒間を示すタイムコードが、プレビュー映像を示す情報となる。また、評価登録画面内のタイムコード項目26に、利用者Aが任意の時刻を入力することで、入力された当該時刻を開始タイムコード、入力された当該時刻から10秒後を終了タイムコードとすることもできる。これによれば、利用者Aが評価登録画面のタイムコード項目26に入力した時刻から10秒間を示すタイムコードが、プレビュー映像を示す情報となる。このように、コンテンツ再生プレイヤー画面又は評価登録画面上で所定の操作をすることにより、利用者Aは、プレビュー映像を示すタイムコードの登録を行うことができる。このとき、コンテンツ再生プレイヤー画面内の評価登録画面ボタン21を押下することによりタイムコードを登録し、評価登録画面のタイムコード項目26へ入力することにより任意に登録したタイムコードの変更を可能とすることとしてもよい。プレビュー映像は、利用者Aが評価登録画面上のプレビュー映像確認ボタン27を押下することにより確認することができる。また、利用者Aが評価登録画面上の確認画面ボタン28を押下して図示しない評価登録確認画面へ進む。そして、評価登録確認画面には、利用者Aが入力した評価コメント及び指定したタイムコードが表示される。利用者Aは、評価登録確認画面の内容に変更点がなければ、評価登録確認画面に設けられている登録ボタンを押下する。評価登録確認画面内の登録ボタンの押下により、評価コメント及びタイムコードの登録が行われる。
【0033】
なお、上記の例では、開始タイムコードから10秒後を終了タイムコードとしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、何秒後を終了タイムコードとするかは任意に設定することができる。開始タイムコードと終了タイムコードの間がプレビュー映像となるが、当該プレビュー映像は、あくまで商品である映像コンテンツを紹介する映像である。つまり、プレビュー映像は、利用者の購買意欲を失わせるほど長時間であることは望ましくない。よって、映像コンテンツの長さには、一定の制限を設けるべきである。
【0034】
また、上記の例に限らず、コンテンツ再生プレイヤー画面上に開始タイムコードを示すボタンと、終了タイムコードを示すボタンとが設定されており、それぞれのボタンを押下したタイミングで開始タイムコード及び終了タイムコードが指定されることとしてもよい。また、評価登録画面上に開始タイムコードを入力する項目と、終了タイムコードを入力する項目とが設定されており、それぞれの項目に入力した時刻を開始タイムコード及び終了タイムコードとして指定することとしてもよい。つまり、本発明において、タイムコードの指定は任意の方法を適用することができる。
【0035】
評価コメント及びタイムコードが登録されると、利用者Aは端末Aを使用して、評価コメントと、プレビュー映像を示すタイムコードと、映像コンテンツとして再生している商品を識別する商品IDと、商品を評価した利用者Aを識別する利用者IDとを含む評価情報を、図2(ii)に示すようにアプリケーションサーバ5へ送信する。アプリケーションサーバ5は、端末Aから受信した評価情報を確認する。具体的に、アプリケーションサーバ5は、図2(iii)に示すように、評価情報に含まれる商品IDに基づいて、該当する商品である映像コンテンツが存在するか否かをコンテンツサーバ7に問い合わせる。コンテンツサーバ7は、アプリケーションサーバ5から受信した商品IDに基づいて、コンテンツDB13を参照することにより、該当する商品である映像コンテンツが存在するか否かを確認し、存在の有無をアプリケーションサーバ5へ送信する。アプリケーションサーバ5は、コンテンツサーバ7により該当する商品である映像コンテンツの存在が確認できた場合にのみ、図2(iv)に示すように、評価情報をDBサーバ6へ送信する。DBサーバ6は、図2(v)に示すように、アプリケーションサーバ5から受信した評価情報を評価DB12に記憶し、管理する。このようにして、利用者Aによる商品の評価は登録される。
【0036】
次に、本システムによる評価再生方法の概要を述べておく。なお、端末Bを使用する利用者Bは、映像コンテンツである商品の購入希望者であるものとする。
【0037】
利用者Bは、図5(i)に示すように、端末Bにより、ネットワーク2を利用して希望する商品の検索を行う。アプリケーションサーバ5は、端末Bが検索のために入力した検索情報に基づいて、DBサーバ6に問い合わせを行う。DBサーバ6は、検索情報に基づいて商品DB11から、端末Bが希望する商品に関する商品情報を抽出する。さらに、DBサーバ6は、検索情報に基づいて端末Bが希望する商品の商品IDを特定し、特定した商品IDに基づいて評価DB12から評価情報を抽出する。そして、DBサーバ6は、図5(ii)に示すように、抽出した商品情報及び評価情報をアプリケーションサーバ5へ送信する。アプリケーションサーバ5は、DBサーバ6から受信した商品情報及び評価情報に基づいて、図6に示すような商品紹介画面を生成する。具体的に、商品紹介画面は、商品名、商品価格、商品説明、パッケージデザイン、評価コメント、評価した利用者名等から構成されている。ここで、商品名、商品価格、商品説明及びパッケージデザイン等は商品情報に含まれており、評価コメント及び評価した利用者名等は評価情報に含まれている。端末Bは、アプリケーションサーバ5から商品紹介画面を受信し、図5(iii)に示すように表示する。
【0038】
商品紹介画面には、商品情報及び評価情報から構成される項目に加え、プレビュー映像再生ボタン30も含まれている。利用者Bは、プレビュー映像を閲覧したい場合、端末Bを使用してプレビュー映像再生ボタン30を押下することにより、図5(iv)に示すようにプレビュー映像の要求を行う。端末Bからプレビュー映像の要求を受信したアプリケーションサーバ5は、図5(v)に示すように、コンテンツサーバ7に対し、先のDBサーバ6から受信した評価情報に含まれる商品ID及びタイムコードを送信することで、プレビュー映像の生成を依頼する。コンテンツサーバは、図5(vi)に示すように、アプリケーションサーバ5から受信した商品ID及びタイムコードに基づいて、プレビュー映像を動的に生成する。具体的に、コンテンツサーバ7は、商品IDに基づいてコンテンツDB13から対応する映像コンテンツを抽出する。そして、コンテンツサーバ7は、抽出したコンテンツサーバに基づいて、タイムコードが示す部分に該当する映像コンテンツをプレビュー映像として生成する。この際のプレビュー映像の再生時間、画質/エンコードパラメータは任意に設定することが可能である。コンテンツサーバ7は、生成したプレビュー映像をアプリケーションサーバ5へ送信する。
【0039】
アプリケーションサーバ5は、コンテンツサーバ7から受信したプレビュー映像を端末Bに送信する。端末Bは、図5(vii)に示すように、受信したプレビュー映像を表示する。利用者Bは、図7に示すようなプレビュー映像再生画面によってプレビュー映像を閲覧し、希望に応じて商品を購入する。さらに、利用者Bは、商品を購入した後に、参考になった評価コメント及びプレビュー映像に対して評価ポイントを登録する。即ち、参考になった評価コメント及びプレビュー映像に対する評価ポイントの情報をアプリケーションサーバ5へ送信する。アプリケーションサーバ5は、端末Bからの情報に基づいて、評価ポイント対象者に対して評価ポイントを加算する。具体的に、参考になった評価コメント及びプレビュー映像を生成した利用者の利用者IDを特定し、当該利用者IDに基づいて利用者DB10の評価ポイントを加算する。このようにして、利用者Bによる評価の再生が行われる。
【0040】
[機能ブロック]
次に、端末A、端末B、アプリケーションサーバ5、DBサーバ6及びコンテンツサーバ7について図8を参照して詳しく説明する。図8は、商品紹介システム100における端末A、端末B、アプリケーションサーバ5、DBサーバ6及びコンテンツサーバ7の機能ブロック図である。
【0041】
まず、端末Aについて説明する。図示のように、端末Aは、コンテンツ再生表示機能201、評価登録機能202及び通信制御機能203から構成されている。なお、各機能は、端末Aが有するCPUが予め用意されたプログラムを実行することにより実現される。
【0042】
コンテンツ再生表示機能201は、図3に示すようなコンテンツ再生プレイヤー画面により、商品である映像コンテンツを再生して表示する機能である。
【0043】
評価登録機能202は、さらに評価登録画面表示機能と、評価登録制御機能とから構成されている。評価登録画面表示機能は、利用者Aがコンテンツ再生プレイヤー画面上の評価登録画面ボタン21を押下することにより、図4に示すような評価登録画面を表示する機能である。評価登録画面は、利用者Aが、商品に対する評価コメントの入力と、プレビュー映像を示すタイムコードの指定とを行う画面である。評価登録制御機能は、DBサーバ6に評価情報を送信するまでの間の制御に関する機能である。具体的に、評価登録制御機能には、評価登録画面、評価登録確認画面及び評価登録完了画面の表示制御、評価情報の確認、評価した利用者の特定、評価した利用者が使用する端末の特定、評価対象となる商品の特定などが実装される。
【0044】
通信制御機能203は、ネットワーク2を介して、アプリケーションサーバ5とのデータの授受をはじめとする通信を制御する機能である。
【0045】
次に、アプリケーションサーバ5について説明する。図示のように、アプリケーションサーバ5は、通信制御機能501、サイト表示管理機能502、DBサーバ通信制御機能503及びコンテンツサーバ通信制御機能504から構成されている。なお、各機能は、アプリケーションサーバ5が有するCPUが予め用意されたプログラムを実行することにより実現される。
【0046】
通信制御機能501は、ネットワーク2を介して端末A及び端末Bとの通信を制御する機能である。
【0047】
サイト表示管理機能502は、DBサーバ6から受信する情報に基づいて、図6に示すような商品紹介画面を生成し、商品を希望する利用者Bが使用する端末Bへの表示を管理する機能である。具体的に、サイト表示管理機能502は、利用者情報表示機能、商品情報表示機能及び評価情報表示機能から構成されている。利用者情報表示機能は、DBサーバ6から受信した利用者情報に基づくサイト表示を管理する機能である。商品情報表示機能は、DBサーバ6から受信した商品情報に基づくサイト表示を管理する機能である。評価情報表示機能は、DBサーバ6から受信した評価情報に基づくサイト表示を管理する機能である。
【0048】
DBサーバ通信制御機能503は、DBサーバ6との通信を制御する機能である。
【0049】
コンテンツサーバ通信制御機能504は、コンテンツサーバ7との通信を制御する機能である。
【0050】
次に、DBサーバ6について説明する。図示のように、DBサーバ6は、アプリケーションサーバ通信制御機能601、利用者情報管理機能602、商品情報管理機能603及び評価情報管理機能604から構成されている。なお、各機能は、DBサーバ6が有するCPUが予め用意されたプログラムを実行することにより実現される。
【0051】
アプリケーションサーバ通信制御機能601は、アプリケーションサーバ5との通信を制御する機能である。
【0052】
利用者情報管理機能602は、利用者情報を記憶する利用者DB10が付随しており、当該利用者情報を管理する機能である。ここで、利用者DB10について、図9を参照して詳しく説明する。図9は、利用者DB10のデータ構成を模式的に示す図である。利用者DB10は、図示のように、利用者ID、利用者名、パスワード、評価ポイント合計等の項目から構成されている。ここで、利用者IDとは、端末を使用して、商品の購入、評価コメント及びタイムコードの登録、評価コメント及びプレビュー映像の閲覧等を行う利用者を識別する情報である。利用者名は、利用者IDが示す利用者の氏名である。パスワードは、本実施形態における商品紹介システム100を利用するために利用者が設定した任意の文字列である。評価ポイント合計は、評価コメント及びプレビュー映像が他の利用者の参考になった場合に加算される評価ポイントの合計を表す数字である。このように、利用者DB10は、利用者IDをキーとして、利用者に関する利用者情報を記憶、管理しているDBである。
【0053】
商品情報管理機能603は、商品情報を記憶する商品DB11が付随しており、当該商品情報を管理する機能である。ここで、商品DB11について、図10を参照して詳しく説明する。図10は、商品DB11のデータ構成を模式的に示す図である。商品DB11は、図示のように、商品ID、商品名、価格、店舗ID、店舗名等の項目から構成されている。図示されていないが、本実施形態では、商品の説明及びパッケージデザインの項目も商品DB11に含まれているものとする。商品IDは、映像コンテンツである商品を識別する情報である。商品名は、商品IDが示す商品の名称である。価格は、商品IDが示す商品の金額である。商品の説明は、商品IDが示す商品を説明する情報である。商品のパッケージデザインは、商品IDが示す商品のパッケージデザインに関する情報である。店舗IDは、商品IDが示す商品を取り扱う店舗を識別する情報である。店舗名は、商品IDが示す商品を取り扱う店舗の名称である。このように、商品DB11は、商品IDをキーとして、商品に関する商品情報を記憶、管理しているDBである。
【0054】
評価情報管理機能604は、アプリケーションサーバ5を介して端末から取得する評価情報を記憶する評価DB12が付随しており、当該評価情報を管理する機能である。ここで、評価DB12について、図11を参照して詳しく説明する。図11は、評価DB12のデータ構成を模式的に示す図である。評価DB11は、評価ID、商品ID、利用者ID、評価コメント、開始タイムコード、終了タイムコード等の項目から構成されている。評価IDは、アプリケーションサーバ5を介して端末から取得する評価情報を識別する情報であり、評価情報を取得した際に発行される。商品IDは、評価情報に含まれる評価コメントに対応する評価対象となった商品を識別する情報である。即ち、評価情報に含まれる商品IDである。同様に、利用者ID、評価コメント、開始タイムコード及び終了タイムコードは、それぞれ評価情報に含まれている情報である。このように、評価DB12は、評価IDをキーとして、アプリケーションサーバ通信制御機能601がアプリケーションサーバ5を介して端末から取得した評価情報を記憶、管理しているDBである。
【0055】
次に、コンテンツサーバ7について説明する。図示のように、コンテンツサーバ7は、アプリケーションサーバ通信制御機能701と、コンテンツ管理機能702とから構成されている。なお、各機能は、コンテンツサーバ7が有するCPUが予め用意されたプログラムを実行することにより実現される。
【0056】
アプリケーションサーバ通信制御機能701は、アプリケーションサーバ5との通信を制御する機能である。
【0057】
コンテンツ管理機能702は、商品である映像コンテンツを記憶するコンテンツDB13が付随しており、当該映像コンテンツを管理する機能である。ここで、コンテンツDB13について説明する。コンテンツDB13は、商品IDをキーとして、当該商品IDが示す映像コンテンツを記憶している。なお、コンテンツ管理機能702は、さらにプレビュー映像生成機能を有している。プレビュー映像生成機能は、アプリケーションサーバ5から受信した商品ID及びタイムコードと、コンテンツDB13とに基づいて、動的にプレビュー映像を生成する機能である。具体的に、プレビュー映像生成機能は、受信した商品IDに基づいて、コンテンツDB13から対応する映像コンテンツを抽出する。そして、プレビュー映像生成機能は、受信したタイムコードが示す部分の映像コンテンツをプレビュー映像として生成する。なお、プレビュー映像の容量、再生時間、画質/エンコードパラメータは予め任意に設定されており、当該設定に基づいてプレビュー映像は生成される。
【0058】
次に、端末Bについて説明する。図示のように、端末Bは、コンテンツ再生表示機能301、評価内容表示機能302及び通信制御機能303から構成されている。なお、各機能は、端末Bが有するCPUが予め用意されたプログラムを実行することにより実現される。
【0059】
コンテンツ再生表示機能301は、後述する通信制御機能303によりアプリケーションサーバ5から受信したプレビュー映像を再生して表示する機能である。
【0060】
評価内容表示機能302は、図6に示すような商品紹介画面を表示する機能である。また、評価内容標示機能302は、図7に示すようなプレビュー映像再生画面を表示する機能である。具体的に、評価内容表示機能は、インターネットブラウザ等により実現できる機能である。
【0061】
通信制御機能303は、ネットワーク2を介して、アプリケーションサーバ5とのデータの授受をはじめとする通信を制御する機能である。
【0062】
[評価登録処理]
次に、図12を参照して、上記商品紹介システム100を構成する端末A、アプリケーションサーバ5、DBサーバ6及びコンテンツサーバ7により実行される評価登録処理について説明する。図12は、商品紹介システム100による評価登録処理のシーケンス図である。なお、本実施形態では、端末Aを使用する利用者Aが評価コメント及びプレビュー映像のタイムコードを登録する評価登録者であるものとする。
【0063】
評価登録者である利用者Aは、既に購入した商品である映像コンテンツを、端末Aのコンテンツ再生プレイヤー上で再生する(ステップS1)。具体的に、端末Aには、図3に示すようなコンテンツ再生プレイヤー画面が表示される。そして、利用者Aは、任意のタイミングでコンテンツ再生プレイヤー画面内の評価登録画面ボタン21を押下する。評価登録画面ボタン21の押下により、端末Aは、評価登録機能を呼び出し、図4に示すような評価登録画面を表示する(ステップS2)。
【0064】
評価登録画面において、利用者Aは、購入した商品に関する評価コメントの入力とプレビュー映像の確認を行うことができる。プレビュー映像の開始タイムコードは、評価登録画面ボタン21が押下された瞬間のものであり、そのタイムコードが評価登録画面のタイムコード項目26に格納される。また、利用者Aの操作により、このタイムコードを希望のものに変更することもできる。このタイムコードの変更操作は、端末Aのキーボードなどから数値を入力する方法、スライドバーなどにより任意の面を表示させる装置が評価登録画面に備わっている場合には当該装置を使用する方法など任意の方法を適用することが可能である。なお、プレビュー映像自体の長さは、サービス提供者によって予め上限が決められていることが望ましい。
【0065】
評価登録画面において、評価コメントの入力及びタイムコードの指定が完了すると、利用者Aは確認画面ボタン28を押下する。これにより、図示しない評価登録確認画面が表示される。利用者Aは、評価登録確認画面の内容に変更点がない場合、評価登録確認画面に設けられている登録ボタンを押下することで評価情報の登録を行う(ステップS3)。ここで、評価情報とは、利用者Aが評価した商品の商品ID、評価コメント、タイムコード及び利用者Aの利用者IDを含む情報である。確認画面ボタン28の押下により(正確には評価登録確認画面の登録ボタンの押下により)評価情報の登録が行われると、端末Aが有するコンテンツ再生プレイヤーは、評価情報をアプリケーションサーバ5へ送信する。
【0066】
アプリケーションサーバ5は、端末Aから評価情報を受け付ける(ステップS4)。そして、アプリケーションサーバ5は、評価情報に含まれる商品IDに基づいて、コンテンツサーバ7に、当該商品IDが示す商品である映像コンテンツが存在するか否かを問い合わせる(ステップS5)。コンテンツサーバ7は、アプリケーションサーバ5から受信した商品IDに基づいて、コンテンツDB13を参照することにより、該当する映像コンテンツが存在するか否かを検索する(ステップS6)。そして、コンテンツサーバ7は、検索結果、即ち該当する映像コンテンツの存在の有無をアプリケーションサーバ5に送信する(ステップS7)。アプリケーションサーバ5は、コンテンツサーバ7から受信した検索結果により、映像コンテンツの存在の有無を確認する(ステップS8)。そして、アプリケーションサーバは、商品IDが示す映像コンテンツの存在が確認できなかった場合、端末Aに登録エラー画面を表示させる(ステップS9)。つまり、利用者Aに、評価対象である商品の映像コンテンツが存在しない旨を通知する。一方、商品IDが示す映像コンテンツの存在が確認できた場合、評価情報をDBサーバ6に登録するよう依頼する(ステップS10)。
【0067】
DBサーバ6は、アプリケーションサーバ5から受信した評価情報を、評価DB12に格納し、管理する(ステップS11)。さらに、DBサーバ6は、評価情報を格納した旨をアプリケーションサーバ5に通知する。アプリケーションサーバ5は、DBサーバ6からの通知により評価情報の登録を確認すると(ステップS12)、端末Aが有するコンテンツ再生プレイヤーに評価登録が完了した旨を通知する。端末Aのコンテンツ再生プレイヤーは、アプリケーションサーバ5からの通知により評価登録完了画面を表示する。利用者Aは、評価登録完了画面を閲覧することにより、自身が購入した商品に対する評価登録が完了したことを確認する。これにより、評価登録処理は完了する。
【0068】
ここで、図13を参照して、評価登録処理における端末Aの処理について詳しく説明する。具体的には、評価登録時の評価登録者の操作、再生プレイヤーの表示と処理に関して説明する。なお、本実施形態では、利用者Aが評価登録者であるものとする。
【0069】
まず、利用者Aは、端末Aを使用してコンテンツ再生プレイヤーを起動する。これにより、端末Aは、図3に示すようなコンテンツ再生プレイヤー画面を表示する(ステップS21)。図3には記載されていないが、利用者Aがコンテンツ再生プレイヤー画面内の再生ボタンを押下することにより、コンテンツ再生プレイヤーは、対象となる映像コンテンツを再生する(ステップS22)。再生方法は、ストリーミングによる方法及びダウンロードによる方法のいずれも適用することが可能である。
【0070】
利用者Aは、評価登録を行いたい場面で、コンテンツ再生プレイヤー画面上の評価登録画面ボタン21を押下する。これにより、端末Aは、図4に示すような評価登録画面を表示する(ステップS23)。そして、利用者Aが評価登録画面により評価コメントを入力することにより、端末Aは、評価コメントを取得する(ステップS4)。また、利用者Aは、プレビュー映像を示すタイムコードを変更するか否かを判断する。利用者Aは、タイムコードを変更すると判断した場合、評価登録画面内のタイムコード項目26に変更後のタイムコードを入力する。本実施形態では、コンテンツ再生プレイヤー画面上の評価登録画面ボタン21が押下された瞬間のタイムコードが、評価登録画面内のタイムコード項目26に格納、表示される。しかし、上述のように、利用者Aがタイムコードを変更したい場合には、当該タイムコード項目26に新たなタイムコードを上書きして入力することで容易に変更することが可能である。端末Aは、評価登録画面内のタイムコード項目26に新たなタイムコードが上書きして入力された場合には、タイムコードの変更が行われたものと判定し(ステップS25;Yes)、新たなタイムコードを取得してステップS27へ進む(ステップS26)。一方、端末Aは、評価登録画面内のタイムコード項目26に新たなタイムコードが上書きして入力されない場合には、タイムコードの変更が行われなかったものと判定し(ステップS25;No)、ステップS27へ進む。
【0071】
評価コメントの入力及びタイムコードの指定が完了すると、利用者Aは、評価登録画面内の確認画面ボタン28を押下する。端末Aは、確認画面ボタン28の押下を認識すると、評価登録確認画面を表示する(ステップS27)。評価登録確認画面には、利用者Aが入力した評価コメント及び指定したタイムコードが表示される。利用者Aは、評価登録確認画面の内容を確認し、変更点がなければ、評価登録確認画面内の登録ボタンを押下する。端末Aは、登録ボタンの押下を確認すると、アプリケーションサーバ5を介して、評価コメント及びタイムコードと、評価対象である商品の商品IDと、利用者Aの利用者IDとを含む評価情報をDBサーバ6へ送信する(ステップS28)。DBサーバ6は、評価情報を評価DB12に記憶することにより登録が完了すると、その旨アプリケーションサーバ5を介して端末Aに通知する。端末Aは、登録が完了した旨の通知を受信すると、評価登録完了画面を表示することにより、利用者Aに評価情報の登録が無事完了した旨を提示する(ステップS29)。利用者Aは、評価登録完了画面により、評価情報の登録が無事完了したことを確認すると、評価登録画面を閉じる。このように、ステップS21乃至S29の処理を繰り返すことにより、端末Aによる評価登録処理は実行される。
【0072】
なお、ステップS21乃至S29の処理は、コンテンツ再生プレイヤーによる制御が行われている。またステップS23乃至S29の処理は、評価登録画面による制御が行われている。
【0073】
また、本実施形態では、利用者Aが評価コメントの入力及びタイムコードの指定を完了した後、評価登録確認画面を表示し、当該評価登録確認画面の内容に変更点等がなければ評価情報の登録を行うこととしている。しかし、本発明はこれに限定されるものではなく、評価登録確認画面を省略することも可能である。
【0074】
あるいは、少し異なる実施態様の例としては、図4に示した評価登録画面を使う代わりに、プレビュー映像の確認のためにプレビュー映像を自動再生しプレビューがOKかNGかを指定するボタンを設けたプレビュー映像確認画面と、コメント記入者・評価・コメントテキストの入力欄と登録指示ボタンを設けた評価情報記入画面を設けて、図3のボタン21の押下により直接プレビュー映像確認画面を呼出し(ステップS23に相当)、ボタン21が押下されたタイムコードから所定時間のプレビューを再生し、プレビューがNGとされた場合は、プレビュー映像確認画面を閉じて図3のコンテンツ再生プレイヤー画面にもどり、プレビューがOKの場合には評価情報記入画面を表示し、コメント記入者・評価・コメントテキストを含む評価情報の入力を受付け、登録指示ボタンが押下されたタイミングで、タイムコードを含む評価情報をDBサーバ6へ送信し(ステップS28)、アプリケーションサーバ5から評価情報の登録が完了した旨の通知を受けて評価登録完了画面を表示する(ステップS29)ように図13の破線で示した評価登録画面(実際にはプレビュー映像確認画面と評価情報記入画面)の制御機能(即ち端末Aの評価登録機能202)を構成してもよい。
【0075】
[評価再生処理]
次に、図14を参照して、上記商品紹介システム100を構成する端末B、アプリケーションサーバ5、コンテンツサーバ6及びDBサーバ7により実行される評価再生処理について説明する。図14は、商品紹介システム100による評価再生処理のシーケンス図である。なお、本実施形態では、端末Bを使用する利用者Bが商品購入希望者であるものとする。
【0076】
商品購入希望者である利用者Bは、商品の検索を行う(ステップS41)。具体的に、利用者Bは、端末Bを使用した検索に必要な検索情報を入力し、アプリケーションサーバ5へ送信する。検索情報とは、例えば、希望する商品の商品名、特徴、価格等である。アプリケーションサーバ5は、端末Bから受信した検索情報に基づいて、DBサーバ6に問い合わせを行う(ステップS42)。DBサーバ6は、検索情報に基づいて、利用者Bが希望する商品に該当する商品情報及び評価情報を検索する(ステップS43)。具体的に、DBサーバ6は、検索情報に含まれる商品名や価格等に基づいて、商品DB11を参照することにより、利用者Bが希望する商品の商品IDを特定する。そして、DBサーバ6は、商品DB11から、特定した商品IDに対応する商品に関する商品情報を抽出する。また、DBサーバ6は、評価DB12から、特定した商品IDに対応する商品の評価情報を抽出する(ステップS44)。そして、DBサーバ6は、抽出した商品情報及び評価情報をアプリケーションサーバ5へ送信する。
【0077】
アプリケーションサーバ5は、受信した商品情報及び評価情報に基づいて、図6に示すような商品紹介画面を生成する(ステップS45)。そして、アプリケーションサーバ5は、生成した商品紹介画面を端末Bへ送信する。端末Bは、アプリケーションサーバ5から受信した商品紹介画面を表示する(ステップS46)。利用者Bは、表示された商品紹介画面上のプレビュー映像ボタン30を押下することにより、アプリケーションサーバ5にプレビュー映像を要求する(ステップS47)。アプリケーションサーバ5は、端末Bからプレビュー映像の要求を受信すると、コンテンツサーバ7に、商品ID及びタイムコードを送信し、プレビュー映像の生成を依頼する(ステップS48)。ここで、商品ID及びタイムコードは、ステップS44でDBサーバ6が抽出した評価情報に含まれる商品ID及びタイムコードである。
【0078】
コンテンツサーバ7は、アプリケーションサーバ5から受信した商品IDに基づいて、コンテンツDB13を参照することにより、プレビュー映像生成の元になる映像コンテンツの検索を行う(ステップS49)。そして、コンテンツサーバ7は、コンテンツDB13から元になる映像コンテンツを抽出すると、当該映像コンテンツ及びアプリケーションサーバ5から受信したタイムコードに基づいて、プレビュー映像を動的に生成する(ステップS50)。そして、コンテンツサーバ7は、動的に生成したプレビュー映像をアプリケーションサーバ5へ送信する。アプリケーションサーバ5は、コンテンツサーバ7からプレビュー映像を受信し、図7に示すような、プレビュー映像再生画面を生成する(ステップS51)。そして、アプリケーションサーバ5は、生成したプレビュー映像再生画面を端末Bに送信する。
【0079】
端末Bは、アプリケーションサーバ5から受信したプレビュー映像再生画面を表示する(ステップS52)。これにより、利用者Bは、希望する商品のプレビュー映像を閲覧することができる。利用者Bは、商品を気に入った場合、購入手続を行う(ステップS53)。商品の購入手続は、既存の任意の方法を適用することが可能なため、便宜上説明は省略する。また、利用者Bは、閲覧したプレビュー映像等が参考に成った場合、参考となったプレビュー映像及び評価コメントに対して評価ポイントの登録を行う(ステップS54)。具体的に、端末Bは、参考となったプレビュー映像及び評価コメントの評価IDと、評価ポイントとをアプリケーションサーバ5へ送信する。
【0080】
アプリケーションサーバ5は、端末Bから受信した評価ID及び評価ポイントをDBサーバ6に送信する(ステップS55)。DBサーバ6は、アプリケーションサーバ5を介して端末Bから受信した評価ID及び評価ポイントに基づいて登録を行う。具体的に、DBサーバ6は、評価IDに基づいて評価DB13を参照することで、評価を行った利用者の利用者IDを特定する。そして、DBサーバ6は、特定した利用者IDに基づいて利用者DB10を参照し、当該利用者に対応する評価ポイントを加算する。つまり、図9に示すような利用者DB10の評価ポイント合計項目に、評価ポイントを加算し、評価ポイントの合計を上書きする。サービス提供者は、利用者DB10に記憶された評価ポイント合計に基づいて、予め規定されたポイント還元をはじめとするサービスを各利用者に対して実施する。これにより、評価再生処理は完了する。
【0081】
このように、本発明によれば、既に商品を購入した利用者が、その商品に対する評価や感想を、最も注目すべき映像の一部と共に専用のコンテンツ再生プレイヤー上から登録することができる。よって、商品の購入希望者に対して、より商品の内容を分かりやすく紹介することができると共に、購入希望者の購入意欲をより高めることができる。また、本発明では、その評価や感想により購入に至った利用者が、評価を登録した利用者に評価ポイントを与える。そして、その評価ポイントに基づいて、評価を登録した利用者は、サービス提供者による特典を受けることができる。これによれば、評価を登録した利用者、商品を購入した利用者、サービス提供者それぞれにとって利益をもたらすことが可能となる。
【産業上の利用可能性】
【0082】
本発明は、評価や感想として商品の映像の一部分を登録することにより、ネットワーク上で当該商品の内容を分かりやすく紹介することができる商品紹介システムとして利用することができる。
【図面の簡単な説明】
【0083】
【図1】本発明における商品紹介システムの概略構成を示す図である。
【図2】商品紹介システムにおける評価登録処理の概要を説明する図である。
【図3】コンテンツ再生プレイヤー画面例である。
【図4】評価登録画面例である。
【図5】商品紹介システムにおける評価再生処理の概要を説明する図である。
【図6】商品紹介画面例である。
【図7】プレビュー映像再生画面例である。
【図8】商品紹介システムの機能ブロック図である。
【図9】利用者DBのデータ構成を模式的に示す図である。
【図10】商品DBのデータ構成を模式的に示す図である。
【図11】評価DBのデータ構成を模式的に示す図である。
【図12】商品紹介システムにおける評価登録処理のシーケンス図である。
【図13】端末Aにおける評価登録処理のフローチャートである。
【図14】商品紹介システムにおける評価再生処理のシーケンス図である。
【符号の説明】
【0084】
2…ネットワーク
5…アプリケーションサーバ
6…DBサーバ
7…コンテンツサーバ
10…利用者DB
11…商品DB
12…評価DB
13…コンテンツDB
【技術分野】
【0001】
本発明は、ネットワークを利用して販売する映像コンテンツを紹介する技術に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、インターネット上で、様々な商品を検索し、購入することができる。サイト運営者は、数多くあるショッピングサイトから、自身のサイトでの商品購入を促すべく、単なる商品購入ができるサイトから、様々な特典や利便性の高い機能が実装されたサイトへの変化を望み、日々新たな仕組みの開発・実装が行われている。
【0003】
そのような中で、前に同じ商品を購入した利用者による意見や使用感といった評価を、商品を紹介するページに掲載し、新しく商品を購入したいと思っている利用者に照会させることで、その商品の購買意欲を高めようとするサイトが数多く広まってきている(例えば、特許文献1)。
【0004】
しかしながら、物品や書籍などに対しては文章での評価が参考になるが、映像表現されたDVD(Digital Video Disc)などに対しては、そのものの評価を文章で表現することに限度がある。また、評価を読む利用者の立場からしても、評価した利用者の意図した内容が伝わりにくいのが現状である。
【0005】
一方で、オンラインショッピングで販売されている映像コンテンツ商品(映画・ドラマなど)においては、内容を別途編集した簡易紹介用映像が用意されており、商品購入前にインターネット上で閲覧することができる。しかし、このような映像は、作品の製作者側が作成した紹介用映像であるため、購入希望者が本当に観たいサンプルと差異が生じる場合が多い。
【0006】
このように、従来の技術では、商品の紹介が文章情報で行われていたため、特に映像作品に関しては、本来の評価や感想が伝わりにくいという問題があった。また、製作者側が準備した紹介用映像では、購入希望者の本来の要望が取り入れられにくいという弱点があった。
【0007】
【特許文献1】特開2004−206414号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明は、以上の点に鑑みてなされたものであり、評価や感想として商品の映像の一部分を登録することにより、当該商品の内容を分かりやすく紹介するとともに、購入希望者の購入意欲をより高めることが可能な商品紹介システムを提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の1つの観点では、ネットワークを介して、複数の端末と通信可能な商品紹介サーバであって、第1端末から、映像コンテンツである商品を識別する商品識別情報と、前記映像コンテンツの一部であって、前記商品を紹介するためのプレビュー映像を示すタイムコードと、を含む評価情報を取得する評価情報取得手段と、前記評価情報を記憶する評価情報記憶手段と、を備える。
【0010】
上記のように構成された商品紹介サーバは、インターネットをはじめとするネットワークを介して複数の端末とデータの授受が可能である。ここで、第1端末とは、パソコンやPDA(Personal Digital Assistants)等である。利用者は、第1端末を使用して、自身が購入した商品である映像コンテンツを再生する。ここで、映像コンテンツとは、ドラマや映画のDVD、その他の動画等のことである。そして、利用者は、当該商品を識別する商品識別情報と、プレビュー映像を示すタイムコードと、を含む評価情報を商品紹介サーバへ送信する。ここで、プレビュー映像とは、商品である映像コンテンツの一部であって、利用者が当該商品を紹介するのにふさわしいと考える部分の映像である。タイムコードとは、映像コンテンツ中のプレビュー映像とする部分を示す時間情報である。評価情報を受信した商品紹介サーバは、当該評価情報を記憶、管理する。これにより、商品紹介サーバは、商品の購入を希望する利用者の要求に基づいて迅速に、商品識別情報と、対応する商品を紹介するためのプレビュー映像のタイムコードとを抽出することができる。
【0011】
上記商品紹介サーバの一態様では、前記商品識別情報に対応付けて、前記商品である映像コンテンツを記憶するコンテンツ記憶手段と、前記評価情報に含まれる商品識別情報に基づいて、前記コンテンツ記憶手段を参照することにより、当該商品識別情報に対応する映像コンテンツが存在するか否かを判定する存在判定手段と、前記存在判定手段が存在すると判定した場合に、前記評価情報記憶手段は、前記評価情報を記憶することを特徴とする。これによれば、商品紹介サーバは、評価情報に対応する商品である映像コンテンツが存在する場合のみ、当該評価情報を記憶、管理する。換言すると、映像コンテンツが存在しない評価情報を記憶することはない。よって、商品紹介サーバの容量を効率よく使用することができる。
【0012】
上記商品紹介サーバの他の一態様では、第2端末から、前記商品を検索するための検索情報を取得する検索情報取得手段と、前記検索情報に基づいて、前記商品の商品識別情報を特定する商品識別情報特定手段と、特定した前記商品識別情報に基づいて、前記評価情報記憶手段から、前記評価情報を抽出する評価情報抽出手段と、特定した前記商品識別情報に基づいて、前記コンテンツ記憶手段から、前記映像コンテンツを抽出する映像コンテンツ抽出手段と、抽出した前記映像コンテンツに基づいて、前記評価情報に含まれるタイムコードが示す部分の映像コンテンツをプレビュー映像として生成するプレビュー映像生成手段と、前記プレビュー映像を前記第2端末に送信するプレビュー映像送信手段と、を備える。
【0013】
上記のように構成された商品紹介サーバにおいて、第2端末は、商品の購入を希望する利用者により操作されている。つまり、利用者は、第2端末を使用して、希望の商品に関する情報を検索情報として入力し、商品紹介サーバへ送信する。商品紹介サーバは、第2端末から受信した検索情報に基づいて、利用者が希望する商品の商品識別情報を特定する。さらに、商品紹介サーバは、特定した商品識別情報に基づいて、評価情報を抽出する。また、商品紹介サーバは、特定した商品識別情報に基づいて、該当する商品である映像コンテンツを抽出する。そして、商品紹介サーバは、評価情報に含まれるタイムコードが示す部分の映像コンテンツを抽出し、プレビュー映像として生成する。生成したプレビュー映像は、第2端末へ送信される。第2端末は、商品紹介サーバから受信したプレビュー映像を表示する。これにより、利用者は、当該プレビュー映像を、商品を購入するか否かの参考にすることができる。つまり、プレビュー映像によって、商品の内容を分かりやすく紹介するとともに、購入希望者の購入意欲をより高めることができる。
【0014】
上記商品紹介サーバの他の一態様では、前記プレビュー映像の容量を設定する容量設定手段をさらに備え、前記プレビュー映像生成手段は、前記容量設定手段が設定した容量に基づいて、前記プレビュー映像を生成する。これによれば、商品を紹介するプレビュー映像の容量を容易に制限することができる。よって、第2端末へプレビュー映像を送信する際の通信をスムーズに行うことができる。また、商品である映像コンテンツの大部分をプレビュー映像とする、といった利用者の不正を防止することもできる。
【0015】
上記商品紹介サーバの他の一態様では、前記評価情報は、前記商品識別情報と、前記タイムコードと、さらに前記第1端末を使用する利用者を識別する利用者識別情報と、前記商品に関するコメントである評価コメントとを含んでおり、前記評価情報抽出手段が抽出した評価情報に含まれる前記利用者識別情報及び前記評価コメントを前記第2端末に送信するコメント送信手段と、をさらに備える。これによれば、利用者は、プレビュー映像を閲覧する前に、又は、プレビュー映像と共に、商品に対する評価コメントを閲覧することができる。また、商品の購入を希望する利用者は、参考にする評価コメント及びプレビュー映像がどの利用者によるものなのかを把握することも可能となる。
【0016】
本発明の別の観点では、ネットワークを介して、複数の端末と通信可能なコンピュータにより実行されるプログラムであって、第1端末から、映像コンテンツである商品を識別する商品識別情報と、前記映像コンテンツの一部であって、前記商品を紹介するためのプレビュー映像を示すタイムコードと、を含む評価情報を取得する評価情報取得手段、前記評価情報を記憶する評価情報記憶手段、として前記コンピュータを機能させる。
【0017】
上記プログラムをコンピュータにより実行することにより、上述の商品紹介サーバを実現することができる。また、上述の商品紹介サーバの各態様も同様に実現することができる。
【0018】
本発明のさらに別の観点では、ネットワークを介して通信可能な第1端末及び商品紹介サーバから構成される商品紹介システムであって、前記第1端末は、前記商品紹介サーバから取得した商品である映像コンテンツを再生する再生手段と、前記映像コンテンツの中で評価する一部であって、前記商品を紹介するためのプレビュー映像を示すタイムコードを登録する評価登録手段と、前記サーバから取得した商品を識別する商品識別情報と、前記評価登録手段が登録した前記タイムコードとを含む評価情報を、前記商品紹介サーバへ送信する評価情報送信手段と、を備え、前記商品紹介サーバは、前記第1端末から、前記評価情報を取得する評価情報取得手段と、前記評価情報を記憶する評価情報記憶手段と、を備える。
【0019】
上記のように構成された商品紹介システムは、第1端末及び商品紹介サーバから構成されている。利用者は、まず、第1端末を使用して、自身が購入した商品である映像コンテンツを再生する。さらに、利用者は、プレビュー映像を示すタイムコードを登録する。そして、利用者は、当該商品を識別する商品識別情報と、プレビュー映像を示すタイムコードと、を含む評価情報を商品紹介サーバへ送信する。評価情報を受信した商品紹介サーバは、当該評価情報を記憶、管理する。これにより、商品紹介サーバは、利用者の要求に基づいて迅速に、商品識別情報と、対応する商品を紹介するためのプレビュー映像のタイムコードとを抽出することができる。
【0020】
上記商品紹介システムの他の一態様では、前記商品紹介システムは、ネットワークを介して通信可能な前記第1端末、第2端末及び前記商品紹介サーバから構成されるものであって、前記商品紹介サーバは、前記第2端末から、前記商品を検索するための検索情報を取得する検索情報取得手段と、前記検索情報に基づいて、前記商品の商品識別情報を特定する商品識別情報特定手段と、特定した前記商品識別情報に基づいて、前記評価情報記憶手段から、前記評価情報を抽出する評価情報抽出手段と、特定した前記商品識別情報に基づいて、前記コンテンツ記憶手段から、前記映像コンテンツを抽出する映像コンテンツ抽出手段と、抽出した前記映像コンテンツに基づいて、前記評価情報に含まれるタイムコードが示す部分の映像コンテンツをプレビュー映像として生成するプレビュー映像生成手段と、前記プレビュー映像を前記第2端末に送信するプレビュー映像送信手段と、をさらに備え、前記第2端末は、前記検索情報を送信する検索情報送信手段と、前記商品紹介サーバから、前記プレビュー映像を受信するプレビュー映像受信手段と、前記プレビュー映像を再生するプレビュー映像再生手段と、を備える。
【0021】
上記のように構成された商品紹介システムは、第1端末、第2端末及び商品紹介サーバから構成されている。利用者は、まず、第2端末を使用して、希望の商品に関する情報を検索情報として入力し、商品紹介サーバへ送信する。商品紹介サーバは、第2端末から受信した検索情報に基づいて、利用者が希望する商品の商品識別情報を特定する。さらに、商品紹介サーバは、特定した商品識別情報に基づいて、評価情報を抽出する。また、商品紹介サーバは、特定した商品識別情報に基づいて、該当する商品である映像コンテンツを抽出する。そして、商品紹介サーバは、評価情報に含まれるタイムコードが示す部分の映像コンテンツを抽出し、プレビュー映像として生成する。生成したプレビュー映像は、第2端末へ送信される。第2端末は、商品紹介サーバから受信したプレビュー映像を表示する。これにより、利用者は、当該プレビュー映像を、商品を購入するか否かの参考にすることができる。つまり、プレビュー映像によって、商品の内容を分かりやすく紹介するとともに、購入希望者の購入意欲をより高めることができる。
【発明の効果】
【0022】
本発明によれば、評価や感想として商品の映像の一部分を登録することにより、当該商品の内容を分かりやすく紹介するとともに、購入希望者の購入意欲をより高めることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0023】
以下、図面を参照して本発明の好適な実施の形態について説明する。
【0024】
[商品紹介システム]
まず、商品紹介システムについて図1乃至図7を参照して説明する。図1は、商品紹介システム100の概略構成を示す。図2は、商品紹介システム100における評価登録処理の概要を説明する図である。図3は、コンテンツ再生プレイヤー画面例である。図4は、評価登録画面例である。図5は、商品紹介システム100における評価再生処理の概要を説明する図である。図6は、商品紹介画面例である。図7は、プレビュー映像再生画面例である。
【0025】
商品紹介システム100は、ネットワーク上で販売される映像コンテンツの中で評価する部分を示すタイムコードを登録し、当該タイムコードに基づいて映像コンテンツのプレビュー映像を生成することで、当該映像コンテンツの内容を分かりやすく紹介することができるシステムである。図1に示すように、商品紹介システム100は、ネットワーク2を介して、端末A、端末B、アプリケーションサーバ5、データベース(以下、「DB」と呼ぶ。)サーバ6及びコンテンツサーバ7から構成される。ネットワーク2の1つの好適な例はインターネットである。
【0026】
ここで、端末A及び端末Bは、それぞれ利用者が使用するPC(Personal Computer)やPDA(Personal Digital Assistants)等である。本実施形態において、端末Aは、購入した商品の評価登録を行う利用者Aが使用する端末装置であって、コンテンツ再生プレイヤーを保有している。一方、端末Bは、他の利用者による商品の評価を再生し、当該評価を参考にして商品を購入する利用者Bが使用する端末装置である。なお、端末A及び端末Bは、共にインターネットブラウザ等を保有している。
【0027】
また、アプリケーションサーバ5は、ネットワーク2に接続されているWEBアプリケーションとして実装されている。一方、DBサーバ6は、アプリケーションサーバ5に接続されており、利用者DB10、商品DB11及び評価DB12を有している。コンテンツサーバ7も同様にアプリケーションサーバ5に接続されており、コンテンツDB13を有している。
【0028】
なお、商品紹介システム100を構成する端末A、端末B、アプリケーションサーバ5、DBサーバ6及びコンテンツサーバ7がそれぞれ有する機能については後述する。また、本実施形態では、アプリケーションサーバ5、DBサーバ6及びコンテンツサーバ7は、それぞれ別々のサーバとしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、全ての機能を有する1つの商品紹介サーバとしてもよい。
【0029】
ここで、本システムによる評価登録方法の概要を述べておく。なお、端末Aを使用する利用者Aは、既に商品である映像コンテンツを購入しているものとする。ここで、商品である映像コンテンツとは、主に映画やドラマのDVD(Digital Video Disc)等である。また、商品である映像コンテンツは、静物である商品を紹介する動画等を含むこととしてもよい。
【0030】
商品である映像コンテンツを購入した利用者Aは、端末Aが保有するコンテンツ再生プレイヤーにより、当該映像コンテンツを再生し、閲覧する。このとき、端末Aには、図3に示すようなコンテンツ再生プレイヤー画面が表示される。コンテンツ再生プレイヤーは、コンテンツ再生表示機能の他、評価登録機能を有している。利用者Aは、コンテンツ再生プレイヤーにて、コンテンツ再生実行中の任意のタイミングで、評価登録機能を呼び出すことができる。具体的には、利用者Aが、コンテンツ再生プレイヤー画面上の評価登録画面ボタン21を押下することにより、評価登録機能を呼び出すことができる。評価登録機能は、図4に示すような評価登録画面を端末A上に表示する。
【0031】
利用者Aは、評価登録画面において、図2(i)に示すように商品に対する自身の評価コメントを入力し、同時に他の利用者に薦めるプレビュー映像のタイムコードを登録することができる。ここで、プレビュー映像とは、映像コンテンツの中で特に他者に薦める部分の映像、換言すると、紹介したい部分の映像のことである。登録されるプレビュー映像は、コンテンツ再生中に評価登録機能を呼び出したタイミングであってもよいし、利用者Aが評価登録画面で任意に再設定してもよい。評価情報として登録されるプレビュー映像は、その映像コンテンツのタイムコードをもって、数値化される。
【0032】
具体的に、コンテンツ再生プレイヤー画面には、商品である映像コンテンツの映像が表示される。端末Aは、利用者Aが評価登録画面ボタン21を押下したタイミングにおける映像コンテンツのタイムコードを取得し、当該タイムコードを開始タイムコード、当該タイムコードから10秒後を終了タイムコードとすることができる。これによれば、利用者Aが評価登録画面ボタン21を押下してから10秒間を示すタイムコードが、プレビュー映像を示す情報となる。また、評価登録画面内のタイムコード項目26に、利用者Aが任意の時刻を入力することで、入力された当該時刻を開始タイムコード、入力された当該時刻から10秒後を終了タイムコードとすることもできる。これによれば、利用者Aが評価登録画面のタイムコード項目26に入力した時刻から10秒間を示すタイムコードが、プレビュー映像を示す情報となる。このように、コンテンツ再生プレイヤー画面又は評価登録画面上で所定の操作をすることにより、利用者Aは、プレビュー映像を示すタイムコードの登録を行うことができる。このとき、コンテンツ再生プレイヤー画面内の評価登録画面ボタン21を押下することによりタイムコードを登録し、評価登録画面のタイムコード項目26へ入力することにより任意に登録したタイムコードの変更を可能とすることとしてもよい。プレビュー映像は、利用者Aが評価登録画面上のプレビュー映像確認ボタン27を押下することにより確認することができる。また、利用者Aが評価登録画面上の確認画面ボタン28を押下して図示しない評価登録確認画面へ進む。そして、評価登録確認画面には、利用者Aが入力した評価コメント及び指定したタイムコードが表示される。利用者Aは、評価登録確認画面の内容に変更点がなければ、評価登録確認画面に設けられている登録ボタンを押下する。評価登録確認画面内の登録ボタンの押下により、評価コメント及びタイムコードの登録が行われる。
【0033】
なお、上記の例では、開始タイムコードから10秒後を終了タイムコードとしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、何秒後を終了タイムコードとするかは任意に設定することができる。開始タイムコードと終了タイムコードの間がプレビュー映像となるが、当該プレビュー映像は、あくまで商品である映像コンテンツを紹介する映像である。つまり、プレビュー映像は、利用者の購買意欲を失わせるほど長時間であることは望ましくない。よって、映像コンテンツの長さには、一定の制限を設けるべきである。
【0034】
また、上記の例に限らず、コンテンツ再生プレイヤー画面上に開始タイムコードを示すボタンと、終了タイムコードを示すボタンとが設定されており、それぞれのボタンを押下したタイミングで開始タイムコード及び終了タイムコードが指定されることとしてもよい。また、評価登録画面上に開始タイムコードを入力する項目と、終了タイムコードを入力する項目とが設定されており、それぞれの項目に入力した時刻を開始タイムコード及び終了タイムコードとして指定することとしてもよい。つまり、本発明において、タイムコードの指定は任意の方法を適用することができる。
【0035】
評価コメント及びタイムコードが登録されると、利用者Aは端末Aを使用して、評価コメントと、プレビュー映像を示すタイムコードと、映像コンテンツとして再生している商品を識別する商品IDと、商品を評価した利用者Aを識別する利用者IDとを含む評価情報を、図2(ii)に示すようにアプリケーションサーバ5へ送信する。アプリケーションサーバ5は、端末Aから受信した評価情報を確認する。具体的に、アプリケーションサーバ5は、図2(iii)に示すように、評価情報に含まれる商品IDに基づいて、該当する商品である映像コンテンツが存在するか否かをコンテンツサーバ7に問い合わせる。コンテンツサーバ7は、アプリケーションサーバ5から受信した商品IDに基づいて、コンテンツDB13を参照することにより、該当する商品である映像コンテンツが存在するか否かを確認し、存在の有無をアプリケーションサーバ5へ送信する。アプリケーションサーバ5は、コンテンツサーバ7により該当する商品である映像コンテンツの存在が確認できた場合にのみ、図2(iv)に示すように、評価情報をDBサーバ6へ送信する。DBサーバ6は、図2(v)に示すように、アプリケーションサーバ5から受信した評価情報を評価DB12に記憶し、管理する。このようにして、利用者Aによる商品の評価は登録される。
【0036】
次に、本システムによる評価再生方法の概要を述べておく。なお、端末Bを使用する利用者Bは、映像コンテンツである商品の購入希望者であるものとする。
【0037】
利用者Bは、図5(i)に示すように、端末Bにより、ネットワーク2を利用して希望する商品の検索を行う。アプリケーションサーバ5は、端末Bが検索のために入力した検索情報に基づいて、DBサーバ6に問い合わせを行う。DBサーバ6は、検索情報に基づいて商品DB11から、端末Bが希望する商品に関する商品情報を抽出する。さらに、DBサーバ6は、検索情報に基づいて端末Bが希望する商品の商品IDを特定し、特定した商品IDに基づいて評価DB12から評価情報を抽出する。そして、DBサーバ6は、図5(ii)に示すように、抽出した商品情報及び評価情報をアプリケーションサーバ5へ送信する。アプリケーションサーバ5は、DBサーバ6から受信した商品情報及び評価情報に基づいて、図6に示すような商品紹介画面を生成する。具体的に、商品紹介画面は、商品名、商品価格、商品説明、パッケージデザイン、評価コメント、評価した利用者名等から構成されている。ここで、商品名、商品価格、商品説明及びパッケージデザイン等は商品情報に含まれており、評価コメント及び評価した利用者名等は評価情報に含まれている。端末Bは、アプリケーションサーバ5から商品紹介画面を受信し、図5(iii)に示すように表示する。
【0038】
商品紹介画面には、商品情報及び評価情報から構成される項目に加え、プレビュー映像再生ボタン30も含まれている。利用者Bは、プレビュー映像を閲覧したい場合、端末Bを使用してプレビュー映像再生ボタン30を押下することにより、図5(iv)に示すようにプレビュー映像の要求を行う。端末Bからプレビュー映像の要求を受信したアプリケーションサーバ5は、図5(v)に示すように、コンテンツサーバ7に対し、先のDBサーバ6から受信した評価情報に含まれる商品ID及びタイムコードを送信することで、プレビュー映像の生成を依頼する。コンテンツサーバは、図5(vi)に示すように、アプリケーションサーバ5から受信した商品ID及びタイムコードに基づいて、プレビュー映像を動的に生成する。具体的に、コンテンツサーバ7は、商品IDに基づいてコンテンツDB13から対応する映像コンテンツを抽出する。そして、コンテンツサーバ7は、抽出したコンテンツサーバに基づいて、タイムコードが示す部分に該当する映像コンテンツをプレビュー映像として生成する。この際のプレビュー映像の再生時間、画質/エンコードパラメータは任意に設定することが可能である。コンテンツサーバ7は、生成したプレビュー映像をアプリケーションサーバ5へ送信する。
【0039】
アプリケーションサーバ5は、コンテンツサーバ7から受信したプレビュー映像を端末Bに送信する。端末Bは、図5(vii)に示すように、受信したプレビュー映像を表示する。利用者Bは、図7に示すようなプレビュー映像再生画面によってプレビュー映像を閲覧し、希望に応じて商品を購入する。さらに、利用者Bは、商品を購入した後に、参考になった評価コメント及びプレビュー映像に対して評価ポイントを登録する。即ち、参考になった評価コメント及びプレビュー映像に対する評価ポイントの情報をアプリケーションサーバ5へ送信する。アプリケーションサーバ5は、端末Bからの情報に基づいて、評価ポイント対象者に対して評価ポイントを加算する。具体的に、参考になった評価コメント及びプレビュー映像を生成した利用者の利用者IDを特定し、当該利用者IDに基づいて利用者DB10の評価ポイントを加算する。このようにして、利用者Bによる評価の再生が行われる。
【0040】
[機能ブロック]
次に、端末A、端末B、アプリケーションサーバ5、DBサーバ6及びコンテンツサーバ7について図8を参照して詳しく説明する。図8は、商品紹介システム100における端末A、端末B、アプリケーションサーバ5、DBサーバ6及びコンテンツサーバ7の機能ブロック図である。
【0041】
まず、端末Aについて説明する。図示のように、端末Aは、コンテンツ再生表示機能201、評価登録機能202及び通信制御機能203から構成されている。なお、各機能は、端末Aが有するCPUが予め用意されたプログラムを実行することにより実現される。
【0042】
コンテンツ再生表示機能201は、図3に示すようなコンテンツ再生プレイヤー画面により、商品である映像コンテンツを再生して表示する機能である。
【0043】
評価登録機能202は、さらに評価登録画面表示機能と、評価登録制御機能とから構成されている。評価登録画面表示機能は、利用者Aがコンテンツ再生プレイヤー画面上の評価登録画面ボタン21を押下することにより、図4に示すような評価登録画面を表示する機能である。評価登録画面は、利用者Aが、商品に対する評価コメントの入力と、プレビュー映像を示すタイムコードの指定とを行う画面である。評価登録制御機能は、DBサーバ6に評価情報を送信するまでの間の制御に関する機能である。具体的に、評価登録制御機能には、評価登録画面、評価登録確認画面及び評価登録完了画面の表示制御、評価情報の確認、評価した利用者の特定、評価した利用者が使用する端末の特定、評価対象となる商品の特定などが実装される。
【0044】
通信制御機能203は、ネットワーク2を介して、アプリケーションサーバ5とのデータの授受をはじめとする通信を制御する機能である。
【0045】
次に、アプリケーションサーバ5について説明する。図示のように、アプリケーションサーバ5は、通信制御機能501、サイト表示管理機能502、DBサーバ通信制御機能503及びコンテンツサーバ通信制御機能504から構成されている。なお、各機能は、アプリケーションサーバ5が有するCPUが予め用意されたプログラムを実行することにより実現される。
【0046】
通信制御機能501は、ネットワーク2を介して端末A及び端末Bとの通信を制御する機能である。
【0047】
サイト表示管理機能502は、DBサーバ6から受信する情報に基づいて、図6に示すような商品紹介画面を生成し、商品を希望する利用者Bが使用する端末Bへの表示を管理する機能である。具体的に、サイト表示管理機能502は、利用者情報表示機能、商品情報表示機能及び評価情報表示機能から構成されている。利用者情報表示機能は、DBサーバ6から受信した利用者情報に基づくサイト表示を管理する機能である。商品情報表示機能は、DBサーバ6から受信した商品情報に基づくサイト表示を管理する機能である。評価情報表示機能は、DBサーバ6から受信した評価情報に基づくサイト表示を管理する機能である。
【0048】
DBサーバ通信制御機能503は、DBサーバ6との通信を制御する機能である。
【0049】
コンテンツサーバ通信制御機能504は、コンテンツサーバ7との通信を制御する機能である。
【0050】
次に、DBサーバ6について説明する。図示のように、DBサーバ6は、アプリケーションサーバ通信制御機能601、利用者情報管理機能602、商品情報管理機能603及び評価情報管理機能604から構成されている。なお、各機能は、DBサーバ6が有するCPUが予め用意されたプログラムを実行することにより実現される。
【0051】
アプリケーションサーバ通信制御機能601は、アプリケーションサーバ5との通信を制御する機能である。
【0052】
利用者情報管理機能602は、利用者情報を記憶する利用者DB10が付随しており、当該利用者情報を管理する機能である。ここで、利用者DB10について、図9を参照して詳しく説明する。図9は、利用者DB10のデータ構成を模式的に示す図である。利用者DB10は、図示のように、利用者ID、利用者名、パスワード、評価ポイント合計等の項目から構成されている。ここで、利用者IDとは、端末を使用して、商品の購入、評価コメント及びタイムコードの登録、評価コメント及びプレビュー映像の閲覧等を行う利用者を識別する情報である。利用者名は、利用者IDが示す利用者の氏名である。パスワードは、本実施形態における商品紹介システム100を利用するために利用者が設定した任意の文字列である。評価ポイント合計は、評価コメント及びプレビュー映像が他の利用者の参考になった場合に加算される評価ポイントの合計を表す数字である。このように、利用者DB10は、利用者IDをキーとして、利用者に関する利用者情報を記憶、管理しているDBである。
【0053】
商品情報管理機能603は、商品情報を記憶する商品DB11が付随しており、当該商品情報を管理する機能である。ここで、商品DB11について、図10を参照して詳しく説明する。図10は、商品DB11のデータ構成を模式的に示す図である。商品DB11は、図示のように、商品ID、商品名、価格、店舗ID、店舗名等の項目から構成されている。図示されていないが、本実施形態では、商品の説明及びパッケージデザインの項目も商品DB11に含まれているものとする。商品IDは、映像コンテンツである商品を識別する情報である。商品名は、商品IDが示す商品の名称である。価格は、商品IDが示す商品の金額である。商品の説明は、商品IDが示す商品を説明する情報である。商品のパッケージデザインは、商品IDが示す商品のパッケージデザインに関する情報である。店舗IDは、商品IDが示す商品を取り扱う店舗を識別する情報である。店舗名は、商品IDが示す商品を取り扱う店舗の名称である。このように、商品DB11は、商品IDをキーとして、商品に関する商品情報を記憶、管理しているDBである。
【0054】
評価情報管理機能604は、アプリケーションサーバ5を介して端末から取得する評価情報を記憶する評価DB12が付随しており、当該評価情報を管理する機能である。ここで、評価DB12について、図11を参照して詳しく説明する。図11は、評価DB12のデータ構成を模式的に示す図である。評価DB11は、評価ID、商品ID、利用者ID、評価コメント、開始タイムコード、終了タイムコード等の項目から構成されている。評価IDは、アプリケーションサーバ5を介して端末から取得する評価情報を識別する情報であり、評価情報を取得した際に発行される。商品IDは、評価情報に含まれる評価コメントに対応する評価対象となった商品を識別する情報である。即ち、評価情報に含まれる商品IDである。同様に、利用者ID、評価コメント、開始タイムコード及び終了タイムコードは、それぞれ評価情報に含まれている情報である。このように、評価DB12は、評価IDをキーとして、アプリケーションサーバ通信制御機能601がアプリケーションサーバ5を介して端末から取得した評価情報を記憶、管理しているDBである。
【0055】
次に、コンテンツサーバ7について説明する。図示のように、コンテンツサーバ7は、アプリケーションサーバ通信制御機能701と、コンテンツ管理機能702とから構成されている。なお、各機能は、コンテンツサーバ7が有するCPUが予め用意されたプログラムを実行することにより実現される。
【0056】
アプリケーションサーバ通信制御機能701は、アプリケーションサーバ5との通信を制御する機能である。
【0057】
コンテンツ管理機能702は、商品である映像コンテンツを記憶するコンテンツDB13が付随しており、当該映像コンテンツを管理する機能である。ここで、コンテンツDB13について説明する。コンテンツDB13は、商品IDをキーとして、当該商品IDが示す映像コンテンツを記憶している。なお、コンテンツ管理機能702は、さらにプレビュー映像生成機能を有している。プレビュー映像生成機能は、アプリケーションサーバ5から受信した商品ID及びタイムコードと、コンテンツDB13とに基づいて、動的にプレビュー映像を生成する機能である。具体的に、プレビュー映像生成機能は、受信した商品IDに基づいて、コンテンツDB13から対応する映像コンテンツを抽出する。そして、プレビュー映像生成機能は、受信したタイムコードが示す部分の映像コンテンツをプレビュー映像として生成する。なお、プレビュー映像の容量、再生時間、画質/エンコードパラメータは予め任意に設定されており、当該設定に基づいてプレビュー映像は生成される。
【0058】
次に、端末Bについて説明する。図示のように、端末Bは、コンテンツ再生表示機能301、評価内容表示機能302及び通信制御機能303から構成されている。なお、各機能は、端末Bが有するCPUが予め用意されたプログラムを実行することにより実現される。
【0059】
コンテンツ再生表示機能301は、後述する通信制御機能303によりアプリケーションサーバ5から受信したプレビュー映像を再生して表示する機能である。
【0060】
評価内容表示機能302は、図6に示すような商品紹介画面を表示する機能である。また、評価内容標示機能302は、図7に示すようなプレビュー映像再生画面を表示する機能である。具体的に、評価内容表示機能は、インターネットブラウザ等により実現できる機能である。
【0061】
通信制御機能303は、ネットワーク2を介して、アプリケーションサーバ5とのデータの授受をはじめとする通信を制御する機能である。
【0062】
[評価登録処理]
次に、図12を参照して、上記商品紹介システム100を構成する端末A、アプリケーションサーバ5、DBサーバ6及びコンテンツサーバ7により実行される評価登録処理について説明する。図12は、商品紹介システム100による評価登録処理のシーケンス図である。なお、本実施形態では、端末Aを使用する利用者Aが評価コメント及びプレビュー映像のタイムコードを登録する評価登録者であるものとする。
【0063】
評価登録者である利用者Aは、既に購入した商品である映像コンテンツを、端末Aのコンテンツ再生プレイヤー上で再生する(ステップS1)。具体的に、端末Aには、図3に示すようなコンテンツ再生プレイヤー画面が表示される。そして、利用者Aは、任意のタイミングでコンテンツ再生プレイヤー画面内の評価登録画面ボタン21を押下する。評価登録画面ボタン21の押下により、端末Aは、評価登録機能を呼び出し、図4に示すような評価登録画面を表示する(ステップS2)。
【0064】
評価登録画面において、利用者Aは、購入した商品に関する評価コメントの入力とプレビュー映像の確認を行うことができる。プレビュー映像の開始タイムコードは、評価登録画面ボタン21が押下された瞬間のものであり、そのタイムコードが評価登録画面のタイムコード項目26に格納される。また、利用者Aの操作により、このタイムコードを希望のものに変更することもできる。このタイムコードの変更操作は、端末Aのキーボードなどから数値を入力する方法、スライドバーなどにより任意の面を表示させる装置が評価登録画面に備わっている場合には当該装置を使用する方法など任意の方法を適用することが可能である。なお、プレビュー映像自体の長さは、サービス提供者によって予め上限が決められていることが望ましい。
【0065】
評価登録画面において、評価コメントの入力及びタイムコードの指定が完了すると、利用者Aは確認画面ボタン28を押下する。これにより、図示しない評価登録確認画面が表示される。利用者Aは、評価登録確認画面の内容に変更点がない場合、評価登録確認画面に設けられている登録ボタンを押下することで評価情報の登録を行う(ステップS3)。ここで、評価情報とは、利用者Aが評価した商品の商品ID、評価コメント、タイムコード及び利用者Aの利用者IDを含む情報である。確認画面ボタン28の押下により(正確には評価登録確認画面の登録ボタンの押下により)評価情報の登録が行われると、端末Aが有するコンテンツ再生プレイヤーは、評価情報をアプリケーションサーバ5へ送信する。
【0066】
アプリケーションサーバ5は、端末Aから評価情報を受け付ける(ステップS4)。そして、アプリケーションサーバ5は、評価情報に含まれる商品IDに基づいて、コンテンツサーバ7に、当該商品IDが示す商品である映像コンテンツが存在するか否かを問い合わせる(ステップS5)。コンテンツサーバ7は、アプリケーションサーバ5から受信した商品IDに基づいて、コンテンツDB13を参照することにより、該当する映像コンテンツが存在するか否かを検索する(ステップS6)。そして、コンテンツサーバ7は、検索結果、即ち該当する映像コンテンツの存在の有無をアプリケーションサーバ5に送信する(ステップS7)。アプリケーションサーバ5は、コンテンツサーバ7から受信した検索結果により、映像コンテンツの存在の有無を確認する(ステップS8)。そして、アプリケーションサーバは、商品IDが示す映像コンテンツの存在が確認できなかった場合、端末Aに登録エラー画面を表示させる(ステップS9)。つまり、利用者Aに、評価対象である商品の映像コンテンツが存在しない旨を通知する。一方、商品IDが示す映像コンテンツの存在が確認できた場合、評価情報をDBサーバ6に登録するよう依頼する(ステップS10)。
【0067】
DBサーバ6は、アプリケーションサーバ5から受信した評価情報を、評価DB12に格納し、管理する(ステップS11)。さらに、DBサーバ6は、評価情報を格納した旨をアプリケーションサーバ5に通知する。アプリケーションサーバ5は、DBサーバ6からの通知により評価情報の登録を確認すると(ステップS12)、端末Aが有するコンテンツ再生プレイヤーに評価登録が完了した旨を通知する。端末Aのコンテンツ再生プレイヤーは、アプリケーションサーバ5からの通知により評価登録完了画面を表示する。利用者Aは、評価登録完了画面を閲覧することにより、自身が購入した商品に対する評価登録が完了したことを確認する。これにより、評価登録処理は完了する。
【0068】
ここで、図13を参照して、評価登録処理における端末Aの処理について詳しく説明する。具体的には、評価登録時の評価登録者の操作、再生プレイヤーの表示と処理に関して説明する。なお、本実施形態では、利用者Aが評価登録者であるものとする。
【0069】
まず、利用者Aは、端末Aを使用してコンテンツ再生プレイヤーを起動する。これにより、端末Aは、図3に示すようなコンテンツ再生プレイヤー画面を表示する(ステップS21)。図3には記載されていないが、利用者Aがコンテンツ再生プレイヤー画面内の再生ボタンを押下することにより、コンテンツ再生プレイヤーは、対象となる映像コンテンツを再生する(ステップS22)。再生方法は、ストリーミングによる方法及びダウンロードによる方法のいずれも適用することが可能である。
【0070】
利用者Aは、評価登録を行いたい場面で、コンテンツ再生プレイヤー画面上の評価登録画面ボタン21を押下する。これにより、端末Aは、図4に示すような評価登録画面を表示する(ステップS23)。そして、利用者Aが評価登録画面により評価コメントを入力することにより、端末Aは、評価コメントを取得する(ステップS4)。また、利用者Aは、プレビュー映像を示すタイムコードを変更するか否かを判断する。利用者Aは、タイムコードを変更すると判断した場合、評価登録画面内のタイムコード項目26に変更後のタイムコードを入力する。本実施形態では、コンテンツ再生プレイヤー画面上の評価登録画面ボタン21が押下された瞬間のタイムコードが、評価登録画面内のタイムコード項目26に格納、表示される。しかし、上述のように、利用者Aがタイムコードを変更したい場合には、当該タイムコード項目26に新たなタイムコードを上書きして入力することで容易に変更することが可能である。端末Aは、評価登録画面内のタイムコード項目26に新たなタイムコードが上書きして入力された場合には、タイムコードの変更が行われたものと判定し(ステップS25;Yes)、新たなタイムコードを取得してステップS27へ進む(ステップS26)。一方、端末Aは、評価登録画面内のタイムコード項目26に新たなタイムコードが上書きして入力されない場合には、タイムコードの変更が行われなかったものと判定し(ステップS25;No)、ステップS27へ進む。
【0071】
評価コメントの入力及びタイムコードの指定が完了すると、利用者Aは、評価登録画面内の確認画面ボタン28を押下する。端末Aは、確認画面ボタン28の押下を認識すると、評価登録確認画面を表示する(ステップS27)。評価登録確認画面には、利用者Aが入力した評価コメント及び指定したタイムコードが表示される。利用者Aは、評価登録確認画面の内容を確認し、変更点がなければ、評価登録確認画面内の登録ボタンを押下する。端末Aは、登録ボタンの押下を確認すると、アプリケーションサーバ5を介して、評価コメント及びタイムコードと、評価対象である商品の商品IDと、利用者Aの利用者IDとを含む評価情報をDBサーバ6へ送信する(ステップS28)。DBサーバ6は、評価情報を評価DB12に記憶することにより登録が完了すると、その旨アプリケーションサーバ5を介して端末Aに通知する。端末Aは、登録が完了した旨の通知を受信すると、評価登録完了画面を表示することにより、利用者Aに評価情報の登録が無事完了した旨を提示する(ステップS29)。利用者Aは、評価登録完了画面により、評価情報の登録が無事完了したことを確認すると、評価登録画面を閉じる。このように、ステップS21乃至S29の処理を繰り返すことにより、端末Aによる評価登録処理は実行される。
【0072】
なお、ステップS21乃至S29の処理は、コンテンツ再生プレイヤーによる制御が行われている。またステップS23乃至S29の処理は、評価登録画面による制御が行われている。
【0073】
また、本実施形態では、利用者Aが評価コメントの入力及びタイムコードの指定を完了した後、評価登録確認画面を表示し、当該評価登録確認画面の内容に変更点等がなければ評価情報の登録を行うこととしている。しかし、本発明はこれに限定されるものではなく、評価登録確認画面を省略することも可能である。
【0074】
あるいは、少し異なる実施態様の例としては、図4に示した評価登録画面を使う代わりに、プレビュー映像の確認のためにプレビュー映像を自動再生しプレビューがOKかNGかを指定するボタンを設けたプレビュー映像確認画面と、コメント記入者・評価・コメントテキストの入力欄と登録指示ボタンを設けた評価情報記入画面を設けて、図3のボタン21の押下により直接プレビュー映像確認画面を呼出し(ステップS23に相当)、ボタン21が押下されたタイムコードから所定時間のプレビューを再生し、プレビューがNGとされた場合は、プレビュー映像確認画面を閉じて図3のコンテンツ再生プレイヤー画面にもどり、プレビューがOKの場合には評価情報記入画面を表示し、コメント記入者・評価・コメントテキストを含む評価情報の入力を受付け、登録指示ボタンが押下されたタイミングで、タイムコードを含む評価情報をDBサーバ6へ送信し(ステップS28)、アプリケーションサーバ5から評価情報の登録が完了した旨の通知を受けて評価登録完了画面を表示する(ステップS29)ように図13の破線で示した評価登録画面(実際にはプレビュー映像確認画面と評価情報記入画面)の制御機能(即ち端末Aの評価登録機能202)を構成してもよい。
【0075】
[評価再生処理]
次に、図14を参照して、上記商品紹介システム100を構成する端末B、アプリケーションサーバ5、コンテンツサーバ6及びDBサーバ7により実行される評価再生処理について説明する。図14は、商品紹介システム100による評価再生処理のシーケンス図である。なお、本実施形態では、端末Bを使用する利用者Bが商品購入希望者であるものとする。
【0076】
商品購入希望者である利用者Bは、商品の検索を行う(ステップS41)。具体的に、利用者Bは、端末Bを使用した検索に必要な検索情報を入力し、アプリケーションサーバ5へ送信する。検索情報とは、例えば、希望する商品の商品名、特徴、価格等である。アプリケーションサーバ5は、端末Bから受信した検索情報に基づいて、DBサーバ6に問い合わせを行う(ステップS42)。DBサーバ6は、検索情報に基づいて、利用者Bが希望する商品に該当する商品情報及び評価情報を検索する(ステップS43)。具体的に、DBサーバ6は、検索情報に含まれる商品名や価格等に基づいて、商品DB11を参照することにより、利用者Bが希望する商品の商品IDを特定する。そして、DBサーバ6は、商品DB11から、特定した商品IDに対応する商品に関する商品情報を抽出する。また、DBサーバ6は、評価DB12から、特定した商品IDに対応する商品の評価情報を抽出する(ステップS44)。そして、DBサーバ6は、抽出した商品情報及び評価情報をアプリケーションサーバ5へ送信する。
【0077】
アプリケーションサーバ5は、受信した商品情報及び評価情報に基づいて、図6に示すような商品紹介画面を生成する(ステップS45)。そして、アプリケーションサーバ5は、生成した商品紹介画面を端末Bへ送信する。端末Bは、アプリケーションサーバ5から受信した商品紹介画面を表示する(ステップS46)。利用者Bは、表示された商品紹介画面上のプレビュー映像ボタン30を押下することにより、アプリケーションサーバ5にプレビュー映像を要求する(ステップS47)。アプリケーションサーバ5は、端末Bからプレビュー映像の要求を受信すると、コンテンツサーバ7に、商品ID及びタイムコードを送信し、プレビュー映像の生成を依頼する(ステップS48)。ここで、商品ID及びタイムコードは、ステップS44でDBサーバ6が抽出した評価情報に含まれる商品ID及びタイムコードである。
【0078】
コンテンツサーバ7は、アプリケーションサーバ5から受信した商品IDに基づいて、コンテンツDB13を参照することにより、プレビュー映像生成の元になる映像コンテンツの検索を行う(ステップS49)。そして、コンテンツサーバ7は、コンテンツDB13から元になる映像コンテンツを抽出すると、当該映像コンテンツ及びアプリケーションサーバ5から受信したタイムコードに基づいて、プレビュー映像を動的に生成する(ステップS50)。そして、コンテンツサーバ7は、動的に生成したプレビュー映像をアプリケーションサーバ5へ送信する。アプリケーションサーバ5は、コンテンツサーバ7からプレビュー映像を受信し、図7に示すような、プレビュー映像再生画面を生成する(ステップS51)。そして、アプリケーションサーバ5は、生成したプレビュー映像再生画面を端末Bに送信する。
【0079】
端末Bは、アプリケーションサーバ5から受信したプレビュー映像再生画面を表示する(ステップS52)。これにより、利用者Bは、希望する商品のプレビュー映像を閲覧することができる。利用者Bは、商品を気に入った場合、購入手続を行う(ステップS53)。商品の購入手続は、既存の任意の方法を適用することが可能なため、便宜上説明は省略する。また、利用者Bは、閲覧したプレビュー映像等が参考に成った場合、参考となったプレビュー映像及び評価コメントに対して評価ポイントの登録を行う(ステップS54)。具体的に、端末Bは、参考となったプレビュー映像及び評価コメントの評価IDと、評価ポイントとをアプリケーションサーバ5へ送信する。
【0080】
アプリケーションサーバ5は、端末Bから受信した評価ID及び評価ポイントをDBサーバ6に送信する(ステップS55)。DBサーバ6は、アプリケーションサーバ5を介して端末Bから受信した評価ID及び評価ポイントに基づいて登録を行う。具体的に、DBサーバ6は、評価IDに基づいて評価DB13を参照することで、評価を行った利用者の利用者IDを特定する。そして、DBサーバ6は、特定した利用者IDに基づいて利用者DB10を参照し、当該利用者に対応する評価ポイントを加算する。つまり、図9に示すような利用者DB10の評価ポイント合計項目に、評価ポイントを加算し、評価ポイントの合計を上書きする。サービス提供者は、利用者DB10に記憶された評価ポイント合計に基づいて、予め規定されたポイント還元をはじめとするサービスを各利用者に対して実施する。これにより、評価再生処理は完了する。
【0081】
このように、本発明によれば、既に商品を購入した利用者が、その商品に対する評価や感想を、最も注目すべき映像の一部と共に専用のコンテンツ再生プレイヤー上から登録することができる。よって、商品の購入希望者に対して、より商品の内容を分かりやすく紹介することができると共に、購入希望者の購入意欲をより高めることができる。また、本発明では、その評価や感想により購入に至った利用者が、評価を登録した利用者に評価ポイントを与える。そして、その評価ポイントに基づいて、評価を登録した利用者は、サービス提供者による特典を受けることができる。これによれば、評価を登録した利用者、商品を購入した利用者、サービス提供者それぞれにとって利益をもたらすことが可能となる。
【産業上の利用可能性】
【0082】
本発明は、評価や感想として商品の映像の一部分を登録することにより、ネットワーク上で当該商品の内容を分かりやすく紹介することができる商品紹介システムとして利用することができる。
【図面の簡単な説明】
【0083】
【図1】本発明における商品紹介システムの概略構成を示す図である。
【図2】商品紹介システムにおける評価登録処理の概要を説明する図である。
【図3】コンテンツ再生プレイヤー画面例である。
【図4】評価登録画面例である。
【図5】商品紹介システムにおける評価再生処理の概要を説明する図である。
【図6】商品紹介画面例である。
【図7】プレビュー映像再生画面例である。
【図8】商品紹介システムの機能ブロック図である。
【図9】利用者DBのデータ構成を模式的に示す図である。
【図10】商品DBのデータ構成を模式的に示す図である。
【図11】評価DBのデータ構成を模式的に示す図である。
【図12】商品紹介システムにおける評価登録処理のシーケンス図である。
【図13】端末Aにおける評価登録処理のフローチャートである。
【図14】商品紹介システムにおける評価再生処理のシーケンス図である。
【符号の説明】
【0084】
2…ネットワーク
5…アプリケーションサーバ
6…DBサーバ
7…コンテンツサーバ
10…利用者DB
11…商品DB
12…評価DB
13…コンテンツDB
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ネットワークを介して、複数の端末と通信可能な商品紹介サーバであって、
第1端末から、映像コンテンツである商品を識別する商品識別情報と、前記映像コンテンツの一部であって、前記商品を紹介するためのプレビュー映像を示すタイムコードと、を含む評価情報を取得する評価情報取得手段と、
前記評価情報を記憶する評価情報記憶手段と、を備えることを特徴とする商品紹介サーバ。
【請求項2】
前記商品識別情報に対応付けて、前記商品である映像コンテンツを記憶するコンテンツ記憶手段と、
前記評価情報に含まれる商品識別情報に基づいて、前記コンテンツ記憶手段を参照することにより、当該商品識別情報に対応する映像コンテンツが存在するか否かを判定する存在判定手段と、をさらに備え、
前記評価情報記憶手段は、前記存在判定手段が存在すると判定した場合に、前記評価情報を記憶することを特徴とする請求項1に記載の商品紹介サーバ。
【請求項3】
第2端末から、前記商品を検索するための検索情報を取得する検索情報取得手段と、
前記検索情報に基づいて、前記商品の商品識別情報を特定する商品識別情報特定手段と、
特定した前記商品識別情報に基づいて、前記評価情報記憶手段から、前記評価情報を抽出する評価情報抽出手段と、
特定した前記商品識別情報に基づいて、前記コンテンツ記憶手段から、前記映像コンテンツを抽出する映像コンテンツ抽出手段と、
抽出した前記映像コンテンツに基づいて、前記評価情報に含まれるタイムコードが示す部分の映像コンテンツをプレビュー映像として生成するプレビュー映像生成手段と、
前記プレビュー映像を前記第2端末に送信するプレビュー映像送信手段と、をさらに備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の商品紹介サーバ。
【請求項4】
前記プレビュー映像の容量を設定する容量設定手段をさらに備え、
前記プレビュー映像生成手段は、前記容量設定手段が設定した容量に基づいて、前記プレビュー映像を生成することを特徴とする請求項3に記載の商品紹介サーバ。
【請求項5】
前記評価情報は、前記商品識別情報と、前記タイムコードと、さらに前記第1端末を使用する利用者を識別する利用者識別情報と、前記商品に関するコメントである評価コメントとを含んでおり、
前記評価情報抽出手段が抽出した評価情報に含まれる前記利用者識別情報及び前記評価コメントを前記第2端末に送信するコメント送信手段をさらに備えることを特徴とする請求項3又は4に記載の商品紹介サーバ。
【請求項6】
ネットワークを介して、複数の端末と通信可能なコンピュータにより実行されるプログラムであって、
第1端末から、映像コンテンツである商品を識別する商品識別情報と、前記映像コンテンツの一部であって、前記商品を紹介するためのプレビュー映像を示すタイムコードと、を含む評価情報を取得する評価情報取得手段、
前記評価情報を記憶する評価情報記憶手段、として前記コンピュータを機能させることを特徴とするプログラム。
【請求項7】
前記商品識別情報に対応付けて、前記商品である映像コンテンツを記憶するコンテンツ記憶手段、
前記評価情報に含まれる商品識別情報に基づいて、前記コンテンツ記憶手段を参照することにより、当該商品識別情報に対応する映像コンテンツが存在するか否かを判定する存在判定手段、としてさらに前記コンピュータを機能させ、
前記評価情報記憶手段は、前記存在判定手段が存在すると判定した場合に、前記評価情報を記憶することを特徴とする請求項6に記載のプログラム。
【請求項8】
第2端末から、前記商品を検索するための検索情報を取得する検索情報取得手段、
前記検索情報に基づいて、前記商品の商品識別情報を特定する商品識別情報特定手段、
特定した前記商品識別情報に基づいて、前記評価情報記憶手段から、前記評価情報を抽出する評価情報抽出手段、
特定した前記商品識別情報に基づいて、前記コンテンツ記憶手段から、前記映像コンテンツを抽出する映像コンテンツ抽出手段、
抽出した前記映像コンテンツに基づいて、前記評価情報に含まれるタイムコードが示す部分の映像コンテンツをプレビュー映像として生成するプレビュー映像生成手段、
前記プレビュー映像を前記第2端末に送信するプレビュー映像送信手段、としてさらに前記コンピュータを機能させることを特徴とする請求項6又は7に記載のプログラム。
【請求項9】
前記プレビュー映像の容量を設定する容量設定手段としてさらに前記コンピュータを機能させ、
前記プレビュー映像生成手段は、前記容量設定手段が設定した容量に基づいて、前記プレビュー映像を生成することを特徴とする請求項8に記載のプログラム。
【請求項10】
前記評価情報は、前記商品識別情報と、前記タイムコードと、さらに前記第1端末を使用する利用者を識別する利用者識別情報と、前記商品に関するコメントである評価コメントとを含んでおり、
前記評価情報抽出手段が抽出した評価情報に含まれる前記利用者識別情報及び前記評価コメントを前記第2端末に送信するコメント送信手段としてさらに前記コンピュータを機能させることを特徴とする請求項8又は9に記載のプログラム。
【請求項11】
ネットワークを介して通信可能な第1端末及び商品紹介サーバから構成される商品紹介システムであって、
前記第1端末は、
前記商品紹介サーバから取得した商品である映像コンテンツを再生する再生手段と、
前記映像コンテンツの中で評価する一部であって、前記商品を紹介するためのプレビュー映像を示すタイムコードを登録する評価登録手段と、
前記サーバから取得した商品を識別する商品識別情報と、前記評価登録手段が登録した前記タイムコードとを含む評価情報を、前記商品紹介サーバへ送信する評価情報送信手段と、を備え、
前記商品紹介サーバは、
前記第1端末から、前記評価情報を取得する評価情報取得手段と、
前記評価情報を記憶する評価情報記憶手段と、を備えることを特徴とする商品紹介システム。
【請求項12】
前記商品紹介システムは、ネットワークを介して通信可能な前記第1端末、第2端末及び前記商品紹介サーバから構成されるものであって、
前記商品紹介サーバは、
前記第2端末から、前記商品を検索するための検索情報を取得する検索情報取得手段と、
前記検索情報に基づいて、前記商品の商品識別情報を特定する商品識別情報特定手段と、
特定した前記商品識別情報に基づいて、前記評価情報記憶手段から、前記評価情報を抽出する評価情報抽出手段と、
特定した前記商品識別情報に基づいて、前記コンテンツ記憶手段から、前記映像コンテンツを抽出する映像コンテンツ抽出手段と、
抽出した前記映像コンテンツに基づいて、前記評価情報に含まれるタイムコードが示す部分の映像コンテンツをプレビュー映像として生成するプレビュー映像生成手段と、
前記プレビュー映像を前記第2端末に送信するプレビュー映像送信手段と、をさらに備え、
前記第2端末は、
前記検索情報を送信する検索情報送信手段と、
前記商品紹介サーバから、前記プレビュー映像を受信するプレビュー映像受信手段と、
前記プレビュー映像を再生するプレビュー映像再生手段と、を備えることを特徴とする請求項11に記載の商品紹介システム。
【請求項1】
ネットワークを介して、複数の端末と通信可能な商品紹介サーバであって、
第1端末から、映像コンテンツである商品を識別する商品識別情報と、前記映像コンテンツの一部であって、前記商品を紹介するためのプレビュー映像を示すタイムコードと、を含む評価情報を取得する評価情報取得手段と、
前記評価情報を記憶する評価情報記憶手段と、を備えることを特徴とする商品紹介サーバ。
【請求項2】
前記商品識別情報に対応付けて、前記商品である映像コンテンツを記憶するコンテンツ記憶手段と、
前記評価情報に含まれる商品識別情報に基づいて、前記コンテンツ記憶手段を参照することにより、当該商品識別情報に対応する映像コンテンツが存在するか否かを判定する存在判定手段と、をさらに備え、
前記評価情報記憶手段は、前記存在判定手段が存在すると判定した場合に、前記評価情報を記憶することを特徴とする請求項1に記載の商品紹介サーバ。
【請求項3】
第2端末から、前記商品を検索するための検索情報を取得する検索情報取得手段と、
前記検索情報に基づいて、前記商品の商品識別情報を特定する商品識別情報特定手段と、
特定した前記商品識別情報に基づいて、前記評価情報記憶手段から、前記評価情報を抽出する評価情報抽出手段と、
特定した前記商品識別情報に基づいて、前記コンテンツ記憶手段から、前記映像コンテンツを抽出する映像コンテンツ抽出手段と、
抽出した前記映像コンテンツに基づいて、前記評価情報に含まれるタイムコードが示す部分の映像コンテンツをプレビュー映像として生成するプレビュー映像生成手段と、
前記プレビュー映像を前記第2端末に送信するプレビュー映像送信手段と、をさらに備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の商品紹介サーバ。
【請求項4】
前記プレビュー映像の容量を設定する容量設定手段をさらに備え、
前記プレビュー映像生成手段は、前記容量設定手段が設定した容量に基づいて、前記プレビュー映像を生成することを特徴とする請求項3に記載の商品紹介サーバ。
【請求項5】
前記評価情報は、前記商品識別情報と、前記タイムコードと、さらに前記第1端末を使用する利用者を識別する利用者識別情報と、前記商品に関するコメントである評価コメントとを含んでおり、
前記評価情報抽出手段が抽出した評価情報に含まれる前記利用者識別情報及び前記評価コメントを前記第2端末に送信するコメント送信手段をさらに備えることを特徴とする請求項3又は4に記載の商品紹介サーバ。
【請求項6】
ネットワークを介して、複数の端末と通信可能なコンピュータにより実行されるプログラムであって、
第1端末から、映像コンテンツである商品を識別する商品識別情報と、前記映像コンテンツの一部であって、前記商品を紹介するためのプレビュー映像を示すタイムコードと、を含む評価情報を取得する評価情報取得手段、
前記評価情報を記憶する評価情報記憶手段、として前記コンピュータを機能させることを特徴とするプログラム。
【請求項7】
前記商品識別情報に対応付けて、前記商品である映像コンテンツを記憶するコンテンツ記憶手段、
前記評価情報に含まれる商品識別情報に基づいて、前記コンテンツ記憶手段を参照することにより、当該商品識別情報に対応する映像コンテンツが存在するか否かを判定する存在判定手段、としてさらに前記コンピュータを機能させ、
前記評価情報記憶手段は、前記存在判定手段が存在すると判定した場合に、前記評価情報を記憶することを特徴とする請求項6に記載のプログラム。
【請求項8】
第2端末から、前記商品を検索するための検索情報を取得する検索情報取得手段、
前記検索情報に基づいて、前記商品の商品識別情報を特定する商品識別情報特定手段、
特定した前記商品識別情報に基づいて、前記評価情報記憶手段から、前記評価情報を抽出する評価情報抽出手段、
特定した前記商品識別情報に基づいて、前記コンテンツ記憶手段から、前記映像コンテンツを抽出する映像コンテンツ抽出手段、
抽出した前記映像コンテンツに基づいて、前記評価情報に含まれるタイムコードが示す部分の映像コンテンツをプレビュー映像として生成するプレビュー映像生成手段、
前記プレビュー映像を前記第2端末に送信するプレビュー映像送信手段、としてさらに前記コンピュータを機能させることを特徴とする請求項6又は7に記載のプログラム。
【請求項9】
前記プレビュー映像の容量を設定する容量設定手段としてさらに前記コンピュータを機能させ、
前記プレビュー映像生成手段は、前記容量設定手段が設定した容量に基づいて、前記プレビュー映像を生成することを特徴とする請求項8に記載のプログラム。
【請求項10】
前記評価情報は、前記商品識別情報と、前記タイムコードと、さらに前記第1端末を使用する利用者を識別する利用者識別情報と、前記商品に関するコメントである評価コメントとを含んでおり、
前記評価情報抽出手段が抽出した評価情報に含まれる前記利用者識別情報及び前記評価コメントを前記第2端末に送信するコメント送信手段としてさらに前記コンピュータを機能させることを特徴とする請求項8又は9に記載のプログラム。
【請求項11】
ネットワークを介して通信可能な第1端末及び商品紹介サーバから構成される商品紹介システムであって、
前記第1端末は、
前記商品紹介サーバから取得した商品である映像コンテンツを再生する再生手段と、
前記映像コンテンツの中で評価する一部であって、前記商品を紹介するためのプレビュー映像を示すタイムコードを登録する評価登録手段と、
前記サーバから取得した商品を識別する商品識別情報と、前記評価登録手段が登録した前記タイムコードとを含む評価情報を、前記商品紹介サーバへ送信する評価情報送信手段と、を備え、
前記商品紹介サーバは、
前記第1端末から、前記評価情報を取得する評価情報取得手段と、
前記評価情報を記憶する評価情報記憶手段と、を備えることを特徴とする商品紹介システム。
【請求項12】
前記商品紹介システムは、ネットワークを介して通信可能な前記第1端末、第2端末及び前記商品紹介サーバから構成されるものであって、
前記商品紹介サーバは、
前記第2端末から、前記商品を検索するための検索情報を取得する検索情報取得手段と、
前記検索情報に基づいて、前記商品の商品識別情報を特定する商品識別情報特定手段と、
特定した前記商品識別情報に基づいて、前記評価情報記憶手段から、前記評価情報を抽出する評価情報抽出手段と、
特定した前記商品識別情報に基づいて、前記コンテンツ記憶手段から、前記映像コンテンツを抽出する映像コンテンツ抽出手段と、
抽出した前記映像コンテンツに基づいて、前記評価情報に含まれるタイムコードが示す部分の映像コンテンツをプレビュー映像として生成するプレビュー映像生成手段と、
前記プレビュー映像を前記第2端末に送信するプレビュー映像送信手段と、をさらに備え、
前記第2端末は、
前記検索情報を送信する検索情報送信手段と、
前記商品紹介サーバから、前記プレビュー映像を受信するプレビュー映像受信手段と、
前記プレビュー映像を再生するプレビュー映像再生手段と、を備えることを特徴とする請求項11に記載の商品紹介システム。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【公開番号】特開2007−18144(P2007−18144A)
【公開日】平成19年1月25日(2007.1.25)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−197307(P2005−197307)
【出願日】平成17年7月6日(2005.7.6)
【出願人】(000002897)大日本印刷株式会社 (14,506)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成19年1月25日(2007.1.25)
【国際特許分類】
【出願日】平成17年7月6日(2005.7.6)
【出願人】(000002897)大日本印刷株式会社 (14,506)
【Fターム(参考)】
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