噴射玩具

噴射玩具は、円筒形ハウジングと、その内部で摺動してハウジングにある孔を通してハウジングに水を出し入れするピストンとを備える。ハウジングは、独立気泡ポリエチレンフォームシェル内に包まれている。シェルは非吸収性であるため、フォームは浮揚性を保ち、水鉄砲を水中に放置した場合に、ずっと浮かべたままにしておく。フォームは軟質であるため、水鉄砲は、スイミングプール内に浮かべたまま放置された場合に危険ではない。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
[発明の分野]
本発明は、遊びで用いる水噴射装置である。より詳細には、本発明は、スイミングプール又は遊泳区域等で水中又は水際にいる利用者が用いる、軟質で浮揚性の管状ピストンタイプの水鉄砲である。
【背景技術】
【0002】
[発明の背景及び目的]
水鉄砲は、従来技術において多くの形態で既知である。スイミングプール内で泳いでいる人や、スイミングプール付近にいる人が用いるために、多くの水鉄砲及び噴射玩具が長年にわたって作られており、それらはスイミングプールから噴射用の水を素早く取り込むようになっている。このような玩具の1つは、Water Stix(商標)と呼ばれており、Hearthsong Inc.から販売されている。この玩具は、多くのこのような噴射玩具を代表しており、基本的に、噴射端にノズルを有するハウジングから成る。把持可能なハンドルを含むピストンがハウジング内で摺動するようになっているため、ハウジングのノズル端をプールに入れてピストンを後方に引くと、水がノズルを通ってハウジングに引き込まれる。続いてピストンを前方に押すと、水がノズルを通ってハウジングから標的に向かって、強力な流れとなって押し出される。
【0003】
さらに、従来技術の多くの水鉄砲は空気を閉じ込めるように構成されることにより、これらの水鉄砲が水中で部分的に浮いていることができることもある。このような浮力の程度は、水鉄砲に取り込まれる水の量と相関しており、このような浮力の持続性は、ハウジングからの空気漏れの量と相関している。
【0004】
従来技術では、「スイミングヌードル」という浮遊玩具もあり、これは弾性且つ浮揚性の独立気泡ポリマーフォームでできている。これらの玩具は、水泳中に使用者に浮力を与えるために用いられる。これらの玩具は、使用されていないときにプール内に浮かべたまま放置されることが多い。そのため、これらの玩具は軟らかくなければ安全を脅かすであろうが、軟らかいため安全を脅かさない。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
したがって、水が充填されていようと空であろうと水面の上に完全に浮く改良型の噴射玩具を提供することが、本発明の目的である。
【0006】
従来技術の噴射玩具よりも安全な軟質の噴射玩具を提供することが、さらなる目的である。
【0007】
浮揚性があり且つ軟質である噴射玩具を提供することが、さらなる目的である。
【0008】
「スイミングヌードル」と同様の外観を有するような噴射玩具を提供することが、さらなる目的である。
【0009】
本発明のさらなる目的及び利点は、本発明の好適な実施形態を含む本発明の以下の説明及び図面を読めば明らかとなるであろう。
【課題を解決するための手段】
【0010】
[発明の概要]
本発明は、独立気泡ポリエチレン(PE)フォームシェル内に収容される噴射玩具を含む。独立気泡シェルは非吸収性であるため、フォームは浮揚性を保ち、水鉄砲をずっと浮かべたままにしておく。フォームは軟質であるため、水鉄砲は、スイミングプール内に浮かべたまま放置した場合に危険ではない。好適な実施形態では、噴射玩具は、円筒形ハウジングと、その内部で摺動してハウジングにある孔を通してハウジングから水を押して出し入れするピストンとから成る。好適な実施形態のフォームシェルは、「スイミングヌードル」と同様のサイズ及び形状であり、したがってこれに馴染んでいる子供にとってより魅力的である。
【0011】
本発明の好適な実施形態の以下の説明及び図面を読めば、本発明はより完全に理解されるであろう。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
[好適な実施形態の詳細な説明]
本発明の好適な実施形態を図1〜図5に示し、これらの図には、水流102を噴射するとともに水面104に浮くようになっている玩具100が示される。
【0013】
玩具は、中空の円筒室110を囲む硬質の管状ハウジング106を備える。管状ハウジングの前端112は、小さな孔114を除いて閉じられている。ピストン116が室110内を長手方向に摺動し、ピストンの溝124内に着座するOリング122によって、室の円筒内面120に対して密封されている。ピストンは、室110を前部110A及び後部110Bに分けている。ピストン116は、シャフト124の前端126に堅固に接続されている。スライドブッシュ128が、管状ハウジング106の後端130においてシャフト124を支持しながら、管状ハウジング106に対する長手方向移動を可能にしている。ハンドル部132が、シャフト124の後端134に堅固に接続されている。図4に示すように、孔114が水面104の下にあるときに管状ハウジング106に対してハンドル部132を伸ばすと、拡張した室前部110Aに、孔114を通して水が吸い込まれる。続いて、管状ハウジング106に対してハンドル部132を戻すと、その水が強力な流れ102となって孔114から吐き出される。
【0014】
独立気泡ポリエチレンフォームでできていることが好ましい管状シェル138が、管状ハウジング106を囲んでおり、軟質保護面及び浮力の両方を提供している。ポリエチレンフォームの代わりに、独立気泡エチレン酢酸ビニルフォーム等の他の材料を用いてもよい。
【0015】
ハンドル部132は、同じフォームでできていることが好ましいハンドルシェル140も含み、支持ブッシュ144及び146によってシャフト124に堅固に接続される。代替的に、ポリウレタンフォーム等、十分な浮力、軟度、及び不透水性を有する他の材料を、管状シェル及びハンドルシェルの両方に用いてもよい。又は、シェルの代わりに、ブロー成形又は回転成形による空気が充填された円筒形ブラダ(bladders)を用いることもできる。ハンドル部が図2のように引っ込んでいる場合、シェルは一般的な「スイミングヌードル」と同様の外観及び感触をもたらす。
【0016】
上記は本発明の多くの可能な実施形態の1つにすぎず、したがって本発明は添付の特許請求の範囲によってのみ限定されるべきであることが、当業者には理解されるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【図1】水が放出されているところを示す、本発明の好適な実施形態による噴射玩具の動作図である。
【図2】引っ込んだ状態/空状態の図1の玩具の断面図である。
【図3】水に浮いている図1の玩具の部分拡大図である。
【図4】図1の玩具への水の吸い込みを示す動作断面図である。
【図5】図1の玩具からの水の放出を示す動作断面図である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
部分的に中空な噴射玩具用の容器であって、
前記玩具の最大容量まで水が充填されたときに、前記玩具を水に浮かべておくのに十分な浮力を有する軟質材料から成る、容器。
【請求項2】
前記軟質材料は独立気泡ポリマーフォームである、請求項1に記載の容器。
【請求項3】
前記軟質材料は独立気泡ポリエチレンフォームである、請求項1に記載の容器。
【請求項4】
前記軟質材料は独立気泡エチレン酢酸ビニルフォームである、請求項1に記載の容器。
【請求項5】
水を受け入れ、貯留し、且つ噴射する玩具であって、
前記玩具の最大容量まで水が充填されたときに、前記玩具を水に浮かべておくのに十分な浮力を有する軟質材料に囲まれた玩具。
【請求項6】
前記軟質材料は独立気泡ポリマーフォームである、請求項5に記載の玩具。
【請求項7】
前記軟質材料は独立気泡ポリエチレンフォームである、請求項1に記載の玩具。
【請求項8】
前記軟質材料は独立気泡エチレン酢酸ビニルフォームである、請求項1に記載の玩具。
【請求項9】
水を受け入れ、貯留し、且つ噴射する玩具であって、
水を受け入れるとともに貯留する室を画定する管状ハウジングを備え、
前記室は、拡張又は収縮させる手段を有し、
前記ハウジングは、前記室と外部環境とを連通させる孔を有し、それにより、前記玩具は、前記室の前記収縮中に前記孔が水面下にあるときに、前記孔を通して水を吸い込むようになっており、
拡張された前記室が水で一杯であるときに、前記玩具を水に浮かべておくのに十分な浮力を有する軟質材料から成る外側シェルをさらに備える、玩具。
【請求項10】
前記軟質材料は独立気泡ポリマーフォームである、請求項9に記載の玩具。
【請求項11】
前記軟質材料は独立気泡ポリエチレンフォームである、請求項9に記載の玩具。
【請求項12】
前記軟質材料は独立気泡エチレン酢酸ビニルフォームである、請求項9に記載の玩具。
【請求項13】
前記室は、シリンダを備え、
前記室を拡張及び収縮させる前記手段は、前記室の円筒内面と密封係合するピストンであり、
前記ピストンは、前記室内の体積を交互に拡張及び収縮させるために、前記シリンダ内で前記シリンダに対して長手方向に移動するようになっている、請求項9に記載の玩具。
【請求項14】
前記外側シェルは円筒形である、請求項13に記載の玩具。
【請求項15】
前記軟質材料は独立気泡ポリマーフォームである、請求項14に記載の玩具。
【請求項16】
前記軟質材料は独立気泡ポリエチレンフォームである、請求項14に記載の玩具。
【請求項17】
前記軟質材料は独立気泡エチレン酢酸ビニルフォームである、請求項14に記載の玩具。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公表番号】特表2008−513106(P2008−513106A)
【公表日】平成20年5月1日(2008.5.1)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−532312(P2007−532312)
【出願日】平成17年5月16日(2005.5.16)
【国際出願番号】PCT/US2005/017102
【国際公開番号】WO2006/036219
【国際公開日】平成18年4月6日(2006.4.6)
【出願人】(507087410)プライム・タイム・トイズ, リミテッド (2)
【氏名又は名称原語表記】PRIME TIME TOYS, LTD.
【住所又は居所原語表記】Kwong Sang Hong Centre, Suite 5, 2/F, 151 Hoi Bun Road, Kwun Tong, HONG KONG, CHINA
【Fターム(参考)】