説明

噴霧装置及びその製造方法

【課題】化学的及び機械的な耐久性が高く、さらに洗浄が容易で長期間最適な状態で使用し続けることができる噴霧装置及びその製造方法を提供すること。
【解決手段】噴霧部及びハンドル部を形成したマグネシウム噴霧ボデーを有する噴霧装置であって、前記マグネシウム噴霧ボデーの金型における前記噴霧部及び前記ハンドル部の交差する領域に、第1スライドピンを設け、該第1スライドピンの周囲に製品湯口を設けて成形し、前記マグネシウム噴霧ボデーの表面を、陽極酸化処理し、その上をプライマーコーテイングし、さらにフルオロカーボンコーテイングしたことを特徴とする噴霧装置。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、被塗物に塗料を噴霧して塗布する等のために使用する噴霧装置及びその製造方法に関する。さらに詳しくは、本発明は、塗料だけでなく、水、接着剤、防錆剤、絶縁剤、コーティング剤、薬剤等の各種液体を噴霧し、あるいは噴霧して塗布する軽量で洗浄容易な噴霧装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来の噴霧装置として、回転霧化型塗装装置を例示して、図7ないし図10に基づいて説明する(例えば、特許文献1参照)。回転霧化型塗装装置101は、図7に示すように、ハンドル部110と、ハンドル部110の上方に位置する操作調節部112と、操作調節部112の前方端に位置する噴霧放射部114とからなる。
【0003】
ハンドル部110は、把手部材120の下端部にコンプレッサ(図示せず)に連通された高圧エアパイプ122を取付るエアパイプコネクタ124と、回転霧化型塗装装置101内で使用する高圧エアの圧力を調整するエア調整ツマミ126が設けられている。エア調整ツマミ126は、図10に示すように、エアパイプコネクタ124に連通した高圧エア通路127に設けられた第1バルブ128の第1バルブ調整部材129を変位させて、第1バルブ128の開閉状態を調整する。
【0004】
操作調整部112は、中央部に、ガンボデイ130と、カムレバー132を軸支したトリガーレバー134と、フック136と、塗料タンク(図示せず)に連結された塗料供給パイプ138を取付ける塗料パイプコネクタ140を有する。カムレバー132は、ばね部材133によって図7における時計方向に回動付勢されている。
トリガーレバー134は、図10に示すように、ガンボデイ130にトリガーレバー支点部材135によって軸支されている。高圧エア通路127の第1バルブ128の下流側に配置された第2バルブ137の第2バルブ連結部材150が、トリガーレバー134の中間部に当接している。第2バルブ137は、圧縮ばね139を有していて、トリガーレバー134を前方へ揺動させるように付勢している。第2バルブ137は、第2バルブ連結部材150によって第2バルブ調整部材151が変位させられ、開閉状態が調整される。
【0005】
図7に示すトリガーレバー134の半引き状態は、エアモータ(図示せず)に高圧エアが供給されて、ベル206が回転させられる。トリガーレバー134の半引き状態は、カムレバー132のカム132Cの中間段部148がガンボデイ130に固着されたカムピン149に係合することによってロックされる。
図8に示すトリガーレバー134の全引き状態では、高圧エアが供給されてベル206が回転しかつ塗料が供給されて霧化され、ベル206から噴射される。塗料噴霧のためのトリガーレバー134の全引き状態は、第2バルブ連結部材150の付勢力に抗してトリガーレバー134を引き、カムピン149がカム132Cの前方端部152に係合して形成される。トリガーレバー134を、カムピン149がカム132Cの中間段部148と前方端部152の間にいずれの位置にあるように調整することによって、塗料の噴霧量を調整することができる。
【0006】
トリガーレバー134を解放状態すなわち休止位置(ホームポジション)にするには、図7に示すトリガーレバー134の半引き状態において、カムレバー134の操作突起160を操作者の親指によって押すことによってカムレバー132を時計方向に回転させる。これによって、カムピン149はカム132Cの中間段上部162から後方端部164に移動し、カムレバー132の拘束の無くなったトリガーレバー134は、図9に示す解放状態となる。
【0007】
操作調整部112の上側後方部には、塗料吐出量調整ツマミ170及びシェ-ピングエア調整ツマミ172が設けられている。塗料吐出量調整ツマミ170は、図10に示すように、塗料パイプコネクタ140に連通した塗料通路174に配置された第3バルブ176の第3調整弁部材178とトリガーレバー134の位置関係を変化させる。従って、塗料吐出量調整ツマミ170を回転させることによって、トリガーレバー134を引いた状態の塗料の供給量すなわち噴霧量を調整することができる。
シェ-ピングエア調整ツマミ172は、高圧エア通路127の第2バルブ137の下流側に配置された第4バルブ180の第4調整弁部材182を変位させて、第4バルブ180の開閉状態を調整する。
【0008】
把手部材120とガンボデイ130からなるハンドル110は、アルミダイキャスト製であるが、アルミダイキャストと硬質プラスチックからなるものも提案されている(例えば、特許文献2及び3参照)。ガンボデイは、鋼、鋼合金、その他構造上堅固な材料から成形され又は機械加工される場合もあった(例えば、特許文献4参照)。ガンボデイはまた、全体を合成樹脂のみで成形したもの(例えば、特許文献5、6参照)、回転霧化静電塗装用の電気絶縁材料で形成したもの(例えば、特許文献7参照)も提案されている。
【0009】
一方、アルミダイキャスト製のスプレーガンの本体にフッ素樹脂コートをする構成も提案されている(例えば、特許文献8参照)。
【0010】
【特許文献1】特開2004−321844号公報
【特許文献2】特開平6−190310号公報
【特許文献3】特開平7−275749号公報
【特許文献4】特表平9−511687号公報
【特許文献5】特開2006−43593号公報
【特許文献6】特表2002−523214号公報
【特許文献7】特開平7−70557号公報
【特許文献8】特開平7−275747号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0011】
上述した従来の手持ちの噴霧装置においては、アルミダイキャスト製のボデーにしてもなお重量が重く、塗布作業者の負担が大きく、長時間の精密塗装が困難である問題があり、より軽量な噴霧装置が所望されていた。一方、合成樹脂性のボデーは軽量であるが、化学的及び機械的な耐久性が低く、過酷な条件で長時間使用し続け、さらに繰り返し洗浄される条件の産業機器としては不向きであった。
また、従来のアルミニュウム製の噴霧ボデーの場合、ダイキャスト成形後、成形品の表面をバフ等による磨き処理を必要としている。この磨き処理は、成形品の角部を丸みを帯びたものに変形させ、意匠的に好ましい表面を得ることがでず、意匠的設計の自由度が小さいものであった。
【0012】
(発明の目的)
本発明は、従来の噴霧装置の上述した問題点に鑑みてなされたものであって、精密鋳造成形が可能で、引けや泡発生等の鋳造上の一般的な問題も解決した噴霧ボデーを有する軽量な噴霧装置及びその製造方法を提供することを目的とする。
本発明はまた、化学的及び機械的な耐久性が高く、さらに洗浄が容易で長期間最適な状態で使用し続けることができる噴霧装置及びその製造方法を提供することを目的とする。
本発明は、さらに、従来のアルミニュウム製の噴霧ボデーにおけるように、ダイキャスト成形後の成形品の表面をバフ等による磨き処理を必要とせず、表面にシボ加工や鋭い角部を設けることができる等、技術的のみならず意匠的自由度も大きい噴霧装置及びその製造方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0013】
第1発明は、噴霧部及びハンドル部を形成したマグネシウム噴霧ボデーを有する噴霧装置であって、前記マグネシウム噴霧ボデーの金型における前記噴霧部及び前記ハンドル部の交差する領域に、第1スライドピンを設け、該第1スライドピンの周囲に製品湯口を設けて成形し、前記マグネシウム噴霧ボデーの表面を、陽極酸化処理し、その上をプライマーコーテイングし、さらにフルオロカーボンコーテイングしたことを特徴とする噴霧装置である。
【0014】
第2発明は、噴霧部及びハンドル部を形成したマグネシウム噴霧ボデーを有する噴霧装置の製造方法であって、前記マグネシウム噴霧ボデーの金型における前記噴霧部及び前記ハンドル部の交差する領域に、第1スライドピンを設け、該第1スライドピンの周囲に製品湯口を設け、前記マグネシウム噴霧ボデーの表面を、陽極酸化処理し、その上をプライマーコーテイングし、さらにフルオロカーボンコーテイングすることを特徴とする噴霧装置の製造方法である。
【発明の効果】
【0015】
本発明の噴霧装置及びその製造方法によれば、精密鋳造成形が可能で、引けや泡発生等の鋳造上の一般的な問題も解決した噴霧ボデーを有する軽量な噴霧装置を構成する効果を得ることができる。実質上同一の構成を有するハンド噴霧機を噴霧ボデーをアルミニュウムで形成した場合505グラムであり、マグネシウムで形成した場合395グラムでることを確認した。同様に、実質上同一の構成を有するハンド噴霧機を噴霧ボデーをアルミニュウムで形成した場合295グラムであり、マグネシウムで形成した場合245グラムでることを確認した。
本発明の噴霧装置及びその製造方法によれば、さらに、化学的及び機械的な耐久性が高く、さらに洗浄が容易で長期間最適な状態で使用し続けることができる噴霧装置を構成する効果を得ることができる。
本発明は、さらに、従来のアルミニュウム製の噴霧ボデーにおけるように、ダイキャスト成形後の成形品の表面をバフ等による磨き処理を必要としないため、表面にシボ加工や鋭い角部を設けることができる等、技術上のみならず意匠的自由度も大きい利点を有する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0016】
本発明の実施形態の塗料噴霧装置及びその製造方法を図に基づいて説明する。
本発明の実施形態の塗料噴霧装置は、図1に示すように、概ねへの字形の噴霧ボデー部10と、噴霧ボデー部10の前端部に設けられたヘッド部12と、噴霧ボデー部10の中間部に揺動自在に取付けられたトリガーレバー14と、噴霧ボデー部10の中間部に取付けられた霧化パターン開き調節ノブ16及び塗料吐出量調節ノブ18、及び噴霧ボデー部10の後下部に取付けられた加圧エア調節ノブ20及び加圧エア供給口22を有する。噴霧ボデー部10には、また、図2に示すように、前方左側面に塗料供給口24が備えられている。噴霧ボデー部10には、さらに、前方上面に塗料噴霧装置10を吊るすためのフック部26が設けられ、また下側のグリップ部28に、揺動するトリガーレバー14を受け入れるためのグリップ受け凹部30が設けられている。
【0017】
ヘッド部12は、図3に示すように、正面から見て、中心に塗料吐出孔40、その外側に2対の霧化エア吐出孔42,43,44,45、その外側の角状突出部46、47に設けられた2対の霧化パターン開きエア吐出孔50,51,52,53が設けられている。
【0018】
加圧エア供給口22から供給された加圧エアは、加圧エア調節ノブ20によって適宜その流量を調節されて霧化エア吐出孔42,43,44,45及び霧化パターン開きエア吐出孔50,51,52,53から吐出される。霧化パターン開き調節ノブ16は、加圧エア供給口22から供給されて霧化パターン開きエア吐出孔50,51,52,53から吐出される加圧エアの流量・圧力を調節して、塗料の霧化パターンの開き状態を調節する。トリガーレバー14は、塗料吐出量調節ノブ18と協働して、塗料供給口24から供給される塗料の吐出量を調節し、また吐出を停止させる。
【0019】
噴霧ボデー部10は、マグネシウムまたはマグネシウム合金の鋳造によって製造される。噴霧ボデー部10は、図4に示すように、鋳造噴霧ボデー部10Cに、溶融マグネシウムの鋳造型湯口60、溶融マグネシウムが鋳造型の細い部分も含め全体に流れるようにするための真空チャンバ62、鋳造型内のごみ等の影響や空隙の発生による「引け」を防止するためのヘッド部湯溜り64、霧化パターン開き調節ノブヘッド部湯溜り65、加圧エア供給口湯留り66、フック部湯留り67を形成するような鋳造型(図示せず)によって鋳造される。
【0020】
真空チャンバ62は、ヘッド部スライドピン孔70、加圧エア調節ノブスライドピン孔73、加圧エア供給口スライドピン孔74、及びグリップ受け凹部30の下部に設けたグリップ受け突出部77に連結されている。
なお、図4においては、ヘッド部スライドピン孔70、加圧エア調節ノブスライドピン孔73、加圧エア供給口スライドピン孔74をより理解し易く示すために、後述するグリップ部28及びフック部26及びこの左右略平面部におけるシボ加工面の表示を省略している。
【0021】
鋳造噴霧ボデー部10Cは、ヘッド部12の領域に、いわゆるスライドピン(図示せず)によって形成するヘッド部スライドピン孔70が設けられている。同様に、霧化パターン開き調節ノブ16の領域には、霧化パターン開き調節ノブスライドピン孔71が設けられている。同様に、塗料吐出量調節ノブ18の領域には、塗料吐出量調節ノブスライドピン孔72が設けられている。同様に、加圧エア調節ノブ20の領域には、加圧エア調節ノブスライドピン孔73が設けられている。同様に、加圧エア供給口22の領域には、加圧エア供給口スライドピン孔74が設けられている。ヘッド部スライドピン孔70,霧化パターン開き調節ノブスライドピン孔71,塗料吐出量調節ノブスライドピン孔72,加圧エア調節ノブスライドピン孔73、加圧エア供給口スライドピン孔74を形成するための成形型の前記スライドピン(図示せず)は、図4の紙面と平行すなわち図5の紙面と直交する方向にスライド移動を行う。
【0022】
図4に示すように、鋳造型湯口60に湯流れ路61によって連結された成形品湯口80は、塗料吐出量調節ノブスライドピン孔72の全周囲に形成されている。しかし、鋳造型湯口60に湯流れ路62によって連結された成形品湯口80は、塗料吐出量調節ノブスライドピン孔72の全周囲に形成する必要はなく、例えば半周等、適当な角度領域とすることが可能である。
真空チャンバ62は、ヘッド部スライドピン孔70、霧化パターン開き調節ノブスライドピン孔71、加圧エア調節ノブスライドピン孔73の左側半周に連結されている。真空チャンバ62のヘッド部スライドピン孔70、霧化パターン開き調節ノブスライドピン孔71、加圧エア調節ノブスライドピン孔73への連結部も、左側半周に限定されることなく、成形型の製造コスト等を考慮して、他の角度領域とすることもできる。
【0023】
ヘッド部湯溜り64、霧化パターン開き調節ノブ湯溜り65、及び加圧エア供給口湯留り66は、ヘッド部スライドピン孔70、霧化パターン開き調節ノブスライドピン孔71、加圧エア供給口スライドピン孔74の左側半周に連結されている。フック部湯留り67は、フック部26の頂部に連結されている。ヘッド部湯溜り64、霧化パターン開き調節ノブ湯溜り65、及び加圧エア供給口湯留り66のヘッド部スライドピン孔70、霧化パターン開き調節ノブスライドピン孔71、加圧エア供給口スライドピン孔74への連結も、左側半周に限定されることなく、成形型の製造コスト等を考慮して、他の角度領域とすることもできる。
グリップ部28及びフック部26及びこの左右略平面部は、シボ加工面が形成される。
【0024】
鋳造噴霧ボデー部10Cは、図6に示すように、鋳造型湯口60、真空チャンバ62、ヘッド部湯溜り64、霧化パターン開き調節ノブヘッド部湯溜り65、加圧エア供給口湯留り66、フック部湯留り67が切除される。鋳造噴霧ボデー部10Cは、さらに、表面全体がバフ研磨されて、噴霧ボデー部10が形成される。
【0025】
次に、噴霧ボデー部10の表面が陽極酸化処理がなされ、その上にプライマーコーテイングのいわゆる下塗り層が形成され、その上にフルオロカーボンコーテイングが形成される。プライマーコーテイングは、その上になされるフルオロカーボンコーテイングの付着力を高める。マグネシウム表面の陽極酸化処理は、マグネシウムが塩分に弱く、メッキを行うことができない性質から、マグネシウムを保護するためである。マグネシウム表面の陽極酸化処理は、例えば堀金属表面処理工業株式会社が提供しているノンクロム陽極酸化処理「アノマグ処理」(商標)である。ノンクロム陽極酸化処理「アノマグ処理」(商標)は、塗料との密着性を高め、防食性や絶縁性に優れていることに加えて、重金属類をまったく含まず、マグネシウムのリサイクルを可能にする利点がる。前記プライマーコーテイングの厚さは、10ないし15μmであり、前記フルオロカーボンコーテイングの厚さは、30±5μmである。
【産業上の利用可能性】
【0026】
本発明のかかる噴霧装置は、塗料だけでなく、水、接着剤、防錆剤、絶縁剤、コーティング剤、薬剤等の各種液体を噴霧し、あるいは噴霧して塗布する軽量で洗浄容易な噴霧装置として使用可能である。本発明のかかる噴霧装置は、また、固定ノズル霧化型塗装装置及び回転霧化型塗装装置に有効に利用可能である。
【図面の簡単な説明】
【0027】
【図1】本発明の一施形態の塗料噴霧装置の右側面図である。
【図2】図1の線II−IIに沿った断面図である。
【図3】本発明の一施形態の塗料噴霧装置の正面図である。
【図4】図1に示す塗料噴霧装置の鋳造噴霧ボデー部の成形品の右側面図である。
【図5】図1に示す塗料噴霧装置の鋳造噴霧ボデー部で成形品の背面図である。
【図6】図1に示す塗料噴霧装置の鋳造噴霧ボデー部の成形品の湯溜りやバリを取った状態の右側面図である。
【図7】従来の回転式噴霧装置のトリガーレバーの半引き状態の右側面図である。
【図8】図7の回転式噴霧装置のトリガーレバーの全引き状態の右側面図である。
【図9】図7の回転式噴霧装置のトリガーレバーの開放状態の右側面図である。
【図10】図7の回転式噴霧装置のハンドル部及び操作調整部の垂直断面図である。
【符号の説明】
【0028】
10 噴霧ボデー部
10C 鋳造噴霧ボデー部
12 ヘッド部
14 トリガーレバー
16 霧化パターン開き調節ノブ
18 塗料吐出量調節ノブ
20 加圧エア調節ノブ
22 加圧エア供給口
24 塗料供給口
26 フック部
28 グリップ部
30 グリップ受け凹部
40 塗料吐出孔
42,43,44,45霧化エア吐出孔
46、47 角状突出部
50,51,52,53霧化パターン開きエア吐出孔
60 鋳造型湯口
62 真空チャンバ
64 ヘッド部湯溜り
65 霧化パターン開き調節ノブ湯溜り
66 加圧エア供給口湯留り
67 フック部湯留り
70 ヘッド部スライドピン孔
73 加圧エア調節ノブスライドピン孔
74 加圧エア供給口スライドピン孔
77 グリップ受け突出部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
噴霧部及びハンドル部を形成したマグネシウム噴霧ボデーを有する噴霧装置であって、前記マグネシウム噴霧ボデーの金型における前記噴霧部及び前記ハンドル部の交差する領域に、第1スライドピンを設け、該第1スライドピンの周囲に製品湯口を設けて成形し、前記マグネシウム噴霧ボデーの表面を、陽極酸化処理し、その上をプライマーコーテイングし、さらにフルオロカーボンコーテイングしたことを特徴とする噴霧装置。
【請求項2】
噴霧部及びハンドル部を形成したマグネシウム噴霧ボデーを有する噴霧装置の製造方法であって、前記マグネシウム噴霧ボデーの金型における前記噴霧部及び前記ハンドル部の交差する領域に、第1スライドピンを設け、該第1スライドピンの周囲に製品湯口を設け、前記マグネシウム噴霧ボデーの表面を、陽極酸化処理し、その上をプライマーコーテイングし、さらにフルオロカーボンコーテイングすることを特徴とする噴霧装置の製造方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公開番号】特開2008−200679(P2008−200679A)
【公開日】平成20年9月4日(2008.9.4)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−127397(P2008−127397)
【出願日】平成20年5月14日(2008.5.14)
【分割の表示】特願2006−249703(P2006−249703)の分割
【原出願日】平成18年9月14日(2006.9.14)
【出願人】(591274059)ランズバーグ・インダストリー株式会社 (38)
【出願人】(506343885)株式会社サンキャスト (2)
【Fターム(参考)】