説明

噴霧装置

【課題】殺菌処理が施されかつプラチナ微粒子が含まれる霧化成分を、肌面に噴霧することで、美容処理効果が高くしかも清浄性を向上させた美容処理を実現する。
【解決手段】本発明の美容処理装置71は、水Wを貯留する貯留槽21を備えた霧化室27で、貯留されている水Wを霧化する霧化機構32と、この霧化機構32により得られた霧化成分Mを、UVランプ30を用いて生成したオゾンと気液接触させて殺菌するための霧化成分殺菌室36と、この殺菌された霧化成分Mをユーザの顔などに噴霧するための噴射ノズル3と、噴射ノズル3の前段の清浄な状態の霧化成分M1の移送経路上に配置されたプラチナメッキの施されている一対の放電電極75、76とを備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、液体を微粒化して得た霧化成分を肌面に供給して美容処理を行う美容処理装置に関する。
【背景技術】
【0002】
ユーザの顔などに液体を噴霧して、肌に潤いを与えたり、また肌の細胞組織の活性を高めることで、美肌処理を行える美容目的の噴霧装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
この種の美容処理装置では、肌面に例えば冷水を噴霧した場合、毛穴を引き締めて肌のきめを細やかにする作用を得ることができ、また、例えば加温されている蒸気を肌面に噴霧した場合には、毛穴の汚れを効果的に除去する作用を得ることができる。
【特許文献1】特許第3615514号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ここで、このような美容処理装置では、肌面に供給される霧化成分は、毛穴を通じて肌の内部に浸透して行くことになるため、例えば殺菌処理などを施した清浄化されたものを用いることが望ましい。また、この種の装置では、美容処理効果のさらなる向上が絶えず求められている。
【0005】
そこで本発明は、このような課題を解決するためになされたもので、肌面に対して清浄性を高めた美容処理を施すことができ、しかも美容処理効果の向上を図ることができる美容処理装置の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために、本発明の美容処理装置は、液体が貯留される液体貯留槽を有し、この液体貯留槽内に貯留された前記液体を霧化する霧化機構と、前記霧化機構で霧化される前の液体の浄化若しくは該霧化機構で液体を霧化して生成された霧化成分の浄化により、清浄な状態の霧化成分を得る清浄機構と、前記清浄機構により得られた前記清浄な状態の霧化成分に含ませるプラチナ微粒子を生成するプラチナ微粒子生成機構と、前記プラチナ微粒子生成機構により生成された前記プラチナ微粒子の含まれる前記清浄な状態の霧化成分を前記筐体の外部に噴出する噴出機構と、を具備することを特徴とする。
【0007】
本発明によれば、プラチナ微粒子の含まれる清浄な状態の霧化成分を、ユーザの肌面の角質層の奥まで浸透させることが可能なので、肌面に対して清浄性を高めた美容処理を施すことができ、しかも美容処理効果の向上を図ることができる。ここで、本発明において、霧化成分とは、微粒子状(霧状)の液体(ミスト)、及び液体を気化させて得た蒸気のいずれをも含む。
【0008】
また、本発明の美容処理装置では、前記プラチナ微粒子生成機構は、少なくとも表面部分が白金で形成された放電電極を備える。
さらに、本発明の美容処理装置は、前記一対の放電電極の後段側の位置に設けられ、前記噴出機構により噴出される霧化成分に美容液の成分を混入させる美容液成分混入機構をさらに具備することを特徴とする。
また、本発明の美容処理装置は、前記美容液成分混入機構が、前記美容液を含浸させる美容液含浸部材と、前記美容液含浸部材が着脱可能に装着される装着部を内側に有すると共に少なくとも内壁部分が白金で形成された筒状の含浸部材装着ユニットと、を備えることを特徴とする。
これらの発明によれば、プラチナ微粒子が含まれかつ微細化(微粒子化)された清浄な状態の霧化成分に美容液の成分を混入させつつこれを肌面に噴霧することが可能なので、皮膚内部への美容液成分の高い浸透効果が得られ、より優れた美肌処理を実現することができる。
【0009】
また、本発明の美容処理装置は、前記霧化機構が、ヒータ及び超音波振動子のうちの少なくとも一つを備えることを特徴とする。
この発明によれば、ヒータを搭載する霧化機構では、液体の霧化と加温とを同時に行うことができ、また、超音波振動を搭載する霧化機構では、霧化成分を構成するクラスタ分子の微粒化を図ることができ、これにより、肌面に施される美容処理の効果を高めることができる。
【0010】
また、本発明の美容処理装置は、前記清浄機構が、前記霧化機構で霧化される前の液体若しくは該霧化機構で液体を霧化して生成された霧化成分をオゾンと接触させて殺菌する殺菌機構を備えることを特徴とする。
この発明では、霧化成分又は霧化される前の液体に対しオゾンにより殺菌処理を施し、これにより得られた清浄な状態の霧化成分をユーザの肌面に噴霧できるので、この肌面から毛穴に浸透して行く清浄化された霧化成分で、毛穴に詰まった古い角質や皮脂などの汚れ物質を効果的に除去することができる。
【0011】
また、本発明の美容処理装置は、前記霧化機構で霧化される前の液体若しくは該霧化機構で液体を霧化して生成された霧化成分に磁力を作用させる磁化機構をさらに具備することを特徴とする。
この発明では、霧化成分又は霧化される前の液体に対し磁気処理を施し、これにより得られたクラスタの細分化された霧化成分で、肌面に美容処理を施すことができる。
【0012】
ここで、水のクラスタサイズはクラスタ内の水分子の数によって決まる。通常、水道水のクラスタ内水分子の数は15〜40個ほどといわれている。また、水の汚染度合いが高いと汚染物質が水分子と結びつくため、約200〜300個、場合によっては500個以上の水分子がクラスタ内に存在することになる。
一方、いわゆる良い水とされる水のクラスタ内の水分子の数は一般に6個以下とされている。クラスタ内水分子の数を減らすには様々な方法がある。例えば、紫外線処理を施した場合には、水分子の数は約11個に減少する。また、水をスチーム状態にすると水分子の数は約9個以下に減少し、この他、電気分解水では水分子の数を6個以下にすることが可能となる。
この発明の美容処理装置によれば、霧化機構と磁化機構の相乗効果により、霧化成分中のクラスタ内水分子の数を6個以下にすることができる。
【0013】
さらに、本発明の美容処理装置は、前記清浄機構が、前記霧化機構で霧化される前の液体若しくは該霧化機構で液体を霧化して生成された霧化成分に紫外線を照射する光源をさらに備えることを特徴とする。
この発明によれば、紫外線による殺菌効果で、肌面に噴霧される霧化成分の清浄化を図ることができる。
【0014】
また、本発明の美容処理装置は、前記霧化機構の有する前記液体貯留槽内に液体を供給するための液体供給路をさらに備え、前記清浄機構が、前記液体供給路に設けられたセラミックフィルタを具備することを特徴とする。
この発明では、霧化機構の有する液体貯留槽内に流れ込む液体を浄化することができる。
【0015】
さらに、本発明の美容処理装置は、前記清浄機構が、前記液体供給路から前記霧化機構の前記液体貯留槽を経て前記噴出機構の霧化成分の噴出口に至る経路の少なくとも一部に設けられた光触媒とこの光触媒に向けて光触媒反応を誘起させる光を照射する光源とを有する光触媒作用付与機構をさらに具備することを特徴とする。
この発明によれば、霧化される前の液体中又は霧化されて得られた霧化成分中の汚れ成分を光触媒の作用により分解できるので、より清浄化された霧化成分を肌面に噴霧することができる。
【0016】
さらに、本発明の美容処理装置は、前記放電電極を持つイオナイザを一つ或いは複数備えることを特徴とする。
この発明では、プラチナ微粒子の含まれる霧化成分を肌の奥深くに浸透させることができるので、細胞組織の活性化作用が得られ、これにより効果的な美容処理を施すことができる。
【0017】
また、本発明の美容処理装置は、前記霧化機構の前記液体貯留槽内に貯留された液体を排水する排水機構をさらに具備することを特徴とする。
この発明によれば、霧化対象となる貯留状態の液体を新しい液体と置換することなどが可能なので、霧化対象となる液体の清浄化を図ることができる。
【0018】
また、本発明の美容処理装置は、前記噴出機構により噴出される霧化成分の噴出方向に向けて、特定の波長域の可視光を放射する可視光放射機構をさらに具備することを特徴とする。
この発明では、清浄な状態の霧化成分が肌の奥深くに浸透にして行く効果と、特定の波長域の可視光が肌面に照射されることによるクロモセラピー効果との相乗効果によって、優れた美容処理効果を得ることができる。
【0019】
さらに、本発明の美容処理装置は、前記噴出機構により噴出される霧化成分に美肌作用の得られる芳香を付与する芳香付与機構をさらに具備することを特徴とする。
この発明によれば、清浄化された霧化成分で肌面をトリートメントできる効果と、アロマテラピーによる効果とを相乗的に作用させて、美肌処理効果を高めることができる。
【発明の効果】
【0020】
このように本発明によれば、肌面に対して清浄性を高めた美容処理を施すことができ、しかも美容処理効果の向上を図ることが可能な美容処理装置を提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0021】
以下、本発明を実施するための最良の形態を図面に基づき説明する。
[第1の実施の形態]
図1は、本発明の第1の実施形態に係る美容処理装置を示す斜視図、図2は、この美容処理装置の構成を機能的に示すブロック図、図3は、この美容処理装置の主要部の構成を模式的に示す図、図4は、この美容処理装置の噴射ノズルに装着される芳香部材の構造を示す断面図である。
【0022】
図1〜図3に示すように、この実施形態に係る美容処理装置1は、ユーザの顔などの肌面に液体を微粒子化して噴霧する、蒸気式のスチーマである。美容処理装置1の筐体2の前面には、霧化された霧化成分Mが噴射される噴射ノズル3が設けられている。さらに、筐体2の前面には、電源をON/OFFする電源スイッチ5、美容処理装置1の動作モードなどを設定する設定スイッチ7、及び設定スイッチ7による設定内容を表示する設定表示用LED6が設けられている。筐体2の背面には、商用電源などの電力を装置内の電子部品に供給するための電源コード8が接続されている。
【0023】
また、美容処理装置1の筐体2の内部には、図2及び図3に示すように、液体として例えば水Wを貯留する貯留槽21を備えた霧化室27を有し、貯留されている水Wを霧化して霧化成分とする霧化機構32と、霧化機構32により霧化された霧化成分Mを殺菌する霧化成分殺菌機構35とが設けられている。また、美容処理装置1には、外部から水を給水するための給水口23が設けられており、給水口23から給水された水Wは、霧化室27を構成する貯留槽21に流れ込む。また、貯留槽21内に容易に水Wを継ぎ足せるように、貯留槽21が、筐体2に対して着脱自在に構成されていてもよい。ここで、霧化すべき液体は、水Wの他、美容処理のための専用の薬液などでもよい。
【0024】
霧化機構32は、給水口23から給水された水Wを移送する配管として構成された液体移送流路33と、液体移送流路33を通じて移送される水Wが流れ込む上記貯留槽21を備えた霧化室27と、当該霧化機構32により霧化される前の水Wに紫外線を照射する光源としてのUVランプ26と、霧化室27の底部に設けられた電気ヒータ29と、電気ヒータ29による加熱によって霧化室27内の水Wが霧化されて得られた霧化成分Mを霧化成分殺菌機構35側へ送り出すための送気ファン28とを備える。ここで、霧化成分殺菌室36の外壁部分にさらに冷却装置を追加してもよい。この冷却装置によって、冷却された霧化成分Mを肌面に噴霧した場合には、毛穴を引き締めて肌のきめを細やかにする作用を得ることができる。また、このように冷却装置を追加する場合には、加温状態の霧化成分と冷却状態の霧化成分との生成を例えば設定スイッチ7で、切替可能にする構成などが例示される。また、この送気ファン28と上記噴射ノズル3とは、霧化成分殺菌機構35により殺菌された霧化成分Mを筐体2の外部に噴出させる噴出機構として機能する。
【0025】
また、本実施形態の美容処理装置1には、図1、図2、図4に示すように、噴射ノズル3より噴出されるべき霧化成分Mに対し美肌作用の得られる芳香(アロマ)を付与する芳香付与機構としての芳香部材9が設けられている。リング状に形成されているこの芳香部材9は、噴射ノズル3に対して例えば着脱自在に構成されており、噴射ノズル3の霧化成分噴射流路3aと連通する霧化成分噴射流路9aを中央部分に備える。また、リング状の芳香部材9の本体部分には、美肌作用の得られる例えば植物のエッセンシャルオイルなどが含有されている。したがって、霧化成分Mが噴射ノズル3から噴射される際に美肌作用の得られる芳香が霧化成分Mに付与され、これにより、清浄化された霧化成分Mで肌面をトリートメントできる効果と、アロマテラピーによる効果とを相乗的に作用させて、美肌処理効果を高めることができる。
【0026】
上記したUVランプ26は、霧化室27の下方の貯留槽21内に配置されており、液体移送流路33を通じて霧化室27内の貯留槽21に流れ込んできて、一時的に貯留される水Wに紫外線を照射する。これにより、霧化される前の水Wを予め紫外線により殺菌できるので、肌面に噴霧される霧化成分のさらなる清浄化を図ることができる。また、霧化室27内の貯留槽21と給水口23とは、上記した液体移送流路33を通じて接続されている。
【0027】
また、液体移送流路33を通じて霧化室27の貯留槽21内に流れ込んだ水Wの水位が、所定の水位H1を超えた場合に、水位H1を超えた(あふれる)水Wを、排水取込口が上部に開口したドレイン管14を介して排水タンク15側に排水する排水機構12が設けられている。ここで、上記構成に代えて、ドレイン管の排水取込口を水位H1の位置に相当する霧化室27内の貯留槽21の側方(横方向)に接続するようにしてもよい。
【0028】
また、給水口23と霧化室27内の貯留槽21との間には、図2に示すように、貯留槽21側へ移送される水Wを浄化できるように、TiCなどを構成材料として形成されたセラミックフィルタ22が介在されている。さらに、このセラミックフィルタ22及び霧化室27内の貯留槽21間の液体移送流路33の外周部分と、後述する霧化成分殺菌室36及び噴射ノズル3間の霧化成分移送流路38の外周部分とには、永久磁石34及び永久磁石41をそれぞれ配置することで構成された磁化機構24、40が設けられている。永久磁石34によって、霧化室27側に移送される水Wを磁気処理して磁化水とすることができるので、クラスタの細分化された水Wを霧化した霧化成分Mで、肌面に美容処理を施すことができる。なお、上記永久磁石34は、電磁石などによって構成されてもよい。
【0029】
霧化成分殺菌機構35は、図2及び図3に示すように、貯留槽21を基準として霧化室27の下流側に配置された上記霧化成分殺菌室36と、この霧化成分殺菌室36内に配置されたオゾン管としてのUVランプ30とを備える。詳細には、霧化成分殺菌室36は、霧化室27と噴射ノズル3とを接続する配管として構成された上記霧化成分移送流路38の経路上に配置されており、UVランプ30により生成されるオゾンと霧化室27側から移送されてくる霧化成分Mとを気液接触させて、霧化成分Mを殺菌処理する。
【0030】
なお、UVランプ30によって生成されるオゾンの濃度は、0.1ppm未満であるが、殺菌効果を考慮した場合、例えば0.004ppm〜0.06ppm程度であることが望ましい。ここで、本実施形態では、主に、霧化成分殺菌室36内のUVランプ30、霧化室27内のUVランプ26、及びセラミックフィルタ22は、霧化機構32により霧化される前の水W又は霧化機構32により生成された霧化成分Mを浄化して清浄な状態の霧化成分を得る清浄機構として機能する。
【0031】
ここで、上記した磁化機構24において、霧化成分殺菌室36と噴射ノズル3との間の霧化成分移送流路38の外周部分に配置された例えば4,000G(ガウス)以上の磁力を発生させ、霧化成分Mに磁気処理を施す永久磁石41について考察してみる。
一般に、水に磁気処理を施して磁化水を精製するためには、数10テスラ(100,000G)の磁力が必要であるといわれている。
ここで、仮に磁化水の精製に、50テスラ(500,000G)が必要であるとした場合でも、蒸気中の水の密度は2000分の1であるから、250Gの磁力があれば、蒸気の磁化を行えることになる。
したがって、永久磁石41の発生させる4,000G以上の磁力は、霧化成分移送流路38中の霧化成分Mの磁化に際して、その要求を十分に満たしているといえる。
【0032】
このような永久磁石41や上記した永久磁石34によって構成される磁化機構24、40によれば、水Wや霧化成分Mに磁気処理を施すことで、水分子どうしが結合して構成されるクラスタのサイズが小さくなって水分子の活性化が図られるとともに、雑菌類などを死滅させ水Wや霧化成分Mの清浄化を図ることができる。
なお、このような永久磁石41は、霧化室27の上方部、霧化成分殺菌室36、噴射ノズル3、又は霧化成分移送流路38における霧化室27と霧化成分殺菌室36との間などに配置されていてもよい。また、上記4000G以上の磁力を発生させるものであれば、永久磁石41は、電磁石であってもよい。
【0033】
既述したように、本実施形態の美容処理装置1では、セラミックフィルタ22、磁化機構24、UVランプ26により浄化された水Wを霧化し、これにより得られた霧化成分Mを、UVランプ30を通じてオゾンで殺菌処理して、さらに磁化機構40を通じて磁気処理を施した後、ユーザの顔などの肌面に噴霧できるので、この肌面から毛穴に浸透して行く清浄化された霧化成分Mで、毛穴に詰まった古い角質や皮脂などの汚れ物質を効果的に除去することができる。
【0034】
[第2の実施の形態]
次に、本発明の第2の実施形態を図5〜図8に基づき説明する。なお、図5〜図8において、図1〜図4に基づき説明を行った第1の実施形態の美容処理装置1で適用されていたものと同様の機能を有する構成要素については、同一の符号を付与しその説明を省略する。
【0035】
すなわち、この実施形態に係る美容処理装置51は、図5〜図8に示すように、ユーザの顔などの肌面に水Wを微粒子化して噴霧する、蒸気式と超音波式とを併用したかたちのスチーマであって、第1の実施の形態で説明した美容処理装置1の構成に、さらに、赤色LED(発光ダイオード)52、青色LED53及び黄色LED54、超音波振動子25、光触媒作用付与機構55、イオナイザ56、並びに美容液成分混入機構として機能する美容液含浸部材65を加えて構成されている。
【0036】
光触媒作用付与機構55は、図6及び図7に示すように、セラミックフィルタ22と磁化機構24との間の液体移送流路33上に設けられており、霧化室27に向かって液体移送流路33を流れる水Wを浄化する。すなわち、液体浄化機構55は、二酸化チタンを主成分とする光触媒とこの光触媒に向けて光を照射するLEDなどの光源61とを有する。光触媒としては、可視光応答型の光触媒を用いてもよいし、紫外線応答型の光触媒を用いてもよく、光源は、適用された光触媒の反応タイプに対応させるようにして適宜選択される。また、図6〜図8に示すように、このような光触媒作用付与機構55に加え、光源62を有する光触媒作用付与機構59が、噴射ノズル3内にも設けられている。光触媒作用付与機構59では、霧化されて得られた霧化成分M中の汚れ成分を光触媒の作用により分解できる。
【0037】
また、このような光触媒を、配管として構成された液体移送流路の内壁面にコーティングすることなどで適用してもよいし、液体移送流路内にフィルタを配置しこのフィルタに光触媒をコーティングして、光触媒作用付与機構55を構成してもよい。このようにして構成される光触媒作用付与機構55によれば、水Wなど液体中の汚れ成分を光触媒の作用により分解できるので、清浄化された霧化成分を肌面に噴霧することができる。さらに、このような光触媒を貯留槽21、霧化室27、霧化成分移送流路38などの内壁部分にコーティングするとともに、これらの内壁部分にコーティングされた光触媒に向けて光を照射する光源をさらに追加してもよい。ここで、上記光触媒作用付与機構のLEDランプの発光する光は、例えば波長域が380nm未満の紫外光であって、光度が例えば220mcd程度である。なお、可視光反応型の光触媒を選択することで、上記した紫外光を発光するLEDランプに代えて、例えば440〜449nm程度の波長域の青色光や、また、370〜380nm程度の紫色光などをそれぞれ発光するLEDランプを適用するようにしてもよい。
【0038】
超音波振動子25を備える霧化機構58は、超音波振動子25の発生させる超音波振動を利用して水Wを霧化する作用と、電気ヒータ29により水Wを加温しつつ蒸気化する作用とを同時に得ることができる。すなわち、この霧化機構58によれば、水Wの霧化と霧化成分Mの加温とを同時に行うことができるとともに、超音波振動により霧化成分を構成するクラスタ分子の微粒化を図ることができ、これにより、肌面に施される美容処理の効果を高めることができる。
【0039】
また、イオナイザ56は、図6に示すように、霧化成分殺菌室36と噴射ノズル3との間の霧化成分移送流路38(図7参照)の経路上に一つ又は複数個配置されており、霧化成分殺菌室36側から移送されてくる霧化成分Mにマイナスイオンを付与する。ここで、本実施形態の美容処理装置51では、一組の放電針を備えるイオナイザ56が、例えば複数個配置されており、これにより、イオナイザ56を持たない装置と比較して、霧化成分Mの粒子径を1/8000以下のサイズにすることができる。したがって、このように粒子径が小さく、しかもマイナスイオンの付与された霧化成分Mが肌の奥深くに浸透することにより、細胞組織の活性化作用が得られ、これにより、効果的な美容処理を施すことができる。
【0040】
さらに、図5に示すように、赤色LED52、青色LED53及び黄色LED54は、
噴射ノズル3からの霧化成分Mの噴出方向に向けて、特定の波長域の可視光を放射する可視光放射機構として機能する。すなわち、赤色LED52の発光する光は、例えばピーク波長が641nmで、光度が例えば180mcdである。この赤色光は、皮膚浸透度が高く、皮膚深部のメラニンに反応し、皮膚の奥深くのシミの除去に効果的である。また、赤色の色彩作用も相まって、赤みがかっている肌の改善に適しており、血行の促進効果などを得ることができる。また、いわゆるスリミングケアにも適している。
【0041】
さらに、黄色LED54の発光する光は、例えばピーク波長が592nmで、光度が例えば220mcdである。この黄色光は、赤色LED52の光に比べると、皮膚浸透度が高いため、皮膚表面のシミの除去に効果的である。また、色彩の作用として、老化肌やトラブル肌の改善にも適している。また、青色LED53の発光する光は、例えばピーク波長が465nmで、光度が例えば70〜200mcdである。この青色光は、ヘモグロビンによく吸収されるので、赤ら顔や赤アザに効果的である。色彩の作用としては、リンパドレナージュ作用や血液循環作用を増大させる。さらに、ストレスや緊張を緩和する効果なども得ることができる。
【0042】
したがって、赤色LED52、青色LED53及び黄色LED54を有する美容処理装置51では、オゾンにより殺菌の行われた清浄化されている霧化成分Mが肌の奥深くに浸透にして行く効果と、特定の波長域の可視光が肌面に照射されることによるクロモセラピー効果(色彩が皮膚に及ぼす作用)などとの相乗効果によって、優れた美容処理効果を得ることができる。
【0043】
また、この実施形態の美容処理装置51には、図7に示すように、貯留槽21とドレイン管14とをつなぐ排水取込口を開閉する排水シャッタ63が設けられている。排水シャッタ63の動作は、図5に示すように、美容処理装置51の前面に設けられた排水選択ボタン64をボタン操作することで、排水取込口の開閉が制御される。これにより、霧化対象となる貯留状態の液体を新しい液体と置換することなどができるので、霧化対象となる液体の清浄化を図ることができる。また、例えば、温度センサなどを貯留槽21内に設置し、貯留槽21内に貯留された水Wの温度を検出できるようにしてもよい。つまり、例えば、検出された貯留槽21内の水Wの温度が高温の場合などに、ドレイン管14からの排水ができないように制御を行うことで、貯留槽21内での、いわゆる空だきを防止することなどが可能となる。
【0044】
さらに、本実施形態の美容処理装置51には、図8に示すように、噴射ノズル3より噴出されるべき霧化成分Mに対し、美容液の成分を混入させるための美容液含浸部材65が用意されている。この美容液含浸部材65は、上記した芳香部材9と同様に、噴射ノズル3内に対して例えば着脱自在に構成されており、噴射ノズル3の霧化成分噴射流路3aと連通する霧化成分噴射流路65aを中央部分に備える。また、綿状の材料などを用いて例えばリング状に形成された美容液含浸部材65の本体部分には、美肌作用の得られる化粧液やその他の栄養分などからなる美容液が含有(含浸)されている。なお、美容液含浸部材65は、芳香部材9とともに、噴射ノズル3内に装着可能に構成されていてもよい。また、このような美容液含浸部材65に代えて、噴射ノズル3の霧化成分噴射流路3aの途中に皿状の部材を設置可能とし、さらに、筐体2の外側からこの皿状の部材に美容液を供給できるように美容処理装置51を構成することで、霧化成分Mに対し美容液の成分を混入させるようにしてもよい。
【0045】
ここで、美容液含浸部材65内に含浸させる(染み込ませる)美容液としては、保湿効果をもつスクワラン・ホホバオイルなどの油系のものや、その他、美白・抗酸化作用のあるプロビタミンCやプロビタミンEなどが例示される。これらの美容液は、霧化成分M(100℃相当のスチーム)と接触しても美容液としての物性の変わらない耐性を有する。
したがって、このような美容液含浸部材65を噴射ノズル3に装着することで、その前段で清浄化された霧化成分Mに対し、美容液の成分を混入させつつこれを肌面に噴霧することが可能となり、より優れた美肌処理を実現することができる。
【0046】
[第3の実施の形態]
次に、本発明の第3の実施形態を図9〜図14に基づき説明する。ここで、図9は、本発明の第3の実施形態に係る美容処理装置71を示す外観図であり、図10は、美容処理装置71の内部構造を示す断面図である。また、図11は、この美容処理装置71の構成を機能的に示すブロック図であり、図12は、この美容処理装置71の内側ノズル部78の構造を示す断面図である。さらに、図13は、図12の内側ノズル部78に設けられた一対の放電電極75、76の形状を詳細に示す図であり、図14は、図12の内側ノズル部と構造の異なる他の内側ノズル部91を示す断面図である。また、図15は、図13の内側ノズル部78に設けられた放電電極75、76と形状の異なる他の放電電極83、84を示す図であり、図16は、図13及び図15の放電電極と形状の異なる他の放電電極85、86を示す図である。なお、図9〜図16において、図1〜図8に基づき説明を行った第1、第2の実施形態の美容処理装置1、51で適用されていたものと同様の機能を有する構成要素については、同一の符号を付与しその説明を省略する。
【0047】
すなわち、この実施形態に係る美容処理装置71は、第2の実施の形態で説明した美容処理装置51に一部改良を加えて構成されたものであり、図9〜図12に示すように、部分的に屈曲した形状を有する内側ノズル部78を噴射ノズル3の内部側に備える。内側ノズル部78は、一対の放電電極75、76、含浸部材装着ユニットとして機能するキャップ部77、筒体部88などを有する。
【0048】
キャップ部77は、ほぼ筒状に形成されており、屈曲した筒体部88の先端側(霧化成分が放出される側)に連結される。また、キャップ部77は、芳香部材9や美容液含浸部材65が着脱可能に装着される装着部77aを有する。つまり、放電電極75、76の後段側の位置に設けられたキャップ部77と美容液含浸部材65とは、美容液成分混入機構として機能する。また、上記のキャップ部77の内壁面77bには、プラチナメッキが施されている。なお、キャップ部77全体の構成材料をプラチナ製としてもよい。また、このようなキャップ部77(の内壁面77b)及び筒体部88(の内壁面)は、清浄な状態の霧化成分が霧化成分殺菌室36側から噴射ノズル3側に移送されかつ筐体2の外部に噴出されるまでの移送経路89を形成する。
【0049】
また、上記の放電電極75、76は、図10〜図12に示すように、プラチナ微粒子生成機構として機能するイオナイザ56の放電針として設けられており、これらの電極間には、例えば10kV〜17kVの電圧が印加される。また、放電電極75、76は、図12及び図13に示すように、それぞれ先端部がL字状に屈曲した形状で構成されており、筒体部88の内壁面88bから各々突出して対向配置されている。さらに、放電電極75、76は、少なくともその表面部分の一部が白金(プラチナ)で形成されている。本実施形態では、各放電電極75、76の先端部分の外表面にプラチナメッキが施されている。なお、これらの放電電極75、76は、基端側を含む表面部分の全体にプラチナメッキが施されていてもよいし、また、内部を含む放電電極全体をプラチナ材料により構成してもよい。
【0050】
したがって、図12に示すように、霧化成分殺菌室36側から移送されてくる清浄な状態の霧化成分M1は、一対の放電電極75、76間を通過する過程で微細化(微粒子化)されると共に、放電電極75、76間に生じる放電によりプラチナ微粒子が一次発生する。次いで、微細化された清浄な霧化成分M1及びプラチナ微粒子は、キャップ部77(の内壁面77b)を通過する過程で一体化された霧化成分M2として生成される。また、このキャップ部77を通過する過程においてプラチナ微粒子ミスト(霧化成分M2)は、その減少が抑制される。さらに、霧化成分M2は、例えばプロビタミンCなどが含浸された美容液含浸部材65の霧化成分噴射流路65aを通過する過程で、美容液成分及びプラチナ微粒子の含まれる霧化成分M3として構成され、噴射ノズル3を通じて外部(ユーザの肌面側)に噴出される。
【0051】
このように本実施形態の美容処理装置71は、表面部分が白金で形成された一対の放電電極75、76間及びキャップ部77の内部、並びに美容液含浸部材65の流路内を、清浄な状態の霧化成分が通過するように構成されているので、美容液成分及びプラチナ微粒子の含まれる微細化された清浄な状態の霧化成分M3を、肌面の角質層の奥まで浸透させることが可能となる。ここで、美容液含浸部材65に例えばプロビタミンCなどを含浸させておくことで、表皮の基底細胞まで美容液成分としてのプロビタミンCを到達させることが可能であり、これにより、メラノサイトに働きかけて高い美白効果を得ることができる。
【0052】
なお、本実施形態の美容処理装置71では、筒体部88が屈曲した内側ノズル部78を例示していたが、これに代えて、図14に示すように、直線状に延びる筒体部92を備えて構成される内側ノズル部91を本発明に適用することもできる。また、本実施形態の美容処理装置71では、上述したL字状の放電電極75、76に代えて、図15に示すように、直線的な外形を有する放電電極83、84を適用してもよいし、また、図16に示すように、外形を直線的に形成すると共に、先端部の形状を先鋭にすることなく直径が均一の円柱部85a、86aを先端に備える放電電極85、86を適用してもよい。放電電極83、84及び放電電極85、86は、それぞれの少なくとも先端部分の外表面が白金で形成される。ここで、前記の円柱部85a、86aを備える放電電極85、86を適用した場合には、放電電極(放電針)自体の耐久性を高めることができる。
【0053】
以上、本発明を第1〜第3の実施の形態により具体的に説明したが、本発明はこれらの実施形態にのみ限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。例えば、霧化室27の上流側に、水の電気分解を行える貯留槽や、この貯留槽内にイオン交換膜などを設けることで、体液や血液と親和性の高い弱アルカリ性の水を噴霧できるように美容処理装置を構成してもよい。このような弱アルカリ性の水を肌面に噴霧することで、美肌効果のさらなる向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0054】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る美容処理装置を示す斜視図。
【図2】図1の美容処理装置の構成を機能的に示すブロック図。
【図3】図1の美容処理装置の主要部の構成を模式的に示す図。
【図4】図1の美容処理装置の噴射ノズルに装着される芳香部材の構造を示す断面図。
【図5】本発明の第2の実施形態に係る美容処理装置を示す斜視図。
【図6】図4の美容処理装置の構成を機能的に示すブロック図。
【図7】図4の美容処理装置の主要部の構成を模式的に示す図。
【図8】図4の美容処理装置の噴射ノズルの構造を示す断面図。
【図9】本発明の第3の実施形態に係る美容処理装置を示す外観図。
【図10】図9の美容処理装置の内部構造を示す断面図。
【図11】図9の美容処理装置の構成を機能的に示すブロック図。
【図12】図9の美容処理装置の内側ノズル部の構造を示す断面図。
【図13】図12の内側ノズル部に設けられた放電電極の形状を詳細に示す図。
【図14】図12の内側ノズル部と構造の異なる他の内側ノズル部を示す断面図。
【図15】図13の放電電極と形状の異なる他の放電電極を示す図。
【図16】図13及び図15の放電電極と形状の異なる他の放電電極を示す図。
【符号の説明】
【0055】
1,51,71…美容処理装置、2…筐体、3…噴射ノズル、3a,9a…霧化成分噴射流路、9…芳香部材、12…排水機構、14…ドレイン管、15…排水タンク、21…貯留槽、22…セラミックフィルタ、24,40…磁化機構、25…超音波振動子、26,30…UVランプ、27…霧化室、28…送気ファン、32,58…霧化機構、33…液体移送流路、34,41…永久磁石、35…霧化成分殺菌機構、36…霧化成分殺菌室、38…霧化成分移送流路、52…赤色LED、53…青色LED、54…黄色LED、55…光触媒作用付与機構、56…イオナイザ、65…美容液含浸部材、75,76,83,84,85,86…放電電極、77…キャップ部、78,91…内側ノズル部、W…水、M,M1,M2,M3…霧化成分。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
液体が貯留される液体貯留槽を有し、この液体貯留槽内に貯留された前記液体を霧化する霧化機構と、
前記霧化機構で霧化される前の液体の浄化若しくは該霧化機構で液体を霧化して生成された霧化成分の浄化により、清浄な状態の霧化成分を得る清浄機構と、
前記清浄機構により得られた前記清浄な状態の霧化成分に含ませるプラチナ微粒子を生成するプラチナ微粒子生成機構と、
前記プラチナ微粒子生成機構により生成された前記プラチナ微粒子の含まれる前記清浄な状態の霧化成分を前記筐体の外部に噴出する噴出機構と、
を具備することを特徴とする美容処理装置。
【請求項2】
前記プラチナ微粒子生成機構は、少なくとも表面部分が白金で形成された放電電極を備えることを特徴とする請求項1記載の美容処理装置。
【請求項3】
前記プラチナ微粒子生成機構が備える前記放電電極の後段側の位置に設けられ、前記噴出機構により噴出される霧化成分に美容液の成分を混入させる美容液成分混入機構をさらに具備することを特徴とする請求項2記載の美容処理装置。
【請求項4】
前記美容液成分混入機構は、
前記美容液を含浸させる美容液含浸部材と、
前記美容液含浸部材が着脱可能に装着される装着部を内側に有すると共に少なくとも内壁部分が白金で形成された筒状の含浸部材装着ユニットと、
を備えることを特徴とする請求項3記載の美容処理装置。
【請求項5】
前記霧化機構が、ヒータ及び超音波振動子のうちの少なくとも一つを備えることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載の美容処理装置。
【請求項6】
前記清浄機構が、前記霧化機構で霧化される前の液体若しくは該霧化機構で液体を霧化して生成された霧化成分をオゾンと接触させて殺菌する殺菌機構を備えることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1項に記載の美容処理装置。
【請求項7】
前記霧化機構で霧化される前の液体若しくは該霧化機構で液体を霧化して生成された霧化成分に磁力を作用させる磁化機構をさらに具備することを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1項に記載の美容処理装置。
【請求項8】
前記清浄機構が、前記霧化機構で霧化される前の液体若しくは該霧化機構で液体を霧化して生成された霧化成分に紫外線を照射する光源をさらに備えることを特徴とする請求項1ないし7のいずれか1項に記載の美容処理装置。
【請求項9】
前記霧化機構の有する前記液体貯留槽内に液体を供給するための液体供給路をさらに備え、
前記清浄機構が、前記液体供給路に設けられたセラミックフィルタを具備することを特徴とする請求項1ないし8のいずれか1項に記載の美容処理装置。
【請求項10】
前記清浄機構が、前記液体供給路から前記霧化機構の前記液体貯留槽を経て前記噴出機構の霧化成分の噴出口に至る経路の少なくとも一部に設けられた光触媒とこの光触媒に向けて光触媒反応を誘起させる光を照射する光源とを有する光触媒作用付与機構をさらに具備することを特徴とする請求項1ないし9のいずれか1項に記載の美容処理装置。
【請求項11】
前記放電電極を備えるイオナイザを一つ或いは複数備えることを特徴とする請求項2ないし10のいずれか1項に記載の美容処理装置。
【請求項12】
前記霧化機構の前記液体貯留槽内に貯留された液体を排水する排水機構をさらに具備することを特徴とする請求項1ないし11のいずれか1項に記載の美容処理装置。
【請求項13】
前記噴出機構により噴出される霧化成分の噴出方向に向けて、特定の波長域の可視光を放射する可視光放射機構をさらに具備することを特徴とする請求項1ないし12のいずれか1項に記載の美容処理装置。
【請求項14】
前記噴出機構により噴出される霧化成分に美肌作用の得られる芳香を付与する芳香付与機構をさらに具備することを特徴とする請求項1ないし13のいずれか1項に記載の美容処理装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【公開番号】特開2008−79733(P2008−79733A)
【公開日】平成20年4月10日(2008.4.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−261486(P2006−261486)
【出願日】平成18年9月26日(2006.9.26)
【出願人】(000114628)ヤーマン株式会社 (31)
【Fターム(参考)】