説明

回路遮断器のハンドルロック装置及びハンドルロックシステム

【課題】ロック部材からロックピンが外れないようにロック部材とロックピンとを一体的に保持する。
【解決手段】ハンドルロック装置1は、過電流を遮断する回路遮断器50の操作ハンドル51に外嵌する嵌合溝21を有するロック部材20と、両端部10Aが回路遮断器50に係合してロック部材20を回路遮断器50に係止させる略U字形状のロックピン10とを備えている。ロック部材20は、ロックピン10が一端部10Bから中央部10Aまで挿通される挿通孔22と、挿通孔22から挿通されたロックピン10の中央部10Aを摺動自在にガイドする摺動溝24と、摺動溝24に連通してロックピン10の中央部10Aと係合する係合部25と、挿通孔22と係合部25とを連通する連通溝23と、を備えている。また、連通溝23は、一部の溝の幅がロックピン10の線幅よりも短く、また溝の壁面が弾性部材で形成されている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、過電流が流れた時に電路の電流を遮断する回路遮断器の操作ハンドルを固定するハンドルロック装置及びこのハンドルロック装置を含むハンドルロックシステムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来より、ショート(短絡)や電気の使いすぎ(過負荷)等によって電路に過電流が流れた時に電路を遮断するために、配線用遮断器等の回路遮断器が用いられている。
【0003】
回路遮断器は、操作ハンドルをOFF位置からON位置に揺動させ、可動接触子を固定接触子に当接させることで電路に電力を供給する。
この操作ハンドルは誰でも容易に操作することができるため、勝手に操作されないように操作ハンドルをOFF位置又はON位置でロック(固定)するハンドルロック装置がある。このハンドルロック装置は、操作ハンドルに外嵌するロック部材と、ロック部材が回路遮断器から離間しないようにロック部材を回路遮断器に係止させる略U字形状のロックピンとを備えている。
【0004】
従来のハンドルロック装置は、ロック部材とロックピンとが別々に構成され、ロック時にロック部材とロックピンとを組み合わせて使用していた。あるいは、2つのロック部材と、2つのロック部材のうちの1つに一体になっているロックピンとから構成され、ロック時に二つのロック部材及びロックピンを組み合わせて使用していた。ハンドルロック装置は、作業者が衣服のポケットに入れて持ち運びできる程度の小さなサイズであり、一体的に構成されていないと構成部品を紛失し易い。特にロックピンは紛失し易い。
【0005】
そのため、近年のハンドルロック装置には、ロック部材に形成された摺動溝に、ロックピンを一端部から中央部まで挿通することで、ロック部材とハンドルロック部材とを一体的にした構成のものがある(例えば、特許文献1参照。)。
【特許文献1】特開2005−268012号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、上述の特許文献1の構成では、単に摺動溝にロックピンを挿通しただけであるので、ロックピンがロック部材から外れ易い。そのため、作業者がハンドルロック装置を衣服のポケットに収容して他の作業をしている等してロックピンがロック部材から外れてしまう、あるいはポケットから取り出す際にロック部材から外れてしまいロックピンだけ床に落ちてしまう等の不具合が生じる可能性がある。
【0007】
この発明の目的は、操作ハンドルをロックしていない状態でロック部材からロックピンが外れないようにロック部材とロックピンとを一体的に保持することができる回路遮断器のハンドルロック装置及びこのハンドルロック装置を含むハンドルロックシステムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
この発明の回路遮断器のハンドルロック装置は、ロック部材とロックピンとを備えている。ロック部材は、過電流を遮断する回路遮断器の操作ハンドルに、外嵌方向に外嵌する嵌合溝を有する。ロックピンは、両端部が回路遮断器に係合してロック部材を回路遮断器に係止させる略U字形状を呈する。
【0009】
また、ロック部材は、ロックピンが一端部から中央部まで挿通される挿通孔と、挿通孔から挿通されたロックピンの中央部を少なくとも外嵌方向に摺動自在にガイドする摺動溝と、摺動溝に連通し、ロックピンの中央部と係合する係合部と、挿通孔と摺動溝又は係合部とを連通する連通溝と、を備えている。連通溝は、少なくとも一部の溝の幅がロックピンの線幅よりも短く、一部の溝の壁面が弾性部材で形成されている。
【0010】
この構成においては、ロックピンがロック部材の摺動溝や係合部から挿通されず、挿通孔から挿通される。また、連通溝の一部が弾性部材で形成され、且つ、溝幅がロックピンの線幅よりも短く形成されているので、作業者がロックピンを挿通孔から連通溝を介して摺動溝又は係合部に移動させる際、弾性部材は弾性変形する。したがって、一度、摺動溝及び係合部に移動したロックピンは、大きな力が作用しない限り挿通孔に戻ることができないので、ロック部材から外れることを防止することができる。
【0011】
さらに、摺動溝は、溝方向が嵌合溝の操作ハンドルへの外嵌方向に平行な第一溝と、外嵌方向とは異なる溝方向であり、一端が第一溝に連通し、他端が係合部に連通する第二溝と、を含んでいる。第一溝及び第二溝の外嵌方向の長さの和は、嵌合溝の外嵌方向の外嵌量に等しい構成になっている。
【0012】
この構成においては、ロックピンの中央部が第一溝を摺動し、その後に第二溝を摺動して係合部に係合される。また、第一溝及び第二溝の外嵌方向の長さの和は、嵌合溝の外嵌方向の外嵌量に等しいので、ロックピンが摺動し切った係合部で、嵌合孔を操作ハンドルに完全に外嵌させることができる。また、第二溝は、第一溝と溝方向が異なるので、ロックピンが両端部を中心に回転しながら中央部が摺動する。この回転により、ロックピンの中央部を係合部に係合させ易い。
【0013】
さらに、係合部は、摺動溝の一端側に位置し、摺動溝の壁面から突出した弾性を有する突起部であって、先端と対向する摺動溝の壁面との幅がロックピンの線幅よりも短い突起部を備えている。
【0014】
これによって、ロックピンが突起部を弾性変形させて係合部に係合するので、大きな力が作用しない限りロックピンの係合が外てしまうことを防止することができる。
【0015】
この発明のハンドルロックシステムは、回路遮断器のハンドルロック装置と、回路遮断器とを含み、回路遮断器の操作ハンドルに形成された係合穴にロックピンの両端部を係合させる。回路遮断器のハンドルロック装置は、上述の何れかに記載の回路遮断器のハンドルロック装置である。回路遮断器は、ON位置、OFF位置の間でに揺動自在な操作ハンドルを有する。
【0016】
この構成においては、ハンドルロック装置のロックピンの両端部が操作ハンドルに形成されている係合穴に係合することで、ロック部材と回路遮断器とが係止される。これにより、ワンハンドルタイプの回路遮断器であれば、単極、多極に関わらずハンドルロック装置を共通的に使用することができる。単極の回路遮断器及び多極の回路遮断器は、筐体のサイズが異なるため、ロックピンを係合させる係合穴の配置位置が異なっていたが、係合穴を操作ハンドルに形成したことで、筐体のサイズに関わらず、同一のロックピンを係合穴に係合させることができる。
【発明の効果】
【0017】
この発明の回路遮断器のハンドルロック装置及びハンドルロックシステムによれば、摺動溝及び係合部に挿通されたロックピンがロック部材から外れることを防止して、ロック部材及びロックピンを一体的に保持することができ、利便性を向上させることができる。また、ハンドルロック装置を単極の回路遮断器及び多極の回路遮断器の両方に共通的に使用することができる。これにより、利便性を向上させることができ、また製造コストを低減することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0018】
図1は、この発明の実施形態に係るハンドルロック装置の構成を示す斜視図及び側面断面図である。図1(A)は、回路遮断器をロックしている状態を示す。ハンドルロック装置1は、回路遮断器50の操作ハンドル51が回転しないように所定位置でロックする。本実施形態では、操作ハンドル51をOFF位置でロックする。
【0019】
回路遮断器50は、可動接触子(図示せず)と固定接触子(図示せず)との間に過電流が流れようとする際に可動接触子を固定接触子から退避させて過電流を遮断する。操作ハンドル51は、ON位置とOFF位置との間を揺動自在で、ON位置にある状態で可動接触子を固定接触子に接触させ、OFF位置にある状態で可動接触子を固定接触子から離間させる。
【0020】
ハンドルロック装置1は、ロックピン10、ロック部材20及び南京錠30等から構成されている。ロックピン10は、図2(A)に示すように、バネ線材で略U字形状に形成され、一の端部10Bから中央部10Aまでロック部材20の挿通孔22(図2(B))に挿通される。ロックピン10は、延出する両端部10Bが回路遮断器50の操作ハンドル51に形成された後述する係合穴に嵌入した状態で、ロック部材20を回路遮断器50に係止する。
【0021】
ロック部材20は、嵌合溝21、挿通孔22、連通溝23、摺動溝24、係合部25等から構成されている。本実施形態のロック部材20は、樹脂成型されている。嵌合溝21は、図1(A)に示すように、OFF位置にある操作ハンドル51に外嵌して固定する。挿通孔22は、図1(B)に示すようにロック部材20の上部に位置し、ロック部材20の両側面を開口するように形成されている。
【0022】
なお、ロックピン10は、摺動溝24及び係合部25からは挿通できない。これは、ロックピン10の両端部10Bから第一屈曲部10Cまでの距離が摺動溝24及び係合部25の深さよりも短く、摺動溝24及び係合部25の溝の幅も広くないからである。ロックピン10の一端部を摺動溝24及び係合部25に挿入すると第一屈曲部10Cで引っかかり、これ以上挿入できない。
【0023】
一方、挿通孔22は、孔の深さがロックピン10の両端部10Bから第一屈曲部10Cまでの距離よりも短いので、ロックピン10を一端部10Aから挿通可能である。また、挿通孔22は、開口面積が大きいのでロックピン10を挿通させ易い。
【0024】
また、図2(A)に示すように、ロックピン10のU字形状の幅W1,W2は、ロック部材20の側面方向である図1(A)に示す矢印X方向の幅よりも長い。そのため、ロック部材20は、ロックピン10の中央部10Aを中心として回転自在である。
【0025】
連通溝23は、挿通孔22と係合部25とを連通し、ロックピン10を係合部25及び摺動溝24に導く。また、連通溝23の溝幅は、図2(B)に示すように、壁面の断面形状がテーパ形状であり、係合部25側の溝幅がロックピン10の線幅よりも短く形成されている。そのため、作業者がロックピン10を連通溝23に圧入することで、ロックピン10は挿通孔22から連通溝23の壁面を弾性変形させつつ係合部25及び摺動溝24に移動する。
【0026】
摺動溝24は、図1(B)に示すように上方から下方にわたって形成された溝24A,24B,24Cでジグザグ形状に形成され、ロック部材20の両側面が開口する溝の深さで形成されている。溝24Aは、ロックピン10が操作ハンドル51の係合穴に嵌入した状態において、ロック部材20が回路遮断器50に干渉されずに回転できるようにロック部材20を回路遮断器50から離間させるようにロックピン10をガイドする。
【0027】
この発明の第一溝に相当する溝24Bは、溝24A及び溝24Cに連通している。また、溝24Bは、図1(B)に示すように、嵌合溝21の操作ハンドル51への外嵌方向である矢印Y方向に平行であり、操作ハンドル51への外嵌時にロックピン10の中央部10Aを溝24Cへ導く。この発明の第二溝に相当する溝24Cは、嵌合溝21の操作ハンドル51への外嵌後に、ロックピン10の中央部10Aを係合部25に導く。溝24B及び溝24Cの矢印Y方向の長さの和は、嵌合溝21の矢印Y方向の外嵌量に等しい。したがって、ロックピン10が摺動し切った係合部25で、嵌合孔21を操作ハンドル51に完全に外嵌させることができる。
【0028】
係合部25は、ロックピン10の中央部10Aと係合する。これにより、操作ハンドル51をロックした際にロックピン10が摺動してロック部材20の回路遮断器50への係止が解除されてしまうことを防止する。
【0029】
係合部25は、突起部25Aを有している。突起部25Aは、摺動溝24の上方の一端部側の壁面から対向する壁面に向かって突出し、係合部25と摺動溝24とを区切っている。また、突起部25Aは、突起部25Aの先端と対向する壁面との幅がロックピン10の線幅よりも短くなるように形成されている。また、この突起部25Aは、ロック部材20と一体に樹脂成型されるので弾性を有している。したがって、摺動溝24に位置するロックピン10は、中央部10Aが突起部25Aを弾性変形させつつ、係合部25に係合する。
【0030】
南京錠30は、図1(A)に示すように、施錠用フック31がロック部材20の鍵孔26に挿通され、ロック部材20が担当者以外の者によって取り外されることを防止する。
【0031】
図3、図4は、この発明の実施形態に係るハンドルロック装置1を用いて操作ハンドルをロックする手順を示す説明図である。まず、図3(A)に示す状態から図3(B)に示す状態となるように、作業者がロックピン10を挟持して両端部10Bの間隔を縮ませ、両端部10Bを操作ハンドル51に設けられた係合穴52に嵌入する。この時、底部が上方に位置するようにロック部材20を、摺動溝24の溝24B,24Cの間の屈曲部に摺動させたロックピン10の中央部10Aを中心に予め回転させておく。回転させないと、ロック部材20が邪魔して両端部10Bを係合させられるだけロックピン10を挟持できないからである。
【0032】
次に、図3(B)に示す状態から底部が下方に位置するようにロック部材20を回転させる。その後、図4(C)に示すように、ロック部材20を矢印Y方向に移動させて嵌合穴21を操作ハンドル51に完全に外嵌させる。この時、ロックピン10の中央部10Aは、ロック部材10の矢印Y方向の移動に伴って、溝24B上を溝24Cに向かって上昇する。また、嵌合穴21が操作ハンドル51に完全に外嵌した状態では、ロックピン10の中央部10Aは、図4(D)の点線部に示すように、溝24Bの上端部に位置している。
【0033】
その後、図4(D)に示すように、ロックピン10を両端部10Bを中心に回転させ、ロックピン10の中央部10Aを係合部25に係合させる。最後に、図4(E)に示すように、ロック部材20の鍵孔26に南京錠30の施錠用フック31を挿通して鍵をかける。この状態では、ロックピン10の中央部10AがU字形状の施錠用フック31の間に位置することになるので、作業者がロック部材20を上方に移動させようとしてもロックピン10が施錠用フック31に引っかかり、ロック部材20の移動が制限される。そのため、南京錠30を開錠して施錠用フック31をロック部材20から外さない限り、操作ハンドル51のロックを解除することができない。
【0034】
以上のように、摺動溝24及び係合部25に挿通されたロックピン10がロック部材20から外れることを防止して、ロック部材20及びロックピン10を一体的に保持することができ、利便性を向上させることができる。
【0035】
本実施形態では、単極のワンハンドルタイプの回路遮断器50の操作ハンドル51をロックする構成について説明したが、本発明のハンドルロック装置1は図5に示すような多極のワンハンドルタイプの回路遮断器60の操作ハンドルも所定位置でロックすることができる。
【0036】
図5に示す回路遮断器60は、2極タイプであり、単一の操作ハンドル61のON、OFFで2極の可動接触子(図示せず)の固定接触子(図示せず)に対する接離を行う。操作ハンドル61は、中央部に係合穴62を有している。係合穴62は穴同士の間隔及び形状が単極の回路遮断器50の操作ハンドル51に形成された係合穴51と等しいので、上述したハンドルロック装置1を用いて操作ハンドル61をOFF位置でロックすることができる。ロック手順も操作ハンドル51のロック手順と同様である。
【0037】
以上のように、操作ハンドル51,61に同形状の係合穴52,62を形成して回路遮断器50,60及びハンドルロック装置1を含むハンドルロックシステムによって、ハンドルロック装置1を単極の回路遮断器50及び多極の回路遮断器60の両方に共通的に使用することができる。これにより、利便性を向上させることができ、また製造コストを低減することができる。
【0038】
なお、本実施形態では、ロック部材20は樹脂で成型されているので、全体として弾性を有するが、弾性を有する部材で形成する必要はなく、連通溝23の溝幅がロックピン10の線幅よりも短い壁面及び突起部25Aが弾性を有するように形成されていばよい。
【図面の簡単な説明】
【0039】
【図1】この発明の実施形態に係るハンドルロック装置の構成を示す斜視図及び側面断面図である。
【図2】同ハンドルロック装置に備えられたロックピンの構成を示す斜視図である。
【図3】同ハンドルロック装置を用いて操作ハンドルをロックする手順を示す説明図である。
【図4】同ハンドルロック装置を用いて操作ハンドルをロックする手順を示す説明図である。
【図5】多極ワンハンドルタイプの回路遮断器の構成を示す斜視図である。
【符号の説明】
【0040】
1−ハンドルロック装置
10−ロックピン
20−ロック部材
21−嵌合穴
22−挿通孔
23−連通溝
24−摺動溝
25−係合部
50,60−回路遮断器
51,61−操作ハンドル
52,62−係合穴

【特許請求の範囲】
【請求項1】
過電流を遮断する回路遮断器の操作ハンドルに、外嵌方向に外嵌する嵌合溝を有するロック部材と、両端部が前記回路遮断器に係合して前記ロック部材を前記回路遮断器に係止させる略U字形状のロックピンと、を備えたハンドルロック装置において、
前記ロック部材は、前記ロックピンが一端部から中央部まで挿通される挿通孔と、前記挿通孔から挿通された前記ロックピンの中央部を少なくとも前記外嵌方向に摺動自在にガイドする摺動溝と、前記摺動溝に連通し、前記ロックピンの中央部と係合する係合部と、前記挿通孔と前記摺動溝又は前記係合部とを連通する連通溝と、を備え、
前記連通溝は、少なくとも一部の溝の幅が前記ロックピンの線幅よりも短く、前記一部の溝の壁面が弾性部材で形成されていることを特徴とする回路遮断器のハンドルロック装置。
【請求項2】
前記摺動溝は、溝方向が前記嵌合溝の前記操作ハンドルへの外嵌方向に平行な第一溝と、前記外嵌方向とは異なる溝方向であり、一端が前記第一溝に連通し、他端が前記係合部に連通する第二溝と、を含み、
前記第一溝及び前記第二溝の前記外嵌方向の長さの和は、前記嵌合溝の前記外嵌方向の外嵌量に等しいことを特徴とする請求項1に記載の回路遮断器のハンドルロック装置。
【請求項3】
前記係合部は、前記摺動溝の一端側に位置し、前記摺動溝の壁面から突出した弾性を有する突起部であって、先端と対向する前記摺動溝の壁面との幅が前記ロックピンの線幅よりも短い突起部を備えたことを特徴とする請求項1又は2に記載の回路遮断器のハンドルロック装置。
【請求項4】
請求項1〜3の何れかに記載の回路遮断器のハンドルロック装置と、
ON位置、OFF位置の間でに揺動自在な操作ハンドルを有する回路遮断器と、を含み、
前記回路遮断器の操作ハンドルに形成された係合穴に前記ロックピンの両端部を係合させることを特徴とするハンドルロックシステム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2008−159368(P2008−159368A)
【公開日】平成20年7月10日(2008.7.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−345959(P2006−345959)
【出願日】平成18年12月22日(2006.12.22)
【出願人】(000000309)IDEC株式会社 (188)
【Fターム(参考)】