説明

回転容器を有するビーズマッサージ装置

本発明は、浴液中に浸漬される複数のビーズを受けるための容器と、ビーズが容器内に挿入される人の肢と接触するときに動かされるようにビーズを駆動させるための手段とを備えるビーズマッサージ装置であって、駆動手段は、ビーズが接触させられる容器の少なくとも1つの内壁を備え、容器が回転可能に装着されることを特徴とするビーズマッサージ装置に関する。容器は、それを容易に洗浄および消毒できるように取り外し可能となっている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明の分野は、マッサージ機器の設計および製造の分野である。より具体的には、本発明は、特に人体の下肢および上肢をマッサージするようになっている、もしくは、足および手をマッサージするようになっているビーズマッサージ装置に関する。
【0002】
本発明は、とりわけ、
−特に外傷、捻挫、リウマチ、関節炎、疼痛性ジストロフィ−、デュピュイトラン病、浮腫、術後症状、神経障害等を患った上肢(手、手首、および、肘)および下肢(足、足首)をリハビリするあるいは緩和治療する、
−前述した肢をリラックスさせ、緩和治療するとともに、ほぐし、
−特に糖尿病患者の血液微小循環を活発にさせる
という行為において特に有益な用途を見出すものである。
【背景技術】
【0003】
本発明の分野では、数ある装置の中で特に、番号FR−2 847 159のもとに公開された特許文献に記載されるビーズマッサージ装置がある。
【0004】
この文献に記載されるビーズマッサージ装置は、多量のビーズが浴液中に浸漬されて内部に配置される容器を備え、ビーズは無端コンベアベルトによって動かされ、それにより、ビーズがベルトに沿って回転して運ばれるとともに、ビーズが肢に接触した状態で移動し、マッサージされるべき肢の部分がビーズ中に浸漬されることになる。
【0005】
コンベアベルトは、ベルトにテンションを加えるローラによって駆動され、ベルトの上部は、横方向フランジに固定されるガイドによって容器の底部に内側に曲がった姿勢で保持されている。
【0006】
この種のマッサージ装置の原理は、マッサージに関して非常に満足できる結果を与えるものである。
【0007】
しかしながら、この装置は、製造、メンテナンス、洗浄、および、消毒に関して幾つかの欠点を有している。
【0008】
確かに、実際には、コンベアベルトの案内およびテンション付加は、かなりの長さにわたる骨の折れる作業を必要とする。これらの作業は、作業場での装置の最初の組み付け中に行なわれなければならない。したがって、これらの作業は、装置の販売価格に影響を及ぼす労働時間を引き上げる傾向があり、無論、これは望ましくない。
【0009】
また、これらの作業は、装置に対するメンテナンス作業中に行なわれなければならない。ビーズが浸漬される浴液を定期的に取り替えて、ビーズ自体を洗浄し(容器が排出された後であっても、人の皮膚の残留物が容器内にある)、容器を均一に消毒しおよび/または浄化する必要がある。
【0010】
前述した従来技術の装置は、乾燥皮膚などの人の組織を溶液から濾過して除去するため、水溶液の循環および濾過のためのシステムを備えている。
【0011】
この装置には、ビーズを新しくできるように、装置の容器が排水された後にビーズを除去するための側部ハッチも設けられている。
【0012】
実際には、容器および装置を洗浄して消毒し、もしくは交換できるように、または、容器自体を洗浄し/消毒できるように、容器を装置から抜き出して取り外す必要がある。
【0013】
ここで、容器を取り外すためには、コンベアベルトをその駆動・案内・テンション付加システムから分離することも必要である。これらの取り外し作業は、比較的長い時間を要し、手間が掛かる。
【0014】
勿論、セットの再取り付け、特にコンベアベルトのテンション付加も困難を伴う。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0015】
本発明は、特に、従来技術のこれらの欠点を克服することを目的とする。
【0016】
より具体的には、本発明の目的は、容易に素早く取り外して再び組み付け、洗浄するとともに、消毒することが可能なビーズマッサージ装置を提案することである。
【0017】
また、本発明の目的は、メンテナンスが容易なこの種のマッサージ装置を提供することである。
【0018】
また、本発明の目的は、ビーズが浸漬される浴液の容易で素早い排出をもたらすこの種のマッサージ装置を提供することである。
【0019】
また、本発明の目的は、ビーズを洗浄し、ビーズを消毒し、および/または、ビーズを交換するためにビーズを容器から容易に排出できるこの種のマッサージ装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0020】
これらの目的および本明細書の以下で明らかになる他の目的は、本発明によって達成されることになる。本発明の対象は、浴液中に浸漬される複数のビーズを受けるようになっている容器と、ビーズが容器内に挿入される人の肢と接触する動きによって移動されるようにビーズを駆動させるための手段とを備えるビーズマッサージ装置であって、駆動手段は、ビーズが接触するようになっている容器の少なくとも1つの内壁を備え、容器が回転可能に装着されることを特徴とするビーズマッサージ装置である。
【0021】
このように、本発明によれば、回転容器によりその内壁を用いてビーズの移動が直接に得られることになる。
【0022】
したがって、本発明は、本明細書において前述した従来技術で実施されるような無端コンベアベルトを使用する必要性を排除することにある。
【0023】
そのため、本発明は、特に従来技術に係るコンベアベルトの効率的な案内および引張のために必要とされる調整・設定時間を排除することにより、組付時間、したがって、人件費において大きな利益をもたらすことになる。
【0024】
本明細書の以下で更に明確に分かるように、本発明に係るビーズマッサージ装置は、装置および装置が収容するビーズのメンテナンス、維持費、洗浄、および/または、消毒においても利点を与えるものである。
【0025】
有利な解決策によれば、容器は、垂直と水平との間で傾けられる軸を中心に回転移動できるように装着されている。
【0026】
したがって、本発明は、容器内に存在するビーズの最適な撹拌をもたらし、これらのビーズは、容器の底部から上部へ向かって駆動され、上部から単なる重力により落下することになる。また、容器の外周のビーズが容器の中心部へ方向付けられ、かつ、逆に方向付けられ、これが連続的に行なわれることにより、容器内に存在する肢に対するビーズのマッサージ効果が高められることになる。
【0027】
この場合、容器は、垂直に対して5°〜85°の角度を成す傾斜軸を中心に回転運動できるように装着されている。
【0028】
内壁は、一連の起伏形態を有することが有益である。
【0029】
したがって、均一かつ連続的な動きでビーズを駆動させるための内壁の能力が高められることになる。
【0030】
この場合、起伏形態が、好ましくは均一に分布される隆起部により構成されている。
【0031】
本発明の他の有利な特徴によれば、装置は、ビーズおよび/または浴液を容器の底部から排出するための手段を備えている。
【0032】
したがって、装置から容器を取り外す必要性を伴うことなく、ユーザが重力によって容器を排出するのが容易となる。
【0033】
排出手段は、浴液のための第1の排出プラグと、ビーズを容器内に保持するための手段が設けられるビーズのための第2の排出プラグとを備えていることが好ましい。
【0034】
したがって、最初に浴液を排出し(ビーズは容器内に保持されている)、その後にビーズを排出することにより、浴液とビーズとを分離して容器を排出できる。
【0035】
有利な解決策によれば、第1および第2のプラグが単一の排出パイプに装着されている。
【0036】
したがって、2つの別個の排出パイプの使用を避けるという点で、装置の構成および使用が簡略化されることになる。
【0037】
この場合、第2のプラグが排出パイプに直接に装着され、第1のプラグが、第2のプラグに結合されつつパイプに間接的に装着され、第2のパイプは、
排出パイプに装着されるための手段を備える上部を有するリングと、
リングの下部にあり、第1のプラグを装着するための手段を有する延出部と、
上部と延出部との間にビーズを保持するためのスクリーンと、
を有している。
【0038】
このようなシステムは、使用にとって特に実用的であるのが分かる。すなわち、最初に、ユーザが容器から最も離れた第1のプラグである第1のプラグを取り外し、それにより、容器内に収容される浴液を排出することができ、第2の段階で、ユーザが排出パイプに依然として装着される第2のプラグを取り外し、それにより、容器内に収容されるビーズを重力により抜き出すことが可能となる。
【0039】
本発明の更なる他の特徴によれば、容器は、容器を回転駆動させるためにフレームベアリング手段に取り外し可能に装着されている。
【0040】
したがって、容器がフレームに依然として装着された状態で容器内において取られる行動とは対照的に、ユーザは、容器の内部への容易なアクセスを可能にする取扱い状態で、容器を洗浄して消毒することもできる。
【0041】
なお、この特徴は、本発明の原理に起因してフレームに対する容器の取り外しおよび再装着を迅速にかつ容易に行なうことができるため、特に有益である。
【0042】
1つの特定の実施形態によれば、容器は、それ自体がベアリング構造に装着されるフレームに対して回転移動できるように装着され、フレームは、それがベアリング構造に対して水平軸を中心に回動できるようにベアリング構造に装着されている。
【0043】
本発明の他の特徴および利点は、例示的な包括的でない一例として与えられる本発明の好ましい実施形態の以下の説明および添付図面から更に明確になる。
【図面の簡単な説明】
【0044】
【図1】本発明に係るビーズマッサージ装置の概略断面図である。
【図2】本発明に係るビーズマッサージ装置の容器の斜視図である。
【図3】本発明に係るビーズマッサージ装置の容器の内壁の概略部分断面図である。
【図4】本発明に係るビーズマッサージ装置を抜き取るためのシステムの概略図である。
【図5】本発明の別の実施形態の概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0045】
ここで既に示したように、本発明の原理は、ビーズ(浴液中に浸漬される)が容器の内壁によって直接に駆動され、この容器が、回転可能に装着され、好ましくは洗浄されるためおよび必要に応じて消毒されるために容易に取り外されるビーズマッサージ装置を提案するという事実にある。
【0046】
図1を参照すると、ビーズマッサージ装置は、複数のビーズ102と該ビーズがその中に浸漬されるのに十分多い量の浴液101とを受けるようになっている容積を画定する内壁100を有する容器1を備えている。
【0047】
ビーズは、以下のグループ、すなわち、
−スチール、ステンレス、あるいは、それ以外、
−ガラス
−セラミック
−高密度ポリマー(例えば、HDPE)
に属する材料から形成されている。
【0048】
有利な実施形態によれば、銀から形成されるまたは銀箔でコーティングされる、もしくは銀を含有するビーズを加えることが可能である(この銀箔は、本発明との関連では、ビーズが浸漬されるときに、有利な消毒能力を有する銀イオンを解放することが可能である)。
【0049】
ビーズマッサージ装置内に存在するビーズを既存の異なる材料から形成できることに留意しなければならない。
【0050】
また、ビーズは、丸くてもよく、あるいは、卵形を有してもよい。ビーズの寸法は、各ビーズが2〜10mmの範囲の直径を有する球内に含められるように設定されている。
【0051】
本発明の原理によれば、装置の容器1は回転移動できるように装着されている。
【0052】
本実施形態によれば、容器1はフレーム7上で回転運動できるように装着され、容器1の底部は、その中心に、容器の回転軸Xと同軸に延びるピン6を有し、フレーム7は、それに関する限り、ピン6を受けるようになっている凹部70を有し、円筒状の凹部70は、ピン6を回転可能に案内するためのベアリングを形成するように寸法付けられる内径を有している。
【0053】
図1に示されるように、容器1は、垂直と水平との間で傾けられる軸Xを中心に回転運動できるように装着されている。軸Xの傾きは、用途(手、肘、足、膝など)に応じて変化でき、また、一般に軸Xが垂直に対して5°〜85°の角度を成すようになっている。
【0054】
更にまた、図3を参照すると、内壁100は、容器の内壁によるビーズの駆動を促すように、一連の起伏形態を構成する複数の均一に分布される隆起部105(図3)を有している。
【0055】
勿論、本発明の構想から逸脱することなく、容器の内壁上でのビーズの駆動を促すための他の手段を想起できる。
【0056】
容器が回転起動されるときの容器内のビーズ102の動きが図2に示されている。
【0057】
この図から分かるように、容器の回転軸の水平と垂直との間の傾いた位置は、幾つかの相へと分割され得るビーズの撹拌をもたらす傾向がある。すなわち、浴液中に存在するビーズは、それらが容器の中心領域へ向かった後にビーズが動かないで浸漬される浴液の底部へ向けて落下して戻るレベルに達するまで、容器の内壁によって容器の回転方向で上昇流れを成して駆動されることになる。
【0058】
無論、人の肢が容器内に置かれると、ビーズの撹拌が肢の周囲で起こる。この場合、複数のビーズが肢と連続的に接触する状態となり、したがって、肢のマッサージが行なわれる。
【0059】
ここで、図1を参照して、本発明に係るマッサージ装置の全体の説明を行なう。
【0060】
図1に示されるように、装置は、
−ここで前述した容器1と、
−容器1が回転可能に装着されるフレーム7と、
−フレーム7の壁に固定されるギア付きモータ4であって、容器の外壁に装着される歯付きリング2と噛み合うようになっている駆動ピニオン3を有し(図2では歯付きリング2を更にはっきりと見ることができる)、好ましくは容器の開口を画定する容器の縁部に直接に隣接して歯付きリングが外壁に結合固定される、ギア付きモータ4と、
−容器の外壁と接触した状態でかつ容器の回転を案内するようにフレームに回転自由に装着される少なくとも1つのローラ、好ましくは4つのローラと、
−装置の可動部品への自発的でないアクセス(無論、容器へのアクセスを除く)のいずれの危険をも防止するように形成されて寸法付けられるフレーム7に固定されるハウジング9と、
−容器とハウジングとの間の空間へのアクセスを妨げる上側キャップ8と、
を備えている。
【0061】
上側キャップはハウジングに取り外し可能に装着されている。
【0062】
また、容器1はフレームに取り外し可能に装着されている。実際には、キャップが存在しないときには、容器がフレーム7上の任意の手段により軸方向に保持されないようになっている。すなわち、容器は、そのピン6がフレームの円筒状の凹部70内に収容されるように配置され、ピン6はフレームの円筒状の凹部70内で自由にスライドするようになっている。同時に、容器は、歯付きリング2がギア付きモータの駆動ピニオンと噛み合うように配置され、容器の外壁がローラ5と接触している。
【0063】
したがって、キャップがフレームから取り外されると、容器に対して容易なアクセスが得られるとともに、容器をフレームから引き抜くために牽引力が軸Xに沿って容器に十分に及ぼされることになる。
【0064】
本発明の他の有利な特徴によれば、装置は、最初にビーズが浸漬される浴液を容器から抜き出し、次にビーズを容器から抜き出すための排出手段を備えている。
【0065】
この目的を達成するため、容器1の底部に排出パイプ11が設けられている。この排出オリフィスは、浴液およびビーズを容器から抜き出すことができる1つの唯一の排出手段である。
【0066】
また、排出パイプは、浴液を連続的に抜き出し(ビーズだけが容器内に保持される)、その後にビーズを抜き出すために使用される後述する手段を用いて取り付けられている。
【0067】
本実施形態によれば、排出手段は、2つのプラグ、すなわち、
−それが引き抜かれるときに浴液が容器から流出できるようにし、浴液を排出するための第1のプラグ104と、
−ビーズを保持するための手段を備える第2の排出プラグ103であって、第1のプラグが装置から引き抜かれる状態で第2の排出プラグが排出パイプ11に配置されるときに、浴液が容器から流出できるようにするとともにビーズを容器内に保持し、第2の排出プラグが排出パイプから引き抜かれるときに、ビーズを重力によって容器から除去できるようにする、第2の排出プラグ103と、
を備えている。
【0068】
図4を参照すると、第2のプラグ103は、例えば排出パイプ11に螺合されることにより直接に装着され、
−その上部のネジなど、排出パイプ11に装着するための手段をその上部に有するリング1030と、
−リングと同軸の導管の形態を成し、リングの直径よりも小さい直径を有する延出部1031と、
−導管1031を覆うべく、リング内に配置されるビーズをリングの上部と延出部1031との間で引き止めるための(好ましくはリングの底部に支持される)スクリーン1032と、
を含んでいる。
【0069】
無論、スクリーン1032はメッシュを有し、該メッシュは、その寸法がビーズの直径にしたがって設定され、それにより、これらのビーズがスクリーンのメッシュを通過するのを防止している。
【0070】
延出部1031はネジなどの装着手段を有し、該装着手段は、第1のプラグ104に設けられるネジなどの相補的装着手段と協働して、第1のプラグを延出部1031に装着して延出部を塞ぐことができるようになっている。
【0071】
したがって、この組み付け状態では、第1のプラグが第2のプラグに装着され、第2のプラグが排出パイプに装着されるため、第1のプラグが排出パイプに間接的に装着されていることになる。
【0072】
このように、容器は、2つの段階、すなわち、
−第1のプラグ104が装置から引き抜かれ、それにより、ビーズがスクリーン1032により保持される状態で浴液が容器から流出できるようにする第1の段階と、
−ビーズを重力によって容器から抜き出すために第2のプラグ103がパイプから引き抜かれる第2の段階と、
により排出されることになる。
【0073】
浴液および/またはビーズを受けるために、排出タブ10(または、幾つかのそのようなタブ)が装置に嵌め込まれている。
【0074】
図5に示される1つの特定の実施形態によれば、容器1は、それ自体がベアリング構造70に装着されるフレーム7に回転運動できるように装着されている。フレームは、それが水平軸Hを中心にベアリング構造に対して回動できるように、ベアリング構造に装着されている。この目的を達成するため、ベアリング構造は、それぞれが軸H周りの回動リンクによってフレームに結合される2つの垂直部材701を有している。このように、フレーム、したがって容器を軸H周りに回動させることができ、それにより、容器へのアクセスを非常に容易に行なうことが可能となり、容器を非常に迅速に排出することができる。無論、ベアリング構造に対するフレームの回動を妨げるための手段(図示せず)が設けられている。
【0075】
本発明に係るビーズマッサージ装置は、従来の220V電源によって給電されるようになっている。ギア付き電気モータは、容器の回転を引き起こしてこの容器の回転速度を10rpm〜50rpmの可変範囲内で調整するために使用される制御・コマンド装置と関連付けられている。
【0076】
本発明に係るマッサージ装置には、容器の高さを設定し、容器の高さを用途に適合させることができるようにするとともに、ユーザの容器へのアクセスを容易にする(下肢と上肢とではマッサージするための高さが異なる)ための手段が設けられるのが好ましい。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
浴液中に浸漬される複数のビーズを受けるようになっている容器と、ビーズが前記容器内に挿入される人の肢と接触する動きによって移動されるように前記ビーズを駆動させるための手段とを備えるビーズマッサージ装置であって、前記駆動手段は、前記ビーズが接触するようになっている容器の少なくとも1つの内壁を備え、前記容器が回転運動できるように装着されていることを特徴とする、ビーズマッサージ装置。
【請求項2】
前記容器は、垂直と水平との間で傾けられる軸を中心に回転運動できるように装着されていることを特徴とする、請求項1に記載のビーズマッサージ装置。
【請求項3】
前記容器は、前記垂直に対して5°〜85°の角度を成す傾斜軸を中心に回転運動できるように装着されていることを特徴とする、請求項2に記載のビーズマッサージ装置。
【請求項4】
前記内壁が一連の起伏形態を有していることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか一項に記載のビーズマッサージ装置。
【請求項5】
前記起伏形態が、均一に分布される隆起部により構成されていることを特徴とする、請求項4に記載のビーズマッサージ装置。
【請求項6】
前記ビーズおよび/または前記浴液を前記容器の底部から排出するための手段を備えていることを特徴とする、請求項1〜5のいずれか一項に記載のビーズマッサージ装置。
【請求項7】
前記排出手段は、前記浴液のための第1の排出プラグと、前記ビーズを前記容器内に保持するための手段が設けられる前記ビーズのための第2の排出プラグとを備えていることを特徴とする、請求項6に記載のビーズマッサージ装置。
【請求項8】
前記第1および第2のプラグが、単一の排出パイプに装着されていることを特徴とする、請求項7に記載のビーズマッサージ装置。
【請求項9】
前記第2のプラグが前記排出パイプに直接に装着され、前記第1のプラグが、前記第2のプラグに結合されつつ前記パイプに間接的に装着され、前記第2のパイプは、
a.前記排出パイプに装着されるための手段を備える上部を有しているリングと、
b.前記リングの下部にあり、前記第1のプラグを装着するための手段を有している延出部と、
c.前記上部と前記延出部との間に前記ビーズを保持するためのスクリーンと、
を有していることを特徴とする、請求項8に記載のビーズマッサージ装置。
【請求項10】
前記容器は、前記容器を回転駆動させるためにフレームベアリング手段に取り外し可能に装着されていることを特徴とする、請求項1〜9のいずれか一項に記載のビーズマッサージ装置。
【請求項11】
前記容器は、それ自体がベアリング構造に装着されるフレームに対して回転運動できるように装着され、前記フレームは、それが前記ベアリング構造に対して水平軸を中心に回動できるように前記ベアリング構造に装着されていることを特徴とする、請求項1〜10のいずれか一項に記載のビーズマッサージ装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公表番号】特表2012−520093(P2012−520093A)
【公表日】平成24年9月6日(2012.9.6)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−553373(P2011−553373)
【出願日】平成22年2月1日(2010.2.1)
【国際出願番号】PCT/EP2010/051189
【国際公開番号】WO2010/102860
【国際公開日】平成22年9月16日(2010.9.16)
【出願人】(511220810)
【Fターム(参考)】