説明

回転穿孔装置

【課題】 本発明は、金属管外面の穿孔によって形成される、曲面形状の穿孔部外側周縁において、穿孔と同時に効率よく面取り加工を行い、かつ、内面に樹脂層を有するような金属管に対しても、曲面形状の穿孔部内側周縁における十分なバリ取り作業を行えるようにする。
【解決手段】 金属管P外面の穿孔に使用する回転穿孔装置1において、曲面形状の穿孔部h外側周縁に沿うことが可能な周方向の幅を有する面取り刃4aとストッパー片4bを、2つずつドリル2軸に対して点対称位置に設け、かつそれらが一直線上に並んでいるような面取り具4を、前記ドリル2の外周面に嵌め込んだ。また、前記ドリル2に一端を固定した弓状部材5の前記ドリル2軸方向後方に、面取り刃8を前記ドリル2径方向外向きに取り付け、前記弓状部材5の他端に、自身の撓みを許容するガイド手段6を設けた。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
金属管外面の穿孔に使用する回転穿孔装置において、穿孔と同時に穿孔部の面取り、又はバリ取りを行えるものについてであり、特に内面に樹脂層を有する金属管に対応したものである。
【背景技術】
【0002】
水道管に分水栓を取り付けるにあたって、ドリルによる管外面の穿孔が行われる。しかし、穿孔部の管外面側周縁(以下、外側周縁と記載)は加工によって尖ってしまい、穿孔部に装着する止水ゴムを傷付ける恐れがある。また、止水ゴムを穿孔部に装着する際、穿孔部外側周縁に止水ゴムが引っ掛り易く、定位置に装着し難い問題もある。そのため、穿孔部外側周縁の面取り加工を行うことによってこれらへの対応が行われている。特許文献1は、平面形状のワークをドリルによって穿孔する際、穿孔部外側周縁の面取り加工が同時に行われるような回転穿孔装置について開示している。ドリル外周面に取り付けられた面取りチップが、ドリルと一体的に回転しつつ、スプリングによってワークの穿孔部外側周縁に押し付けられながら面取り加工を行うものである。また、前記面取りチップの外側にはリング状のストッパーが設けられており、前記チップによる面取り加工が所定寸法に達したとき、前記ストッパーがワークに当接して、それ以上の過剰な面取り加工を防ぐ役割を果たすのである。
【0003】
また、穿孔の対象となる金属管Pの内面が樹脂層p2を有しているとき、図11のように穿孔部hの管内面側周縁(以下、内側周縁と記載)にバリbが発生する。これは、穿孔熱によって溶け出した樹脂によるもので、バリbのある穿孔部hに止水ゴムgを介して分水栓等を取り付けると、図12のように管Pとゴムgの間に水の侵入する隙間sが生じ、管Pに錆が発生する原因となる。このため、内面に樹脂層p2を有している金属管Pを穿孔する場合、穿孔作業の後、特許文献2記載のような面取り具を使用した、穿孔部h内側周縁に対するバリ取り作業が行われる。尚、特許文献3は、ホールカッターの外周にバリ取りチップを取り付け、穿孔と同時に穿孔部内側周縁のバリ取り作業を行うことのできる、回転穿孔装置について開示している。
【特許文献1】実開平6−39313号公報
【特許文献2】実開平5−63720号公報
【特許文献3】特開2002−292512号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところが、特許文献1、3記載の回転穿孔装置は、平面形状のワークに対応したものであり、金属管のように曲面を有するワークに対しては適用できない、もしくは適用し難いという問題がある。第1に、特許文献1のドリルに取り付けられた前記リング状のストッパーは、金属管の穿孔部において面接触をすることができず、ストッパーの役割を果たすことができない。
【0005】
第2に、特許文献3の装置で金属管の穿孔部内側周縁のバリ取り作業、もしくは面取り加工を行う場合、前記内側周縁は前記外側周縁と同様、鞍状の曲面を形成するため、回転しているチップを頻繁に上下動させる必要がある。そのため、加工中のチップは、平面形状のワークのバリ取り作業(面取り加工)を行う場合よりも頻繁に変形し、安定した加工を阻害しかねない。
【0006】
本願発明は、金属管外面の穿孔によって形成される、曲面形状の穿孔部外側周縁において、穿孔と同時に効率よく面取り加工(バリ取り作業)を行うことを第1の課題とし、内面に樹脂層を有するような金属管に対しても、曲面形状の穿孔部内側周縁における十分なバリ取り作業(面取り加工)を行うことを第2の課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
金属管外面の穿孔に使用する回転穿孔装置において、ドリルによって形成された管穿孔部を通過するときに前記穿孔部外側周縁の面取り加工を行う面取り具が前記ドリル外面に取り付けられ、前記面取り具には、前記外側周縁の曲面形状に沿うことが可能な周方向の幅を有する面取り刃、ストッパー片が突出形成され、これらが前記ドリル軸と交わる一直線上に並んでいるようにしたのである。このようにすることで、曲面を形成する穿孔部外側周縁に対してでも過剰な面取り加工を行わずに済み、穿孔部周縁を所定の面取り形状に形成することを可能にする。
【0008】
更に、一端を前記ドリルに固定され前記ドリルによって形成された管穿孔部を通過するときに前記穿孔部内側周縁のバリ取り作業または面取り加工を行う面取り手段を有するとともに、前記面取り手段の他端と前記ドリルとの間に前記面取り手段の撓みを許容するガイド手段を設けることにより、例えば、穿孔の対象となる金属管の内面が樹脂層を有しているとき、バリ取り作業(面取り加工)をスムースかつ安定して行うことができる。
【0009】
前記ドリルによって形成された管穿孔部を通過する際、前記穿孔部内側周縁のバリ取り作業または面取り加工を行う面取り刃を前記ドリル軸方向前方に有し、前記穿孔部外側周縁のバリ取り作業または面取り加工を行う面取り刃を前記ドリル軸方向後方に有する弓状部材を、一端をドリルに固定して設けるとともに、前記弓状部材の他端と前記ドリルとの間に前記弓状部材の撓みを許容するガイド手段を設けることにより、例えば、金属管の内外面に樹脂層を有している場合、簡単な構造で前記穿孔部周縁の面取り加工(バリ取り作業)をスムースかつ安定して行うことができる。
【発明の効果】
【0010】
本願発明は、穿孔と同時に面取り加工(バリ取り作業)を行う回転穿孔装置において、曲面形状に追随して行えるとともに、加工時の安定性も非常に高いものとなり、工数低減に十分寄与できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
本願発明の第1実施例を図1から図8に基づいて説明する。本実施例は、内面を樹脂層p2とし外面を金属層p1とする金属管Pを対象とした、金属管外面を穿孔するための回転穿孔装置1である。
【0012】
回転穿孔装置1は、ドリル2に形成された外周面一部切欠き2aに面取り手段である弓状部材5が取り付けられている。そして、前記弓状部材5と干渉しないように、切欠き4eを前記切欠き2aに重ね合わせた状態で、前記ドリル2外周面に面取り具4を嵌め込んでいる。前記ドリル2の係合部2cには主軸3が嵌め込まれており、前記主軸3と前記面取り具4の上端フランジ4cとの間にはスプリング7が取り付けられている。また、前記面取り具4は、前記ドリル2に凸設されたピン2bへ長孔4dを嵌め合わせることによって回転止めを行い、前記ドリル2に対して上下方向にだけ摺動できるようにしている。
【0013】
図3、図4に示されるように、前記面取り具4は、筒状下端部4fに面取り刃4a、ストッパー片4bをドリル軸に対して2つ点対称位置に突出形成し、これらを一直線上に並べている。前記面取り刃4aは前記ストッパー片4bの内側に形成されており、両者とも、形成される穿孔部h外側周縁の曲面形状に沿うことができるように周方向(図3(b)の矢印方向)の幅が設定されている。前記筒状下端部4fにおいて、前記面取り刃4a、前記ストッパー片4bの形成されていない箇所は、両者に対してなだらかなR形状に凹んでいる。但し、前記切欠き4eによって筒状下端部4fは一部が切欠かれている。
【0014】
前記弓状部材5は、前記ドリル2径方向外向きに弓なり形状となるよう、その上端部5aにおいて前記切欠き2aに取り付けられている。そして、その頂5bを前記ドリル2外形から突出させ、前記頂5bより後方(ドリル先端と反対側)に面取り刃8を前記ドリル2径方向外向きに取り付けている。また、前記弓状部材5と前記ドリル2との間には、前記弓状部材5の撓みを許容するガイド手段6を設けており、本実施例では、前記弓状部材5の先端に端部開口の溝9を形成するとともに前記切欠き2aに前記溝9と係合する止めボルト10を設けている。前記ガイド手段6を設けることによって、前記弓状部材5の撓む際に生じる動きを許容しつつ前記弓状部材5の安定性を常に得られるようにしている。
【0015】
本実施例の回転穿孔装置1の作用を、図6〜図8を使用して説明する。ドリルによって金属管Pを外面から穿孔した後、図6に示されるように、装置1とともに回転前進する前記弓状部材5は穿孔部hに入る。前記弓状部材5は、前記穿孔部hに入る際、通常、その前記頂5bが前記ドリル2外形から突出しているため、前記穿孔部h内壁から外力が加わり、ドリル径方向内側に撓む。その際、前記溝9内に前記止めボルト10が係合した状態で、前記弓状部材5の先端部が前進する。
【0016】
そして、図7に示すように、前記弓状部材5が前記穿孔部hに入った後、装置1とともに回転している前記面取り具4が、前記穿孔部h外側周縁に接触すると、その面取り加工を開始する。この面取り加工は、前記穿孔部h外側周縁が鞍状の曲面を形成しているため、前記面取り具4を上下動させながら行われる。その際、前記面取り具4は、前記スプリング7によって前記外側周縁に押し付けられ、確実な面取り加工を可能にする。
【0017】
前記筒状下端部4fには、穿孔部h外側周縁の曲面形状に沿うことが可能な周方向の幅を有する前記面取り刃4aと前記ストッパー片4bが2つずつドリル軸に対して点対称位置に突出形成され、かつ、これらが一直線上に並んでいるため、前記面取り刃4aと前記ストッパー片4bは、常に前記外側周縁に当接していることができる。前記面取り刃4aによって、同じ高さにある前記外側周縁の点対称位置を同時に加工しつつ、前記ストッパー片4bが前記面取り刃4aの外側において管Pに当接することにより過剰な加工を防止するのである。本実施例では前記面取り刃4aと前記ストッパー片4bはそれぞれ2つずつ設けられているが、前記面取り刃4aまたは前記ストッパー片4bを1つにしてもよく、これらが前記ドリル2軸と直交する一直線上に並んでいるようにすればよい。但し、本実施例の場合、装置1の姿勢がより安定するので好ましい。また、前記面取り具4は筒状部材でなくてもよく、金属面を加工できる程度の前記ドリル2への結合状態が満たされておればよい。
【0018】
前記穿孔部h外側周縁の面取り加工が終了すると、前記ドリル2を回転させながら前記穿孔部hから後退させる。前記ドリル2を引き上げる際、前記弓状部材5が再度前記穿孔部hに入るが、このとき、図8に示すように、前記頂5bより後方の前記面取り刃8が前記穿孔部h内側周縁に接触するため、前記樹脂層p2に付着したバリの除去が行われる。そして、前述と同様、前記弓状部材5は、前記穿孔部hに入る際、前記ドリル2径方向内側に撓むため、前記溝9内に前記止めボルト10を係合した状態で、その先端部が前進する。前記内側周縁は鞍状の曲面を形成するため、前記面取り刃8を上下動させながらバリ取りを行わなければならず、前記弓状部材5を頻繁に撓ませることになるが、前記溝9と前記ボルト10との係合が、前記弓状部材5を安定させ、補強することとなる。バリ取りが終了すると、引き続き前記内側周縁の面取り加工が行われる。面取り加工の詳細は、バリ取りの方法と同様なので省略する。但し、面取り加工は必要性に応じて省略してもよい。
【0019】
本願発明の第2実施例は、図9に示すように、金属層p1の内外面に樹脂層p2を有する金属管Pを対象とした、金属管外面を穿孔するための回転穿孔装置1である。このような金属管Pは、内外面の樹脂層p2が互いに同程度の硬度であり、かつ金属層p1より遥かに硬度が低いため、面取り加工に必要な負荷は、第1実施例のように金属層p1の面取り加工を行うときのそれと比較して非常に小さくて済む。従って、本実施例では、前記弓状部材5の前記頂5bより前方(ドリル先端側)にも、面取り刃11をドリル径方向外向きに取り付けており、前記面取り具4に代わって前記穿孔部h外側周縁を加工するのである。
【0020】
ドリルによって金属管Pを外面から穿孔した後、第1実施例と同様、装置1の回転前進に伴って前記弓状部材5が穿孔部hに入るが、このとき、前記面取り刃11が前記穿孔部h外側周縁に接触するため、バリ取り及び面取り加工が行われる。この場合にも、前述したように、前記溝9と前記ボルト10との係合が、前記弓状部材5を安定させ、補強することとなる。他の作用は、第1実施例と同様なので説明を省略する。但し、図8には、前記ピン2bが前記ドリル軸2に凸設されていないが、予め前記ピン2bを前記ドリル2に凸設したものを使用してもよく、内面のみ樹脂層p2を有する金属管Pと、内外面に樹脂層p2を有する金属管Pの両方を工事の対象とするとき等、前記面取り具4を着脱できるようにしておけば大変便利である。
【0021】
本願発明の第3実施例は、第2実施例と同様、金属層p1の内外面に樹脂層p2を有する金属管Pを対象とした、金属管外面を穿孔するための回転穿孔装置1である。本実施例は、図10に示すように、ホールカッター13を穿孔手段にもつもので、筒型のホールカッター13の内部にはセンタードリル14が取り付けられ、本体部12の壁面には弓状部材15の一端が取り付けられている。尚、前記弓状部材15の頂15bの前方と後方にそれぞれ面取り刃15a、15cをドリル径方向外向きに備えており、前記弓状部材15の他端は、前記ホールカッター13の壁面に穿設された斜面16との間で前記弓状部材15の撓みを許容するガイド手段6を形成している。
【0022】
本実施例の回転穿孔装置1の作用を説明する。前記センタードリル14によって位置決めの穿孔を行い、続いて、前記ホールカッター13によって所定の大きさの穿孔が行われる。前記ホールカッター13による穿孔が終了して、そのまま装置1を回転前進させると、前記弓状部材15の前記面取り刃15aが穿孔部h外側周縁に接触し、バリ取り及び面取り加工が行われる。このとき、ドリル径方向内側への撓みによる前記弓状部材15の動きを前記斜面16によって円滑にガイドされるため、前記弓状部材15の動きは安定し、加工の精度を保持することができる。
【0023】
そして、前記弓状部材15の前記面取り刃15cが前記穿孔部h内側よりも前進したところで、回転を止めずに装置1を後退させる。その結果、前記穿孔部h内側周縁に前記面取り刃15cが接触し、バリ取り及び面取り加工が行われる。但し、面取り加工は必要性に応じて省略してもよい。このときも、前記弓状部材15は、前記斜面16によって円滑にガイドされるため、前記弓状部材15の動きは安定し、加工の精度を保持することができる。
【0024】
以上、本願発明について3つの実施例を説明してきたが、本願発明がこれらの実施例に限定されないことは言うまでも無い。例えば、第1、第2実施例において、面取り刃の撓みを許容するガイド手段6について、前記溝9を前記弓状部材5に形成し、前記止めボルト10を前記ドリル2に取り付けているが、それらは逆であってもよい。前記止めボルト10についてもこれに限定されるものではなく、前記溝9と嵌合する凸設物であれば何でもよい。また、第1実施例では、前記弓状部材5の前記頂5bより後方に面取り刃8を取り付ける構成を採用したが、前記弓状部材5を用いなくても、前記ドリル2によって形成された穿孔部hを通過するときに前記穿孔部h内側周縁のバリ取りまたは面取り加工を行えるように面取り手段が構成されているものであればよい。尚、第3実施例のガイド手段に前記溝9と前記弓状部材5を採用してもよい。
【0025】
本願発明は、主に内面に樹脂層を有する金属管を対象としているが、一般的な金属管に使用しても何ら問題はない。そのような場合、内面に樹脂層がないため、穿孔部内側周縁にバリが発生し難く、前記面取り刃8を設けた前記弓状部材等の面取り手段が不必要であり、前記面取り具4さえ備えておれば十分である。また、金属管の内外面層の材質によって面取り刃の材質、刃先の角度を変更するのが望ましく、前記面取り具4、前記弓状部材5、15に対して着脱自在に設けることが望ましい。
【図面の簡単な説明】
【0026】
【図1】本願発明の第1実施例の正面図
【図2】(a)第1実施例のドリル部分の正面図 (b)第1実施例のドリル部分の側面図
【図3】(a)第1実施例の面取り具の正面図 (b)第1実施例の面取り具の底面図 (c)第1実施例の面取り具の部分拡大図
【図4】第1実施例の面取り具の斜視図
【図5】第1実施例の弓状部材の図
【図6】第1実施例の作用図
【図7】第1実施例の作用図
【図8】第1実施例の作用図
【図9】本願発明の第2実施例の正面図
【図10】(a)本願発明の第3実施例の正面断面図 (b)本願発明の第3実施例の側面図
【図11】バリの発生の状態図
【図12】(a)バリの発生の状態図 (b)拡大図
【符号の説明】
【0027】
1.回転穿孔装置
2.ドリル
2a.切欠き
2b.ピン
2c.係合部
3.主軸
4.面取り具
4a.面取り刃
4b.ストッパー片
4c.上端フランジ
4d.長孔
4e.切欠き
4f.筒状下端部
5.弓状部材
5a.上端部
5b.頂
6.ガイド手段
7.スプリング
8.面取り刃
9.溝
10.ボルト
11.面取り刃
12.本体部
13.ホールカッター
14.センタードリル
15.弓状部材
15a、15c.面取り刃
15b.頂
16.斜面
P.金属管
p1.金属層
p2.樹脂層
h.穿孔部
b.バリ
g.ゴム
s.隙間

【特許請求の範囲】
【請求項1】
金属管外面の穿孔に使用する回転穿孔装置において、ドリルによって形成された管穿孔部を通過するときに前記穿孔部外側周縁の面取り加工を行う面取り具が前記ドリル外面に取り付けられ、前記面取り具には、前記外側周縁の曲面形状に沿うことが可能な周方向の幅を有する面取り刃、ストッパー片が突出形成され、これらが前記ドリル軸と交わる一直線上に並んでいることを特徴とする、回転穿孔装置。
【請求項2】
請求項1記載の回転穿孔装置において、一端を前記ドリルに固定され前記ドリルによって形成された管穿孔部を通過するときに前記穿孔部内側周縁のバリ取り作業または面取り加工を行う面取り手段を有するとともに、前記面取り手段の他端と前記ドリルとの間に前記面取り手段の撓みを許容するガイド手段を設けたことを特徴とする、回転穿孔装置。
【請求項3】
金属管の外面に穿孔を行うために使用される回転穿孔装置において、前記ドリルによって形成された管穿孔部を通過する際、前記穿孔部内側周縁のバリ取り作業または面取り加工を行う面取り刃を前記ドリル軸方向前方に有し、前記穿孔部外側周縁のバリ取り作業または面取り加工を行う面取り刃を前記ドリル軸方向後方に有する弓状部材を、一端をドリルに固定して設けるとともに、前記弓状部材の他端と前記ドリルとの間に前記弓状部材の撓みを許容するガイド手段を設けたことを特徴とする、回転穿孔装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【公開番号】特開2010−110840(P2010−110840A)
【公開日】平成22年5月20日(2010.5.20)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−283883(P2008−283883)
【出願日】平成20年11月5日(2008.11.5)
【出願人】(000142595)株式会社栗本鐵工所 (566)
【Fターム(参考)】