説明

回転電機及び集中巻コイル

【課題】回転電機及びその集中巻コイルにおいて、平角線を用いて占積率の向上を図りながら、絶縁性能を確保することである。
【解決手段】回転電機10は、隣接するティース18で区画されるスロットを複数有するステータコア12と、断面が矩形形状の導線24,34に一様厚さの絶縁皮膜26,36を被覆する平角線22,32を用いてステータコア12の各ティース18に巻回される集中巻コイル20,30とを備え、平角線22,32の断面形状は、同一スロットに配置される他の集中巻コイルと対向する側の隅部を切り欠いた切り欠き隅部28,38を有する。ティースは、ステータコアの周方向に沿って測ったティース幅が、ティース先端側の方がステータコアの根元側よりも小さいテーパティースであってもよい。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、回転電機及び集中巻コイルに係り、特に、平角線を用いる集中巻コイルが巻回されるステータコアを有する回転電機と、それに用いられる集中巻コイルに関する。
【背景技術】
【0002】
回転電機の固定子にはコイルが巻回される。具体的には、固定子に複数のスロットが設けられ、隣接するスロットの間のティースと呼ばれる突出部に導線が巻回される。限られたスロットの間に多くの導線を巻回することで、コイルの占積率が向上し、小型の回転電機となる。ここで、コイル導線として、断面形状が円形の丸線よりも、断面形状が矩形の平角線の方が占積率の向上が図りやすい。
【0003】
例えば、特許文献1には、製作が容易な集中巻線式ステータとして、複数の集中巻線部を同一の平角線で連続成形することが述べられている。このようにして成形された複数の集中巻線部を、各相分の数だけ製作し、これをステータの周方向にずらして並べることで、多相ステータを得ることができる。
【0004】
特許文献2には、集中巻き型ステータを有する車両用回転電機において、周方向の幅が径方向に沿って同じ寸法のティースの根元側から先端側に向かって平角線を一層巻き、先端側のところで折り返して、その一層の上にティースの先端側から根元側に向かってもう一層巻く二層巻の集中巻きコイルが述べられている。ここでは、先端側の折り返しのところで、コイルエンドが突き出さないように、二層目の巻線をティースの根元側に対し押し下げ、押し上げることが開示されている。
【0005】
特許文献3には、モータ用コイルのスロット内占積率を向上させるために四角錐の頭部を切除した形状のコイルを用いることが述べられている。このような異形コイルは、螺旋コイルを軸方向にプレスして成形し、内径側のコイルは厚さが大きく幅が狭く、外径側のコイルは厚さが薄く幅が大きくなるようにする。このようにして成形したコイルは、内径側で磁界の変化を大きく受け、コイル厚さが厚いこともあって、渦電流損が大きくなることを指摘している。ここでは、1つの巻線を、薄い絶縁層で覆われた薄い帯状の導体部を積層して渦電流を抑制し最外周を厚い絶縁層で覆う構成が開示されている。
【0006】
特許文献4には、角部が絶縁皮膜から露出することのない絶縁平角電線として、長方形断面の平角導体を径大きな皮剥きダイスあるいは丸線用伸線ダイスの内径に押し付けて、角部角度が120度以上を有する多角形形状とすることが開示されている。
【0007】
特許文献5には、電気機器巻線において、基導体を6縦列して第1の導体群を形成し、同様に、基導体を6縦列して第2の導体群を形成し、各基導体において、他の導体群と向かい合う対向面の絶縁層を他の部位よりも厚くすることが述べられている。このようにするには、静電流動法で導体の全部位に付着させた粉体樹脂を、導体の撚回によって特定部位に集散させて焼付処理することが開示されている。
【0008】
特許文献6には、特許文献2には、コイル用の平角線において、ティース側の側面にのみ自己融着層を設けることで、絶縁性を確保しながら、占積率を向上させることが述べられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0009】
【特許文献1】特開2010−16970号公報
【特許文献2】特開2006−20490号公報
【特許文献3】特開2006−158024号公報
【特許文献4】特開2004−134113号公報
【特許文献5】特開昭60−234439号公報
【特許文献6】特開2009−225507号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
平角線を用いることで、丸線等に比較して集中巻コイルとしての占積率の向上を図ることができるが、平角線の場合、隅部が突き出すので、隣接する集中巻コイルの間で、対向する平角線の間の間隔が狭くなる。その場合、その狭い間隔のところで絶縁性能が低下する。
【0011】
本発明の目的は、平角線を用いて占積率の向上を図りながら、絶縁性能を確保できる回転電機及び集中巻コイルを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0012】
本発明に係る回転電機は、隣接するティースで区画されるスロットを複数有するステータコアと、断面が矩形形状の導線に一様厚さの絶縁皮膜を被覆する平角線を用いてステータコアの各ティースに巻回される集中巻コイルと、を備え、平角線は、同一スロットに配置される他の集中巻コイルと対向する側の隅部を切り欠いた断面形状を有することを特徴とする。
【0013】
また、本発明に係る回転電機において、ティースは、ステータコアの周方向に沿って測ったティース幅が、ティース先端側の方がステータコアの根元側よりも小さいテーパティースであることが好ましい。
【0014】
また、本発明に係る集中巻コイルは、断面が矩形形状の導線に一様厚さの絶縁皮膜を被覆する平角線を巻回する集中巻コイルであって、矩形形状の4つの隅部のうち、1つの隅部を切り欠いた切り欠き隅部を有する断面形状の平角線を用い、切り欠き隅部が巻回の外周側に来るように巻回されたことを特徴とする。
【0015】
また、本発明に係る集中巻コイルにおいて、巻回の差し渡し幅が、巻回の軸方向に沿って大きい幅から小さい幅に変化するテーパティース巻回用のコイルであることが好ましい。
【発明の効果】
【0016】
上記構成により、回転電機は、断面が矩形形状の導線に一様厚さの絶縁皮膜を被覆する平角線を用い、平角線は、同一スロットに配置される他の集中巻コイルと対向する側の隅部を切り欠いた断面形状を有する。これによって、隣接する集中巻コイルの間で、対向する平角線の間の間隔が狭くなることを抑制できるので、占積率の向上を図りながら、絶縁性能を確保できる。
【0017】
また、回転電機において、ティースがテーパティースであっても、隣接する集中巻コイルの間で、対向する平角線の間の間隔が狭くなることを抑制できる。これによって、テーパティースを用いることによって、さらに占積率の向上を図ることができ、併せて、絶縁性能を確保できる。
【0018】
また、集中巻コイルは、断面が矩形形状の導線に一様厚さの絶縁皮膜を被覆する平角線の4つの隅部のうち、1つの隅部を切り欠いた切り欠き隅部を有する断面形状の平角線を用い、切り欠き隅部が巻回の外周側に来るように巻回される。これにより、回転電機の同一スロットに配置される他の集中巻コイルとの間で、対向する平角線の間の間隔が狭くなることが抑制できる。
【0019】
また、集中巻コイルがテーパティース巻回用のコイルであっても、隣接する集中巻コイルの間で、対向する平角線の間の間隔が狭くなることを抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【0020】
【図1】本発明に係る実施の形態の回転電機において、同一スロットに配置される集中巻コイルの間の関係を示す図である。
【図2】本発明に係る実施の形態の回転電機において、整列巻の集中巻コイルの場合について、同一スロットに配置される集中巻コイルの間の関係を示す図である。
【図3】比較のために、図2と同じステータコアに、従来技術の平角線を用いた集中巻コイルを配置した場合を示す図である。
【図4】本発明に係る実施の形態の回転電機において、テーパ状巻の集中巻コイルの場合について、同一スロットに配置される集中巻コイルの間の関係を示す図である。
【図5】比較のために、図2と同じステータコアに、従来技術の平角線を用いた集中巻コイルを配置した場合を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0021】
以下に図面を用いて本発明に係る実施の形態につき詳細に説明する。以下では、回転電機として、車両に搭載される回転電機を説明するが、車両搭載以外に用いられるものでもよい。以下で説明するティースの形状、スロットの形状、集中巻コイルの巻き数、平角線の矩形形状等は、説明のための例示であって、回転電機、集中巻コイルの仕様に応じ、適宜変更が可能である。
【0022】
以下では、全ての図面において同様の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。また、本文中の説明においては、必要に応じそれ以前に述べた符号を用いるものとする。
【0023】
図1は、車両搭載用の回転電機10のうち、固定子について示す図である。ここでは、固定子を構成するステータコア12と、ステータコア12のティース18に巻回されるコイルがステータコア12の軸方向両端に突き出るコイルエンド14,16が図示されている。
【0024】
ティース18は、ステータコア12にコイル巻線を巻回するために設けられる突出部である。実際には、隣接するティースによって区画されるスロット40(図2参照)がステータコア12の周方向に複数設けられ、1つのティース18の両側のスロット40に導線が通されて、そのティース18に導線が巻回されてコイルとなる。したがって、1つのスロット40には、隣接する2つのコイルが配置されることになる。
【0025】
図1には、Aの部分として、隣接するティース18にそれぞれ巻回された2つの集中巻コイル20,30が抜き出されて示されている。集中巻コイル20,30は、断面が矩形形状の導線に一様厚さの絶縁皮膜を被覆する平角線を用いてステータコア12の各ティース18に巻回されるコイルである。
【0026】
ステータコア12は、図1に示されるように円環状の部材であるので、ティース18はその円環状において、放射状に形成される。そこで、2つの集中巻コイル20,30も、平行配置ではなく、放射状に配置される。すなわち、隣接する2つの集中巻コイル20,30の巻線間の距離は、ティース18の根元側と、先端側とで異なり、図1に示されるように、ティース18の先端側で狭くなる。対向して配置される巻線間の距離が狭くなると、集中巻コイル20,30の絶縁性能が低下する。
【0027】
図1には、Bの部分として、集中巻コイル20,30のティース18の先端側における巻線について、平角線22,32の断面図が示されている。集中巻コイル20,30に用いられる平角線22,32は同じものであるので、最初に平角線22について説明する。平角線22は、断面が矩形形状の導線24に、一様厚さの絶縁皮膜26が被覆された絶縁皮膜付き導線である。ここで、平角線22の断面形状は、矩形形状の4つの隅部のうち、1つの隅部を切り欠いた切り欠き隅部28を有する。平角線22は、一様厚さの絶縁皮膜を有するので、導線24の断面形状が切り欠き隅部を有することになる。
【0028】
集中巻コイル20は、切り欠き隅部28が巻回の外周側に来るように巻回される。これによって、同一スロットに配置されるもう1つの集中巻コイル30と対向する側に、切り欠き隅部28が来る。
【0029】
集中巻コイル30の平角線32も、同様に、断面が矩形形状の導線34に、一様厚さの絶縁皮膜36が被覆された絶縁皮膜付き導線である。ここで、平角線32の断面形状は、矩形形状の4つの隅部のうち、1つの隅部を切り欠いた切り欠き隅部38を有する。そして、集中巻コイル30も、切り欠き隅部38が巻回の外周側に来るように巻回される。これによって、同一スロットに配置される先ほどの集中巻コイル20と対向する側に、切り欠き隅部38が来る。
【0030】
このように、回転電機10においては、矩形形状の4つの隅部のうち、1つの隅部を切り欠いた切り欠き隅部を有する断面形状の平角線22,32を用い、切り欠き隅部28,38が巻回の外周側に来るように巻回された集中巻コイル20,30が配置される。換言すれば、平角線22,32は、同一スロットに配置される他の集中巻コイルと対向する側の隅部を切り欠いた断面形状を有している。これによって、集中巻コイル20,30の間の対向する距離が広くなるので、絶縁性能を確保できる。
【0031】
図2は、ステータコア12の周方向に沿って測ったティース幅が、ティース先端側とステータコア12の根元側とでほぼ同じである一般的なティース18に整列巻によって巻回された集中巻コイル20,30のスロット40における様子を説明する図である。ここでは、回転電機10のステータコア12の1つのスロット40が示されている。スロット40は、集中巻コイル20,30の巻線が通される穴で、隣接するティース18によって区画された空間である。集中巻コイル20は、円環状の巻きについて図面でいえば右半分の巻きが示され、集中巻コイル30も円環状の巻きについて図面でいえば左半分の巻きが示されている。
【0032】
図1で説明したように、集中巻コイル20の平角線22は、導線24の周囲に一様厚さの絶縁皮膜26が被覆されている。そして、平角線22の断面形状は、矩形形状の4つの隅部のうち、1つの隅部を切り欠いた切り欠き隅部28を有する。同様に、集中巻コイル30の平角線32は、導線34の周囲に一様厚さの絶縁皮膜36が被覆されている。そして、平角線32の断面形状は、矩形形状の4つの隅部のうち、1つの隅部を切り欠いた切り欠き隅部38を有する。
【0033】
図2には、集中巻コイル20と集中巻コイル30の間で、互いに対向する平角線22,32の間の間隔がS2で示されている。このS2は、切り欠き隅部28,38によって広げられているが、そのことは、図3と比較することでよく分かる。
【0034】
図3は、図2と同じステータコア12において、切り欠き隅部を有しない一般的な矩形形状の断面を有する平角線52,62を用いて、ティース18に集中巻コイル50,60を巻回したときの様子を示す図である。集中巻コイル50,60に用いられる平角線52,62は、導線54,64の周りに、図2の平角線22,32の絶縁皮膜26,36と同じ厚さの絶縁皮膜56,66が被覆される。平角線52,62の断面形状は、切り欠き隅部を有しないことを除いて、図2で説明した平角線22,32と同じ長さの長辺と短辺を有する。
【0035】
図3には、集中巻コイル50と集中巻コイル60の間で、互いに対向する平角線52,62の間の間隔がS1で示されている。図2と比較して、切り欠き隅部28,38が設けられない分だけ、S1はS2より短い間隔となっている。換言すれば、図2の構成では、切り欠き隅部28,38が設けられた分だけ、S2はS1より広げられている。これにより、同じスロット40の中で、対向する平角線22,32の間の絶縁性能が、図3で示される従来技術の場合よりも向上する。
【0036】
図4は、ステータコア13の周方向に沿って測ったティース幅が、ティース先端側の方がステータコア13の根元側よりも小さく、根元側から先端側に向かって先細りとなるテーパ状のティース72にテーパ状巻によって巻回された集中巻コイル80,90のスロット70における様子を説明する図である。ステータコア13はテーパ状のティース72を有するので、スロット70は、ステータコア13の周方向に沿って測ったスロット幅が、ティース先端側とステータコア13の根元側とでほぼ同じである。これを集中巻コイル80,90の観点から見ると、集中巻コイル80,90は、テーパティース巻回用のコイルであって、巻回の差し渡し幅が、巻回の軸方向に沿って大きい幅から小さい幅に変化する。
【0037】
集中巻コイル80,90に用いられる平角線82,92は、図1、図2で説明した平角線22,32と同じものである。すなわち、平角線82,92は、それぞれ、導線84,94の周囲に一様厚さの絶縁皮膜86,96が被覆されている。そして、平角線82,92の断面形状は、それぞれ、矩形形状の4つの隅部のうち、1つの隅部を切り欠いた切り欠き隅部88,98を有する。
【0038】
図4には、集中巻コイル80と集中巻コイル90の間で、互いに対向する平角線82,92の間の間隔がS4で示されている。このS4は、切り欠き隅部88,98によって広げられているが、そのことは、図5と比較することでよく分かる。
【0039】
図5は、図4と同じステータコア13において、切り欠き隅部を有しない一般的な矩形形状の断面を有する平角線102,112を用いて、ティース72に集中巻コイル100,110を巻回したときの様子を示す図である。集中巻コイル100,110に用いられる平角線102,112は、図3で説明した平角線52,62と同じものである。すなわち、平角線102,112は、それぞれ、導線104,114の周囲に一様厚さの絶縁皮膜106,116が被覆されている。そして、平角線102,112の断面形状は、切り欠き隅部を有しないことを除いて、図4で説明した平角線82,92と同じ長さの長辺と短辺を有する。
【0040】
図5には、集中巻コイル100と集中巻コイル110の間で、互いに対向する平角線102,112の間の間隔がS3で示されている。図4と比較して、切り欠き隅部88,98が設けられない分だけ、S3はS4より短い間隔となっている。換言すれば、図4の構成では、切り欠き隅部88,98が設けられた分だけ、S4はS3より広げられている。これにより、同じスロット70の中で、対向する平角線82,92の間の絶縁性能が、図5で示される従来技術の場合よりも向上する。
【産業上の利用可能性】
【0041】
本発明に係る回転電機及び集中巻コイルは、平角線を用いる回転電機及びそれに用いられる集中巻コイルに利用できる。
【符号の説明】
【0042】
10 回転電機、12,13 ステータコア、14,16 コイルエンド、18,72 ティース、20,30,50,60,80,90,100,110 集中巻コイル、22,32,52,62,82,92,102,112 平角線、24,34,54,64,84,94,104,114 導線、26,36,56,66,86,96,106,116 絶縁皮膜、28,38,88,98 切り欠き隅部、40,70 スロット。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
隣接するティースで区画されるスロットを複数有するステータコアと、
断面が矩形形状の導線に一様厚さの絶縁皮膜を被覆する平角線を用いてステータコアの各ティースに巻回される集中巻コイルと、
を備え、
平角線は、
同一スロットに配置される他の集中巻コイルと対向する側の隅部を切り欠いた断面形状を有することを特徴とする回転電機。
【請求項2】
請求項1に記載の回転電機において、
ティースは、
ステータコアの周方向に沿って測ったティース幅が、ティース先端側の方がステータコアの根元側よりも小さいテーパティースであることを特徴とする回転電機。
【請求項3】
断面が矩形形状の導線に一様厚さの絶縁皮膜を被覆する平角線を巻回する集中巻コイルであって、
矩形形状の4つの隅部のうち、1つの隅部を切り欠いた切り欠き隅部を有する断面形状の平角線を用い、切り欠き隅部が巻回の外周側に来るように巻回されたことを特徴とする集中巻コイル。
【請求項4】
請求項3に記載の集中巻コイルにおいて、
巻回の差し渡し幅が、巻回の軸方向に沿って大きい幅から小さい幅に変化するテーパティース巻回用のコイルであることを特徴とする集中巻コイル。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2013−5652(P2013−5652A)
【公開日】平成25年1月7日(2013.1.7)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−136393(P2011−136393)
【出願日】平成23年6月20日(2011.6.20)
【出願人】(000003207)トヨタ自動車株式会社 (59,920)
【Fターム(参考)】