説明

固体コア光ファイバ心線

本発明は、光導波路技術で光信号を伝送するために使用され、かつ、照明の目的で光を伝送するためにも使用される固体コア光ファイバ心線(1)に関する。固体コア光ファイバ心線(1)は、被覆(3)を有するガラスファイバ(2)を有する。被覆(3)は、ポリエーテルエーテルケトンと、0.08μm〜12μmの粒径で、少なくとも10重量パーセント、および最大40重量パーセント添加混合される無機充填材との混合物を有する。被覆(3)の外径は0.2mm〜1.2mmである。被覆(3)の外径Dとガラスファイバ(2)の直径dとの比率D/dは2〜6である。ガラスファイバ(2)への被覆(3)の圧力は、ガラスファイバ(2)と被覆(3)との間の相対運動が実質的に生じ得ない程度である。

【発明の詳細な説明】
【発明の詳細な説明】
【0001】
本発明は、光導波路技術において、光信号を伝送するために使用され、かつ、例えば最小侵襲外科手術といった医療分野でも照明または処置の目的で光を伝送するためにも使用される固体コア光ファイバ心線に関する。
【0002】
光導波路は、以下においてファイバと称されるガラスまたはプラスチック製の光伝送媒体を有する。ファイバを保護するために、ファイバは、材料および構造をファイバの保護要求に適合させた被包を備えている。例えば欧州特許第1456704号(B1)に記載されている固体コア光ファイバ心線では、被包がファイバの被膜(いわゆるコーティング)に直接被着される。これには押出し法が導入されている。欧州特許第1456704号(B1)に記載されている固体コアファイバ心線の構造は、被包がファイバ上を滑動することを出発点としている。このために、被包には、この滑動特性をもたらす、例えば滑石、またはテフロンの中間層などの成分が添加される。
【0003】
しかし、被包内でのファイバの滑動が望ましくない用途もある。例えば独国特許第102004045775号(B4)には、特に車両のエンジンルーム内で生じるような温度変動時に被包がファイバに対して変位し、すなわち、ファイバと被包との間の相対運動が生じることが記載されている。その原因は、ファイバ材料と被包の材料の膨張係数が異なることである。この現象は「ピストニング」と称され、信号伝送の品質に悪影響を及ぼすが、それは、被包に対するファイバの変位により、結合箇所においてファイバ端部が剥離してしまうからである。そのため、ピストニングを回避するための提案が多数なされており、これらは、独国特許出願公開第19914743号(A1)、特開平04−127107号、欧州特許ドイツ語翻訳第60104497号(T2)、国際公開第00/60382号、韓国特許出願公開第1020010113717号(A)、欧州特許出願公開第1174746号(A1)、または独国特許出願公開第10044585号(A1)に記載されている。
【0004】
ピストニングは、固体コアファイバ心線が曲げられても生じるが、それは、被包の材料が曲率半径の外側で伸長し、内側で圧縮されるので、ファイバ表面と被包の内側との間にせん断力が発生し、被包に対するファイバの変位がもたらされるからである。スティックスリップ現象により、ファイバの光学特性に悪影響を及ぼす可能性のある力学的応力が増加し得る。
【0005】
したがって、本発明の課題は、ピストニング現象が僅少であるか、好ましくは生じない固体コア光ファイバ心線を提供することにより、この固体コアファイバ心線が温度変動および強度の力学的変形にさらされることがあっても、光ファイバの伝送品質に悪影響が及ぼされないようにすることである。本発明の別の課題は、このような固体コア光ファイバ心線を製造する方法を提供することである。
【0006】
上記課題は、請求項1の固体コア光ファイバ心線および請求項10の製造方法により解決される。
【0007】
請求項1によると、固体コア光ファイバ心線は、被覆を有するガラスファイバを備え、ここで、被覆がポリエーテルエーテルケトンと、0.08μm〜12μmの粒径で、少なくとも10重量パーセント、および最大40重量パーセント添加混合される無機充填材との混合物を有する。被覆の外径は、0.2mm〜1.2mmである。被覆の外径Dとガラスファイバの直径dとの比率D/dは、2〜6である。ガラスファイバへの被覆の圧力は、ガラスファイバと被覆との間の相対運動が実質的に生じ得ない程度である。
【0008】
本発明に係る固体コア光ファイバ心線は、必要な光学的特性を維持しながら、非常に良好な力学的特性を有している。固体コアファイバ心線では、たとえファイバ長に沿って温度分布の差があっても、検出可能なピストニング現象は生じない。さらに、固体コアファイバ心線が複数回にわたって異なった方向に曲げられた場合でもピストニング現象が現れることはない。
【0009】
追加すべき有利な点として、可逆的な高可塑性がある。固体コアファイバ心線は、例えば90度に曲げた状態で保たれる。最小半径を維持しながら結び目を作ることさえ可能である。この結び目は、再び解くこともでき、光学的パラメータを損なうことなく固体コアファイバ心線を再び直線状にすることができる。こうした高い可塑性は、従来技術から公知の固体コアファイバ心線と比較しても知られておらず、固体コアファイバ心線が、例えば、車両のエンジンルーム内のかなり曲がり角の多い内壁に敷設されるべき場合、または多数の固体コアファイバ心線をつないでケーブルハーネスにしなければならない場合等には特に重要である。固体コアファイバ心線が固定バンドに結び合わせられなくても、編むか、または撚ることによりケーブルハーネスを自律的に安定させられる。例えば、非常に小さい範囲を照らし出すか、または処置するために必要な場合など、固体コアファイバ心線は、医療分野でも使用することができる。可塑性にもとづいて、固体コアファイバ心線の端部を曲げることができるので、医療処置される部分にうまく到達させることができる。
【0010】
請求項2によると、ガラスファイバへの被覆の圧力は、少なくとも120N/mmである。このような圧力では、ガラスファイバと被覆との間の相対運動が実質的に生じ得ない。したがって、温度変動時も力学的変形時もピストニング現象は現れない。
【0011】
請求項3によると、ガラスファイバは、ORMOCER(登録商標)被膜を備えたガラスコアを有する。ORMOCER(登録商標)の被膜またはコーティングは、固体コア光ファイバ心線を製造する際にガラスファイバに被覆を押出しする作業を行うのに十分な化学的安定性を有する。通常典型的に使用されるアクリル酸およびポリイミドのコーティングではそうはならない。
【0012】
請求項4によると、無機充填材は、ケイ酸塩であり、請求項5によると、無機充填材は、層状ケイ酸塩であり、請求項6によると、無機充填材は、滑石、白墨、炭酸カルシウム、硫酸バリウム、窒化ホウ素、二酸化ケイ素、またはベントナイトである。上述の充填材は、上記で説明した本発明に係る固体コア光ファイバ心線の特性を可能にすることができ、すなわち検出できるピストニング現象が生じず、高可塑性が生じる。
【0013】
請求項7によると、無機充填材の添加混合は、少なくとも25重量パーセント、および最大40重量パーセントである。このことにより、塑性特性のさらなる改善を達成することができる。
【0014】
請求項8によると、無機充填材の添加混合は、少なくとも27重量パーセント、および最大33重量パーセントである。こうして、塑性特性のなおもさらなる改善を達成することができる。
【0015】
請求項9によると、粒径は、少なくとも0.1μm、および最大10μmである。この粒径は、被覆とガラスファイバとの良好な接続を可能にする。
【0016】
請求項10によると、固体コア光ファイバ心線を製造する方法は、ガラスファイバを提供するステップと、ガラスファイバに被覆を押出すステップとを包含する。ここで、被覆は、次の組成物、すなわち、ポリエーテルエーテルケトンと、0.08μm〜12μmの粒径で、少なくとも10重量パーセント、および最大40重量パーセント添加混合される無機充填材との混合物を有する。被覆の外径は、0.2mm〜1.2mmである。被覆の外径Dとガラスファイバの直径dとの比率D/dは2〜6である。製造後のガラスファイバへの被覆の圧力は、ガラスファイバと被覆との間の相対運動が実質的に生じ得ない程度である。
【0017】
本発明に係る方法で製造された固体コア光ファイバ心線は、上記に詳述したように、必要な光学的特性を維持しながら、非常に良好な力学的特性を有し、検出できるピストニング現象を有することなく、高可塑性を有する。
【0018】
請求項11によると、押出成形のパラメータは、製造後のガラスファイバへの被覆の圧力が少なくとも120N/mmであるように選定される。このような圧力では、ガラスファイバと被覆との間の相対運動が実質的に生じ得ない。したがって、温度変動時も力学的変形時もピストニング現象は現れない。
【0019】
請求項12によると、ガラスファイバを提供するステップは、ガラスコアを提供するステップと、ガラスコアにORMOCER(登録商標)被膜を被せるステップとを包含する。ORMOCER(登録商標)製の被膜もしくはコーティングは、固体コア光ファイバ心線を製造する際にガラスファイバに被覆を押出しする作業を行うのに十分な化学的安定性を有する。通常典型的に使用されるアクリル酸およびポリイミド製のコーティングではそうはならない。
【0020】
請求項13によると、無機充填材はケイ酸塩であり、請求項14によると、無機充填材は層状ケイ酸塩であり、請求項15によると、無機充填材は、滑石、白墨、炭酸カルシウム、硫酸バリウム、窒化ホウ素、二酸化ケイ素、またはベントナイトである。上述の充填材は、上記で説明した本発明に係る固体コア光ファイバ心線の特性を可能にすることができ、すなわち、検出できるピストニング現象を有することなく、高可塑性を有する。
【0021】
以下、本発明を模式図と関連付けた実施形態をもとにして詳細に説明する。
【0022】
図1aは、実施形態の固体コア光ファイバ心線1の縦断面の拡大図を示す。参照符号2でガラスファイバが、参照符号3で被包もしくは被覆が示される。図1bは、これに関する横断面を示す。
【0023】
被覆3は、ポリエーテルエーテルケトンと、例えば、0.08μm〜12μmの粒径で、少なくとも10重量パーセント、および最大40重量パーセント添加混合される無機充填材との混合物を有してもよい。以下において、ポリエーテルエーテルケトンはPEEKと称され、PEEKと無機充填材との混合物はPEEKFと称される。
【0024】
無機充填材は、例えば、滑石(ケイ酸マグネシウム水和物、MgSi10(OH))、白墨、炭酸カルシウム(CaCO)、硫酸バリウム(BaSO)、窒化ホウ素(BN)、二酸化ケイ素(SiO)、またはベントナイト(主成分(60〜80%)モンモリロン石(層状アルミニウムケイ酸塩、Al[(OH)/Si10]nHO))、石英(SiO)、酸化アルミニウム(Al)、炭化ケイ素(SiC)、ガラス微小中空球、沈降ケイ酸、硫化亜鉛(ZnS)、または酸化チタン(TiO)であってもよい。
【0025】
ガラスファイバ2は、ガラスコア4とコーティングもしくは被膜5を有してもよい。被膜5の材料は、例えばORMOCER(登録商標)、すなわち無機・有機ハイブリッドポリマーであってもよい。
【0026】
被覆3の外径Dは、例えば0.2mm〜1.2mmであってもよい。被覆3の外径Dとガラスファイバ2の直径dとの比率D/dは、例えば2〜6であってもよい。この実施形態では、ガラスファイバの直径dが0.185mmであり、被覆の外径Dは0.6mmである。
【0027】
ガラスファイバ2への被覆3の圧力により、ガラスファイバ2と被覆3との間の相対運動を実質的に生じさせず、したがってピストニング現象も生じさせないようにすることが可能である。この場合、ガラスファイバ2への被覆3の圧力は、例えば120N/mm〜216N/mmであってよい。
【0028】
無機充填材が配置された被覆3は、固体コア光ファイバ心線1の製造時に、押出し法でガラスファイバ2に被着される。PEEKFの融点が370℃を超えるので、押出し加工は高温で行われる。ゆっくりと冷却すると、PEEKFが凝固し始める境界温度から、冷却による温度低下に伴って、ガラスファイバ2の材料と被覆3の材料の膨張の差による圧力が発生する。例えば、ガラスの膨張係数は0.5ppm/Kであり、PEEKFの膨張係数は25ppm/Kであるとすると、この場合、差分は24.5ppm/Kになる。PEEKFが凝固し始める境界温度は、約170℃であり得る。そこで、例えば、約170℃から約20℃に冷却する場合、例示的計算は次のとおりである:150K×24.5ppm/K。
【0029】
したがって、ガラスファイバ2の材料と被覆3の材料の膨張の差が、被覆3とガラスファイバ2との結合をもたらす収縮プロセスを引き起こす。その際、押出成形の特定のパラメータと被覆材料PEEKFの特定の組成とによって、被覆3はガラスファイバ2に強固に圧着(festkrallen)される。
【0030】
図2は、実施形態の固体コア光ファイバ心線1の第1応用例を示す。この応用例では、固体コア光ファイバ心線1が曲り角の多い土台4に敷設されている。固体コア光ファイバ心線1は、その可塑性にもとづいて、事前にこの形態に成形することができるので、固体コア光ファイバ心線1の敷設は比較的容易である。例えば30℃の温度差であっても、図2に示されるように、固体コア光ファイバ心線1の光学的および塑性的特性が損なわれることはない。
【0031】
図3は、実施形態の固体コア光ファイバ心線1の第2応用例を示す。この応用例では、固体コア光ファイバ心線1が、医療用の照明のために使用される。固体コアファイバ心線1の端部1aは、事前に曲げられており、例えば細い血管内にうまく挿入することができる。
【0032】
図4a、bは、実施形態の固体コア光ファイバ心線1の可塑性の例を示す。これらの例では、固体コア光ファイバ心線1の外径Dが0.7mmであり、ガラスファイバ2の直径は0.185mmである。この寸法では、固体コア光ファイバ心線1は、図4aに示されるように、最小直径20mmの円形に変形した状態で保たれ、次に図4bに示されるように再び伸展される。さらに、固体コア光ファイバ心線1は、2mmの最小半径で90度変形された状態で保たれ、次に再び直線状にされる。
【0033】
当業者にとっては、これらの特殊な塑性特性には多数の他の用途があることが自明である。
【0034】
図5は、実施形態の光固体コアファイバ心線1を製造する方法の基本的ステップを具体的に説明するフローチャートである。ステップS1において、ガラスコア4が提供される。ステップS2において、ガラスコア4が被膜5で被覆される。ステップS1およびS2は、共に、ガラスファイバ2を提供するステップをなす。ステップS3において、ガラスファイバ2上に被覆3が押し出される。
【0035】
実施形態の固体コア光ファイバ心線1を製造する方法において、押出成形のパラメータは、製造後のガラスファイバ2への被覆3の圧力が、ガラスファイバ2と被覆3との間の相対運動が実質的に生じず、したがって、ピストニング現象も現れ得ないような圧力であるように選定されてよい。この場合、ガラスファイバ2への被覆3の圧力は、例えば、120N/mm〜216N/mmであってもよい。
【図面の簡単な説明】
【0036】
【図1a】実施形態の固体コア光ファイバ心線の縦断面の拡大図である。
【図1b】実施形態の固体コア光ファイバ心線の横断面の拡大図である。
【図2】実施形態の固体コア光ファイバ心線の第1応用例である。
【図3】実施形態の固体コア光ファイバ心線の第2応用例である。
【図4a】実施形態の固体コア光ファイバ心線の可塑性の例を示す図である。
【図4b】実施形態の固体コア光ファイバ心線の可塑性の例を示す図である。
【図5】実施形態の固体コア光ファイバ心線を製造する方法の基本的ステップを示すフローチャートである。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
被覆(3)を有するガラスファイバ(2)を有する固体コア光ファイバ心線(1)であって、
・ 前記被覆(3)が、ポリエーテルエーテルケトンと、0.08μm〜12μmの粒径で、少なくとも10重量パーセント、および最大40重量パーセント添加混合される無機充填材との混合物を有し、
・ 前記被覆(3)の外径は、0.2mm〜1.2mmであり、
・ 前記被覆(3)の外径Dと前記ガラスファイバ(2)の直径dとの比率D/dは、2〜6であり、かつ
・ 前記ガラスファイバ(2)への前記被覆(3)の圧力は、前記ガラスファイバ(2)と前記被覆(3)との間の相対運動が実質的に生じ得ない程度である、固体コア光ファイバ心線。
【請求項2】
前記ガラスファイバ(2)への前記被覆(3)の圧力は、少なくとも120N/mmである、請求項1に記載の固体コア光ファイバ心線(1)。
【請求項3】
前記ガラスファイバ(2)は、ORMOCER(登録商標)被膜を有するガラスコア(4)を有する、請求項1に記載の固体コア光ファイバ心線(1)。
【請求項4】
前記無機充填材は、ケイ酸塩である、請求項1に記載の固体コア光ファイバ心線(1)。
【請求項5】
前記無機充填材は、層状ケイ酸塩である、請求項1に記載の固体コア光ファイバ心線(1)。
【請求項6】
前記無機充填材は、滑石、白墨、炭酸カルシウム、硫酸バリウム、窒化ホウ素、二酸化ケイ素、またはベントナイトである、請求項1に記載の固体コア光ファイバ心線(1)。
【請求項7】
前記無機充填材の添加混合は、少なくとも25重量パーセント、および最大40重量パーセントである、請求項1に記載の固体コア光ファイバ心線(1)。
【請求項8】
前記無機充填材の添加混合は、少なくとも27重量パーセント、および最大33重量パーセントである、請求項1に記載の固体コア光ファイバ心線(1)。
【請求項9】
前記粒径は、少なくとも0.1μm、および最大10μmである、請求項1に記載の固体コア光ファイバ心線(1)。
【請求項10】
固体コア光ファイバ心線(1)を製造する方法であって、
・ ガラスファイバ(2)を提供するステップ(S1、S2)と、
・ 前記ガラスファイバ(2)に被覆(3)を押出すステップ(S3)とを包含し、ここで、
・ 前記被覆が、ポリエーテルエーテルケトンと、0.08μm〜12μmの粒径で、少なくとも10重量パーセント、および最大40重量パーセント添加混合される無機充填材との混合物を有し、
・ 前記被覆(3)の外径は、0.2mm〜1.2mmであり、
・ 前記被覆(3)の外径Dと前記ガラスファイバ(2)の直径dとの比率D/dは、2〜6であり、
・ 前記方法の終了後、前記ガラスファイバ(2)への前記被覆(3)の圧力は、前記ガラスファイバ(2)と前記被覆(3)との間の相対運動が実質的に生じ得ない程度である、方法。
【請求項11】
前記押出成形のパラメータは、前記方法の終了後、前記ガラスファイバ(2)への前記被覆(3)の圧力は、少なくとも120N/mmであるように選定される、請求項10に記載の方法。
【請求項12】
前記ガラスファイバ(2)を提供するステップは、ガラスコア(4)を提供するステップ(S1)と、前記ガラスコア(4)をORMOCER(登録商標)被膜(5)で被覆するステップとを包含する、請求項10に記載の方法。
【請求項13】
前記無機充填材は、ケイ酸塩である、請求項10に記載の方法。
【請求項14】
前記無機充填材は、層状ケイ酸塩である、請求項10に記載の方法。
【請求項15】
前記無機充填材は、滑石、白墨、炭酸カルシウム、硫酸バリウム、窒化ホウ素、二酸化ケイ素、またはベントナイトである、請求項10に記載の方法。

【図1a】
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【図1b】
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【図2】
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【図3】
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【図4a】
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【図4b】
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【図5】
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【公表番号】特表2012−523578(P2012−523578A)
【公表日】平成24年10月4日(2012.10.4)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−503863(P2012−503863)
【出願日】平成22年4月12日(2010.4.12)
【国際出願番号】PCT/DE2010/000411
【国際公開番号】WO2010/115416
【国際公開日】平成22年10月14日(2010.10.14)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.テフロン
【出願人】(511242236)ホッティンガー バルトヴィン メッセテヒニーク ゲーエムベーハー (3)
【氏名又は名称原語表記】HOTTINGER BALDWIN MESSTECHNIK GMBH
【住所又は居所原語表記】Im Tiefen See 45 64293 Darmstadt (DE)
【Fターム(参考)】