土間グリッド型枠および土間コンクリートの施工方法
【課題】作業効率を向上することができるとともに、仕上げ面のデザインの自由度を向上することができる土間グリッド型枠および土間コンクリートの施工方法を提供する。
【解決手段】板状の型枠部材11と、隣接する型枠部材同士を連結可能な連結部材13と、を備えた土間グリッド型枠10であって、グリッド状に配置された型枠部材の交差する箇所に連結部材を取り付けることにより型枠が構成される。
【解決手段】板状の型枠部材11と、隣接する型枠部材同士を連結可能な連結部材13と、を備えた土間グリッド型枠10であって、グリッド状に配置された型枠部材の交差する箇所に連結部材を取り付けることにより型枠が構成される。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、土間グリッド型枠および土間コンクリートの施工方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来から、住宅などの庭先のアプローチ部分や駐車場部分の表面仕上げとして土間コンクリートによる仕上工法が知られている。この土間コンクリート工法の一般的な方法としては、地盤面に砕石を施し、その上に砂を敷き詰めて表面を平坦にした後、木製の型枠で枠組みを作り、その中にコンクリートを流し込み、コンクリートが固化した後に、型枠を脱型して土間コンクリートとして仕上げる方法が知られている。
しかしながら、この工法では、仕上げ面にタイル状などのデザイン性を加味させたい場合には、型枠が複雑になり、作業効率が低下する虞があった。
その問題を解消する目的で、上述した土間コンクリート工法の砂地の上に、工場で予め板状(ブロック状)に加工したプレキャストコンクリート材などを配置するだけで、土間コンクリートと略同等の機能を果たしつつ、デザイン性にも優れた床材を用いた工法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【特許文献1】特開平9−125306号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
ところで、上述の特許文献1にあるような舗装部材(床材)を用いた工法は、床材を予め工場で製作したものをトラックなどで現場まで運搬し、それを現場にて作業者が手作業で配置する必要がある。したがって、作業者が例えば二人で床材を運搬するにしても、一枚あたりの重量を制限する必要があった。つまり、床材一枚あたりの大きさに制約があり、仕上げ面のデザインの自由度が抑制されていた。逆に、床材一枚あたりの大きさを大きくすると、現場では重機を用いて床材を運搬して配置する必要があり、作業効率が低下するという問題があった。
【0004】
そこで、この発明は、上述の事情を鑑みてなされたものであり、作業効率を向上することができるとともに、仕上げ面のデザインの自由度を向上することができる土間グリッド型枠および土間コンクリートの施工方法を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記の課題を解決するために、請求項1に記載した発明は、板状の型枠部材と、隣接する該型枠部材同士を連結可能な連結部材と、を備えた土間グリッド型枠であって、グリッド状に配置された前記型枠部材の交差する箇所に前記連結部材を取り付けることにより型枠が構成されることを特徴としている。
【0006】
請求項2に記載した発明は、前記型枠部材の両端部における前記連結部材との連結面に凹部が形成され、前記連結部材に、前記型枠部材の前記凹部に嵌合して、前記型枠部材と前記連結部材とを連結可能な嵌合片が、付勢手段により前記連結部材の表面から外方に付勢されるとともに、該連結部材の表面から出し入れ自在に設けられていることを特徴としている。
【0007】
請求項3に記載した発明は、前記型枠部材の両端部における前記連結部材との連結面にスリットが形成され、前記連結部材に、前記型枠部材の前記スリットに挿通して、前記型枠部材と前記連結部材とを連結可能な嵌合突起が形成されていることを特徴としている。
【0008】
請求項4に記載した発明は、前記型枠部材におけるコンクリートが打設される打設面に、コンクリートの仕上げラインが表示されていることを特徴としている。
【0009】
請求項5に記載した発明は、請求項1〜4のいずれかに記載の土間グリッド型枠を用いた土間コンクリートの施工方法であって、型枠部材をグリッド状に配置する際に、該型枠部材を、所定間隔を空けて二列平行に配置することを特徴としている。
【0010】
請求項6に記載した発明は、請求項4に記載の土間グリッド型枠を用いた土間コンクリートの施工方法であって、型枠部材に高さの異なる二つの仕上げラインが表示されており、低い位置の前記仕上げラインで施工する際には、メッシュ筋を配せずにコンクリートを打設し、高い位置の前記仕上げラインで施工する際には、メッシュ筋を配してコンクリートを打設することを特徴としている。
【発明の効果】
【0011】
請求項1に記載した発明によれば、板状の型枠部材の長さを変更することにより、様々な大きさの平面形状を有する土間コンクリートを施工することができる。したがって、土間コンクリートの仕上げ面のデザインの自由度を向上することができる効果がある。
【0012】
請求項2に記載した発明によれば、型枠部材と連結部材とを簡易な構成で連結することができるとともに、コンクリート打設後に容易に連結部材を型枠部材から取り外すことができる。つまり、型枠部材をコンクリート打設後に容易に脱型することができる。したがって、土間コンクリート施工の作業効率を向上させることができる効果がある。
【0013】
請求項3に記載した発明によれば、型枠部材と連結部材とを簡易な構成で連結することができるとともに、コンクリート打設後に容易に連結部材を型枠部材から取り外すことができる。つまり、型枠部材をコンクリート打設後に容易に脱型することができる。したがって、土間コンクリート施工の作業効率を向上させることができる効果がある。
【0014】
請求項4に記載した発明によれば、グリッドごとに区画された領域にコンクリートを打設する際に、仕上げラインに沿って土間コンクリートの表面を仕上げれば、全てのグリッドの仕上げ面の高さを統一することができる。したがって、作業の手戻りを少なくすることができ、作業効率を向上することができる効果がある。
【0015】
請求項5に記載した発明によれば、コンクリートを打設し、固化した後に型枠部材を脱型することになるが、型枠部材の一方の側面にはコンクリートが固化し、他方の側面には空気層が確保されている。したがって、型枠部材を容易に脱型することができる効果がある。
【0016】
請求項6に記載した発明によれば、土間コンクリートを打設する領域の用途に応じて、土間コンクリートの強度を調節することができる。したがって、耐荷重を考慮した土間コンクリートを簡易な構成で実現することができる効果がある。
【発明を実施するための最良の形態】
【0017】
(第一実施形態)
次に、本発明の第一実施形態を図1〜図9に基づいて説明する。
図1に示すように、本実施形態の土間グリッド型枠10は、板状の型枠部材11と、隣接する型枠部材11同士を連結可能な連結部材13とで構成されている。
【0018】
図2に示すように、型枠部材11は、例えばアルミニウム合金で形成されている。型枠部材11は、外形が幅930mm×高さ120mm×奥行30mmの大きさで形成されている。型枠部材11における連結部材13との連結面15には、凹部17が形成されている。また、型枠部材11におけるコンクリートが打設される打設面19には、コンクリートの仕上げ面を表す仕上げライン21が表示されている。本実施形態では、仕上げライン21は2本表示されており、低い位置(70mmの高さ)の仕上げラインを第一仕上げライン22とし、高い位置(100mmの高さ)の仕上げラインを第二仕上げライン23とする。なお、仕上げライン21は、打設面19の反対側の面にも表示してもよい。このようにすることで、型枠部材11は両面ともに打設面として使用することができる。
【0019】
図3に示すように、連結部材13は、例えば鋼製からなる略杭形状に形成された部材である。連結部材13は、その先端部25が尖っており、ハンマーなどで後端部27を打ち付けることで、先端部25を土壌中に打ち込むことができるようになっている。連結部材13の胴部29は平面視において、略正方形に形成されている。
【0020】
連結部材13の胴部29には、型枠部材11の凹部17に嵌合可能な嵌合片31が形成されている。嵌合片31は胴部29の各面に2個ずつ並列するように設けられている。嵌合片31における先端部25側は先細の形状で形成されている。なお、嵌合片31の後端部27側も先細の形状で形成してもよい。また、凹部17の後端部27側に、後端部27側に向いたテーパ面を形成してもよい。
【0021】
また、嵌合片31は、胴部29の内部に設けられた図示しない付勢部材により外方に付勢されている。さらに、嵌合片31は、外側から押圧すると、胴部29の内部に押し込まれるように構成されている。そして、連結部材13の上端部33(後端部27近傍)には貫通孔35が形成されている。貫通孔35は、コンクリートを打設後に、貫通孔35に係止して連結部材13を引き抜き易くするために形成されている。
【0022】
(土間コンクリートの施工方法)
次に、本実施形態の土間グリッド型枠10を用いて、土間コンクリートを打設する施工方法を説明する。
図4に示すように、型枠部材11を配置する前に、下地を整地する。具体的には、地盤面51に砕石層52を形成し、その上に砂層53を形成して表面54を平坦にする。
【0023】
図5に示すように、砂層53の表面54に型枠部材11を仮置きする。このとき、型枠部材11は、2枚ずつ平行するように配置する。なお、平行する型枠部材11同士の隙間を10mmにして配置する。
【0024】
図6に示すように、型枠部材11同士を、連結部材13を用いて連結する。このとき、連結部材13の後端部27をハンマーで打ちつけて、先端部25を砂層53に打ち込み、しっかりと固定されるまで打ち付ける。また、型枠部材11同士が交差する箇所には、型枠部材11が8枚配されており、それぞれの凹部17に連結部材13の嵌合片31が嵌合されるようにする。
なお、連結部材13を打ち込む際に、嵌合片31は型枠部材11の連結面15に当接するが、嵌合片31は胴部29内に押し込まれるようにしながら下方(砂層53側)へと打ち込むことができる。また、嵌合片31は先細形状になっているため、連結部材31をスムーズに打ち込むことができる。また、嵌合片31が凹部17に対向する位置まで打ち込まれると、嵌合片31に取付けられた付勢部材の付勢作用により、嵌合片31が確実に凹部17内に嵌合される。
【0025】
図7に示すように、全ての型枠部材11を連結部材13にて連結したら、型枠部材11で囲まれた領域内にコンクリートCを流し込む。このとき、仕上げライン21の高さまでコンクリートCを流し込む。なお、本実施形態では、仕上げライン21が2本表示されており、遊歩道や玄関ポーチなど人が主に歩く場所では第一仕上げライン22を使用し、車庫の床面など重量物が通過する場所では第二仕上げライン23を使用する。また、第二仕上げライン23を使用する場合には、コンクリート打設前にメッシュ筋を配筋しておくことが望ましい。
【0026】
図8に示すように、コンクリートCを打設して、コンクリートCが固化したら、型枠部材11を脱型する。このとき、まず連結部材13の貫通孔35を利用して、連結部材13を引き抜くようにして取り外す。その後、型枠部材11を脱型する。このとき、型枠部材11が2枚平行するように配置されているため、型枠部材11の一方には空気層が形成されているため、取り外しがし易くなっている。
【0027】
図9に示すように、土間グリッド型枠10を全て取り外した後に、コンクリートC間に形成された隙間に砂利などの目地材55を配して、土間コンクリート60が完成する。本実施形態では、土間コンクリート60は、目地幅70mmの1m×1mのグリッド形状に仕上がる。
【0028】
本実施形態によれば、板状の型枠部材11の寸法を変更することにより、様々な大きさの平面形状を有する土間コンクリート60を施工することができる。したがって、土間コンクリート60の仕上げ面のデザインの自由度を向上することができる。また、コンクリートCを現場にて打設するため、従来のように床材の運搬などを考慮することなく、グリッドサイズを自在に設定することができる。また、コンクリートCを現場にて砂層53の上に直接打設するため、コンクリートCと砂層53とを従来のような置き型よりもなじませることができ、より安定感のある土間コンクリート60を施工することができる。
【0029】
また、型枠部材11と連結部材13とを簡易な構成で連結(嵌合)することができるとともに、コンクリート打設後に容易に脱型することができる。したがって、土間コンクリート60の作業効率を向上させることができる。
【0030】
また、グリッドごとに区画された領域にコンクリートCを打設する際に、仕上げライン21に沿ってコンクリートCを仕上げれば、全てのグリッドの仕上げ面の高さを統一することができる。したがって、作業の手戻りを少なくすることができ、作業効率を向上することができる。
【0031】
さらに、型枠部材11を平行して2列に配することにより、コンクリートCを打設し、固化した後に型枠部材11を脱型する際に、型枠部材11の一方の側面(打設面19)にはコンクリートCが固化し、他方の側面(打設面19の反対側の面)には空気層が確保されている。したがって、型枠部材11を容易に脱型することができる。なお、型枠部材11をコンクリートCとの摩擦抵抗が低い材料で形成すれば、型枠部材11を1列で配して、引き抜くように構成してもよい。
【0032】
そして、複数の仕上げライン21を表示することで、土間コンクリート60を施工する領域の用途に応じて、土間コンクリート60の強度を調節することができる。したがって、バリエーションに富んだ土間コンクリート60を簡易な構成で実現することができる。
【0033】
なお、型枠部材11および連結部材13を金属製の材料で構成することにより、長期間に亘って再利用することができ、廃棄物の減量化に貢献することができる。また、土間コンクリートをグリッド状にすることで、目地を確実に確保でき、目地部より雨水浸透が可能になり、環境に配慮した土間コンクリート60とすることができる。さらに、土間コンクリート60を補修する際に、グリッドごとに対応が可能となり、補修費用の低減を図ることができる。
【0034】
(第二実施形態)
次に、本発明の第二実施形態について図10、図11に基づいて説明する。なお、本実施形態は、第一実施形態と型枠部材と連結部材との連結方法が異なるのみであり、その他の構成は第一実施形態と略同一であるため、同一箇所には同一符号を付して詳細な説明は省略する。
図10に示すように、型枠部材111は、例えばアルミニウム合金で形成されている。型枠部材111における連結部材113との連結面115には、スリット117が形成されている。スリット117は、連結面115における上端側から下端側の全長に亘って形成されている。また、型枠部材111におけるコンクリートが打設される打設面19には、コンクリートの仕上げ面を表す仕上げライン21が表示されている。本実施形態では、仕上げライン21は2本(第一仕上げライン22および第二仕上げライン23)表示されている。なお、スリット117は連結面115における上端側から連結部材113を取り付ける高さに対応した位置まで形成するようにしてもよい。このようにすることで、連結部材113を土壌内に打ち込みすぎることを防止することができる。
【0035】
図11に示すように、連結部材113は、例えば鋼製からなる略杭形状に形成された部材である。連結部材113は、その先端部25が尖っており、ハンマーなどで後端部27を打ち付けることで、先端部25を土壌中に打ち込むことができるようになっている。連結部材113の胴部29は平面視において、略正方形に形成されている。
【0036】
連結部材113の胴部29には、型枠部材111のスリット117に挿通可能な嵌合突起131が形成されている。嵌合突起131は胴部29の各面に2個ずつ並列するように設けられている。嵌合突起131における先端部25側は先細の形状で形成されている。そして、連結部材113の上端部33(後端部27近傍)には貫通孔35が形成されている。貫通孔35は、コンクリートを打設後に、貫通孔35に係止して連結部材113を引き抜き易くするために形成されている。なお、嵌合突起131は、先細の形状でなくてもよく、スリット117に挿通できる形状であればよい。
【0037】
本実施形態によれば、第一実施形態と略同等の作用効果を得ることができる。また、嵌合突起131は連結部材113の胴部29に形成するだけでよいため、より簡易な構成で土間グリッド型枠を実現することができる。
【0038】
なお、本発明の技術範囲は上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、種々の変更を加えることが可能であり、実施形態で挙げた具体的な材料、寸法や構成などはほんの一例に過ぎず、適宜変更が可能である。
例えば、本実施形態では、型枠部材を金属製で形成した場合の説明をしたが、強度が確保できれば硬質樹脂で形成してもよい。
【図面の簡単な説明】
【0039】
【図1】本発明の実施形態における土間グリッド型枠の斜視図である。
【図2】本発明の第一実施形態における型枠部材の斜視図である。
【図3】本発明の第一実施形態における連結部材の斜視図である。
【図4】本発明の第一実施形態における土間コンクリートの施工方法を示す説明図(1)である。
【図5】本発明の第一実施形態における土間コンクリートの施工方法を示す説明図(2)である。
【図6】本発明の第一実施形態における土間コンクリートの施工方法を示す説明図(3)である。
【図7】本発明の第一実施形態における土間コンクリートの施工方法を示す説明図(4)である。
【図8】本発明の第一実施形態における土間コンクリートの施工方法を示す説明図(5)である。
【図9】本発明の第一実施形態における土間コンクリートの施工方法を示す説明図(6)である。
【図10】本発明の第二実施形態における型枠部材の斜視図である。
【図11】本発明の第二実施形態における連結部材の斜視図である。
【符号の説明】
【0040】
10…土間グリッド型枠 11,111…型枠部材 13,113…連結部材 15,115…連結面 17…凹部 19…打設面 21…仕上げライン 31…嵌合片 117…スリット 131…嵌合突起 60…土間コンクリート C…コンクリート
【技術分野】
【0001】
本発明は、土間グリッド型枠および土間コンクリートの施工方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来から、住宅などの庭先のアプローチ部分や駐車場部分の表面仕上げとして土間コンクリートによる仕上工法が知られている。この土間コンクリート工法の一般的な方法としては、地盤面に砕石を施し、その上に砂を敷き詰めて表面を平坦にした後、木製の型枠で枠組みを作り、その中にコンクリートを流し込み、コンクリートが固化した後に、型枠を脱型して土間コンクリートとして仕上げる方法が知られている。
しかしながら、この工法では、仕上げ面にタイル状などのデザイン性を加味させたい場合には、型枠が複雑になり、作業効率が低下する虞があった。
その問題を解消する目的で、上述した土間コンクリート工法の砂地の上に、工場で予め板状(ブロック状)に加工したプレキャストコンクリート材などを配置するだけで、土間コンクリートと略同等の機能を果たしつつ、デザイン性にも優れた床材を用いた工法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【特許文献1】特開平9−125306号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
ところで、上述の特許文献1にあるような舗装部材(床材)を用いた工法は、床材を予め工場で製作したものをトラックなどで現場まで運搬し、それを現場にて作業者が手作業で配置する必要がある。したがって、作業者が例えば二人で床材を運搬するにしても、一枚あたりの重量を制限する必要があった。つまり、床材一枚あたりの大きさに制約があり、仕上げ面のデザインの自由度が抑制されていた。逆に、床材一枚あたりの大きさを大きくすると、現場では重機を用いて床材を運搬して配置する必要があり、作業効率が低下するという問題があった。
【0004】
そこで、この発明は、上述の事情を鑑みてなされたものであり、作業効率を向上することができるとともに、仕上げ面のデザインの自由度を向上することができる土間グリッド型枠および土間コンクリートの施工方法を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記の課題を解決するために、請求項1に記載した発明は、板状の型枠部材と、隣接する該型枠部材同士を連結可能な連結部材と、を備えた土間グリッド型枠であって、グリッド状に配置された前記型枠部材の交差する箇所に前記連結部材を取り付けることにより型枠が構成されることを特徴としている。
【0006】
請求項2に記載した発明は、前記型枠部材の両端部における前記連結部材との連結面に凹部が形成され、前記連結部材に、前記型枠部材の前記凹部に嵌合して、前記型枠部材と前記連結部材とを連結可能な嵌合片が、付勢手段により前記連結部材の表面から外方に付勢されるとともに、該連結部材の表面から出し入れ自在に設けられていることを特徴としている。
【0007】
請求項3に記載した発明は、前記型枠部材の両端部における前記連結部材との連結面にスリットが形成され、前記連結部材に、前記型枠部材の前記スリットに挿通して、前記型枠部材と前記連結部材とを連結可能な嵌合突起が形成されていることを特徴としている。
【0008】
請求項4に記載した発明は、前記型枠部材におけるコンクリートが打設される打設面に、コンクリートの仕上げラインが表示されていることを特徴としている。
【0009】
請求項5に記載した発明は、請求項1〜4のいずれかに記載の土間グリッド型枠を用いた土間コンクリートの施工方法であって、型枠部材をグリッド状に配置する際に、該型枠部材を、所定間隔を空けて二列平行に配置することを特徴としている。
【0010】
請求項6に記載した発明は、請求項4に記載の土間グリッド型枠を用いた土間コンクリートの施工方法であって、型枠部材に高さの異なる二つの仕上げラインが表示されており、低い位置の前記仕上げラインで施工する際には、メッシュ筋を配せずにコンクリートを打設し、高い位置の前記仕上げラインで施工する際には、メッシュ筋を配してコンクリートを打設することを特徴としている。
【発明の効果】
【0011】
請求項1に記載した発明によれば、板状の型枠部材の長さを変更することにより、様々な大きさの平面形状を有する土間コンクリートを施工することができる。したがって、土間コンクリートの仕上げ面のデザインの自由度を向上することができる効果がある。
【0012】
請求項2に記載した発明によれば、型枠部材と連結部材とを簡易な構成で連結することができるとともに、コンクリート打設後に容易に連結部材を型枠部材から取り外すことができる。つまり、型枠部材をコンクリート打設後に容易に脱型することができる。したがって、土間コンクリート施工の作業効率を向上させることができる効果がある。
【0013】
請求項3に記載した発明によれば、型枠部材と連結部材とを簡易な構成で連結することができるとともに、コンクリート打設後に容易に連結部材を型枠部材から取り外すことができる。つまり、型枠部材をコンクリート打設後に容易に脱型することができる。したがって、土間コンクリート施工の作業効率を向上させることができる効果がある。
【0014】
請求項4に記載した発明によれば、グリッドごとに区画された領域にコンクリートを打設する際に、仕上げラインに沿って土間コンクリートの表面を仕上げれば、全てのグリッドの仕上げ面の高さを統一することができる。したがって、作業の手戻りを少なくすることができ、作業効率を向上することができる効果がある。
【0015】
請求項5に記載した発明によれば、コンクリートを打設し、固化した後に型枠部材を脱型することになるが、型枠部材の一方の側面にはコンクリートが固化し、他方の側面には空気層が確保されている。したがって、型枠部材を容易に脱型することができる効果がある。
【0016】
請求項6に記載した発明によれば、土間コンクリートを打設する領域の用途に応じて、土間コンクリートの強度を調節することができる。したがって、耐荷重を考慮した土間コンクリートを簡易な構成で実現することができる効果がある。
【発明を実施するための最良の形態】
【0017】
(第一実施形態)
次に、本発明の第一実施形態を図1〜図9に基づいて説明する。
図1に示すように、本実施形態の土間グリッド型枠10は、板状の型枠部材11と、隣接する型枠部材11同士を連結可能な連結部材13とで構成されている。
【0018】
図2に示すように、型枠部材11は、例えばアルミニウム合金で形成されている。型枠部材11は、外形が幅930mm×高さ120mm×奥行30mmの大きさで形成されている。型枠部材11における連結部材13との連結面15には、凹部17が形成されている。また、型枠部材11におけるコンクリートが打設される打設面19には、コンクリートの仕上げ面を表す仕上げライン21が表示されている。本実施形態では、仕上げライン21は2本表示されており、低い位置(70mmの高さ)の仕上げラインを第一仕上げライン22とし、高い位置(100mmの高さ)の仕上げラインを第二仕上げライン23とする。なお、仕上げライン21は、打設面19の反対側の面にも表示してもよい。このようにすることで、型枠部材11は両面ともに打設面として使用することができる。
【0019】
図3に示すように、連結部材13は、例えば鋼製からなる略杭形状に形成された部材である。連結部材13は、その先端部25が尖っており、ハンマーなどで後端部27を打ち付けることで、先端部25を土壌中に打ち込むことができるようになっている。連結部材13の胴部29は平面視において、略正方形に形成されている。
【0020】
連結部材13の胴部29には、型枠部材11の凹部17に嵌合可能な嵌合片31が形成されている。嵌合片31は胴部29の各面に2個ずつ並列するように設けられている。嵌合片31における先端部25側は先細の形状で形成されている。なお、嵌合片31の後端部27側も先細の形状で形成してもよい。また、凹部17の後端部27側に、後端部27側に向いたテーパ面を形成してもよい。
【0021】
また、嵌合片31は、胴部29の内部に設けられた図示しない付勢部材により外方に付勢されている。さらに、嵌合片31は、外側から押圧すると、胴部29の内部に押し込まれるように構成されている。そして、連結部材13の上端部33(後端部27近傍)には貫通孔35が形成されている。貫通孔35は、コンクリートを打設後に、貫通孔35に係止して連結部材13を引き抜き易くするために形成されている。
【0022】
(土間コンクリートの施工方法)
次に、本実施形態の土間グリッド型枠10を用いて、土間コンクリートを打設する施工方法を説明する。
図4に示すように、型枠部材11を配置する前に、下地を整地する。具体的には、地盤面51に砕石層52を形成し、その上に砂層53を形成して表面54を平坦にする。
【0023】
図5に示すように、砂層53の表面54に型枠部材11を仮置きする。このとき、型枠部材11は、2枚ずつ平行するように配置する。なお、平行する型枠部材11同士の隙間を10mmにして配置する。
【0024】
図6に示すように、型枠部材11同士を、連結部材13を用いて連結する。このとき、連結部材13の後端部27をハンマーで打ちつけて、先端部25を砂層53に打ち込み、しっかりと固定されるまで打ち付ける。また、型枠部材11同士が交差する箇所には、型枠部材11が8枚配されており、それぞれの凹部17に連結部材13の嵌合片31が嵌合されるようにする。
なお、連結部材13を打ち込む際に、嵌合片31は型枠部材11の連結面15に当接するが、嵌合片31は胴部29内に押し込まれるようにしながら下方(砂層53側)へと打ち込むことができる。また、嵌合片31は先細形状になっているため、連結部材31をスムーズに打ち込むことができる。また、嵌合片31が凹部17に対向する位置まで打ち込まれると、嵌合片31に取付けられた付勢部材の付勢作用により、嵌合片31が確実に凹部17内に嵌合される。
【0025】
図7に示すように、全ての型枠部材11を連結部材13にて連結したら、型枠部材11で囲まれた領域内にコンクリートCを流し込む。このとき、仕上げライン21の高さまでコンクリートCを流し込む。なお、本実施形態では、仕上げライン21が2本表示されており、遊歩道や玄関ポーチなど人が主に歩く場所では第一仕上げライン22を使用し、車庫の床面など重量物が通過する場所では第二仕上げライン23を使用する。また、第二仕上げライン23を使用する場合には、コンクリート打設前にメッシュ筋を配筋しておくことが望ましい。
【0026】
図8に示すように、コンクリートCを打設して、コンクリートCが固化したら、型枠部材11を脱型する。このとき、まず連結部材13の貫通孔35を利用して、連結部材13を引き抜くようにして取り外す。その後、型枠部材11を脱型する。このとき、型枠部材11が2枚平行するように配置されているため、型枠部材11の一方には空気層が形成されているため、取り外しがし易くなっている。
【0027】
図9に示すように、土間グリッド型枠10を全て取り外した後に、コンクリートC間に形成された隙間に砂利などの目地材55を配して、土間コンクリート60が完成する。本実施形態では、土間コンクリート60は、目地幅70mmの1m×1mのグリッド形状に仕上がる。
【0028】
本実施形態によれば、板状の型枠部材11の寸法を変更することにより、様々な大きさの平面形状を有する土間コンクリート60を施工することができる。したがって、土間コンクリート60の仕上げ面のデザインの自由度を向上することができる。また、コンクリートCを現場にて打設するため、従来のように床材の運搬などを考慮することなく、グリッドサイズを自在に設定することができる。また、コンクリートCを現場にて砂層53の上に直接打設するため、コンクリートCと砂層53とを従来のような置き型よりもなじませることができ、より安定感のある土間コンクリート60を施工することができる。
【0029】
また、型枠部材11と連結部材13とを簡易な構成で連結(嵌合)することができるとともに、コンクリート打設後に容易に脱型することができる。したがって、土間コンクリート60の作業効率を向上させることができる。
【0030】
また、グリッドごとに区画された領域にコンクリートCを打設する際に、仕上げライン21に沿ってコンクリートCを仕上げれば、全てのグリッドの仕上げ面の高さを統一することができる。したがって、作業の手戻りを少なくすることができ、作業効率を向上することができる。
【0031】
さらに、型枠部材11を平行して2列に配することにより、コンクリートCを打設し、固化した後に型枠部材11を脱型する際に、型枠部材11の一方の側面(打設面19)にはコンクリートCが固化し、他方の側面(打設面19の反対側の面)には空気層が確保されている。したがって、型枠部材11を容易に脱型することができる。なお、型枠部材11をコンクリートCとの摩擦抵抗が低い材料で形成すれば、型枠部材11を1列で配して、引き抜くように構成してもよい。
【0032】
そして、複数の仕上げライン21を表示することで、土間コンクリート60を施工する領域の用途に応じて、土間コンクリート60の強度を調節することができる。したがって、バリエーションに富んだ土間コンクリート60を簡易な構成で実現することができる。
【0033】
なお、型枠部材11および連結部材13を金属製の材料で構成することにより、長期間に亘って再利用することができ、廃棄物の減量化に貢献することができる。また、土間コンクリートをグリッド状にすることで、目地を確実に確保でき、目地部より雨水浸透が可能になり、環境に配慮した土間コンクリート60とすることができる。さらに、土間コンクリート60を補修する際に、グリッドごとに対応が可能となり、補修費用の低減を図ることができる。
【0034】
(第二実施形態)
次に、本発明の第二実施形態について図10、図11に基づいて説明する。なお、本実施形態は、第一実施形態と型枠部材と連結部材との連結方法が異なるのみであり、その他の構成は第一実施形態と略同一であるため、同一箇所には同一符号を付して詳細な説明は省略する。
図10に示すように、型枠部材111は、例えばアルミニウム合金で形成されている。型枠部材111における連結部材113との連結面115には、スリット117が形成されている。スリット117は、連結面115における上端側から下端側の全長に亘って形成されている。また、型枠部材111におけるコンクリートが打設される打設面19には、コンクリートの仕上げ面を表す仕上げライン21が表示されている。本実施形態では、仕上げライン21は2本(第一仕上げライン22および第二仕上げライン23)表示されている。なお、スリット117は連結面115における上端側から連結部材113を取り付ける高さに対応した位置まで形成するようにしてもよい。このようにすることで、連結部材113を土壌内に打ち込みすぎることを防止することができる。
【0035】
図11に示すように、連結部材113は、例えば鋼製からなる略杭形状に形成された部材である。連結部材113は、その先端部25が尖っており、ハンマーなどで後端部27を打ち付けることで、先端部25を土壌中に打ち込むことができるようになっている。連結部材113の胴部29は平面視において、略正方形に形成されている。
【0036】
連結部材113の胴部29には、型枠部材111のスリット117に挿通可能な嵌合突起131が形成されている。嵌合突起131は胴部29の各面に2個ずつ並列するように設けられている。嵌合突起131における先端部25側は先細の形状で形成されている。そして、連結部材113の上端部33(後端部27近傍)には貫通孔35が形成されている。貫通孔35は、コンクリートを打設後に、貫通孔35に係止して連結部材113を引き抜き易くするために形成されている。なお、嵌合突起131は、先細の形状でなくてもよく、スリット117に挿通できる形状であればよい。
【0037】
本実施形態によれば、第一実施形態と略同等の作用効果を得ることができる。また、嵌合突起131は連結部材113の胴部29に形成するだけでよいため、より簡易な構成で土間グリッド型枠を実現することができる。
【0038】
なお、本発明の技術範囲は上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、種々の変更を加えることが可能であり、実施形態で挙げた具体的な材料、寸法や構成などはほんの一例に過ぎず、適宜変更が可能である。
例えば、本実施形態では、型枠部材を金属製で形成した場合の説明をしたが、強度が確保できれば硬質樹脂で形成してもよい。
【図面の簡単な説明】
【0039】
【図1】本発明の実施形態における土間グリッド型枠の斜視図である。
【図2】本発明の第一実施形態における型枠部材の斜視図である。
【図3】本発明の第一実施形態における連結部材の斜視図である。
【図4】本発明の第一実施形態における土間コンクリートの施工方法を示す説明図(1)である。
【図5】本発明の第一実施形態における土間コンクリートの施工方法を示す説明図(2)である。
【図6】本発明の第一実施形態における土間コンクリートの施工方法を示す説明図(3)である。
【図7】本発明の第一実施形態における土間コンクリートの施工方法を示す説明図(4)である。
【図8】本発明の第一実施形態における土間コンクリートの施工方法を示す説明図(5)である。
【図9】本発明の第一実施形態における土間コンクリートの施工方法を示す説明図(6)である。
【図10】本発明の第二実施形態における型枠部材の斜視図である。
【図11】本発明の第二実施形態における連結部材の斜視図である。
【符号の説明】
【0040】
10…土間グリッド型枠 11,111…型枠部材 13,113…連結部材 15,115…連結面 17…凹部 19…打設面 21…仕上げライン 31…嵌合片 117…スリット 131…嵌合突起 60…土間コンクリート C…コンクリート
【特許請求の範囲】
【請求項1】
板状の型枠部材と、
隣接する該型枠部材同士を連結可能な連結部材と、を備えた土間グリッド型枠であって、
グリッド状に配置された前記型枠部材の交差する箇所に前記連結部材を取り付けることにより型枠が構成されることを特徴とする土間グリッド型枠。
【請求項2】
前記型枠部材の両端部における前記連結部材との連結面に凹部が形成され、
前記連結部材に、前記型枠部材の前記凹部に嵌合して、前記型枠部材と前記連結部材とを連結可能な嵌合片が、付勢手段により前記連結部材の表面から外方に付勢されるとともに、該連結部材の表面から出し入れ自在に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の土間グリッド型枠。
【請求項3】
前記型枠部材の両端部における前記連結部材との連結面にスリットが形成され、
前記連結部材に、前記型枠部材の前記スリットに挿通して、前記型枠部材と前記連結部材とを連結可能な嵌合突起が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の土間グリッド型枠。
【請求項4】
前記型枠部材におけるコンクリートが打設される打設面に、コンクリートの仕上げラインが表示されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の土間グリッド型枠。
【請求項5】
請求項1〜4のいずれかに記載の土間グリッド型枠を用いた土間コンクリートの施工方法であって、
型枠部材をグリッド状に配置する際に、
該型枠部材を、所定間隔を空けて二列平行に配置することを特徴とする土間コンクリートの施工方法。
【請求項6】
請求項4に記載の土間グリッド型枠を用いた土間コンクリートの施工方法であって、
型枠部材に高さの異なる二つの仕上げラインが表示されており、
低い位置の前記仕上げラインで施工する際には、メッシュ筋を配せずにコンクリートを打設し、
高い位置の前記仕上げラインで施工する際には、メッシュ筋を配してコンクリートを打設することを特徴とする土間コンクリートの施工方法。
【請求項1】
板状の型枠部材と、
隣接する該型枠部材同士を連結可能な連結部材と、を備えた土間グリッド型枠であって、
グリッド状に配置された前記型枠部材の交差する箇所に前記連結部材を取り付けることにより型枠が構成されることを特徴とする土間グリッド型枠。
【請求項2】
前記型枠部材の両端部における前記連結部材との連結面に凹部が形成され、
前記連結部材に、前記型枠部材の前記凹部に嵌合して、前記型枠部材と前記連結部材とを連結可能な嵌合片が、付勢手段により前記連結部材の表面から外方に付勢されるとともに、該連結部材の表面から出し入れ自在に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の土間グリッド型枠。
【請求項3】
前記型枠部材の両端部における前記連結部材との連結面にスリットが形成され、
前記連結部材に、前記型枠部材の前記スリットに挿通して、前記型枠部材と前記連結部材とを連結可能な嵌合突起が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の土間グリッド型枠。
【請求項4】
前記型枠部材におけるコンクリートが打設される打設面に、コンクリートの仕上げラインが表示されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の土間グリッド型枠。
【請求項5】
請求項1〜4のいずれかに記載の土間グリッド型枠を用いた土間コンクリートの施工方法であって、
型枠部材をグリッド状に配置する際に、
該型枠部材を、所定間隔を空けて二列平行に配置することを特徴とする土間コンクリートの施工方法。
【請求項6】
請求項4に記載の土間グリッド型枠を用いた土間コンクリートの施工方法であって、
型枠部材に高さの異なる二つの仕上げラインが表示されており、
低い位置の前記仕上げラインで施工する際には、メッシュ筋を配せずにコンクリートを打設し、
高い位置の前記仕上げラインで施工する際には、メッシュ筋を配してコンクリートを打設することを特徴とする土間コンクリートの施工方法。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【公開番号】特開2009−174168(P2009−174168A)
【公開日】平成21年8月6日(2009.8.6)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−13102(P2008−13102)
【出願日】平成20年1月23日(2008.1.23)
【出願人】(000183428)住友林業株式会社 (540)
【出願人】(391024696)住友林業緑化株式会社 (39)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成21年8月6日(2009.8.6)
【国際特許分類】
【出願日】平成20年1月23日(2008.1.23)
【出願人】(000183428)住友林業株式会社 (540)
【出願人】(391024696)住友林業緑化株式会社 (39)
【Fターム(参考)】
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