説明

圧縮状態の手袋のための陳列用パッケージ

陳列用のパッケージは、少なくとも1つの製品が配置され得る支持体、即ち支持部材と、この支持部材に移動可能に接続若しくは装着され、支持部材に配置され製品を圧縮するように所定の位置に移動可能な少なくとも1つの圧縮部材と、支持部材に配置されている時に圧縮部材と製品とを包むように配置されることが可能な、スリーブ、袋、封筒、若しくは収縮包装フィルムのような覆い部材とを有している。このパッケージは、ボール紙で形成されたブランクであり、スロットと係合する保持用タブを有している。パッケージ内の製品を圧縮によって、捕らえられた空気が除去され、従って、製品並びに/若しくはパッケージのサイズが減じられる。このパッケージは、手袋若しくは靴下のために使用されることができ、パッケージ内で、製品は、製品の静止した、若しくは抑制されていないサイズと比較して、小さなスペース若しくは容積を占めるように圧縮される。


【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、商品のパッケージ、特に、商品の陳列を可能にしている商品用のパッケージに関する。より詳細には、本発明は、対をなした同一若しくはほぼ同一の製品のような個々の製品、即ち、対をなした又はグループからなる製品等を陳列するためのパッケージに関する。このパッケージ内で、製品は、包装によって小さな容積を占有するように圧縮されている。
【0002】
本発明は、小売り環境で陳列される、例えば、百貨店、スーパーマーケット、若しくは他の小売店で販売されるゴム又はラテックスの手袋のような手袋、若しくは同様の商品のパッケージの特定の用途を見出している。このようなパッケージにおいては、容積が減じられたパッケージを有することが望ましい。従って、本発明は、手袋の一形態のためのパッケージの一形態を特に参照して以下に説明されているが、本発明の範囲が、説明されている実施形態に限定されることなく、むしろ、パッケージの他の形態並びに配置と、手袋以外の商品のパッケージと、製品等を包装する他の方法とを含むように広範囲に及ぶことは理解されるであろう。
【背景技術】
【0003】
手袋、特に家庭用ゴム手袋等は、使用可能なばらばらの状態であるか、代表的には、光沢のあるプラスチックポケット、若しくは、例えばプラスチック袋のような封筒中に緩めに収容されている。このようなポケット内の手袋は、代表的に、ポケット中に固定されておらず、むしろ、パッケージ内に緩い状態若しくは自由な状態で配置されている。現在使用されているこのような包装は、製造するのが容易であり、手袋がプラスチック袋中に容易に挿入されることを可能にしている。
【0004】
しかし、ゴム手袋のような商品のための、現在使用されているこのタイプの包装は、手袋並びにパッケージが占めている内容積により、不必要な自由体積を占有する傾向にある。これに関して、所定の手袋、特に家庭用のゴム手袋等は、半剛性又は可撓性の材料若しくは構造によって、さらには、手袋を製造する方法並びに手袋の使用目的ために、パッケージ内でわずかに拡大並びに膨張した状態をとりがちである。このような効果は、手袋が折り曲げられたときに形成される、手袋内のシールされたキャビティ内に空気をときどき捕らえるパッケージ内で、手袋が折り曲げられているときに、特に著しい。このシールされたキャビティは、空気が手袋から出されることを妨げ、手袋のかさばり又は膨張をもたらす。パッケージの拡大した大きさ並びに容積は、必要以上の輸送費をもたらし、また、このようなパッケージをスーパーマーケットの棚等に陳列するのに使用されるスペースは、必要以上に大きくなる。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
かくして、手袋が、包装の間に圧縮され、並びに/若しくは、使用のために手袋を元の状態に戻すためにパッケージが開けられるまで、この圧縮された状態に維持されることを可能にすることで、輸送並びに陳列の際の占有スペースを小さくし、かつ手袋の陳列に適した、ゴム手袋の包装の必要性がある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様に従えば、以下のような少なくとも1つの製品のためのパッケージが提供される。このパッケージは、製品が上に配置され得る支持部材と、この支持部材に移動可能に接続若しくは装着され、支持部、即ち前記支持部材に実質的に配置されているときに製品を圧縮可能なように移動されることができる少なくとも1つの圧縮部材と、支持部材に配置されている時にこの圧縮部材と製品とを包むように配置されることができる覆い部材とを有し、この覆い部材は、サイズが収縮されて、パッケージ内の前記製品を圧縮するように前記支持部材に向けて前記圧縮部材を移動させ、このパッケージ内で、前記製品のサイズ、並びに/若しくはこの製品を収容するパッケージのサイズは、減じられる。
【0007】
本発明の他の態様に従えば、少なくとも1つの製品を包装する以下のような方法が提供される。この方法は、支持体、即ち支持部材と、少なくとも1つの圧縮部材との間に少なくとも1つの製品を配置する工程と、製品と支持部材と圧縮部材との集合体を収縮可能な覆い部材で実質的に包む工程と、覆い部材を所定の体積に減じさせる工程とを有し、従って、覆い部材が、パッケージ内の製品を圧縮するように、圧縮部材と支持部材との間で製品を圧縮するパッケージを形成し、従って、製品のサイズ並びに/若しくはこの製品を収容しているパッケージのサイズを減じる。
【0008】
従って、本発明は、パッケージ内の製品の残りの体積を圧縮するように、少なくとも1つの圧縮部材を覆い部材と一緒に使用している。従って、このような包装は、製品のための代表的な包装のサイズを減じ、外見がよりコンパクトで、好ましくは、商品のための以前のパッケージよりも多くの製品が代表的な小売店の棚のスペースに陳列され得るパッケージを与えている。
【0009】
本発明の一実施形態において、前記支持部材は、平らな平面のシートを有している。しかし、支持部材の2つのディメンションの形状は、支持部材が十分に平らなエリアを有し、このエリア上に、単数若しくは複数の製品が配置され得る限り、所望の形状であり得ることは理解される。従って、支持部材の全体的なサイズ並びに形状は、本発明の手袋のパッケージ内に包まれる製品のサイズと形状と向きとによって実質的に決定される。
【0010】
本発明の一実施形態において、支持部材、即ち後方部材は、単数若しくは複数の製品を支持するための中央部分、即ち中央パネルを有するブランクである。特に、この中央部分は、平坦である。代表的には、中央パネルは、正方形若しくは長方形の部分と、湾曲若しくは半円形の部分とを有する複雑な形状をしている。一般に、矩形部分は下部であり、湾曲部分は上部である。
【0011】
代表的に、中央パネルには、単数若しくは複数の製品を中央パネル上に配置させるための位置決め部分が設けられている。より代表的に、この位置決め部分は、中央パネルの下側エッジに沿って配置されている。さらに代表的に、この位置決め部分は、溝部、切欠部、切欠部、スロット、破断部等であり、これを覆うように、製品が折り曲げられる。さらに代表的に、位置決め部分の両端部は、製品が中央パネル上に折り曲げられた状態で配置させるのを助けるように、傾斜、好ましくは互いに対向して傾斜されている。これら傾斜端部は、手袋の側部に協力的に係合することによって、折り曲げられた手袋が後方シートから変位されることを防止するように角度付けられている。他の実施形態において、位置決め部分の端部は、手袋を所定の位置に案内するためのガイド手段である。代表的に、このガイド手段は、ショルダー部、好ましくは真っ直ぐなショルダー部である。
【0012】
好ましくは、前記支持部材は、また、フック、即ち陳列手段にパッケージを装着させるための装着手段を有している。好ましくは、この装着手段は、支持部材の適切な位置に形成されたホール、即ちアパチャを有している。代表的に、このアパチャは、パッケージが、垂直方向で陳列手段に吊り下げられることを可能にするように、支持部材の上方領域に形成されている。
【0013】
代表的に、本発明の後方部材、即ち支持部材は、ボール紙、若しくは、同様の紙、即ちボール紙の製品で形成されている。
【0014】
前記圧縮部材は、また、代表的に、平らな平面のボードである。この圧縮部材のサイズ並びに形状は、覆い部材が適用されているときに圧縮部材と支持部材との間で単数若しくは複数の製品を適切に圧縮するように、十分な接触エリアに手袋が与えられるようなサイズでなければならない。従って、単数若しくは複数の製品は、圧縮部材と支持部材との間に配置される製品を実質的に圧縮するように、支持部材の十分なエリアを覆うことが好ましい。
【0015】
また、圧縮部材と支持部材とは、単一材料で形成されることが好ましい。代表的に、組み合わされた支持部材と単数若しくは複数の圧縮部材とは、1つのブランクの形態である。従って、圧縮部材は、代表的に、支持部材の少なくとも1つのエッジに装着されている。より好ましくは、圧縮部材は、支持部材の一部分であり、この後方部材にヒンジ形式で接続されている。これによって、圧縮部材は、単数若しくは複数の製品が支持部材上に配置されると、支持部材を覆うように実質的に折り曲げられることができる。
【0016】
このパッケージは、少なくとも1つの圧縮部材、若しくは2つ以上の圧縮部材を有することができる。代表的に、各圧縮部材は、後方部材の中央パネル上に手袋を配置可能にする開成位置と、単数若しくは複数の製品に圧縮を加えるための閉成位置との間を移動可能なように、後方部材にヒンジ形式で接続されている。
【0017】
本発明の一実施形態において、パッケージは、2つの圧縮部材を有しており、これら圧縮部材の各々は、後方部材にヒンジ形式で接続されている。代表的に、一方の圧縮部材は、後方部材の一側に装着され、一方、他方の圧縮部材は、後方部材の他側に装着されている。代表的に、各圧縮部材は、中央パネルの側縁の一部に装着されている。より代表的に、第1の圧縮部材は、後方部材の前面を覆うように重ねられ得るようにヒンジ形式によって移動可能であり、一方、第2の圧縮部材は、裏面に重ねられ得るようにヒンジ形式によって移動可能であり、これによって、複数の層又は複数の構成部材のシステム、即ち集合体を形成する。
【0018】
代表的に、圧縮部材の自由端部は、留め手段を使用して、支持部材の相補的な面若しくは端部に装着されることができる。この留め手段は、圧縮部材のエッジを支持部材の一部に留める手段であり得る。本発明の一実施形態において、留め手段は、樹脂材、接着剤、グルー、接着テープ、若しくは、他のタイプの接着製品を有している。本発明の他の実施形態において、後方部材には、第1の留め部材が設けられている。より代表的に、圧縮部材には、第2の留め部材が設けられている。好ましくは、これら第1の留め部材と第2の留め部材とは、互いに相補的である。さらに代表的に、これら留め部材は、着脱可能に互いに適合することができる。さらに代表的に、これら留め部材は、互いに協力的に係合可能である。
【0019】
これら留め部材の一形態は、タブ、突出部、突起部等であり得る。この留め部材の他の形態は、スロット、溝、アパチャ、スリット、開口、切欠、若しくは同様のものであり得る。留め部材の更なる形態は、支持部材の一部分に装着されたリングのようなデバイス中に適合され得るフックのようなデバイスを有している。代表的に、支持部材、即ち後方部材には、ディスプレイ部分が設けられている。圧縮部材は、このディスプレイ部分を覆うように折り曲げられたり重ねられたりしない。より代表的に、このディスプレイ部分は、覆い部材が配置されているときに、パッケージ内の製品が販売時点で目に見えることを可能にしている。
【0020】
前記中央パネルの前側又は後側、即ち前面又は後面、若しくは、両面又は両側には、プリントされることができる。代表的に、折り曲げられた側方パネル、即ち圧縮部材の1つ若しくは全ての、外部に面した表面、側面、若しくはこれらの組み合わせには、プリントが施されており、このため、プリントを含む更なる挿入物若しくはフレームが、パッケージを完成するのに必要とされることはない。
【0021】
前記覆い部材は、代表的に、フィルム、シート、膜、若しくは他の可撓性の平らな部材等で形成されている。より好ましくは、この覆い部材は、圧縮可能に移動することができる。さらに、代表的に、この覆い部材は、また、実質的に透明である。従って、単数若しくは複数の製品、圧縮部材、並びに支持部材は、収縮包装材を介して見られる。実質的に透明な収縮包装材によって、パッケージのために望ましいプリントが、支持部材並びに/若しくは圧縮部材の表面、代表的には、圧縮部材の裏面に与えられることが好ましい。これに関して、プリントが、収縮包装材に施される必要はなく、紙若しくは完成品に安価に施されることができる。
【0022】
本発明の一実施形態において、覆い部材は、収縮包装用のフィルム、シート、若しくは他のカバーである。代表的に、この収縮包装用のフィルム若しくはシートは、熱の適用によって圧縮若しくは収縮可能である。より代表的に、覆い部材は、パッケージの両面でパッケージの外層をなしている。代表的に、覆い部材は、容積の減じられたパッケージを形成するように、製品を圧縮する、全体がシールされた袋である。収縮包装材は、収縮包装用のカバーの適用によって実質的に圧縮される、各圧縮部材と支持部材との間のギャップを実質的に圧縮することが好ましい。従って、十分な熱が、収縮包装材を十分に収縮させるように、圧縮部材と単数若しくは複数の製品と支持部材との集合体の周りに、与えられなければならない。
【0023】
代表的に、単数若しくは複数の製品は、可撓性の材料で形成されている。より代表的に、製品には、キャビティ、ポケット、折り曲がり部、若しくは同様のものが設けられ、これらの中に、空気が、包装されている間に製品の圧縮に耐えるように蓄積若しくは捕らえられることができる
本発明の一実施形態において、単数若しくは複数の製品は、手袋である。代表的に、手袋は、ゴム、即ちラテックス、若しくは同様の材料で形成されている。パッケージは、手袋が、圧縮部材と後方部材との間で圧迫されるように挟持状態の構造で配置されることが好ましい。本発明の一実施形態において、手袋の第1の部分は、第1の圧縮部材と後方シートとの間で圧迫され、一方、手袋の第2の部分は、第2の圧迫部材と後方プレートとの間で圧迫される。この実施形態において、単数の手袋若しくは複数の手袋が、後方部材を中心として折り曲げられるとき、この折り曲げは、空気が手袋の内部から出されるような方法で果たされ、この結果、手袋は、実質的に空気を有していない、若しくは、手袋によって取り入れられた通常のサイズ若しくは体積と比較したとき、体積が少なくとも減じられる。一実施形態において、手袋の指部分は、後方部材上に配置され、手袋の手首部分は、後方部材を覆うようにして折り曲げられ、従って、空気は、手袋の開口端部を介して出されることが可能である。
【0024】
本発明の一実施形態において、手袋は、折り曲げられた状態で支持部材上に配置される。ここでは、手袋は、縦方向、横方向、若しくは2つ以上の異なる折り目等の組み合わせで折り曲げられることができる。本発明の他の実施形態において、手袋は、手袋の一部分が支持部材の一面にあり、手袋の他の部分が支持部材の他面にある、即ち、前面と裏面とにあるように、支持部材の1つのエッジを囲むようにして折り曲げられる。本発明の更なる実施形態は、巻かれた手袋、折り曲げられていない手袋等を使用することができる。各々の場合において、支持部材は、必要に応じて包装される手袋の形状に実質的にフィットするようなサイズである。
【0025】
圧縮部材と支持部材との間に配置された単数若しくは複数の手袋を実質的に圧縮するために、圧縮部材は、手袋が位置される支持部材上に配置された少なくとも1/3の手袋に重なることが好ましい。従って、圧縮部材は、手袋が位置される支持部材の少なくとも1/3の表面エリアをカバーする。より好ましくは、圧縮部材は、手袋が位置される支持部材に配置された少なくとも1/2の手袋に重なる。代表的に、手袋の全てが、圧縮部材によってカバーされるとは限らない。これによって、消費者は、収縮包装材が実質的に透明である場合に、収縮包装材を介して手袋の外観を見ることができる。
【0026】
また、本発明の手袋のパッケージ中に収容された手袋を圧縮するために、2つ以上の圧縮部材を有することが、可能である。本発明の一実施形態において、手袋のパッケージは、2つの圧縮部材を有している。好ましくは、各圧縮部材は、支持部材の異なる面で手袋の一部を覆うように配置される。好ましくは、各圧縮部材は、収縮包装材が、圧縮部材と手袋と支持部材との集合体に適用された後に、手袋の各部分を支持部材に対して別々に圧縮する。
【0027】
パッケージの一態様において、手袋は、手袋の第1の部分が支持部材の一面に配置され、手袋の第2の部分が支持部材の他面に配置されるように、支持部材の1つのエッジを囲むようにして折り曲げられる。第1の圧縮部材は、手袋の第1の部分の上面に配置され、第2の圧縮部材は、手袋の第2の部分を覆うように配置される。このような配置によって、手袋は、収縮包装材が、圧縮部材と手袋と支持部材との集合体に適用された後に、2つの位置で圧縮される。
【0028】
本発明の他の実施形態において、支持部材は、リセス若しくはアパチャをエッジ若しくは面に有しており、このリセス若しくはアパチャを介して、手袋は通されることができる。このような方法で、手袋の第1の部分は、手袋の第2の部分が支持部材の他面に配置されるように、支持部材の一面に配置され、手袋の一部分がアパチャを通って若しくはアパチャの周りに通される。再び、このような配置によって、手袋は、収縮包装材が圧縮部材と手袋と支持部材との集合体に適用された後に、2つの位置で圧縮される。
【0029】
上述されたように、圧縮部材と支持部材とは、単一成形部材で形成されることが好ましい。従って、各圧縮部材は、代表的に、支持部材の少なくとも一方のエッジに装着されている。より好ましくは、各圧縮部材は、支持部材の異なるエッジに装着されている。さらに好ましくは、各圧縮部材は、支持部材の他方のエッジに装着されている。このため、各圧縮部材は、手袋が、支持部材を挟んで、しかし、手袋並びに支持部材の近接エリアで支持部材に配置されると、支持部材を覆うように実質的に折り曲げられることができる。
【0030】
圧縮部材と支持部材との両方は、パッケージ内の手袋を圧縮するために使用されるので、支持部材と圧縮部材とは、厚い紙、ボール紙、板紙、プラスチック若しくは同様の剛性材料のような剛性材料で形成されている。より好ましくは、圧縮部材と支持部材とは、支持部材と同じ材料を有している。
【0031】
本発明は、非限定的な例として本発明の特に好ましい実施形態を示した添付図面の図を参照して説明されるであろう。
【発明を実施するための最良の形態】
【0032】
以下の詳細な説明は、1対の代表的な家庭用ゴム手袋を収容するパッケージに関する。しかし、本発明が、他の製品、即ち、対をなした又はグループからなる製品を包装するという幅広い用途を有することは理解されるべきである。このような製品の例は、他のタイプの手袋、靴下、若しくは他の圧縮製品等を含んでいる。
【0033】
代表的な家庭用ゴム手袋50は、使用者の4本の指をそれぞれカバーするための4本指部分(finger portions)52と、使用者の手の親指を受けるための親指部分53とを有している。これら4本指部分52と親指部分53との各々は、使用者の手の平と手の甲とをカバーしているボディ部分、即ち手の平部分54へと延びている。このボディ部分54は、ほぼ筒状の手首部分56へと延びており、この手首部分は、手が手袋内に挿入され得るように自由端部に開口部58を有している。
【0034】
図1ないし8は、このような手袋を包装するのに使用され得る、全体的に2で示された本発明のパッケージの第1の形態の一例を示している。このパッケージ2は、支持部材、即ち後方(backing)部材として機能する中央パネル5と、互いに分離した2つの圧縮部材として機能する2つの側方パネル6,8とを有するボール紙のブランク4を備えている。
【0035】
前記中央パネル5は、実質的に湾曲した、若しくは半円形又は楕円形のような同様の形状をした上部10と、実質的に矩形の下部12とを有している。しかし、このパネルの形状が、適切な形状であり得ることに注意すべきである。吊り下げ用のアパチャ14が、湾曲部10の上方部分に、若しくは上方に設けられており、このアパチャは、販売においてパッケージ2を陳列するとき、陳列用のフック等から陳列されるためのパッケージ2を吊るすためのものである。
【0036】
第1の側方パネル6は、前記下部12の一側に沿って位置された折り目16に沿って前記中央パネル5にヒンジ形式で接続され、図1,2,3並びに4に示されているような外方に延びた位置と圧縮位置との間を移動可能なようになっている。この外方に延びた位置とは、手袋50が後方部材5上に折り曲げられ得る開成位置のことである。圧縮位置では、側方パネル6が、図5並びに6に示されているように、中央パネル5と手袋50の指部分並びに/若しくは手の平部分とを覆うように折り目16を中心として折り曲げられ、この結果、手袋を圧縮部材と後方部材5との間で圧縮する。側方パネル6には、パネル6の先端エッジ9の一部分に沿ってタブ7が設けられている。このタブ7は、エッジ9の下側部分から外方へと延びている。また、このタブ7は、パネル6を後方部材5に留めるためのものである。
【0037】
また、第2の側方パネル8は、前記中央パネル5に、しかし、折り目18によって前記下部12の他側に沿ってヒンジ形式で接続されている。側方パネル8は、第2の側方パネル8と後方部材5との間で手袋50を圧縮するように、中央パネル5の裏面に重ねられるように、折り目18を中心としてヒンジ形式で移動可能である。側方パネル8には、先端エッジ13の上側部分から外方に延びているタブ11が設けられている。このタブ11は、側方パネル8を後方部材5に留めるためのものである。
【0038】
スロット20が、前記タブ11を受けるように折り目16の上側部分に設けられ、スロット22が、前記タブ7を受けるように折り目18の下側部分に設けられている。
【0039】
前記第1の側方パネル6と第2の側方パネル8とは、適切な形状若しくはサイズを有することができる。切欠部(rebate)24の形態の位置決め部分が、中央パネル5の下側エッジ26の一部分に沿って形成されている。一形態の切欠部24には、互いに対向した1対の傾斜エッジ28,30が以下の形態で設けられている。これらエッジは、手袋が図2並びに3に示されているように折り曲げられているときに、手袋50の側部と協力的に係合して手袋を中央パネルの所定の位置に保持させるためのフック若しくは同様の形態である。切欠部24の両端部は、手袋50を切欠部24中に保持させるための傾斜エッジ28,30に加えて、若しくは、これら傾斜エッジ28,30の代わりに、手袋50のためのガイドを果たし得ることに注意すべきである。代表的に、これらガイドは、正方形のショルダー部(図示されず)である。さらに、折り曲げられた状態、即ち圧縮している状態にある、各パネルの外部に面した表面若しくは側面は、潜在顧客に情報を与えるようにプリントされることができる。封筒若しくは同様の形態の収縮包装材30の透明フィルムが、図8に示されているように、圧縮状態のパッケージ2を形成するように、手袋50と、後方部材5と、圧縮部材6,8との集合体(arrangement)を覆うように配置されている。
【0040】
前記パッケージ2の第1の形態の形成において、前記折り目16,18並びにスロット20,22と一体的な中央パネル5とタブ7,11を有する側方パネルとを備えたブランク4が、手袋50の特定の形態に適合するように、適切なサイズ、形状、様式、構造等に形成されている。1対のゴム若しくはラテックスの手袋50は、手袋50の指部分52並びに/若しくは手の平部分54が、中央パネル5と接触するように中央パネル5の前面に形成並びに配置される。単一の手袋50が、明瞭のために図面に示されている。この手袋50の手首部分56と開口端部58とは、図2並びに3に示されているように、中央パネル5の下側エッジ26全体に渡って垂らされ、切欠部24中に以下のような状態で配置される。このとき、手袋50の両側部は、中央パネル5の下部12の下側エッジ26で切欠部24の両端部に位置された、互いに角度をなして対向した傾斜端部28,30によって保持されている。手袋50の開口端部は、手袋50内から空気を出し得るような方法で、下側エッジを中心として折り曲げられる。
【0041】
手袋50の折り曲げと同時若しくはこれに続いて、側方パネル8は、手袋50の手の平部分54に接触して手袋内から空気を出すのを助けるように、折り目18を中心としてヒンジ形式で折り曲げられる。図3に示されているように、側方パネル8は、前記タブ11が、図4の矢印‘B’の方向に移動されてスロット20中に保持され得るように、矢印‘A’の方向にヒンジを設けている。側方パネル8が所定の位置に装着されているとき、側方パネル6が、手袋50に重なるように、図4の矢印‘C’の方向にヒンジ形式で移動される。タブ7は、図6に示されているように、前記スロット22中にしっかりと保持されて、側方パネル6を所定の位置に装着させて手袋50を部分的に圧縮するように、矢印‘D’の方向に移動される。
【0042】
所定の位置に維持された手袋50と後方部材5との集合体に関して、収縮包装フィルム40若しくは同様の材料のスリーブ、バッグ、封筒等が、組み合わされた集合体を覆うように配置される。
【0043】
収縮包装は、包装処理の1つであり、この包装処理において、製品は、ポリオレフィンのようなプラスチックフィルムで包装され、次に、このプラスチックフィルムは、パッケージを減じられたサイズに圧縮するように、熱処理を使用して製品の周りで収縮される。収縮包装材を使用することに加えて、パッケージは、シール、従って減じられたサイズのパッケージを形成する前に空気がパッケージから出されるように、真空パックされることができる。
【0044】
従って、熱が、バッグを手袋集合体に対して収縮させてパッケージ2を形成するために、収縮包装材40に与えられる。収縮包装のバッグ、即ちスリーブ40の1つ若しくは複数の開口端部は、材料を収縮させるのと同時若しくはこれに続いてヒートシールされ、従ってシールされたパッケージ2が形成される。このシールされたパッケージ中で、手袋50は、パッケージ2が、圧縮された状態にない手袋50を収容したパッケージによって占有された容積よりも小さな容積を占有するように圧縮される。
【0045】
本発明のパッケージ102の他の実施形態が図9ないし16に示されている。再び、このパッケージ102は、支持部、即ち後方部材として機能する中央パネル105と、圧縮部材として機能する単一の側方パネル106とを有するボール紙のブランク104を備えている。
【0046】
前記中央パネル105は、実質的に湾曲した、若しくは半円形又は楕円形のような同様の形状をした上部110と、実質的に矩形の下部112とを有している。吊り下げ用のアパチャ114が、湾曲部110の上方部分に、若しくは上方に設けられており、このアパチャは、販売においてパッケージ102を陳列するとき、陳列用のフック等から陳列されるためのパッケージ102を吊るすためのものである。
【0047】
前記側方パネル106は、側方パネル106の先端部109に沿って配置されたタブ107を有する側方に延びたパネルである。この側方パネル106は、側方パネル106の基端部108に沿って配置された折り目116に沿って中央パネル105にヒンジ形式で接続されている。かくして、側方パネル106は、図9,10,11,並びに12に示されているような外方に延びた位置と、圧縮位置との間で移動可能なようになっている。この外方に延びた位置は、手袋150が中央パネル105上に折り曲げられることを可能にしている。圧縮位置で、側方パネル106は、図11並びに12に示されているように、中央パネル105と手袋150の指部分並びに/若しくは手の平部分に重なるように、折り目116を中心として折り曲げられ、この結果、側方パネル106と中央パネル105との間で手袋を圧縮する。
【0048】
前記中央パネル105には、側方パネル106のタブ107を受けるのに使用される、長手方向に延びたスロット120が設けられている。タブ107は、側方パネル106の先端エッジ109の一部分に沿って配置されている。このタブ107は、側方パネル106が、中央パネル105の前面を覆うように折り曲げられて中央パネル105上に配置された手袋150を圧縮する前に、側方パネル106を中央パネル105に留めるために使用される。また、タブ107は、スロット120中にタブ107を適合させるために使用される適合用突出部111A,111Bを設けるように、矢印の形状で構成されている。これに関して、タブ107の矢印のヘッドのディメンションは、スロット120よりも大きい。従って、矢印のタブ107がスロット120に挿入されたとき、突出部は、図14並びに15に示されているように、スロットの長さを超えて突出し、中央パネル105の面に係合する。
【0049】
図16に示されているように、封筒若しくは同様の形態の収縮包装材30の透明フィルムが、圧縮状態の手袋150と、中央パネル105と、側方パネル106との集合体を覆うように配置されている。
【0050】
パッケージ102の第2の形態の形成において、折り目116並びにスロット120と一体的な中央パネル105とタブ107を有する単一の側方パネル106とを備えたブランク104が、手袋150の特定の形態に適合するように、適切なサイズ、形状、様式、構造等に形成されている。
【0051】
この実施形態において、単一の側方パネル106、即ち圧縮部材のみが、側方パネル自身と、後方部材を果たしている中央パネル105との間で手袋を圧縮するのに使用されている。従って、図10に示されているように、手袋150は、中央パネル105上に位置される前に、若しくは、中央パネル105上に位置され、しかし側方パネル106を折り曲げて手袋150を圧縮する前に、手袋が折り畳まれている。これによって、側方パネル106は、折り畳まれた手袋150を中央パネル105と側方パネル106との間に挟持することができる。図11,12,並びに13に示されているように、側方パネル106は、タブ107が、図13の矢印‘Y’の方向に移動されて、スロット120中に受け入れられ得るように、矢印‘X’の方向にヒンジを設けている。従って、側方パネル106は、図13,14,並びに15に示されているように、中央パネル105の外側エッジ122の周りに、かつ中央パネル105の裏面122にタブ107を折り曲げることによって、中央パネル105に移動可能に留められる。次に、タブ107は、スロット120中に挿入され、中央パネル105の内面126に現れる。タブ107の突出部111A,111Bが、スロット120の長さを超えて延び、このため、タブ107をスロット120中に捕らえる。手袋150を覆うような側方パネル106の配置は、図14に示されているように、手袋150を部分的に圧縮するように機能する。
【0052】
パッケージ2の第1の実施形態と同様に、収縮包装フィルム140、若しくは同様の材料が、手袋150と、側方パネル106と中央パネル105との組合された集合体を覆うようにいちされる。熱が、手袋集合体に対してバッグを収縮させてパッケージ102を形成するように、収縮包装材140に与えられる。収縮包装バッグ、即ちスリーブ140の1つ若しくは複数の開口端部は、材料を収縮させるのと同時若しくはこれに続いてヒートシールされ、従って、シールされたパッケージ102を形成する。このシールされたパッケージ内で、手袋150は、パッケージ102が、圧縮された状態でない手袋150を収容したパッケージによって占有された容積よりも小さな容積を占有するように圧縮されている。
【0053】
説明されたパッケージ2並びに102の各々によって与えられる更なる効果は、包装の限られた生産工程のためのプリントコストの削減である。これに関して、手袋を包装するために現在使用されている、既存の光沢のあるプラスチックポケットは、銘柄、価格、バーコード等を表示するために代表的にプリントされている。従って、既存の光沢のあるプラスチックポケットは、製品1個あたりの包装のプリントが、ポケットをプリントし得るプリントプレートを生産する必要性と、特別なインク等のコストとにより出費がかさむので、限られた生産工程での生産に費用がかかり得る。費用が少数のパッケージにのみ支払われるプリントプレートの生産は、非常に出費がかさむ。このようなプリント技術を使用するコストは、生産工程が極めて大きくなければ手をだすことができない。かくして、特に小さな生産工程において、個々の対をなした若しくはグループからなる製品のパッケージのコストを減じることが、好ましい。
【0054】
従って、圧縮性の(複数の)側方パネルと中央パネルとから構成されたボール紙のブランクは、このブランクに対するプリントにおいて理想的である。従って、収縮包装カバーは、プリントされる必要がない。ボール紙若しくは同様の紙製品は、プリントするのに安価であるため、これによって、包装の限られた生産工程におけるパッケージのコストを削減するのを助けることができる。従って、このような構造は、手袋の外面に対するプリントのコスト高を回避する。
【0055】
説明された集合体は、説明によって構造され、多くの変更が、新規性のある全ての特徴とここで開示された特徴の新規性のある組み合わせとを含む本発明の精神並びに範囲から逸脱することなく果たされ得る。
【0056】
本技術の当業者は、個々に説明された本発明が、詳細に説明されたもの以外の変更並びに変形を可能にすることを理解するであろう。本発明が、精神並びに範囲以内のこのような全ての変更並びに変形を含むことは理解される。
【0057】
本発明の述べられた請求項と以上の説明において、文脈が、表現言語若しくは必要な意味合いにより必要とすることを除き、単語“有する(comprise)”、若しくは“有する(comprises)”又は“有している(comprising)”のような変更が、包括的な意味で使用されており、即ち、本発明の様々な実施形態における更なる特徴の存在若しくは追加を妨げることなく、述べられた特徴の存在を明確にしている。
【図面の簡単な説明】
【0058】
【図1】中央パネルの形態の後方部材と、この中央パネルの両側縁から外方に延びている側方パネルの形態の2つの圧縮部材とを有するブランクの第1の形態の平面図である。
【図2】後方部材の前面上への折り曲げられていない状態の手袋の配置を示している、手袋と図1のブランクとの実施形態の側面斜視図であって、
【図3】後方部材の前面に設けられた位置決め部分によって所定の位置に保持され部分的に折り曲げられた状態の図2の手袋とブランクとの形態の上面斜視図である。
【図4】後側の圧縮部材が圧縮状態にあり、前側の圧縮部材が開成位置にある状態の、後方部材に完全に折り曲げられた状態の図3の手袋と、ブランクとの上面斜視図である。
【図5】図4と同様の上面斜視図であるが、手袋を圧縮するように折り曲げられている工程の前側の圧縮部材を示している。
【図6】完全に圧縮している状態の前側の圧縮部材を示している、図2の手袋とブランクとの上面斜視図である。
【図7】ブランクのスロット並びにタブのコネクタの係合を詳細に示している、図6の手袋とブランクとの集合体の右下の隅の部分の図である。
【図8】コンパクトなパッケージを形成している完全な収縮包装状態のカバーフィルムを示している、完全なパッケージの第1の形態の上面斜視図である。
【図9】中央パネルの形態の後方部材と、この中央パネルの左側縁から外方に延びている側方パネルの形態の1つの圧縮部材とを有するブランクの第2の形態の平面図である。
【図10】手袋が、後方部材の前面に配置されるように、折り曲げられていない状態から折り曲げられた状態へと折り曲げられる工程を示している、図9のブランクと手袋との実施形態の側面斜視図である。
【図11】後方部材の前面上に完全に折り畳まれた状態で配置された図10の手袋と、ブランクとの形態の上面斜視図である。
【図12】圧縮部材が開成位置から閉成位置へと移動されている状態にある、後方部材上に完全に折り畳まれた状態の図10の手袋と、ブランクとの上面斜視図である。
【図13】図12と同様の上面斜視図であるが、手袋を圧縮するように折り曲げられている工程にある圧縮部材を示している。
【図14】完全に圧縮している状態の圧縮部材を示している、図10の手袋とブランクとの上面斜視図である。
【図15】ブランクのスロット並びにタブのコネクタの係合を詳細に示している、図14の手袋とブランクとの集合体の右下の隅の部分の部分断面図である。
【図16】コンパクトなパッケージを形成している完全な収縮包装状態のカバーフィルムを示している、完全なパッケージの第2の形態の上面斜視図である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
製品が上に配置され得る支持部材と、
この支持部材に移動可能に接続若しくは装着され、支持部、即ち前記支持部材上に実質的に配置されているときに前記製品を圧縮可能なように移動可能な少なくとも1つの圧縮部材と、
前記支持部材に配置されている時に、前記圧縮部材と前記製品とを包むように配置されることが可能な覆い部材とを具備するパッケージであって、
この覆い部材は、パッケージ内の前記製品を圧縮するように前記圧縮部材を前記支持部材に向けて移動させ、このパッケージ内で、前記製品のサイズ、並びに/若しくはこの製品を収容するパッケージのサイズは、減じられる、少なくとも1つの製品のためのパッケージ。
【請求項2】
前記支持部材は、前記製品を支持するための平らな中央部分、即ち中央パネルを有するブランクである請求項1の少なくとも1つの製品のためのパッケージ。
【請求項3】
各圧縮部材は、前記支持部材の横方向の一側の一部に装着されている請求項1又は2の少なくとも1つの製品のためのパッケージ。
【請求項4】
各圧縮部材は、前記支持部材にヒンジ形式で接続されている前記全ての請求項のいずれか1の少なくとも1つの製品のためのパッケージ。
【請求項5】
前記支持部材と圧縮部材とには、互いに着脱可能に適合可能な相補的な留め部材が設けられている前記全ての請求項のいずれか1の少なくとも1つの製品のためのパッケージ。
【請求項6】
前記相補的な留め部材は、スロット中に着脱可能に適合されることができるタブを有している請求項5の少なくとも1つの製品のためのパッケージ。
【請求項7】
前記覆い部材は、フィルム、シート、膜、即ち他の可撓性の平らな部材等で形成された可撓性のカバーである前記全ての請求項のいずれか1の少なくとも1つの製品のためのパッケージ。
【請求項8】
前記カバーは、圧縮可能に移動されることができる前記全ての請求項のいずれか1の少なくとも1つの製品のためのパッケージ。
【請求項9】
前記覆い部材は、収縮包装用のフィルム、シート、若しくはカバーである前記全ての請求項のいずれか1の少なくとも1つの製品のためのパッケージ。
【請求項10】
前記カバーは、前記製品と、支持部材と、圧縮部材との前記集合体全体を包んで、シールされたパッケージを形成する前記全ての請求項のいずれか1の少なくとも1つの製品のためのパッケージ。
【請求項11】
前記カバー部材は、実質的に透明である前記全ての請求項のいずれか1の少なくとも1つの製品のためのパッケージ。
【請求項12】
前記製品には、キャビティ、ポケット、折り曲がり部、若しくは同様のものが設けられ、これらの中に、空気が、包装されている間に前記製品の圧縮に耐えるように蓄積若しくは捕らえられることができる前記全ての請求項のいずれか1の少なくとも1つの製品のためのパッケージ。
【請求項13】
前記製品は、可撓性の材料で形成されている前記全ての請求項のいずれか1の少なくとも1つの製品のためのパッケージ。
【請求項14】
前記製品は、手袋である前記全ての請求項のいずれか1の少なくとも1つの製品のためのパッケージ。
【請求項15】
前記支持部材の前側又は後側、即ち前面又は後面、若しくは、両面、即ち両側は、プリントされている前記すべての請求項のいずれか1の、少なくとも1つの製品のためのパッケージ。
【請求項16】
前記支持部材は、また、前記パッケージをフック若しくは陳列手段に装着させるための装着手段を有している前記全ての請求項のいずれか1の少なくとも1つの製品のためのパッケージ。
【請求項17】
前記支持体、即ち支持部材には、展示部分が設けられており、前記圧縮部材は、前記覆い部材が配置されているときにパッケージ内の前記製品が販売時点で目に見えることを可能にするように、前記陳列部分を覆うように折り曲げられたり重ねられたりしない前記全ての請求項のいずれか1の少なくとも1つの製品のためのパッケージ。
【請求項18】
本発明の支持部材は、ボール紙、若しくは、同様の紙、即ちボール紙製の製品で形成されている前記全ての請求項のいずれか1の少なくとも1つの製品のためのパッケージ。
【請求項19】
支持体、即ち支持部材と、少なくとも1つの圧縮部材との間に少なくとも1つの製品を配置する工程と、
前記製品と、支持部材と、圧縮部材との集合体を収縮可能な覆い部材で実質的に包む工程と、
前記覆い部材を所定のサイズに収縮させる工程とを具備し、
パッケージ内の前記製品を圧縮するように、前記圧縮部材と支持部材との間で前記製品を圧縮しているパッケージを形成し、従って、製品のサイズ並びに/若しくはこの製品を収容しているパッケージのサイズを減じる、少なくとも1つの製品を包装する方法。
【請求項20】
請求項1ないし15の少なくとも1つの製品のためのパッケージを使用している請求項16の、少なくとも1つの製品を包装する方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【公表番号】特表2007−513018(P2007−513018A)
【公表日】平成19年5月24日(2007.5.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−541753(P2006−541753)
【出願日】平成16年12月2日(2004.12.2)
【国際出願番号】PCT/AU2004/001695
【国際公開番号】WO2005/054077
【国際公開日】平成17年6月16日(2005.6.16)
【出願人】(503472566)インターナショナル・グロサリー・マニュファクチャリー・ピーティーワイ リミテッド (1)
【Fターム(参考)】