説明

地盤改良用攪拌装置

【課題】 軟弱地盤の改良に際に固化材と掘削土とを均等に攪拌混合させ、この混合率を簡単に検査する。
【解決手段】 地盤改良用攪拌装置10の掘削ロッド16のハウジング22は、軸方向に沿って一対の攪拌翼19が三段に配置されている。この両攪拌翼19は、ハウジング22の外周面に段差状に突設され、互いの攪拌翼19が上下にオフセットに配置されている。また、最下段の一方の攪拌翼19には、凝固前のソイルセメントを採取可能な採取器20が着脱自在に取り付けられている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、固化材と掘削土とを攪拌・混合して、地盤にソイルセメント柱を構築する地盤改良用の攪拌装置に関する。
【背景技術】
【0002】
この種の地盤改良用攪拌装置については種々のタイプが提案され、特許文献1の攪拌装置を一例に説明すれば、図12に示すように、所定の駆動装置によって回転駆動される掘削ロッド1と、この掘削ロッド1の外周に複数段に突設された一対の攪拌翼2と、前記掘削ロッド1の下端部に接続された掘削翼3とを有し、この掘削翼3に地盤を掘削するビット4が固定されている。
【0003】
前記掘削ロッド1には、セメントスラリーやセメントミルクなどの固化材の流路5が設けられている一方、前記掘削翼3には固化材液が吐出される吐出口6が形成されている。
【0004】
前記両攪拌翼2は、前記掘削ロッド1の外周面に所定の角度で傾斜して突設されているとともに、前記掘削ロッド1の幅方向の同一線上に左右対称に突設されている
そして、掘削ロッド1を回転駆動させて、ビット4により地盤を掘削しながら、吐出口6から吐出される固化材と掘削土とを攪拌翼2により攪拌・混合して、地盤中にソイルセメント柱を構築している。
【特許文献1】特開2004−100235
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
(1)課題1
しかしながら、従来例は、左右の攪拌翼2が掘削ロッド1の幅方向の同一線上に左右対称に突設されていることから、前記掘削ロッド1が回転駆動されたときに左右の攪拌翼2が同一円周上を回転するにすぎない。
【0006】
したがって、両攪拌翼2の攪拌効率が悪く、これにより固化材と掘削土が均等に混ざらなく、ソイルセメント柱の強度に影響を与えるおそれがある。この場合に攪拌翼2の枚数を増加させて攪拌効率を向上させる手段が考えられるが、これでは駆動装置の回転駆動力を大きくせざるを得ず、装置の小型化やコスト面などで不利である。
(2)課題2
また、従来、固化材と掘削土の混合率は、ソイルセメント柱の凝固後に岩盤用の掘削機などで供試体を採取して調査されていた。
【0007】
この場合には、ソイルセメント柱が凝固しているので、採取作業は容易ではなく、作業性が悪化するばかりか、岩盤用の掘削機を用意しなければならず、コスト的にも不利であった。
【課題を解決するための手段】
【0008】
請求項1記載の発明は、前記課題1を解決すべく、発明された技術的思想であり、駆動手段によって回転駆動される掘削ロッドと、この掘削ロッドの幅方向に延設された一対の攪拌翼と、前記掘削ロッドの先端の掘削翼と、前記掘削ロッドの流路を介して固化材を吐出する吐出口とを備え、前記掘削翼の回転で掘削された掘削土と前記吐出口から吐出される固化材とを前記攪拌翼の回転によって攪拌混合する地盤改良用攪拌装置において、前記両攪拌翼を前記掘削ロッドに段差状に設けたことを特徴としている。
【0009】
したがって、両攪拌翼は異なる円周軌道で回転し、両攪拌翼間で掘削土と固化材とが立体的に攪拌混合される。この両攪拌翼は、掘削ロッドの軸方向に複数段に突設することが好ましい。このとき各段の両攪拌翼を、掘削ロッドの周方向に適宜の角度(例えば90度など)分ずらして突設すれば攪拌効率が更に向上する。
【0010】
請求項2記載の発明は、前記課題2を解決すべく、発明された技術的思想であり、駆動手段によって回転駆動される掘削ロッドと、この掘削ロッドの幅方向に延設された一対の攪拌翼と、前記掘削ロッドの先端の掘削翼と、前記掘削ロッドの流路を介して固化材を吐出する吐出口とを備え、前記掘削翼の回転で掘削された掘削土と前記吐出口から吐出される固化材とを前記攪拌翼の回転によって攪拌混合する地盤改良用攪拌装置において、前記攪拌翼の一方向の回転に従って、掘削土と固化材の混合体を採取する採取手段を設けたことを特徴としている。
【0011】
この採取手段の一態様としては、例えば前記攪拌翼に継手具(例えば蝶番など)を用いて開閉自在に連結された有底筒状の採取器などが挙げられる。この場合には、前記攪拌翼が一方向に回転した場合に採取器の開口部が開いて、凝固前の混合体が採取される。
【0012】
この採取器は、主に攪拌混合後に攪拌翼に取り付けられ、再度掘削ロッドを貫入し、その引抜時に混合体を採取する使用態様が多いが、攪拌混合前に攪拌翼に取り付け掘削ロッドの引抜時に混合体を採取する使用態様であってもよい。
【0013】
請求項3記載の発明は、前記課題1.2を解決すべく、発明された技術的思想であり、駆動手段によって回転駆動される掘削ロッドと、この掘削ロッドの幅方向に延設された一対の攪拌翼と、前記掘削ロッドの先端の掘削翼と、前記掘削ロッドの流路を介して固化材を吐出する吐出口とを備え、前記掘削翼の回転で掘削された掘削土と前記吐出口から吐出される固化材とを前記攪拌翼の回転によって攪拌混合する地盤改良用攪拌装置において、前記両攪拌翼を前記掘削ロッドに段差状に突設するとともに、前記攪拌翼の一方向の回転に従って、掘削土と固化材の混合体を採取する採取手段を設けたことを特徴としている。
【0014】
したがって、両攪拌翼間で掘削土と固化材とが立体的に攪拌混合され、攪拌効率が向上する。また、採取手段には、例えば前記採取器などが考えられる。
【発明の効果】
【0015】
請求項1記載の発明によれば、両攪拌翼間で掘削土と固化材とが立体的に攪拌混合されため、攪拌翼の枚数を増加させることなく、攪拌効率を向上させることができる。
【0016】
請求項2記載の発明によれば、凝固前の混合体が採取されることから、混合率の検査が容易なばかりか、凝固後の供試体を岩盤用の掘削機で採取する必要がなく、作業効率が向上し、コストも抑制される。
【0017】
請求項3記載の発明によれば、攪拌翼の枚数を増加させることなく、両攪拌翼間で掘削土と固化材とが立体的に攪拌混合され、攪拌効率が向上する。また、凝固前の混合体が採取されることから、混合率の検査が容易なばかりか、凝固後の供試体を岩盤用の掘削機で採取する必要がなく、作業効率が向上し、コストも抑制される。
【発明を実施するための最良の形態】
【0018】
図1〜図10は、本発明の実施形態に係る地盤改良用攪拌装置を示し、この攪拌装置10は、深層混合処理工法のスラリー工法に従って軟弱地盤を改良して構造物の支持力を強化させている。
【0019】
この工法の施工ラインでは、図10に示すように、スラリープラント11で生成されたセメントスラリーなどの固化材が、スラリーポンプ12によって前記攪拌装置10に供給されている。このとき前記攪拌装置10は、改良専用施工機13のアーム14に支持され、駆動装置(例えば駆動モータなど)15によって回転駆動されている。
【0020】
前記攪拌装置10は、図1及び図2に示すように、前記駆動装置15に回転させられながら地盤に貫入引抜される掘削ロッド16と、この掘削ロッド16の先端部に連結された掘削翼17と、前記掘削ロッド16の回転に絶縁された状態で前記掘削ロッド16に支持されたケーシング18と、前記掘削ロッド16の軸方向に沿って三段に配置された一対の攪拌翼19と、最下段の一方の攪拌翼19に着脱可能に取り付けられた採取器20とを主体に構成されている。
(1)掘削ロッド16・掘削翼17・ケーシング18
前記掘削ロッド16は、前記駆動装置15に基端部が連結されたロッド本体21と、このロッド本体21の外周面に装着固定されたハウジング22とを有し、前記ロッド本体21内には固化材の流路が形成されている。
【0021】
前記掘削翼16は、図1及び図3に示すように、前記掘削ロッド16の回転により地盤を掘削する複数のビット23と、前記流路を介して固化材を吐出する吐出口24と、この吐出口24内への掘削土の進入を防止する逆止弁39とを備えている。
【0022】
前記ケーシング18は、図1に示すように、前記掘削翼17と前記両攪拌翼19との間に配置され、前記ハウジング22に挿通された円筒部25の一対のフランジ26にボルトで連結されている。この両ケーシング18間の掘削土に固化材を行き渡らせた後に、前記両攪拌翼19によって固化材と掘削土が攪拌混合されている。
(2)攪拌翼19
前記両攪拌翼19は、図1及び図2に示すように、前記ハウジング22の幅方向に延設され、各段の両攪拌翼19が前記掘削ロッド16に対して約15度の角度をもって傾斜している。これにより前記掘削ロッド16が、図1中の矢印P方向に回転した場合には、掘削土・固化材が両攪拌翼16に矢印R.S方向に分岐される。
【0023】
具体的には、前記両攪拌翼19は、前記ハウジング22の外周面に段差状に延設され、互いの攪拌翼19が上下にオフセットに配置されている。この上下の両攪拌翼19間の距離は各段間の距離よりも小さく設定され、上側の前記攪拌翼19の先端部と下側の前記攪拌翼19の後端部とが同等の高さに設定されている。
【0024】
したがって、前記掘削ロッド16が前記矢印P方向に回転した場合に、各段の上下の前記両攪拌翼19は、同一円周上ではなく、異なる円周軌道で回転し、上下の前記両攪拌翼19間では掘削土と固化材とが立体的に攪拌混合される。
(3)採取器20
前記採取器20は、図1に示すように、有底筒状に形成され、前記攪拌翼19群によって掘削土と固化材とを攪拌混合した後に、図4及び図5に示すように、最下段の下側の前記攪拌翼19の取付用ジャケット21に連結されている。
【0025】
この取付用ジャケット21は、前記攪拌翼19を被覆するコ字状部材28と、このコ字状部材28と下側の前記攪拌翼19との間に介装されたゴム材19と、前記コ字状部材28の下部に溶接された垂直板30と、この垂直板30の側面に溶接された水平板31とを備え、前記コ字状部材28と下側の前記攪拌翼19とはボルト32・ナット33を用いて連結固定されている一方、前記水平板31と前記採取器20のフランジ部34とが蝶番(ヒンジ)35を介して連結されている。
【0026】
すなわち、前記蝶番35は、図6〜図8に示すように、中心軸36に対して互いに揺動自在な一対の連結板37を備え、前記水平部31の支持部38に一方の連結板37がボルト41で固定されているとともに、前記フランジ部34に他方の連結板37がボルト41で固定され、これにより前記採取器20が水平部31に開閉自在に連結される。
(4)施工例
そこで、前記攪拌装置10を用いて軟弱地盤を改良する場合を一例に説明すれば、まず、図9(a)に示すように、改良専用施工機13を移動させながら掘削ロッド16を貫入させる改良部の位置決めを行う。この位置決めの後には、図9(b)に示すように、掘削ロッド16を改良部に空打ち貫入させる。
【0027】
この後に掘削ロッド16を前記矢印P方向に回転させ、図9(c)に示すように、掘削翼17の回転で地盤を掘削しつつ掘削ロッド16を改良部に貫入させるとともに、吐出口24から固化材を吐出し、各段の両攪拌翼19によって固化材と掘削土が攪拌混合させる。
【0028】
このとき各段の上下の両攪拌翼19は、同一円周上ではなく、互いに異なる円周軌道で回転することから、図1に示すように、両攪拌翼19間で掘削土と固化材とが立体的に攪拌混合される。
【0029】
すなわち、掘削土・固化材は、両攪拌翼19の回転によって図1中の矢印R.S方向に攪拌されるばかりか、両攪拌翼19が異なる円周軌道で回転することから、両攪拌翼19間では、上側の攪拌翼19に矢印R方向に攪拌された掘削土・固化材と、下側の攪拌翼19に矢印S方向に攪拌された掘削土・固化材とが混ぜ合わされる。
【0030】
したがって、掘削ロッド16は、各段の両攪拌翼19間で掘削土と固化材とを攪拌混合しつつ地盤に貫入する。これにより掘削土と固化材の混合攪拌率が向上し、図9(d)に示すように、掘削ロッド16を必要深度まで貫入させたときには、固化材と掘削土とが均等に攪拌混合されたソイルセメント(混合体)が地盤に生成される。
【0031】
このソイルセメントが凝固した場合には、図9(g)のソイルセメント柱の強度が均一化されることから、攪拌翼19の枚数を増加させる必要がなく、この意味で駆動装置15の小型化やコストの抑制に貢献できる。
【0032】
つぎに、掘削ロッド16を、図9(e)〜(g)に示すように、地盤の改良部から引き抜いた後には、最下段の下側の攪拌翼19にゴム材19を介してコ字状部材28に被せて、ボルト32・ナット33で両者19.28を連結固定する。
【0033】
この後に水平板31の支持部38に蝶番35の一方の連結板37をボルト41で固定するとともに、フランジ部34に他方の連結板37をボルト41で固定し、採取器20を最下段の下側の攪拌翼19に開閉自在に取り付ける。
【0034】
そして、ソイルセメントの凝固前に、掘削ロッド16を前記矢印P方向に回転させて再度貫入させる。このとき採取器20には、図4中の矢印T方向から圧力が加わるため、開口部20aが水平部31に閉ざされ、ソイルセメントの内部への侵入が防止される。また、採取器20は円筒状に形成され、外周が円弧状なため、ソイルセメントの抵抗が少なく、攪拌翼19から外れるおそれがない。
【0035】
この掘削ロッド16の貫入後には,駆動装置15を反転駆動させ、掘削ロッド16を前記矢印Q方向に回転させて改良部から引き抜く作業を行う。この場合に、採取器20には、図5中の矢印U方向から圧力が加わるため、蝶番35の中心軸36を介して採取器20が回動し、開口部20aが水平部31から離れ、採取器20内に凝固前のソイルセメントが蓄積される。
【0036】
この蓄積されたソイルセメントは、掘削ロッド16を引き抜いた後に固化材と掘削土の混合率の検査に使用される。このソイルセメントは凝固前なため、混合率の検査が容易であるばかりか、攪拌翼19の回転に伴って採取されるので、従来のように凝固後の供試体を岩盤用の掘削機を用いて採取する必要がなく、作業効率が向上し、かつコストを抑制することもできる。
(5)その他
本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、例えば前記採取器20を最下段の攪拌翼19だけではなく、上段や中段の攪拌翼19に取り付けて混合体を採取することもできる。この場合には複数箇所でソイルセメントが採取可能なため、固化材と掘削土の混合率の検査精度が向上する。
【0037】
また、本発明は、図11に示すように、各段の両攪拌翼19毎に延設位置が周方向に90度ずれている攪拌装置40にも適用することができる。この場合にも任意の攪拌翼19に採取器が着脱自在に取り付けられている(図11では、最下段の下側の攪拌翼19に開閉自在に取り付けられている。)。
【図面の簡単な説明】
【0038】
【図1】本発明の実施形態に係る地盤改良用の攪拌装置の正面図。
【図2】同 側面図。
【図3】同 底面図。
【図4】図1のA−A線断面図。
【図5】図4の採取器が回動した状態を示す断面図。
【図6】図4のB−B線断面図。
【図7】蝶番の正面図。
【図8】蝶番の平面図。
【図9】(a)は改良地盤の位置決めを示す断面図、(b)は掘削ロッドを地盤に貫入させた状態を示す断面図、(c)は固化材と掘削土とを攪拌混合させている状態を示す断面図、(d)は必要深度まで掘削翼が到達した状態を示す断面図、(e)は掘削ロッドの引抜途中を示す断面図、(f)は掘削ロッドを空打部まで引き抜いた状態を示す断面図、(g)は掘削ロッドの引抜完了の状態を示す断面図。
【図10】スラリー工法の施工ラインを示す概略図。
【図11】本発明の他例の地盤改良用攪拌装置を示す正面図。
【図12】従来例の地盤改良用攪拌装置を示す正面図。
【符号の説明】
【0039】
10…地盤改良用攪拌装置
16…掘削ロッド
17…掘削翼
19…攪拌翼
24…吐出口
20…採取器(採取手段)


【特許請求の範囲】
【請求項1】
駆動手段によって回転駆動される掘削ロッドと、この掘削ロッドの幅方向に延設された一対の攪拌翼と、前記掘削ロッドの先端の掘削翼と、前記掘削ロッドの流路を介して固化材を吐出する吐出口とを備え、前記掘削翼の回転で掘削された掘削土と前記吐出口から吐出される固化材とを前記攪拌翼の回転によって攪拌混合する地盤改良用攪拌装置において、
前記両攪拌翼を前記掘削ロッドに段差状に設けたことを特徴とする地盤改良用攪拌装置。
【請求項2】
駆動手段によって回転駆動される掘削ロッドと、この掘削ロッドの幅方向に延設された一対の攪拌翼と、前記掘削ロッドの先端の掘削翼と、前記掘削ロッドの流路を介して固化材を吐出する吐出口とを備え、前記掘削翼の回転で掘削された掘削土と前記吐出口から吐出される固化材とを前記攪拌翼の回転によって攪拌混合する地盤改良用攪拌装置において、
前記攪拌翼の一方向の回転に従って、掘削土と固化材の混合体を採取する採取手段を設けたことを特徴とする地盤改良用攪拌装置。
【請求項3】
駆動手段によって回転駆動される掘削ロッドと、この掘削ロッドの幅方向に延設された一対の攪拌翼と、前記掘削ロッドの先端の掘削翼と、前記掘削ロッドの流路を介して固化材を吐出する吐出口とを備え、前記掘削翼の回転で掘削された掘削土と前記吐出口から吐出される固化材とを前記攪拌翼の回転によって攪拌混合する地盤改良用攪拌装置において、
前記両攪拌翼を前記掘削ロッドに段差状に突設するとともに、
前記攪拌翼の一方向の回転に従って、掘削土と固化材の混合体を採取する採取手段を設けたことを特徴とする地盤改良用攪拌装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【公開番号】特開2008−25247(P2008−25247A)
【公開日】平成20年2月7日(2008.2.7)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−200261(P2006−200261)
【出願日】平成18年7月24日(2006.7.24)
【出願人】(505093932)アラタ工業株式会社 (3)
【出願人】(594062938)第一運輸作業株式会社 (5)
【Fターム(参考)】