説明

地震用エアバッグ装置及びこれを用いたベッド

【課題】落下物の衝突または押圧によってエアバッグが容易に圧縮変形することのない地震用エアバッグ装置及びこれを用いたベッドを提供する。
【解決手段】感震センサ14によって所定の大きさ以上の揺れを検知すると、ベッド1上の人体Aの左右両側にエアバッグ12を膨出させるようにしたので、エアバッグ12によって地震による落下物を支えることができ、落下物からベッド1上の人体Aを保護することができる。装置本体11内に収納したバネ部材13の圧縮状態を解除し、バネ部材13の伸長によりエアバッグ12を膨張させるようにしたので、エアバッグ12を瞬時に膨出させることができる。また、エアバッグ12内に配置されたバネ部材13の補強によりエアバッグ12の剛性を高めることができるので、落下物の衝突または押圧によってエアバッグ12が容易に圧縮変形することがなく、落下物の衝突や圧迫から人体Aを効果的に保護することができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、地震による建物の倒壊や家具の転倒等から人身を保護するための地震用エアバッグ装置及びこれを用いたベッドに関するものである。
【背景技術】
【0002】
近年の大規模地震による人的被害は、建物の倒壊や家具の転倒等により負傷する場合が多く、例えば就寝中に地震が起きた場合には、横たわった人体に家具等が落下し、落下物の下敷きになる場合が多い。特に、寝たきりの病人や障害者は落下物に対して俊敏に身をかわすことができないため、落下物から保護する必要性が高かった。
【0003】
そこで、地震を検知するとエアバッグを膨張させ、エアバッグにより人体を保護するようにしたものとして、ガスの膨張で立体化するホース状の骨格部材を内蔵し、この骨格部材の立体化に伴ってエアバッグを膨張させるようにしたものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。また、ベッドの一端側に収縮状態のエアバッグを配置し、地震を検知するとエアバッグをベッドの他端側に向かって膨張させ、エアバッグによってベッド上の人体を覆うようにしたものも知られている(例えば、特許文献2参照。)。更に、地震による揺れを検知するセンサとしては、所定の大きさ以上の揺れが与えられると電気信号を出力するようにしたものが知られている(例えば、特許文献3参照。)。
【特許文献1】特許第3014301号公報
【特許文献2】特開平8−229151号公報
【特許文献3】特許第2860523号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、前記エアバッグは、物体との衝突により圧縮変形し易いため、前者のようにホース状の骨格部材でエアバッグを立体化させるようにしたものや、後者のようにエアバッグのみで人体を覆うようにしたものでは、転倒した家具や倒壊した建物の建材等、重量物の衝撃に対する強度が不十分であり、より剛性の高いエアバッグが必要となっている。
【0005】
本発明は前記問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、落下物の衝突または押圧によってエアバッグが容易に圧縮変形することのない地震用エアバッグ装置及びこれを用いたベッドを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は前記目的を達成するために、地震による揺れを検知するとエアバッグを膨張させるようにした地震用エアバッグ装置において、装置本体内に収縮状態で収納され、所定箇所に空気吸入口を有する筒状のエアバッグと、エアバッグの周面側に配置されるとともに、エアバッグと共に装置本体内に圧縮状態で収納され、圧縮状態を解除されるとエアバッグを膨張させながら装置本体から伸び出る螺旋状のバネ部材と、地震による揺れを検知する感震センサと、バネ部材を圧縮状態で保持し、感震センサによって所定の大きさ以上の揺れが検知されるとバネ部材の圧縮状態を解除する圧縮解除手段とを備えている。
【0007】
これにより、感震センサによって所定の大きさ以上の揺れを検知すると、装置本体からエアバッグが膨出し、エアバッグによって地震による落下物を支えることができる。この場合、装置本体内に収納したバネ部材の圧縮状態を解除すると、バネ部材の伸長によりエアバッグが膨張することから、エアバッグが瞬時に膨出する。また、エアバッグの周面側に配置されたバネ部材の補強によりエアバッグの剛性を高めることができるので、落下物の衝突または押圧によってエアバッグが容易に圧縮変形することがない。
【0008】
また、本発明は、地震用エアバッグ装置を備えたベッドにおいて、前記装置本体をベッド本体の一端側の左右両側にそれぞれ配置し、各装置本体からエアバッグがベッド本体の他端側に向かってそれぞれ膨出するように構成している。
【0009】
これにより、地震により所定の大きさ以上の揺れが生ずると、ベッド本体の左右両端側に配置された一対の装置本体からベッド上の人体の左右両側にそれぞれエアバッグが膨出することから、転倒した家具や倒壊した建物の建材がベッドに落下した場合でも、各エアバッグによって落下物が支えられ、落下物の人体への直接の落下が阻止されるとともに、落下物の下敷きになった場合でもエアバッグによって落下物との間に空間が確保される。
【発明の効果】
【0010】
本発明の地震用エアバッグ装置によれば、落下物の衝突または押圧によってエアバッグが容易に圧縮変形することがないので、落下物の衝突または圧迫から人体を効果的に保護することができる。
【0011】
また、本発明のベッドによれば、転倒した家具や倒壊した建物の建材が落下した場合でも、ベッド上の人体の左右両側に膨出したエアバッグによって落下物を支えることができるので、落下物の人体への直接の落下を阻止することができるとともに、落下物の下敷きになった場合でもエアバッグによって落下物との間に空間を確保することができる。これにより、ベッド上の人体を落下物から保護することができるので、例えば就寝中に地震が起きた場合のみならず、寝たきりの病人や障害者の保護に有効である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
図1乃至図7は本発明の一実施形態を示すもので、図1は地震用エアバッグ装置を備えたベッドの斜視図、図2はその平面図、図3は装置本体の側面断面図、図4はその動作を示す側面断面図、図5は圧縮解除機構の斜視図、図6はその動作説明図、図7は地震用エアバッグ装置の構成を示すブロック図である。
【0013】
同図に示すベッド1は、クッション性のマット2と、マット2を載置するフレーム3と、フレーム3の長手方向一端側に配置されたヘッドボード4と、フレーム3の長手方向他端側に配置されたフットボード5とからなり、ヘッドボード4には本発明の地震用エアバッグ装置が設けられている。尚、フレーム3、ヘッドボード4及びフットボード5によってベッド本体が構成されている。
【0014】
本実施形態の地震用エアバッグ装置10は、ヘッドボード4の左右両端側に配置された一対の装置本体11と、装置本体11内に収縮状態で収納されたエアバッグ12と、エアバッグ12と共に装置本体11内に圧縮状態で収納されたバネ部材13と、地震による揺れを検知する感震センサ14と、感震センサ14によって所定の大きさ以上の揺れを検知するとバネ部材13の圧縮状態を解除する圧縮解除機構15と、バネ部材13の圧縮状態の解除と共に作動する警報ランプ16及び警報ブザー17と、電源としての二次電池18とを備えている。
【0015】
装置本体11は前面を開口した箱状に形成され、ヘッドボード4内に格納されている。装置本体11の前面は着脱自在な前面板11aによって覆われており、その背面中央には吸気吸入用の開口部11bが設けられている。
【0016】
エアバッグ12は、気密性及び耐久性の高い生地(例えば、全芳香族ポリエステル)からなり、このような生地を縫製または熱融着することによって円筒状に形成されている。エアバッグ12の長手方向一端は閉塞されており、前面板11aの内面に固定されている。エアバッグ12の長手方向他端には空気吸入口12aが設けられ、空気吸入口12aには吸入方向のみ空気の流通を許容する開閉弁12bが設けられている。開閉弁12bは周方向一箇所を空気吸入口12aの縁部に固定され、図示しない弾性部材(バネ、ゴム等)によってエアバッグ12の内側から閉鎖方向に付勢されている。
【0017】
バネ部材13は高弾性の鋼材からなる線材を螺旋状に形成してなり、エアバッグ12内にエアバッグ12の長手方向に伸縮するように配置されている。この場合、バネ部材13はエアバッグ12の周面に内側から固着されている。また、バネ部材13の一端は前面板11aの内面側に配置され、その他端は装置本体11内の背面に固定されている。
【0018】
感震センサ14は、地震による所定の大きさ以上(例えば震度5以上)の揺れが与えられると、所定の電気信号を出力する周知の構成からなり、ベッド1の下方の床面に配置されるようになっている。
【0019】
圧縮解除機構15は、一端をバネ部材13の一端側に連結された連結部材としてのワイヤ15aと、ワイヤ15aの他端を着脱自在に係止する係止部材15bと、係止部材15bを回動させるカム15cと、カム15cを回転させるモータ15dと、係止部材15bの回動位置を検知するマイクロスイッチ15eとからなり、係止部材15bは他端側に回動自在に連結された支軸15fを介して装置本体11側に固定されている。係止部材15bの一端には上方に突出する突出部15gが設けられ、環状に形成されたワイヤ15aの他端が突出部15gに係止するようになっている。また、係止部材15bにはカム15cを収容する孔15hが設けられ、孔15hの下端側にカム15cが当接することにより、係止部材15bが下方に回動するようになっている。マイクロスイッチ15eは係止部材15bの上端に接触してオン状態となり、係止部材15bが下方に回動すると係止部材15bから離れてオフ状態となるように設けられている。また、係止部材15bの前方には、係止部材15bが下方に回動すると、突出部15gに係止したワイヤ15aに下方から当接する当接部材15iが設けられ、当接部材15iとの当接によってワイヤ15aの下方への移動が規制されることにより、突出部15gからワイヤ15aが外れるようになっている。
【0020】
警報ランプ16は周知の救命灯等に用いられるもので、ヘッドボード4の上面に取付けられている。
【0021】
警報ブザー17は所定の警報音を発する周知の機器からなり、警報ランプ16と一体に設けられている。
【0022】
二次電池18は商用電源に接続された電池充電回路19によって充電され、各圧縮解除機構15のモータ15d、感震センサ14、警報ランプ16及び警報ブザー17に電力を供給するようになっている。モータ15dにはモータ駆動回路20が接続され、モータ駆動回路20にはマイクロスイッチ15eが接続されている。モータ駆動回路20は、マイクロスイッチ15eがオン状態のときはモータ15dに電力を供給せず、感震センサ14の検知信号が入力されると、マイクロスイッチ15eのオン/オフ状態に拘わらず、モータ15dに電力を供給するようになっている。また、警報ランプ16及び警報ブザー17は、感震センサ14の電気信号が入力されると作動し、所定時間(例えば8時間)が経過するまでランプの点灯及びブザー音の発生を継続するようになっている。
【0023】
以上のように構成された地震用エアバッグ装置10においては、感震センサ14によって所定の大きさ以上の揺れが検知されると、感震センサ14から検知信号が出力され、各圧縮解除機構15のモータ15d、警報ランプ16及び警報ブザー17が作動する。モータ15dによってカム15cが回転すると、図6に示すように係止部材15bがカム15cによって下方に回動し、ワイヤ15aが当接部材15iに当接して突出部15gから外れる。これにより、バネ部材13の圧縮状態が解除され、バネ部材13が装置本体11の前面板11a及びエアバッグ12と共に装置本体11から伸び出る。その際、エアバッグ12はバネ部材13の伸長によって膨張し、内部の負圧により開閉弁12bが開放されて空気吸入口12aから外部の空気が吸入され、最大まで膨張すると開閉弁12bが閉じて膨張状態が保持される。また、地震の揺れが低下し、感震センサ14から検知信号が出力されなくなると、上方位置に回動した係止部材15bとの接触によりマイクロスイッチ15eがオンになり、モータ15dへの電力供給が解除されて係止部材15bの回動が上方所定位置で停止する。
【0024】
前記地震用エアバッグ装置10を備えたベッド1においては、地震により所定の大きさ以上の揺れが生ずると、ヘッドボード4の左右両端側に配置された一対の装置本体11から人体Aの左右両側にそれぞれエアバッグ12が膨出する。これにより、転倒した家具や倒壊した建物の建材がベッド1に落下した場合でも、各エアバッグ12によって落下物が支えられ、落下物の人体Aへの直接の落下が阻止されるとともに、落下物の下敷きになった場合でもエアバッグ12によって落下物との間に空間が確保される。この場合、各エアバッグ12の周面側には螺旋状のバネ部材13が配置されているため、バネ部材13によってエアバッグ12の剛性が高められ、落下物の衝突または押圧によりエアバッグ12が容易に圧縮変形することがない。
【0025】
このように、本実施形態によれば、感震センサ14によって所定の大きさ以上の揺れを検知すると、ベッド1の長手方向一端側に配置した一対の装置本体11から人体Aの左右両側にエアバッグ12を膨出させるようにしたので、エアバッグ12によって地震による落下物を支えることができ、落下物からベッド1上の人体Aを保護することができる。従って、例えば就寝中に地震が起きた場合のみならず、寝たきりの病人や障害者の保護に有効である。この場合、装置本体11内に収納したバネ部材13の圧縮状態を解除し、バネ部材13の伸長によりエアバッグ12を膨張させるようにしたので、エアバッグ12を瞬時に膨出させることができる。また、エアバッグ12内に配置されたバネ部材13の補強によりエアバッグ12の剛性を高めることができるので、落下物の衝突または押圧によってエアバッグ12が容易に圧縮変形することがなく、落下物の衝突や圧迫から人体Aを効果的に保護することができる。
【0026】
更に、膨張したエアバッグ12の空気吸入口12aを開閉弁12bによって閉鎖するようにしたので、落下物の衝突または押圧によってエアバッグ12内の空気が抜けることがなく、空気圧によってもエアバッグ12の膨張状態を保持することができる。
【0027】
また、一端をバネ部材13の一端側に連結されたワイヤ15aの他端を係止部材15bに係止することによりバネ部材13を圧縮状態で保持し、モータ15dによって回転するカム15cによって係止部材15bを回動させ、ワイヤ15aを当接部材15iに当接させて係止部材15bとの係止を解除することにより、バネ部材13の圧縮状態を解除するようにしたので、係止部材15bの機械的な動作によりバネ部材13の圧縮状態を確実に解除することができる。
【0028】
更に、バネ部材13の圧縮状態の解除と共に作動する警報ランプ16及び警報ブザー17を備えているので、落下物によって身動きがとれなくなった場合でも、ランプの発光とブザー音によって被災者の位置を外部に知らせることができ、救出活動における被災者の早期発見に貢献することができる。
【0029】
また、圧縮解除機構15、警報ランプ16及び警報ブザー17を作動させる電源として充電可能な二次電池18を用いているので、地震により停電した場合でも、二次電池18から電力を得ることができ、圧縮解除機構15等を確実に作動させることができる。
【0030】
尚、前記実施形態では、本発明の地震用エアバッグ装置10をベッド1に設置したものを示したが、ベッド1を使用しない場合は地震用エアバッグ装置10を単体で布団の枕元側に置くようにしたり、或いは他の家具等に設置するようにしてもよい。また、地震用エアバッグ装置10の設置場所はベッドや布団の近傍に限られるものではなく、地震による落下物から保護しようとする任意の場所や物の近傍に設置することが可能である。
【0031】
また、前記実施形態では、係止部材15bを下方に回動することにより、当接部材15iをワイヤ15aに当接させてワイヤ15aとの係止を解除するようにしたものを示したが、係止部材15bを固定して当接部材15iを上方に移動させるように構成することもできる。この場合、駆動機構としてモータ15dを用いているが、ソレノイドや伝動アクチュエータ等、他の機構を用いることも可能である。また、ワイヤ15aを切断するなど、他の方法によりバネ部材13の圧縮状態を解除するようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0032】
【図1】本発明の地震用エアバッグ装置を備えたベッドの一実施形態を示す斜視図
【図2】地震用エアバッグ装置を備えたベッドの平面図
【図3】装置本体の側面断面図
【図4】装置本体の動作を示す側面断面図
【図5】圧縮解除機構の斜視図
【図6】圧縮解除機構の動作説明図
【図7】地震用エアバッグ装置の構成を示すブロック図
【符号の説明】
【0033】
1…ベッド、10…地震用エアバッグ装置、11…装置本体、12…エアバッグ、13…バネ部材、14…感震センサ、15…圧縮解除機構、15a…ワイヤ、15b…係止部材、15c…カム、15d…モータ、15i…当接部材、16…警報ランプ、17…警報ブザー、18…二次電池。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
地震による揺れを検知するとエアバッグを膨張させるようにした地震用エアバッグ装置において、
装置本体内に収縮状態で収納され、所定箇所に空気吸入口を有する筒状のエアバッグと、
エアバッグの周面側に配置されるとともに、エアバッグと共に装置本体内に圧縮状態で収納され、圧縮状態を解除されるとエアバッグを膨張させながら装置本体から伸び出る螺旋状のバネ部材と、
地震による揺れを検知する感震センサと、
バネ部材を圧縮状態で保持し、感震センサによって所定の大きさ以上の揺れが検知されるとバネ部材の圧縮状態を解除する圧縮解除手段とを備えた
ことを特徴とする地震用エアバッグ装置。
【請求項2】
前記エアバッグの空気吸入口に吸入方向のみ空気の流通を許容する開閉弁を設けた
ことを特徴とする請求項1記載の地震用エアバッグ装置。
【請求項3】
前記圧縮解除手段を、一端をバネ部材の一端側に連結された連結部材と、連結部材の他端をバネ部材の圧縮状態で係止する係止部材と、連結部材に係止部材との係止を解除する方向に当接可能な当接部材と、係止部材または当接部材を所定方向に移動して連結部材を当接部材に係止解除方向に当接させる駆動機構とから構成した
ことを特徴とする請求項1または2記載の地震用エアバッグ装置。
【請求項4】
前記バネ部材の圧縮状態の解除と共に作動する警報手段を備えた
ことを特徴とする請求項1または2記載の地震用エアバッグ装置。
【請求項5】
前記圧縮解除手段を作動させる電源として充電可能な電池を用いた
ことを特徴とする請求項1、2、3または4記載の地震用エアバッグ装置。
【請求項6】
請求項1、2、3、4または5記載の地震用エアバッグ装置を備えたベッドであって、
前記装置本体をベッド本体の一端側の左右両側にそれぞれ配置し、各装置本体からエアバッグがベッド本体の他端側に向かってそれぞれ膨出するように構成した
ことを特徴とするベッド。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2006−198109(P2006−198109A)
【公開日】平成18年8月3日(2006.8.3)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−12104(P2005−12104)
【出願日】平成17年1月19日(2005.1.19)
【出願人】(591199741)株式会社プロップ (26)
【Fターム(参考)】