説明

型紙マウスカバー

【課題】マウスカバーはすっぽり覆うタイプとか、取り付けると後の手入れが面倒なものや、マウスの大きさや形状にオールマイティー対応できるものがなかった。これらの問題点を解決するために、取り付け、取り外しが簡単に行え、更に、大きさ、形状に対応し衛生面にも考慮した型紙マウスカバーを提供する。
【解決手段】紙、布、ビニール製素材を用いて指先より掌が相触する平円状の型紙1を成形し、型紙1外周面には内側に頂角を持つV字形に切り取ったカット面を一つ以上設け、更に後部位には切り込み部3を設けた。次にマウス本体4の両側面、及びクリック部5を含む上面に、両面粘着シートをデザイン自由な形状にカットし、貼付させ、前記型紙1をマウス本体4の上部より覆う様に貼付させて成る型紙マウスカバーを提供する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、コンピューターの入力装置であるマウス本体の汚れを防ぎ、更に多様な大きさ、形状に対応できるマウスカバーに関するものである。
【背景技術】
【0002】
マウスは、毎日の使用頻度が非常に高く、指先、掌などの汗、汚れが日々付着し、非衛生的な使用パーツの一つとなっている。
そのため、マウス本体の汚れを防ぎ、大きさ、形状にも対応できるマウスカバーが求められている。
【特許文献1】 2003−216329
【特許文献2】 2002−055776
【特許文献3】 2001−337782
【特許文献4】 2001−216087
【特許文献5】 2001−357051
【特許文献6】 平10−357051
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、従来のものでは次のような問題があった。
従来、マウスカバーは汚れを防ぐ目的を持って提案されているが、ほとんどはマウス形状に測定したものを、すっぽり被せインテリア性を高めたもの、又、マジックテープや両面テープで接着するタイプなど、一旦取り付けるとマウス本体及びマウスカバー自体の手入れが面倒なものや、マウスの多様な大きさや形状にオールマイティー対応できるものがなかった。
そこで、本発明は、これらの問題点を解決するために、薄膜弾性体から成る繰り返し使用でき、貼ってはがせる両面粘着シート(以下「両面粘着シート」という)を利用して簡単に取り付け、取り外しが行え、更に、多様な大きさ、形状に対応し衛生面にも考慮した型紙マウスカバーを提供するものである。
【課題を解決しようとする手段】
【0004】
本発明は、上記の課題を解消するために次の様な形態とした。
1.紙、布、ビニール製素材を用いて指先より掌が相触する平円状の型紙(1)を成形し、該型紙(1)外周面には内側に頂角を持つV字形に切り取ったカット面(2)を一つ以上設け、更に後部位には切り込み部(3)を設けた。
2.マウス本体(4)の両側面、及びクリック部(5)を含む上面に、両面粘着シート(6)をデザイン自由な形状にカットし、貼付させ、前記型紙(1)を該マウス本体(4)の上部より覆う様に貼付させて成る型紙マウスカバーを提供する。
【発明の効果】
【0005】
本発明によって、次のような効果が生じた。
1.一つの型紙でマウス形状に沿った姿形に順応され、多様なデザイン、大きさに対応できたいへん便利である。
2.型紙はカットデザインのためマウス本体よりはみ出し箇所があればハサミ等で簡単に切り取る事ができ適応性が高い。
3.繰り返し何度でも粘着できる両面粘着シートにより貼付されているため、型紙を使い捨てとした場合、取り換え時はきれいに簡単にはがすことができ、貼り付けも素早く容易に行え手間が掛からない。
4、型紙に、吸汗性及び抗菌効果を付加すれば、使用毎に指先、掌の余分な汚れが取り除かれ、カバーに覆われていないマウスボールを使用する時も汚れ付着が軽減されたいへん衛生的である。
5.マウス本体の掃除をするときも両面粘着シートは、本体表面からもきれいに簡単にはがれ、点検や補修も含め従来通りに行える。
【発明を実施するための最良の形態】
【0006】
本発明を実施するための最良の形態を図1〜5に基づいて説明する。
1.吸湿性及び抗菌処理を施した紙素材から成る、指先より掌が相触する平円状の型紙(1)を形成し、外周面には内側に頂角を持つV字形に切り取ったカット面(2)を左右対称に2〜3か所設け、後部位には切り込み部(3)を設けた。
更に、マウスボール部分は楕円形に切り抜き、後端は幾つかの半円形にデザインカットした。(図1)
2.マウス本体(4)に、左右両側面にはL字型に成形したものを、又指先クリック部(5)を含む上面にはU字型に成形した両面粘着シート(6)を貼付した。(図2)
3.型紙(1)を上部クリック部(5)より指先の位置を合わせ、上面から覆う様にマウス本体(4)の両面粘着シート(6)に貼付し保持させた。(図3〜5)
【0007】
本発明は以上のように構成され、次のようにマウスに順応させている。
1.型紙(1)はマウス本体クリック部(5)を含む前上部と両側面一部に貼付保持されており、後方位はフリー状態としている。
したがって、型紙(1)両側にカット面(2)を設け、後部位にも切り込み(6)を付けることにより変形自在となり、異なる形状のマウスであっても本体形状に沿った自由な姿形となる。
2.又、図示していないが型紙(1)の内側に小さいマウスサイズの枠線を書き込んでおき切り取れるようにすれば大きさの異なるマウスにも一つの形状で対応できる。
【0008】
このように、本発明は、実用面での利便性を格段に向上させている。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【図1】本発明の型紙を示す平面図である。
【図2】本発明の貼付箇所を示す斜視図である。
【図3】本発明の使用状態を示す斜視図1である
【図4】本発明の使用状態を示す斜視図2である
【図5】本発明の使用状態を示す斜視図3である
【符号の説明】
【0010】
1.型紙
2.カット面
3.切り込み部
4.マウス本体
5.クリック部
6.両面粘着シート

【特許請求の範囲】
【請求項1】
コンピューターマウスのマウスカバーにおいて、紙、布、ビニール製素材から成る指先より掌が相触する平円状の型紙(1)を成形し、該型紙(1)外周面には内側に頂角を持つV字形に切り取ったカット面(2)を一つ以上設け、更に後部位には切り込み部(3)を設けたことを特徴とした型紙マウスカバー。
【請求項2】
マウス本体(4)の両側面、及びクリック部(5)を含む上面に、両面粘着シート(6)をデザイン自由な形状に成形し、貼付させ、該マウス本体(4)の上部より覆う様に貼付させて成る請求項1記載の型紙マウスカバー

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2011−123854(P2011−123854A)
【公開日】平成23年6月23日(2011.6.23)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−299367(P2009−299367)
【出願日】平成21年12月11日(2009.12.11)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.マジックテープ
【出願人】(597110766)
【Fターム(参考)】