説明

塗布具と塗布補助具

【課題】 簡易な構成を持った物体の面に塗布剤を塗布するための塗布シートを保持する塗布補助具とそれを用いた塗布具を提供しようとする。
【解決手段】
従来の物体の面に塗布剤を塗布するための塗布具にかわって、塗布剤が染み込み易いシート状の塗布シートと、互いに対向する上面と下面とをもち該上面と該下面とを貫通する貫通穴を設けられた塊状の第一部材と前記貫通穴に嵌め合い可能な塊状の第二部材と有する塗布補助具と、を備え、前記塗布シートで前記第一部材の前記下面を覆って前記第一部材の1対の側面を囲い、前記塗布シートの互いに離れた少なくとも2箇所の端部を前記上面の側から前記貫通穴に詰め込み、前記第二部材を前記貫通穴に嵌め合わせて前記塗布シートの前記貫通穴に詰め込まれた部分を押さえ込むことができる、ものとした。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、物体の面に塗布剤を塗布するための塗布シートを保持する塗布補助具とそれを用いた塗布具にかかるものである。
【背景技術】
【0002】
物体の表面に塗布剤を塗布したいことがある。
例えば、自動車のボデーやガラスの表面に塗布剤を塗布したり、自動車のシートに塗布剤を塗布する。
一般には、シート状のものに塗布剤を吸収させ、素手でシート状のものを物体の表面をなぞる。
【0003】
自動車のボデーやガラスやシートの表面は凸凹や曲面があるので、塗布剤を均一により簡便に塗布するための道具が望まれていた。
【0004】
【特許文献1】実開平5−22069号
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は以上に述べた要望に鑑み案出されたもので、簡易な構成を持った物体の面に塗布剤を塗布するための塗布シートを保持する塗布補助具とそれを用いた塗布具を提供しようとする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するため、本発明に係る物体の面に塗布剤を塗布するためのシート状の塗布シートを保持するための塗布補助具を、互いに対向する上面と下面とをもち該上面と該下面とを貫通する貫通穴を設けられた塊状の第一部材と、前記貫通穴に嵌め合い可能な塊状の第二部材と、を備え、前記塗布シートで前記第一部材の前記下面を覆って前記第一部材の1対の側面を囲い、前記塗布シートの互いに離れた少なくとも2箇所の端部を前記上面の側から前記貫通穴に詰め込み、前記第二部材を前記貫通穴に嵌め合わせて前記塗布シートの前記貫通穴に詰め込まれた部分を押さえ込むことができる、ものとした。
【0007】
上記本発明の構成により、第一部材が、互いに対向する上面と下面とをもち該上面と該下面とを貫通する貫通穴を設けられた塊状の部材である。第二部材が、前記貫通穴に嵌め合い可能な塊状の部材である。前記塗布シートで前記第一部材の前記下面を覆って前記第一部材の1対の側面を囲い、前記塗布シートの互いに離れた少なくとも2箇所の端部を前記上面の側から前記貫通穴に詰め込み、前記第二部材を前記貫通穴に嵌め合わせて前記塗布シートの前記貫通穴に詰め込まれた部分を押さえ込むことができる。
その結果、前記第一部材の下側から前記塗布シートに塗布剤を染み込ませて、前記第一部材と前記第二部材とを物体の面に沿って移動させて、物体の面に塗布剤を塗布できる。
【0008】
以下に、本発明の実施形態に係る塗布補助具を説明する。本発明は、以下に記載した実施形態のいずれか、またはそれらの中の二つ以上が組み合わされた態様を含む。
【0009】
本発明の実施形態に係る塗布補助具は、前記第二部材が前記第一部材から前記貫通穴の輪郭に沿って抜き取った残材でできている。
上記の実施形態の構成により、前記第二部材が前記第一部材から前記貫通穴の輪郭に沿って抜き取った残材でできている。
その結果、歩留まり良く前記第一部材と前記第二部材とを作ることができ、前記貫通穴に嵌め合わせた前記第二部材が抜けにい。
【0010】
本発明の実施形態に係る塗布補助具は、前記下面が略平面であり、前記上面の一部が中央部から縁部に向かって前記下面との厚みが薄くなる様に傾斜している。
上記の実施形態の構成により、前記上面の一部が中央部の側から縁部に向かって前記下面との厚みが薄くなる様に傾斜している。
その結果、塗布剤を染ませた前記塗布シートを前記第一部材と前記第二部材とに挟んで、物体の表面に沿って移動する際に、狭い個所にも塗布剤を塗布できる。
【0011】
本発明の実施形態に係る塗布補助具は、前記第一部材が下面の側から見て略長方形であって略長方形の1対の長辺が内側に向かって各々に湾曲している輪郭を持つ。
上記の実施形態の構成により、前記第一部材が下面の側から見て略長方形であって略長方形の1対の長辺が中央部に向かって各々に湾曲している輪郭を持つ。
その結果、手で第一部材を把持する際に、湾曲した輪郭をつかみ易くなる。
【0012】
上記目的を達成するため、本発明に係る物体の面に塗布剤を塗布するための塗布具を、
塗布剤が染み込み易いシート状の塗布シートと、互いに対向する上面と下面とをもち該上面と該下面とを貫通する貫通穴を設けられた塊状の第一部材と前記貫通穴に嵌め合い可能な塊状の第二部材と有する塗布補助具と、を備え、前記塗布シートで前記第一部材の前記下面を覆って前記第一部材の1対の側面を囲い、前記塗布シートの互いに離れた少なくとも2箇所の端部を前記上面の側から前記貫通穴に詰め込み、前記第二部材を前記貫通穴に嵌め合わせて前記塗布シートの前記貫通穴に詰め込まれた部分を押さえ込むことができる、ものとした。
【0013】
上記本発明の構成により、塗布シートが、塗布剤が染み込み易いシート状の材料である。塗布補助具が、第一部材と第二部材とを有する。前記第一部材が、互いに対向する上面と下面とをもち該上面と該下面とを貫通する貫通穴を設けられた塊状の部材である。前記第二部材が、前記貫通穴に嵌め合い可能な塊状の部材である。前記塗布シートで前記第一部材の前記下面を覆って前記第一部材の1対の側面を囲い、前記塗布シートの互いに離れた少なくとも2箇所の端部を前記上面の側から前記貫通穴に詰め込み、前記第二部材を前記貫通穴に嵌め合わせて前記塗布シートの前記貫通穴に詰め込まれた部分を押さえ込むことができる。
その結果、前記第一部材の下側から前記塗布シートに塗布剤を染み込ませて、前記第一部材と前記第二部材とを物体の面に沿って移動させて、物体の面に塗布剤を塗布できる。
【0014】
以下に、本発明の実施形態に係る塗布具を説明する。本発明は、以下に記載した実施形態のいずれか、またはそれらの中の二つ以上が組み合わされた態様を含む。
【0015】
本発明の実施形態に係る塗布具は、前記第二部材が前記第一部材から前記貫通穴の輪郭に沿って抜き取った残材でできている。
上記の実施形態の構成により、前記第二部材が前記第一部材から前記貫通穴の輪郭に沿って抜き取った残材でできている。
その結果、歩留まり良く前記第一部材と前記第二部材とを作ることができ、前記貫通穴に嵌め合わせた前記第二部材が抜けにい。
【0016】
本発明の実施形態に係る塗布補助具は、前記下面が略平面であり、前記上面の一部が中心部の側から縁部に向かって移動するに従い前記下面との厚みが薄くなる様に傾斜している、
上記の実施形態の構成により、前記上面の一部が中心部の側から縁部に向かって移動するに従い前記下面との厚みが薄くなる様に傾斜している。
その結果、塗布剤を染ませた前記塗布シートを前記第一部材と前記第二部材とに挟んで、物体の表面に沿って移動する際に、狭い個所にも塗布剤を塗布できる。
【0017】
本発明の実施形態に係る塗布補助具は、前記第一部材が下面の側から見て略長方形であって略長方形の1対の長辺が内側に向かって各々に湾曲している輪郭を持つ。
上記の実施形態の構成により、前記第一部材が下面の側から見て略長方形であって略長方形の1対の長辺が内側に向かって各々に湾曲している輪郭を持つ。
その結果、手で第一部材を把持する際に、湾曲した輪郭をつかみ易くなる。
【発明の効果】
【0018】
以上説明したように、本発明に係る塗布補助具と塗布具とは、その構成により、以下の効果を有する。
第一部材に第二部材の嵌め合う貫通穴を設け、前記塗布シートで前記第一部材の前記下面を覆う様に前記第一部材を囲い、前記第一部材の離れた少なくとも2箇所の端部を前記上面の側から前記貫通穴に押し込み、前記第二部材で第二部材の前記貫通穴に嵌め合わせた部分を押さえ込まれる様にしたので、前記第一部材と前記第二部材とに挟まれた前記塗布シートに塗布剤を染み込ませて、前記第一部材と前記第二部材とを物体の面に沿って移動させて、物体の面に塗布剤を塗布できる。
また、前記第二部材が前記第一部材から前記貫通穴の輪郭に沿って抜き取った残材で作ったので、歩留まり良く前記第一部材と前記第二部材とを作ることができ、前記貫通穴に嵌め合わせた前記第二部材が抜けにい。
また、前記上面の一部が中央部の側から縁部に向かって移動するにしたがって前記下面との厚みが薄くなる様に傾斜している様にしたので、塗布剤を染ませた前記塗布シートを前記第一部材と前記第二部材とに挟んで、物体の表面に沿って移動する際に、狭い個所にも塗布剤を塗布できる。
また、前記第一部材が下面の側から見て略長方形であって略長方形の1対の長辺が中央部に向かって各々に湾曲している輪郭を持つ様にしたので、手で第一部材を把持する際に、湾曲した輪郭をつかみ易くなる。
従って、簡易な構成を持った塗布補助具と塗布具とを提供できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0019】
以下、本発明を実施するための最良の形態を、図面を参照して説明する。
【0020】
最初に、本発明の第一の実施形態にかかる塗布補助具と塗布具とを説明する。
図1は、本発明の第一の実施形態に係る塗布具の平面図である。図2は、本発明の第一の実施形態に係る塗布具のA−A断面図である。図3は、本発明の第一の実施形態に係る塗布具のB−B断面図である。図4は、本発明の第一の実施形態に係る塗布具の平面組立図である。図5は、本発明の第一の実施形態に係る塗布具のC−C断面図である。図6は、本発明の第一の実施形態に係る塗布具のD−D断面図である。
【0021】
第一の実施形態にかかる塗布具は、物体の面に塗布剤を塗布するためのものであり、塗布シート10と塗布補助具20とで構成される。
塗布シート10は、塗布剤が染み込み易いシート状の部材である。
例えば、塗布シート10は、紙、布、編み物、樹脂シート、不織布、等である。
【0022】
塗布補助具20は、物体の面に塗布剤を塗布するためのシート状の塗布シート10を保持するためのものであり、第一部材21と第二部材22とで構成される。
【0023】
第一部材21は、互いに対向する上面と下面とをもち該上面と該下面とを貫通する貫通穴を設けられた塊状の部材である。
第一部材21は、弾性を持つ素材でできていてもよい。
例えば、第一部材21は、発泡樹脂製である。
例えば、第一部材21は、発泡ウレタン製である。
上面の一部が中心部の側から縁部に向かって移動するに従い下面との厚みが薄くなる様に傾斜していてもよい。
第一部材が下面の側から見て略長方形であって略長方形の1対の長辺が中心部に向かって各々に湾曲している輪郭を持っていてもよい。
貫通穴Hは、上から見て略長方形の断面を持っていてもよい。
貫通穴Hは、上面と下面とを連通する均一な輪郭をもった穴であってもよい。
【0024】
第二部材22は、貫通穴に嵌め合い可能な塊状の部材である。
第二部材22が第一部材21から貫通穴Hの輪郭に沿って抜き取った残材でできていてもよい。
例えば、第二部材22の外形は貫通穴Hの輪郭に一致する。
【0025】
塗布シート10で第一部材21の下面を覆って第一部材21の1対の側面を囲い、塗布シート10の互いに離れた少なくとも2箇所の端部を上面の側から貫通穴Hに詰め込み、第二部材22を貫通穴Hに嵌め合わせて塗布シートの貫通穴に詰め込まれた部分を押さえ込むことができる。
【0026】
塗布剤を下面から沁ませると、貫通穴Hの中に押し込まれた塗布シート10が塗布剤を吸収する。塗布作業を行う際に、塗布剤が貫通穴Hの中に押し込まれた塗布シート10から染み出て、塗布剤の頻繁な追加が不要になる。その結果、物体の面に塗布剤を塗布する作業を効率良く行うことができる。
【0027】
次に、本発明の第二の実施形態にかかる塗布補助具と塗布具とを説明する。
図7は、本発明の第二の実施形態に係る塗布具のB−B断面図である。図8は、本発明の第二の実施形態に係る塗布具のD−D断面図である。
【0028】
第二の実施形態にかかる塗布具は、物体の面に塗布剤を塗布するためのものであり、塗布シート10と塗布補助具20とで構成される。
第一の実施形態にかかる塗布具と同じ部分は省略し、異なる点のみを説明する。
塗布シート10は、第一の実施形態のものと同じである。
【0029】
塗布補助具20は、物体の面に塗布剤を塗布するためのシート状の塗布シート10を保持するためのものであり、第一部材21と第二部材22とで構成される。
【0030】
第一部材21は、弾性を持つ素材ででき互いに対向する上面と下面とをもち該上面と該下面とを貫通する貫通穴Hを設けられた塊状の部材である。
下面が略平面であり、上面の一部が中央部から縁部に向かって下面との厚みが薄くなる様に傾斜していてもよい。
第一部材が下面の側から見て略長方形であって略長方形の1対の長辺が中央部に向かって各々に湾曲している輪郭を持っていてもよい。
貫通穴Hは、上から見て略長方形の輪郭を持っていてもよい。
貫通穴Hは、上面から下面へ移動するにつれ大きくなる輪郭をもった穴であってもよい。
例えば、貫通穴Hの輪郭は上から見て略長方形であり、1対の長辺の離間距離が上面から下面に移動するにしたがい広くなる。
【0031】
第二部材22は、貫通穴に嵌め合い可能な塊状の部材である。
第二部材22が第一部材21から貫通穴Hの輪郭に沿って抜き取った残材でできていてもよい。
例えば、第二部材22の外形は貫通穴Hの輪郭に一致する。
【0032】
次に、本発明の第三の実施形態にかかる塗布補助具と塗布具とを説明する。
図9は、本発明の第三の実施形態に係る塗布具のA−A断面図である。図10は、本発明の第三の実施形態に係る塗布具のC−C断面図である。
【0033】
第三の実施形態にかかる塗布具は、物体の面に塗布剤を塗布するためのものであり、塗布シート10と塗布補助具20とで構成される。
第一の実施形態にかかる塗布具と同じ部分は省略し、異なる点のみを説明する。
塗布シート10と第一部材21とは、第一の実施形態にかかるものと同じなので、説明を省略する。
【0034】
第二部材22は、貫通穴に嵌め合い可能な塊状の部材である。
第二部材22を貫通穴Hに押し込むと、第二部材22の上部が第一部材21の上面より飛び出す。第二部材22の飛び出した部分を把持可能である。
第二部材22の上からみた外形は、貫通穴Hの輪郭に一致し、第二部材22の高さが第一部材21の高さより高くてもよい。
この様にすると、第二部材22を把持して、塗布作業をすることができ、手を塗布剤で汚さずに済む。
【0035】
以上説明したように、本発明に係る塗布補助具と塗布具は、その構成により、以下の効果を有する。
第一部材21に第二部材22の嵌め合う貫通穴Hを設け、塗布シート10が第一部材21の下面を覆う様に第一部材を囲い、塗布シート10の互いに離れた少なくとも2箇所の端部を上面の側から貫通穴Hに詰め込み、第二部材22の貫通穴Hに詰め込まれた部分を押さえ込まれる様にしたので、第一部材21の下側から塗布シート10に塗布剤を染み込ませて、第一部材21と第二部材22とを物体の面に沿って移動させて、物体の面に塗布剤を塗布できる。
また、塗布剤を下面から沁ませると、貫通穴Hの中に押し込まれた塗布シート10が塗布剤を吸収するので、塗布作業を行う際に、塗布剤が貫通穴Hの中に押し込まれた塗布シート10から染み出て、塗布剤の頻繁な追加が不要になる。その結果、物体の面に塗布剤を塗布する作業を効率良く行うことができる。
また、第二部材22が第一部材21の貫通穴から飛び出す高さが大きいと、飛び出した第二部材22をつかんで塗布作業をすることができ、手を塗布剤で汚さないで作業をできる。
また、第二部材22が第一部材21から貫通穴Hの輪郭に沿って抜き取った残材で作ったので、歩留まり良く第一部材21と第二部材22とを作ることができ、貫通穴Hに嵌め合わせた第二部材が抜けにい。
また、塗布補助具20を製造する際に、廃棄するものが少なくなる。
また、上面の一部が中央部の側から縁部に向かって移動するに従い下面との厚みが薄くなる様に傾斜している様にしたので、塗布剤を染ませた塗布シートを第一部材21と第二部材22とに挟んで、物体の表面に沿って移動する際に、狭い個所にも塗布剤を塗布できる。
また、第一部材21が下面の側から見て略長方形であって略長方形の1対の長辺が中央部に向かって各々に湾曲している輪郭を持つ様にしたので、手で第一部材を把持する際に、湾曲した輪郭をつかみ易くなる。
また、貫通穴Hを上面から下面に移動するのに応じて上からみた輪郭を大きくなるようにすると、貫通穴Hに押し込める塗布シートを多くすることができ、沁ませる塗布剤を大くすることができる。
また、第二部材の高さを第一部材の高さより高くなる様にすると、第二部材22の上面から飛び出た第一部材21の部分を手で握ることができ、手を塗布剤で汚すことなく塗布作業をすることができる。
【0036】
本発明は以上に述べた実施形態に限られるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で各種の変更が可能である。
【図面の簡単な説明】
【0037】
【図1】本発明の第一の実施形態に係る塗布具の平面図である。
【図2】本発明の第一の実施形態に係る塗布具のA−A断面図である。
【図3】本発明の第一の実施形態に係る塗布具のB−B断面図である。
【図4】本発明の第一の実施形態に係る塗布具の平面組立図である。
【図5】本発明の第一の実施形態に係る塗布具のC−C断面図である。
【図6】本発明の第一の実施形態に係る塗布具のD−D断面図である。
【図7】本発明の第二の実施形態に係る塗布具のB−B断面図である。
【図8】本発明の第二の実施形態に係る塗布具のD−D断面図である。
【図9】本発明の第三の実施形態に係る塗布具のA−A断面図である。
【図10】本発明の第三の実施形態に係る塗布具のC−C断面図である。
【符号の説明】
【0038】
H 貫通穴
10 塗布シート
20 塗布補助具
21 第一部材
22 第二部材

【特許請求の範囲】
【請求項1】
物体の面に塗布剤を塗布するためのシート状の塗布シートを保持するための塗布補助具であって、
互いに対向する上面と下面とをもち該上面と該下面とを貫通する貫通穴を設けられた塊状の第一部材と、
前記貫通穴に嵌め合い可能な塊状の第二部材と、
を備え、
前記塗布シートで前記第一部材の前記下面を覆って前記第一部材の1対の側面を囲い、前記塗布シートの互いに離れた少なくとも2箇所の端部を前記上面の側から前記貫通穴に詰め込み、前記第二部材を前記貫通穴に嵌め合わせて前記塗布シートの前記貫通穴に詰め込まれた部分を押さえ込むことができる、
ことを特徴とする塗布補助具。
【請求項2】
前記第二部材が前記第一部材から前記貫通穴の輪郭に沿って抜き取った残材でできている、
ことを特徴とする請求項1に記載の塗布補助具。
【請求項3】
前記下面が略平面であり、
前記上面の一部が中心部の側から縁部に向かって移動するに従い前記下面との厚みが薄くなる様に傾斜している、
ことを特徴とする請求項2に記載の塗布補助具。
【請求項4】
前記第一部材が下面の側から見て略長方形であって略長方形の1対の長辺が内側に向かって各々に湾曲している輪郭を持つ、
ことを特徴とする請求項3に記載の塗布補助具。
【請求項5】
物体の面に塗布剤を塗布するための塗布具であって、
塗布剤が染み込み易いシート状の塗布シートと、
互いに対向する上面と下面とをもち該上面と該下面とを貫通する貫通穴を設けられた塊状の第一部材と前記貫通穴に嵌め合い可能な塊状の第二部材と有する塗布補助具と、
を備え、
前記塗布シートで前記第一部材の前記下面を覆って前記第一部材の1対の側面を囲い、前記塗布シートの互いに離れた少なくとも2箇所の端部を前記上面の側から前記貫通穴に詰め込み、前記第二部材を前記貫通穴に嵌め合わせて前記塗布シートの前記貫通穴に詰め込まれた部分を押さえ込むことができる、
ことを特徴とする塗布補助具。
【請求項6】
前記第二部材が前記第一部材から前記貫通穴の輪郭に沿って抜き取った残材でできている、
ことを特徴とする請求項5に記載の塗布具。
【請求項7】
前記下面が略平面であり、
前記上面の一部が中心部の側から縁部に向かって移動するに従い前記下面との厚みが薄くなる様に傾斜している、
ことを特徴とする請求項6に記載の塗布具。
【請求項8】
前記第一部材が下面の側から見て略長方形であって略長方形の1対の長辺が内側に向かって各々に湾曲している輪郭を持つ、
ことを特徴とする請求項7に記載の塗布具。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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