説明

変更管理支援装置、変更管理支援方法及び変更管理支援プログラム

【課題】ソフトウェア開発プロジェクトにおいて階層化されたタスク構造を表示するとき、ショートカットを用いてユーザに関連するタスクを表示する。
【解決手段】ソフトウェアの変更作業を、変更理由と担当者の担当作業内容とを規定するタスクによって階層化し、該階層化されたタスクによって変更作業の管理を支援する変更管理支援装置1であって、タスクの階層構造の構成及び該階層構造を構成するタスクを出力する構成出力手段20と、構成出力手段により出力された階層構造の構成のうち、階層構造を構成する所定のタスクを指定するショートカット指定手段30と、ショートカット指定手段30により指定されたタスク及び該タスクの下位に属するタスクを表示させるタスク表示制御手段90とを有し、ショートカットが複数あるとき、タスク表示制御手段90は、所定の当該変更管理支援装置1のユーザに対して表示するよう設定されたショートカットを表示させる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、変更管理支援装置、変更管理支援方法及び変更管理支援プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
企業におけるソフトウェア開発のプロジェクトにおいては、障害対応や新規機能搭載等の変更要求に従ってソフトウェアの変更を行うとき、変更作業をタスク又はチケットという単位で管理し、それらを細分化して作業担当者に割り振る(以下、タスクという)。
【0003】
タスクとは、作業内容に加えて、作業内容に関する変更理由と担当者の担当作業内容とを規定したものである。他にも、作業の進捗状況、管理者、担当者、開始予定日、終了予定日、変更されたソースコード等の情報が付される。プロジェクト全体を管理するために、タスクを一元管理できる、変更管理ソフトウェアが一般に用いられている。
【0004】
ソフトウェアの規模によっては、タスクが複数のサブタスクに分割され、親子関係を持つ。ここで、従来の変更管理ソフトウェアでは、ある末端のタスクを表示させるため、目的のタスクを含むタスクツリーを全て展開するか、タスク一覧を全て出力して表示させる必要があった。そのため、階層が複雑である場合や、タスクの数が多い場合には、視認性が悪くなる問題点があった。
【0005】
これに対し、特許文献1には、階層化されたタスクツリーの上位に格納された文書を自動的に得ることにより、タスクツリー上に分散管理された文書からプロジェクトを代表する文書やタスクに関わる情報を発見して提示することができるプロジェクト管理システムが開示されている。
【0006】
また、特許文献2には、入力された進捗管理データ等から作業の進捗状況を図式化し、作業フローから現在の各自の進捗を把握することができるプロジェクト管理システムが開示されている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかし、特許文献1においては、自分に関連する担当範囲近辺のタスクを的確に把握することができない。
【0008】
特許文献2においては、作業の進捗状況が作業フローとしてフラットに出力され、階層構造の複雑な巨大なプロジェクトにおいては視認性が悪くなる。
【0009】
本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、ソフトウェア開発プロジェクトにおいて階層化されたタスク構造を表示するとき、ショートカットを用いてユーザに関連するタスクを表示するための変更管理支援装置、変更管理支援方法及び変更管理支援プログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上述した課題を解決し目的を達成するため、本発明にかかる変更管理支援装置は、ソフトウェアの変更作業を、変更理由と担当者の担当作業内容とを規定するタスクによって階層化し、該階層化されたタスクによって前記変更作業の管理を支援する変更管理支援装置であって、タスクの階層構造の構成及び該階層構造を構成するタスクを出力する構成出力手段と、前記構成出力手段により出力された階層構造の構成のうち、階層構造を構成する所定のタスクを指定するショートカット指定手段と、前記ショートカット指定手段により指定されたタスク及び該タスクの下位に属するタスクを表示させるタスク表示制御手段とを有し、前記ショートカットが複数あるとき、前記タスク表示制御手段は、所定の当該変更管理支援装置のユーザに対して表示するよう設定された前記ショートカットを表示させることを特徴とする。
【0011】
また、本発明にかかる変更管理支援方法は、ソフトウェアの変更作業を、変更理由と担当者の担当作業内容とを規定するタスクによって階層化し、該階層化されたタスクによって前記変更作業の管理を支援する変更管理支援方法であって、タスクの階層構造の構成及び該階層構造を構成するタスクを出力する構成出力ステップと、前記構成出力ステップで出力された階層構造の構成のうち、階層構造を構成する所定のタスクを指定するショートカット指定ステップと、前記ショートカット指定ステップにより指定されたタスク及び該タスクの下位に属するタスクを表示させるタスク表示制御ステップとを有し、前記ショートカットが複数あるとき、前記タスク表示制御ステップは、所定の当該変更管理支援方法を使用するユーザに対して表示するよう設定された前記ショートカットを表示させることを特徴とする。
【発明の効果】
【0012】
本発明によれば、ソフトウェア開発プロジェクトにおいて、階層化されたタスク構造を表示するとき、ショートカットを用いてユーザに関連するタスクを表示するための変更管理支援装置、変更管理支援方法及び変更管理支援プログラムを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【図1】本発明の一実施形態に係る変更管理支援装置の画面表示例を表す図である。
【図2】本発明の一実施形態に係る変更管理支援装置の機能構成のブロック図である。
【図3】本発明の一実施形態に係るタスクテーブルの例を表す図である。
【図4】本発明の一実施形態に係るショートカットの登録の処理を表すフローチャートである。
【図5】本発明の一実施形態に係る変更管理支援装置の画面上でのショートカット登録の操作の例を表す図である。
【図6】本発明の一実施形態に係るショートカット管理テーブルの例を表す図である。
【図7】本発明の一実施形態に係るタスクテーブルの例を表す図である。
【図8】本発明の一実施形態に係るショートカットの表示の処理を表すフローチャートである。
【図9】本発明の一実施形態に係る変更管理支援装置の画面表示例を表す図である。
【図10】本発明の一実施形態に係るタスク管理テーブルの例を表す図である。
【図11】本発明の一実施形態に係る変更管理支援装置のタスクを表示させるユーザ選択ダイアログの例を表す図である。
【図12】本発明の一実施形態に係るタスクの表示の処理を表すフローチャートである。
【図13】本発明の一実施形態に係る変更管理支援装置の画面表示例を表す図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
【0015】
図1は、本発明の一実施形態に係る変更管理支援装置の画面表示例を表している。画面表示例では、「ファイル」から始まる一般的なウィンドウアプリケーションが備えるメニュー領域の下に、3つの表示領域(以下、ペインという。)が構成されている。
【0016】
画面左のペインには「プロジェクト一覧」が表示され、プロジェクトを構成するタスクの階層構造が表示される。プロジェクトは複数存在し、それぞれのプロジェクトごとにタスクの階層構造が形成される。画面左のペインに表示された、あるプロジェクトに属するタスクを一つ選択すると、そのタスクに属する「タスク一覧」が画面右上のペインに表示される。画面右上のペインに表示されたタスクを一つ選択すると、そのタスクの詳細が画面右下のペインに表示される。
【0017】
図1は、本実施形態に係る「次世代フレームワーク対応プロジェクト」についての例が示されている。「次世代フレームワーク対応プロジェクト」は、「コントローラ開発」、「エンジン開発」及び「ディスプレイ開発」タスクから構成される。さらに、「コントローラ開発」タスクの下に「COPY機能開発」タスクがあり、その下に「モジュール1開発」、「モジュール2開発」及び「モジュール3開発」がある。
【0018】
例えば「モジュール1開発」に従事するユーザが、「モジュール1開発」タスクに属するサブタスクの情報を表示させるためには、画面左のペインにおいて「次世代フレームワーク対応プロジェクト」のツリーを順次展開する。次に、「モジュール1開発」を表示させた上で、そのタスク名を選択すると、画面右上のペインに、「モジュール1開発」タスクのサブタスク一覧が表示される。そして、個々のタスクを選択することで、タスクの情報を表示させることができる。
【0019】
図2は、本発明の一実施形態に係る変更管理支援装置の機能構成のブロック図を表す。変更管理支援装置1は、構成記憶手段10、構成出力手段20、ショートカット指定手段30、表示ユーザ指定手段40、ユーザ識別手段50、ショートカット管理テーブル60、タスク管理テーブル70、ショートカット表示制御手段80及びタスク表示制御手段90を有する。また、変更管理支援装置1の外部に構成表示手段100がある。
【0020】
構成記憶手段10は、タスクの階層構造の構成及びそのタスクの詳細の情報をタスクテーブル11に格納する。タスクテーブル11の詳細については後述する。
【0021】
構成出力手段20は、タスクの階層構造の構成及びそのタスクの内容を、タスクテーブル11を参照し、ショートカット表示制御手段80又はタスク表示制御手段90に出力する。
【0022】
ショートカット指定手段30は、当該変更管理支援装置1を使用するユーザからショートカットの登録と削除の指示を受け、ショートカット管理テーブル60を更新する。ショートカットとは、タスクテーブル11に格納されたタスクのうち、特定のタスクの情報へのアクセスを容易にするため、ユーザによって指定されるものである。指定されたショートカットは、プロジェクトの直下に独立して表示されるため、ユーザは目的のタスクに直接アクセスすることができる。ショートカット管理テーブル60は、各ショートカットをどのユーザに表示するかの情報も保持する。
【0023】
表示ユーザ指定手段40は、タスクテーブル11に格納されたタスクをどのユーザに表示するか指定するときに用いられる。指定された内容は、タスク管理テーブル70に記録される。
【0024】
ユーザ識別手段50は、変更管理支援装置1を使用しているユーザを識別する。ユーザを識別することで、そのユーザに関連するショートカット及びタスクを特定することができる。
【0025】
ショートカット管理テーブル60は、ショートカットとして指定されたタスクと関連のある当該変更管理支援装置のユーザを紐付けて記憶するために設けられたテーブルである。ショートカット管理テーブル60については、後に詳述する。
【0026】
タスク管理テーブル70は、タスクごとに関連のある当該変更管理支援装置のユーザを紐付けて記憶するために設けられたテーブルである。タスク管理テーブル70については、後に詳述する。
【0027】
ショートカット表示制御手段80は、ショートカット管理テーブル60を参照し、ショートカットで指定されたタスク及びそのサブタスクの構成を出力する。さらに、ショートカット管理テーブル60を参照して、識別されたユーザが表示可能なショートカットを出力する。
【0028】
タスク表示制御手段90は、構成出力手段20が出力したタスクの階層構造の全体の構成を構成表示手段100に出力する。また、それらのタスクの内容を構成表示手段100に出力する。このとき、タスク管理テーブル70を参照して、識別されたユーザが表示可能なタスクを出力する。
【0029】
構成表示手段100は、ショートカット表示制御手段80とタスク表示制御手段90によって出力されたタスクの階層構造の構成及びタスクの内容を、ショートカット表示手段101及びタスク表示手段102を用いて表示する。ショートカット表示手段101は、タスクの階層構造の全体の構成を表示するほか、ショートカットにより指定されたタスク以下に形成される階層構造の表示も行う。タスク表示手段102は、ショートカットにより指定されたタスクに属するタスクの一覧及びその詳細を表示する。
【0030】
以上により、当該変更管理支援装置1のユーザは、ショートカットを用いて複雑な階層構造を構成するタスクのうち、所定のタスクの情報へ迅速にアクセスできるようになる。また、ショートカットの数が増えた場合においても、ユーザに関連するショートカットを表示させることで、視認性を高くすることができる。さらに、ショートカットで指定されたタスクに関して、自分に関連するものを表示することにより、視認性を高くすることができる。
【0031】
なお、変更管理支援装置1は、CPU、主記憶装置、補助記憶装置及びネットワークインターウェースを有する一般的な計算機であればよく、実現するためのハードウェアの種別は問わない。図2に示された構成要素が、部分的に異なる計算機上に設けられても良い。その場合、これらの間はネットワークで接続される。また、図2において構成表示手段100は変更管理支援装置1の外部に設けられているが、内部に設けられても良い。
【0032】
(タスクテーブルの詳細)
次に、タスクテーブル11について説明する。
【0033】
図4は、本実施形態に係るタスクテーブル11に格納されるデータ構造の例を示している。タスクテーブル11は、「タスクID」、「タスク名」、「親タスクID」、「管理者」、「担当者」、「状態」、「開始予定日」、「完了予定日」、「変更理由」及び「変更されたソースコード」を有する。
【0034】
「タスクID」は、タスクを一意に特定するために付されるIDである。
【0035】
「親タスクID」は、そのタスクの親のタスクのIDを示している。例えば、「コントローラ開発」タスクは最上位のタスクであるため、「親タスクID」には値が格納されていない。また、「モジュール1開発」タスクは、「COPY機能開発」の下位のタスクであることから、「COPY機能開発」の「タスクID」である「1」が、「親タスクID」として指定される。
【0036】
「タスク名」は、タスクに付された名前である。
【0037】
「管理者」及び「担当者」は、タスクの管理者及び担当者を表す。管理者は、主としてタスクの詳細化を行う者であり、作業を行うべき担当者を定める。担当者は、管理者からの指示を受け、作業を実行する。一方、担当者は、タスクに関する進捗状況に基づき、「状態」を変更し、必要に応じて「変更されたソースコード」の情報を更新する。
【0038】
管理者及び担当者は、当該タスクについて編集権限を有するが、管理者は、後述する「開始予定日」や「完了予定日」の変更を行える等、担当者より広い編集権限をもつ。管理者及び担当者の権限の範囲はソフトウェア毎に異なるため、本発明においてそれぞれが有する権限の具体的な限定までは行わない。
【0039】
「状態」は、タスクに係る作業の進捗状況を表す。「開始予定日」及び「完了予定日」は、タスクに係る作業の開始予定日及び完了予定日を表す。「変更理由」は、タスクに係る作業が発生した理由を表す。「変更されたソースコード」は、タスクに係る変更作業において変更されたソースコードの箇所を表す。
【0040】
なお、タスクテーブル11に格納されるデータはあくまで一例である。実際にはタスクに付随するデータとして、他にも項目を有することができる。また、各項目に関するデータの格納形式や順序は、変更管理ソフトウェアによって異なり、本実施形態の例において、その形式を制限するものではない。本発明においては、簡単のために代表的な項目のみを簡潔に記載したものであり、図に表示されたデータのみに発明の範囲を制限するものではない。
【0041】
(ショートカットの登録と削除の処理フロー)
次に、図4および図5を用いて、ショートカットの登録と削除の処理について説明する。ショートカットとは、特定のタスクへのアクセスを容易にするため、ユーザによって作成されるものである。例えば、図1で示した「次世代フレームワーク対応プロジェクト」において、「モジュール1開発」タスクへのショートカットを作成すると、図5(B)に示すように、「次世代フレームワーク対応プロジェクト」の直下に「モジュール1開発」のタスクが表示される。なお、図5は、図1の画面左のペインの「プロジェクト一覧」の部分のみを抽出して表示したものである。以下、登録の処理を詳細に説明する。
【0042】
図4(A)は、図2に示したショートカット指定手段30により、ショートカットの登録を行う処理のフローを表している。
【0043】
ステップS100において、ショートカット指定手段30は、ユーザがショートカット登録するために指定したタスクを識別する。ユーザが指定したタスクを識別するため、例えば図5(A)に示すようなメニューを表示する。具体的には、タスク名を右クリックすると表示される「ショートカットに登録」をユーザに選択させることで、そのタスク名を取得する。図5(A)の例では、「モジュール1開発」のタスクをショートカットとして登録する操作を示している。
【0044】
次に、ステップS110において、ステップS100で指定されたタスクの情報を、ショートカット管理テーブル60に書き込む。ショートカット管理テーブル60は、ショートカットとして指定されたタスク名を含む情報を保持する。ショートカット管理テーブル60の詳細については後述する。
【0045】
次に、ステップS120において、表示ユーザを選択する場合にはステップS130へと進み、表示ユーザを選択しない場合には処理を終了する。表示ユーザとは、登録されたショートカットに関連のあるユーザを表す。すなわち、あるショートカットに対して表示ユーザとして指定されたユーザは、当該変更管理支援装置1上でそのショートカットを表示することができる。ここで表示ユーザを選択しなかったときは、当該ショートカットは当該ショートカットを作成したユーザのみに表示される。
【0046】
次に、ステップS130において、表示ユーザ指定手段40が、選択された表示ユーザについての情報をショートカット管理テーブル60へ登録する。表示ユーザの選択方法については、例えば図8に示すダイアログを表示し、ユーザに表示ユーザを選択されることで、識別することができる。図7の例では、「モジュール1開発」のショートカットを表示させるユーザとして、「A」、「B」、「C」及び「D」を選択している。候補として選択できる候補として表示されるユーザは、例えば変更管理支援装置1に登録されているユーザが挙げられる。この設定は、デフォルトでは自分だけが表示できるユーザとして選択されている。そのように設定しておくのは、ショートカットが必要なユーザにのみ表示されるようにするためである。
【0047】
以上で、ショートカット登録の処理は終了する。本実施形態の例においては、図5(B)に示す通り、「モジュール1開発」タスクがショートカット登録され、「次世代フレームワーク対応プロジェクト」の直下に表示される。ユーザは、ショートカット表示された「モジュール1開発」タスクを選択することにより、「モジュール1開発」タスクに属するタスク一覧を素早く表示することができる。一方で、作成直後のショートカットを表示できるのは、デフォルト設定では自分に限られ、他のユーザに表示するためには明示的な設定が必要となる。これにより、関係のないユーザにとって不要な情報が画面上に増えることがなくなり、視認性の低下を防ぐことができる。
【0048】
なお、ステップS130におけるユーザ選択の処理は、必ずしもショートカットを登録する本処理フローにおいてなされる必要はない。本処理フローによりショートカットをいったん作成した後、ユーザによって手動で設定されてもよい。その場合には、ショートカットが登録された状態である図5(B)の画面から、作成済のショートカットに対してサブメニュー等を用いて「表示ユーザの選択」を行えるようにする。その後、図7のダイアログを表示し、表示ユーザを選択できるようにする。
【0049】
また、「表示ユーザ」の選択のために例示した図7のダイアログにおいては、チェックボックス形式で「A」〜「E」のユーザを選択している。しかし、選択対象とするユーザが増えた場合には、ドロップダウンリストから選択したり、最初にユーザが属するグループを選択し対象を絞り込んだ後に選択したり、検索して絞り込んだ後に選択することもできる。本発明の実施形態においては、ユーザ選択のためのユーザー・インターフェースについては特に指定しない。
【0050】
図4(B)は、図2に示したショートカット指定手段30により、ショートカットの削除を行う処理のフローである。図5(B)は、ショートカットの削除の際にユーザから受け付ける入力の例を表した図である。
【0051】
ステップS200において、ショートカット指定手段30は、ユーザが削除しようとするショートカットを識別する。ユーザが削除しようとするショートカットは、図5(B)に示される操作によって識別される。具体的には、ユーザに、削除したいショートカットを右クリックすると表示される「ショートカットを削除」を選択させる。ここでは、ショートカット「モジュール1開発」を削除する例を示している。
【0052】
次に、ステップS210において、ステップS200で指定されたショートカットを削除するため、ショートカット管理テーブル60から該当する項目を削除する。これにより、ショートカット管理テーブル上から「モジュール1開発」の項目が削除され、ショートカットは表示されなくなる。
【0053】
なお、本実施形態においては、ショートカットが削除されてしまうと、それまでショートカットを表示できていたユーザ全てに影響が及ぶ。そのため、実際には変更管理支援装置1で特定の権限を有する者のみにショートカットの削除を許可するか、表示できるユーザが自分以外に存在する場合には削除できなくする等の処理が必要となる。
【0054】
(ショートカット管理テーブルの詳細)
ショートカット管理テーブル60の例を図6に示す。ショートカット管理テーブル60は、「ショートカットID」、「タスク名」及び「表示ユーザ」の項目を有する。「ショートカットID」は、ショートカットを一意に特定するために付されるIDである。「タスク名」は、図4(A)のステップS100で指定したタスクの名前が指定される。「表示ユーザ」には、ステップS130で選択された表示ユーザが格納される。「表示ユーザ」に指定されたユーザは、そのショートカットを表示することができる。
【0055】
(ショートカットの表示の処理フロー)
本実施形態においては、図4及び図5に示した処理により、タスクへのショートカットを作成することができる。一方、ショートカットの数自体が増加し、視認性が悪化することを防止するため、ユーザに関連のあるショートカットを選択して表示する。その処理フローについて、図8を用いて説明する。
【0056】
ステップS300において、ショートカット表示制御手段80は、ショートカット管理テーブル60からショートカット情報を読み込む。一方で、ユーザ識別手段50は、ショートカットを表示しようとしているユーザを識別する。
【0057】
次に、ステップS310において、ショートカット表示制御手段80は、ショートカットの内容を表示可能か、ショートカット管理テーブル60の「表示ユーザ」の項目を参照して判断する。ステップS300において識別されたユーザが、ショートカット管理テーブル60の「表示ユーザ」の項目に含まれていれば、表示可能であると判断する。
【0058】
次に、ステップS320において、ショートカット表示制御手段80は、ステップS310で表示可能であると判断したショートカットをショートカット表示手段101に知らせる。ショートカット表示手段101は、そのタスクをプロジェクト名の直下に並べて表示する。
【0059】
次に、ステップS330において、ショートカット管理テーブル60の全てのショートカット情報を読み込んだとき、処理を終了する。未処理のショートカットがある場合にはステップS300に戻る。
【0060】
ショートカットの表示例を図13に示す。図13においては、「COPY機能開発」タスクと「エンジン開発」タスクとが独立したショートカットとして表示されている。図13に表示された他の項目については後述する。
【0061】
なお、本実施形態においては、親子関係をもつショートカットが複数登録されている場合に、その階層構造を保持したまま表示してもよい。その方法について以下に説明する。
【0062】
ショートカット表示制御手段80は、ステップS310で表示可能であると判断したショートカットに係るタスクについて、そのタスク名をキーとしてタスクテーブル11を参照し、既に表示可能なタスクとして処理されているタスクとの関係を把握する。そして、新たに表示可能なタスクとして処理をするときには、それらとの親子関係を維持したまま表示するよう制御してもよい。
【0063】
具体例を用いて説明する。本実施形態において、1回目のステップS320の処理により「コントローラ開発」タスクが表示可能であると判断されたとする。ここで、「コントローラ開発」タスクは、下位に「COPY機能開発」タスクを有しており、「COPY機能開発」タスクの下位に「モジュール1開発」タスクを有している。
【0064】
次に、2回目のステップS320により、「モジュール1開発」が表示可能であると判断されたとする。このとき、1回目で表示された「コントローラ開発」タスクの下位に、「モジュール1開発」タスクを表示する。「モジュール1開発」タスクは、「コントローラ開発」タスクの直下に属するタスクではないが、「COPY機能開発」タスクを挟んで上下関係を有しているため、上のような表示をさせることができる。
【0065】
そして、3回目のステップS320の処理により、「COPY機能開発」タスクが表示可能であると判断されたとする。このとき、「コントローラ開発」、「COPY機能開発」及び「モジュール1開発」がツリー状に表示する。
【0066】
あるいは、3回目のステップS320の処理により、「エンジン開発」タスクが表示可能であると判断されたとする。このとき、「エンジン開発」は、既に表示可能とされている「コントローラ開発」と「モジュール1開発」いずれとも上下関係を有しないため、新たに独立したショートカットとして表示される。
【0067】
このように、表示可能と判断されたタスクのうち、上位のタスクからみて下位のタスクがある場合には、それらの上下関係は保ったまま、ツリー状に表示してもよい。
【0068】
また、本実施形態において、ショートカット表示制御手段80がショートカット管理テーブル60を逐一読み込み、表示可能なショートカットに係るタスクをショートカット表示手段101に知らせている。しかしながら、実際の処理においては、ショートカット表示制御手段80がショートカット管理テーブル60を一度に読み込み、内部的にそれぞれのショートカットについての表示可否の判断を行い、その結果をまとめてショートカット表示手段101に送る方法がとられても良い。
【0069】
また、本実施形態においては、ステップS300で識別されたユーザと、ショートカット管理テーブル60の「表示ユーザ」を照合し、ショートカットが表示可能かどうかを判断している。しかしながら、ショートカットが示しているタスクそのものに設定された属性に基づき、判断を行っても良い。タスクそのものに設定された属性とは、例えばタスクに設定されたアクセス権がある。アクセス権とは、例えばそのタスクの管理者や担当者に与えられた編集権限、閲覧権限がある。すなわち、ユーザがショートカットが示すタスクについてアクセス権を有していれば、ショートカットを表示可能であるとの判断を行っても良い。
【0070】
(ショートカットの表示例)
次に、図9を用いて、本実施形態に係る変更管理支援装置におけるショートカットの画面表示例について説明する。画面構成については図1と同様であるため、説明は省略する。
【0071】
図9では、図4(A)のフロー並びに図5(A)及び図7の操作を通じて、ユーザ「A」、「B」、「C」及び「D」に対して表示可能な、「モジュール1開発」タスクへのショートカットが作成された状態となっている。ここでは、ユーザ「A」が本変更管理支援装置1を操作し、画面を表示しているものとする。
【0072】
画面左のペインの「コントローラ開発」、「COPY機能開発」及び「ディスプレイ開発」は、タスク表示手段102が、構成出力手段20の出力したタスクの階層構造の全体構成を、タスク表示制御手段80を通じ、取得して表示するものである。一方、画面左ペインの「モジュール1開発」はショートカット表示であり、ショートカット表示手段101が、ショートカット表示制御手段80により制御され出力された情報に基づき表示するものである。
【0073】
ここで、本実施形態におけるショートカット管理テーブル60の例である図6においては、「モジュール1開発」以外のショートカットも登録されている。しかし、図9において、「モジュール1開発」以外のショートカットは表示されていない。これは、それらのショートカットの「表示ユーザ」の項目にユーザ「A」が含まれないためである。
【0074】
このように、ショートカットを表示させるユーザを限定することにより、画面の視認性を高めている。
【0075】
(タスクの表示ユーザの選択と表示例)
これまで、ショートカット管理テーブル60に格納された「表示ユーザ」を用いて、ショートカットに係るタスクに関連のあるユーザのみ、そのタスクを表示する処理について説明した。本実施形態においては、ショートカットにより指定されるタスク及びそのタスクに属するタスクについても、関連のあるユーザにのみ表示するよう処理を行い得る。以下に、その処理について説明する。
【0076】
本実施形態におけるタスク管理テーブル70の一例を図10に示す。
【0077】
タスク管理テーブル70は、「タスクID」及び「表示ユーザ」の項目を有する。「タスクID」とは、図3で示したタスクテーブル11に示された「タスクID」と同一の値が使用される。すなわち、タスクテーブル11とタスク管理テーブル70は、「タスクID」によって関連付けられる。「表示ユーザ」は、ショートカット管理テーブル60における「表示ユーザ」の項目と同様に、そのタスクを表示可能なユーザを選択するために使用される。
【0078】
本実施形態では、表示ユーザ指定手段40が、「表示ユーザ」を特定するため、図11のようなダイアログを用いてユーザに問い合わせる。例えば、図9の「タスク一覧」に表示された特定のタスクの上でマウスを右クリックし、「タスクを表示させるユーザを登録」というサブメニューを表示し、ユーザに選択させる。これにより、「表示ユーザ」について設定する対象となるタスクを特定できる。
【0079】
表示ユーザ指定手段40は、ユーザによって選択されたユーザと、特定されたタスクのタスクIDについて、図10のタスク管理テーブル70に情報を書き込む。
【0080】
以上により、表示ユーザ指定手段40がタスクに関連するユーザをタスク管理テーブル70を用いて管理することで、ユーザがタスクを表示する際、自分に関連するタスクのみを表示することができる。
【0081】
なお、「表示ユーザ」の選択のために例示した図11のダイアログにおいては、チェックボックス形式で「A」〜「E」のユーザを選択できる。選択対象とするユーザが増えた場合には、ドロップダウンリストから選択させたり、ユーザが所属するグループを選択させ対象を絞り込んだ後に選択させたり、検索して絞り込んだ後に選択させたりすることもできる。本発明の実施形態においては、ユーザ選択のためのユーザー・インターフェースについては特に指定しない。
【0082】
なお、ショートカットの場合と異なり、個々のタスクについて表示ユーザを選択することは手間がかかる。そのため、デフォルトではショートカットの表示ユーザの設定を引き継ぎ、後から個々に変更できるようにしても良い。
【0083】
(タスクの表示の処理フロー)
ユーザごとにタスクを選択し表示するための処理フローについて、図12を用いて説明する。
【0084】
ステップS400において、タスク表示制御手段90は、構成出力手段20が出力したタスクを読み込む。次に、タスク表示制御手段90は、タスク管理テーブル70を読み込む。一方、ユーザ識別手段50は、タスクを表示しようとしているユーザを識別しておく。
【0085】
次に、ステップS410において、タスク表示制御手段90は、タスクを表示可能かどうか、タスク管理テーブル70の「表示ユーザ」の項目を参照して判断する。ステップS400において識別されたユーザが、タスク管理テーブル70の「表示ユーザ」の項目に含まれていれば、そのタスクは表示可能であると判断する。
【0086】
次に、ステップS420において、タスク表示制御手段90は、ステップS410で表示可能であると判断したタスクを選択し、タスク表示手段102に知らせる。タスク表示手段102はそのタスクを表示する。
【0087】
次に、ステップS430において、全てのタスク情報を読み込んだとき、処理を終了する。未処理のタスクがある場合にはステップS400に戻る。
【0088】
なお、本実施形態において、タスク表示制御手段90がタスク管理テーブル70を逐一読み込み、表示可能なタスクをタスク表示手段102に知らせている。しかしながら、実際の処理においては、タスク表示制御手段90がタスク管理テーブル70を一度に読み込み、内部的にそれぞれのタスクの表示可否の判断を行い、その結果をまとめてタスク表示手段102に送る方法がとられても良い。
【0089】
以上、タスクの表示の処理フローについて説明した。この処理と、先述したショートカットの表示の処理フローを組み合わせることにより、ショートカットに指定されたタスクと、そのタスクより下位のタスクについて、ユーザに関連する情報を表示することができる。
【0090】
なお、本実施形態においては、ステップS400で識別されたユーザとタスク管理テーブル70の「表示ユーザ」を照合し、タスクが表示可能かどうかを判断している。しかしながら、タスクテーブル11に含まれる属性に基づき、判断を行っても良い。その属性とは、例えば「管理者」及び「担当者」があげられる。すなわち、ユーザが「管理者」又は「担当者」であればタスクを表示可能であると判断を行っても良い。また、タスクが属する「親タスク」に対してアクセス権があれば、タスクを表示可能との判断を行っても良い。
【0091】
また、本実施形態においては、「表示ユーザ」の選択を行えるユーザを特に規定していない。しかし、変更管理支援装置1において特定の権限を有する者のみが行えるようにしてもよい。
【0092】
また、本実施形態においては、タスクテーブル11とタスク管理テーブル70が別個に存在し、タスクの情報と「表示ユーザ」との項目が、「タスクID」をキーとして関連付けられている。しかしながら、これらを1つのテーブルに併合して管理しても良く、又は3つ以上のテーブルに分割して格納されてもよい。これらのテーブルの構成は、テーブルを格納するデータベースの構造にも依存するものであるが、本発明の実施形態において限定するものではない。
【0093】
(タスクの表示例)
図13は、本実施形態における変更管理支援装置の画面表示の例を表している。ここでは、本実施形態の例に沿って、ユーザ「D」が画面表示をさせたときの例を表している。
【0094】
図9の例と異なり、画面左ペインには、ショートカットとして「COPY機能開発」、「モジュール1開発」、「モジュール3開発」、「エンジン開発」が表示されている。そして、「モジュール1開発」タスクが選択され、画面右のペインにタスク一覧が表示されている。ここには、タスク表示制御手段90がタスク管理テーブル70に基づいて表示の制御を行った結果、表示可能なタスクが一覧表示される。図14の例では、「モジュール1開発」タスクに属するタスクとして、「変更作業B」のみが表示されている。これは、図11の例により、ユーザ「D」が表示できるタスクが、タスクID「2」、すなわち「変更作業B」のみであるためである。
【0095】
以上により、タスクを表示させるユーザに関連するタスクがタスク一覧に表示されることで、迅速に必要な情報へアクセスすることができる。また、タスクの数が増えた場合、視認性を高く保つことができる。
【0096】
以上、本発明により、担当者、管理者及び第三者を含む、変更管理支援装置1へアクセスするユーザに関連するタスク及びショートカットを選択して、表示することができる。これによりユーザは、ショートカットを用いて、複雑な階層構造を構成するタスクのうち、所定のタスクの情報へ迅速にアクセスできるようになる。また、ショートカットの数が増えた場合においても、自分に関連するショートカットを表示させることで、視認性を高くすることができる。さらに、ショートカットとして指定されたタスクのサブタスクに関しても同様に、自分に関連するものを表示することにより、視認性を高くすることができる。
【符号の説明】
【0097】
1 変更管理支援装置
10 構成記憶手段
11 タスクテーブル
20 構成出力手段
30 ショートカット指定手段
40 表示ユーザ指定手段
50 ユーザ識別手段
60 ショートカット管理テーブル
70 タスク管理テーブル
80 ショートカット表示制御手段
90 タスク表示制御手段
100 構成表示手段
101 ショートカット表示手段
102 タスク表示手段
【先行技術文献】
【特許文献】
【0098】
【特許文献1】特開2010−33424号公報
【特許文献2】特開2006−227955号公報

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ソフトウェアの変更作業を、変更理由と担当者の担当作業内容とを規定するタスクによって階層化し、該階層化されたタスクによって前記変更作業の管理を支援する変更管理支援装置であって、
タスクの階層構造の構成及び該階層構造を構成するタスクを出力する構成出力手段と、
前記構成出力手段により出力された階層構造の構成のうち、階層構造を構成する所定のタスクを指定するショートカット指定手段と、
前記ショートカット指定手段により指定されたタスク及び該タスクの下位に属するタスクを表示させるタスク表示制御手段とを有し、
前記ショートカットが複数あるとき、前記タスク表示制御手段は、所定の当該変更管理支援装置のユーザに対して表示するよう設定された前記ショートカットを表示させる
ことを特徴とする変更管理支援装置。
【請求項2】
前記ショートカットと関連のある当該変更管理支援装置のユーザを紐付けて記憶するためのショートカット管理テーブルを有し、
前記タスク表示制御手段は、前記ショートカット管理テーブルを参照し、前記ユーザと関連のあるタスクを表示するよう表示内容を制御する
ことを特徴とする請求項1に記載の変更管理支援装置。
【請求項3】
前記タスク表示制御手段は、前記ショートカット指定手段において指定されたタスクの管理者又は担当者に対してショートカットを表示させる
ことを特徴とする請求項2に記載の変更管理支援装置。
【請求項4】
ソフトウェアの変更作業を、変更理由と担当者の担当作業内容とを規定するタスクによって階層化し、該階層化されたタスクによって前記変更作業の管理を支援する変更管理支援方法であって、
タスクの階層構造の構成及び該階層構造を構成するタスクを出力する構成出力ステップと、
前記構成出力ステップで出力された階層構造の構成のうち、階層構造を構成する所定のタスクを指定するショートカット指定ステップと、
前記ショートカット指定ステップにより指定されたタスク及び該タスクの下位に属するタスクを表示させるタスク表示制御ステップとを有し、
前記ショートカットが複数あるとき、前記タスク表示制御ステップは、所定の当該変更管理支援方法を使用するユーザに対して表示するよう設定された前記ショートカットを表示させる
ことを特徴とする変更管理支援方法。
【請求項5】
前記タスク表示制御ステップは、タスクごとに関連のある当該変更管理支援方法を使用するユーザを紐付けて記憶するためのタスク管理テーブルを参照し、前記ユーザと関連のあるタスクを表示するよう表示内容を制御する
ことを特徴とする請求項4に記載の変更管理支援方法。
【請求項6】
前記タスク表示制御ステップは、前記ショートカット指定ステップにおいて指定されたタスクの管理者又は担当者に対してショートカットを表示させる
ことを特徴とする請求項5に記載の変更管理支援方法。
【請求項7】
コンピュータに請求項4乃至6何れか一項に記載の変更管理支援方法を実行させるための変更管理支援プログラム。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【公開番号】特開2012−248007(P2012−248007A)
【公開日】平成24年12月13日(2012.12.13)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−119343(P2011−119343)
【出願日】平成23年5月27日(2011.5.27)
【出願人】(000006747)株式会社リコー (37,907)
【Fターム(参考)】