説明

外圧を利用した磁石振動装置及びそれを備える靴

【課題】本発明は、構造が簡単かつ故障の可能性が低く、振動を利用する多様な分野に広く使用されることができる振動装置を提供する。
【解決手段】本発明による振動装置は、外圧によってその形状が変化し、その形状の変化時に復元力を有するケース(100)、前記ケースの内部に備えられ、前記ケースの変化する形状に連動してその位置が変化する振動板(220)、前記振動板に設けられる第1磁石(230)、前記振動板の位置変化時、前記第1磁石と斥力作用が発生する位置に設けられた第2磁石(240)を備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、外圧を利用した磁石振動装置及びそれを備える靴に係り、さらに詳細には、弾性力及び復元力を有するケース内に磁石が備えられた振動板を備え、前記ケースが外圧によってその形状が変化することによって振動が発生し得る磁石振動装置とそれを備える靴に関する。
【背景技術】
【0002】
近来、機能性靴への関心が高まるにつれ、靴の内部に振動装置を備える靴が多く開発されている。
【0003】
図1は、振動装置を備える靴の一例を示す。
【0004】
そのような靴の内部には、振動を発生させるモーター20、乾電池40及びスイッチ50が備えられる。
【0005】
靴を着用して歩行者が歩き始めれば、歩行者の体重によってスイッチ50が押され、乾電池40の電流が前記モーター20に流れる。前記モーター20が作動すれば、モーター軸に設けられた偏心カム22が回転しつつ振動を起こし、前記偏心カム22の振動が、その上部に設けられた振動板30に伝達される。それにより、靴着用者の足裏は振動を感じることができ、マッサージ作用が発生することができる。
【0006】
しかし、前記のような振動機能を有する靴は、周期的にバッテリーを交換する必要があり、電気装置の頻繁な故障によってその作動が円滑でないという問題点があった。また、前記のような振動装置は、その構造が複雑であることは言うまでもなく、体積などの問題によって他の分野への適用可能な範囲が制限されるという短所があった。
【0007】
したがって、構造が簡単かつ故障の可能性が低く、他の分野に広く使用され得る新たな振動装置が切実に求められている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明は、前記問題点を解決するためになされたものであって、本発明の目的は、構造が簡単かつ故障の可能性が低く、振動を利用する多様な分野に広く使用され得る磁石振動装置を提供するところにある。
【0009】
また、本発明の他の目的は、身体の部位に振動を伝達するとともに、磁力の変化も共に伝達するようにすることによって、健康に役立つ磁石振動装置を提供するところにある。
【0010】
また、本発明のさらに他の目的は、前記のような磁石振動装置を備える靴を提供するところにある。
【課題を解決するための手段】
【0011】
前記目的を達成するために、本発明による磁石振動装置は、外圧によってその形状が変化し、その形状の変化時に復元力を有するケースと、前記ケースの内部に備えられ、前記ケースの変化する形状に連動してその位置が変化する振動板と、前記振動板に設けられる第1磁石と、前記振動板の位置変化時、前記第1磁石と斥力作用が発生する位置に設けられた第2磁石とを備えることを特徴とする。
【0012】
好ましくは、前記ケースの内部に設けられ、前記ケースの形状の変化時、相互の相対的な距離が変化する第1レバー及び第2レバーを備えるガイド部材をさらに備え、前記振動板は、前記第1レバーと第2レバーのうち何れか一つに結合され、前記第2磁石は、前記第1レバーと第2レバーのうち前記振動板が結合されていない他の一つに結合される。
【0013】
また、前記振動板の位置変化時、前記第1磁石と斥力が発生するように前記ケースに結合される第3磁石をさらに備え、前記第1磁石は、前記第2磁石と前記第3磁石との間に位置することを他の特徴とする。
【0014】
また、前記振動板は、前記ケースの壁面に設けられて、前記ケースの形状変化と連動することをさらに他の特徴とする。
【0015】
また、前記ケースの形状の変化範囲を制限することができるストッパーがさらに設けられることをさらに他の特徴とする。
【0016】
また、前記ケースの内部には、前記ケースの形状変化時、その復元力を高めるように弾性部材がさらに備えられることをさらに他の特徴とする。
【0017】
また、前記ケースの外面には、全体としてコーティング層が形成されることをさらに他の特徴とする。
【0018】
一方、本発明は、前記磁石振動装置を靴の靴底に取り付けて、歩行時に前記ケースの形状変化が発生するように構成したことを特徴とする。
【0019】
前記靴の靴底には空間部が形成されて、その空間部に前記磁石振動装置が内蔵され、前記空間部は前記ケースの形状変化を許容するスペースを有するように構成する。
【発明の効果】
【0020】
本発明は、次のような効果を有する。
【0021】
第一に、弾性力を有するケース内に第1磁石を備える振動板が備えられ、第1磁石と斥力が発生する第2磁石(または第2磁石及び第3磁石)が設けられる。このような構成によって、前記ケースが外圧を受けてその形状が変化すれば、磁石の位置移動によって振動が発生するため、振動を発生させる構成が簡単に具現されることができる。
【0022】
第二に、別途のエネルギー源を必要としないため、半永久的に使用することが可能であり、小型化が容易であるため、多様な技術分野に適用することができる。
【0023】
第三に、振動の発生とともに、磁力の変化も発生するため、前記磁力の変化が足裏などの肌に伝達されて、血液循環に役立つことができる。
【図面の簡単な説明】
【0024】
【図1】従来の振動装置の一例を説明する分解図である。
【図2】本発明の好ましい一実施形態による外圧を利用した磁石振動装置の断面図である。
【図3】本発明の好ましい一実施形態による振動手段の分解斜視図である。
【図4】本発明の好ましい一実施形態による外圧を利用した磁石振動装置の作動状態を示す断面図である。
【図5】本発明の他の一実施形態による外圧を利用した磁石振動装置の断面図である。
【図6】本発明の好ましい一実施形態による外圧を利用した磁石振動装置の使用状態を示す概略的な断面図である。
【図7】(a)は、本発明の他の一実施形態によるケースの断面図であり、(b)は、さらに他の一実施形態によるケースの断面図であり、(c)は、さらに他の一実施形態によるケースの断面図であり、(d)は、さらに他の一実施形態によるケースの断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0025】
以下、添付図面を参照して本発明の外圧を利用した磁石振動装置をさらに詳細に説明する。
【0026】
本明細書に記載された実施形態や図面に示す構成は、本発明の最も好ましい実施形態に過ぎず、本発明の技術的思想を全て示すものではない。したがって、本発明の出願時において本発明の実施形態及び図面は、代替可能な多様な均等物及び変形例があり得るということが理解されねばならない。
【0027】
図2は、本発明の好ましい一実施形態による外圧を利用した磁石振動装置の断面図であり、図3は、本発明の好ましい一実施形態による振動手段の分解斜視図であり、図4は、本発明の好ましい一実施形態による外圧を利用した磁石振動装置の作動状態を示す断面図である。
【0028】
まず、図2ないし図3に示すように、本発明の外圧を利用した磁石振動装置は、大きくケース100及び振動手段200を備える。
【0029】
前記ケース100は、外圧が作用すれば、圧縮しつつその形状が変化し、外圧が除去されれば、元の状態に復元するように柔軟かつ弾性力を有する材質からなる。また、前記ケース100は、組み立てや分解が容易に行われるように、上下に分離して製作することが好ましく、前記ケース100の外面全体には堅固かつ密閉力に優れるように、最終的にコーティング層120を形成することが好ましい。
【0030】
そして、前記ケース100の内部において、前記振動手段200の下側には、外圧によるケース100の形状が変化するとき、その復元力を高め得る弾性部材110がさらに備えられる。
【0031】
また、前記ケース100は、その断面が楕円形、球形及び半球形などの多様な形状を有するように形成されることができるが、そのうち、本発明の好ましい実施形態に示す楕円形が最も好ましく、他の形状は他の実施形態を通じて後述する。
【0032】
前記振動手段200は、前記ケース100内に備えられてケース100の形状の変化に連動する。
【0033】
図3に示すように、前記振動手段200は、ガイド部材210、振動板220、第1磁石230及び第2磁石240を備えて構成される。また、第3磁石250をさらに備えることが好ましい。
【0034】
前記ガイド部材210は、前記ケース100内に設けられ、ケース100の形状の変化によって相対的な摺動が発生する第1レバー212及び第2レバー216を備える。
【0035】
前記第1レバー212は、その一側が前記ケース100の一側壁に固設され、両側面には突出部213が備えられ、その上面には前記振動板220を結合するための結合突起214が備えられる。
【0036】
前記第2レバー216は、その一側に前記第1レバー212で突出部213が形成された部分と結合される結合溝218が形成される。それにより、前記第1レバー212で前記突出部213が形成された部分が第2レバー216に摺動自在に結合される。また、前記第2レバー216の他側は、前記ケース100の他側壁に固設される。
【0037】
前記のようなガイド部材210の第1レバー212及び第2レバー216は、ケース100の内壁にそれぞれ付着するため、ケース100の形状の変化によって相対的な摺動が発生し、相互の相対的な距離が変化する。
【0038】
前記第1レバー212及び第2レバー216は、その摺動時に相互に分離されてはならない。すなわち、ケース100が外圧によって最大限に圧縮した状態で変化しても、第1レバー212及び第2レバー216は、相互に摺動した後に結合された状態を維持するように設計されねばならない。
【0039】
一方、前記振動板220は、前記第1レバー212及び第2レバー216のうちいずれか一つのレバーの上面に前記振動板220の一端が結合されて共に摺動する。好ましくは、第1レバー212の上面に形成された結合突起214に結合され、弾性力を有する金属で製作される。
【0040】
そして、図示されていないが、前記振動板220は、ケース100の壁面に直接設置されることも可能である。すなわち、前記振動板220を前記第1レバー212の上部に位置させるが、その端部を第1レバー212ではないケース100の壁面に直接固設することができる。それにより、ケース100の形状の変化と連動して振動板220が作動し、後述するように、第2レバー216に備えられた第2磁石240と第1磁石230は相互に斥力を発生させる。
【0041】
一方、前記第1磁石230は、前記振動板220の他端に備えられる通常の永久磁石である。また、前記第2磁石240も永久磁石であり、前記第1レバー212及び第2レバー216のうち、振動板220が結合されていない部分に備えられる。すなわち、図3に示すように、第2レバー216に結合されて、第1レバー212の位置移動時、第1磁石230の下面と斥力が作用する。
【0042】
最後に、前記第3磁石250は、前記第1磁石230の上面と斥力が作用して、振動板220がケース100内でさらに円滑に振動する。前記第3磁石250は、ケース100に結合されるものであって、図2に示すように、ケース100の上面に備えられる。このとき、前記ケース100で第3磁石250が備えられる部分は他の部分より薄く形成してもよい。それは、第1磁石230との斥力が作用するとき、薄い面はそのもので振動を発生させることができるため、さらに優れた振動効果を奏することができる。
【0043】
一方、前記第1磁石230、第2磁石240、及び第3磁石250の配置を見れば、第1磁石230は振動板220の端部に設けられ、第2磁石240は振動板220下面に備えられた第2レバー216に設けられ、第3磁石250は振動板220の上面に位置するようにケース100の内側面に設けられている。そのように設けられた第1磁石230は、ケース100の変形時にその下面及び上面にそれぞれ備えられた第1磁石230及び第2磁石240と斥力が作用する。もし、第1磁石230の下面がN極、上面がS極を有するとしたら、第2磁石240の上面がN極になり、第3磁石250の下面がS極になることは言うまでもない。
【0044】
図4を参照して前記のように構成された本発明の振動装置の作動を説明する。
【0045】
本発明の振動装置に外圧が作用しない場合には、図4Aの(a)に示すように、第1レバー212と第2レバー216間の相対的な摺動は発生しない。それにより、振動板220に固定された第1磁石230の振動も発生しない。
【0046】
一方、図4の(b)に示すように、外圧がケース100の上面あるいは下面に作用すれば、ケース100は圧搾されて平たくなる。それにより、その内部に備えられている第1レバー212及び第2レバー216は相互に逆方向に摺動する。したがって、第1レバー212上に設けられている振動板220の第1磁石230と第2レバー216上に設けられている第2磁石240は近接して斥力が作用し、その斥力によって振動板220の端部は上側に移動する。そのように、上側に急に移動した振動板220は、自身の弾性力によって所定時間振動を発生させる。
【0047】
本実施形態で前記振動板220に設けられた第1磁石230の上部には、ケース100の内面に第3磁石250がさらに設けられている。したがって、前記のように移動する第1磁石230と第3磁石250は斥力が作用するため、前記振動板220は前記第1磁石230と第2磁石240との間を往復しつつさらに強い振動が発生する。
【0048】
このとき、前記ケース100は、第3磁石250が備えられた部分が他の部分より薄く形成されているため、第1磁石230と斥力が作用すれば、その部分が振動する。それにより、振動板220の振動だけでなく、ケース100そのものにも振動が発生することができる。
【0049】
一方、前記ケース100にこれ以上外圧が作用しなければ、ケース100と弾性部材110の復元力によって、ケース100は最初の状態に戻る。それと共に、ガイド部材210の第1レバー212及び第2レバー216は摺動しつつ相互に近付いて結合される。その摺動によって第1レバー212上に設けられた振動板220の第1磁石230と第2レバー216の第2磁石240とは相互に外れてしまい、これ以上斥力が作用しない。
【0050】
前記のような作動が繰り返されば、振動板220が継続的に上側に移動するため、持続的に振動を発生させる。
【0051】
図5は、本発明の他の一実施形態による外圧を利用した磁石振動装置の断面図である。
【0052】
図5に示すように、ケース100内に二つの振動手段200、200’が備えられている。すなわち、振動手段200、200’が相互に対称に上下にそれぞれ備えられて、ケース100の形状の変化時、上下でそれぞれ振動及び磁力が発生する。そのように構成された振動装置の作用は、前述の一実施形態の振動手段200の作用から理解されることができるため、別途の説明は省略する。
【0053】
以下では、前述の振動装置を適用した例を説明する。
【0054】
図6の(a)及び(b)は、本発明の好ましい一実施形態による外圧を利用した磁石振動装置を靴に適用した概略的な断面図である。
【0055】
図6に示すように、靴300の靴底のかかとの部分には本発明の振動装置が内蔵される。もちろん、その靴底のかかとの部分には空間部310を形成して前記振動装置を内蔵するが、ケース100の変化する形状を収容することができるスペースを確保せねばならない。
【0056】
そのように靴の靴底のかかとの部分に振動装置を内蔵して歩き始めれば、ケース100は、図6の(b)に示すように、歩行時に発生する外圧によってその形状が変化する。前記ケース100の形状の変化によって、ガイド部材210の摺動とともに振動板220に備えられた第1磁石230は、第2磁石240及び第3磁石250と斥力が作用して振動板220を振動させる。
【0057】
それにより、靴300の着用者は、振動板220の振動を感じることができるため、歩くことまたは走ることへの興味が高まるため、退屈さを感じないで運動することができる。さらに、振動板220に備えられた第1磁石230は振動時に磁場を変化させる。それは、着用者の足裏で血液循環を促進させることができる。
【0058】
ここで、図6は、理解を容易にするために、本発明の振動装置が靴に適用された場合を示しているが、多用な分野で使用されることができる。すなわち、図示されていないが、ベルトに適用して、腹部圧を利用してベルトが伸びるにつれて前記ケース100も両側に伸びるように構成して振動を発生させることができる。また、握力器(握力計)に適用して、手の平で握る力によって振動と磁力を同時に手の平に伝達させることができる。
【0059】
さらに、水圧によって形状が変化するときに発生する振動を測定して水深を測定する装置に活用されることができる。
【0060】
前述のように、本発明の振動装置は、健康補助用装置として活用可能であることは言うまでもなく、他の産業分野でも広く利用されることができる。
【0061】
以下では、前記ケース100の形状が変化する多様な例を説明する。
【0062】
図7の(a)は本発明の他の一実施形態によるケースの断面図であり、図7の(b)はさらに他の一実施形態によるケースの断面図である。また、図7の(c)はさらに他の一実施形態によるケースの断面図であり、図7の(d)はさらに他の一実施形態によるケースの断面図である。
【0063】
まず、本発明のケース100は、外圧によってその形状が変化してから復元されるものであればよいということを認知せねばならず、図7は理解を容易にするために、いくつかの形状をその一例として図示した。
【0064】
まず、図7の(a)に示すように、本発明の他の実施形態によるケース100’は、その上下面が水平を保つか、ほぼ円形に近い形状をしている。そして、ケース100’の両側面の上下側には、外圧によって圧縮するとき、その圧縮する形状の変化範囲を制限するためにストッパー130が備えられている。そのような形状を有するケース100’の内部には、前述のように振動手段200が備えられ、外圧によって形状が変化するケース100’によって振動を発生させる。
【0065】
一方、前記ケース100’にはストッパー130が備えられており、外圧によって完全に圧縮することを防止することができ、復元にかかる時間を短縮させることができるため、さらに便利に使用することができる。
【0066】
図7の(b)に示すように、本発明のさらに他の一実施形態によるケース100”は、前述の図7の(a)に示すケース100’と類似した形状を有するが、外壁が形成された二重隔壁の形状を有する。それは、柔軟な材質で形成されるケースに高い弾性力を与えることができる。
【0067】
図7の(c)に示すように、本発明のさらに他の一実施形態によるケース100’’’は半球形の形状を有する。その半球形のケース100’’’の下部に前述の振動手段200が備えられて、ケース100の形状の変化時に振動を発生させる。
【0068】
図7の(d)に示すように、本発明のさらに他の一実施形態によるケース100’’’’は、上部部材141と、前記上部部材141の下側に相互に交差した形状を有する支持部材142とからなる。この支持部材142の下部に前述の振動手段200が設けられて、外圧が作用すれば、両側に離れたガイド部材210によって振動が発生する。
【0069】
前述のように、本発明のケース100は、その形状に関係なく外圧によってその形状が変化し得る構造であればよい。
【0070】
本発明で開示された発明の概念や実施形態は、当業者によって、特許請求の範囲で記述した発明の思想や範囲を逸脱しない限度内で多様な変化、置き換え及び変更が可能である。
【産業上の利用可能性】
【0071】
本発明は、外圧の作用時に振動を発生させる装置であり、身体と接触する物に設けて振動感を感じることができる。したがって、反復的な身体の活動がさらに興味深く行われ、外圧の作用を認知するため、靴、ベルトなどの多様な産業分野で非常に有用に活用されることができる。
【符号の説明】
【0072】
100 ケース
110 弾性部材
120 コーティング層
130 ストッパー
141 上部部材
142 支持部材
200 振動手段
210 ガイド部材
212 第1レバー
213 突出部
214 結合突起
216 第2レバー
218 結合溝
220 振動板
230 第1磁石
240 第2磁石
250 第3磁石
300 靴
310 空間部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
外圧によってその形状が変化し、その形状の変化時に復元力を有するケース(100)と、
前記ケース(100)の内部に備えられ、前記ケース(100)の変化する形状に連動してその位置が変化する振動板(220)と、
前記振動板(220)に設けられる第1磁石(230)と、
前記振動板(220)の位置変化時、前記第1磁石(230)と斥力作用が発生する位置に設けられた第2磁石(240)とを備えることを特徴とする磁石振動装置。
【請求項2】
前記ケース(100)の内部に設けられ、前記ケース(100)の形状の変化時、相互の相対的な距離が変化する第1レバー(212)及び第2レバー(216)を備えるガイド部材をさらに備え、
前記振動板(220)は、前記第1レバー(212)と第2レバー(216)のうち何れか一つに結合され、
前記第2磁石(240)は、前記第1レバー(212)と第2レバー(216)のうち前記振動板(220)が結合されていない他の一つに結合されることを特徴とする請求項1に記載の磁石振動装置。
【請求項3】
前記振動板(220)の位置変化時、前記第1磁石(230)と斥力が発生するように
前記ケース(100)に結合される第3磁石(250)をさらに備え、
前記第1磁石(230)は、前記第2磁石(240)と前記第3磁石(250)との間に位置することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の磁石振動装置。
【請求項4】
前記振動板(220)は、前記ケース(100)の壁面に設けられて、前記ケース(100)の形状変化と連動することを特徴とする請求項1に記載の磁石振動装置。
【請求項5】
前記ケース(100)の形状の変化範囲を制限することができるストッパー(130)がさらに設けられることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の磁石振動装置。
【請求項6】
前記ケース(100)の内部には、前記ケース(100)の形状変化時、その復元力を高めるように弾性部材(110)がさらに備えられることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の磁石振動装置。
【請求項7】
前記ケース(100)の外面には、全体としてコーティング層(120)が形成されることを特徴とする請求項1に記載の磁石振動装置。
【請求項8】
請求項1、請求項2、請求項4及び請求項7のうち何れか1項に記載の磁石振動装置を靴底に取り付けて、歩行時に前記ケース(100)の形状変化が発生するように構成されたことを特徴とする靴。
【請求項9】
前記磁石振動装置は、前記靴底に形成された空間部(310)に内蔵され、
前記空間部(310)は、前記ケース(100)の形状変化を許容するスペースを有することを特徴とする請求項8に記載の靴。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公表番号】特表2012−525196(P2012−525196A)
【公表日】平成24年10月22日(2012.10.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−508409(P2012−508409)
【出願日】平成22年5月7日(2010.5.7)
【国際出願番号】PCT/KR2010/002914
【国際公開番号】WO2010/128822
【国際公開日】平成22年11月11日(2010.11.11)
【出願人】(511260702)ウェルネスヒルズ、インコーポレイテッド (2)
【氏名又は名称原語表記】WELLNESS HILLS, INC.
【住所又は居所原語表記】#1018,21Century City Bldg.,55−1,Daeyeon 3−dong,Nam−Gu,Busan 608−020,Republic of Korea
【Fターム(参考)】