説明

多人数参加型のオンラインゲームでの文字列を用いた待ち合わせ方法

【課題】 オンラインゲーム内での待ち合わせの場所の指定が必要ある場合、待ち合わせの場所について正確な情報を待ち合わせをする相手に伝える必要があり、待ち合わせの場所の選択方法を指示する必要があり、待ち合わせそのものが成立しないことがある。
【解決手段】 利用者は、待ち合わせ文字列生成装置(10)にてサービスの場所とサービス内の待ち合わせ場所からなる文字列を生成し、生成された文字列を、待ち合わせ文字列の送信装置(20)を用いて待ち合わせをしたい相手に送信する。待ち合わせ相手は、待ち合わせ文字列を待ち合わせ文字列の受信装置(30)を用いて受信して、インターネットブラウザ等を利用してサービスのサイトに移動し、待ち合わせ場所の自動案内装置(40)を利用して自動的にサービス内の待ち合わせ場所に移動する。

【発明の詳細な説明】
【発明の詳細な説明】

【技術分野】
【0001】
本発明は、複数のプレイヤーが参加するオンラインゲームの技術に関する。
【背景技術】
【0002】
従来のサービスへのログイン後による待ち合わせにおいては、参加者同士で待ち合わせ場所について連絡する必要があったり、その連絡内容を記憶した上で、待ち合わせを行う必要があった。
【発明が解決しようとする問題】
【0003】
サービスへの誘導以外に待ち合わせの場所の指定が必要ある場合、待ち合わせの場所を確保したり、待ち合わせの場所について正確な情報を待ち合わせをする相手に伝える必要がある。
【0004】
また、通信を介して待ち合わせの指定を行う場合は、待ち合わせの場所そのものだけではなく、待ち合わせの場所の選択方法を指示する必要があった。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記の課題を解決するべく、本発明ではURLなどの文字列に待ち合わせ場所の指定情報も含めて伝達する手段を提供することで、待ち合わせ場所に直接誘導し、該当サービスを利用したことのない人にも待ち合わせとその後のゲームを簡単に提供することができる。
【0006】
実現するための手段として、まず待ち合わせを案内したい利用者に対して待ち合わせ用文字列生成プログラムが待ち合わせのための文字列を生成する。さらにその文字列を利用者に告知する。利用者は待ち合わせ相手にその文字列を、電子メール、インスタントメッセンジャー、Web、ブログ、電子掲示板等の文字列を通達可能な通信手段を通して連絡する。連絡を受けた待ち合わせ相手はその文字列をインターネットブラウザに入力するかオペレーティングシステムにてサポートされているダブルクリックなどを利用してインターネットブラウザを起動し、そのURLのサービス内に移動する。
【0007】
上記を実現するにあたり、案内されたURLにおいてオンラインゲームのインストールを行うこともできる。これにより、待ち合わせ相手が該当のオンラインゲームを利用するのが初めてでも、自動的にサービスをインストールすることも可能となり、単なる待ち合わせだけではなく、待ち合わせのサービスそのものも同時に案内することができ、かつ、初めて利用するサービスであったとしても、待ち合わせ場所の指定情報があることで、自動的に利用者を待ち合わせ場所に案内することが可能となる。
【0008】
また、本発明によれば上記の方法をコンピュータシステムに実行させるプログラムやデータを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体を提供することができる。
コンピュータ読み取り可能な記録媒体として、例えば、光記録媒体(CD−ROM、DVD−ROM、DVD−RAM、DVD−R、DVD+R、ブルーレイディスク、PDディスク、MDディスク、MOディスク等の光学的にデータの読み取りが可能な記録媒体)や、磁気記録媒体(ハードディスク、フレキシブルディスク、磁気カード、磁気テープ等の磁気的にデータの読み取りが可能な記録媒体)、或いは、半導体メモリ(DRAM等)や光メモリ等の記憶素子を備えたメモリカートリッジ等の可搬性記録媒体の他に、コンピュータ内部或いはメモリカード等に設けられる内部記憶装置、或いはハードディスクのような外部記憶装置等がある。
【0009】
(ネットワークへの拡張)
また、これらの記録媒体を通信回線に接続し、通信回線を介してプログラムを提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
以下、各図を参照して本実施形態について説明する。
【0011】
図1は本発明の機能ブロック図である。同図において、利用者は、待ち合わせ文字列生成装置(10)にて待ち合わせ文字列を生成する。待ち合わせ文字列は、サービスのサイトなどのURLと待ち合わせ場所の情報からなる。またこの時、既に使われている待ち合わせ場所である場合にはその旨を通知することで、プライベート性を重視したい利用者にとってその場所を避けることができる。次に利用者は生成された文字列を、待ち合わせ文字列の送信装置(20)を用いて待ち合わせをしたい相手に送信する。
【0012】
次に待ち合わせ相手は、待ち合わせ文字列を待ち合わせ文字列の受信装置(30)を用いて受信して、インターネットブラウザ等を利用してサービスのサイトに移動し、待ち合わせ場所の自動案内装置(40)を利用して待ち合わせ文字列を自動的に解析し、自動的にサービス内の待ち合わせ場所に移動する。またこれらの待ち合わせ相手の行動は、オペレーティングシステムにて実現されるダブルクリックなどを利用すると一度のクリックで全ての行動が完了するように実現することもできる。
【0013】
さらに利用者は、待ち合わせ相手との場所に移動する際、自ら生成した待ち合わせ文字列を使用することもできるが、既にサービス内に移動している場合、サービス内にて待ち合わせ場所を示す情報を入力して待ち合わせ場所に移動する、従来の方法も併用することが出来る。
【実施例】
【0014】
以下、本発明の実施例を説明する。
【0015】
本発明を、インターネット麻雀ゲームに用いた場合、以下のような処理を行う。麻雀の待ち合わせにおいて、友人と待ち合わせ麻雀ゲームを行う場合や、インターネット上で麻雀大会を開く場合に、待ち合わせ文字列を生成し、内容を電子メール、インスタントメッセンジャー、ブログ、Web等にて連絡し、待ち合わせ場所に直接誘導し利用者の混乱を防ぐことができる。またゲームの競技人数である4人を超える人数の利用者が集まった場合でも、それらの人数をスタックして新しい競技組としてゲームに参加する組として数えることにより、たとえば二十人の利用者が集まった場合に5組の競技を行うことなどが可能となる。また待ち合わせ後に自動的にゲームが開始するものの、中止できる手段を提供することにより、望まない対戦相手がゲームに参加してきた場合でもゲーム開始することを中止できる。
【0016】
本発明は、狭義におけるオンラインゲーム以外にも、例えば、オンラインでの学校や、コミュニティスペース等にも利用可能である。
【発明の効果】
【0017】
本発明によれば、オンラインゲーム上にて待ち合わせを行う場合に、サービス内の待ち合わせ場所に移動する方法や、待ち合わせ場所そのものを間違ったりすることにより、待ち合わせが不成立になったり、待ち合わせを行うための時間的な浪費を防ぐことができ、利便性や効率が飛躍的に向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の構成ブロック図である。
【符号の説明】
10…待ち合わせ文字列生成装置、20…待ち合わせ文字列の送信装置、30…待ち合わせ文字列の受信装置、40…待ち合わせ場所の自動案内装置

【特許請求の範囲】
【請求項1】
オンラインゲームにおいて、WebサイトのURLなどの文字列によるサービスへのアクセスとサービス内の待ち合わせ場所を同時に提供する方法、ならびにプログラム、ならびに実現装置。
【請求項2】
請求項1において、待ち合わせ場所に来た友人などの第三者にオンラインゲームコンテンツが設定されていない場合に自動的にインストールを行い、さらに文字列自体に一意性を持たせてパスワードを設置せず、待ち合わせに使われた場所かどうか通知することで、簡単に待ち合わせ場所に移動できるプログラムならびに実現装置。
【請求項3】
請求項1において、オンラインゲームをプレイ可能な人数に達した場合にゲームを開始する方法、ならびに可能なプレイ人数を超えた場合でも待ち合わせを提供する方法、ならびに待ち合わせを希望していないプレイヤーが参加した場合に待ち合わせを中止する方法。

【図1】
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【公開番号】特開2008−36373(P2008−36373A)
【公開日】平成20年2月21日(2008.2.21)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−236675(P2006−236675)
【出願日】平成18年8月5日(2006.8.5)
【出願人】(503362784)
【Fターム(参考)】