説明

多数の光源からの光を広めて光源間の可視の境界線を除去するための装置、該装置を含んだ光線療法デバイス、及び、方法

別々の光源を多数有する、実質的に均一の照明を提供する装置は、前記光源間の可視の境界線を実質的に除去するために、反射するライトパイプ又は視準レンズ等、隣接する光伝播要素のアレイを含む。実質的に均一の放出の場を生じる方法は、そのような伝播機アレイ内に光を導入するステップを含む。光伝播要素のアレイを含む光線療法デバイスも開示されている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、一般に、一定の間隔に配置された光源のアレイを有する装置に関する。特に、本発明は、光源のアレイを含んだ光線療法装置に関する。より正確に言えば、本発明は、多数の光源間の可視の境界線を実質的に除去することによって、多数の光源からの光を広げる及び少なくとも部分的に視準する、並びに、実質的に均一の照明を提供する要素を含む、多数の光源を有した光線療法装置に関する。
【背景技術】
【0002】
ここ何年か、時差ぼけ及び季節に関連した軽いうつ病(例えば、季節性感情障害又は「SAD」等)を含めた種々の障害に対して光は効果的な治療法であるということを研究者達は発見してきた。激しい光の使用及び特定の波長を有した光(例えば、青色光、緑色光等)の使用等、種々の異なる取り組みが光線療法を達成することにおいて行われてきた。
【0003】
光線療法を達成するために使用されてきた装置は、蛍光を用いた大きなライトボックスから比較的小さい持ち運びできるデバイスまで発展してきた。その小さいサイズ及び比較的少ない消費電力の要求により、発光ダイオード(LED)が多くの最新式の持ち運びできる光線療法デバイスにおいて使用される。LEDのアレイは、十分な光線療法を提供するために使用することができる一方で、光をところどころ届ける。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、多数の光源間の可視の境界線を実質的に除去することによって、実質的に均一の照明の場を提供する(例えば、可視の境界線を除去する、網膜の残像中に現れないレベルまで可視の境界線を減らす)、多数の光源を有した装置を含む。そのような装置は、光伝播要素のアレイを含み得る。光伝播要素は、光源のアレイからの光を少なくとも部分的に視準し得る。
【課題を解決するための手段】
【0005】
前記装置の一実施形態は反射器のアレイを含み、該反射器のアレイにおいては、複数の光伝播要素は、対応する複数の異なる一定の間隔に配置された光源からの光を受けて部分的に視準する反射器又はライトパイプ(例えば、光を放出する前に内部において光を反射する、固体の光学的に透明な要素であるパイプ反射器等)である。光が反射器内に導入されるに従い、反射器の放出側から見た場合に光源が実質的に反射器の視野領域全体を占めるように見えるよう、光は広められる。
【0006】
光源のアレイからの光を用いて実質的に均一の照明を提供する装置の別の実施形態は、視準レンズのアレイを含み、該アレイの各視準レンズは、光源のアレイのうち1つの光源に対応する。本明細書において「光伝播要素」とも呼ばれる視準レンズのそれぞれは、対応する光源を効果的に強め、光源がレンズ全体を占めるように見えるよう光を広める。
【0007】
別々の光源からの光を広めて、実質的に均一の放出の場を生じる方法における種々の実施形態も、本発明の範囲内である。
【0008】
別の態様において、本発明は、光源のアレイ、及び、複数の光源から実質的に均一の照明を提供する装置を有した光線療法デバイスを含む。
【0009】
本発明の他の態様だけでなく、本発明の特徴も利点も、続く説明、付随の図面、及び、添付の特許請求の範囲の考察を介して当業者には明らかになるはずである。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】反射器又はライトパイプのアレイがそこに導入された光を視準し、対応する光源の有効視野サイズを拡大する、本発明の教示による光視準装置の実施形態の正面図である。
【図2】光源が各ライトパイプ内に突き出ている図1に示された光視準装置の実施形態の断面図である。
【図3】本発明の光視準装置の実施形態のライトパイプがそこに導入された光に対して有し得る作用の概略図である。
【図3A】本発明の光視準装置の実施形態のライトパイプがそこに導入された光に対して有し得る作用の概略図である。
【図4】図3及び3Aに示されているようなライトパイプによる光の伝播を描写した照射量分布図である。
【図5】本発明の別の実施形態のライトパイプがそこに導入された光に対して有する作用の概略図である。
【図6】図5に示されている実施形態等のライトパイプによる光の伝播を描写した照射量分布図である。
【図7】本発明の教示を具体化した光視準及び光拡散装置の実施形態における側面からの組立体の図である。
【図8】視準レンズのアレイを含んだ、図7に示されている装置の視準要素の実施形態を描写した透視図である。
【図9】図8に示されている視準要素の実施形態の視準レンズにおける拡大した斜視図である。
【図10】図9に示されているような視準レンズを介して向けられた光の視準の概略図である。
【図11】図9に示されているような視準レンズを光が去る時の、視準された光の拡散を概略的に例示している。
【図12】光源のアレイと共に組み立てられた、図7に示されているタイプの光視準及び光拡散装置の側面図である。
【図13】第一の実施形態の拡散要素が図12の組立体において使用される場合に、種々の角度から見られた、図9に描写された実施形態等の視準レンズによって光が広められる程度を例示している。
【図14】第二の実施形態の拡散要素が図12の組立体において使用される場合に、種々の角度から見られた、図9に描写された実施形態等の視準レンズによって光が広められる程度を例示している。
【図15】本発明の教示を具体化した光線療法デバイスの実施形態における正面からの斜視図である。
【図16】図15に示されている光線療法デバイスの実施形態における後方からの斜視図である。
【図17A】光線療法デバイスの内部の特徴を例示した、図15及び16の光線療法デバイスの実施形態における部分的な断面図である。
【図17B】光線療法デバイスの内部の特徴を例示した、図15及び16の光線療法デバイスの実施形態における部分的な断面図である。
【図18】図15乃至17に示された光線療法デバイスの実施形態における第一の側面図である。
【図19】図15乃至17に示された光線療法デバイスの実施形態における正面図である。
【図20】図15乃至17に示された光線療法デバイスの実施形態における第二の側面図である。
【図21】図15乃至17に示された光線療法デバイスの実施形態における背面図である。
【図22】図15乃至17に示された光線療法デバイスの実施形態における上面図である。
【図23】本発明による光線療法デバイスの実施形態におけるユーザーインターフェースの例を示している。
【発明を実施するための形態】
【0011】
視準装置10の実施形態が、図1及び2に示されている。光視準装置10は、光を放出する前に内部において光を反射する固体の光学素子であるパイプ反射器等のライトパイプのアレイ12、又は、光を広めて、隣接する光源間の可視の境界線を効果的に減らすか又は除去する他の構造体を含む。一部の実施形態において、光視準装置10は、光視準側面11a及び反対側の光放出側面11bを含む。光視準側面11a及び反対側の光放出側面11bは、互いに実質的に並行に方向づけることができるか、又は、互いに非並行に方向づけることができる。他の実施形態において、光視準装置10の側面11a及び11bのうちどちらか1つ又はその両方が、非平面(例えば曲線状)であり得る。
【0012】
ライトパイプ12は左右に配置することができ、光視準装置10の相反する側面11a及び11bは、光視準装置10を形成するライトパイプ12の向かい合う端部によって形成される。ライトパイプ12は、その軸Aを互いに実質的に並行にして配置することができるか、又は、その軸Aを異なる角度に方向づけて配置することができる。
【0013】
各ライトパイプ12は少なくとも1つの側壁14を含み、側壁14を介して光の通路16が画定される。一部の実施形態において、通路16はガス又はガスの混合物(例えば空気)で満たすことができる。そのような実施形態の通路16は、「開いた通路」と呼ばれる場合もある。ライトパイプ12の他の実施形態は、光学的に透明な材料で満たされた通路16を含む。これらの実施形態の通路16は、「中身が詰まった通路」と呼ばれる場合もある。光は、本明細書において「入力ポート」とも呼ばれる1つの端部18にて通路16内に導入され、本明細書において「放出ポート」とも呼ばれる別の反対側にある端部20にて通路16を去る。
【0014】
入力ポート18を介して通路16内に光が導入された後、その光の少なくとも一部が、通路16を画定する1又は複数の反射する側壁14上に向けられる。その光が側壁14によって反射される時、その光は実質的に視準され且つ側壁から反射され、従って、その光を補整するか又は広める。視準の程度は、それだけに限定されないが:通路16の長手方向に延びる軸Aに対する、光が通路16内に導入される1又は複数の角度;各側壁14にテーパーがつけられるか、又は、軸Aに対して方向づけられる1又は複数の角度;軸Aに沿って得られる1又は複数の通路16の断面の形状;(各側壁14によって吸収される光の量に対して)その側壁14によって反射される光の量;及び、各側壁14における表面の形態(例えばテクスチャー);を含めた、いくつかの異なる要因次第である。
【0015】
例示された実施形態において、各ライトパイプ12は、通路16の長さを介して延びる軸Aを横切って得られた、すなわち、長方形の形状の断面を有している。他の断面の形状も、当然ながら、本発明の範囲内である。さらに、各側壁14の内面15には、入力ポート18から放出ポート20までわずかに外側にテーパーをつけられている。ライトパイプ12の中心の軸Aに対して各側壁14にテーパーがつけられる角度は、その中心の軸Aに対して、光をライトパイプ12に導入する光源40から光が放出される角度(例えば、±80°、±100°等)よりも小さい。本発明の範囲を限定することなく、本発明の教示を具体化するライトパイプの一部の実施形態は、複合放物面集光器のような形状にされた側壁を有する。
【0016】
図3及び図3Aは、図2に関して光源40によって放出され、前記ライトパイプ12の通路16内に導入された光Lの実質的な視準を例示しており、図3は側面図を提供しており、図3Aはライトパイプ12の放出ポート20からの透視図を提供している。より正確に言えば、図3及び図3Aは、LED42の表面に対して垂直に方向づけられた中心軸Aに対して全方向において±80°という放出角度又は放出コーンを有し、0.125mm×0.125mmという大きさを有するLED42から放出された光Lの部分的な視準を描写しており、描写された実施形態において中心軸Aは、ライトパイプ12の軸Aと一致する。LED42は、ライトパイプ12の入力ポート18に置かれ、描写された実施形態において(例えば、図3Aに示されたx方向に)4mm×(例えば、図3Aに示されたy方向に)6mmである。ライトパイプ12は、16mmの長さを有する。10mm×10mmという大きさを有する放出ポート20を去ると、1つの(例えばx)方向に軸Aから約±32°(すなわち、4/10×±80°)及び他の(例えばy)方向に軸Aから約±48°(すなわち、6/10×±80°)だけ光Lを広げることができる。
【0017】
図4は、放出ポート20の領域を超えて放出された光の強度を描写する、既知のタイプの照射量分布図である。図4が示しているように、0.125mm×0.125mmのLEDから放出された光は、10mm×10mm(すなわち100mm)の領域を渡って拡散される。図4の照射量分布図は、放出ポート20の領域に渡って「実質的に一様な」光の分布、及び、「実質的に均一な」強度の例である。
【0018】
比較のために、図5は、別の実施形態のライトパイプ12’を例示している。ライトパイプ12’は、4mm×6mmの入力ポート18’及び16mm×16mmの放出ポート20’を含み、16mmの長さを有する。ライトパイプ12’を通過した後、全方向に±80°という放出角度を有した0.125mm×0.125mmのLEDからの光Lは、1つの(例えばx)方向に約±20°(すなわち、4/16×±80°)及び他の(例えばy)方向に約±30°(すなわち、6/16×±80°)という角度でライトパイプ12’を去る。ライトパイプ12’の放出ポート20’から出力される光は、ライトパイプ20の放出ポート20から出力される光(図3及び図3A)よりも視準されるけれども、図6の照射量分布図によって示されているように、ライトパイプ12’は、ライトパイプ12ほど均一に光Lを拡散しない(図3、3A、及び5)。
【0019】
再度図1及び2を参考にすると、光視準装置10の例示された実施形態は、6個のライトパイプ12×10個のライトパイプ12からなる、全部で60個のライトパイプ12の格子アレイを含み得る。当然ながら、種々の形態(例えば六角形等)及びサイズ(すなわちライトパイプ12の数)のアレイも、本発明の範囲内である。
【0020】
光視準装置10は、種々の材料から作製することができる。一部の実施形態では、(例えば、フォトリソグラフィー、立体リトグラフィー、又は、類似の工程等によって成形及び製作された)プラスチックから光視準装置10を製造することができ、後に、(例えば、金属、メタリック塗料等の)反射材料で(例えば、めっきをする、塗る等)被覆することができる。他の実施形態では、金属(例えばアルミニウム)から光視準装置10を(例えば、機械加工する、鋳造する等)製造することができる。放出された光をさらに補整するために、図7に示され、図7を参考にして記述されているもの等の光拡散要素118を、光視準装置10の光放出側11b(図1及び2)に渡って置くことができる。
【0021】
光拡散及び視準装置110の別の実施形態が、図7乃至9に示されており、図7乃至14を参考にして記述されている。図7に示されているように、光拡散及び視準装置110は、視準要素112及び拡散要素118を含む。図8において反転した方向で実施形態が描写されている視準要素112は、いかなる適した、光学的に透明な材料からも既知の工程によって形成される視準レンズ120の(例えば、格子アレイ、六角形アレイ等の)アレイを含む。一部の実施形態では、本明細書において「レンチキュラーレンズアレイ」又はより単純に「レンチキュラーアレイ」と呼ばれる視準レンズ120は、互いに垂直に方向づけられた隆起部で併合された(すなわち同じ空間を占有する)2つの従来のレンチキュラー要素の調和した頂点によって画定される。各視準レンズ120は、1つの光源40に対応する(図12)。
【0022】
視準レンズ120が格子アレイ(例えば図8を参照)に配置される図9に描写された実施形態において、各視準レンズ120は、実質的に平らで長方形の基底又は光放出面124を有している。一部の実施形態では、各視準レンズ120の反対側の光収集面126を、図9に示されているような十分に凸状である形状、並びに、より少ない量又は薄い、より平らなフレネル形態を含めた、効果的に凸面の形状にすることができる。表面126の形状は、図10によって例示されているような所望の程度の拡散及び視準を提供するよう適合させることができる。
【0023】
特定の実施形態において、各視準レンズ120は、10mmの長さの辺を有した正方形の光放出面124、並びに、−2.3の円錐定数及び4mmのサグ量(すなわち、視準レンズ120の総厚が4mm)を有した非球面の光収集面126を有する。各視準レンズ120は、光放出面124と光収集面126との間を縦に延びる外周境界122を含む。従って、外周境界122は、光収集面126の端を切るため、光放出面124へのその完全な自然の湾曲又は先細りの形に達しない。外周境界122は、視準レンズ120に対応する光源140(図12)からの光に光放出面124の全体を目に見えて占領させる箇所にて提供することができる。描写された実施形態では、各視準レンズは、正方形の外周を提供されるよう端が切られた縁を有した、円形で非球面のレンズである。隣接する視準レンズ120の外周境界122が互いに接する実施形態(例えば図7及び8を参照)では、隣接する光源140間の空間は、光源140が照明された場合に目に見えて現れない。
【0024】
再度図7を参考にすると、いかなる既知のタイプの光拡散要素も含むことができ、パターン、擬似ランダム、又は、無作為にテクスチャード加工された1つ又は両方の反対の位置にて向かい合う表面を有した薄いシートの形状のプラスチック材料を有することができる拡散要素118が、各視準レンズ120の光放出面124に隣接して、又は、視準要素112の光放出面114に隣接して置かれ、光放出面114は、複数の隣接する視準レンズ120の光収集面124によって形成されている。拡散要素118は、図11に示されているように、所与の角度の範囲内の複数の異なる角度で方向づけられた視準されたビームのグループまで視準要素112から放出された光を散乱させることができる。拡散の量は、当然ながら、少なくとも部分的に拡散要素118の散乱角次第である。
【0025】
一部の実施形態において、拡散要素118は、視準要素112から離れている場合がある。拡散要素118及び視準要素112が互いから離れている場合、光視準及び拡散装置10を含む光線療法デバイスのパッケージ中又は使用中に、視準要素112を用いて使用するための種々の異なる拡散要素118から、所望の特徴(例えば、拡散角の範囲、従って照明の領域、及び、明るさ等)を有した拡散要素118を選択することができる。
【0026】
他の実施形態において、光放出面114/124自体を、光を拡散するよう、従って、拡散要素118を含むよう形成することができる。
【0027】
次に図12を参照すると、本発明による光視準及び拡散装置110の実施形態だけでなく、光源140のアレイ130も含む組立体の例が示されている。描写された実施形態において、アレイ130は、光源140を保有し且つそれらを当技術分野において既知の様式で電源(図示せず)に電気的に結合する放出面134を有した回路基板等のキャリア132を含む。描写された実施形態のアレイ130の各光源140はLED142を含み、LED142は、そこから突き出たレンズ144を有する。各光源140は、LED142の面に対して垂直に方向づけられ、そのレンズ144の中心軸を通って延び得る中心軸Aを有している。レンズ144は、LED142によって放出された光を焦点に集めて、その光が、中心軸Aに対して所定の角度(例えば、15°、30°、45°等)を有し中身の詰まった放出コーンの形状で放出されるようにする。
【0028】
隣接する光源140の中心軸Aは、対応する視準レンズ120の隣接する軸Aが互いから一定の間隔だけ離して置かれる距離に対応する距離によって互いから一定の間隔だけ離して置かれる。さらに、光源140は、視準要素112の視準レンズ120に対応する配置に対応する様式(例えば格子アレイ)で配置される。従って、アレイ130の光源140のうち全ての光源の中心軸A及び対応する視準レンズ120のうち全てのレンズの中心軸Aは、互いに整列及び調和させることができる。
【0029】
アレイ130の放出面132は、視準要素110の収集面116に面している。アレイ130のLED142の表面とその対応する視準要素の視準レンズ120の焦点との距離は、視準レンズ120の収集面126による光の収集を最適化又は最大にすると同時に、視準レンズ120の放出面124による光の拡散を最適化又は最大にするよう調整することができる。
【0030】
図13及び14は、光視準及び拡散装置110の種々の実施形態を用いて達成することができる拡散の量の例を描写している。これらの例のうちどちらにおいても、視準要素112(図7及び8)は、10mmの長さの辺を有する正方形の光放出面124、並びに、−2.3の円錐定数及び4mmのサグ量を有する非球面の光収集面126を有した視準レンズ120を含む。視準要素112は、図12に示されているように、5mm幅のLED、及び、各光源140の中心軸Aから約15°内の角度又は放出コーンに光を集めるレンズ144を有した光源140のアレイ130と共に組み立てられる。各光源140のLED142の表面は、その光源140に対応する視準レンズ120の焦点から12mmの所に置かれ、視準レンズ120を渡る距離(例えば直径等)によって除算された焦点距離に等しい12mmの焦点距離及び1.2のF/数(F#)を定めている。
【0031】
図13は、前記のような視準要素112(図12)が、10°の散乱角を有した拡散要素118(図12)と共に使用される場合の、500mmの距離で気づく光の伝播を描写している。放出された光が、視準レンズ120(図8及び9)のすぐ上(すなわち、視準レンズ120を通る中心軸Aと直列)の位置から見られる場合、光は、視準レンズ120の放出面124の外周境界122(図8及び9)まで実質的に均一に且つ全体的に伝播し、視準レンズ120の角における小さい領域のみが完全には照明されない。視準レンズ120を超えた、光が見られる位置の横方向距離が増えるに従い、その視準レンズ120によって伝播する光のうち知覚された量は、まず除々に、続いてより劇的に減る。これに関して、図13は、特定の横方向のオフセット距離及び視準レンズ120の中心軸Aに対するその対応する角度の知覚された伝播も例示しており、2.86°は軸Aから25mmの横方向のオフセット距離に一致し、5.71°は軸Aから50mmの横方向のオフセット距離に一致し、8.53°は軸Aから75mmの横方向のオフセット距離に一致している。25mm及び50mmの横方向のオフセット距離では、光は依然として実質的に各視準レンズ120の放出面122の領域に渡り伝播する。
【0032】
図14に示されている伝播する光のうち知覚された量は、上記の視準要素114の実施形態が、25°の散乱角を有する拡散要素118と共に使用された場合に生じる。0°の(放出面122(図9)から500mmの縦方向の距離での横方向のオフセットがない)視角、7.41°(500mmの縦方向の距離での65mmの横方向のオフセット)の視角、及び、14.57°(500mmの縦方向の距離での130mmの横方向のオフセット)の視角では、光は、放出面122の領域に渡り実質的に均一に伝播するように見える。しかし、視角が21.3°(500mmの縦方向の距離での195mmの横方向のオフセット)に増えるまでには、光は、もはや放出面122の領域全体に渡り伝播したようには見えない。
【0033】
当然ながら、より小さい又はより大きい角度で(すなわち、軸に対して種々の角度を有した放出コーンに)光を放出するLEDを含んだ配置、並びに、種々の焦点距離を有した配置を含めた他の配置も本発明の範囲内である。
【0034】
開示された光視準装置の実施形態の変形(例えば、部分的に反射し部分的に透過される材料によって光が第一に光源まで反射して戻され、且つ、ライトパイプの側壁の反射面上に反射される「折り返された」ライトパイプ;互いに対して非並行(例えば垂直等)に方向づけられた細長いレンズを有した重ねられたレンチキュラーフィルム等)も、隣接する光源間の可視の境界線を実質的に除去するように光を視準並びに広める装置及びシステムにおける他の実施形態(例えば、半円筒のレンズ、半球形のレンズ、埋め込みビーズ、又は、複数の隣接する光源の現象を効果的に拡大し、且つ、光源間の可視の境界線を実質的に除去する表面の特徴等の特徴を有した他の光学的に透明な要素等)と同じように、本発明の範囲内である。
【0035】
使用中、本発明の光視準及び拡散装置における種々の実施形態は、光線療法デバイスに含むことができる。そのような光線療法デバイス200の例が、図15乃至23に示されている。
【0036】
わかりやすくするために、光線療法デバイス200は、光視準及び拡散装置10並びに光源40の特定の実施形態を含みながら、図15乃至17及び19によって例示されている。しかし、それだけに限定されないが、光視準及び拡散装置110及び光源140のアレイ130(図7乃至10及び12)を含めたいかなる他の適切なこれらの要素の実施形態も、例示された実施形態の代わりに用いることができると明確に理解されるべきである。
【0037】
図15乃至22を参考にすると、光線療法デバイス200は、表面212、反対側にある裏面214、及び、外周縁216を有したハウジング210を含む。少なくとも1つの外周縁216bが基底として役立ち、テーブルトップ又はデスクトップ等の表面上で支えられる場合に、その基底の上にハウジング210が置かれることがある。
【0038】
ハウジング210は、一部の実施形態において、持ち運ぶことができるようにする大きさを有することができる。特定の実施形態では、ハウジング210の厚さ(すなわち、表面212と裏面214との距離)は約1インチ以下(例えば、約0.950インチ又は約2.5cm)、高さは約5.25インチ(約13.3cm)、及び、幅は約5.4インチ(約13.7cm)であり得る。
【0039】
特に図15及び19を参考にすると、光放出窓213が、ハウジング210の表面212内に設けられている。光学的に透明な要素218を光放出窓213内に配置することができる。光学的に透明な要素218は、一部の実施形態において、光拡散器、レンズ、又は、単に平らな要素を含み得る。
【0040】
続けて図15及び19を参考にし、加えて図17Aを参考にすると、ハウジング210は、光視準及び拡散装置10並びに光源40のアレイ30を有する。光視準及び拡散装置10並びにアレイ30は、光視準及び拡散装置10の要素(例えばライトパイプ12等)に光源40が光を導入するように組み立てられる。光視準及び拡散装置10の光放出側11bは、窓213に向かって方向づけられ、窓213を介して可視であり得る。光学的に透明な要素218は、もし存在する場合、窓213に渡って広がり、ハウジング200内に含有される光線療法デバイス200の要素(例えば、光視準及び拡散装置10、アレイ30等)を保護する。図17Aにおいて示されているもの等、光視準及び拡散装置10の光放出側11bが透明な要素218から一定の間隔に置かれる実施形態では、空間217内の空気又は他のガスは、放出側11bを去る光をさらに拡散させることができる。上記のように、一部の実施形態において、光学的に透明な要素218は、光視準及び拡散装置10の光放出側11bを去る光のさらなる拡散を定めることができる。
【0041】
図17Bに示されているように、光視準及び拡散装置並びに光源のアレイを有することに加えて、ハウジング210は、スタンド300に対する貯蔵容器221等、光線療法デバイスのいくつか他の特徴を含有する及び/又は保有することができる。ハウジング210は、それだけに限らないが、1又は複数のユーザーインターフェース要素225(例えば、タッチディスプレイ又は他の入力及び出力要素等)(図23も参照)、プロセッサー、他の制御要素(例えば、抵抗器、キャパシタ、ダイオード、トランジスター、誘導子等)、及び、スイッチのうち1又は複数保有する制御回路基板(図示していないが、ユーザーインターフェース要素225の後ろに設けることができる)、回路基板上の電子機構及びユーザーインターフェース要素225と連絡する電池(図示していないが、貯蔵容器221とユーザーインターフェース225のうちの1つ又はその両方の後ろに設けることができる)、並びに、ハウジング210の外面から利用可能で且つ電池に対して電気的に結合される電源プラグ223を含めた種々の電子要素も含有することができる。例示されたスピーカー224、冷却要素等、種々の他の機構もハウジング210内に含有させるか、又はさもなければ、ハウジング210によって保有させることができる。ハウジング210内の要素のうち1又は複数の要素には、ドア219を経由して接近することができる(図15)。
【0042】
図23は、本発明の光線療法デバイス200の実施形態(図15乃至22)に含ませることができるユーザーインターフェース要素225の制限しない例を例示している。描写された例において、ユーザーインターフェース要素225は、非感知ディスプレイ領域230及び接触制御領域232を含むタッチ式液晶素子であり、非感知ディスプレイ領域230も接触制御領域232も、いかなる適した既知の様式で、光線療法デバイス200のプロセッサー(図示せず)と連絡し、そのプログラミングによって制御することができる。
【0043】
ユーザーインターフェース要素225のディスプレイ230は、1又は複数の機構を含み得る。図23に示されている実施形態では、ディスプレイ230は、タイマー機構240、デジタル時計250、及び、インジケーター機構260を含んでいる。
【0044】
ディスプレイ230のタイマー機構240は、デジタルディスプレイ242及びアイコン244、246、248を含む。ユーザーによって選択されたディスプレイモードに応じて、デジタルタイムディスプレイ242は、アラームが鳴ることになる時間、光源40(図17A)が自動的に照明されることになる時間、光源40の照明に対して設定された持続時間、又は、残りの照明時間の量を示すことができる。
【0045】
アイコン244、246、248は、光線療法デバイス200(図17A乃至22)の特定の機能性が有効であるかどうか、又は、「オン」若しくは「オフ」にされたかどうかに関する情報をユーザーに提供することができる。例として、アイコン244、246、248は、特定の対応する機能性が有効であるか又は「オン」にされた場合に、ディスプレイ230上に現れることができるか又は可視であり得る。その機能性が停止中か又は「オフ」にされた場合には、アイコン244、246、248は、ディスプレイ上に現れることができないか、又は、有効である機能性に対応するアイコン244、246、248よりも際だって淡く現れることができる。
【0046】
任意選択で、アイコン244、246、248は、有効なプログラミング及び/又はディスプレイモードの表示を提供するよう形成することができる。一部の実施形態において、アイコン244、246、248は、律動若しくは「明滅」することができるか、又は、ディスプレイ230は、さもなければ、デジタルディスプレイ242上に示された値に対応する光線療法デバイス200の特定の機能性を(例えば、アイコン244、246、248の周りか又はその隣に設けられた可視の絵画的描写を含む要素を用いて)示すことができる。
【0047】
例示された実施形態において、アイコン244は、光線療法デバイス200の可聴のアラーム機能(すなわち、目覚まし時計)が起動されたか、又は、「オン」である場合にベルとして現れる。しるし244は、可聴のアラームが鳴ることになる時間をデジタルディスプレイ242が示す場合に重要であり得る。
【0048】
例示された実施形態において太陽を写実的に描写するアイコン246は、可視のアラーム機能(例えば、1又は複数の光源40(図17A)の照明)が有効であるか又は「オン」であるかどうかの指標を提供する。さらに、アイコン246は、デジタルディスプレイ246によって示された時間が光源40を照射するよう光線療法装置200がプログラムされた時間である事実の指標を提供することができる。
【0049】
例示された実施形態においてストップウォッチの外観を有するアイコン248は、光源40が起動され、(例えば、タイマーの制御の下)所定の時間起動され続ける場合に現れる。アイコン248がストップウォッチとして現れる実施形態では、アイコン248は、時計の針249、又は、写実的に描写されたストップウォッチに関連するデジタル値等の別の特徴を含むことができ、タイマーがゼロまでカウントダウンし、光源の照明が停止される前に残る時間の指標を(例えば分で)提供することができる。さらに、アイコン248は、光源40が照明され続ける持続時間のカウントダウンをデジタルディスプレイ242が提供するという事実の指標を提供するよう形成することができる。
【0050】
アイコン244、246、248の他の実施形態、並びに、種々の機能に対応するアイコンも、当然ながら、本発明の範囲内である。
【0051】
インジケーター機構260、262、264は、光線療法デバイス200(図15乃至22)の現行のモード(例えば、「DEMO」、プログラミング、手動、自動、夜明けのシミュレーション等)、残りの電力の量、及び、光源40によって放出することができる光の潜在的な強度に対する放出された光の強度等、種々の特徴をそれぞれ示すよう形成することができる。
【0052】
ユーザーインターフェース要素225の接触制御領域232は、1又は複数の「ボタン」270、272、274、276を含むことができ、個人が光線療法デバイス200(図15乃至22)を操作するのを可能にする。例示された実施形態において、ボタン270及び272は、ディスプレイ領域230によって表示されたモードを個人が選択するのを可能にしており、ボタン274及び276は、ユーザーが照明の程度を選択するのを可能にし、さもなければ、光線療法デバイス200の操作を制御するプロセッサー(図示せず)をプログラムするのを可能にしている。
【0053】
次に、図16及び21を参考にすると、本発明による光線療法デバイス200を支持することができる様式の例が描写されている。描写された例では、ハウジング210の基底216bは、ハウジングの裏面214の1又は複数の開口部215内に取り外し可能に挿入することができる(特定の実施形態において、約2.8インチ(約7.1cm)の長さを有することができる)スタンド300と共に、表面S上で光線療法デバイス200を支持することができる。スタンド300は、開口部215内に挿入された場合に光線療法装置200の表面212を表面S(図15を参照)に対して垂直ではない角度で方向づける長さを有した、ピン又はペグ等の細長い要素を含み得る。多数の開口部215が裏面214の異なる縦の位置で形成される実施形態では、1つのスタンド300を使用して、そのスタンド300が組み立てられる特定の開口部215に応じて、表面214を種々の異なる角度で方向づけることができる。
【0054】
光線療法装置200のハウジング210を支持するため、及び、表面S(図16)に対して所望の角度で光線療法装置200のハウジング210を方向づけるための、軸足、格納式の機構等の他の機構も、当然ながら、本発明の教示を具体化する光線療法デバイスと共に使用することができる。
【0055】
前述の説明は多くの詳細を含有するけれども、これらの詳細は、本発明の範囲を限定するとして解釈されるべきではなく、単に、いくつかの実施形態の例示を提供するとして解釈されるべきである。同様に、本発明の範囲を超えない本発明の他の実施形態を考案することができる。種々の実施形態由来の特徴は、組み合わせて利用することができる。本発明の範囲は、従って、前述の説明によってではなく、添付の特許請求の範囲及びその適法の同等物によってのみ示され且つ限定される。特許請求の意義及び範囲内にある本明細書に開示された本発明に対する追加、削除、及び修正は全て、それに含むことができる。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
光源のアレイと共に使用する光視準装置であって、互いに対して並んで方向づけられた複数のライトパイプを含むアレイを含み、前記複数のライトパイプのそれぞれが、少なくとも部分的に反射する表面を有した少なくとも1つの側壁によって画定される通路を有する、光視準装置。
【請求項2】
前記複数のライトパイプが格子アレイに配置される、請求項1に記載の光視準装置。
【請求項3】
前記複数のライトパイプが、互いに対して実質的に並行に方向づけられる、請求項1に記載の光視準装置。
【請求項4】
各ライトパイプが、1つの端部にて入力ポート、及び、反対側の端部にて放出ポートを含む、請求項1に記載の光視準装置。
【請求項5】
各ライトパイプの前記少なくとも1つの側壁には、前記入力ポートから前記放出ポートまで外側に向かってテーパーがつけられる、請求項4に記載の光視準装置。
【請求項6】
各入力ポートが長方形の断面を有する、請求項5に記載の光視準装置。
【請求項7】
複合放物面集光器を含む、請求項5に記載の光視準装置。
【請求項8】
前記通路が、開いた通路を含む、請求項1に記載の光視準装置。
【請求項9】
前記通路が、中身が詰まった通路を含む、請求項1に記載の光視準装置。
【請求項10】
別々の、一定の間隔に置かれた光源のアレイ、及び
ライトパイプのアレイを有する光視準装置、
を含む光線療法装置であって、
前記アレイの各ライトパイプが、前記光源のアレイのうち対応する光源からの光を受けるよう置かれている光線療法装置。
【請求項11】
前記アレイの各ライトパイプは側壁を有し、前記側壁は該側壁を通る通路を画定する、請求項10に記載の光線療法装置。
【請求項12】
前記通路が、開いた通路を含む、請求項11に記載の光線療法装置。
【請求項13】
前記通路が、中身が詰まった通路を含む、請求項11に記載の光線療法装置。
【請求項14】
前記別々の、一定の間隔に置かれた光源のアレイが、発光ダイオードのアレイを含む、請求項10に記載の光線療法装置。
【請求項15】
前記アレイの各発光ダイオードが、その対応するライトパイプの側壁につけられたテーパーの角度を超える放出角を有する、請求項14に記載の光線療法装置。
【請求項16】
各発光ダイオードが、その対応するライトパイプの入力ポートに配置される、請求項15に記載の光線療法装置。
【請求項17】
前記光視準装置の光放出側に渡って配置される拡散要素をさらに含む、請求項10に記載の光線療法装置。
【請求項18】
各ライトパイプが、1つの発光ダイオードからの光を、前記発光ダイオードの領域よりも大きい領域に渡って実質的に均等に広める、請求項18に記載の光線療法装置。
【請求項19】
前記アレイのうち少なくともいくつかのライトパイプが、前記アレイの隣接する光源から放出された光の間の可視の境界線を実質的に除去するよう形成され且つ方向づけられる、請求項18に記載の光線療法装置。
【請求項20】
ハウジングをさらに含み、該ハウジングの表面が光放出窓を含み、前記光拡散及び視準装置を去る光が前記窓を介して導かれる、請求項10に記載の光線療法装置。
【請求項21】
前記ハウジングが、約1インチ以下の厚さを有する、請求項20に記載の光線療法装置。
【請求項22】
少なくとも1つの支持容器が、前記ハウジングの裏面内に画定される、請求項20に記載の光線療法装置。
【請求項23】
前記少なくとも1つの支持容器によって受けられるよう形成される支持要素をさらに含む、請求項22に記載の光線療法装置。
【請求項24】
前記ハウジング及び前記支持要素が支えられる表面に対する角度で前記光放出窓を方向づけるように前記支持要素が形成される、請求項23に記載の光線療法装置。
【請求項25】
前記ハウジングが、前記表面に対して複数の異なる角度で前記光放出窓を方向づけるために、前記ハウジングの基底から離して配置される複数の支持容器を含む、請求項24に記載の光線療法装置。
【請求項26】
前記支持要素が細長い、請求項23に記載の光線療法装置。
【請求項27】
前記支持要素が、実質的に直線で延びる、請求項26に記載の光線療法装置。
【請求項28】
別々の光源のアレイからの光を広める装置であって、
光伝播要素のアレイを含み、各光伝播要素が、前記別々の光源のアレイのうちの1つの光源と一直線に並べられ、前記光伝播要素に導入された光を、実質的に前記光伝播要素の光放出端部の外周全体まで広めるよう形成されるため、前記光源は、前記光放出端部の全体を占有するように見え、前記別々の光源間の可視の境界線が実質的に除去される、装置。
【請求項29】
前記光伝播要素のアレイが格子アレイを含み、各光伝播要素が長方形の光放出端部を有する、請求項28に記載の装置。
【請求項30】
互いに接する、端が切られた縁を有した視準レンズのアレイを、前記光源のアレイが含む、請求項28に記載の装置。
【請求項31】
前記光源のアレイが、光学的に反射するライトパイプのアレイを含む、請求項28に記載の装置。
【請求項32】
複数の別々の光源を含む光アレイ、及び
複数の光伝播要素を含む伝播機アレイ、
を含む光線療法装置であって、
各光伝播要素が、前記光アレイのうちの1つの光源と一直線に並べられ、前記光伝播要素に導入された光を、実質的に前記光伝播要素の光放出端部の外周全体まで広めるよう形成されるため、前記光源は、前記光放出端部の全体を占有するように見え、前記伝播機アレイの放出面が実質的に均一に照明される、光線療法装置。
【請求項33】
前記光伝播要素のアレイのうち各光伝播要素の光放出端部に渡って配置された拡散要素をさらに含む、請求項32に記載の光線療法装置。
【請求項34】
前記光アレイ及び前記伝播機アレイを保有し、且つ、窓を含むハウジングをさらに含み、前記窓を介して、前記伝播機アレイの光放出面が可視である、請求項32に記載の光線療法装置。
【請求項35】
少なくとも1つの細長い支持要素をさらに含み、該少なくとも1つの細長い支持要素を受けるために、少なくとも1つの開口部が前記ハウジング内の凹所に設けられる、請求項34に記載の光線療法装置。
【請求項36】
同じ細長い支持要素を用いて複数のハウジング方向づけ角度の選択を可能にするために、複数の開口部が異なる縦の位置にて前記ハウジング内の凹所に設けられる、請求項35に記載の光線療法装置。
【請求項37】
前記細長い支持要素を受ける貯蔵容器をさらに含む、請求項35に記載の光線療法装置。
【請求項38】
光線療法を提供する方法であって:
複数の別々の光源を照射するステップ;
前記複数の別々の光源からの光を、対応する複数の光伝播要素に導くステップであり、前記光伝播要素内で前記光が少なくとも部分的に視準され且つ広められる、ステップ;並びに
前記複数の光伝播要素のうち各光伝播要素の放出端部の領域に渡って実質的に均一に光を放出するステップ;
を含む方法。
【請求項39】
光を導くステップが、互いに接する外周縁を有した光伝播要素のアレイ内に光を導くステップを含み、光を放出するステップが、前記アレイの放出面に渡って実質的に均一に光を放出するステップを含む、請求項38に記載の方法。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図3A】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate

【図8】
image rotate

【図9】
image rotate

【図10】
image rotate

【図11】
image rotate

【図12】
image rotate

【図13】
image rotate

【図14】
image rotate

【図15】
image rotate

【図16】
image rotate

【図17A】
image rotate

【図17B】
image rotate

【図18】
image rotate

【図19】
image rotate

【図20】
image rotate

【図21】
image rotate

【図22】
image rotate

【図23】
image rotate


【公表番号】特表2011−515796(P2011−515796A)
【公表日】平成23年5月19日(2011.5.19)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−548236(P2010−548236)
【出願日】平成21年2月26日(2009.2.26)
【国際出願番号】PCT/IB2009/050791
【国際公開番号】WO2009/107095
【国際公開日】平成21年9月3日(2009.9.3)
【出願人】(590000248)コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ (12,071)
【Fターム(参考)】