説明

多数の言語及び版のための非破壊的なファイルベースのマスタリング

方法、システム、装置、製品及びコンピュータプログラムプロダクトがファイルベースのマスタを非破壊的に生成する。テキストを欠く国内版ソースの部分を有するテキストレスコンテンツを伴う国内版ソース(オーディオ及びビデオコンテンツ)を取得する。国内版ソースに基づく現地版ソースを受信する。現地版ビデオが国内版ソースと対比され差異判別する。現地版ビデオがブレードされ国内版ソースにより再配置される。差異メタデータが国内版ソース上にトランスポーズされる。国内版ソース内のテキスト付き部分がテキストレスコンテンツの対応の部分で隠される。現地版ビデオとテキスト付き部分に基づくテキスト付き題材が創作される。現地版ビデオコンテンツとテキストレスコンテンツが放棄される。国内版ソース、現地版オーディオコンテンツ、創作されたテキスト付き題材、及びメタデータが現地版ファイルベースのマスタを現すプレイリスト内に組み合わされる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本出願は、以下の同時継続出願であり、同一出願人による、米国仮特許出願の米国特許法第119条(e)の利益を主張するものであり、それらは参照の上本明細書に組み込まれる。
【0002】
発明の名称「NON−DESTRUCTIVE FILEBASED MASTERING FOR MULTIPLE LANGUAGES AND VERSIONS」、代理人整理番号241.7−US−P1の、Arjun Ramamurthy及びGoffrey A.Bloderによる、2009年11月16日出願の、仮出願第61/261653号(特許文献1)。
【0003】
本出願は、以下の同時継続出願であり、同一出願人による、特許出願に関するものであり、それは参照の上本明細書に組み込まれる。
【0004】
発明の名称「Localized Media Content Editing」、代理人整理番号241.15−US−P1の、Elaine M. Spooner、John D.Koscheka、Michael S.Bessolo、J.Craig D.Russell、Greg McCarthy、Venkata Nagaraju Mantena、Ramesh Gurram、及びMarwan Ammarによる、2010年8月31日出願の、米国特許出願第61/378787号(特許文献2)。
【0005】
本発明は、概略、オーディオ−ビデオ処理に関し、特に、非破壊的な、国内版からの多数の言語及び版での現地のオーディオ−ビデオのファイルベースのマスタ/創作のための製造の方法、装置、及び品物に関する。
【背景技術】
【0006】
元来、国内向けに創作された、(例えば、オーディオ及びビデオを含む)メディアコンテンツは、現地語サブタイトル及びキャプションと共に、現地語で国際放送局に配布されることが多い。長年の間、(例えば、テレビショウ、映画などの)メディアコンテンツは、放送スタンダードビデオテープを介して現地テリトリに配布されてきており、指定された放送スタンダード(例えば、NTSC(全国テレビジョン方式委員会)方式、PAL方式など)に向けて、コンテンツオーナーの支社若しくは指定されたポスト機関によって、現地版はテリトリで生成されている。コンテンツオーナーは、現地版を戻されてもよく、該現地版はそのテリトリの他の放送事業体に再供給されてもよい。この再供給では、従来、放送テープのシップメント、若しくは、ファイルの上記放送テープ及びシップメントのデジタル化が、必要であった。
【0007】
合衆国で国内向けに(即ち、英語で)創作されたコンテンツを利用するために、各国のクライアント(又は、コンテンツオーナーの支社若しくは指定されたポスト機関)は、各国テリトリの現地の基準に基づいて、現地版のオーディオ及びビデオを手作業で編集し、自分たち自身の現地版を創作する。よって、コンテンツに対して現地版が編集され、コマーシャルの時間、ブラックなどは、引っ張られ若しくは再フォーマットされ、(オーバレイなどの)テキストショットは翻訳されて再創作され、現地のクレジット(例えば、エンドクレジット)が創作され得る。例えば、テレビ番組のイタリア語版に対しては全てのコマーシャルが除去され、番組の終末に順次上映されるというものであってもよい。
【0008】
従って、コンテンツの現地版は、共に編集されたオーディオとビデオを含む。更に、創作された現地版は、特定の放送スタンダードに固有のものである。例えば、イタリア語マスタは、普及している放送スタンダードである、標準画質PAL4×3アスペクト比で創作され得る。しかしながら、イタリア語ベースのNTSC16×9版、若しくは異なる放送フォーマットの版を創作することも望ましい。従来創作された現地版では、イタリア語現地マスタを利用して他の包装マスタを提供することは不可能である。従って、元来の国内ソースから、新品のイタリア語版が創作されねばならない。先行技術では、現地版の全ては取り込んで記録される。そのような創作及び処理は、今日、実施され得るが、大量のストレージを消費し、局所的な解像度及びアスペクト比になお固定され続ける。更に、個々の版の完全コピーが記録されても、異なる版の間のコンテンツの大半は同じである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0009】
【特許文献1】米国特許仮出願第61/261653号
【特許文献2】米国特許出願第61/378787号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
従って、必要なことは、大量のストレージを消費すること無く、多数の言語及び版のための、非破壊的な、ファイルベースのマスタリングを可能にすることであり、更に、より広範な放送マスタの生成を可能にすることである。
【課題を解決するための手段】
【0011】
本発明の一つ若しくはそれ以上の実施形態は、メタデータを介して国内版キャプチャからコンテンツの現地版バージョンを導出する能力を提供する。そのような能力により、元の現地版ビデオに関連する独立の解像度及びアスペクト比により、ストレージ空間内の大幅な節約が可能になる。換言すれば、多数の異なる現地版頒布物が元の国内版ソースに基づいて導出され得る。
【図面の簡単な説明】
【0012】
全体に亘って同じ参照番号が対応する部位を表す図面を、以下参照する。
【図1】図1は、メディアコンテンツの処置で利用されるコンポーネンツのための説明文を示す。
【図2】図2は、先行技術で示された、テキストレスコンテンツを伴う国内版ソース及び現地版ビデオを示す。
【図3】図3は、現地版ビデオが国内版ソースと対比され、テキストレスである、本発明の一つ若しくはそれ以上の実施形態に係る、現地版ビデオ生成プロセスの一部を示す。
【図4】図4は、本発明の一つ若しくはそれ以上の実施形態に係る、国内版ソースと対比される完全にカットされ/再配置された現地版ビデオを示す。
【図5】図5は、本発明の一つ若しくはそれ以上の実施形態に係る、結果としての国内版ソース及び現地版ビデオを示す。
【図6】図6は、本発明の一つ若しくはそれ以上の実施形態に係る、テキストレスショットの配置を示す。
【図7】図7は、本発明の一つ若しくはそれ以上の実施形態に係る、テキスト処理の異なるコンポーネントを示す。
【図8】図8は、本発明の一つ若しくはそれ以上の実施形態に係る、テキストレスバックプレート部に適合する、新しい現地版のテキスト部のカッティングを示す。
【図9】図9は、本発明の一つ若しくはそれ以上の実施形態に係る、国内版ソースにより駆動される現地版ショウを創作するためのシングルストリーム内へのコンテンツの折り畳みを示す。
【図10】図10は、本発明の一つ若しくはそれ以上の実施形態に係る、利用されるメディアの概観を示す。
【図11】図11は、本発明の一つ若しくはそれ以上の実施形態に係る、利用されるワークフロープロセスで用いられるコンポーネンツを示す。
【図12】図12は、本発明の一つ若しくはそれ以上の実施形態に係る、現地版コンテンツを含む配布システム内への、図11のコンポーネンツを利用するデリバリの概観を示す。
【図13】図13は、本発明の一つ若しくはそれ以上の実施形態に係る、ファイルベースのマスタを非破壊的に生成する、論理フローを示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下の説明では、本発明の複数の実施形態の一部を為し、例示として示される、添付の図面を参照する。当然ながら、他の実施形態も利用可能であり、本発明の範囲から乖離すること無く、構成上の変更をすることができる。
【0014】
国際ファイルマスタリングコンポーネンツ
国内版ソースから国際ファイルマスタリングファイルを提供するために、図1で示される4つのコンポーネントが利用される。(1)(テープからキャプチャされる)テキストレスコンテンツ103を伴う国内版ソース102;(2)(テープからキャプチャされる)ピクチャを伴う現地版オーディオ;(3)(本発明のワークフローの間に創作される)現地版テキストエレメント106;及び(4)(本発明のワークフローの間に創作される)プレイリスト900、である。
【0015】
図2は、先行技術で提供され、本発明の実施形態で用いられる、テキストレスコンテンツ103を伴う国内版ソース102及び現地版ビデオ302を示す。(テキストレスコンテンツ103を含む)国内版ソース102は、(非圧縮コンテンツを含むがそれに限定されない)高ビットレートでキャプチャされる。更に、国内版ソース102は、テープからキャプチャされるのではなく、ファイルベースのフォーマットで直接的に取得され得る。生成プロセスの一部に関して、ポストプロセスとして付加されたテキスト/画像若しくは他の外部からのマテリアルを有するあらゆるクリップに対して、「クリーン」である、即ち、テキスト/画像若しくは外部からのマテリアルを欠いている、対応するクリップが、国内版ソース102の端に設けられる。国内版ソース102に続くこのクリーンな版は、「テキストレス」103と称される。例えば、国内版ソース102のクリップが都市の名前若しくは日の時間を含むならば、テキストレス103は、クリップのクリーンな版を含む。
【0016】
テリトリで現地版302を創作すると、テキストレス題材103と、現地版302(例えば、イタリアのもの)のために創作された新しいグラフィックスとの合成から生成されるクリップと、テキストマテリアルを含む国内版ソースクリップ102を置換することにより、手動の編集/置換が実行される。
【0017】
全体にキャプチャされたショウは、現地のテリトリでの利用のために、用いられ格納可能である。一方で、特定の現地版/配布可能302が創作され得る。本発明の一つの実施形態では、現地版ビデオ302はキャプチャされ、低解像度のビデオコピーが用いられ、一方で、オーディオは後の再利用のためにその元来のフォーマットで保持される。
【0018】
先行技術では、国内版ソース102の現地版302が存在しても、その同じテリトリ内で現地版302から別のフォーマットを駆動することが、不可能であることが多い。その代わりに、ユーザは、国内版ソース102に戻り、また格納される新しい現地版302を再創作することを求められる。当然ながら、そのようなテリトリ内の版は全ての同じ内容を有するが、異なるフォーマット(例えば、アスペクト比若しくは解像度)を有する。個々の及びあらゆる現地版302のそのような完全なキャプチャを利用するのではなく、本発明の実施形態は、メタデータに関して現地版302をドライブオフする。
【0019】
それを可能にするために、国内版ソース102に基づく(即ち、国内版解像度、フォーマットなどを有する)コンテンツの版は、現地版に編集されたコンテンツ302と適合するように創作される。図2に示すように、現地版コンテンツ302は、商業的初期化及び検閲上の編集による国内版ソース102とは異なる実行時間を有し得る。
【0020】
図3は、現地版ビデオ302が、本発明の一つ若しくはそれ以上の実施形態に係る国内版ソース102及びテキストレス103と対比される、創作プロセスの一部を示す。図から分かるように、現地版ビデオピクチャ302は、現地版編集のために、国内版102とは異なる長さである。このような長さの差異は、(例えば、異なる解像度であるならば)時間及び/又はサイズの差異を反映し得る。所望のクリップを生成するために、現地版ビデオ302が国内版ソース302と異なる点に関して判別がなされなければならない。従って、国内版102及び現地版キャプチャ302からのピクチャの第1のフレームは、「ピクチャ内のピクチャ」304としてラインアップされて見られる。図に示すように、現地版ビデオ302は小さいピクチャであるが、国内版ソース102ピクチャは、大きいピクチャである。
【0021】
タイムラインビュー(図3は、現地版ビデオ302及び国内版ソース102/103のタイムラインベースのビューを示す)は、スクラブされ、2つのピクチャが同期を外れるまで、異なるピクチャをビューしている。そのような同期の欠如は、テリトリ内編集があるときを(即ち、テリトリ内編集がある現地を)特定する。この点において、テリトリ内の現地版ビデオ302が国内版ソース102から元来創作されたものであるので、国内版ソース102は、テリトリ内302クリップのピースの全てを有する。同期の欠如が特定されると、現地版ビデオ302はカット/ブレードされ、国内版ソース102に適合するように再配置される。換言すれば、現地版ビデオファイル302は、同期を外れたところで、切られる。現地版ビデオ302は、ラインアップして国内版ソース102と再び同期するまで、順方向検索されてタイムラインで適合される。カット/再配置のこのプロセスは、現地版ビデオ302全体(即ち、メディアコンテンツのエピソード/クリップ全体)に亘って継続し、これにより、テリトリ内編集が国内版ソース102からショット/クリップを除去するあらゆる場所を特定する。このようなカット/再配置プロセスはユーザにより手動で為され得るものであり、若しくは、更なるユーザのインプット無しで自動化され得るものである。図4は、本発明の一つの若しくはそれ以上の実施形態に係る、国内版ソースと対比される完全なカット/再配置現地版ビデオ302を示す。
【0022】
現地版ビデオ302内で創作されたギャップが特定されると、現地に関するメタデータが国内版ソース102上に転置され、これにより、国内版ソース102と現地版ビデオ302を整列させる。換言すれば、プロセスは、テリトリ内編集により除去された国内版ソース102内の範囲を特定し、それらを国内版ソース102から除去する。当然ながら、国内版ソース102から範囲を物理的に削除するのではなく、メタデータを用いて範囲を隠すことにより、非破壊的にこのような「除去」が実施され得る。
【0023】
除去されると、シーケンスが引き上げられ、国内版ソース102と現地版ビデオ302の両方でギャップを除去する。よって、現地版ビデオ302がその元来の状態に戻され、国内版ソース102は現地版ビデオ302に適合するように変更された。図5は、本発明の一つ若しくはそれ以上の実施形態に係る、結果としての国内版ソース102及び現地版ビデオ302を示す。
【0024】
シーケンスが共に引き上げられると、結果は、ショウの部分的現地版(現地版302と適合するようにブレードされた国内版102)となる。(例えば、イタリア語のサブタイトルを伴う)ショウの現地版テキスト付きバージョンを創作することが望ましい。ショウの現地版テキスト付きバージョンを創作するために、国内版ソース102内のテキスト付きクリップと対応するテキストレスクリップ103を特定し、現地版のためのテキスト付き題材を創作し(例えば、イタリア語サブタイトルを創作し)、国内版のテキスト付きクリップを、新しい現地版テキスト付きクリップと置換することが、必要である。図6は、本発明の一つ若しくはそれ以上の実施形態に係る、(テキストレスコンテンツ103からの)テキストレスショット603の配置を示す。
【0025】
テキストレスクリップが、テキストレス102、103により、国内版ソースから引き出されると、目的は続いて(国内版テキストレスバージョンから外国語ベースのテキスト付きバージョンを創作する)テキストプロセスを開始することである。図7は、テキストプロセスの異なるコンポーネントを示す。3つのソースは、テキスト処理を実行することを求められている。(1)(非圧縮を含むがこれに限定されない、)(現地版テキストを構築するための)高ビットレートテキストレスバックプレート103、(2)国内版のテキスト付きレファレンス102(タイミング及びアニメーション)、及び(3)現地版テキスト付きレファレンス302(翻訳、フレームギャップでよい)。高ビットレートテキストレスバックプレート103は、国内版ソース102に続く(テキストを有さない)高ビットレートテキストレスコンテンツである。現地版テキスト付きレファレンス302、若しくは国内版ソース102は、新しい現地版テキスト付きクリップ703を創作するときにフォーマッティングを複製するために利用されるフォント、アニメーション、サイズなどを決定するのに用いられる。前述のように、現地版テキスト付きレファレンス302は、国内版ソース102とは異なるアスペクト比であることが多く、また異なる解像度を有することもある。従って、テキストレスバックプレート103及び現地版テキスト付きレファレンス302は、国内版テキスト付きレファレンス102を翻訳して、新たな配送品を所望に創作すべく、新しいアスペクト比(例えば、国内版ソース102と同じもの)でエディタ内に戻され得る新しい現地版クリップ703を創作するのに、用いられる。
【0026】
新しいテキスト付きクリップ703が創作されると、エディタに持ち込まれ、テキスト付き部位はドロップインされ、図8に示すようにテキストレスバックプレート部603に適合する。この時点で、日付を付けるのに用いられた種々のコンポーネントは最早必要とはされない。現地晩ピクチャ(即ち、現地版ビデオ302)は、(現地版ビデオ302が国内版ソース102を再カットするのにガイドとして用いられたに過ぎないから、)最早必要とはされない。更に、テキストレスインサート603は、新しいテキスト付きショット703を創作するが度として用いられたに過ぎないので、最早必要とされない。従って、残余のコンテンツのすべてはシングルストリーム内に組み合わされ、図9に示すような現地版ショウを創作するのに用いられる現地版表現900を創作する。この現地版表現900は、現存の国内版キャプチャ102/103、現地版オーディオ(302の一部)、及びテキスと付きインサート703に言及し、前述のカット/ブレード操作から導出されるメタデータを含む。更に、結果としてのプレイリスト900を創作するのに生成された編集決定リスト(EDL)を洗練するメタデータも更に定義され得る(例えば、act/segment/reel/その他)。更に、図示されるように、プレイリスト900は、拡張マークアップ言語(XML)ベースのEDLとしてラップされ得る。このXMLベースのEDLは、新たに創作された現地版ビデオ302をレンダリングすること無しに、ストレージシステムに押しのけられ得る。
【0027】
メディア記述
上記に関連して、プロセス内で利用される種々のコンポーネントは、高ビットレートバージョンではなく、プロキシ(若しくはコンテンツの圧縮版)であればよい。更に、プロセスの異なるコンポーネントは異なるストレージファシリティに格納されてもよい。図10は、本発明の一つ若しくはそれ以上の実施形態に関して、利用されるメディアの概観を示す。デジタルアーカイブ1000は、種々のコンポーネント、即ち、テキストレス103を伴う国内版ソース102、現地版オーディオ302、現地版テキスト付きエレメント703、及び現地版XMLページライリスト900に関する、高ビットレートバージョンを含む。XMLベースのEDLプレイリスト900は、特定されたエレメントを含むボックスとして示されている。しかし、当然のことながら、XMLベースのEDL900は、データに言及するに過ぎず、データそのものを含まない。
【0028】
撮影後編集ファシリティ内部では、ワークインプログレス(WIP)ストレージ1002からの低ビットレートプロキシファイルから、処理が駆動され得る。従って、コンポーネントの各々の(「P」の添え字を伴う)プロキシバージョンは、撮影後編集プロセス/ワークフロー内で利用され得る。図11は、本発明の一つ若しくは複数の実施形態に係るワークフロープロセスで利用されるコンポーネントを示す。1100では、テキストレス103を伴う国内版高ビットレートソース102が、テープから取り込まれWIPストレージ1102内に置かれる。このコンテンツは、デジタルアーカイブ1000にプッシュされる。非圧縮現地版オーディオ302を伴うピクチャ302Pの現地版プロキシバージョンも、1100にて取り込まれてWIPストレージ1102内に置かれる。この点に関して、非圧縮オーディオ302が利用されるが、ビデオ/ピクチャ302の現地版は関連しない。というのは、そのビデオは、処理の間に放棄されるからである。非圧縮オーディオ302は、アーカイブ1000内にプッシュされ、同時にWIPストレージ1102内に持ち込まれる。
【0029】
テキストレス102/103を伴う国内版高ビットレートソースは、WIPストレージ1102内に格納されるプロキシバージョン102P/103P内に(即ち、トランスコーダによって)トランスコードされる。高ビットレートバージョン102/103は、最早局所的に必要とされず、アーカイブ1000内に残余する。
【0030】
WIPストレージ1102から、(前述のように)カット/ブレード及び他の処理が実行される編集システム1108によって、データが用いられる。前述のテキスト手順は、テキストシステム1110を用いて実行される。テキストシステム1110は、二つのレファレンスクリップ302P及び102P並びに(アーカイブ内に常駐する102から抽出される)高ビットレートテキストレス103のプロキシバージョンを利用し、ボールト1000に頒布される新しいテキスト付きショット703を創作する。更に、テキストシステム1110は、トランスコーダ1104を利用して、WIPストレージ1102上へテキスト付きショット703のプロキシバージョン703Pを創作するが、それらは照合目的のために編集システム1108内にプッシュされる。
【0031】
編集システム1108は、XMLベースのEDL900を完全にエクスポートできる。EDLは、手動でも自動でも創作可能であり、国内版ソース102から現地版の集まりを実行するのに利用される、タイムコード、フレームカウントなどの翻訳を含む。XMLベースのEDL900は、ボールト1000内に常駐する資産とリンクする/に言及するアーカイブ1000内にプッシュされる。
【0032】
更なるコンポーネント1112−1116は、本発明の一つ若しくはそれ以上の実施形態に係る種々のプロセスを自動化するのに用いられ得る。編集決定リスト(EDL)マネジャ1116は、所望の編集をするために、高ビットレート題材とプロキシバージョンを交換する能力を提供する。データベース1114は、図11の異なるコンポーネントを介して処理されるようにメディアを追跡するのに用いられる。この点において、データベース1114は、プロキシと高ビットレート題材の間のアセット識別(ID)のマッピングを管理し維持する。インデクスコンポーネント1112は、指紋インデクス技術を提供し、現地版ビデオ302と国内版ソース302(若しくはこれらソースのためのプロキシ)の間の差異を判別する。
【0033】
前述のように、二つのプロキシ(即ち、国内版プロキシ102P及び現地版プロキシ302P)はWIPストレージ1102内に配置される。これらのプロキシ102P及び302Pを編集システム1108内にプッシュして編集を実行するのではなく、インデクスコンポーネント1112は、二つのプログラムの対比分析を自動的に実行し、現地版ビデオ302と国内版ソース102はどこが異なるのか、テキスト付きショットはどこに位置するのかを、定義するメタデータを提供する/出力するのに利用され得る。インデクスコンポーネント1112によるパフォーマンスに基づいて、メタデータに関する手動の対比及び生成は要求され得ず、若しくは大きく減少される。
【0034】
インデクスコンポーネント1112出力は、編集モジュール/エディタ1108内にフィードするEDLまねじゃ1116にプッシュされる。EDLマネジャ1116は、(データベース1114と組み合わせて)編集、及びどこでメディアが生きているか(即ち、どこで異なるバージョンが格納されているか)を追跡する役割を負う。換言すれば、XMLベースのEDL900は編集決定を含み、EDLマネジャ1116は、EDL内で言及されるメディアが撮影後編集環境内部にて(例えば、データベース1114内に格納されるIDのマッピングに基づいて)どこで格納されるのかを判別する能力を、提供する。従って、EDLマネジャ1116は、創作されているメディアにトラックバックする能力を提供し、データが高ビットレートバージョンに解像され得るようにインデクサ1112内に配置されるピースを提供する。EDLにより、容易に解像すべくアセットIDにより駆動されるデータとEDL間でリンクができる。
【0035】
前述のプロセスを継続し、エディタ1108が種々のカットを実行し、テキストコンポーネント1110が新しいテキスト付きショット703を創作すると、新しいショット703はトランスコーダ1104により、WIP1102内部のプロキシ703Pにトランスコードされ得る。プロキシ703Pは、エディタ1108により処理される前にEDLマネジャ116内に入力される。エディタ1108は、WIP1102内に格納されるプロキシ(102P/103P、302P、及び703P)の全てに言及するXMLベースのEDL900Pを、EDLマネジャ1116がエクスポートできるように実行される必要がある、更なる編集を実行する。データベース1114内に格納されたIDのマッピングに基づいて、XMLベースのEDL900P内のプロキシ(102P/103P、302P、及び703P)への言及は、XMLベースのEDL900を創作するためにアーカイブ1000内に格納された高ビットレートバージョンへの言及により、置換される。新しい現地版が処理され(プロキシバージョンに対して、解像される)アーカイブ1000内に到着すると、アーカイブは、オーディオ302、テキスト付きショット703、及びXMLベースのEDL900を格納する必要がある。
【0036】
論理フロー
図13は、本発明の一つ若しくはそれ以上の実施形態に係る、ファイルベースのマスタを非破壊的に生成する論理フローを示すフローチャートである。
【0037】
ステップ1302では、テキストレスコンテンツを伴う国内版ソースが取得される。国内版ソースは、国内版オーディオコンテンツ及び国内版ビデオコンテンツを含む。テキストレスコンテンツは、テキストを欠いている国内版ソースの部分を含む。更に、テキストレスコンテンツを伴う国内版ソースは、非圧縮コンテンツを含む。更に、そのような国内版ソースは、ファイルベースのフォーマット内で直接に獲得され得る。
【0038】
ステップ1304では、現地版ソースが受信される。現地版ソースは、現地版オーディオコンテンツ及び現地版ビデオコンテンツを含む。更に、現地版ソースは、国内版ソースとは異なるフォーマット(例えば、異なる解像度及び/又はアスペクト比)内にある現地版バージョンを含む。
【0039】
ステップ1306では、現地版ビデオは、現地版ビデオが国内版ソースと異なる箇所を判別するために、国内版ソースに対比される。
【0040】
ステップ1308では、現地版ビデオがブレードされ、特定された異なる箇所にて、国内版ソースと再配置される。
【0041】
ステップ1310にて、判別された異なる箇所に関するメタデータが国内版ソース上へトランスポーズ(置き換え)される。国内版ソースから、判別された異なる箇所を物理的に削除するのではなく、メタデータを用いて国内版ソースの判別された異なる箇所を隠すことにより、非破壊的方法で、そのようなトランスポーズ(置き換え)は実行され得る。
【0042】
ステップS1312にて、国内版ソース内のテキスト付き部位に対応するテキストレスコンテンツの部分が、特定される。その後、国内版ソース内のテキスト付き部分が、独立のビデオトラック上で、テキストレスコンテンツの対応する部分により、覆い隠される。
【0043】
ステップ1314にて、現地版ビデオ及びテキスト付き部分に基づくテキスト付き題材が創作される。
【0044】
ステップ1316にて、現地版ビデオコンテンツ及びテキストレスコンテンツが放棄される。
【0045】
ステップ1318にて、現地版オーディオコンテンツ、創作されたテキスト付き題材、及びメタデータが、現地版ファイルベースのマスタを表すプレイリストに組み合わされる。プレイリスト内のメタデータは、プレイリストを創作するのに用いられる洗練された編集判別リスト(即ち、上述のステップで説明した編集を実行するのに用いられ得るEDL)を含んでもよい。
【0046】
上記に加えて、種々の実施形態は、デジタルアーカイブだけでなく、一つ若しくはそれ以上のステップの処理を実行するための仕掛中ストレージユニットを用いてもよい。例えば、国内版ソース、現地版オーディオ、テキスト付き題材、及びプレイリストが、デジタルアーカイブ内で格納され得る。更に、デジタルアーカイブ内に格納されるものよりも低ビットレートのファイルのプロキシバージョンが、ステップ1302〜1318を実行するのに(例えば、編集システムにより)用いられるWIPストレージ内に格納され得る。従って、WIPは、(国内版ソースの低ビットレートバージョンを含む)プロキシ国内版ソースだけでなく、種々のシステムコンポーネントにより用いられ得る比圧縮フォームの現地版オーディオを格納するのに、用いられ得る。例えば、WIP内のプロキシ国内版ソース及び現地版オーディオを用いるブレーディングが、編集システムにより実行され得る。
【0047】
まとめ
以下は、本発明の好適な実施形態の記載のまとめである。以下では、本発明を実施する幾つかの別途の実施形態を記載する。例えば、メーンフレーム、ミニコンピュータ、若しくはパーソナルコンピュータなどの、どんなタイプのコンピュータも、又は、タイムシェアリングメインフレーム、ローカルエリアネットワーク、若しくはスタンドアローンパーソナルコンピュータなどの、どんなタイプのコンピュータ構成も、本発明と共に利用され得る。従って、本発明の実施形態は、多数の言語及び版(バージョン)のための非破壊的なファイルベースのマスタリングを実行するのに用いられる、製造の方法、装置、及び/又は品物として、実装され得る。
【0048】
前述の記載を考慮して、本発明の実施形態は、国内版ソース(即ち、ソース102/103)から現地版を導出するのに用いられるメタデータ(即ち、XMLベースのEDl900)の生成を提供する。更に、(国内版ソースの現地版を生成するのに用いられる)メタデータ900の導出は、データの完全な高ビットレートバージョンと連動するのではなく、プロキシを利用して、駆動される。
【0049】
更に、高解像度現地版テキスト付き題材(即ち、国内版ソースの解像度及びフォーマットからの現地版テキスト付きバージョン)の抽出及び生成は、国内版と現地版の差分を取り国内版ソースから抽出することによって、与えられる。この点において、プロキシバージョンは処理を実行するのに利用され(即ち、英語及び現地版はプロキシから参照され)、実際のテキスト付き現地版703を取得するが、コンテンツは、アーカイブ1000内に常駐する高ビットレートエレメントから抽出される。従って、高解像度現地版テキスト付きバージョンが創作されると、その現地版バージョンに基づく多数の更なる分配可能物(例えば、放送頒布物、モバイル頒布物、インターネットベースのビューイング、ラージベニュープロジェクションなど)が容易に生成され得る。また、インデクスコンポーネント1112により動的処理が可能になる。この点において、テキスト付き及びテキストレスプロキシが用いられ、エクスポートされ、EDLマネジャ1116が用いられて高ビットレートバージョンを参照して編集を動的に実行する。
【0050】
本発明の実施形態は、純粋にメタデータ駆動のプレイリスト900から(頒布システム内に配置される)現地版バージョンの生成を提供する。図12は、現地版コンテンツを含む頒布システム/ストレージ1200内へ図11のコンポーネントを利用する、頒布の概観を示す。プレイリスト900内に表される異なる現地版が生成されると、別のストレージプールシステム、頒布システム1200が、放送者へファイルを頒布するのに用いられる。異なるXMLベースのEDL900の全ては、頒布のために頒布システム1200にトランスコードされる現地版バージョン/翻訳を生成するのに用いられる。頒布システム1200は、アーカイブ100の容量を有さないので、現地版バージョン/翻訳を放棄し得る。再び必要とされれば、データは、アーカイブ100から頒布システム1200に単に転送され得る。
【0051】
一方で、頒布システム1200は、XMLベースのEDL900を利用して、(頒布システム1200内に/上に常駐する国内版ソース102を利用して)頒布システム1200自身上に現地版バージョンを生成するようにしてもよい。この実施形態では、撮影後編集処理ファシリティ1202は、更なる処理を実行する必要が無い。
【0052】
本発明の好適な実施形態の前記記載は、例示及び説明のために示したものである。網羅的なものを意図するものでなく、また、開示の形式そのものに発明を限定することを意図するものでもない。上記開示を踏まえて、多数の修正や変更が可能である。本発明の範囲が発明の詳細な説明によってではなく、添付の特許請求の範囲により、限定されることを意図するものである。
【符号の説明】
【0053】
102・・・国内版ソース、
103・・・テキストレスコンテンツ、
106・・・現地版テキストエレメント、
302・・・現地版ビデオ。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ファイルベースのマスタを生成するコンピュータ実装方法において、
(a)テキストレスコンテンツを伴う国内版ソースを取得するステップであって、
(i)国内版ソースが国内版オーディオコンテンツと国内版ビデオコンテンツを含み、
(ii)テキストレスコンテンツがテキストを欠いている国内版ソースの一つ若しくはそれ以上の部分を含む、
ステップと、
(b)国内版ソースに基づいて、現地版オーディオコンテンツ及び現地版ビデオコンテンツからなる現地版ソースを受信するステップと、
(c)現地版ビデオを国内版ソースと対比して現地版ビデオが国内版ソースと異なる部分を判別するステップと、
(d)現地版ビデオをブレードし、判別された異なる位置において国内版ソースにより現地版ビデオを再配置するステップと、
(e)判別された異なる位置に関するメタデータを国内版ソース上にトランスポーズ(置き換え)するステップと、
(f)国内版ソース内のテキスト付き部分に対応するテキストレスコンテンツの部分を特定し、国内版ソース内のテキスト付き部分をテキストレスコンテンツの対応する部分でカットして上書きするステップと、
(g)現地版ビデオ及びテキスト付き部分に基づいて、テキスト付き題材を創作するステップと、
(h)現地版ビデオコンテンツ及びテキストレスコンテンツを放棄するステップと、
(i)現地版オーディオコンテンツ、創作されたテキスト付き題材、国内版ソース、及びメタデータを、現地版ファイルベースのマスタを現すプレイリスト内に組み合わせるステップと
を含むコンピュータ実装方法。
【請求項2】
テキストレスコンテンツを伴う国内版ソースが非圧縮コンテンツを含む
請求項1に記載のコンピュータ実装方法。
【請求項3】
国内版ソースがファイルベースのフォーマット内で直接獲得される
請求項1に記載のコンピュータ実装方法。
【請求項4】
現地版ソースが、国内版ソースのものとは異なるフォーマットの現地版バージョンを含む
請求項1に記載のコンピュータ実装方法。
【請求項5】
判別された異なる位置を国内版ソースから物理的に削除するのではなく、メタデータを用いて国内版ソースのうちの判別された異なる位置を隠すことにより、非破壊的方法でトランスポーズ(置き換え)が実行される
請求項1に記載のコンピュータ実装方法。
【請求項6】
プレイリスト内のメタデータが、プレイリストを創作するのに用いられる洗練された編集判別リストを含む
請求項1に記載のコンピュータ実装方法。
【請求項7】
更に、デジタルアーカイブ内に、国内版ソース、現地版オーディオ、テキスト付き題材、及びプレイリストを格納するステップを含む
請求項1に記載のコンピュータ実装方法。
【請求項8】
デジタルアーカイブ内に格納されるものよりも低ビットレートを備えるファイルに関する、仕掛中(WIP)ストレージ内に格納される、プロキシバージョンが、前記ステップ(a)〜(i)のうちの一つ若しくはそれ以上を実行するのに用いられる
請求項7に記載のコンピュータ実装方法。
【請求項9】
WIPが、国内版ソースの低ビットレートバージョンからなるプロキシ国内版ソースと、
非圧縮フォームの現地版オーディオと
を格納するために用いられる請求項8に記載のコンピュータ実装方法。
【請求項10】
編集システムが、WIPストレージ内のプロキシ国内版ソース及び現地版オーディを用いてブレードを実行する
請求項8に記載のコンピュータ実装方法。
【請求項11】
コンピュータシステム内でファイルベースのマスタを非破壊的に生成するシステムにおいて、
(a)メモリを有するコンピュータと、
(b)コンピュータ上で実行するアプリケーションとを含み、
前記アプリケーションは、
(i)テキストレスコンテンツを伴う国内版ソースを取得し、ここで、(1)国内版ソースは国内版オーディオコンテンツと国内版ビデオコンテンツを含み、(2)テキストレスコンテンツがテキストを欠いている国内版ソースの一つ若しくはそれ以上の部分を含ものであり、
更に、
(ii)国内版ソースに基づいて、現地版オーディオコンテンツ及び現地版ビデオコンテンツからなる現地版ソースを受信し、
(iii)現地版ビデオを国内版ソースと対比して現地版ビデオが国内版ソースと異なる部分を判別し、
(iv)現地版ビデオをブレードし、判別された異なる位置において国内版ソースにより現地版ビデオを再配置し、
(v)判別された異なる位置に関するメタデータを国内版ソース上にトランスポーズ(置き換え)し、
(vi)国内版ソース内のテキスト付き部分に対応するテキストレスコンテンツの部分を特定し、国内版ソース内のテキスト付き部分をテキストレスコンテンツの対応する部分で覆い隠し、
(vii)現地版ビデオ及びテキスト付き部分に基づいて、テキスト付き題材を創作し、
(viii)現地版ビデオコンテンツ及びテキストレスコンテンツを放棄し、

(ix)現地版オーディオコンテンツ、創作されたテキスト付き題材、国内版ソース、及びメタデータを、現地版ファイルベースのマスタを現すプレイリスト内に組み合わせる
ように構成されている、システム。
【請求項12】
テキストレスコンテンツを伴う国内版ソースが非圧縮コンテンツを含む
請求項11に記載のシステム。
【請求項13】
国内版ソースがファイルベースのフォーマット内で直接獲得される
請求項11に記載のシステム。
【請求項14】
現地版ソースが、国内版ソースのものとは異なるフォーマットの現地版バージョンを含む
請求項11に記載のシステム。
【請求項15】
判別された異なる位置を国内版ソースから物理的に削除するのではなく、メタデータを用いて国内版ソースのうちの判別された異なる位置を隠すことにより、非破壊的方法でトランスポーズ(置き換え)が実行されるように、アプリケーションが構成されている
請求項11に記載のシステム。
【請求項16】
プレイリスト内のメタデータが、プレイリストを創作するのに用いられる洗練された編集判別リストを含む
請求項11に記載のシステム。
【請求項17】
デジタルアーカイブ内に、国内版ソース、現地版オーディオ、テキスト付き題材、及びプレイリストを格納するように、更にアプリケーションが構成されている
請求項11に記載のシステム。
【請求項18】
デジタルアーカイブ内に格納されるものよりも低ビットレートを備えるファイルに関する、仕掛中(WIP)ストレージ内に格納される、プロキシバージョンが、前記(i)〜(ix)のうちの一つ若しくはそれ以上を実行するのに用いられる
請求項17に記載のシステム。
【請求項19】
WIPが、国内版ソースの低ビットレートバージョンからなるプロキシ国内版ソースと、
非圧縮フォームの現地版オーディオと
を格納するために用いられる請求項18に記載のシステム。
【請求項20】
WIPストレージ内のプロキシ国内版ソース及び現地版オーディを用いてブレードを実行するように構成されている編集システムを、更に含む
請求項18に記載のシステム。
【請求項21】
コンピュータプログラム命令でエンコードされ、
コンピュータにアクセスされるとコンピュータにプログラム命令を内部メモリにロードさせ、
特定の目的のデータ構造を構築し、
コンピュータに対して、非破壊的にファイルベースのマスタを生成する方法を実行する、特別にプログラムされたコンピュータとして動作させる
コンピュータ読み取り可能格納媒体において、
前記方法は、
(a)テキストレスコンテンツを伴う国内版ソースを、特別にプログラムされたコンピュータ内で、取得するステップであって、
(i)国内版ソースが国内版オーディオコンテンツと国内版ビデオコンテンツを含み、
(ii)テキストレスコンテンツがテキストを欠いている国内版ソースの一つ若しくはそれ以上の部分を含む、
ステップと、
(b)国内版ソースに基づいて、現地版オーディオコンテンツ及び現地版ビデオコンテンツからなる現地版ソースを、特別にプログラムされたコンピュータ内で、受信するステップと、
(c)現地版ビデオを国内版ソースと対比して現地版ビデオが国内版ソースと異なる部分を、特別にプログラムされたコンピュータ内で、判別するステップと、
(d)特別にプログラムされたコンピュータ内で、現地版ビデオをブレードし、判別された異なる位置において国内版ソースにより現地版ビデオを再配置するステップと、
(e)判別された異なる位置に関するメタデータを国内版ソース上に、特別にプログラムされたコンピュータ内で、トランスポーズ(置き換え)するステップと、
(f)特別にプログラムされたコンピュータ内で、国内版ソース内のテキスト付き部分に対応するテキストレスコンテンツの部分を特定し、国内版ソース内のテキスト付き部分をテキストレスコンテンツの対応する部分で覆い隠すステップと、
(g)現地版ビデオ及びテキスト付き部分に基づいて、テキスト付き題材を、特別にプログラムされたコンピュータ内で、創作するステップと、
(h)現地版ビデオコンテンツ及びテキストレスコンテンツを、特別にプログラムされたコンピュータ内で、放棄するステップと、
(i)現地版オーディオコンテンツ、創作されたテキスト付き題材、国内版ソース、及びメタデータを、現地版ファイルベースのマスタを現すプレイリスト内に、特別にプログラムされたコンピュータ内で、組み合わせるステップと
を含む
コンピュータ読み取り可能格納媒体。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【公表番号】特表2013−511224(P2013−511224A)
【公表日】平成25年3月28日(2013.3.28)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−539075(P2012−539075)
【出願日】平成22年11月16日(2010.11.16)
【国際出願番号】PCT/US2010/056889
【国際公開番号】WO2011/060439
【国際公開日】平成23年5月19日(2011.5.19)
【出願人】(512127084)トゥウェンティース・センチュリー・フォックス・フィルム・コーポレイション (1)
【氏名又は名称原語表記】TWENTIETH CENTURY FOX FILM CORPORATION
【Fターム(参考)】