説明

多様な無線アクセス技術にわたるテレビジョン帯域チャネルの静寂化

本明細書において、TVBD(テレビジョン帯域)において多様なRAT(無線アクセス技術)を使用した無線データの通信のための方法および装置が開示される。TVBD周波数において無線データを通信するためのアーキテクチャは、複数の多様なRATにわたるチャネルの静寂化の調整に関連した機能を実行する1つまたは複数のネットワークノードを含むことができる。チャネルの静寂化は、一時的なチャネル再割り当てを使用して、同じチャネルにおいて特定のRATを使用するWTRU(無線送受信装置)を集約することによって、および/または他の技術を介して複数の多様なRATにわたって実行することができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
関連出願の相互参照
本出願は、参照により全体が本明細書に組み込まれている、2009年4月6日出願の米国特許仮出願第61/167,050号明細書、および2010年1月19日出願の米国特許仮出願第61/296,359号明細書の利益を主張する。
【0002】
本開示は、無線通信に関する。
【背景技術】
【0003】
FCC(米国連邦通信委員会)は、未認可の装置によって使用するために、VHF(超短波)およびUHF(極超短波)スペクトルの一部を開くことを決定した。新しく使用可能なスペクトルの使用は、スペクトルの認可された装置を干渉から保護することを目的とする法的な要求事項の対象となり得る。例えば、未認可の装置は、認可された装置が動作しているチャネル上で、認可された装置を感知する必要があり得る。さらに、特定の地理的エリア内のチャネルにおいて認可された装置の感知を実行することができるように、未認可の装置は、特定のチャネルでの送信を停止する(「チャネルの静寂化」と呼ばれる)必要があり得る。現在の技術は、多様なRAT(無線アクセス技術)を使用する未認可の装置が同じ周波数帯において動作しているときに、チャネルの静寂化をどのように実行できるかに対処していない。したがって、現在の技術のこれらおよび他の欠点に対処する新しい技術が必要とされる。
【発明の概要】
【0004】
ネットワークノードにおいて使用される方法は、WTRU(無線送受信装置)がRATを使用して第1のチャネルにおいて動作していることを示すデータを受信するステップを含み得る。ネットワークノードは、WTRUによって使用されているRATに基づいて、WTRUが第1のチャネルにおける静寂期間の前に第2のチャネルに移動しなければならないことを決定することができる。ネットワークノードは、WTRUが第2のチャネルに移動しなければならないことを示すコマンドをWTRUに送信することができる。
【0005】
ネットワークノードは、WTRUがRATを使用して第1のチャネルにおいて動作していることを示すデータを受信するように構成された通信インターフェイスを含み得る。ネットワークノードは、WTRUによって使用されているRATに基づいて、WTRUが第1のチャネルにおける静寂期間の前に第2のチャネルに移動しなければならないことを決定するように構成されたプロセッサをさらに含み得る。通信インターフェイスは、WTRUが第2のチャネルに移動しなければならないことを示すコマンドをWTRUに送信するようにさらに構成され得る。
【0006】
ネットワークノードにおいて使用される方法は、第1のWTRUおよび第2のWTRUが第1のチャネルにおいて動作していることを示すデータを受信するステップを含み得る。第1のWTRUは、第1のRATを使用して動作しており、第2のWTRUは、第2のRATを使用して動作している。ネットワークノードは、第1のWTRUが第1のチャネルにおける静寂期間の前に第2のチャネルに移動しなければならないことを示すコマンドを第1のWTRUに送信することができる。ネットワークノードは、第2のWTRUが第2のチャネルに移動しなければならないことを示すコマンドを第2のWTRUに送信することもできる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
添付の図面に関連して一例として提供される以下の説明からより詳細な理解を得ることができる。
【図1】TVBD(テレビジョン帯域)周波数における無線データの通信のためのアーキテクチャ例を示す図である。
【図2】TVBD周波数における無線データの通信のための第2のアーキテクチャ例を示す図である。
【図3】TVBD周波数における無線データの通信のための第3のアーキテクチャ例を示す図である。
【図4】複数のRATにわたるチャネルの静寂化の調整のための方法例を示す図である。
【図5】複数のRATにわたるチャネルの静寂化の調整のための第2の方法例を示す図である。
【図6】複数のRATにわたるチャネルの静寂化の調整のための第3の方法例を示す図である。
【図7】図1〜図6を参照して記載されている方法および特徴を実行するように構成され得る無線通信システム例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下で言及するとき、「WTRU(無線送受信装置)」という用語は、それだけには限定されないが、UE(ユーザ機器)、移動局、固定式または携帯式の加入者ユニット、ページャ、携帯電話、PDA(個人用デジタル補助装置)、コンピュータ、または無線環境で動作することができる他の任意のタイプの装置を含む。以下で言及するとき、「基地局」という用語は、それだけに限定されないが、NodeB、サイトコントローラ、AP(アクセスポイント)、RNAP(無線ネットワークアクセスポイント)、または無線環境において動作可能な他の任意のタイプのインターフェイス装置を含む。本明細書で使用する場合、「TVBD(テレビジョン帯域)周波数」とは、VHFおよび/またはUHF周波数範囲内の周波数を指す。VHFは、30〜300MHz(メガヘルツ)に及ぶ。UHFは、300〜3000MHzに及ぶ。以下で言及するとき、「TVBD WTRU」という用語は、TVBD周波数において無線データを通信することができるWTRUを指す。TVBD WTRUは、非TVBD周波数において通信することもできる。以下で言及するとき、「TVBD基地局」という用語は、TVBD周波数において無線データを通信することができる基地局を含む。TVBD基地局は、非TVBD周波数において通信することもできる。
【0009】
いくつかの状況において、TVBD WTRUは、米国FCCによって伝播される調整方式に従って動作することが必要となり得る。この調整方式によれば、認可されたTVBD WTRUは、それらが認可されるTVBDチャネルにおいて動作することができる。未認可のTVBD WTRUは、認可されたTVBD WTRUに干渉を引き起こさないように、それらの地理的な周辺にある認可されたTVBD WTRUによって占有されていないチャネル上で動作することができる。認可されたWTRUによって占有されていない、未認可のWTRUが動作することができるチャネルは、「ホワイトスペース」または「ホワイトスペースチャネル」と呼ばれる。
【0010】
FCCは、どの地理的エリアにおいてどのチャネルが認可されたWTRUに割り当てられたかについて示す中央TVBDデータベースを維持することができる。未認可のWTRUは、定期的に、またはトリガイベントに応答してTVBDデータベースに対して問合せすることが必要となり得る。データベースに対して問合せするために、未認可のWTRUは、WTRUの位置を示す情報をデータベースに送信することができる。データベースは、WTRUの位置に基づいて、その現在の位置で、どのチャネル(ある場合)において動作することができるかを決定する。TVBDデータベースは複製することができ、データベース内の情報は、非政府のデータベースプロバイダによって提供することができる。プロバイダのデータベースは、全TVBDデータベース内の全データを含むことができ、または特定の地理的エリアだけに適用できるサブセットを含むことができる。未認可のWTRUは、中央データベース自体の代わりにデータベースプロバイダのデータベースと通信するように構成することができるが、未認可のWTRUおよびプロバイダのデータベースは、中央データベースに関して上記の同じ問合せ/応答機構を実装することができる。それぞれのデータベースにわたってデータの一貫性を確実にするように、中央TVBDデータベースおよびデータベースプロバイダのTVBDデータベースは、定期的におよび/またはトリガイベントに応答して通信することができる。
【0011】
未認可のWTRUは、認可されたWTRUを検出するために検知測定を実行することが必要となり得る。いくつかの状況において、未認可のWTRUが送信している間に、認可されたWTRUを検出することが困難な場合がある。したがって、未認可のWTRUは、チャネルの静寂化に参加することが必要となり得る。チャネルの静寂化により、未認可のWTRUは、しばらくの間チャネル上での送信を中止する。この間、WTRUは、任意の認可されたWTRUがチャネル上に存在するかどうかを決定するためにチャネル上で感知することを実行することができる。すべての未認可のWTRUが送信を中止し、同時に感知を実行するように、チャネル上で動作している未認可のWTRUにわたってチャネルの静寂化を調整することができる。
【0012】
未認可のTVBD WTRUは、固定式、Mode I、Mode II、またはSO(感知のみ)の4つのタイプに分類することができる。表1は、4つのタイプの異なる特性を示す。
【0013】
【表1】

【0014】
固定式のWTRUは、静止しており、特定の固定位置で動作する。固定式のWTRUは、4ワットのEIRP電力(等価等方放射電力)を達成するために、アンテナ利得を含めて最高1ワットで動作することができない。固定式のWTRUは、認可されたWTRUが動作しているチャネルと隣接しているチャネルにおいて動作することができない。固定式のWTRUは、その地理位置に関連した情報を取得し、および/または格納することが必要となり得る。固定式のWTRUは、GPS(全地球測位システム)技術、基地局の三角測量(base station triangulation)、および/または他の機構の任意の組合せまたは準組合せを介して地理位置情報を取得することができる。固定式のWTRUは、所与の位置でその最初のサービス伝送の前にTVBDデータベースにアクセスすることが必要となり得る。固定式のWTRUは、1日当たり1回TVBDデータベースにアクセスしてチャネルの連続可用性を検査することも必要となり得る。固定式のWTRUは、チャネル上で定期的に静寂化し、検知測定を実行して、チャネルの連続可用性を検証することもできる。固定式のWTRUは、「マスター」装置として動作することができる。マスター装置は、FCCデータベースによって提供される使用可能なチャネルのリストを受信することができ、他のWTRUがどのチャネルにおいて動作することができるかについて示す情報(「イネーブル信号」または「イネーブル情報」と呼ばれる)を他のWTRUに送信することができる。マスターWTRUは、このイネーブル情報について他のいかなるWTRUにも依存しない。
【0015】
Mode II WTRUは、固定式または携帯式とすることができ、アンテナ利得なしで100ミリワットのEIRPの最大送信電力を使用して送信することができる。Mode II WTRUは、セル間、または無線アクセスネットワーク内の他の細区分の間でローミングし得る。Mode II WTRUは、その地理位置に関連した情報を取得し、および/または格納することが必要となり得る。Mode II WTRUは、GPS(全地球測位システム)技術、基地局の三角測量、および/または他の機構の任意の組合せまたは準組合せを介して地理位置情報を取得することができる。Mode II WTRUは、所与の位置でその最初のサービス伝送の前に、それがパワーオフ状態から起動するたびに、動作中位置を変更する場合に、および/または動力状態であった場合は1日当たり1回、TVBDデータベースにアクセスすることが必要となり得る。Mode II WTRUは、チャネル上で定期的に静寂化し、チャネルの連続可用性を検証するために、検知測定を実行することもできる。Mode II WTRUは、マスター装置として動作することができる。
【0016】
Mode I WTRUは、固定式または携帯式とすることができ、100ミリワットのEIRPの最大送信電力を使用して送信することができる。Mode I WTRUは、セル間、または無線アクセスネットワーク内の他の細区分の間でローミングすることができる。Mode I WTRUは、TVBDデータベースにアクセスする必要はなく、「スレーブ」装置として動作することができ、これは、マスター装置からイネーブル情報を取得することを意味する。Mode I装置は、それが通信するMode IIまたは固定式のWTRUのための地理位置情報を取得することもできる。
【0017】
固定式のTVBD WTRUは、認可されたTVBD WTRUによって使用されるチャネルに隣接するチャネルにおいて通信を行うことができない。Mode I、Mode II、およびSO TVBD WTRUは、認可されたTVBD WTRUによって使用されるチャネルに隣接するチャネルにおいて動作することができるが、そうするときに、40ミリワットを超えて送信を行うことはできない。すべてのタイプのTVBD WTRUは、認可されたTVBD WTRUを感知することができなければならない。
【0018】
SO WTRUは、TVBD周波数でデータを送受信することはできるが、TVBD周波数で50ミリワットのEIRPの最大送信電力で送信を行うことができる。SO WTRUは、TVBDデータベースと接続できる必要はない。
【0019】
TVBD WTRUは、固定式のWTRU、Mode I WTRU、Mode II WTRU、SO WTRU、またはそれらの任意の組合せとしての動作間で切り替えることができる。Mode I WTRUまたはMode II WTRUとして動作しているWTRUは、例えば、TVBDデータベースおよび/またはマスターWTRUへのアクセスを提供する接続を確立することができないとき、SO WTRUとして動作することに切り替えることができる。
【0020】
基地局または非基地局のWTRUである固定式またはMode II WTRUは、1つまたは複数の他のWTRUのマスターWTRUとして働くことができる。非マスターWTRUは、基地局および/または非基地局WTRUでもよい。
【0021】
図1は、TVBD周波数における無線データの通信のためのアーキテクチャ例100を示す。アーキテクチャ例100は、中央TVBDデータベースサーバ102を含む。中央TVBDデータベースサーバ102は、認可されたおよび未認可のTVBD WTRUの位置情報を含み得る中央データベースを管理する。中央データベースは、例えば、中央FCC TVBDデータベースでもよい。
【0022】
アーキテクチャ例100は、その管理されたエリア192におけるチャネルの静寂化および検知を管理するスペクトルマネージャ190を含む。スペクトルマネージャ190は、中央TVBDデータベースサーバ102にアクセスすることができ、中央データベースに対して問合せをし、対象のレコードを更新することができる。
【0023】
スペクトルマネージャ190は、それ自体のローカルデータベースを管理することができる。ローカルデータベースは、その管理されたエリア192において動作している未認可のWTRUごとの1つまたは複数のレコードを含むことができる。各レコードは、WTRUごとに、以下の情報、すなわちクライアントID、イネーブルWTRU ID、地理位置に関連した情報、位置情報の精度を示す情報、中心周波数、使用する最大帯域幅、最大送信電力、アクセス開始時刻、アクセス終了時刻(スケジュールされている場合)、媒体アクセス制御(MAC)アドレス、無線ネットワークアクセスポイントのMACアドレス、および無線機能情報のうちの一部または全部を含むことができる。無線機能情報は、サポートされるRAT、サポートされる周波数、サポートされるデータレート、サポートされるサービス、モビリティの説明(例えば、固定、移動中、歩行者または遅い車両の速度で移動中か)、電力機能(例えば、無制限、制限されている、電力の1時間の蓄えを超える処理、電力の1時間の蓄え未満の処理)、感知および測定機能、アンテナ機能の情報のうちの一部または全部を含むことができる。
【0024】
スペクトルマネージャ190によって管理されるデータベースは、スペクトルマネージャによって管理されるTVBDチャネルごとに、1つまたは複数のレコードをさらに含むことができる。各チャネルレコードは、チャネルが認可されたユーザによってブロックされているか、使用可能か、チャネルが占有されているかどうか、チャネルにおいて現在使用されているRATのリスト、すべてのRATにわたるチャネルにおける総チャネル負荷および/または時間使用情報、ならびにRAT当たりのチャネル負荷情報の情報のうちの一部または全部を含むことができる。
【0025】
アーキテクチャ例100は、管理されたエリア192にネットワークA140およびネットワークB150の2つの無線アクセスネットワークをさらに含む。ネットワークA140および/またはネットワークB150は、例えばIEEE(米国電気電子技術者協会)802.11x、IEEE802.22.x、LTE(Long Term Evolution)、LTE―A(LTE―Advanced)、IEEE802.16x、IEEE802.22xなどの技術、または他の任意の無線技術に基づき得る。ネットワークA140およびネットワークB150は、異なるRATに基づいていてもよい。
【0026】
ネットワークA140は、例えばWTRU A1 142およびWTRU A2 144など、固定式、Mode I、Mode II、および/またはSO TVBD WTRUの任意の組合せを含むことができる。WTRU A1 142およびWTRU A2 144は、ネットワークA140がそれに基づくRATを使用して通信することができる。WTRU A2 144は、例えば、Mode I WTRUでもよい。WTRU A1 142は、基地局または他のタイプのWTRUでもよく、固定式のWTRUまたはMode II WTRUでもよい。WTRU A1 142は、マスターWTRUとして動作することができ、スペクトルマネージャ190を介して中央TVBDデータベースサーバ102から情報を受信することができる。受信された情報は、イネーブル情報とすることができ、またはイネーブル情報がそれに基づき得る情報とすることができる。WTRU A1 142は、受信された情報に基づいてネットワークA140におけるWTRU A2 144および/または他の非マスターWTRU(図示せず)にイネーブル情報を提供することができる。ネットワークA140は、他のマスターWTRU(図示せず)を含むこともできる。
【0027】
ネットワークB150は、例えばWTRU B1 152およびWTRU B2 154など、固定式、Mode I、Mode II、および/またはSO TVBD WTRUの任意の組合せを含むことができる。WTRU B1 152およびWTRU B2 154は、ネットワークB150がそれに基づくRATを使用して通信することができる。WTRU B2 154は、例えば、Mode I WTRUでもよい。WTRU B1 152は、基地局または他のタイプのWTRUでもよく、固定式のWTRUまたはMode II WTRUでもよい。WTRU B1 152は、マスターWTRUとして動作することができ、スペクトルマネージャ190を介して中央TVBDデータベースサーバ102から情報を受信することができる。受信された情報は、イネーブル情報とすることができ、またはイネーブル情報がそれに基づき得る情報とすることができる。WTRU B1 152は、受信された情報に基づいてネットワークB150におけるWTRU B2 154および/または他の非マスターWTRU(図示せず)にイネーブル情報を提供することができる。ネットワークB150は、他のマスターWTRU(図示せず)を含むこともできる。
【0028】
スペクトルマネージャ190は、ネットワークA140および/またはネットワークB150のWTRUから、イベント駆動ネットワークステータス情報を受信することができる。例えばWTRU A1 142、WTRU A2 144、WTRU B1 152、またはWTRU B2 154などのWTRUは、位置を変える、チャネルを変える、またはチャネルにおいて認可されたWTRUを検出するときに、スペクトルマネージャ190に通知を送信することができる。スペクトルマネージャ190は、その管理されたエリア192内のWTRUから受信されたデータを中央TVBDデータベースサーバ102にプッシュすることができ、および/または受信されたデータをそのローカルデータベースに格納することができる。
【0029】
スペクトルマネージャ190は、その管理されたエリア192において、静寂化機能の調整を実施することができる。スペクトルマネージャ190は、静寂期間をスケジュールし、コマンド信号をその管理されたエリア192内のWTRUに送信することによってこれを達成する。
【0030】
スペクトルマネージャ190は、管理されたエリア192において、ネットワークに関連したネットワークステータス情報に基づいて、静寂期間をスケジュールすることができる。静寂期間のスケジューリングは、静寂期間の開始時刻および/または終了時刻を決定することを含み得る。ネットワークステータス情報は、どのTVBDチャネルが使用可能か、使用可能なTVBDチャネルにおけるチャネルローディングおよび/もしくはチャネルの使用、ならびに/またはRATごとのチャネルの使用など、無線特性を含むことができる。あるいは、またはさらに、WTRUが位置を変える、チャネルを変える、またはチャネルにおいて認可されたWTRUを検出するときなどのイベントに基づいて、スケジューリングは、WTRUから受信されるイベント駆動のネットワークステータス情報に基づいてもよい。スペクトルマネージャ190は、さらに、認可されたユーザをよりよく検出するために、管理されたエリア192内のWTRUから受信される検知測定結果を集約することができる。
【0031】
静寂期間のスケジューリングに加えて、スペクトルマネージャ190は、静寂期間を実施するために、管理されたエリア内のWTRUにコマンドを送信することができる。例えば、スペクトルマネージャ190は、チャネルの静寂化に関連したWTRU A1 142およびWTRU B1 152にコマンドを送信することができる。WTRU A1およびWTRU B1 152は、例えばWTRU A2 144およびWTRU B2 154など、それぞれのネットワーク140、150における他のWTRUにチャネルの静寂化に関連したコマンドを中継することもできる。これらのチャネルの静寂化コマンドは、ネットワークA140および/またはネットワークB150内のWTRUがコマンドでチャネルを静かにさせる、コマンドでチャネルを感知する、コマンドでスペクトルマネージャ190に感知測定を報告する、および/またはチャネルの切り替えを実行するなど、チャネルの静寂化に関するサービスを実行することを要求することができる。ネットワークA140および/またはネットワークB150内のWTRUは、コマンドに示すように行動を起こすことができる。
【0032】
スペクトルマネージャ190は、さまざまな技術を使用して静寂期間を実施することができる。例えば、チャネルにおいて1つのRATのみが使用されているとき、スペクトルマネージャ190はチャネルにおける静寂化を調整することができ、現在のチャネルから代替のチャネルまで同じRATを使用している管理されたエリア192内のWTRUのすべてを割り当て直すことができ、いくつかのチャネルから単一のチャネルまで同じRATを使用しているすべてのWTRUを集約することができ、および/または他の技術を使用することができる。あるいは、またはさらに、スペクトルマネージャ190は、図4〜図6を参照して後述する方法を使用して静寂期間を調整することができる。
【0033】
スペクトルマネージャ190と中央TVBDデータベースサーバ102との間の通信は、インターネットを介して、および/または1つまたは複数のプライベートネットワークを介して行うことができる。スペクトルマネージャ190と、WTRU A1 142およびWTRU B1 152との間の通信は、インターネットを介して、および/または1つまたは複数のプライベートネットワークを介して行うこともできる。
【0034】
さまざまな実装において、スペクトルマネージャ190と、管理されたエリア192内のWTRUとの間で通信されるものとして上述したメッセージは、異なるインターフェイスおよび/またはメッセージ形式を使用して通信され得る。例えば、IEEE802.21x MIC(Media Independent Coordination:媒体独立型調整)プロトコルおよび/またはIEEE802.19.1標準に従って定義された媒体独立型メッセージを使用することができる。あるいは、またはさらに、IETF(Internet Engineering Task Force)のMIPSHOP(Mobility for IP: Performance, Signaling and Handoff Optimization)ワーキンググループ標準に従って定義されたメッセージは、異なる層1および層2のインターフェイスの上の層3で使用され得る。さらに、それだけには限定されないが、IEEE802 11uにおいて定義されたIEEE802.21のためのMICメッセージのコンテナ、IEEE802.16g/hにおいて定義されたIEEE802.16のためのIEEE802.21のコンテナおよびプリミティブ、IEEE802.22.1および/またはIEEE802.22.2において定義された802.22のためのMICメッセージのコンテナ、または非802WTRUのためのMICメッセージのコンテナを含めて、任意の数の異なるメッセージタイプ、インターフェイス、およびプロトコルが使用されてもよい。
【0035】
図2は、TVBD周波数における無線データの通信のための第2のアーキテクチャ例200を示す。アーキテクチャ例200は、TVBDデータの中央データベースを管理することができる中心データベースサーバ202を含むことができる。TVBDデータは、認可されたTVBD WTRU、およびそれらの認可された地理的エリア、未認可のTVBD WTRUに関連した情報、および/またはTVBD周波数における動作に関した他の情報を含み得る。中央TVBDデータベースサーバ202は、データベースアクセスノードA204およびデータベースアクセスノードB214と通信することができる。データベースアクセスノードA204およびデータベースアクセスノードB214は、中央TVBDデータベースの完全な複製またはその一部のサブセットを格納することができる。データベースアクセスノードA204および/またはデータベースアクセスノードB214は、例えば、それらがサービスを提供している地理的エリアに適用できる中央データベースの一部のみを格納することができる。
【0036】
図2のアーキテクチャ例200は、4つの無線アクセスネットワーク、ネットワークA220、ネットワークB230、ネットワークC240、およびネットワークD250を含み得る。これらのネットワーク220、230、240、250のそれぞれまたはいずれかは、例えばIEEE802.11x、IEEE802.22.x、LTE、LTE―A、IEEE802.16x、IEEE802.22xなどの技術、または他の任意の無線技術に基づき得る。ネットワーク220、230、240、250は、異なるRATの任意の組合せを使用して動作することができる。データベースアクセスノードA204は、ネットワークA220を含む管理されたエリアA292を管理する。データベースアクセスノードB214は、ネットワークC240およびネットワークD250を含む管理されたエリアB294を管理する。
【0037】
ネットワークA220は、例えばWTRU A1 222およびWTRU A2 224など、固定式、Mode I、Mode II、および/またはSO TVBD WTRUの任意の組合せを含むことができる。WTRU A1 222およびWTRU A2 224は、ネットワークA220がそれに基づくRATを使用して通信することができる。WTRU A2 224は、例えば、Mode I WTRUでもよい。WTRU A1 222は、基地局または他のタイプのWTRUでもよく、固定式のWTRUまたはMode II WTRUでもよい。WTRU A1 222は、マスターWTRUとして動作することができ、データベースアクセスノードA204から情報を受信することができる。受信された情報は、イネーブル情報とすることができ、またはイネーブル情報がそれに基づき得る情報とすることができる。WTRU A1 222は、受信された情報に基づいてネットワークA220におけるWTRU A2 224および/または他の非マスターWTRU(図示せず)にイネーブル情報を提供することができる。ネットワークA220は、他のマスターWTRU(図示せず)を含むこともできる。
【0038】
WTRU A1 222は、例えばWTRU A1 222の登録情報および証明書などの情報をデータベースアクセスノードA204に通信することができる。それに応答して、データベースアクセスノードA204は、WTRU A1 222を登録すべきかどうかを決定し、登録が受け入れられたかどうか示す情報をWTRU A1 222に送信することができる。さらに、WTRU A1 222は、それがどのTVBDチャネル上で動作することができるかについて決定するために、データベースアクセスノードA204に問合せ情報を通信することができる。問合せ情報は、地理位置、端末タイプ、送信電力に関連した情報、および/またはWTRU A1 222を記述している他の情報を含むことができる。データベースアクセスノードA204は、WTRU A1 222が動作することができるTVBDチャネルのリストを示す1つまたは複数のメッセージをWTRU A1 222に送信することによって応答することができる。WTRU A1 222は、例えばWTRU A2 224または他のWTRUなど、ネットワークA120内の非マスターWTRUの代わりに、データベースアクセスノードA204とのこうしたタイプの通信をさらに実行することができる。
【0039】
ネットワークC240は、例えばWTRU C1 242およびWTRU C2 244など、固定式、Mode I、Mode II、および/またはSO TVBD WTRUの任意の組合せを含むことができる。WTRU C1 242およびWTRU C2 244は、ネットワークC240がそれに基づくRATを使用して通信することができる。WTRU C2 244は、例えば、Mode I WTRUでもよい。WTRU C1 242は、基地局または他のタイプのWTRUでもよく、固定式のWTRUまたはMode II WTRUでもよい。WTRU C1 242は、マスターWTRUとして動作することができ、データベースアクセスノードA204から情報を受信することができる。受信された情報は、イネーブル情報とすることができ、またはイネーブル情報がそれに基づき得る情報とすることができる。WTRU C1 242は、受信された情報に基づいてネットワークC240におけるWTRU C2 244および/または他の非マスターWTRU(図示せず)にイネーブル情報を提供することができる。ネットワークC240は、他のマスターWTRU(図示せず)を含むこともできる。
【0040】
ネットワークD250は、例えばWTRU D1 252およびWTRU D2 254など、固定式、Mode I、Mode II、および/またはSO TVBD WTRUの任意の組合せを含むことができる。WTRU D1 252およびWTRU D2 254は、ネットワークD250がそれに基づくRATを使用して通信することができる。WTRU D2 254は、例えば、Mode I WTRUでもよい。WTRU D1 252は、基地局または他のタイプのWTRUでもよく、固定式のWTRUまたはMode II WTRUでもよい。WTRU D1 252は、マスターWTRUとして動作することができ、データベースアクセスノードA204から情報を受信することができる。受信された情報は、イネーブル情報とすることができ、またはイネーブル情報がそれに基づき得る情報とすることができる。WTRU D1 252は、受信された情報に基づいてネットワークD250におけるWTRU D2 254および/または他の非マスターWTRU(図示せず)にイネーブル情報を提供することができる。ネットワークD250は、他のマスターWTRU(図示せず)を含むこともできる。
【0041】
図2のアーキテクチャ例200は、ネットワークB230をさらに含む。ネットワークBは、例えばWTRU B1 232およびWTRU B2 234など、SO TVBD WTRUを含むことができる。ネットワークBは、例えばアドホックネットワークでもよく、例えばIEEE802.11、802.15、Zigbee、Bluetoothなどの技術、または他の任意の無線技術に基づき得る。WTRU B1 232およびWTRU B2 234は、ネットワークB230がそれに基づくRATを使用して通信することができる。図2に示すように、ネットワークB230内のWTRUのいずれも、データベースアクセスノードへの接続がない。ネットワークB230内のWTRUがSO WTRUであるため、こうした接続は必要とされない。アーキテクチャ例200は、SO TVBD WTRUで構成される他のアドホックネットワーク(図示せず)をさらに含むことができる。他のアドホックネットワークは、ネットワークA220、ネットワークB230、ネットワークC240、ネットワークD250によって使用されるRATのいずれか、および/または他の任意の適したRATを使用して動作することができる。
【0042】
データベースアクセスノードA204および/またはデータベースアクセスノードB214は、ネットワークB230内のWTRUと通信することができる。これは、例えばビーコン信号、チャネルジャム信号、マイクロホンRF(無線周波数)エイリアス、および/またはブロードキャストRFエイリアスなどの間接的な信号を使用することによって実行することができる。データベースアクセスノードA204および/またはデータベースアクセスノードB214は、データアクセスノードA204、データアクセスノードB214と、それぞれの管理されたエリア292、294内のWTRUとの間で通信されるように、上記のデータと同一および/または類似のデータをネットワークB230内のWTRUに通信することができる。
【0043】
図2のアーキテクチャ例200において、チャネルの静寂化は、いくつかの方法で管理することができる。例えば、チャネルの静寂化は、さまざまなアクセスポイントおよび異なるネットワーク220、230、240、250内の他のWTRUにわたって分散される方法で管理することができる。あるいは、またはさらに、チャネルの静寂化管理機能は、データベースアクセスノード204、214において管理することができ、ならびに/またはアクセスポイントおよび異なるネットワーク220、230、240、250内の他のWTRUと連動してデータベースアクセスノード204、214によって管理することができる。チャネルの静寂化は、図4〜図6を参照して後述する方法を使用して、および/または他の技術を使用して調整することができる。
【0044】
中央TVBDデータベースサーバ202とデータベースアクセスノード204、214との間の通信は、インターネットを介して、および/または1つまたは複数のプライベートネットワークを介して行うことができる。データベースアクセスノード204、214と、それぞれの管理されたエリア292、294内のイネーブルのWTRU222、242、252との間の通信は、インターネットを介して、および/または1つまたは複数のプライベートネットワークを介して行うこともできる。データベースアクセスノード204、214と、それぞれの管理されたエリア292、294内のイネーブルのWTRU222、242、252との間のインターフェイスは、媒体固有または媒体依存のインターフェイスとすることができる。
【0045】
管理されたエリアA292および管理されたエリアB294は、重複しないものとして図2に示されているが、さまざまな実装において、管理されたエリアは、地理的に重複していてもよく、または地理的に個別でもよい。さらに、ネットワークA220、ネットワークB230、ネットワークC240、およびネットワークD250は、重複しないものとして図2に示されているが、さまざまな実装において、アーキテクチャ例200に含まれるネットワークの任意のサブセットまたは準組合せは、地理的に重複していてもよく、または地理的に個別でもよい。あるいは、またはさらに、アーキテクチャ例200内の任意のネットワーク内の任意のWTRUは、アーキテクチャ例200内の異なるネットワークの間で移動することができる。図2は、2つのデータベースアクセスノード204、214、2つの管理されたエリア292、294、および4つのネットワーク220、230、240、250を示すが、アーキテクチャ例200のさまざまな実装は、任意の数の管理されたエリア、ネットワーク、およびWTRUを含むことができる。
【0046】
図3は、TVBD周波数における無線データの通信のための第3のアーキテクチャ例300を示す。図3のアーキテクチャ例300は、4つの無線アクセスネットワーク、ネットワークA320、ネットワークB330、ネットワークC340、およびネットワークD350を含み得る。これらのネットワーク320、330、340、350のそれぞれまたはいずれかは、例えばIEEE802.11x、IEEE802.22.x、LTE、LTE―A、IEEE802.16x、IEEE802.22xなどの技術、または他の任意の無線技術に基づいていてもよく、ネットワーク320、330、340、350は、異なるRATの任意の組合せを使用して動作することができる。
【0047】
図3のアーキテクチャ例300は、TVBDデータの中央データベースを管理する中央データベースサーバ302を含む。TVBDデータは、認可されたTVBD WTRUおよびそれらの認可された地理的エリア、未認可のTVBD WTRUに関連した情報、ならびに/またはTVBD周波数における動作に関連した他の情報を含むことができる。
【0048】
中央TVBDデータベースサーバ302は、データベースアクセスノードA304およびデータベースアクセスノードB314と通信することができる。データベースアクセスノードA304およびデータベースアクセスノードB314は、中央TVBDデータベースの完全な複製またはその一部のサブセットを格納することができる。データベースアクセスノードA304および/またはデータベースアクセスノードB314は、例えば、それらが管理している地理的エリアに適用できる中央データベースの一部のみを格納することができる。
【0049】
データベースアクセスノードAは、共存サービスノード(Coexistence Service Node)A306と通信することができる。同時に、データベースアクセスノードA304および共存サービスノードA306は、例えばネットワークA320など、管理されたエリアA392内のネットワークの動作を管理することができる。データベースアクセスノードB314は、共存サービスノードB316と通信することができる。同時に、データベースアクセスノードB314および共存サービスノードB316は、ネットワークC340およびネットワークD350を含む管理されたエリアB394を管理することができる。
【0050】
ネットワークA320は、例えばWTRU A1 322およびWTRU A2 324など、固定式、Mode I、Mode II、および/またはSO TVBD WTRUの任意の組合せを含むことができる。ネットワークA320は、例えばIEEE802.11x、IEEE802.22.x、LTE、LTE―A、IEEE802.16x、IEEE802.22xなどの技術、または他の任意の無線技術に基づく無線アクセスネットワークとすることができる。WTRU A1 322およびWTRU A2 324は、ネットワークA320がそれに基づくRATを使用して通信することができる。WTRU A2 324は、例えば、Mode I WTRUでもよい。WTRU A1 322は、基地局または他のタイプのWTRUでもよく、固定式のWTRUまたはMode II WTRUでもよい。WTRU A1 322は、マスターWTRUとして動作することができ、データベースアクセスノードA304からイネーブル情報を受信することができる。受信された情報は、イネーブル情報とすることができ、またはイネーブル情報がそれに基づき得る情報とすることができる。WTRU A1 322は、受信された情報に基づいてネットワークA320におけるWTRU A2 324および/または他の非マスターWTRU(図示せず)にイネーブル情報を提供することができる。ネットワークA320は、他のマスターWTRU(図示せず)を含むこともできる。
【0051】
WTRU A1 322は、例えばWTRU A1 322の登録情報および証明書などの情報をデータベースアクセスノードA304に通信することができる。それに応答して、データベースアクセスノードA304は、WTRU A1 322を登録すべきかどうかを決定し、登録が受け入れられたかどうか示す情報をWTRU A1 322に送信することができる。さらに、WTRU A1 322は、それがどのTVBDチャネル上で動作することができるかについて決定するために、データベースアクセスノードA304に問合せ情報を通信することができる。問合せ情報は、地理位置、端末タイプ、送信電力に関連した情報、および/またはWTRU A1 322を記述している他の情報を含むことができる。データベースアクセスノードA304は、WTRU A1 322が動作することができるTVBDチャネルのリストを示す1つまたは複数のメッセージをWTRU A1 322に送信することによって応答することができる。WTRU A1 322は、例えばWTRU A2 324または他のWTRUなど、ネットワークA120内の非マスターWTRUの代わりに、データベースアクセスノードA304とのこうしたタイプの通信をさらに実行することができる。データベースアクセスノードA304とWTRU A1 322との間の通信は、共存サービスノードA306を介して実行することができる。
【0052】
ネットワークC340は、例えばWTRU C1 342およびWTRU C2 344など、固定式、Mode I、Mode II、および/またはSO TVBD WTRUの任意の組合せを含むことができる。WTRU C1 342およびWTRU C2 344は、ネットワークC340がそれに基づくRATを使用して通信することができる。WTRU C2 344は、例えば、Mode I WTRUでもよい。WTRU C1 342は、基地局または他のタイプのWTRUでもよく、固定式のWTRUまたはMode II WTRUでもよい。WTRU C1 342は、マスターWTRUとして動作することができ、データベースアクセスノードB314から情報を受信することができる。受信された情報は、イネーブル情報とすることができ、またはイネーブル情報がそれに基づき得る情報とすることができる。WTRU C1 342は、受信された情報に基づいてネットワークC340におけるWTRU C2 344および/または他の非マスターWTRU(図示せず)にイネーブル情報を提供することができる。ネットワークC340は、他のマスターWTRU(図示せず)を含むこともできる。データベースアクセスノードB314とWTRU C1 342との間の通信は、共存サービスノードB316を介して実行することができる。
【0053】
ネットワークD350は、例えばWTRU D1 352およびWTRU D2 354など、固定式、Mode I、Mode II、および/またはSO TVBD WTRUの任意の組合せを含むことができる。WTRU D1 352およびWTRU D2 354は、ネットワークD350がそれに基づくRATを使用して通信することができる。WTRU D2 354は、例えば、Mode I WTRUでもよい。WTRU D1 352は、基地局または他のタイプのWTRUでもよく、固定式のWTRUまたはMode II WTRUでもよい。WTRU D1 352は、マスターWTRUとして動作することができ、データベースアクセスノードB314から情報を受信することができる。受信された情報は、イネーブル情報とすることができ、またはイネーブル情報がそれに基づき得る情報とすることができる。WTRU D1 352は、受信された情報に基づいてネットワークD350におけるWTRU D2 354および/または他の非マスターWTRU(図示せず)にイネーブル情報を提供することができる。ネットワークD350は、他のマスターWTRU(図示せず)を含むこともできる。データベースアクセスノードB314とWTRU D1 352との間の通信は、共存サービスノードB316を介して実行することができる。
【0054】
図3のアーキテクチャ例300は、ネットワークB330をさらに含む。ネットワークBは、例えばWTRU B1 332およびWTRU B2 334など、SO TVBD WTRUのみを含むことができる。ネットワークBは、例えばアドホックネットワークでもよく、例えばIEEE802.11、802.15、Zigbee、Bluetoothなどの技術、または他の任意の無線技術に基づき得る。WTRU B1 332およびWTRU B2 334は、ネットワークB330がそれに基づくRATを使用して通信することができる。図3に示すように、ネットワークB330内のWTRUのいずれも、データベースアクセスノードへの接続がない。ネットワークB330内のWTRUがSO WTRUであるため、こうした接続は必要ない。アーキテクチャ例300は、SO WTRUで構成される他のアドホックネットワーク(図示せず)をさらに含むことができる。他のアドホックネットワークは、ネットワークA320、ネットワークB330、ネットワークC340、ネットワークD350によって使用されるRATのいずれか、および/または他の任意の適したRATを使用して動作することができる。
【0055】
共存サービスノードA306および/または共存サービスノードBは、それぞれの管理されたエリア392、394内のWTRUに関連した情報の各自のローカルデータベースを維持することができる。さらに、共存サービスノードA306および共存サービスノードB316は、ネットワークおよび/またはそれらが管理しているWTRUにおいて重なりを有するとき、それぞれのデータベースを同期させるためのデータを通信することができる。
【0056】
データベースアクセスノードA304および/またはデータベースアクセスノードB314は、ネットワークB330内のWTRUと通信することができる。これは、例えばビーコン信号、チャネルジャム信号、マイクロホンRF(無線周波数)エイリアス、および/またはブロードキャストRFエイリアスなどの間接的な信号を使用することによって実行することができる。データベースアクセスノードA304および/またはデータベースアクセスノードB314は、データアクセスノードA304、データアクセスノードB314と、それぞれの管理されたエリア392、394内のWTRUとの間で通信される上記のデータと同一および/または類似のデータをネットワークB330内のWTRUに通信することができる。
【0057】
上記の通信に加えて、またはその代替として、管理されたエリア392、394内のWTRUは、物理層パラメータ、干渉閾値、サービス要件、共存機能、および好適な共存パラメータに関連したそれぞれの共存サービスノード306、316にデータを送信することができる。共存機能は、WTRUがどの周波数で動作することができるか、WTRUがどのタイプの測定を行うことができるか、WTRUが動的な周波数の選択を実行することができるかどうか、および静寂期間に関連した共存サービスノード306、316からの要求またはコマンドをWTRUがサポートするかどうかに関連した情報を含むことができる。共存サービスノード306、316は、例えば、管理されたエリアにおいて動作している他のWTRUに関する情報、使用可能なチャネルおよび共存機構、ならびに/またはネゴシエートされた共存パラメータなどのデータをそれぞれの管理されたエリア392、394内のWTRUに送信することができる。他のWTRUに関する情報は、例えば、他のWTRUが動作しているチャネルを示す情報、および他のWTRUによって使用される他のRATに関する情報を含むことができる。
【0058】
共存サービスノードA306および/または共存サービスノードB316は、スペクトルマネージャ390と通信することができる。スペクトルマネージャ390は、管理されたエリアA392および管理されたエリアB394内のネットワーク320、340、35にわたるチャネルの割り当ておよび/または再割り当てに関連した機能を実行することができる。さまざまな実装において、図1のスペクトルマネージャ190に帰すものとして上述した機能は、共存サービスノード306、316によって、スペクトルマネージャ390によって、または共存サービスノード306、316およびスペクトルマネージャ390の組合せによって実行することができる。
【0059】
中央TVBDデータベースサーバ302、データベースアクセスノード304、314、共存サービスノード306、316、および/またはスペクトルマネージャ390の間の通信は、インターネットを介して、および/または1つまたは複数のプライベートネットワークを介して行うことができる。共存サービスノード306、316と、それぞれの管理されたエリア392、394内のイネーブルのWTRU322、342、352との間の通信は、インターネットを介して、および/または1つまたは複数のプライベートネットワークを介して行うことができる。共存サービスノード306、316と、それぞれの管理されたエリア392、394内のイネーブルのWTRU322、342、352との間のインターフェイスは、媒体固有または媒体依存のインターフェイスとすることができる。
【0060】
管理されたエリアA392および管理されたエリアB394は、重複しないものとして図3に示されているが、さまざまな実装において、管理されたエリア392、394は、地理的に重複していてもよく、または地理的に個別でもよい。さらに、ネットワークA392、ネットワークB330、ネットワークC340、およびネットワークD350は、重複しないものとして図3に示されているが、さまざまな実装において、アーキテクチャ例300に含まれるネットワークの任意のサブセットまたは準組合せは、地理的に重複していてもよく、または地理的に個別でもよい。あるいは、またはさらに、アーキテクチャ例300内の任意のネットワーク内の任意のWTRUは、アーキテクチャ例300内の異なるネットワークの間で移動することができる。図3は、2つのデータベースアクセスノード304、314、2つの管理されたエリア392、394、および4つのネットワーク320、330、340、350を示すが、アーキテクチャ例300のさまざまな実装は、任意の数の管理されたエリア、ネットワーク、およびWTRUを含むことができる。
【0061】
図3は、データベースアクセスノードA304、および共存サービスノードA306を個別のエンティティとして示しているが、さまざまな実装において、これらのエンティティは、同じオペレータの制御下にあってもよい。あるいは、またはさらに、共存サービスノードAおよびデータベースアクセスノードA304に帰すものとして上述した機能は、単一の装置に実装することができる。これは、データベースアクセスノードB314および共存サービスノードB316にも準用される。
【0062】
図4は、一時的なチャネル再割り当てを含む複数のRATにわたるチャネルの静寂化の調整のための方法例を示す。図4の方法は、状態A402で開始する。状態A402で、1つまたは複数のTVBD WTRUの3つのグループ(グループ1、グループ2、およびグループ3)は、管理されたエリアにおいて動作している。グループ1、グループ2、およびグループ3のWTRUは、未認可のTVBD WTRUでもよい。グループ1のWTRUは、第1のRAT(RAT1)を使用して、TVBDチャネルAにおいて無線データを通信することができる。グループ2のWTRUは、第2のRAT(RAT2)を使用してチャネルAにおいて無線データを通信することができる。グループ3のWTRUは、RAT2を使用してチャネルCにおいて無線データを通信することができる。グループ2およびグループ3のWTRUは同じRATを使用するが、同じまたは異なるアクセスネットワークにあってもよい。
【0063】
スペクトル管理エンティティ(図示せず)は、グループ1、グループ2、およびグループ3のWTRUに関連したデータを受信することができる。データは、例えば、WTRUが通信しているチャネル、WTRUによって使用されるRAT、および/または他の情報を示すことができる。スペクトル管理エンティティは、チャネルAにおいて静寂期間が起こらなければならないことを決定することができる。スペクトル管理エンティティは、グループ1およびグループ2のWTRUに、チャネルAからチャネルBに移動しなければならないことを示すコマンドを送信することができる。静寂期間が開始する前に、グループ1およびグループ2のWTRUは、チャネルBに移動する。グループ3のWTRUは、チャネルCにとどまる。
【0064】
状態B404では、静寂期間が開始している。グループ1およびグループ2のWTRUは、チャネルBに移動している。静寂期間中、チャネルAにおいて検知を実行することができる。静寂期間中、グループ1およびグループ2のWTRUは、チャネルBにおいて無線データを通信することができる。スペクトル管理エンティティは、グループ1およびグループ2のWTRUに、チャネルBからチャネルAに戻る必要があることを示すコマンドを送信することができる。静寂期間が終わると、グループ1およびグループ2のWTRUは、チャネルAに戻る。グループ3のWTRUは、チャネルCにとどまり、チャネルCにおいて無線データを通信する。
【0065】
状態C406では、静寂期間が終了している。グループ1およびグループ2のWTRUは、チャネルAに戻っており、チャネルAにおいて無線データを通信することができる。チャネルBは現在空である。グループ3のWTRUは、チャネルCにとどまり、チャネルCにおいて無線データを通信する。
【0066】
図5は、同じチャネルにおいて同じRATを使用しているWTRUの集合を含む、複数のRATにわたるチャネルの静寂化の調整のための方法例を示す。図5の方法は、状態A502で開始する。状態A502で、1つまたは複数のTVBD WTRUの4つのグループ(グループ1、グループ2、グループ3、およびグループ4)は、管理されたエリアにおいて動作している。グループ1、グループ2、グループ3、およびグループ4のWTRUは、未認可のTVBD WTRUでもよい。グループ1のWTRUは、第1のRAT(RAT1)を使用して、TVBDチャネルAにおいて無線データを通信することができる。グループ2のWTRUも、第2のRAT(RAT2)を使用してチャネルAにおいて無線データを通信することができる。グループ3のWTRUは、RAT1を使用してチャネルBにおいて無線データを通信することができる。グループ4のWTRUは、RAT2を使用してチャネルCにおいて無線データを通信することができる。グループ1およびグループ3のWTRUは同じRATを使用するが、同じまたは異なるアクセスネットワークにあってもよい。グループ2およびグループ4のWTRUは同じRATを使用するが、同じまたは異なるアクセスネットワークにあってもよい。
【0067】
スペクトル管理エンティティ(図示せず)は、グループ1、グループ2、グループ3、およびグループ4のWTRUに関連したデータを受信することができる。データは、例えば、WTRUが通信しているチャネル、WTRUによって使用されるRAT、および/または他の情報を示すことができる。スペクトル管理エンティティは、チャネルAにおいて静寂期間が起こらなければならないことを決定することができる。スペクトル管理エンティティは、静寂期間中に使用可能なチャネルにおいて、どのRATが現在使用されているかに基づいて、静寂期間の前にWTRUが異なるチャネルに移動しなければならないことをさらに決定する。例えば、グループ3(グループ1と同じRATを使用する)がすでにチャネルBにおいて動作しているため、スペクトル管理エンティティは、そのグループ1がチャネルAからチャネルBに移動しなければならないことを決定する。グループ4(グループ2と同じRATを使用する)がすでにチャネルCにおいて動作しているため、スペクトル管理エンティティは、グループ2がチャネルAからチャネルCに移動しなければならないことを決定する。この決定は、チャネルBにおけるチャネル条件状態が、チャネルBにおいて動作している追加のWTRUをサポートすることができるかどうかにさらに基づき得る。
【0068】
スペクトル管理エンティティは、グループ1のWTRUに、今度の静寂期間の前に、チャネルAからチャネルBに移動しなければならないことを示すコマンドを送信することができる。スペクトル管理エンティティは、グループ2のWTRUに、今度の静寂期間の前に、チャネルCに移動しなければならないことを示すコマンドを送信することができる。グループ1およびグループ2のWTRUは、コマンドに示されるようにチャネルを切り替えることができる。グループ3のWTRUは、チャネルBにとどまることができ、グループ4のWTRUは、チャネルCにとどまることができる。
【0069】
状態505では、静寂期間が開始している。グループ1のWTRUは、チャネルBに移動している。グループ2のWTRUは、チャネルCに移動している。静寂期間中、チャネルAにおいて検知を実行することができる。静寂期間中、グループ1およびグループ3のWTRUは、チャネルBにおいて無線データを通信することができ、グループ2およびグループ4のWTRUは、チャネルCにおいて無線データを通信することができる。
【0070】
状態C506では、静寂期間が終了している。グループ1、グループ2、グループ3、およびグループ4のWTRUは、状態504で動作したチャネル上にとどまることができる。したがって、グループ1およびグループ3のWTRUは、チャネルBにおいて無線データを通信することができ、グループ2およびグループ4のWTRUは、チャネルCにおいて無線データを通信することができる。
【0071】
図6は、輪番制のチャネルにおいて静寂期間を含む複数のRATにわたるチャネルの静寂化の調整のための方法例を示す。図6の方法は、状態A602で開始する。状態A602で、1つまたは複数のTVBD WTRUの4つのグループ(グループ1、グループ2、グループ3、およびグループ4)は、管理されたエリアにおいて動作している。グループ1、グループ2、グループ3、およびグループ4のWTRUは、未認可のTVBD WTRUでもよい。グループ1のWTRUは、第1のRAT(RAT1)を使用して、TVBDチャネルAにおいて無線データを通信することができる。グループ2のWTRUも、第2のRAT(RAT2)を使用してチャネルAにおいて無線データを通信することができる。グループ3のWTRUは、RAT1を使用してチャネルBにおいて無線データを通信することができる。グループ1およびグループ3のWTRUは同じRATを使用するが、同じまたは異なるアクセスネットワークにあってもよい。グループ2およびグループ4のWTRUは同じRATを使用するが、同じまたは異なるアクセスネットワークにあってもよい。
【0072】
スペクトル管理エンティティ(図示せず)は、グループ1、グループ2、グループ3、およびグループ4のWTRUに関連したデータを受信することができる。データは、例えば、WTRUが通信しているチャネル、WTRUによって使用されるRAT、および/または他の情報を示すことができる。スペクトル管理エンティティは、チャネルAにおいて第1の静寂期間が起こることを決定することができる。スペクトル管理エンティティは、チャネルBにおいて同じRATを使用して動作しているWTRUを集約するために、チャネルAにおいて動作している一部のWTRUをチャネルBに移動させなければならないことを決定することができる。スペクトル管理エンティティは、グループ1およびグループ2のWTRUに、今度の静寂期間の前に、チャネルAからチャネルBに移動しなければならないことを示すコマンドを送信することができる。グループ1およびグループ2のWTRUは、コマンドに示されるようにチャネルを切り替えることができる。グループ3のWTRUは、チャネルBにとどまることができ、グループ4のWTRUは、チャネルCにとどまることができる。
【0073】
状態604では、第1の静寂期間が開始している。グループ1およびグループ2のWTRUは、チャネルBに移動している。第1の静寂期間中、チャネルAにおいて検知を実行することができる。第1の静寂期間中、グループ1、グループ2、およびグループ3のWTRUは、チャネルBにおいて無線データを通信することができ、グループ4のWTRUは、チャネルCにおいて無線データを通信することができる。
【0074】
状態B604で、スペクトル管理エンティティは、チャネルBにおいて第2の静寂期間が起こることを決定することができる。スペクトル管理エンティティは、チャネルBにおいて動作しているWTRUをチャネルBからチャネルAに移動させなければならないことを決定することができる。次いでネットワーク管理エンティティは、グループ1、グループ2、およびグループ3のWTRUに、第2の静寂期間の前に、チャネルBからチャネルAに移動しなければならないことを示すコマンドを送信することができる。グループ1、グループ2、およびグループ3のWTRUは、コマンドに示されるようにチャネルを切り替えることができる。グループ4のWTRUは、チャネルCにとどまる。
【0075】
状態606では、第2の静寂期間が開始している。グループ1、グループ2、およびグループ3のWTRUは、チャネルAに切り替わっており、第2の静寂期間中、チャネルAにおいて無線データを通信することができる。グループ4のWTRUは、チャネルCにおいて無線データを通信することができる。
【0076】
状態604で、ネットワーク管理エンティティは、チャネルCにおいて第3の静寂期間が起こらなければならないことを決定することができる。ネットワーク管理エンティティは、チャネルCにおいて動作しているWTRUがチャネルBに移動しなければならないことを決定することができる。ネットワーク管理エンティティは、グループ4のWTRUに、第3の静寂期間の前に、チャネルCからチャネルBに移動しなければならないことを示すコマンドを送信することができる。グループ4のWTRUは、コマンドに示されるようにチャネルを切り替えることができる。グループ1、グループ2、およびグループ3のWTRUは、チャネルAにとどまることができる。
【0077】
状態Dでは、第3の静寂期間が開始している。グループ4のWTRUは、チャネルBに切り替わっており、第3の静寂期間中、チャネルBにおいて無線データを通信することができる。第3の静寂期間中、グループ1、グループ2、およびグループ3のWTRUは、チャネルAにおいて無線データを通信することができる。
【0078】
図4〜図6を参照して上述したように、スペクトル管理エンティティは、静寂期間が起きるときを決定することができる。さまざまな実装において、スペクトル管理エンティティは、複数の将来の静寂期間のスケジュールを決定することができ、または一度に1つの静寂期間のスケジューリングを決定することができる。例えば、図6の状態A602で、スペクトル管理エンティティは、第1、第2、および第3の静寂期間の開始時刻および終了時刻を決定することができ、第1、第2、および第3の静寂期間がスケジュールされるべきチャネルを決定することができる。あるいは、スペクトル管理エンティティは、静寂期間をスケジュールすることができ、スケジュールされた静寂期間中またはそれ以降、次の静寂期間がいつ起こるべきか、および次の静寂期間が起こるべきチャネルを決定することができる。例えば、図6の状態A602で、スペクトル管理エンティティは、第1の静寂期間がいつ開始すべきかを決定することができ、次いで状態B604で、スペクトル管理エンティティは、第2の静寂期間がいつ開始しなければならないかについて決定することができ、状態C606以降も同様である。
【0079】
図4〜図6を参照して上述したように、スペクトル管理エンティティは、WTRUがチャネルを切り替えなければならないことを示す1つまたは複数のコマンドをWTRUに送信することができる。例えば図4〜図6を参照して上述したコマンドなどのチャネル切り替えコマンドは、宛先チャネルを示す1つまたは複数のフィールドおよび/または宛先チャネルを記述する動作パラメータを含むことができる。チャネル切り替えコマンドは、例えば、チャネルにおいて予定されていた1つまたは複数の静寂期間、およびスケジュールされている静寂期間の開始時刻および終了時刻を記述するタイミング情報を示すこともできる。あるいは、またはさらに、チャネル切り替えコマンドは、受取側のWTRUが宛先チャネルを選択することができる1組の宛先チャネルを含み得る。可能な宛先チャネルごとに、チャネル切り替えコマンドは、情報、チャネルを記載した動作パラメータ、および/またはチャネルにおいてスケジュールされている静寂期間の開始時刻および終了時刻を記述するタイミング情報を含むことができる。あるいは、またはさらに、チャネル切り替えコマンドは、禁止されたチャネルのリスト、チャネル使用情報を含む占有されたチャネルのリスト、どのRATがどのチャネルにおいて使用されているかを示す情報、所与のRATと類似するRATのチャネルリストを示す情報、目標感知測定開始時刻、目標感知測定終了時刻、および/または1つまたは複数のチャネルにおける感知測定の周期を記述している情報を含み得る。
【0080】
図4〜図6を参照して上述した方法は、図1、図2、および/または図3を参照して上述したアーキテクチャ例100、200、300において、および/または他の任意の適したネットワークアーキテクチャにおいて実施することができる。図4〜図6は、スペクトル管理エンティティを示す。さまざまな実装において、図4〜図6のうちの任意の1つまたはその任意の組合せを参照して上述したスペクトル管理エンティティの機能は、図1のスペクトルマネージャ190、図2のデータベースアクセスノード204、214などのネットワークノードにおいて、ならびに/または図3の共存サービスノード306、316およびスペクトルマネージャ390のうちの1つまたは複数にわたって実施することができる。あるいは、またはさらに、図4〜図6のうちの任意の1つまたはその任意の組合せを参照して上述したスペクトル管理エンティティの機能は、例えば、図1を参照して上述したイネーブルのWTRU142、152、図2を参照して上述したイネーブルのWTRU222、242、252、および/または図3を参照して上述したイネーブルのWTRU322、342、352など、1つまたは複数の基地局または非基地局のWTRUにわたって実施することができる。
【0081】
図7は、図1〜図6を参照して上述した特徴および方法を実施するように構成され得る無線通信システム例700を示す。無線通信システムは、WTRU734、基地局712、およびネットワークノード702を含み得る。
【0082】
典型的なWTRUで見つけることができる構成要素に加えて、WTRU734は、リンクされたメモリ761を有するプロセッサ751、トランシーバ781、バッテリ759、およびアンテナ757を含み得る。プロセッサ751は、図1〜図6を参照して上述したメッセージおよび他のデータを生成し、および/または処理するように構成することができる。トランシーバ781は、無線データの送受信を容易にするために、プロセッサ751およびアンテナ757と通信する。バッテリ759は、WTRU734において使用される場合、トランシーバ755および/またはプロセッサ751を駆動することができる。図7に示されるトランシーバ755に加えて、WTRU734は、1つまたは複数の追加のトランシーバ(図示せず)を含むことができる。トランシーバ755は、TVBD周波数において無線データを通信することができる。トランシーバ755は、シングルモードトランシーバでもよく、または2つ以上の異なるRATを使用して通信することができるマルチモードトランシーバでもよい。1つまたは複数の追加のトランシーバ(図示せず)はそれぞれ、シングルモードまたはマルチモードトランシーバとすることもできる。例えば、1つまたは複数の追加トランシーバは、静寂化されたチャネルにおいて感知測定を実行するように構成され得る。WTRU734は、図1〜図6を参照して上述したWTRUのうちの1つまたは任意の組合せに帰す機能を実行することができる。
【0083】
典型的な基地局で見つけることができる構成要素に加えて、基地局712は、リンクされたメモリ763を有するプロセッサ761、トランシーバ765、およびアンテナ767を含み得る。プロセッサ761は、図1〜図6を参照して上述したメッセージおよび/または他のデータを生成し、および/または処理するように構成することができる。トランシーバ765は、無線データの送受信を容易にするために、プロセッサ761およびアンテナ767と通信する。トランシーバ765は、TVBD周波数において無線データを通信することができる。図7の基地局712は、2つ以上のトランシーバ765および2つ以上のアンテナ767を有するものとして示されているが、基地局712は、1つまたは複数のトランシーバ765および/または1つまたは複数のアンテナ767を含む、任意の数のトランシーバ765および/またはアンテナ767を含むことができる。1つまたは複数のトランシーバ765は、例えば、静寂化されたチャネルにおいて検知測定を実行するように構成され得る。基地局712は、図1〜図6を参照して上述した任意の基地局に帰す機能を実行することができる。
【0084】
ネットワークノード702は、プロセッサ771、およびリンクされたメモリ773を含むことができる。ネットワークノード702は、それだけには限定されないが、例えば図1のスペクトルマネージャ190、図2のデータベースアクセスノード204、214、図3の共存サービスノード306、316、スペクトルマネージャ390、図4〜図6のうちの任意の1つまたはその任意の組合せのスペクトル管理エンティティ、および/または図1〜図3を参照して上述した中央TVBDデータベースサーバ102、202、302など、図1〜図6を参照して上述したネットワークノードのうちの1つまたは任意の組合せに帰す機能を実施するように構成することができる。ネットワークノード702は、基地局712および/または他のネットワークノード(図示せず)との間でデータを送信および/または受信するように構成可能である通信インターフェイス775を含み得る。通信インターフェイス775は、トランシーバとする、またはトランシーバを含むことができる。通信インターフェイス775は、有線および/または無線の通信技術を使用して動作することができる。通信インターフェイス775は、例えばIP(インターネットプロトコル)などの技術に基づいて基地局712および/または他のネットワークノードと通信することができる。プロセッサ771は、図1〜図6を参照して上述したメッセージおよび他のデータを生成し、および/または処理するように構成することができる。
【0085】
上記では特定の無線アクセス技術に関して図1〜図7を参照して例が提供されているが、上記の原理は、無線アクセス技術のうちの任意のものまたは任意の組合せにも適用可能である。図1〜図6を参照して上述した原理は、例えばLTE、LTE―A、SAE(Service Architecture Evolution)、UMTS(Universal Mobile Telecommunications System)、UTRAN(UMTS Terrestrial Radio Access Network)、IEEE802.16/WiMax、WiBro(Wireless Broadband)、GSM(Global System for Mobile Communications)、EDGE(Enhanced Data Rates for GSM Evolution) GERAN(Radio Access Network)、IEEE 802.11x/WLAN、CDMA2000(Code Division Multiple Access 2000)、IEEE802.15、Zigbee、Bluetooth、IEEE802.19.1、IEEE802.22.xなどの技術、および/または図1〜図7を参照して上述した特徴および方法をサポートする任意の他の技術に基づく無線通信システムに適用可能である。
【0086】
上記ではType I、Type II、固定式、およびSO TVBD WTRUに関して図1〜図7を参照して例が提供されているが、上記の原理は、米国FCCガイドラインに従って動作するように構成されていないTVBD WTRUを含めて、任意のタイプのTVBD WTRUに適用可能である。さらに、上記では、TVBD周波数における動作に関して図1〜図7を参照して例が提供されているが、上記の原理は、任意の周波数帯の無線通信に適用可能である。
【0087】
特徴および要素が特定の組合せで図1〜図7を参照して上述されているが、各特徴または要素は、他の特徴および要素なしで単独で、または他の特徴および要素の有無にかかわらずさまざまな組合せで使用することができる。図1〜図7を参照して上述した方法またはフローチャートの副要素は、任意の順序(同時も含む)、任意の組合せまたは準組合せで実現することができる。図1〜図7を参照して上述した方法またはフローチャートは、汎用コンピュータまたはプロセッサによって実行するためにコンピュータ可読記憶媒体に組み込まれたコンピュータプログラム、ソフトウェア、またはファームウェアで実施することができる。コンピュータ可読記憶媒体の例には、ROM(読み取り専用メモリ)、RAM(ランダムアクセスメモリ)、レジスタ、キャッシュメモリ、半導体記憶装置、内蔵ハードディスクおよび取外し可能ディスクなどの磁気媒体、光磁気媒体、ならびにCD―ROMディスク、およびDVD(デジタル多用途ディスク)などの光学式媒体などがある。
【0088】
本明細書で使用するとき、「プロセッサ」という用語は、それだけには限定されないが、汎用プロセッサ、専用プロセッサ、従来のプロセッサ、DSP(デジタル信号プロセッサ)、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアに関連した1つまたは複数のマイクロプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、1つまたは複数のASIC(特定用途向け集積回路)、1つまたは複数のFPGA(フィールドプログラマブルゲートアレイ)回路、他のタイプの任意のIC(集積回路)、SOC(system―on―a―chip)、および/または状態機械を含む。
【0089】
ソフトウェアに関連したプロセッサは、WTRU(無線送受信装置)、UE(ユーザ機器)、端末、基地局、RNC(無線ネットワークコントローラ)、シングル、デュアル、または多帯域スマートフォン、または任意のホストコンピュータで使用するための無線周波トランシーバを実施するために使用することができる。WTRUは、カメラ、ビデオカメラモジュール、テレビ電話、スピーカフォン、振動装置、スピーカ、マイクロホン、テレビジョントランシーバ、ハンドフリーヘッドセット、キーボード、Bluetooth(登録商標)モジュール、FM(周波数変調)無線ユニット、LCD(液晶)ディスプレイユニット、OLED(有機発光ダイオード)ディスプレイユニット、デジタル音楽プレーヤ、メディアプレーヤ、ビデオゲームプレーヤモジュール、インターネットブラウザ、および/または任意のWLAN(無線ローカルエリアネットワーク)もしくはUWB(超広帯域)モジュールなど、ハードウェアおよび/またはソフトウェアに実装されるモジュールと共に使用することができる。
【0090】
(実施形態)
1.無線通信において使用される方法であって、
チャネルの静寂化、TVBDデータベース、スペクトルの管理、および/または複数のRATにわたるスペクトルの管理に関連したデータを送信または受信するステップを含む方法。
【0091】
2.インターネットおよび/または1つまたは複数の他のネットワークを介してデータベースサーバまたは他のネットワークノードに問合せを送信するステップであって、問合せは、WTRUがWTRUの現在の位置の周波数で動作するための許可を要求する、ステップ
をさらに含む実施形態1に記載の方法。
【0092】
3.インターネットおよび/または1つまたは複数の他のネットワークを介してデータベースサーバまたは他のネットワークノードに問合せを送信するステップであって、問合せは、WTRUがWTRUの現在の位置の周波数で動作するための許可を要求し、WTRUの地理位置、WTRUの端末のタイプ、およびWTRUの送信電力のうちの1つまたは複数に関連した情報を含む、ステップ
をさらに含む上記実施形態のいずれかに記載の方法。
【0093】
4.データベースサーバまたは他のネットワークノードがインターネットおよび/または1つまたは複数の他のネットワークを介してWTRUに情報を送信するステップであって、情報は、WTRUが動作することができる1つまたは複数の周波数を示す、ステップ
をさらに含む上記実施形態のいずれかに記載の方法。
【0094】
5.データベースサーバまたは他のネットワークノードが、問合せに応答して、インターネットおよび/または1つまたは複数の他のネットワークを介してWTRUに情報を送信するステップであって、情報は、WTRUが動作することができる1つまたは複数の周波数を示す、ステップ
をさらに含む上記実施形態のいずれかに記載の方法。
【0095】
6.固定式WTRU、Mode I WTRU、Mode II WTRU、またはSO WTRUとしてデータを送信または受信するステップ
をさらに含む上記実施形態のいずれかに記載の方法。
【0096】
7.TVBDイネーブル情報を送信または受信するステップ
をさらに含む上記実施形態のいずれかに記載の方法。
【0097】
8.1つまたは複数のWTRUに関連した情報を送信し、受信し、または格納するステップであって、WTRUごとに、情報は、クライアントID、イネーブルWTRU ID、地理位置に関連した情報、位置情報の精度を示す情報、中心周波数、使用する最大帯域幅、最大送信電力、アクセス開始時刻、アクセス終了時刻、媒体アクセス制御(MAC)アドレス、無線ネットワークアクセスポイントのMACアドレス、無線機能情報、サポートされるRAT、サポートされる周波数、サポートされるデータレート、サポートされるサービス、モビリティの説明、電力機能、感知および測定機能、またはアンテナ機能のうちの1つまたは複数に関連する、ステップ
をさらに含む上記実施形態のいずれかに記載の方法。
【0098】
9.1つまたは複数のチャネルに関連した情報を送信し、受信し、または格納するステップであって、チャネルごとに、情報は、チャネルが認可されたユーザによってブロックされているか、使用可能か、チャネルが占有されているかどうか、チャネルにおいて現在使用されているRATのリスト、すべてのRATにわたるチャネルにおける総チャネル負荷および/または時間使用情報、およびRAT当たりのチャネル負荷情報のうちの1つまたは複数に関連する、ステップ
をさらに含む上記実施形態のいずれかに記載の方法。
【0099】
10.1つまたは複数のメッセージをネットワークノードに送信するステップであって、1つまたは複数のメッセージは、WTRUが位置を変えたこと、WTRUがチャネルを変えたこと、WTRUがチャネルにおいて認可されたWTRUを検出したことのうちの1つまたは複数を示す、ステップ
をさらに含む上記実施形態のいずれかに記載の方法。
【0100】
11.静寂期間中に、チャネル上で感知するステップと、
静寂期間中に、チャネルにおいて認可されたWTRUを検出するステップと、
1つまたは複数のメッセージを送信するステップであって、1つまたは複数のメッセージは、認可されたWTRUがチャネルにおいて検出されたことを示す、ステップと
をさらに含む上記実施形態のいずれかに記載の方法。
【0101】
12.1つまたは複数のメッセージを送信するステップであって、1つまたは複数のメッセージは、物理層パラメータ、干渉閾値、サービス要件、共存機能、好適な共存パラメータ、WTRUがどの周波数で動作することができるか、WTRUがどのタイプの測定を行うことができるか、WTRUが動的な周波数の選択を実行することができるかどうか、または静寂期間に関連した要求またはコマンドをWTRUがサポートするかどうかのうちの1つまたは複数に関連した情報を含む、ステップ
をさらに含む上記実施形態のいずれかに記載の方法。
【0102】
13.1つまたは複数のメッセージをネットワークノードに送信するステップであって、1つまたは複数のメッセージは、管理されたエリアにおいて動作している他のWTRUに関する情報、使用可能なチャネルおよび共存機構、ネゴシエートされた共存パラメータ、他のWTRUが動作しているチャネル、および他のWTRUによって使用されるRATに関する情報のうちの1つまたは複数に関連した情報を含む、ステップ
をさらに含む上記実施形態のいずれかに記載の方法。
【0103】
14.1つまたは複数のメッセージでWTRUから情報を受信するステップと、
情報をデータベースに格納し、および/または情報をデータベースサーバまたは他のネットワークノードに送信するステップと
をさらに含む上記実施形態のいずれかに記載の方法。
【0104】
15.中央TVBDデータベースサーバ、スペクトルマネージャ、および多様なRATに基づく1つまたは複数の無線アクセスネットワークのうちの1つまたは複数を含む通信システムでデータを通信するステップ
をさらに含む上記実施形態のいずれかに記載の方法。
【0105】
16.中央TVBDデータベースサーバ、1つまたは複数のデータベースアクセスノード、1つまたは複数のWTRU、および多様なRATに基づく1つまたは複数の無線アクセスネットワークのうちの1つまたは複数を含む通信システムでデータを通信するステップ
をさらに含む上記実施形態のいずれかに記載の方法。
【0106】
17.中央TVBDサーバ、1つまたは複数のデータベースアクセスノード、1つまたは複数の共存サービスノード、1つまたは複数のWTRU、および多様なRATに基づく1つまたは複数の無線アクセスネットワークのうちの1つまたは複数を含む通信システムでデータを通信するステップ
をさらに含む上記実施形態のいずれかに記載の方法。
【0107】
18.複数のRATにわたるチャネルの静寂化の調整のための方法に参加するステップであって、方法は、一時的なチャネルリロケーションを含む、ステップ
をさらに含む上記実施形態のいずれかに記載の方法。
【0108】
19.1つまたは複数のネットワークノードがチャネルにおいて1つまたは複数の静寂期間のスケジュールを決定するステップ
をさらに含む上記実施形態のいずれかに記載の方法。
【0109】
20.1つまたは複数の静寂期間のスケジュールを決定するステップ
をさらに含む上記実施形態のいずれかに記載の方法。
【0110】
21.TVBDデータベースから受信した情報、WTRUから受信した情報、および/または他の任意のソースからの情報に基づいて1つまたは複数の静寂期間のスケジュールを決定するステップであって、情報は、ネットワークステータス情報であり、および/またはWTRUが位置を変えたインジケータ、WTRUがチャネルを変えた旨のインジケータ、WTRUがチャネルにおいて認可されたWTRUを検出した旨のインジケータ、物理層パラメータ、干渉閾値、サービス要件、共存機能、好適な共存パラメータ、WTRUがどの周波数をサポートするか、WTRUがどのタイプの測定をサポートするか、WTRUが動的な周波数の選択を実行することができるかどうか、または静寂期間に関連した要求またはコマンドをWTRUがサポートするかどうかのうちの1つまたは複数に関連する、ステップ
をさらに含む上記実施形態のいずれかに記載の方法。
【0111】
22.1つまたは複数の静寂期間のスケジュールを決定するステップであって、スケジュールは、WTRUが静寂期間への第1のチャネルにおける送信を回避するために、第1のチャネルから第2のチャネルに切り替えなければならないことを示す、ステップ
をさらに含む上記実施形態のいずれかに記載の方法。
【0112】
23.1つまたは複数の静寂期間のスケジュールを決定するステップであって、スケジュールは、WTRUが静寂期間中の第1のチャネルにおける送信を回避するために、第1のチャネルから第2のチャネルに切り替え、静寂期間の後、第2のチャネルから第1のチャネルに切り替えなければならないことを示す、ステップ
をさらに含む上記実施形態のいずれかに記載の方法。
【0113】
24.1つまたは複数の静寂期間のスケジュールを決定するステップであって、スケジュールは、同じRATを使用して動作するWTRUを同じチャネル上に集めなければならないことを示す、ステップ
をさらに含む上記実施形態のいずれかに記載の方法。
【0114】
25.1つまたは複数の静寂期間のスケジュールを決定するステップであって、スケジュールは、同じRATを使用して動作するWTRUを同じチャネル上に集めなければならないことを示す、ステップ
をさらに含む上記実施形態のいずれかに記載の方法。
【0115】
26.1つまたは複数の静寂期間のスケジュールを決定するステップであって、スケジュールは、静寂期間を使用可能なチャネル間で回さなければならないことを示す、ステップ
をさらに含む上記実施形態のいずれかに記載の方法。
27.WTRUが通信しているチャネル、WTRUによって使用されるRAT、またはチャネル状態情報のうちの1つまたは複数を含む情報に基づいて1つまたは複数のWTRUの1つまたは複数の静寂期間のスケジュールを決定するステップ
をさらに含む上記実施形態のいずれかに記載の方法。
【0116】
28.静寂期間の決定されたスケジュールに基づいて、チャネル切り替えコマンドを送信するステップ
をさらに含む上記実施形態のいずれかに記載の方法。
【0117】
29.チャネル切り替えコマンドを送信するステップであって、チャネル切り替えコマンドは、宛先チャネル、宛先チャネルを記述する1つまたは複数の動作パラメータ、チャネルにおいてスケジュールされた1つまたは複数の静寂期間、チャネルにおける静寂期間の開始時刻および/または終了時刻、1組の使用可能な宛先チャネル、禁止されたまたは使用できないチャネルのリスト、占有されたチャネルのリストのリスト、どのRATがチャネルにおいて使用されているかを示すチャネル使用情報、所与のRATと類似するRATのチャネルリストを示す情報、目標感知測定開始時刻、目標感知測定終了時刻、または1つまたは複数のチャネルにおける感知測定の周期を記述している情報のうちの1つまたは複数を示す、ステップ
をさらに含む上記実施形態のいずれかに記載の方法。
【0118】
30.チャネル切り替えコマンドを受信するステップと、
チャネル切り替えコマンドに示されるようにチャネルを切り替えるステップと
をさらに含む上記実施形態のいずれかに記載の方法。
【0119】
31.TVBD周波数において無線データを通信するステップ
をさらに含む上記実施形態のいずれかに記載の方法。
【0120】
32.MIC技術、媒体独立サーバ技術、IEEE802.22x、IEEE802.11u、IEEE802.16g/h、MIPSHOPベース技術、MICメッセージ、IEEE802.21、IEEE802.21、およびIPのうちの1つまたは複数を使用して通信するステップ
をさらに含む上記実施形態のいずれかに記載の方法。
【0121】
33.実施形態1〜32のうちの任意の1つまたは任意の1つの任意の一部に記載の方法を実行するように構成された集積回路。
【0122】
34.実施形態1〜32のうちの任意の1つまたは任意の1つの任意の一部に記載の方法を実行するように構成されたWTRU。
【0123】
35.実施形態1〜32のうちの任意の1つまたは任意の1つの任意の一部に記載の方法を実行するように構成されたネットワークノード。
【0124】
36.実施形態1〜32のうちの任意の1つまたは任意の1つの任意の一部に記載の方法を実行するように構成された基地局。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ネットワークノードにおいて使用される方法であって、
WTRU(無線送受信装置)がRAT(無線アクセス技術)を使用して第1のチャネルにおいて動作していることを示すデータを受信するステップと、
前記WTRUによって使用されている前記RATに基づいて、前記WTRUが前記第1のチャネルにおける静寂期間(quiet period)の前に第2のチャネルに移動しなければならないことを決定するステップと、
コマンドを前記WTRUに送信するステップであって、前記コマンドは、前記WTRUが前記第2のチャネルに移動しなければならないことを示す、ステップと
を含むことを特徴とする方法。
【請求項2】
前記WTRUが前記第2のチャネルに移動しなければならないことを決定する前記ステップは、前記RATを使用している第2のWTRUが前記第2のチャネルにおいて動作していることを示すデータにさらに基づくことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項3】
第3のWTRUが第2のRATを使用して前記第1のチャネルにおいて動作していることを示すデータを受信するステップと、
第4のWTRUが前記第2のRATを使用して第3のチャネルにおいて動作していることを示すデータを受信するステップと、
前記第2のRATを使用する前記第3のWTRUおよび前記第4のWTRUに基づいて、前記第3のWTRUが前記静寂期間の前に前記第3のチャネルに移動しなければならないことを決定するステップと、
第2のコマンドを前記第3のWTRUに送信するステップであって、前記第2のコマンドは、前記WTRUが前記第3のチャネルに移動しなければならないことを示す、ステップと
をさらに含むことを特徴とする請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記第1のチャネルおよび前記第2のチャネルは、TVBD(テレビジョン帯域)チャネルであることを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記コマンドは、IEEE(電気電子技術者協会)MIC(媒体独立型調整)メッセージ、IEEE802.19xメッセージ、IEEE802.11xメッセージ、IEEE802.16xメッセージ、または802.22xメッセージであることを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記WTRUが動作している無線アクセスネットワークの無線特性に基づいて、前記静寂期間の開始時刻を決定するステップをさらに含み、
前記コマンドは、前記静寂期間の開始時刻に基づく
ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項7】
前記無線特性は、チャネル可用性またはチャネルローディングであることを特徴とする請求項6に記載の方法。
【請求項8】
WTRU(無線送受信装置)がRAT(無線アクセス技術)を使用して第1のチャネルにおいて動作していることを示すデータを受信するように構成された通信インターフェイスと、
前記WTRUによって使用されている前記RATに基づいて、前記WTRUが前記第1のチャネルにおける静寂期間(quiet period)の前に第2のチャネルに移動しなければならないことを決定するように構成されたプロセッサと
を含み、
前記通信インターフェイスは、前記WTRUにコマンドを送信するようにさらに構成され、前記コマンドは、前記WTRUが前記第2のチャネルに移動しなければならないことを示す
ことを特徴とするネットワークノード。
【請求項9】
前記WTRUが前記第2のチャネルに移動しなければならないことを決定する前記ステップは、前記RATを使用している第2のWTRUが前記第2のチャネルにおいて動作していることを示すデータにさらに基づくことを特徴とする請求項8に記載のネットワークノード。
【請求項10】
前記通信インターフェイスは、第3のWTRUが第2のRATを使用して前記第1のチャネルにおいて動作していることを示すデータを受信し、第4のWTRUが前記第2のRATを使用して第3のチャネルにおいて動作していることを示すデータを受信するようにさらに構成され、
前記プロセッサは、前記第2のRATを使用する前記第3のWTRUおよび前記第4のWTRUに基づいて、前記第3のWTRUが前記静寂期間の前に前記第3のチャネルに移動しなければならないことを決定するようにさらに構成され、
前記通信インターフェイスは、第2のコマンドを前記第3のWTRUに送信するようにさらに構成され、前記第2のコマンドは、前記WTRUが前記第3のチャネルに移動しなければならないことを示す
ことを特徴とする請求項9に記載のネットワークノード。
【請求項11】
前記第1のチャネルおよび前記第2のチャネルは、TVBD(テレビジョン帯域)チャネルであることを特徴とする請求項8に記載のネットワークノード。
【請求項12】
前記コマンドは、IEEE(電気電子技術者協会)MIC(媒体独立型調整)メッセージ、IEEE802.19xメッセージ、IEEE802.11xメッセージ、IEEE802.16xメッセージ、または802.22xメッセージであることを特徴とする請求項8に記載のネットワークノード。
【請求項13】
前記プロセッサは、前記WTRUが動作している無線アクセスネットワークの無線特性に基づいて、前記静寂期間の開始時刻を決定するようにさらに構成され、前記コマンドは、前記静寂期間の前記開始時刻に基づくことを特徴とする請求項8に記載のネットワークノード。
【請求項14】
前記無線特性は、チャネル可用性またはチャネルローディングであることを特徴とする請求項13に記載のネットワークノード。
【請求項15】
第1のWTRU(無線送受信装置)が第1のRAT(無線アクセス技術)を使用して第1のチャネルにおいて動作していることを示すデータを受信するステップと、
第2のWTRUが第2のRATを使用して前記第1のチャネルにおいて動作していることを示すデータを受信するステップと、
前記第1のチャネルにおける静寂期間(quiet period)の開始時刻を決定するステップと、
第1のアクセスネットワークを介して第1のコマンドを前記第1のWTRUに送信するステップであって、前記第1のアクセスネットワークは、前記第1のRATに基づき、前記第1のコマンドは、前記第1のWTRUが前記静寂期間の前に第2のチャネルに移動しなければならないことを示す、ステップと、
第2のアクセスネットワークを介して第2のコマンドを前記第2のWTRUに送信するステップであって、前記第2のアクセスネットワークは、前記第2のRATに基づき、前記第2のコマンドは、前記第2のWTRUが前記静寂期間の前に前記第2のチャネルに移動しなければならないことを示す、ステップと
を含むことを特徴とするネットワークノードにおいて使用される方法。
【請求項16】
前記第1のチャネルにおける前記静寂期間の前記開始時刻を決定する前記ステップは、前記第1のアクセスネットワークを介して前記第1のWTRUから受信されるネットワークステータス情報に基づくことを特徴とする請求項15に記載の方法。
【請求項17】
前記第1のチャネルにおける前記静寂期間の前記開始時刻を決定する前記ステップは、前記第2のアクセスネットワークを介して前記第2のWTRUから受信されるネットワークステータス情報にさらに基づくことを特徴とする請求項16に記載の方法。
【請求項18】
前記第1のWTRUから受信される前記ネットワークステータス情報は、前記第1のWTRUが位置を変えたこと、前記第1のWTRUがチャネルを変えたこと、または前記第1のWTRUが前記第1のチャネルにおいて認可されたWTRUを検出したことのうちの1つまたは複数を示すことを特徴とする請求項16に記載の方法。
【請求項19】
前記第1のチャネルおよび前記第2のチャネルは、TVBD(テレビジョン帯域)チャネルであることを特徴とする請求項15に記載の方法。
【請求項20】
前記第1のコマンドまたは前記第2のコマンドは、IEEE(電気電子技術者協会)MIC(媒体独立型調整)メッセージ、IEEE802.19xメッセージ、IEEE802.11xメッセージ、IEEE802.16xメッセージ、または802.22xメッセージであることを特徴とする請求項15に記載の方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公表番号】特表2012−523207(P2012−523207A)
【公表日】平成24年9月27日(2012.9.27)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−504768(P2012−504768)
【出願日】平成22年4月6日(2010.4.6)
【国際出願番号】PCT/US2010/030063
【国際公開番号】WO2010/117998
【国際公開日】平成22年10月14日(2010.10.14)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.ZIGBEE
2.GSM
【出願人】(510030995)インターデイジタル パテント ホールディングス インコーポレイテッド (229)
【Fターム(参考)】