説明

多機能イオン性液体組成物

【課題】放出速度の制御、有効性の向上等の改善された除草剤組成物として好適なイオン性液体、ならびに該イオン性液体組成物を調製する方法を提供する。
【解決手段】カチオンおよびアニオンを含むイオン性液体であって、前記イオン性液体は、温度が150℃またはそれより低いときに液体であり、前記カチオン、前記アニオン、またはその両方は除草活性物質であり、前記除草活性物質は、カルフェントラゾン、イマザピル、ベネフィン、アシフルオルフェン、エトキシスルフロン、フルメトスラム、ハロスルフロン、イマザモックス、イマザピル、イマザキン、イマゼタピル、メトスラム、ニコスルフロン、プリミスルフロン、プロスルフトン、リムスルフロン、シフェンスルフロンメチル、トリフルスルフロン、クロフェンセット、フルロキシピル、メソスルフロン、ジフルフェンゾピル等、またはそれらのイオン誘導体からなる群より選択される、イオン性液体。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
カチオンおよびアニオンを含むイオン性液体であって、前記イオン性液体は、温度が150℃またはそれより低いときに液体であり、前記カチオン、前記アニオン、またはその両方は除草活性物質であり、前記除草活性物質は、カルフェントラゾン、イマザピル、ベネフィン、アシフルオルフェン、2−[2−クロロ−3−(2,2,2−トリフルオロエトキシメチル)−4−メチルスルホニルベンゾイル]シクロヘキサン−1、エトキシスルフロン、フルメトスラム、ハロスルフロン、イマザモックス、イマザピル、イマザキン、イマゼタピル、メトスラム、ニコスルフロン、プリミスルフロン、プロスルフトン、リムスルフロン、シフェンスルフロンメチル、トリフルスルフロン、N−[(4,6−ジメトキシピリミジン−2−イル)アミノカルボニル]−2−ジメチルアミノカルボニル−5−ホルミルアミノベンゼンスルホンアミド、アメトリン、アトラジン、ブロモキシニル、シアナジン、ジウロン、ヘキサジノン、メトリブジン、ピリデート、テルブチラジン、コピラリド、ジカンバ、ジフルフェンゾピル、フルロキシピル、ブチラート、EPTC、フェノキサプロップ−P−エチル、アセトクロル、アラクロル、ジメテナミド、フルフェナセット、メフェナセット、メトラクロル、S−メトラクロル、テニルクロル、フルチアセット−メチル、カルフェントラゾン−エチル、イソキサフルトール、メソトリオン、スルコトリオン、4−(4−トリフルオロメチル−2−メチルスルホニルベンゾイル)−5−ヒドロキシ−1−メチル−3−メチルピラゾール、グリホサート、ペンジメタリン、トリフルラリン、アスラム、トリアジフラム、ジフルフェニカン、グルホシネートアンモニウム、クロフェンセット、フルロキシピル、メソスルフロン、ジフルフェンゾピル、またはそれらのイオン誘導体からなる群より選択される、イオン性液体。
【請求項2】
前記イオン性液体は、温度が125℃またはそれより低いときに液体である、請求項1に記載のイオン性液体。
【請求項3】
前記イオン性液体は、温度が75℃またはそれより低いときに液体である、請求項1に記載のイオン性液体。
【請求項4】
前記イオン性液体は、温度が50℃またはそれより低いときに液体である、請求項1に記載のイオン性液体。
【請求項5】
前記イオン性液体は、温度が25℃またはそれより低いときに液体である、請求項1に記載のイオン性液体。
【請求項6】
前記イオン性液体は、温度が−30℃から150℃であるときに液体である、請求項1に記載のイオン性液体。
【請求項7】
前記イオン性液体は、全イオン性液体の10重量%未満の溶剤、防腐剤、染料、着色料、増粘剤、界面活性剤、粘度調整剤、またはそれらの混合物をさらに含む、請求項1に記載のイオン性液体。
【請求項8】
前記カチオンは、除草活性物質である、請求項1に記載のイオン性液体。
【請求項9】
前記アニオンは、除草活性物質である、請求項1に記載のイオン性液体。
【請求項10】
前記カチオンおよび前記アニオンは、両方とも除草活性物質である、請求項1に記載のイオン性液体。
【請求項11】
前記カチオンは、4級アンモニウムイオンを含み、そして前記アニオンは、除草活性物質である、請求項1に記載のイオン性液体。
【請求項12】
前記4級アンモニウムイオンは、脂肪族へテロアリールカチオン、二脂肪族ジアルキルアンモニウムカチオン、またはテトラアルキルアンモニウムカチオンである、請求項11に記載のイオン性液体。
【請求項13】
前記アニオンは、ハロゲン化物イオン、硫酸イオン、炭酸イオン、重炭酸イオン、リン酸イオン、硝酸イオン、亜硝酸イオン、酢酸イオン、PF、BF、トリフレート、ノナフレート、ビス(トリフリル)アミド、トリフルオロアセタート、ヘプタフルオロブタノアート、またはハロアルミネートであり、そして前記カチオンは、除草活性物質である、請求項1に記載のイオン性液体。
【請求項14】
エリア内の植物の成長を制御する方法であって、有効な量の請求項1に記載のイオン性液体を前記エリアに施すことを含む、方法。
【請求項15】
a.カチオンおよびアニオンを準備する工程であって、前記カチオンまたは前記アニオンのいずれか、あるいは前記カチオンおよびアニオンの両方が除草活性物質である、工程;あるいはカチオン前駆体およびアニオン前駆体を準備する工程であって、イオン化されたときに、前記カチオン前駆体または前記アニオン前駆体、あるいは前記カチオン前駆体および前記アニオン前駆体の両方が除草活性物質である、工程であって、前記除草活性物質は、カルフェントラゾン、イマザピル、ベネフィン、アシフルオルフェン、2−[2−クロロ−3−(2,2,2−トリフルオロエトキシメチル)−4−メチルスルホニルベンゾイル]シクロヘキサン−1、エトキシスルフロン、フルメトスラム、ハロスルフロン、イマザモックス、イマザピル、イマザキン、イマゼタピル、メトスラム、ニコスルフロン、プリミスルフロン、プロスルフトン、リムスルフロン、シフェンスルフロンメチル、トリフルスルフロン、N−[(4,6−ジメトキシピリミジン−2−イル)アミノカルボニル]−2−ジメチルアミノカルボニル−5−ホルミルアミノベンゼンスルホンアミド、アメトリン、アトラジン、ブロモキシニル、シアナジン、ジウロン、ヘキサジノン、メトリブジン、ピリデート、テルブチラジン、コピラリド、ジカンバ、ジフルフェンゾピル、フルロキシピル、ブチラート、EPTC、フェノキサプロップ−P−エチル、アセトクロル、アラクロル、ジメテナミド、フルフェナセット、メフェナセット、メトラクロル、S−メトラクロル、テニルクロル、フルチアセット−メチル、カルフェントラゾン−エチル、イソキサフルトール、メソトリオン、スルコトリオン、4−(4−トリフルオロメチル−2−メチルスルホニルベンゾイル)−5−ヒドロキシ−1−メチル−3−メチルピラゾール、グリホサート、ペンジメタリン、トリフルラリン、アスラム、トリアジフラム、ジフルフェニカン、グルホシネートアンモニウム、クロフェンセット、フルロキシピル、メソスルフロン、ジフルフェンゾピル、またはそれらのイオン誘導体からなる群より選択される、工程
b.前記カチオンおよび前記アニオン、または前記カチオン前駆体および前記アニオン前駆体を組み合わせることにより、温度が150℃またはそれより低いときに液体であるイオン性液体を生成する工程、
を含む、イオン性液体を調製する方法。
【請求項16】
前記イオン性液体は、温度が125℃またはそれより低いときに液体である、請求項14に記載の方法。
【請求項17】
前記イオン性液体は、温度が75℃またはそれより低いときに液体である、請求項14に記載の方法。
【請求項18】
前記イオン性液体は、温度が50℃またはそれより低いときに液体である、請求項14に記載の方法。
【請求項19】
前記イオン性液体は、温度が25℃またはそれより低いときに液体である、請求項14に記載の方法。
【請求項20】
前記イオン性液体は、温度が−30℃から150℃であるときに液体である、請求項14に記載の方法。
【請求項21】
前記カチオンおよび前記アニオンを組み合わせる工程は、メタセシス反応によってなされる、請求項15に記載の方法。
【請求項22】
前記カチオン前駆体および前記アニオン前駆体を組み合わせる工程は、酸塩基中和反応によってなされる、請求項15に記載の方法。
【請求項23】
本明細書に記載のイオン性液体。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2012−255022(P2012−255022A)
【公開日】平成24年12月27日(2012.12.27)
【国際特許分類】
【外国語出願】
【出願番号】特願2012−186605(P2012−186605)
【出願日】平成24年8月27日(2012.8.27)
【分割の表示】特願2008−534766(P2008−534766)の分割
【原出願日】平成18年10月10日(2006.10.10)
【出願人】(507394569)ザ ユニバーシティ オブ アラバマ (3)
【Fターム(参考)】