説明

多機能携帯トイレ

【課題】携帯椅子にトイレ機能を具備させ、多用性を付加させた携帯トイレを提供する。
【解決手段】携帯椅子(A)の保持部(A−1)支持部(A−2)に架設する座面本体(1)の開口部(1−1)に補強具(2)を具備させ、固定具(3)を複数備え、緩衝材(4)を有し、ガイド(5)も複数有して伸縮材(6)を保持し、リング(7)はヒモ(8)を有し止め具(9)に保持、引き具(9−1)を系着し、携帯椅子(A)に保持された収納袋(B)にはトイレ備品が収納されている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
従来の携帯椅子にトイレ機能を付加させ、多用性を具備させた携帯トイレを提供する。
【背景技術】
【0002】
携帯トイレとしては特開2004−337267は歩行携帯が困難で、特開2004−242975はトイレのみ機能で特開2002−233474は後処理が使用毎に必要で、簡易トイレとしては特開2004−275196は使い捨ての為、災害時は廃棄物の堆積が懸念され、特開2002−200006は組み替えが必要で、特開2003−52576は後処理が難解で特開平8−218207は汚物処理が容器の為に携帯が困難である。
【発明の開示】
【0003】
上述の欠点を解決する為に、折りたたみ携帯椅子の利便性を生かして、緊急時はトイレとして、屋内、屋外での使用の機能を具備させ、繰り返しの使用を可能とし廃棄物の減少と使用後の処理の容易性を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0004】
請求項1の携帯椅子(A)の保持具(A−1)支持具(A−2)の座面本体(1)の開口部(1−1)に補強具(2)を具備させ、押さえ具(3)を複数を備え、緩衝材(4)を有し、ガイド(5)も複数を有し伸縮材(6)を保持してリング(7)を支持してヒモ(8)を有し、ヒモ(8)は止め具(9)に系着させ,収納袋(B)を備え、座面本体(1)の開口部(1−1)に系着する汚物袋(C)には吸水剤(C−1)を備えさせた事を特徴とした多機能トイレ。
【発明の効果】
【0005】
現在、市販及び公開されている携帯トイレは使用毎の使い捨てを主眼とされており、災害時等に避難者が使用した廃棄物が堆積し行政は後処理に困難をきたし、中越地震に於いては備蓄中の使い捨てトイレは配布されず、中部地区は登山者に携帯トイレを無料にて配布されています。本発明は繰り返しの使用を重視し、使用後の後処理も容易な機能を具備させている。
▲1▼繰り返しの使用が可能に為に、廃棄物が減少する
▲2▼登山、野外レク時は使用済みの持ち帰りが可能である。
▲3▼屋外作業時の使用は外部から視認されず、婦女は安心して使用される。
▲4▼自動車の車内でも、走行中に同乗者は使用が可能である。
▲5▼催事場などの長時間の待機時は、本来の携帯椅子やトイレとしても使用される。
▲6▼車椅子の使用者は障害者トイレの有無に外出が制限されていた不安が解消される。
【発明を実施するための最良の形態】
【006】
【請求項1】
携帯椅子(A)の保持具(A−1)支持具(A−2)の座面本体(1)は開口部(1−1)を有し、開口部(1−1)の補強具(2)を具備させ、本体(1)の上面に複数の押さえ具(3)を備え、緩衝材(4)を具備させ、本体(1)の下面にガイド(5)に保持された複数の伸縮材(6)はリング(7)を有し、ヒモ(8)は複数の止め具(9)し、引き具(9−1)を系着させ、携帯椅子(A)の背面の収納袋(B)はトイレの用品を収納する。
【実施例A】
【007】
本発明の提出図面にて説明をする。
【図−1】
携帯椅子(A)の座面の本体(1)の開口部(1−1)に、補強具(2)を具備させ、本体(1)の上面に複数のゴム板状伸縮性の押さえ具(3)を備え、使用者の下半身を保護する緩衝材(4)を具備させ、本体(1)の下面にガイド(5)に保持された複数のゴムヒモ製の伸縮材(6)はリング(7)を有し、リング(7)に支持されたヒモ(8)は複数の止め具(9)に保持され、引き具(9−1)を系着しており、携帯椅子(A)の背面の収納袋(B)にはトイレの必要品が収納されている。
【図−2】
座面の本体(1)の開口部(1−1)上面の補強具(2)は兆番(2−1)に本体(1)に固着され兆番(2−2)にて回動可能で押さえ具(3)は開口部(1−1)の後端(3−2)にも備え、緩衝材(4)は先端を固定し本体(1)の下面のガイド(5)は後端(5−1)に、伸縮材(6)を有してリング(7)を具備させ、ヒモ(8)を支持し止め具(9)に保持され、引き具(9−1)を系着し、携帯椅子(A)に固着され(A−2)には系着される。
【図−3】
座面の本体(1)の開口部(1−1)下面のガイド(5)(5−1)(5−2)(5−3)の伸縮材(6)(60)と複数を具備し各々リング(7)(7−1)(7−2)(70)(70−1)(70−2)を有しヒモ(8)(80)を、貫通させ止め具(9)(90)を介して引き具(9−1)(90−1)を系着している。
【図−4】

【図−5】

【図−6】
は作動詳細のため、使用方法の実施例にて説明する。
【図−7】
は座面の本体(1)の開口部(1−1)の椅子として使用する際の補強でありトイレとする場合補強具(2)は先端部(D)上昇させると兆番(2−2)が作用し中間部(D−1)は兆番(2−1)が作用し山形(D−2)となり、(2−3)は固定部である。
【図−8】
は実施図であり収納袋(B)に収納された汚物袋(C)吸水材(C−1)と使用者が着用するポンチョ(E)は使用中の周囲との遮断をする。
【実施例B】
【008】
本発明の使用方法の実施例を説明する。
【図1】
携帯椅子(A)を通常の椅子と使用する際は、緩衝材(4)を座面の本体(1)に敷いて使用し、
【図8】
トイレに使用するには準備として、緩衝材(4)を座面の本体(1)より引き上げれば携帯椅子(A)の前先端(A−1)固定される為に下部に垂れ、
【図7】
補強具(2)を(D)の位置に持ち上げると兆番(2−2)が追従し(D−1)にて兆番(2−1)が追従して(D−2)状態となり、
【図2】
収納袋(B)の汚物袋(C)を座面の本体(1)の開口部(2−1)の内側に引き上げて、上縁を座面の本体(1)の固定具(3)(3−1)(3−2)(3−3)に挟め込み、固定具(3)はゴム板状のため把握が安定し汚物袋(C)の底部に吸収剤(C−1)を投入し、収納袋(C)内のポンチョ(E)を着用して使用し、トイレ使用後は座面の本体(1)の開口部(1−1)の下部に位置する引き具(9−1)を引けば(図−4)ヒモ(8)は止め具(9)を介して、ヒモ(8)に関連した、リング(7)(7−1)(7−2)の伸縮材(6)が作動し、ガイド(5)(5−1)(5−2)(5−3)の位置で伸縮材(6)は作用し汚物袋(C)の開口を狭め、図面上部に引かれ、
【図−5】
は引き具(90)を外側に引けばヒモ(80)は止め具(90)を介して、ヒモ(80)に関連したリング(70)(70−1)(70−2)は移動し汚物袋(C)の開口を狭め
【図−4】
と関連し汚物袋(C)は最小に絞られ、
【図−6】
臭気等は飛散せずそのまま汚物袋(C)下部に引き抜き袋口を密閉、可燃ゴミとして処分可能であり、再度の使用時はヒモ(8)(80)の止め具(9)(90)の解除をすれば伸縮材(6)(60)のゴムの反動にてリング(7)(7−1)(7−2),(70)(70−1)(70−2)をガイド(5)(5−1)(5−2)(5−3)まで引き戻し、汚物袋(C)は重力で汚物袋(C)は座面の本体(1)の開口部(1−1)の内側迄に開き、
【図−3】
汚物袋(C)口は開口し繰り返しの使用は可能である。
【図面の簡単な説明】
【0009】

【特許請求の範囲】
【請求項1】
携帯椅子(A)の保持具(A−1)支持具(A−2)に具備させた座面の本体(1)は開口部(1−1)を有し、補強具(2)を具備させ、押さえ具(3)を備え、緩衝材(4)を有し、ガイド(5)に伸縮材(6)を、リング(7)にはヒモ(8)を関連させて止め具(9)に,止め具(9)は引き具(9−1)を系着させ、収納袋(B)備え、座面の本体(1)の開口部(1−1)に系着する汚物袋(C)には吸水剤(C−1)を備えさせた事を特徴とした多機能携帯トイレ。

【図1】 本発明の側面断面図
【図2】 座面の本体断面図
【図3】 座面の本体下面詳細図
【図4】 汚物袋の閉作動詳細(上方向)
【図5】 汚物袋の閉作動詳細(下方向)
【図6】 汚物袋の開閉作動の詳細図
【図7】 補強具の作動実態図
【図8】 本発明の使用時の外観図
【符号の説明】
【0010】
A=携帯椅子 B=収納袋 C=汚物袋 C−1=吸水剤 D=補強具の作動詳細位置(D−1)(D−2) E=ポンチョ
座面の本体=(1) 開口部=(1−1) 補強具=(2) 兆番=(2−1)(2−2) 押さえ具=(3)(3−1)(3−2)(3−3) 緩衝材=(4) ガイド=(5)(5−1)(5−2)(5−3) 伸縮材=(6)(60) リング=(7)(7−1)(7−2)(70)(70−1)(70−2) ヒモ=(8)(80) 止め具=(9)(90) 引き具=(9−1)(90−1)
【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2007−151564(P2007−151564A)
【公開日】平成19年6月21日(2007.6.21)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−262909(P2005−262909)
【出願日】平成17年8月15日(2005.8.15)
【出願人】(390027122)
【Fターム(参考)】