多用途ハンカチ
【課題】箸等の小さな種々の物品や、弁当箱等の大きな物品の包装保持、携帯可能とし、多用途に使用可能な四角い形状の布、もしくは布状の物を提供すること。
【解決手段】四角い形状の布、もしくは布状の物1であって、ハンカチ等としての払拭機能と、箸等身の回りの小物等の種々の物品や、弁当箱等の包装保持、携帯、ペットボトル等の包囲保持、携帯を可能とするために、一角部に任意の本数と任意の長さによる糸を紐6として、2の部分に縫い付け前記四角い形状の布、もしくは布状の物とは反対の方向の紐6の先端部近傍に、止着手段(例えばビーズ等)7を設けていることを特徴とする。
【解決手段】四角い形状の布、もしくは布状の物1であって、ハンカチ等としての払拭機能と、箸等身の回りの小物等の種々の物品や、弁当箱等の包装保持、携帯、ペットボトル等の包囲保持、携帯を可能とするために、一角部に任意の本数と任意の長さによる糸を紐6として、2の部分に縫い付け前記四角い形状の布、もしくは布状の物とは反対の方向の紐6の先端部近傍に、止着手段(例えばビーズ等)7を設けていることを特徴とする。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、箸等種々の物品を、包装、携帯保持する用途と、本来のハンカチとしての払拭の用途とを有する多用途ハンカチに関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、ハンカチ等は、手や顔を払拭するために使用され、又、弁当箱の包装等の使用についてもよく知られており、各種の包装形態が提案されている。(例えば、特許文献1参照)
【0003】
以下、従来の多用途ハンカチについて、図17、図18を用いて説明する。
図17は従来の多用途ハンカチを表す図であり、図18は従来の多用途ハンカチで弁当箱等を包装した場合を表す図である。
【0004】
図17において、ハンカチ本体51からの一角のコーナー部に紐体52が取り付けられ、その紐体52の先端部に止着手段(例えば面ファスナー)53が設けられ、且つ該止着手段と相互に止着可能な止着手段54が、紐体52の根本部に取り付けられ、またハンカチ本体51の他の一角に止着手段55がそれぞれ設けられている。
【0005】
このように構成された従来の多用途ハンカチにおいて、まずハンカチとして使用する場合には、そのままの状態で使用し、次に、弁当箱を包装する場合には、図18に示すようにハンカチ本体51を弁当箱の周囲に巻装することによって包装できる。このとき、紐体52は引っ張られて、その先端部の止着手段53が、紐体52の根元部の止着手段54に56の部分で止着され、それによってハンカチ本体51の剥離が防止される。
【0006】
この場合において、紐体52の中間部にはゴム紐が介装されているため、引張力によって紐体52は適度に伸び、従って弁当箱が幅広である場合にもゴムの伸縮力によって弁当箱の周囲に紐体52を巻装して相互に止着することができるのである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【特許文献1】実開平5−29962号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
しかしながら、従来のハンカチ等では、小さい物品を包装しようとする場合、紐の長さが余ってしまい、包装した場合の止着ができない場合や、止着しても、紐がだぶって止着部分が不用意に剥離する恐れがあるという課題を有していた。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記記載の課題を解決するために、本発明は、四角い形状をした布、もしくは布状の物(例えば、タオル地、レース地、オーガンジー、合成皮革等)の一角部に、任意の本数と任意の長さからなる糸を設け、それを紐とし、その紐の前記四角い形状の布、もしくは布状の物とは反対方向の先端部近傍に、止着手段(例えばビーズ等)を設けたことを特徴とする。
【0010】
また、大きな物品を包装する場合に、例えば短い紐であっても包装可能とするために、前記四角い形状の布、もしくは布状の物の、紐縫い付け部とは反対方向の箇所に、紐縫い付け部に近い箇所と、前記紐縫い付け部に近い箇所より、前記四角い形状の布、もしくは布状の物の中央部寄りの二箇所との間に、任意の間隔を置き、任意の本数からなる糸を紐とし、その紐を一定の幅を持たせて縫い付け前記四角い形状の布、もしくは布状の物の第一系止部と、第二系止部を設けたことを第二の特徴とする。
【発明の効果】
【0011】
以上のように、本発明の多用途ハンカチによれば、四角い形状の布、もしくは布状の物の一角部に、任意の本数と任意の長さによる糸を紐とし、止着手段(例えばビーズ等)をその紐をくぐらせて止着させることにより、箸やスプーン、フォーク等の物品や、ティッシュ等身の回りの小物等も、包装保持、携帯することを容易に可能とする効果がある。
【0012】
また、本発明の多用途ハンカチの第二の特徴によれば、前記四角い形状の布、もしくは布状の物の、紐縫い付け部とは反対方向の箇所に、紐縫い付け部に近い箇所と、前記紐縫い付け部に近い箇所より、前記四角い形状の布、もしくは布状の物の中央部寄りの二箇所との間に、任意の間隔を置き、任意の本数からなる糸を紐とし、その紐を一定の幅を持たせて縫い付け、前記四角い形状の布、もしくは布状の物の第一系止部と第二系止部を設けることにより、包装する物品の大きさに合わせて、それぞれ二箇所の第一系止部と第二系止部に、止着手段(例えばビーズ等)をくぐらせ止着させることにより、短い紐の場合でも、弁当箱等の大きな物品を、包装保持、携帯可能とするものである。
【0013】
また、前記四角い形状の布、もしくは布状の物の第一系止部と、第二系止部に、止着手段(例えばビーズ等)をくぐらせた時、紐が長すぎて余った場合も、余った紐に止着手段(例えばビーズ等)を更にくぐらせ、紐に巻き付けるようにからめて止着すれば、不用意に剥離することはない。
【0014】
更に、四角い形状の布、もしくは布状の物に限らずとも、円形状の布、もしくは布状の物であっても、箸等の包装保持、携帯は可能であり、持参する場所や、装いに合わせて使い分ければ、楽しく活用できるものである。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】本発明の多用途ハンカチの構成を表す概略の斜視図
【図2】本発明の実施の形態における箸等の包装を表す概略の斜視図
【図3】本発明の実施の形態における弁当箱等の包装を表す概略の斜視図
【図4】本発明の実施の形態におけるペットボトル等の包囲保持を表す概略の側面図
【図5】本発明の実施の形態における膝掛け等を表す概略の斜視図
【図6】本発明の実施の形態における胸元の汚れを防ぐエプロン等を表す概略の正面図
【図7】本発明の実施の形態における払拭目的の、タオル、ハンカチ等を表す概略の斜視図
【図8】図2に示した本実施例における箸等を包装する際の使用方法の手順1を示した図
【図9】図2に示した本実施例における箸等を包装する際の使用方法の手順2を示した図
【図10】図2に示した本実施例における箸等を包装する際の使用方法の手順3を示した図
【図11】図2に示した本実施例における箸等を包装する際の使用方法の手順4を示した図
【図12】図2に示した本実施例における箸等を包装する際の手順5を示した図
【図13】本発明の実施例における多用途ハンカチの表面の構成を表す概略の平面図
【図14】本発明の実施例における多用途ハンカチの裏面の構成を表す概略の平面図
【図15】本発明の実施例における多用途ハンカチの大きい弁当箱等の包装を表す概略の斜視図
【図16】本発明の実施例における多用途ハンカチの小さい弁当箱の包装を表す概略の斜視図
【図17】従来例における多用途ハンカチを表す図
【図18】従来例における多用途ハンカチで弁当箱を包装した場合を表す図
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態に係る多用途ハンカチ(以下ハンカチという)について説明する。
尚、各図において、同一部分には同一符号を付している。
【0017】
図1において、ハンカチ1の一方の角に、任意の本数と任意の長さの糸を紐6とし、2のように縫い付けて止め、紐6の先端部近傍に、止着手段(例えばビーズ等)7を設けてある。
【0018】
以上のような構成による、本発明の多用途ハンカチ1を用いて、箸等を包装する際の使用方法の手順を、図8から図12を参照に説明する。図8においては、ハンカチ1の紐6の縫い付け部2と反対方向の、ハンカチの第三のコーナー部5を下方に置き、ハンカチの第一のコーナー部3と、ハンカチの第二のコーナー部4の中央に来るように、箸9を置く。
【0019】
そして、ハンカチの第一のコーナー部3を、箸の上に来るように折り畳む。次に図9は、ハンカチの第二のコーナー部4を、ハンカチの第一のコーナー部3の上に折り畳み、図10では、更にハンカチの第三のコーナー部5を、ハンカチの第二のコーナー部4の上に折り畳み、図11では、箸9の内装された部分を、上方の紐縫い付け部2の方向に、折り畳んでいく。図12では、折り畳んだ状態のハンカチ1に、紐6を巻き付け、止着手段(例えばビーズ等)7を、巻き付けた状態の紐6の間をくぐらせて止着させ、図2のような状態にして箸の包装保持、携帯を可能とさせるものである。
【0020】
図3の弁当箱等を包装する場合も、図8から図12と同様の手順に従い包装することにより、包装保持、携帯可能となるものである。
【0021】
図4のペットボトル等の包装においては、ハンカチ1のハンカチの第一のコーナー部3と、ハンカチの第二のコーナー部4を、ペットボトル8の高さに合わせて内側に折り畳み、折り畳んだ状態のハンカチ1の中央部に、ペットボトル8を置き、ハンカチの第三のコーナー部5を、紐縫い付け部2の方向に向かって巻き付けるように包み、紐6をその上に巻き付け、止着手段(例えばビーズ等)7を、紐6にくぐらせ止着する。
【0022】
図5の膝掛けとしての利用は、食事中の洋服等の汚れ防止のためであり、紐6を座った状態の腰のあたりに、ハンカチ1の裏面が上側になるように(場合によっては表面でも良いが)膝の上に掛ければ、止着手段(例えばビーズ等)7がおもりの役割りをして、装着感が良く、不用意にはがれ落ちにくい。また、箸やスプーン、フォーク等を持参して使用中の間にも、ハンカチ1をテーブル等の上に折り畳んで置く等の必要もないので、邪魔になることもなく好都合である。
【0023】
図6のエプロンとしての使用は、ハンカチ1の紐6と6の先端近傍の止着手段(例えばビーズ等)7とを、胸元にはさみ込み紐縫い付け部2の部分まで折り込んで使用することで、止着手段(例えばビーズ等)7がおもりの役割りをし、胸元にも沿って装着感が良く、胸元の汚れ防止としての使用に好都合である。特に小さい子供の場合には必要なものである。
【0024】
図7は、本来のハンカチとしての使用の場合に携帯するに際しての、折り畳んだ状態を示す。紐縫い付け部2から紐6と止着手段(例えばビーズ等)7を、畳んだハンカチ1の間に入れ込んで携帯、または使用すれば、紐6が不用意にからんだりすることなく使用できる。むろん、広げて使用しても十分活用でき得るものである。
【実施例】
【0025】
以下、図面を参照して本発明の実施例に係る多用途ハンカチについて説明する。
図13は本発明の実施例における多用途ハンカチの表面の構成を表す概略の平面図である。
【0026】
図13は、例えば紐6が短い場合においても、大きな弁当箱等を包装可能とするための、本発明の多用途ハンカチである。このハンカチ1には、任意の本数の糸を紐とし、一定の幅を持たせて縫い付けたハンカチの第一系止部10と、ハンカチの第二系止部11が紐縫い付け部2の反対方向の箇所に、それぞれの間隔を持たせて二箇所設けてある。
【0027】
まず一箇所は、紐縫い付け部2に近い箇所にハンカチの第一の系止部10を設け、二箇所目は、ハンカチ1の中央部近くにハンカチの第二の系止部11を設けたものであり、そのハンカチ1の表面を示すものである。
【0028】
図14は、前記ハンカチ1の裏面の図であり、ハンカチの第一の系止部10とハンカチの第二の系止部11を、任意の本数の糸を紐として縫い付け、その紐を結び付けて止めてあるものである。
【0029】
図15は、大きな箱や弁当箱等を包装したものであり、そのような場合においては、ハンカチの中央部近くに設けたハンカチの第二の系止部11に、止着手段(例えばビーズ等)7をくぐらせれば、紐6が短くとも包装が可能となるものである。
【0030】
この時紐6が長すぎて余ったとしても、止着手段(例えばビーズ等)7を紐6の間を一回以上くぐらせて、紐6に余った紐6をからめれば止着できるものである。
【0031】
図16は、小さな箱や弁当箱等を包装したものであり、その場合においては、紐縫い付け部の近くに設けたハンカチの第一の系止部10に、紐6の止着手段(例えばビーズ等)7をくぐらせて止着するものである。
【符号の説明】
【0032】
1 多用途ハンカチ本体
2 紐縫い付け部
3 多用途ハンカチの第一のコーナー部
4 多用途ハンカチの第二のコーナー部
5 多用途ハンカチの第三のコーナー部
6 紐
7 止着手段(例えばビーズ等)
8 ペットボトル
9 箸
10 多用途ハンカチの第一系止部
11 多用途ハンカチの第二系止部
51 従来の多用途ハンカチ本体
52 従来の多用途ハンカチの紐体
53 従来の多用途ハンカチの先端部の止着手段(例えば面ファスナー)
54 従来の多用途ハンカチの紐体の根本部の止着手段(例えば面ファスナー)
55 従来の多用途ハンカチ本体の他の一角の止着手段(例えば面ファスナー)
56 従来の多用途ハンカチの止着手段(例えば面ファスナー)
【技術分野】
【0001】
本発明は、箸等種々の物品を、包装、携帯保持する用途と、本来のハンカチとしての払拭の用途とを有する多用途ハンカチに関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、ハンカチ等は、手や顔を払拭するために使用され、又、弁当箱の包装等の使用についてもよく知られており、各種の包装形態が提案されている。(例えば、特許文献1参照)
【0003】
以下、従来の多用途ハンカチについて、図17、図18を用いて説明する。
図17は従来の多用途ハンカチを表す図であり、図18は従来の多用途ハンカチで弁当箱等を包装した場合を表す図である。
【0004】
図17において、ハンカチ本体51からの一角のコーナー部に紐体52が取り付けられ、その紐体52の先端部に止着手段(例えば面ファスナー)53が設けられ、且つ該止着手段と相互に止着可能な止着手段54が、紐体52の根本部に取り付けられ、またハンカチ本体51の他の一角に止着手段55がそれぞれ設けられている。
【0005】
このように構成された従来の多用途ハンカチにおいて、まずハンカチとして使用する場合には、そのままの状態で使用し、次に、弁当箱を包装する場合には、図18に示すようにハンカチ本体51を弁当箱の周囲に巻装することによって包装できる。このとき、紐体52は引っ張られて、その先端部の止着手段53が、紐体52の根元部の止着手段54に56の部分で止着され、それによってハンカチ本体51の剥離が防止される。
【0006】
この場合において、紐体52の中間部にはゴム紐が介装されているため、引張力によって紐体52は適度に伸び、従って弁当箱が幅広である場合にもゴムの伸縮力によって弁当箱の周囲に紐体52を巻装して相互に止着することができるのである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【特許文献1】実開平5−29962号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
しかしながら、従来のハンカチ等では、小さい物品を包装しようとする場合、紐の長さが余ってしまい、包装した場合の止着ができない場合や、止着しても、紐がだぶって止着部分が不用意に剥離する恐れがあるという課題を有していた。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記記載の課題を解決するために、本発明は、四角い形状をした布、もしくは布状の物(例えば、タオル地、レース地、オーガンジー、合成皮革等)の一角部に、任意の本数と任意の長さからなる糸を設け、それを紐とし、その紐の前記四角い形状の布、もしくは布状の物とは反対方向の先端部近傍に、止着手段(例えばビーズ等)を設けたことを特徴とする。
【0010】
また、大きな物品を包装する場合に、例えば短い紐であっても包装可能とするために、前記四角い形状の布、もしくは布状の物の、紐縫い付け部とは反対方向の箇所に、紐縫い付け部に近い箇所と、前記紐縫い付け部に近い箇所より、前記四角い形状の布、もしくは布状の物の中央部寄りの二箇所との間に、任意の間隔を置き、任意の本数からなる糸を紐とし、その紐を一定の幅を持たせて縫い付け前記四角い形状の布、もしくは布状の物の第一系止部と、第二系止部を設けたことを第二の特徴とする。
【発明の効果】
【0011】
以上のように、本発明の多用途ハンカチによれば、四角い形状の布、もしくは布状の物の一角部に、任意の本数と任意の長さによる糸を紐とし、止着手段(例えばビーズ等)をその紐をくぐらせて止着させることにより、箸やスプーン、フォーク等の物品や、ティッシュ等身の回りの小物等も、包装保持、携帯することを容易に可能とする効果がある。
【0012】
また、本発明の多用途ハンカチの第二の特徴によれば、前記四角い形状の布、もしくは布状の物の、紐縫い付け部とは反対方向の箇所に、紐縫い付け部に近い箇所と、前記紐縫い付け部に近い箇所より、前記四角い形状の布、もしくは布状の物の中央部寄りの二箇所との間に、任意の間隔を置き、任意の本数からなる糸を紐とし、その紐を一定の幅を持たせて縫い付け、前記四角い形状の布、もしくは布状の物の第一系止部と第二系止部を設けることにより、包装する物品の大きさに合わせて、それぞれ二箇所の第一系止部と第二系止部に、止着手段(例えばビーズ等)をくぐらせ止着させることにより、短い紐の場合でも、弁当箱等の大きな物品を、包装保持、携帯可能とするものである。
【0013】
また、前記四角い形状の布、もしくは布状の物の第一系止部と、第二系止部に、止着手段(例えばビーズ等)をくぐらせた時、紐が長すぎて余った場合も、余った紐に止着手段(例えばビーズ等)を更にくぐらせ、紐に巻き付けるようにからめて止着すれば、不用意に剥離することはない。
【0014】
更に、四角い形状の布、もしくは布状の物に限らずとも、円形状の布、もしくは布状の物であっても、箸等の包装保持、携帯は可能であり、持参する場所や、装いに合わせて使い分ければ、楽しく活用できるものである。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】本発明の多用途ハンカチの構成を表す概略の斜視図
【図2】本発明の実施の形態における箸等の包装を表す概略の斜視図
【図3】本発明の実施の形態における弁当箱等の包装を表す概略の斜視図
【図4】本発明の実施の形態におけるペットボトル等の包囲保持を表す概略の側面図
【図5】本発明の実施の形態における膝掛け等を表す概略の斜視図
【図6】本発明の実施の形態における胸元の汚れを防ぐエプロン等を表す概略の正面図
【図7】本発明の実施の形態における払拭目的の、タオル、ハンカチ等を表す概略の斜視図
【図8】図2に示した本実施例における箸等を包装する際の使用方法の手順1を示した図
【図9】図2に示した本実施例における箸等を包装する際の使用方法の手順2を示した図
【図10】図2に示した本実施例における箸等を包装する際の使用方法の手順3を示した図
【図11】図2に示した本実施例における箸等を包装する際の使用方法の手順4を示した図
【図12】図2に示した本実施例における箸等を包装する際の手順5を示した図
【図13】本発明の実施例における多用途ハンカチの表面の構成を表す概略の平面図
【図14】本発明の実施例における多用途ハンカチの裏面の構成を表す概略の平面図
【図15】本発明の実施例における多用途ハンカチの大きい弁当箱等の包装を表す概略の斜視図
【図16】本発明の実施例における多用途ハンカチの小さい弁当箱の包装を表す概略の斜視図
【図17】従来例における多用途ハンカチを表す図
【図18】従来例における多用途ハンカチで弁当箱を包装した場合を表す図
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態に係る多用途ハンカチ(以下ハンカチという)について説明する。
尚、各図において、同一部分には同一符号を付している。
【0017】
図1において、ハンカチ1の一方の角に、任意の本数と任意の長さの糸を紐6とし、2のように縫い付けて止め、紐6の先端部近傍に、止着手段(例えばビーズ等)7を設けてある。
【0018】
以上のような構成による、本発明の多用途ハンカチ1を用いて、箸等を包装する際の使用方法の手順を、図8から図12を参照に説明する。図8においては、ハンカチ1の紐6の縫い付け部2と反対方向の、ハンカチの第三のコーナー部5を下方に置き、ハンカチの第一のコーナー部3と、ハンカチの第二のコーナー部4の中央に来るように、箸9を置く。
【0019】
そして、ハンカチの第一のコーナー部3を、箸の上に来るように折り畳む。次に図9は、ハンカチの第二のコーナー部4を、ハンカチの第一のコーナー部3の上に折り畳み、図10では、更にハンカチの第三のコーナー部5を、ハンカチの第二のコーナー部4の上に折り畳み、図11では、箸9の内装された部分を、上方の紐縫い付け部2の方向に、折り畳んでいく。図12では、折り畳んだ状態のハンカチ1に、紐6を巻き付け、止着手段(例えばビーズ等)7を、巻き付けた状態の紐6の間をくぐらせて止着させ、図2のような状態にして箸の包装保持、携帯を可能とさせるものである。
【0020】
図3の弁当箱等を包装する場合も、図8から図12と同様の手順に従い包装することにより、包装保持、携帯可能となるものである。
【0021】
図4のペットボトル等の包装においては、ハンカチ1のハンカチの第一のコーナー部3と、ハンカチの第二のコーナー部4を、ペットボトル8の高さに合わせて内側に折り畳み、折り畳んだ状態のハンカチ1の中央部に、ペットボトル8を置き、ハンカチの第三のコーナー部5を、紐縫い付け部2の方向に向かって巻き付けるように包み、紐6をその上に巻き付け、止着手段(例えばビーズ等)7を、紐6にくぐらせ止着する。
【0022】
図5の膝掛けとしての利用は、食事中の洋服等の汚れ防止のためであり、紐6を座った状態の腰のあたりに、ハンカチ1の裏面が上側になるように(場合によっては表面でも良いが)膝の上に掛ければ、止着手段(例えばビーズ等)7がおもりの役割りをして、装着感が良く、不用意にはがれ落ちにくい。また、箸やスプーン、フォーク等を持参して使用中の間にも、ハンカチ1をテーブル等の上に折り畳んで置く等の必要もないので、邪魔になることもなく好都合である。
【0023】
図6のエプロンとしての使用は、ハンカチ1の紐6と6の先端近傍の止着手段(例えばビーズ等)7とを、胸元にはさみ込み紐縫い付け部2の部分まで折り込んで使用することで、止着手段(例えばビーズ等)7がおもりの役割りをし、胸元にも沿って装着感が良く、胸元の汚れ防止としての使用に好都合である。特に小さい子供の場合には必要なものである。
【0024】
図7は、本来のハンカチとしての使用の場合に携帯するに際しての、折り畳んだ状態を示す。紐縫い付け部2から紐6と止着手段(例えばビーズ等)7を、畳んだハンカチ1の間に入れ込んで携帯、または使用すれば、紐6が不用意にからんだりすることなく使用できる。むろん、広げて使用しても十分活用でき得るものである。
【実施例】
【0025】
以下、図面を参照して本発明の実施例に係る多用途ハンカチについて説明する。
図13は本発明の実施例における多用途ハンカチの表面の構成を表す概略の平面図である。
【0026】
図13は、例えば紐6が短い場合においても、大きな弁当箱等を包装可能とするための、本発明の多用途ハンカチである。このハンカチ1には、任意の本数の糸を紐とし、一定の幅を持たせて縫い付けたハンカチの第一系止部10と、ハンカチの第二系止部11が紐縫い付け部2の反対方向の箇所に、それぞれの間隔を持たせて二箇所設けてある。
【0027】
まず一箇所は、紐縫い付け部2に近い箇所にハンカチの第一の系止部10を設け、二箇所目は、ハンカチ1の中央部近くにハンカチの第二の系止部11を設けたものであり、そのハンカチ1の表面を示すものである。
【0028】
図14は、前記ハンカチ1の裏面の図であり、ハンカチの第一の系止部10とハンカチの第二の系止部11を、任意の本数の糸を紐として縫い付け、その紐を結び付けて止めてあるものである。
【0029】
図15は、大きな箱や弁当箱等を包装したものであり、そのような場合においては、ハンカチの中央部近くに設けたハンカチの第二の系止部11に、止着手段(例えばビーズ等)7をくぐらせれば、紐6が短くとも包装が可能となるものである。
【0030】
この時紐6が長すぎて余ったとしても、止着手段(例えばビーズ等)7を紐6の間を一回以上くぐらせて、紐6に余った紐6をからめれば止着できるものである。
【0031】
図16は、小さな箱や弁当箱等を包装したものであり、その場合においては、紐縫い付け部の近くに設けたハンカチの第一の系止部10に、紐6の止着手段(例えばビーズ等)7をくぐらせて止着するものである。
【符号の説明】
【0032】
1 多用途ハンカチ本体
2 紐縫い付け部
3 多用途ハンカチの第一のコーナー部
4 多用途ハンカチの第二のコーナー部
5 多用途ハンカチの第三のコーナー部
6 紐
7 止着手段(例えばビーズ等)
8 ペットボトル
9 箸
10 多用途ハンカチの第一系止部
11 多用途ハンカチの第二系止部
51 従来の多用途ハンカチ本体
52 従来の多用途ハンカチの紐体
53 従来の多用途ハンカチの先端部の止着手段(例えば面ファスナー)
54 従来の多用途ハンカチの紐体の根本部の止着手段(例えば面ファスナー)
55 従来の多用途ハンカチ本体の他の一角の止着手段(例えば面ファスナー)
56 従来の多用途ハンカチの止着手段(例えば面ファスナー)
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ハンカチ等の、四角い形状をした布、もしくは布状の物(例えば、タオル地、レース地、オーガンジー、合成皮革等)の一角部に、任意の本数と任意の長さからなる糸を設け、それを紐とし、その紐の前記四角い形状をした布、もしくは布状の物とは反対方向の先端部近傍に、止着手段(例えばビーズ等)を設けたことを特徴とする多用途ハンカチ。
【請求項2】
前記四角い形状の布、もしくは布状の物の紐縫い付け部に近い箇所と、前記紐縫い付け部に近い箇所より、前記四角い形状の布、もしくは布状の物の中央部よりの二箇所との間に、任意の間隔を置き、任意の本数からなる糸を紐とし、一定の幅を持たせて縫い付け前記四角い形状の布、もしくは布状の物の第一系止部と、前記四角い形状の布、もしくは布状の物の第二系止部を設けたことを特徴とする請求項1に記載の多用途ハンカチ。
【請求項3】
円形または円形状の布、もしくは布状の物で、構成したことを特徴とする請求項1及び請求項2に記載の多用途ハンカチ。
【請求項1】
ハンカチ等の、四角い形状をした布、もしくは布状の物(例えば、タオル地、レース地、オーガンジー、合成皮革等)の一角部に、任意の本数と任意の長さからなる糸を設け、それを紐とし、その紐の前記四角い形状をした布、もしくは布状の物とは反対方向の先端部近傍に、止着手段(例えばビーズ等)を設けたことを特徴とする多用途ハンカチ。
【請求項2】
前記四角い形状の布、もしくは布状の物の紐縫い付け部に近い箇所と、前記紐縫い付け部に近い箇所より、前記四角い形状の布、もしくは布状の物の中央部よりの二箇所との間に、任意の間隔を置き、任意の本数からなる糸を紐とし、一定の幅を持たせて縫い付け前記四角い形状の布、もしくは布状の物の第一系止部と、前記四角い形状の布、もしくは布状の物の第二系止部を設けたことを特徴とする請求項1に記載の多用途ハンカチ。
【請求項3】
円形または円形状の布、もしくは布状の物で、構成したことを特徴とする請求項1及び請求項2に記載の多用途ハンカチ。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【公開番号】特開2010−248653(P2010−248653A)
【公開日】平成22年11月4日(2010.11.4)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−98201(P2009−98201)
【出願日】平成21年4月14日(2009.4.14)
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第3項適用申請有り 〔博覧会名〕 第47回徳島県発明工夫展 〔主催者名〕 社団法人発明協会 徳島県支部 〔開催日〕 平成20年10月16日から平成20年10月18日
【出願人】(508288375)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成22年11月4日(2010.11.4)
【国際特許分類】
【出願日】平成21年4月14日(2009.4.14)
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第3項適用申請有り 〔博覧会名〕 第47回徳島県発明工夫展 〔主催者名〕 社団法人発明協会 徳島県支部 〔開催日〕 平成20年10月16日から平成20年10月18日
【出願人】(508288375)
【Fターム(参考)】
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