説明

多目的回転台装置

【課題】 雲台を回転円板に複数取り付けて,該雲台のクイックシュー取付け台に又はクイックシューにメーッセージボード,照明,センサー等を取付け固定若しくは雲台二組を天台板で渡橋固定し,一体的な平面スペースを形成し,そこに実物商品や大型看板,画像デスプレー等を設置し,電源等を入れて実動作させながら,該天台板を水平若しくは任意な傾斜を持たせて円板をモータで回転駆動する多目的回転台装置。
【解決手段】 雲台のパンハンドルを回転板の外側に配置するように雲台軸を固定し,回転板を駆動するモータ回転軸にスリップリング軸を連結させ,回転体に情報信号や電力を供給できるようにし,衝撃荷重や過負荷軸荷重でモーター減速器やスリップリングが破損しないようにマグネットスリップクラッチ機構を回転機構に介在させて過負荷時のトルクを遮断し,さらに回転板の裏面に車輪を取り付けたゴム車輪等で載置する物品や看板の荷重を受けさせスムースに回転させることを目的とした多目的回転台装置。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は,カメラ等の固定に使われる雲台を複数個利用して円板上に配置固定し,当該円板を三脚に固定して利用するか,回転モーターで所定の速度で回転駆動させる装置として,複数個の雲台はそれぞれ個別に水平ないし傾斜できるようにしたものである。さらに,2組を天台板で渡橋連結し,一体台座とし傾斜角度を調整できる構造とした。雲台は通常カメラを取り付けて所定の傾斜角度で固定し利用するものであるが当該発明装置である多目的回転台は,雲台を複数円板に取付け360度視野で回転監視できる装置として利用できるものであるが,当該発明の主な目的はメッセージボードや看板,営業案内板,見本商品,デイスプレー装置,パソコン,電子装置,太陽電池パネル,各種電気機械,サーチライト等を設置し,電動モータ等で回転させ360度全方位視野で利用するものである。本回転台は回転しながら信号情報や電源を雲台取付け対象物又は天台板上に載置した上記対象物に供給若しくは対象物から受給できるスリップリング機構を内蔵している。
【背景技術】
【0002】
従来,この種に近い製品は床屋の回転看板や監視カメラ回転台等がある。床屋の回転看板は中身の色彩板を回転させる単純なものが大半であり監視カメラの回転は多くは往復式である。また店舗内での商品展示回転台は展示自動車を回転させる大がかりな装置若しくは電池等で回転動作する非常に小さいもので,交流電源を供給しながら展示物,看板等を適当な傾斜角をもって動作させながら回転できる装置は余り市場に見あたらない。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
解決しようとする問題点は,店舗や展示会場,ホテルや一般住宅等で使用に適す装置サイズでメッセージボード,看板,電子デスプレー,ミラーや太陽電池パネル等の電気機械装置を水平若しくは可変に任意傾斜で回転させ,かつ電源,情報信号等も受供給でき,インパクトのある広告効果や展示効果,裁置装置の性能を最大限に発揮させることができる装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明の請求項1に係わる回転装置はカメラ等の傾斜固定に使用する雲台を応用すべく,看板,見本品やメッセージボード,ディスプレー装置等を同一平面上に多数取付け,狭い面積でより高い宣伝効果が得られように,一枚の回転円板上に複数の該雲台を取付けその上に商品展示や看板等を取付け三脚等に固定して利用することからさらに発展して円板をモータで回転させる装置を考案した。回転装置とした場合360度視野でさらに雲台のパンハンドルの上下移動で傾斜を持たせることができる広角視野で使用できる。監視カメラなどの場合は赤外線照明装置とを併用して回転監視もできるものであるが,看板ボードやメニューボード,画像ディスプレー装置等を取付け,さらに別の雲台に取り付けた照明ライト等でショーアップし宣伝効果を高めたりすることもできるものである。
【0005】
請求項2の発明に係わる回転装置は,重量の重い展示品や機械装置,大型の看板等を傾斜支持させ回転させる場合,小さな雲台では保持固定できないので2組の雲台を天台板で渡橋連結し,両方の傾斜角調整固定レバーすなわちパンハンドルで軸固定をゆるめ水平から任意位置に傾斜させ固定し,円板を回転駆動させるものである。天台板は雲台に取り付けるクイックシューベースに直接ネジ固定若しくはクックシューにネジ固定し取り付けてもよい。クイックシュー固定の場合,シュー固定レバーで簡単に取り外すこともできる。大きな取付けスペースと強固な保持固定が確保できるので大型の各種装置や看板も安全容易に設置取り付けできる。
【0006】
請求項3の発明に係わる回転装置は,雲台に設置される回転物体に電源や情報信号等を受配給するためモーター駆動軸にスリップリング機構を取り付けて,該スリップリング軸の軸穴をジョイント円板上面に位置させて該軸穴部より外部に引き出される電源ハーネスないし情報信号ハーネスを完全に収納できかつ該電源及び情報信号等を雲台又は天台板に載置若しくは取り付けられる装置等へのコネクター,コンセント等を取り付けたケースを配置し,雲台又は天台板の傾斜操作の障害にならない位置,サイズ,形状としたことを特徴とする構造とした。すなわちケース形状は円筒状若しくは直方体とし,高さは雲台移動範囲を妨げない高さ範囲で直径又は幅はコネクターやACプラグを差し込んでも本体装置からはみ出さない寸法である。
【0007】
請求項4の発明に係わる回転装置であるが,雲台若しくは天台板上に大型重量物を固定若しくは設置して傾斜回転する場合,回転円板に大きな力が加わり,回転軸だけでは支持できない。そこで回転円板の下部空間にレール円板を固定配置し,その間にキャスターを配置し,荷重分散を図りながら車輪を回転させる。ゴムや樹脂素材の車輪で構成されるキャスターは少なくとも3ケ所以上の均等分割位置に配置し回転を静粛なめらか動作で駆動できる機構としキャスターは回転円板若しくはレール円板どちら側に取り付けてもよい。
【0008】
請求項5の発明に係わる回転装置は,回転円板にゴム車輪キャスター等を取り付けて回転させる場合,荷重や摩耗により車輪が縮み上下関係の寸法位置にゆがみを生じる。よって回転円板と伝達ジョイント円板をネジ等でしっかりと固定すると軸に大きな荷重が掛かりモータ減速器やスリップリング機構を破損する。また天台に角度傾斜を付けて回転する場合車輪が傾き軸に複合荷重が負荷され,この状態のときさらに人力や風等の外部荷重が負荷されると同様破損する。そこで図4のごとく,ジョイント円板中心部をスリップリング軸端部外周に設けられたネジで固定し,該ジョイント円板外縁付近に長めのガイドピンを下に向かって少なくとも対向位置に2ケ所以上設け,雲台回転円板のバカ穴に挿入勘合できる構造とする。このガイドピンとバカ穴部との勘合接触により回転が伝達されゴム車輪がゆがんでも摩耗してもある上下方向のゆがみ,寸法変化は所定範囲内であれば自動調整されスムースに回転できる多目的回転台装置である。
【0009】
請求項6の発明に係わる回転装置は,回転円板にゴム車輪キャスター等を取り付けて回転させる場合,雲台ないし天台上に設置する物品物体に外力が加わり大きな反力が回転円板に加わった場合回転軸に大きな力が集中し,スリップリング機構やモータ減速器を破損する。そこでそのような定格を越える様な外力が加えられた場合回転円板とジョイント円板はスリップする構造とした。すなわち図9のごとく回転板とジョイント円板の間にドライブ円板を挿入配置し,ドライブ円板にリング状マグネットを中心にないし放射状に数個の円板状マグネットを接着固定し,ジョイント円板に磁力密着させて回転させる。このドライブ円板の外周縁付近に均等分割した2ヶ所以上の位置に下に向かって長めのガイドピンを取付け回転板に設けたバカ穴に挿入し,回転させることができる。モータ所定のトルク以上の負荷が外部より軸に加わった場合,マグネットはその磁力吸着力を越えるのでスリップないし離反しモータ減速器やスリップリング機構を破損から保護することができる。
【0010】
請求項7の発明に係わる回転装置は,雲台に取り付ける装置や天台に乗せる積載物や傾斜角により本体装置では支持できなくなるので当該装置底部足金具に脚棒をネジ等で連結,均等割三方向にその脚を取り付けることができるようにした。さらに壁面やポール頂上等に本装置を設置する場合,該3本の足金具は専用取付け金具と締結ができるように構造配慮されている。
【0011】
請求項8の発明に係わる回転装置は,回転円板に取り付けられた雲台及び天台板には看板,展示商品,警報装置,監視カメラ,照明装置や電子デイスプレー装置や電気機械装置や太陽電池パネル,容器等を設置固定できるスペースを有し,天台板端部にはブラケットを垂直に取付け固定する横長溝が開口し差し込まれたブラケット金具をネジで固定できる構造としたことを特徴とした多目的回転台装置。
【発明の効果】
【0012】
請求項1の発明によれば,雲台を同一平面上で複数個固定配置し,モータで回転することにより数台の雲台から数十の雲台を同一回転台セットでき,該雲台に取り付けた展示商品やメッセージボード等を各々適当な角度を持たせながら回転できるのでスペース効率の高い展示ができ,アイキャッチ効果が高い展示台やメッセージデイスプレー台や看板台ベースとすることができる。
【0013】
請求項2の発明によれば,展示台や看板が大きい場合でも雲台を二つ天台板で結合すればスペースの大きい載置台ができ,さらに傾斜も可変であり天台板着脱もクイックシュー機構を使えば容易に行うことができる。
【0014】
請求項3の発明によれば,雲台回転装置の雲台回転円板を回転駆動するモーターに回転体に電力や情報信号を伝達するスリップリング機構を介在させたので,電源や情報信号等を回転円板上の雲台ないし天台板の看板や電気機械に配信ないし配電できる。よって回転している看板やパソコンデイスプレー,家電製品等を実際に動作運転させながら展示し,観衆にアッピールすることができる。また制御装置との組合せで監視カメラと赤外線照明ライト及びセンサーペアシステム等で360度視野の高い精度の侵入追尾監視装置として応用できる。また情報信号は受信発信双方可能なのでセンサーや太陽電池パネルの追尾だけでなく発電電流もスリップリング機構を通してバッテリー等へ送電できる。
【0015】
請求項4の発明によれば,回転円板に回転キャスターを取付け,さらにゴム車輪等の採用によりほとんど無音の回転装置とすることができ,さらに雲台や天台板に大きな荷重が負荷された場合や傾斜による偏重荷重でもある程度吸収し,スムースに回転することができる装置である。
【0016】
請求項5の発明によれば,ゴム車輪や樹脂車輪での弱みである摩耗や変形に対してもその高さを自動補正できるジョイント円板とガイドピン構造で可能としたので長期メンテナンスフリーの回転台を構成できる。
【0017】
請求項6の発明によれば,看板や重量の重い商品見本や装置を雲台若しくは天台板に取り付けた状態で強風や人為的外力が負荷された場合でも,マグネットクラッチが働き,吸着力以上の外力が加わった場合にはドライブ円板に接着固定されているのマグネットとジョイント円板がスリップないし離反し,モータやスリップリング機構の破損を防止できる。これにより非常に信頼性の高い装置が安心して長期使用が可能となった。
【0018】
請求項7の発明によれば,展示見本品や看板の大きさや傾斜角で回転台下部の足台では保持できない場合該足金具側面に脚棒をネジ等で付加延長できる機構としたので載置物や傾斜角に対応がとれる安定性を確保できる。さらに足金具は壁面等への取付けブラケットの固定部として使用できる構造となっている。
【0019】
請求項8の発明によれば,当該回転装置の雲台及び二つの雲台を平板で結合した可変傾斜天台板上には,専用ブラケット等を用いて看板,メッセージボード,画像デスプレー等のコミュニケイションツールから制御装置との併用で太陽電池や監視カメラ,防犯センサー等追尾感知システムまた家庭用食卓自動回転テーブルや生産用回転テーブル作業台など応用範囲は非常広い。
【発明を実施するための最良の形態】
【0020】
本発明装置は雲台16を2組回転円板11に取付け,必要に応じて雲台16をクイックシュー23で天台板24を連結固定して利用する。また傾斜角は両側のパンハンドル22操作で水平位置より両側へ45度程度可変できる。回転台の回転スピードは目的に応じてモータや減速器5を交換して使用するが毎分0.5回転から数十回転の範囲で通常使用する。伝達信号の数や電源出力を多極必要とする場合はこのスリップリングのブラシ接点極数を増やして対応する。
【0021】
小さな室内用看板などは樹脂板等で構成されその取付けベースをクイックシュー23で雲台にセットし,足台も三脚や脚棒を付加せず装置のみで使用できるが,大きな看板や載置品が重く大きい場合は2台の雲台16を天台板24で固定しスペース確保し,天台板はクイックシュー固定レバー26で同様固定する。天台板に載置する物品や看板ボードは所定のブラケット金具を使用し天台板側面の溝部穴36でネジ固定する。載置固定する電気機械装置や電飾看板等の電源は回転円板中央部のケース18に設けられたコンセント20に接続し動作させる。
【0022】
天台板を使用した大型の看板や載置物を回転傾斜させるたきにはモータやスリップリング機構に大きな力が加わり破損するので図9装置のように軸中間にクラッチ機構を介在させる。すなわち回転円板11とジョイント円板12の間にドライブ円板を挿入配置し,ドライブ円板33にリング状マグネット34を中心にないし放射状に数個の円板状マグネット34を接着固定し,ジョイント円板に磁力密着させて回転させる。このドライブ円板33の外周縁付近に均等分割した2ヶ所以上の位置に下に向かって長めのガイドピン13を取付け回転板に設けたバカ穴に挿入し,回転させることができる。モータ所定のトルク以上の負荷が外部より軸に加わった場合,マグネット34はその磁力吸着力を越えるので吸着回転しているジョイント円板12からスリップないし離反しモータ5やスリップリング機構8を破損から保護することができる。さらに三脚を装置底部にセット若しくは足台に脚棒をねじ込み安定性を増す必要がある(図7,図9参照)。
【0023】
図1及び図2は本発明の回転台装置の外観図で円筒ケース4上部両端に雲台が2組取り付けられてこれを連結した天台板24が渡橋している。この天台板の上に展示品や看板やデスプレー装置等をブラケット取付け金具でビス穴36にネジ固定する。雲台16の角度傾斜調整固定用レバーすなわちパンハンドル22は回転円板11すなわち装置の外側に配置する位置で固定されている。このハンドルをまわし締め付けを緩めハンドルを上下に調整して所定傾斜にセットしハンドルを締め付けることができる。本例では装置は三脚37で固定されているが不要な場合は該三脚を取り外し足台31のみで床等に置いて使用できる(図5参照)。
【0024】
図3は天台板が取り付けられていない状態の雲台のみの装置の上面図で,雲台軸間に電源スイッチ21や100Vコンセント20が取り付けられたケース18が配置されている。2組の雲台はクイックシューにより又は直接シュー溝台に看板,物品等をネジ固定して使用する(図5参照)。図4は天台板を取り付けた本体装置側面断面図で足金具に安定補強のための脚棒が取り付けられている。この脚棒により背の高い看板や天台板を傾斜させた場合の不安定性を解消する。二つの雲台16の固定軸は回転円板11の外周縁沿って対向位置でネジ固定され回転円板下部にはゴム車輪キャスター10が4ケ所固定されて荷重を受けている。回転円板11はスリップリング軸端ネジ8に固定されているジョイント円板12のガイドピン13で駆動される。ゴム車輪10はレール円板上9で支持回転する。レール円板9はスペーサー7で本体装置の底板1に支持固定されている。またスリップリング機構8はモータ取付け円板6にネジで固定されモータ軸とネジ結合され,スペーサでレール円板9に懸垂固定されている。スリップリング機構部8からは電源供給用ネジが二つ取り付けられてAC100V電源が供給されている。この電源は回転ブラシを経由して軸端からハーネスでコンセント20に配線されている。回転モータ5は低速回転する減速器付きシンクロモータが取り付けられている。
【0025】
装置底板1にはモータスイッチ27,ヒューズボックス28,動作ランプ43,電源コード29が配置されている。また底板1にはそれらスイッチ27やコード29を保護する位置に3本の足金具31が立ち上げられて装置を支持している。この足金具の側部には脚棒が取り付けられるネジ穴32が開口している。さらに底板中央部には三脚がねじ込み固定できるネジ穴2が開口している。装置を構成する部材を内包保護する円筒ケース4はステンレス製又は樹脂製素材で加工されている。天台板24には各種大型の電気機械装置や看板,画像デイスプレー等が載置されそれぞれ専用ブラケット金具等でネジ固定36される。看板等の電飾電源や各種装置の電源プラグはケース18のACソケット20に接続されている。
【実施例1】
【0026】
図5は回転台に看板と照明を設置した実施例。雲台に直接照明ランプ40とメッセージボード41をクイックシュー23で固定し照明ランプ43をボード41に向かって傾斜させて照光ポイントアピールしている。荷重が軽いので足台31のみで床に設置している。
【実施例2】
【0027】
図6は監視カメラ39と赤外線照明装置40を雲台16に設置した例 カメラと照明の方向は同一方向に傾斜固定している。本体装置底部の三脚取付けネジ2を使って壁面取付けパイプブラケットを固定している。
【実施例3】
【0028】
図7は雲台連結天台板を傾斜させて加湿器43を設置し,当該回転台装置を三脚で固定し部屋の中央部に設置しミスト噴霧を部屋全体に噴射している例。高めに三脚を固定し,天台傾斜により天井方向に向かって噴射できるのでより効果的に室内の加湿ができる。アロマテラピー芳香器や消臭液噴霧装置等にも同様応用使用ができる。
【産業上の利用可能性】
【0029】
本発明装置は,一般産業用の全方位監視カメラ,人感知センサーから店舗回転看板,各種メニュー商品現物動作展示回転台,回転画像デスプレー装置から太陽電池ソーラーパネルから家庭用食卓回転テーブルまで応用範囲は広い。その展示台や看板の角度を自在調整できかつ電源や情報信号も受供給できるので展示会場やホテルやイベント会場での広告,液晶デスプレー等の画像メッセージを回転させ幅広く観衆観客に認識PRすることができる。コンパクトでありながら高いインパクト広告効果等がある。
【図面の簡単な説明】
【0030】
【図1】本体装置の三脚固定時の全体図
【図2】本体装置の天台板取付け時の上面図
【図3】本体装置の雲台取付け上面図
【図4】本体装置の天台板取付け例の側面断面図
【図5】看板と照明装置取付け設置例
【図6】監視カメラと赤外線照明器取付け設置例
【図7】加湿器載置で三脚固定の装置全体図
【図8】本体装置のシステム概略図例
【図9】マグネットクラッチ機構組み込み本体装置側面断面図
【符号の説明】
【0031】
1−−−底板
2−−−三脚取付けネジ
3−−−スペーサーナット
4−−−円筒ケース
5−−−モータ
6−−−モータ取付け円板
7−−−スペーサーナット
8−−−スリップリング機構部
9−−−キャスターレール円板
10−−−キャスター
11−−−回転円板(円板)
12−−−ジョイント円板
13−−−ガイドピン
14−−−スリップリング軸固定ネジ
15−−−保護カバー板
16−−−雲台
17−−−雲台ベース固定ネジ
18−−−ケース
19−−−ケース固定ネジ
20−−−電源コンセント
21−−−電源スイッチ
22−−−パンハンドル
23−−−クイックシュー
24−−−天台板
25−−−天台固定ネジ(パネル固定ネジ)
26−−−シュウ固定レバー
27−−−モータスイッチ
28−−−ヒューズボックス
29−−−電源コード(情報信号ケーブル)
30−−−脚棒
31−−−足金具
32−−−脚棒固定ネジ
33−−−ドライブ円板
34−−−マグネット
35−−−パネル(各種広告看板ボード&装置取付け板)
36−−−パネル固定ネジ
37−−−三脚
38−−−本体装置
39−−−監視カメラ
40−−−照明ランプ
41−−−看板
42−−−各種センサー
43−−−加湿器(家電製品)

【特許請求の範囲】
【請求項1】
カメラ等を調整固定する雲台を薄板円板の上面の外周縁近傍に複数個パンハンドルが円板の外側に位置するように取付け,当該円板をモータで回転することができるようにした装置及び該装置底部中央部ネジ部に三脚を取り付けて高さを調整できるようにして回転動作できることを特徴とした多目的回転台装置。
【請求項2】
前記第1項記載の回転台装置において,円板の外周縁対向位置に2個をペアとする雲台を少なくとも1組を取付け,該雲台クイックシュー取付け部若しくはクイックシューの固定ネジ部に天台板の両端を固定し渡橋一体化し,該雲台の二つのパンハンドルを同時操作することにより物品を載置した天台板を水平ないし任意角度傾斜させて円板を回転駆動させることができることを特徴とした多目的回転台装置。
【請求項3】
前記第1項及び第2項記載の回転装置の雲台取付け円板を回転させるモータと該円板駆動軸間に電源や信号を回転伝達するスリップリング機構を取付け,当該スリップリング軸を中心にして円板上に対向配置された雲台取付け軸間にケースを設け,該ケースにスリップリング軸穴から伸長される電源ハーネス又は信号ハーネスを保護収納するとともに雲台取付け物体ないし載置物との電源や情報信号を分配するコネクターやスイッチ等を配置し当該回転装置より接続コネクターや電源プラグをセットしても突き出ないケースサイズとしかつ雲台傾斜を阻害しない形状としたことを特徴とした多目的回転台装置。
【請求項4】
前記第3項記載の回転装置において,雲台が固定された回転円板の下部空間部に固定レール円板を配置し,キャスターを回転円板又は固定レール円板いずれか一方の側に3ないし4車輪以上を均等配置で固定し,該車輪により積載荷重を受けさせ円板をモータで回転駆動させることを特徴とした多目的回転台装置。
【請求項5】
前記第4項記載の回転装置において,モータ回転力を回転円板に伝達するためにスリップリング軸端にジョイント円板をネジ等で固定し,その外周縁付近に少なくとも2ケ所以上にガイドピンを下面に向かってネジ等で固定し回転力を伝達する機構とし,ジョイント円板下面に位置する回転円板の内輪部に設けたバカ穴に当該ガイドピンが合致挿入する構造とし該回転円板は軸方向に変動できるようにし荷重がスリップリングやモータ軸に加わらないようにするとともにゴム車輪等の摩耗や荷重たわみによる位置変化も吸収調整できることを特徴とした多目的回転台装置。
【請求項6】
前記第5項記載の回転装置の回転力伝達機構において,ジョイント円板と雲台が取り付けられた回転円板との間にもう一枚の磁性体材料で加工したドライブ円板を介在させ,同じく磁性体材料で加工したジョイント円板との間に永久磁石を配置し,いずれかの側を接着固定し片側を磁力密着させ,該ドライブ円板の外縁付近に少なくとも2箇所以上にガイドピンを固定配置しその下側に配置される回転円板に設けられたバカ穴に貫通させ回転力を伝達できる構造とし,マグネット吸着力以上のスラスト荷重ないしラジアル複合荷重が加わった場合にマグネットはスリップないし離反し減速歯車機構をもったシンクロ回転モータやスリップリング等の破損を防止できることを特徴とした多目的回転台装置。
【請求項7】
前記第1項から6項記載の回転台装置において,円筒状の装置に内部機構を納めるとともに当該円筒状装置底部に装置を支持する足金具を3個以上配置すると同時に,必要時に当該足の一部に脚棒をネジ等で連結し安定性を増すことができ,さらに壁面等への取付け時の固定金具としたことを特徴とした多目的回転台装置。
【請求項8】
前記第1項から7項記載の回転台装置において,回転円板に取り付けられた雲台及び雲台連結天台板には看板,展示商品,警報装置,監視カメラ,照明装置や電子デイスプレー装置や電気機械装置や太陽電池パネル,水槽等を固定設置ないし裁置できる構造となし,当該載置物及び取付けブラケットは天台板端部に開口した長溝に垂直に差し込まれて,ネジ等で固定することができることを特徴とした多目的回転台装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2006−22943(P2006−22943A)
【公開日】平成18年1月26日(2006.1.26)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−231706(P2004−231706)
【出願日】平成16年7月10日(2004.7.10)
【出願人】(593099492)
【Fターム(参考)】