説明

多重インターフェースのデータ収集システム及びこれを用いるための方法

複数のインターフェースにより、データ収集デバイスをホスト・デバイスにインターフェースさせるシステム及び方法が提供される。本発明は、データ収集デバイスを、例えば、RS232、USB、キーボード・ウェッジ、IBM4683、ワンド・エミュレーション、シナプス、アンデコーデッドなどの異なるインターフェースを有する複数のホスト・デバイスにインターフェースさせることを可能にする多重インターフェース・コントローラにより可能になる。インターフェース・コントローラは、データ収集デバイスから受信したデータを変換し、ホスト・デバイス形式の信号を出力するためのマイクロコンピュータと、該ホスト・デバイス形式の信号に基づいて、該マイクロコンピュータを少なくとも1つのホスト・デバイスに電気的に結合し、受信したデータを該ホスト・デバイスに伝送するための切換回路とを含む。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、一般に、データ収集システムに関し、より具体的には、複数のインターフェースにより、データ収集デバイスをホスト・デバイスにインターフェースさせるためのシステム及び方法に関する。
【背景技術】
【0002】
ユーザがデータを収集し、ホスト・コンピューティング・デバイスに伝送することを可能にする様々な形式のデータ収集デバイスが存在する。データ収集デバイスは、キーパッド入力手段及びディスプレイをもつ端末とすることができる。さらに、データ収集デバイスは、独立型構成の、又は、端末と統合されたバーコード・スキャナとすることができる。基板上に印刷されたバーコードを光学的に走査して、該バーコードにおいてエンコードされたデータを捕捉する様々な形式のバーコード走査デバイスが当該技術分野において知られている。レーザ・バーコード走査デバイスは、可視レーザ・ダイオードのようなレーザ光源を用いて、ミラーのような機械的に振動する反射エレメントにより、バーコードに渡り該レーザ源を掃引させることによって、バーコードを走査する。バーコードから反射された光は、該バーコードから直接、又は、走査ミラーの一部から逆反射したものが光検出器によって収集される。光検出器により出力されたアナログ波形は、バーコードから反射されたレーザ光量を表わす振幅を有する。したがって、アナログ波形の変化する振幅は、バーコードの種々のバー及びスペースの相対的な間隔を表わし、これは次いで、ここでエンコードされたデータを表わす。アナログ信号は、処理され、デジタル化されて、目標バーコードにエンコードされたものを表わすデータにデコードされる。
【0003】
電荷結合デバイス(CCD)のようなソリッドステートのイメージャに基づくバーコード走査デバイスもまた、当該技術分野において知られている。CCDベースのバーコード・リーダは、一次元又は二次元のいずれかである。一次元CCDバーコード・スキャナは、光検出器の線形アレイを用いて、一度に線形バーコード全体の断面のイメージを捕捉して、捕捉イメージのバー及びスペースの明暗を表わす振幅をもつアナログ波形を生成する。各エレメントにより覆われる面積によって感知される光量の関数として、CCDアレイの各エレメントに格納される電荷は、連続的にシフトアウトされて、さらに別の処理、デジタル化、及びデコード処理のための電気信号を形成する。二次元CCDバーコード・リーダも同様に作動し、一度に二次元バーコード記号全体のイメージを捕捉して、これを適宜処理する。この波形は、レーザ・スキャナと同様な手段により、デジタル化されデコードされる。
【0004】
デコードされた信号は、典型的には、処理、格納などのためにホスト・デバイスに伝送される。ユーザにより望まれる特定の用途に応じて、多数の種類のホスト・デバイスが存在する。例えば、スキャナはPOSキャッシュ・レジスタ端末において用いられて、製品のバーコードを走査し、ここでは、該端末は、メモリ内の価格及び商品の説明を調べるためのポインタとしてバーコード・データを用いる。スキャナは、さらに、パーソナル・コンピュータをキーボードのウェッジにインターフェースさせるのに用いられ、ここでは、スキャナは、キーボードとコンピュータとの間のパスに挿入されて、スキャナの入力部は、コンピュータにおいて、キーボードからのキー付き入力部と同じく見えるように構成されなければならない。スキャナはまた、他の用途においては、RS−232コンピュータのインターフェースを駆動させるように用いられる。
【0005】
ほとんどの場合においては、各々の異なる形式のホスト・デバイスは、異なる形式の入力/出力インターフェースを実施し、したがって、ユーザの用途に応じて、異なる機械的コネクタ、異なる電気及びデータのフォーマット並びにプロトコルなどを必要とする。従来技術のデバイスは、したがって、通常は、1つ又はそれ以上のホスト・デバイスとインターフェースするように製造業者によって構成される。このカスタム形式のスキャナとホスト・デバイスの適合は、費用がかかり、非効率的である。
【0006】
米国特許番号第5,258,604号においては、複数の異なるように構成されたインターフェース・ボードのいずれかを処理して受け入れるように構成されたバーコード走査デバイスを実施するシステムが提案され、ここでは、各々の形式のインターフェース・ボードは、関連付けられたホスト・デバイスと嵌合するように特別に適応されている。スキャナ内のデコーダは起動時にインターフェース・ボードをポーリングして、ユーザが挿入した特定のインターフェース・ボードから識別コードを読み取る。識別コードはデコーダにより用いられて、オンボード・メモリから構成及びフォーマッティング・データにアクセスし、データをインターフェース・ボードに伝送して、最終的には、要求される方法により、ホスト・デバイスに伝送する。このことは、ユーザが、異なるデバイスとスキャナを用いることを望む場合にはいつでも、スキャナ・デバイス内部の電気ボードを交換することが必要になり、これは、静電放電(ESD)現象のために、非現実的にかつ潜在的にボードを損傷することになる。さらに、新規な形式のホスト・デバイスを、既にこの分野において用いられているスキャナと用いることが望まれる場合には、該スキャナは、新規な形式のインターフェース・ボードからの新規な識別コードを認識するため、及び、デコードされたデータを適当にフォーマットして、新規な形式のホスト・デバイスに転送するために、物理的に再構成されなければならない。
【0007】
さらに、バーコード走査のようなデータ収集分野においては、従来技術におけるように、異なる内部インターフェース・ボードにより、データ収集デバイスを物理的に再構成することなく、単純に「プラグ・アンド・プレイ」環境でデータ収集デバイスをホスト・デバイスに接続することにより、特定のデータ収集デバイスを、異なる時に、異なるホスト・デバイスと用いることを可能にすることが望まれている。このことは、例えば、POS端末において、昼間はバーコードを走査するのに用いられ、次いで、夜間は異なるホスト・デバイスにより貯蔵室内で在庫収集目的のために用いられるデータ収集デバイスにおいて生じることがある。
【発明の開示】
【0008】
複数のインターフェースにより、データ収集デバイスをホスト・デバイスにインターフェースさせるシステム及び方法が提供される。本発明は、データ収集デバイスを、例えば、RS232、USB、キーボード・ウェッジ、IBM4683、ワンド・エミュレーション、シナプス、アンデコーデッドなどの異なるインターフェースを有する複数のホスト・デバイスにインターフェースさせることを可能にする多重インターフェース・コントローラにより可能になる。
【0009】
本発明の一態様によれば、データ収集デバイスを、少なくとも1つのホスト・デバイスにインターフェースさせるためのインターフェース・コントローラが提供される。インターフェース・コントローラは、データ収集デバイスから受信したデータを変換し、ホスト・デバイス形式の信号を出力するためのマイクロコンピュータと、該ホスト・デバイス形式の信号に基づいて、該マイクロコンピュータを少なくとも1つのホスト・デバイスに電気的に結合し、受信したデータを該ホスト・デバイスに伝送するための切換回路とを含む。
【0010】
本発明の別の態様によれば、データ収集デバイスは、エンコードされたデータを基板から光学的に収集するための走査エンジンと、該走査エンジンから入力データを受信して、この受信した入力データを所定の記号論によりデコードするためのデコーダと、少なくとも1つのホスト・デバイスの形式に基づいて、該データ収集デバイスを少なくとも1つのホスト・デバイスにインターフェースさせるためのインターフェース・コントローラとを含む。
【0011】
本発明のさらに別の態様においては、データを基板から収集するためのデータ収集デバイスと、収集したデータを受信し処理するための少なくとも1つのホスト・デバイスと、少なくとも1つのホスト・デバイスの形式に基づいて、該データ収集デバイスを該少なくとも1つのホスト・デバイスにインターフェースさせるためのインターフェース・コントローラとを含む。
【0012】
本発明の別の態様においては、データ収集デバイスを少なくとも1つのホスト・デバイスにインターフェースさせる方法が提供され、この方法は、該データ収集デバイスを、インターフェース・コントローラにより少なくとも1つのホスト・デバイスに連結させるステップと、該少なくとも1つのホスト・デバイスの形式を判断するステップと、該少なくとも1つのホスト・デバイスの形式に基づいて、該インターフェース・コントローラを構成するステップと、を含む。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
本発明の上述の及び他の態様、特徴、及び利点は、添付の図面と併せて見た場合に、以下の詳細な説明によって、より明らかになるであろう。
【0014】
本発明の好ましい実施形態は、添付の図面を参照して以下に述べられる。以下の説明においては、周知の機能又は構築は、不要な詳細で本発明を不明瞭にすることを避けるために、詳細には述べられていない。
【0015】
図1を参照すると、本発明によるデータ収集システム100が与えられている。一般に、データ収集システム100は、データ収集デバイス120と、ホスト・インターフェース・ケーブル130と、ホスト・デバイス140とを含む。ホスト・デバイス140は、RS−232通信ポート又はUSB通信ポートをもつコンピュータ、光学結合インターフェース・アダプタ・デバイス(OCIA)、キーボード・ウェッジ構成(パーソナル・コンピュータにおけるような)、又は、IBM4683POSデバイスのような、いずれかの形式のフォーマットによるデータ入力を受け入れるように構成された当該技術分野に知られるいずれかの形式のコンピューティング・デバイスとすることができ、これらのいずれも、データ収集デバイス120が、バーコード走査を実施した場合(又は、磁気ストライプの読み取り、キー付き入力部などのような他の手段によりデータを収集した場合)に、取得されたバーコード・データを受け入れることができる。
【0016】
一実施形態におけるデータ収集デバイス120は、スキャナ統合端末であり、バーコード走査エンジンとデコーダとを含む。バーコード走査エンジンは、走査されたバーコードのバー及びスペースの相対的な間隔を表わすデジタル化信号(デジタル・バー・パターンDBP)を生成する、上述のような当該技術分野に知られるいずれかの形式のものとすることができる。デコーダもまた、関連付けられたメモリ内に格納された種々のアルゴリズムによって、デジタル・バー・パターン上で作動し、実施される特定の記号論により、デジタル・バー・パターンをデジタル・データ信号にデコードする当該技術分野に知られるいずれかの形式のものとすることができる。デコーダは、望まれるいずれか1つの記号論におけるバーコード記号をデコードするように構成してもよいし、又は、1つより多い記号論のバーコードを自動的に検出しデコードして、これにしたがってデジタル・データを与えるように、自動識別モードで構成してもよい。
【0017】
ホスト・インターフェース・ケーブル130は、該インターフェース・ケーブル130をデータ収集デバイス120に連結するためのデータ収集デバイス・カプラー132と、情報を、ホスト・デバイス140に伝送しかつ該デバイスから受信するための複数の電気コンダクタ134と、該インターフェース・ケーブル130をホスト・デバイス140に結合させるための特定ホスト用カプラー136とを含む。データ収集デバイス・カプラー132は、10ピンのRJ45−式コネクタであることが好ましい。各ホストは、異なるように構成された特定ホスト用カプラー136を必要とすることが理解される。
【0018】
図2を参照すると、本発明の実施形態による多重インターフェース・コントローラ202を含むデータ収集デバイス120が示されている。本実施形態においては、多重インターフェース・コントローラ202は、走査エンジン204及びデコーダ206とともにハウジング内に含まれる。デコーダ206は、バーコード又は記号の読み取りを示す信号を多重インターフェース・コントローラ202に送る。多重インターフェース・コントローラ202は、受信したデータ信号をホスト・デバイス140により要求されるフォーマットに変換して、この変換されたデータを、以下に述べられるように、適当に構成されたインターフェース回路上で、ホスト・デバイスに伝送する。
【0019】
図3は、多重インターフェース・コントローラ202を示すブロック図である。多重インターフェース・コントローラ202は、データ収集デバイスから受信したデータを変換するため、及び、該コントローラ202を特定のホスト・デバイス140にインターフェースさせるように構成するためのマイクロコンピュータ302と、該マイクロコンピュータ302を複数のホスト・デバイスに接続するための別個のインターフェース回路304とを含む。マイクロコンピュータ302は、命令を実行し、インターフェース・コントローラ202の機能全体を制御するための中央処理装置(CPU)306と、命令及びデータ変換モジュールを格納するためのFlashメモリ308と、処理の実行中に用いるためのRAMメモリとを含む。Flashメモリ308は、インターフェース回路304の構成を可能にするためのプログラム命令セットを格納する。Flashメモリ308は、さらに、マイクロコンピュータ302がデータ収集デバイス120から受信したデータを、ホスト・デバイス140により要求されるフォーマットに変換するための複数の変換モジュールを格納する。変換モジュールの数は、インターフェース回路304により接続可能な可能性のあるホスト・デバイスの数に等しい。
【0020】
マイクロコンピュータ302は、さらに、複数のホスト・デバイスと通信するのに必要な周辺機能ブロックを含む。例えば、マイクロコンピュータは、シリアル通信のための3つのシリアル通信インターフェース(SCI)ポートと、マイクロコンピュータ302がUSBホスト・デバイスに取り付けられている間、他の作業をすることを可能にする、通常のUSBコマンドを処理するためのUSBトランシーバ及びUSBモジュールと、直接メモリ・アクセス(DMA)コントローラと、捕捉されたバーコード・データのバックグラウンドのロードのためにデータを自動転送するデータ転送コントローラとを含む。
【0021】
マイクロコンピュータ302の適当な作動を確実にするために、多重インターフェース・コントローラ202は、該マイクロコンピュータ302に与えられる電源電圧を調整するための電圧調整装置312と、電源電圧を監視して、この電源電圧が所定のしきい値より降下した場合にはいつでも、リセット信号を該マイクロコンピュータ302に与えるためのリセット回路314とを含む。
【0022】
さらに、多重インターフェース・コントローラ202は、マイクロコンピュータ202のプログラム命令をダウンロードするためのダウンロード検出回路316を含む。FLASHダウンロード手順は、ダウンロード・ケーブルが多重インターフェース・コントローラ202に接続された場合に開始される。ダウンロード・ケーブルの構成は、図5に示される。ダウンロード・ケーブルは、電源電圧VCCに接続されたDOWNLOAD信号(RJ45コネクタ上のピン8)を有する。ダウンロード・ケーブルがダウンロード検出回路316に接続された場合には、信号がバッファされ、反転され、マイクロコンピュータ302に送られる。このことは、マイクロコンピュータ302がブート・ローダ・プログラムに入るように信号通知して、これは次いで、多重インターフェース・コントローラ202をRS232通信のために構成し、プログラム・データが、そのシリアル・リンク上でマイクロコンピュータ302に通される。
【0023】
マイクロコンピュータ302は、2つの方法により、インターフェースされるべきホスト・デバイスの形式を判断する。第1に、ホスト形式は、ホスト・インターフェース・ケーブル130をホスト・デバイス140に接続することにより、自動判別される。例えば、USB又はシナプス・インターフェースを用いてホスト・デバイスに接続する場合には、マイクロコンピュータ302は、自動的に、接続されたホスト・デバイスの形式を判断する。或いは、データ収集デバイスは、バーコード又は他の記号論を走査し、ホスト・デバイス形式の信号をマイクロコンピュータ302に送る。さらに、デフォルトのホスト形式もまた、例えば、ニューヨーク州Holtsville所在のSymbol Technologiesから市販されているアプリケーション・ソフトウェア「123Scan」により予め構成することができる。
【0024】
マイクロコンピュータ302が、接続されたホスト・デバイスの形式を判断すると、該マイクロコンピュータ302は、ホスト・デバイス形式の信号をインターフェース回路304に送って、多重インターフェース・コントローラ202を特定のホスト・デバイスのために構成する。
【0025】
図4を参照すると、インターフェース回路304は、マルチプレクサ402と切換回路404とを含む。マルチプレクサ402は、ホスト・デバイス形式の信号をマイクロコンピュータから受信し、該ホスト・デバイス形式に関する複数の信号を切換回路404に出力する。切換回路404は、例えば、マイクロコンピュータ302からのホスト特有の出力を出力コネクタ406に連結させるためのトランジスタのような複数のスイッチを含む。出力コネクタ406は、RJ45式コネクタを受け入れるように構成されることが好ましい。さらに、切換回路404は、出力信号を適当な電圧レベルに駆動させるための複数のドライバを含む。
【0026】
切換回路404が特定のホスト・デバイスのために構成されると、データ収集デバイスは、特定のホスト・インターフェース・ケーブル130上で、ホスト・デバイス140に通信する。図5は、本発明によるホスト・インターフェース・ケーブル130のためのピン配列機構を示す表である。すべてのケーブルは、一端が10ピンRJ45式コネクタで終端し、他端が特定ホスト用コネクタで終端することが好ましい。
【0027】
ここで、マルチプレクサ402及び切換回路404の作動を、図4のマルチプレクサ402及び切換回路404の概略図である図6を参照して詳細に述べる。
【0028】
マルチプレクサ402及び切換回路404は、1つのプリント回路基板(PCB)構成が、例えば、RS232(TTL)、USB、Synapse、Wand、Keyboard Wedge、及びIBM468/9Xのような複数のインターフェースを支持すること及び複数のインターフェースの各々を介した通信を可能にする。
【0029】
RS232インターフェース
多重インターフェース・コントローラ202は、「RS232−Standard Host」パラメータのバーコードが走査された場合に、RS232ホスト・デバイスのために構成される。RS232ホスト・インターフェース・ケーブルは、さらに、ホストに正しく接続することが必要とされ、その構成は図5に示される。
【0030】
RS232ホスト・デバイスのために構成される場合には、多重インターフェース・コントローラ202は、以下の4つの信号により通信する。
TXD
RXD_TERMDATA_WANDCTS_IN
RTS
CTS_TERMCLK_IN
【0031】
制御信号RS232_EN*がマイクロコンピュータ302によりロー状態で駆動されると、反転ライン・ドライバU30(ピン11及び9、並びに、ピン13及び7におけるゲート)が作動されて、TXD及びRTS上でマイクロコンピュータ302からホスト・デバイスへの通信を可能にする。ドライバU30は、出力がイネーブルである状態のCMOS反転ライン・ドライバに対するTTLである。ドライバU30は、4つの反転ゲートを2組有し、4つの各組について出力がイネーブルである。RS232_EN*により制御される残りの2つのインバータ・ゲートは、インターフェース回路304が5Vのレベルでホスト・デバイスに通信し、マイクロコンピュータ302は3.3Vで作動するため、電圧レベル変換に用いられる。さらに、付加的な組(U30ピン:8及び12、6及び14、4及び16、2及び18)が、3.3Vから5Vのレベルへの変換に用いられる。
【0032】
標準的なRS232仕様に基づいて、ホスト・トランシーバは、+/−25Vまで伝送することができ、したがって、回路保護が、+5Vレールから作動する集積回路に必要になる。スイッチU6のピン2、3、9、及び10、並びに、スイッチU14のピン2及び6は、電圧クランピング回路により保護される。電圧クランプ回路は、ツェナー・ダイオードCR6と、ショットキー・ダイオードCR4及びCR5とで構成される。出力コネクタJ1のピン5及び7における電圧は、およそ接地及び5Vにクランプされる。クランプ回路を通る電流制限は、RS232ドライバの出力インピーダンスに基づく。このインピーダンスは、最小300オームとして指定され、典型的には、多数のMオームのオーダーである。
【0033】
USBインターフェース
図5に示すように、USBホスト・インターフェース・ケーブルは、ピン1とピン6との間にジャンパ(電気ショート)を有する。起動時に、マイクロコンピュータ302はループ・バック・テストを行って、この接続が存在するかどうかを判断する。これは、SYNCLK_OUT信号をトグルし、SYNDAT_KBDDAT_INを読み取ることにより行われる。多重インターフェース・コントローラ202がUSBケーブルによりホスト・デバイスに接続されていることが判断されると、マイクロコンピュータ302は、マルチプレクサをNULL HOSTからUSB HOSTに構成する。USB_EN信号は、アナログ・スイッチ(U6)により、D+ライン及びD−ラインをすべての多重化回路から隔離し、ENUMERATE*信号がD+プルアップ及びトランシーバをホスト・デバイスに接続する。このことは、ホスト・デバイスに対して、デバイスすなわちこの場合においては多重インターフェース・コントローラ202が存在していることを示す。
【0034】
レジスタR9及びR10は、USB信号品質試験との整合性を可能にするように選択され、さらに、バルク・ボードの静電容量は、USBサージ電流要求におけるサージ電流を保持するように選択される。
【0035】
USBバスが3ミリ秒より長くアイドル状態である場合には、多重インターフェース・コントローラ202はサスペンド・モードに入ることが必要になり、バス無活動状態の10ミリ秒内で引き出すのは500μAより少ない。マイクロコンピュータ302は、該マイクロコンピュータ302がスリープ・モードに入る前にアイドル電流を減少させるようにすべてのポートを構成しなければならない。SUSPEND*信号は、ロー状態で駆動させなければならず、CMOS反転ライン・ドライバU30に対するTTLを駆動させているすべての信号は、ロー状態で駆動されなければならない。このことは、ドライバU30を不作動にさせ、実質的に、デバイスの零入力電流を減少させて、インターフェース・コントローラが、停電力消費のための<500μAのサスペンド電流要求と適合することを可能にする。さらに、レジスタ・ネットワークRN1は、ドライバU30が不作動である間、多重インターフェース・コントローラ202をUSBモードに維持する。
【0036】
Synapseインターフェース
Synapseは、データ収集デバイスとSynapseホスト・デバイスとの間の独自インターフェースである。これは、5Vの双方向シグナリング機構である。「1」レベルは、プルアップ・レジスタから受動的に生成され、「0」レベルは、例えば、BJTオープン・コレクタ・ドライブのようなトランジスタにより、能動的にロー状態で駆動される。
【0037】
Synapseホスト・インターフェース・ケーブルが差し込まれた場合には、マイクロコンピュータ302は、
SYNCLK_IN(入力)
SYN_CLK_OUT(出力)
SYNDAT_KBDDAT_IN(入力)
SYNDAT_WANDRTS_KBDDAT_OUT(出力)
のライン上で通信することにより、Synapseホスト・デバイスを自動的に識別することを試みる。
【0038】
Synapse自動識別プロセスは、多重インターフェース・コントローラ202がSynapseホスト・デバイスに接続されているかどうかを判断する。このプロセスが首尾よく完了すると、通信は、上述の信号において開始される。インバータU9:10、11及びU9:1、2は5Vに対して耐性のあるインバータであり、5Vから3.3V論理にレベル・シフトするのに用いられる。
【0039】
Wand Emulation
Wand Emulationのために構成された場合には、多重インターフェース・コントローラ202は、
WAND_DBT−KBDCLK_WANDDBP_OUT(出力)
WAND_CTS−RXD_TERMDATA_WANDCTS_IN(入力)
WAND_RTS−SYNDAT_WANDRTS_KBDDAT_OUT(出力)
の3つの信号によりホスト・デバイスに通信する。
【0040】
Keyboard Wedge
多重インターフェース・コントローラ202がキーボード・ウェッジ・モードのために構成されており、データを送ることを望む場合には、マイクロコンピュータ302は、マルチプレクサ402のWEDGE_EN*信号をハイ状態で駆動させ、
MBDCLK_IN(入力)及びKBDCLK_WANDDBP_OUT(出力)
RXD_TERMDATA_WANDCTS_IN(入力)及びTERMDATA_OUT(出力)
SYNDAT_KBDDAT_IN(入力)及びSYNDAT_WANDRTS_KBD_OUT(OUT)
CTS_TERMCLK_IN(入力)及びTERMCLK_OUT(出力)
のライン上のホスト・デバイスに通信する。
【0041】
データ収集デバイスがデータを送らない場合には、WEDGE_EN*がロー状態で駆動され、アナログ・スイッチU6:10、11、12及びU6:3、4、5が閉じられる。これは、モードを通るパスであり、通常の通信がキーボートとホスト・デバイスとの間に流れることを可能にする。
【0042】
IBM468X
IBM468Xインターフェースは、半二重RS485シグナリング機構に基づく。U13は、差動バス・トランシーバであり、以下の信号により制御される。
IBM46XX_EN*が反転され、トランシーバU30によりレベル・シフトされ、最終的には、アナログ・スイッチU14を制御する。イネーブルにされた場合には、アナログ・スイッチU14がトランシーバU13の出力をRJ−45モジュラー・コネクタJ1のピン4及びピン6に接続する。
RS485_RX_EN*がロー状態の場合には、トランシーバU13をレシーバとして構成する。
RS485_TX_ENがハイ状態の場合には、トランシーバU13をトランスミッタとして構成する。
シリアル通信は、
IBM_RXD
IBM_TXD
の信号により行われる。
【0043】
さらに、トランジスタQ14:1、2、6は、トランシーバU13への供給電流を制御する。USBサスペンド・モード中、SUSPEND_CTLはハイ状態に引き上げられ、これによってトランジスタQ14がオフになり、供給電圧がトランシーバU13から除去される(VCC_485)。このことは、多重インターフェース・コントローラ202が、低電力消費に対する<500μAのサスペンド電流要求と適合することを可能にする。
【0044】
図7は、本発明の別の実施形態によるデータ収集デバイスのブロック図である。本実施形態においては、データ収集デバイス120は、走査エンジン204のみを含む。デコーダ206及び多重インターフェース・コントローラ202は、別個のハウジング702に配置されて、ケーブル704によりデータ収集デバイスに連結される。図7に示すすべての構成部品は、図2に関連して上述されたものと同一に機能する。
【0045】
図8は、データ収集デバイスをホスト・デバイスにインターフェースさせるための方法を示すフローチャートである。
【0046】
図8を参照すると、データ収集デバイス120が、ホスト・インターフェース・ケーブル130により、ホスト・デバイス140に連結される(ステップ802)。ホスト・インターフェース・ケーブル130を接続する際、マイクロコンピュータ302は、自動識別ルーチンを実行して、ホスト・デバイス140が接続されているかどうかを検出する(ステップ804)。ホスト・デバイス140が検出された場合には、マイクロコンピュータ302は、ホスト・デバイスの形式を判断する(ステップ808)。或いは、データ収集システムのユーザは、バーコード又はホスト・デバイス形式を示す他の記号論を走査して(ステップ806)、これが次いでマイクロコンピュータ302に送られる。
【0047】
接続されたホスト・デバイスの形式が判断されると(ステップ808)、マイクロコンピュータ302は、ホスト・デバイス形式の信号をインターフェース回路304に送り、多重インターフェース・コントローラ202を構成する(ステップ810)。マルチプレクサ402は、ホスト・デバイス形式の信号を受信して、該ホスト・デバイスの形式に関する複数の信号を切換回路404に出力する。切換回路404は、次いで、マイクロコンピュータ302の出力をインターフェース回路304の出力コネクタ406に連結するために適当なスイッチを設定する。さらに、マイクロコンピュータ302は、特定ホスト用変換モジュールをFlashメモリからロードして、データ収集デバイス120から受信したデータを、ホスト・デバイス140により要求されるフォーマットに変換する(ステップ812)。
【0048】
本発明は、その特定の好ましい実施形態を参照して示され述べられるが、特許請求の範囲により定義される本発明の精神及び範囲から離れることなく、種々の変更をその形態及び詳細に行うことができることが理解されるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0049】
【図1】本発明による多重インターフェース・コントローラを採用する例示的なデータ収集システムである。
【図2】本発明の実施形態によるデータ収集デバイスのブロック図である。
【図3】本発明による多重インターフェース・コントローラのブロック図である。
【図4】本発明による個別インターフェース回路のブロック図である。
【図5】本発明による、多重インターフェース・コントローラをホスト・デバイスに連結するのに採用されるインターフェース・ケーブルのためのピン配列機構を示す表である。
【図6】図4に示すマルチプレクサ及び切換回路の概略図である。
【図7】本発明の別の実施形態によるデータ収集デバイスのブロック図である。
【図8】データ収集デバイスをホスト・デバイスにインターフェースさせるための方法を示すフローチャートである。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数のインターフェースの少なくとも1つのインターフェースにより、データ収集デバイスを少なくとも1つのホスト・デバイスにインターフェースさせるためのインターフェース・コントローラであって、
前記データ収集デバイスにより収集されたデータを受信し、ホスト・デバイス形式の信号を出力するためのマイクロコンピュータと、
前記ホスト・デバイス形式の信号及び前記収集されたデータを受信し、該ホスト・デバイス形式の信号により、前記複数のインターフェースから少なくとも1つのインターフェースを選択し、前記少なくとも1つの選択されたインターフェースに対応する少なくとも1つのフォーマットにより、該収集されたデータを前記少なくとも1つのホスト・デバイスに伝送するための、前記マイクロコンピュータと作動的に通信するインターフェース回路と、
を含むことを特徴とするインターフェース・コントローラ。
【請求項2】
前記受信したデータを変換する複数のデータ変換モジュールを格納するためのメモリをさらに含み、各々の前記複数のデータ変換モジュールが前記少なくとも1つのホスト・デバイスの形式に対応する請求項1に記載のインターフェース・コントローラ。
【請求項3】
前記インターフェース回路が、前記マイクロコンピュータからのホスト特有の出力を、前記インターフェース・コントローラの出力コネクタに連結するための複数のスイッチを含む請求項1に記載のインターフェース・コントローラ。
【請求項4】
前記ホスト・デバイス形式の信号を前記マイクロコンピュータから受信し、複数の切換信号を前記複数のスイッチに出力するためのマルチプレクサをさらに含む請求項3に記載のインターフェース・コントローラ。
【請求項5】
出力信号を、前記少なくとも1つのホスト・デバイスにより受け入れることができる電圧レベルに駆動するための複数のドライバをさらに含む請求項1に記載のインターフェース・コントローラ。
【請求項6】
前記データ収集デバイスの走査エンジンから入力データを受信し、前記受信した入力データを所定の記号論によりデコードするためのデコーダをさらに含む請求項1に記載のインターフェース・コントローラ。
【請求項7】
データ収集デバイスであって、
エンコードされたデータを光学的に収集するための走査エンジンと、
前記走査エンジンから入力データを受信し、前記受信した入力データを所定の記号論によりデコードするためのデコーダと、
データ収集デバイスを少なくとも1つのホスト・デバイスにインターフェースさせるためのインターフェース・コントローラと、
を含み、前記インターフェース・コントローラが、
前記データ収集デバイスからデータを受信し、ホスト・デバイス形式の信号を出力するためのマイクロコンピュータと、
前記ホスト・デバイス形式の信号及び前記マイクロコンピュータにより受信されたデータを受信し、該ホスト・デバイス形式の信号により、複数のインターフェースから少なくとも1つのインターフェースを選択し、前記少なくとも1つの選択されたインターフェースに対応する少なくとも1つのフォーマットにより、前記受信されたデータを前記少なくとも1つのホスト・デバイスに伝送するための、該マイクロコンピュータと作動的に通信するインターフェース回路と、
を含むことを特徴とするデータ収集デバイス。
【請求項8】
前記マイクロコンピュータが、前記デコーダから受信したデータを変換するための複数の変換モジュールを含む請求項7に記載のデータ収集デバイス。
【請求項9】
前記受信したデータを変換する前記複数のデータ変換モジュールを格納するためのメモリをさらに含み、各々の該複数のデータ変換モジュールが前記少なくとも1つのホスト・デバイスの形式に対応する請求項8に記載のデータ収集デバイス。
【請求項10】
前記インターフェース回路が、前記マイクロコンピュータからのホスト特有の出力を、前記インターフェース・コントローラの出力コネクタに連結するための複数のスイッチを含む請求項8に記載のデータ収集デバイス。
【請求項11】
前記ホスト・デバイス形式の信号を前記マイクロコンピュータから受信し、複数の切換信号を前記複数のスイッチに出力するためのマルチプレクサをさらに含む請求項10に記載のデータ収集デバイス。
【請求項12】
出力信号を、前記少なくとも1つのホスト・デバイスにより受け入れることができる電圧レベルに駆動するための複数のドライバをさらに含む請求項8に記載のデータ収集デバイス。
【請求項13】
データ収集システムであって、
データを収集するためのデータ収集デバイスと、
前記収集したデータを受信し処理するための少なくとも1つのホスト・デバイスと、
前記データ収集デバイスを前記少なくとも1つのホスト・デバイスにインターフェースさせるためのインターフェース・コントローラと、
を含み、前記インターフェース・コントローラが、
前記収集したデータを含むデータを、前記データ収集デバイスから受信し、ホスト・デバース形式の信号を出力するためのマイクロコンピュータと、
前記ホスト・デバイス形式の信号及び前記マイクロコンピュータにより受信されたデータを受信し、前記ホスト・デバイス形式の信号により、複数のインターフェースから少なくとも1つのインターフェースを選択し、前記収集したデータを含む受信したデータを、前記少なくとも1つの選択されたインターフェースに対応する少なくとも1つのフォーマットにより、前記少なくとも1つのホスト・デバイスに伝送するための、前記マイクロコンピュータと作動的に通信するインターフェース回路と、
を含むことを特徴とするデータ収集システム。
【請求項14】
前記データ収集デバイスと前記インターフェース・コントローラとが一体的なデバイスである請求項13に記載のデータ収集システム。
【請求項15】
前記マイクロコンピュータが、前記データ収集デバイスから収集したデータを含む受信したデータを変換するための複数の変換モジュールを含む請求項13に記載のデータ収集システム。
【請求項16】
前記インターフェース・コントローラが、前記収集したデータを変換する複数のデータ変換モジュールを格納するためのメモリをさらに含み、各々の前記複数のデータ変換モジュールが前記少なくとも1つのホスト・デバイスの形式に対応する請求項15に記載のデータ収集システム。
【請求項17】
前記インターフェース回路が、前記マイクロコンピュータからのホスト特有の出力を、前記インターフェース・コントローラの出力コネクタに連結するための複数のスイッチを含む請求項15に記載のデータ収集システム。
【請求項18】
前記ホスト・デバイス形式の信号を前記マイクロコンピュータから受信し、複数の切換信号を前記複数のスイッチに出力するためのマルチプレクサをさらに含む請求項17に記載のデータ収集システム。
【請求項19】
前記インターフェース・コントローラが、出力信号を、前記少なくとも1つのホスト・デバイスにより受け入れることができる電圧レベルに駆動するための複数のドライバをさらに含む請求項15に記載のデータ収集システム。
【請求項20】
データ収集デバイスを少なくとも1つのホスト・デバイスにインターフェースさせるための方法であって、
インターフェース・コントローラにより、前記データ収集デバイスを前記少なくとも1つのホスト・デバイスに連結するステップと、
前記少なくとも1つのホスト・デバイスの形式を判断するステップと、
前記少なくとも1つのホスト・デバイスの形式により受信されるのに適した少なくとも1つのフォーマットによって、前記データ収集デバイスからのデータを前記少なくとも1つのホスト・デバイスに伝送するために前記インターフェース・コントローラを構成するステップと、
を含み、前記構成するステップが、前記インターフェース・コントローラのメモリ内に格納された複数のインターフェースから少なくとも1つのインターフェースを選択することを含む、
ことを特徴とする方法。
【請求項21】
前記データ収集デバイスにより収集されたデータを、前記少なくとも1つのホスト・デバイスの前記少なくとも1つのフォーマットに変換するためのデータ変換モジュールをロードするステップをさらに含む請求項20に記載の方法。
【請求項22】
前記判断するステップが、前記データ収集デバイスにより、前記少なくとも1つのホスト・デバイスの形式を入力するステップを含む請求項20に記載の方法。
【請求項23】
前記入力するステップが、前記少なくとも1つのホスト・デバイスの形式を光学的に走査するステップを含む請求項22に記載の方法。
【請求項24】
前記判断するステップが、前記少なくとも1つのホスト・デバイスが接続されているかどうかを検出するための自動識別ルーチンを実行するステップを含む、請求項20に記載の方法。
【請求項25】
前記構成するステップが、前記インターフェース・コントローラのホスト特有の出力を前記少なくとも1つのホスト・デバイスに電気的に結合するステップを含む請求項20に記載の方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6A】
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【図6B】
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【図7】
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【図8】
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【公表番号】特表2007−503650(P2007−503650A)
【公表日】平成19年2月22日(2007.2.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−524729(P2006−524729)
【出願日】平成16年8月19日(2004.8.19)
【国際出願番号】PCT/US2004/026907
【国際公開番号】WO2005/024641
【国際公開日】平成17年3月17日(2005.3.17)
【出願人】(599101597)シンボル テクノロジーズ インコーポレイテッド (68)
【Fターム(参考)】