説明

太陽光発電による発光するELファイバー付自転車用ヘルメット

【課題】本発明は太陽光エネルギーとソーラーパネルを利用して、発光ELファイバーを励振させる電源を電池交換無しで駆動させ、発光せれたELファイバー付ヘルメットを提供する。
【解決手段】ヘルメットに発光ELファイバーを固定する。ソーラーパネルをヘルメット表面に貼り付ける。装置を駆動させる電源をソーラーパネルに接続し、日中は常に充電回路の電池を充電させる。夜間充電回路から発光ELファイバーを動作させ、発光させる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は太陽光発電で励振されて発光するELファイバ−を装着された自転車用ヘルメットに関するものである。
【背景技術】
【0002】
日常生活の交通手段やスポ−ツやレジャ−に自転車は幅広く利用されている。反面、自転車の絡んだ交通事故も増加傾向にある。そこで警察庁は自転車運転者の衝突時あるいは転倒時の死亡事故をなくすためヘルメットの使用を普及させている。また道交法改正により自転車の歩道通行を可能にし、車道通行を制限して自動車との絡んだ事故から守る対策を打ち出した。また夜間走行時には反射材をみにつけるように進めている。
そこで本発明はヘルメットに発光機能を付加させることにより、自動車運転者、自転車運手者同士、歩行者側に異様な発光する移動体を数十メ−トル前方で瞬時に認知させることを目的する。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
このようにこれまですべて自転車運転者をまもる行政の作業である。他方、無謀自転車運転から歩行者を守る対策は皆無に等しい。特に、無灯火と傘差し運転は非常に危険である。このような運転による前方不注意などの衝突事故が多発している。このようにヘルメット着用して無灯火、傘差し運転の自転車に歩行者側は全く無防備である。
そこで本発明のヘルメットに発光機能を付加させることにより、自動車運転への位置確認、自転車同士での衝突防止、特に歩行者側に異様な発光する移動体を数十メートル前方で瞬時に認知させることが可能である。
【課題を解決するための手段】
【0004】
上記目的を達成するため、本発明に係わる発光ELファイバ−を励振する電源は電池の代わりに太陽光発電を利用して、夜間利用する電池を充電し、電池交換なしで、夜間自動的に充電された電圧を利用することを特徴とする。
【0005】
本発明に係わるヘルメットはポリカ−ボネイト樹脂で加工されている。ヘルメット表面の下端に一周するように発光ELファイバ−を巻いて接着させる。ソーラ−パネルで太陽光を吸収できるようにヘルメット表面の出来る限り上部と側面に設置する。電子回路装置はヘルメット表面下端側面に設置する。
【0006】
これら回路を接続することにより日中は充電回路を動作させ使用する電池を充電し、発光ELファイバーの励振回路をOFFにし、夕方自動的に発光ELファイバ−の励振回路をONになり、ヘルメットに装着されたELファイバ−が発光する。
【発明の効果】
【0007】
本発明に係わる発光ELファイバ−付ヘルメットは次のような利点がある。
▲1▼歩行者側から発光しながら接近する移動体を事前に確認できる。
▲2▼自動車運転者から接近する自転車を事前に確認できる。
▲3▼自転車同士で接近することが確認できる。
▲4▼本人所在確認が可能である。
▲5▼防犯予防一助の可能性がある。
▲6▼太陽光エネルギ−とソーラーパネル使用のため励振回路の動作電池の消耗の不安が解消される。
【発明を実施するための最良の形態】
【0008】
ヘルメット1は発光ELファイバ−2を図1の形状に巻かれ、固定される。
ソ−ラ−パネル3をヘルメット表面上部と側面に固定し、電子回路装置4をヘルメット表面下端側面に固定する。
【0009】
ON−OFFスイッチ5は電子回路装置4と連動している。
昇圧回路、充放電回路、インバ−タ−は電子回路装置4の中に装着されている。
【0010】
上記工程で完成した本発明のELファイバー付発光ヘルメットは太陽光エネルギ−を活用することにより電池切れの心配なしでELファイバ−を発光させることが可能である。自転車運転者が発光ヘルメット着用することによりこの発光を一秒でも早く気づくことにより交通事故を防ぐことが期待できる。
【産業上の利用可能】
太陽光発電による発光する発光ヘルメットは工業用ヘルメット、船舶用ヘルメット、自転車用ヘルメット、飛行場整備士ヘルメット、バイク用ヘルメット、幼児用ヘルメットなどに利用できる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【図1】本発明に係わる発光ヘルメット側面図である。
【符号の説明】
1ヘルメット
2発光ELファイバ−
3ソーラーパネル
4電子回路装置
5ON−OFFスイッチ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
発光ELファイバーが固定されたヘルメット
【請求項2】
太陽光発電によって駆動された発光ELファイバー
【請求項3】
太陽光発電によって充電された発光ELファイバー電源
【請求項4】
太陽光発電によって駆動された発光ELファイバー付ヘルメット

【図1】
image rotate


【公開番号】特開2009−270244(P2009−270244A)
【公開日】平成21年11月19日(2009.11.19)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−154607(P2008−154607)
【出願日】平成20年5月2日(2008.5.2)
【出願人】(500232651)イシイ株式会社 (9)
【出願人】(503345743)有限会社 フジ・エコテック (3)
【出願人】(598106061)株式会社ワコーエイト (2)
【Fターム(参考)】