学習機、学習機システム
【課題】 問題を繰り返し出題するだけでなく、覚えたい内容を繰り返し学習できる学習機、学習機の報知機、学習機システムを提供する。
【解決手段】 問題記憶手段2に対応した問題の回答を入力手段1から入力し、回答判定手段4を用いて、その回答と答記憶手段3に記憶された回答を比較判定する。結果は回答結果記憶手段11に記憶される。問題に対する間違いの率と再出題の回数をもとに、再出題時の報知の種類きめ、出題時に報知手段8から報知する。
【解決手段】 問題記憶手段2に対応した問題の回答を入力手段1から入力し、回答判定手段4を用いて、その回答と答記憶手段3に記憶された回答を比較判定する。結果は回答結果記憶手段11に記憶される。問題に対する間違いの率と再出題の回数をもとに、再出題時の報知の種類きめ、出題時に報知手段8から報知する。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、電気的に作動する学習機、学習機システムに関する。
【背景技術】
【0002】
過去の出題結果又は学習者の解答結果に応じて学習効果が高まるように出題問題を決定し、出題される問題のジャンルの片寄りを解消し、かつ、覚えにくい問題や忘れていると予想される問題を出題する技術が開示されている。特許文献1参照。
【特許文献1】特開平6−289767
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
従来の技術では、問題を出題するときに回答結果に応じて次回出題する問題を決定することができる。しかし、使用者が学習機を操作しなければ問題は出題されない。回答結果に応じて出題される問題が決められるが、問題が出題されなければ、必ずしも覚えにくい問題や忘れている問題を繰り返し学習はできない。本発明は、単に問題を決定するだけでなく、問題を出題し、出題したことが使用者に容易に分かり、所定の問題または所定の回答を繰り返し学習できる学習機、学習機システムの提供を目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明の学習機は、問題を記憶する問題記憶手段と、前記問題に対応する答を記憶する答記憶手段と、前記問題記憶手段から問題を選択し出題する問題選択手段と、前記問題選択手段で選択した問題を表示する表示手段と、前記表示手段に表示された問題に対する回答を入力する回答入力手段と、前記回答入力手段から入力された回答と前記答記憶手段に記憶された答とを比較してその結果を回答結果として出力する回答判定手段と、前記回答結果を記憶する回答結果記憶手段と、を有する学習機において、外部機器と無線通信を行う無線通信手段と、前記外部機器に対して前記無線通信手段を介して報知を行う外部報知手段と前記学習機において報知を行う内部報知手段との2系統の報知手段と、前記問題ごとに回答結果をカウントし出題回数に対する正解率に基づいてランクを演算するランク手段と、前記ランクを記憶するランク記憶手段と、時刻を計時し時刻データを出力する時計手段と、を有し、前記問題、前記問題に対応する前記答え、前記回答結果、前記ランクとはそれぞれ関連付けられて記憶され、前記問題が出題されたときに、前記問題が出題されたことを前記ランクに基づいた前記報知手段によって報知することを特徴とする。
【0005】
また更に、前記問題、前記問題に対応する前記答え、前記回答結果、前記ランクとはそれぞれ関連付けられて前記問題に関する関連情報が記憶されている関連情報記憶手段とを有し、前記ランクに基づいた報知を行うときに前記関連情報を加えて報知してもよいし、前記外部報知手段は電子メール手段を有し、前記報知が前記外部報知手段を選択した場合、前記関連情報を前記電子メールの内容に加えて所定の外部機器へ送信してもよいし、同一問題に対する報知回数に基づいて前記問題のランクを変更してもよい。
【0006】
また更に、前記問題に対応した時間帯情報を記憶する関連情報記憶手段を有し、前記問題選択手段は、前記時刻データと前記ランクと前記時間帯情報に基づいて前記問題を選択してもよい。
【0007】
また上述の学習機は、正解率の高い所定の前記ランクを有する問題に対する報知は内部報知手段を用い、正解率の低い所定の前記ランクを有する問題に対する報知は外部報知手段を用いてもよい。
【0008】
また本発明の学習機システムは、上述の学習機の前記外部報知手段は外部機器指示手段を有し、前記外部機器は携帯電話であり、前記携帯電話はプログラムをダウンロードし、そのプログラムを実行することにより、前記外部機器指示手段からの指示を実行することを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明の学習機は、所定のタイミングで報知して覚えたい問題の内容を表示することで、覚えたい問題の内容を学習することができる。さらに、学習機と学習報知機を無線で接続して、学習報知機で報知をすることで、学習機が隠れた場所にあっても学習報知機の知らせで報知されたことが分かる。
【0010】
また本発明では携帯電話によって出題の報知が行われるので、機器の兼用が可能で、また、プログラムをダウンロードすることで、機種が変わっても同様のサービスが受けられる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
本発明を図面を用いて説明する。図1は本発明の実施の形態を表すブロック図である。
【0012】
入力手段1は、文字や数字や記号を入力するキー、カーソルの位置を移動する指示を行うキー、などの入力や操作をするキーボードである。制御手段13はデータの入出力の制御や演算などを行い、学習機全体の制御を司る制御手段である。外部報知手段50は外部機器に報知をさせる手段で、例えばネットワークを介して電子メールの送受信をする電子メール手段やネットワークを介して外部機器を制御する外部機器指示手段などである。
【0013】
問題記憶手段2は、学習機が出題する問題を記憶する記憶手段である。答記憶手段3は、問題記憶手段2に記憶されている問題に対応した答えを記憶する記憶手段である。問題記憶手段2に記憶されている問題と答記憶手段3に記憶されている回答とは、問題に対する答えが対応するように関連付けして記憶されている。ROM10は学習機の制御の設定情報や学習機を制御するプログラムが記憶されれている。また、このメモリにはフラッシュメモリやROMなどの不揮発性メモリー、本体と着脱可能なメモリーカード、CDやDVDやHDDやMDなどの磁気や光などを利用した記憶媒体を用いることができる。
【0014】
時計手段12は時刻を計時して制御手段13へ時刻データを出力する。内部報知手段8はスピーカーとモーターとLEDを有し、制御手段13の要求により報音や振動や発光によって報知する。RAM9は一時的にデータを記憶したり、制御手段13の演算などのワークエリアとして使う。
【0015】
無線通信手段6は外部機器と無線により通信するための通信手段である。IrDAなどの赤外線通信やBluetoothなどの近距離無線を使って通信を行う。
【0016】
問題のデータおよび答えのデータに関しては図3を用いて説明する。図3は問題のデータ構成を表す構成図である。問題と答えのデータを一まとめにして表した図である。データは問題番号25と問題内容26と答27のデータから構成されている。問題番号25は複数の問題に対して各々につける固有の番号である。問題内容26は出題する問題の内容のデータである。答27は問題の内容に対応する答えのデータである。
【0017】
回答判定手段4は問題に対しで入力された回答とその問題に対応する答えを比較して正解か不正解かを判定する手段である。
【0018】
問題記憶手段2に記憶されている問題のデータを問題選択手段52によって選択し、表示手段7に表示して、その問題を見たユーザーが入力手段1を用いて回答を入力する。回答入力手段は入力手段1に含まれている。入力された回答はRAM9に記憶される。RAM9に記憶された回答と答記憶手段3に記憶されている問題に対応した答えを回答判定手段4で比較して正誤を判定する。判定の結果はRAM9に記憶される。判定の結果は表示手段7に表示される。
【0019】
また、判定の結果は回答結果記憶手段11に記憶される。回答結果記憶主手段11に記憶されるデータを図4を用いて説明する。図4は回答結果のデータ構成を示す構成図である。問題番号25と問題データ28で構成される。問題データ28は出題回数29、正解回数30、出題データ31、報知予定32で構成される。出題データ31は回数33、出題日時34、結果35で構成される。報知予定32はランク36と報知回数37で構成される。回答結果記憶主手段11の中にランク記憶手段(ランク36)が含まれランクが記憶されている。
【0020】
回答された問題に対応したデータが一まとめになって構成される。出題回数29はその問題が出題された回数を記憶する。正解回数30はその問題の回答の正解の回数を記憶する。出題データは10回分を記憶する。10回を超えた場合は最古の回答された問題に対応したデータは消去され、最新の回答された問題に対応したデータが記憶される。回数33は出題された問題の出題回数を記憶する。出題日時は出題されたときに時計手段12から日時のデータを取り込んで記憶する。結果35は回答の結果を正解ならば1、不正解ならば0として記憶する。例えば回数33が1の場合は出題日時が2005年12月31日9時45分であり、このとき出題され問題の回答結果は不正解であることを示している。ランク36は問題に対応するランクであり、ランク手段5によって、過去の所定の回数の回答結果から演算され決定される。ランクは問題に対する過去10回の解答の正解率により判断される。正解が8回以上ならランク1、5から7回ならランク2、2から4回ならランク3、0から1回ならランク4となる。報知回数37は報知の回数である。出題回数31や正解回数30は出題されたり、回答が正解だとカウントされる。
【0021】
出題されたデータは10回分記憶されるが、これは際限なく記憶するとメモリーの容量にも限りがあるので記憶できなくなってしまったりするし、あまり古いデータだと現在の使用者の能力を反映しないので、適当なデータを確保するためである。また、記憶するのは10回でなくさらに適当な所定の回数を設定することができる。適当な回数とは現在の能力を推定するのに適した所定の回数、例えば過去3回くらいの結果とすることができる。また、所定の時間、例えば1週間経過したデータは消去するとか、または使用しないとすることで、古いデータを用いないようにし、より現在の能力を推定するのに的確なデータとすることができる。
【0022】
図7は本発明の報知データの構成を表す構成図である。図中列は報知回数48、行はランク49を用いて分けた表で表現している。報知回数48とランク49は、報知予定32の構成要素である報知回数37とランク36に対応する。問題に対して間違えの率によりランクを決めるが、間違いが多いほど繰り返して出題あるいは覚えたい内容を使用者に告知するようにする。出題されたことに対する報知方法を変えることでさらに意識が高くなり学習効果が高くなる。例えば、ランク1のときに報知回数が5回以上ならランダムに報知し、報知回数が3回以上ならアラームにより報知するし、1回以上なら音声による報知を行うし、0回以上のなら音声による報知を行う。報知回数が少ないほど効果のある報知を行うことで学習効果を高める。効果のある報知をランクや報知回数を考慮して決めることでさらに学習効果が高くなる。出題するときにランクの高く、報知回数が少ないものを出題する確立を他のものより高くするように、プログラムあるいは設定するよううにすることでさらに効果の高い学習ができる。
【0023】
また、本実施の形態では、アラーム、メール、音声、振動、またはこれらランダムに報知することで学習に関して意識を高くされるようにして学習効果を高めている。
【0024】
図2は第二の実施の形態を表すブロック図である。学習機全体を制御するのにためにCPU23を用い、ROM16に記憶している制御プログラムに従って動作し、ワークエリアとしてRAM15を使用する。表示手段にLCD18を用い各種表示を行う。報知手段にスピーカー19とモーター20を用い報音、振動で報知する。キーボード14を用い回答入力や問題選択などの入力を行う。フラッシュメモリ17を用いて電源をOFFした場合でも情報が残るようにし、回答の結果などを記憶する。CPU23には無線回路21が接続され他機器と無線により通信を行う。無線回路21にはアンテナ22が接続されている。毎秒カウントし、フラッシュメモリ17に記憶することで時計としても利用できる。
【0025】
図6は本発明の第三の実施の形態を表すブロック図である。学習機の報知機の例である。図1と同様のものは同じ番号を用いた。無線通信手段として携帯電話通信手段47と第二の無線通信手段46を有している。携帯電話通信手段50で携帯電話通信網に接続されている他の携帯電話やネットワークに接続ができる。第二の無線通信手段46はIRDAやBluetoothなどの無線通信手段であり、近くの機器と無線により接続する。学習機と第二の無線通信手段46で接続して通信することで報知機としても使用できる。また、携帯電話機能つきの学習機として使用することもできる。電子メール手段50は電子メールの送受信を行う手段である。電子メールの受信したときに受信の報知を行う。その際、メールのヘッダー情報から報知種別を変えて報知する。
【0026】
図5は本発明の第四の実施の形態を表すブロック図である。学習機をネットワークに接続して用いた場合を示している。学習機38は図6で示した第三の実施の形態である学習機で、携帯電話による無線通信と近距離無線通信が可能である。
【0027】
学習機38は携帯電話機39、携帯電話基地局42、無線IF40と通信が可能である。学習機38は携帯電話機39または無線IF40との間では第二の無線通信手段46を用いて通信する。学習機38は携帯電話基地局42との間では携帯電話通信手段47を用いて通信する。
【0028】
学習機38は携帯電話39と通信した場合は、携帯電話機39と携帯電話基地局42を介してネットワーク43と接続する。学習機38は携帯電話基地局42と携帯電話通信手段47を用いて通信した場合は携帯電話基地局42を介してネットワーク43と接続する。学習機38は無線IF40と第二の無線通信手段46を用いて通信した場合は、無線IF40、無線インターフェースの制御とネットワークとの通信制御を行うコンピュータであるPC41を介してネットワーク43と接続する。
【0029】
ネットワーク43はインターネットの通信網である。ネットワーク43はサーバー44と接続されている。サーバー44は履歴記憶装置45と接続されている。
【0030】
学習機38は履歴記憶装置45と接続ができる。接続のためにはいろいろな経路を用いることができる。履歴記憶装置45は学習機で出題された問題やそれに対する回答などの学習機の学習履歴を記憶している。学習機で行う処理の一部をネットワークを介してサーバーで行うことができる。さらに別の処理をすることも可能である。また、別の形態として、サーバー44に学習機から指示を受けるプログラムを格納し、携帯電話機がネットワークを介してそのプログラムをダウンロードすることで、携帯電話のメモリに指示を受け付けるプログラムが格納され(例えばJAVA等のプログラム)それを実行することで容易に機種を変更しても同じ機能が使える。
【0031】
次に図2に示した第二の実施の形態の場合の動作についてフローチャートを用いて説明する。
【0032】
図8は問題に対するランク付けの動作を説明するフローチャートである。
【0033】
ステップS1は処理の開始である。
【0034】
ステップS2は問題の表示の処理である。ROM16には図3で示す構成の問題番号25と問題26を有する構成の問題のデータが保存されている。その中から問題を一つLCD18へ表示する。その際、カウントされている時計の時刻データをRAMに一時記憶する。
【0035】
ステップS3は回答の入力の処理である。表示された問題に対する回答をキーボード14を用いて入力する。入力された回答は一旦RAM15に保存される。
【0036】
ステップS4は出題回数のカウント処理である。出題された問題に対する出題回数をインクリメントする。図4で示した回答結果のデータはフラッシュメモリ17に記憶されている。その中の出題された問題の問題番号に対応したデータに対して出題回数をインクリメントする。
【0037】
ステップS5は回答の判定処理である。ROM16に記憶されている問題の中から出題された問題に対応した回答とRAM15に一旦記憶されている入力された回答を比較し一致したら正解で不一致ならば不正解と判断する。正解ならばステップS6の処理に進み、不正解ならばステップS9の処理に進む。
【0038】
ステップS6は正解カウント処理を行う。これは、出題された問題に対応した正解回数30をインクリメントする。
【0039】
次にステップS7は日時、結果を記憶するステップである。これは、出題回数を回数33に、ステップS2でRAMに記憶した時刻データを出題日時34に、出題された問題の回答結果を結果35に、その問題に対応したデータ領域に記憶する。次にステップS8に進む。
【0040】
ここでステップS5の別の分岐先の処理である、ステップS9はステップS5の処理で不正解であった場合に進む処理である。ステップS9は日時、結果を記憶する処理である。これは、出題回数を回数33に、ステップS2でRAMに記憶した時刻データを出題日時34に、出題された問題の回答結果を結果35に、その問題に対応したデータ領域に記憶する。次にステップS8に進む。
【0041】
ステップS8はランク決定の処理である。これは、出題データ31に記憶されている過去10回分のデータを参照して、所定の条件に基づいてランクを決める。ここでは、正解が8回以上ならランク1、5から7回ならランク2、2から4回ならランク3、0から1回ならランク4とする。ここで判断したランクはランク36に記憶される。
【0042】
次のステップS10はこの処理の終了である。
【0043】
図9は報知処理に関するフローチャートである。この処理は所定の時間毎や、決められた時刻や、例えば1時間に2回任意のタイミングで処理するとかのように所定の時間の中で任意のタイミングで所定の回数など、のタイミングで報知処理を行う。時計手段12を有しているのでその時計からの割り込み処理や、監視処理を用いてタイミングを作り出して報知処理をする。例えば、予め処理する時刻をセットしておき、その時刻になったら時計のアラームのように時刻一致検出を行い、時刻が一致したら処理を開始する。または、一時間にランダムに2回割り込みを発生させランダムに発生した割り込みにより処理を開始する。
【0044】
ステップS11は処理の開始である。
【0045】
ステップS12は報知する問題の決定の処理である。ここでは、過去に出題された問題の中から、ランダムに報知する問題を決定する。
【0046】
ステップS13はランクと報知回数により報知方法を決定する処理である。これは、報知する問題のランク、報知回数から図7で示す報知方法のうち当てはまるものを検索して報知方法を決め、フラッシュメモリ17に記憶する。
【0047】
ステップS14は報知処理である。これは、ステップS13で決定した報知を行う処理である。
【0048】
ステップS15は報知回数カウントの処理である。報知回数37をインクリメントする。
【0049】
ステップS16はこの処理の終了である。
【0050】
ここで、ステップS12で報知する問題を決めるのであるが、ランクの高いもので報知回数の少ないものから順に報知を行ったり、ランク毎にランダムに選択したり、ランク毎に順番に報知したり、これらを選択したり、することも可能である。
【0051】
ここで、ステップ14の報知処理であるが、アラームによる報知の場合はスピーカーから音を鳴らし、モーターを回して振動させてユーザーにしらせる。そして、問題を表示画面に表示する。音声による報知は音声により問題または回答を読上げ、表示画面に問題を表示する。メールによる報知は、電子メールに問題文を付したメールをユーザーは送信する。振動による報知はモーターを回して振動させ表示画面に問題を表示させる。さらに、これらの報知は、無線回路21により携帯電話39と通信を行い携帯電話に情報を通信する。携帯電話ではアラームがなり携帯電話の画面に問題文と回答が表示される。または携帯電話へメールが送信されメールを開封することにより、問題文や回答を知ることができる。
【0052】
図10は他機に回答結果を送信する場合の動作を説明するフローチャートである。
【0053】
ステップS17は処理の開始である。
【0054】
ステップS18は問題表示の処理である。ROM16には図3で示す構成の問題番号25と問題26を有する構成の問題のデータが保存されている。その中から問題を一つLCD18へ表示する。その際、カウントされている時計の時刻データをRAM15に一時記憶する。
【0055】
ステップS19は回答入力の処理である。これは、表示された問題に対する回答をキーボード14を用いて入力する。入力された回答は一旦RAM15に保存される。
【0056】
ステップS20は出題回数のカウント処理である。出題された問題に対する出題回数をインクリメントする。図4で示した回答結果のデータはフラッシュメモリ17に記憶されている。その中の出題された問題の問題番号に対応したデータに対して出題回数をインクリメントする。
【0057】
ステップS21は回答の判定処理である。ROM16に記憶されている問題の中から出題された問題に対応した回答とRAM15に一旦記憶されている入力された回答を比較し一致したら正解で不一致ならば不正解と判断する。正解ならばステップS22の処理に進み、不正解ならばステップS25の処理に進む。
【0058】
ステップS22は正解カウント処理を行う。これは、出題された問題に対応した正解回数30をインクリメントする。
【0059】
次にステップS23は結果を一時的に記憶するステップである。これは、出題回数と出題時の時刻データと出題された問題の回答結果をRAM15に問題番号、問題および回答とともに記憶する。次にステップS24に進む。
【0060】
ここでステップS21の別の分岐先の処理である、ステップS25はステップS21の処理で不正解であった場合に進む処理である。ステップS25は結果を一時記憶する処理である。これは、出題回数と出題時の時刻データと出題された問題の回答結果をRAM15に問題番号、問題および回答とともに記憶する。次にステップS24に進む。
【0061】
ステップ24は無線通信を行い結果を送信する処理である。無線回路21を用いて外部機器である携帯電話39と無線通信を行う。ここでRAM15に一時記憶された出題回数、出題時の時刻データ、出題された問題の回答結果、問題番号、問題および回答を携帯電話に送信する。
【0062】
ステップS26はこの処理の終了である。
【0063】
図11は携帯電話機が回答結果を受け取ったときの動作を説明するフローチャートである。
【0064】
ステップS27は処理の開始である。
【0065】
ステップS28は携帯電話機39と学習機38が無線通信により通信を行い、携帯電話機38は学習機38から出題回数、出題時の時刻データ、出題された問題の回答結果、問題番号、問題および回答を受信する。
【0066】
ステップS29はデータの保存処理である。受信したデータは携帯電話機のメモリに図4で示された構成を有するように記憶される。
【0067】
ステップS30はランク決定処理である。携帯電話機39において記憶されている、受信したデータの過去10回分のデータを参照して、所定の条件に基づいてランクを決める。ここでは、正解が8回以上ならランク1、5から7回ならランク2、2から4回ならランク3、0から1回ならランク4とする。ここで判断したランクは携帯電話機39に保存される。
【0068】
次のステップS31はこの処理の終了である。
【0069】
図12は学習機38が携帯電話機39を介して履歴記憶装置45に回答結果を保存する場合の動作を説明するフローチャートである。
【0070】
ステップ32は処理の開始である。
【0071】
ステップ33は無線回路21を使用して学習機38が携帯電話機39へ対して回答結果等を送信して、携帯電話機39がそのデータを受信する処理である。
【0072】
ステップ34は携帯電話通信を行いインターネットに接続してサーバーへ結果を送信する処理である。携帯電話機39は携帯電話基地局42を介し、ネットワーク43を介し、サーバー44と接続し、データ通信を行う。サーバ44は履歴記憶装置45と接続されている。学習機38からの回答結果などのデータを履歴記憶装置45へ送信する。送信されたデータは図4で示すようなデータの構成を有するようにデータを記憶する。
【0073】
ステップ35はこの処理の終了である。
【0074】
図13は携帯電話機が報知する動作を説明するフローチャートである。この処理は所定の時間毎とか、決められた時刻にとか、例えば1時間にうちランダムな時刻で2回とかのように所定の時間のうちに任意のタイミングでとか、のように所定のタイミングで報知を行う。携帯電話機39が有するクロックを基にしてタイミングを作成する。
【0075】
ステップS36は処理の開始である。
【0076】
ステップS37は報知する問題の決定の処理である。ここでは、過去に出題された問題の中から、ランダムに報知する問題を決定する。
【0077】
ステップS38はランクと報知回数により報知方法を決定する処理である。これは、報知する問題のランク、報知回数から図7で示す報知方法のうち当てはまるものを検索して報知方法を決め、携帯電話機内のメモリーに記憶する。
【0078】
ステップS39は報知処理である。これは、ステップS38で決定した報知を行う処理である。
【0079】
ステップS40は報知回数カウントの処理である。報知回数をインクリメントして再記憶する。
【0080】
ステップS41はこの処理の終了である。
【0081】
ここで、ステップS37で報知する問題を決めるのであるが、ランクの高いもので報知回数の少ないものから順に報知を行ったり、ランク毎にランダムに選択したり、ランク毎に順番に報知したり、これらを選択したり、することも可能である。
【0082】
ここで、ステップ39の報知処理であるが、アラームによる報知の場合はスピーカーから音を鳴らし、モーターを回して振動させてユーザーにしらせる。そして、問題を表示画面に表示する。音声による報知は音声により問題または回答を読上げ、表示画面に問題を表示する。メールによる報知は、電子メールに問題文を付したメールをユーザーは送信する。振動による報知はモーターを回して振動させ表示画面に問題を表示させる。さらに、これらの報知は、無線回路21により学習機38と通信を行い学習機38に情報を通信し、学習機でアラームが鳴るようにし、画面に問題文と回答が表示されるようにすることもできる。または自身の携帯電話機へメールを送信すればメールにより問題文や回答を知ることができる。
【0083】
携帯電話機がメールを受け取ったさいに、受け取った内容に対応して着信アラームを変更することができる。例えば、ランクの低いものなら振動による着信アラーム、ランクの高いものなら音と振動による着信アラームにコントロールすることができる。メールのタイトルやヘッダーや差出人などを種別により変えることで、アラームを変更することが可能である。メールの内容がランクの高いものか低いものかが着信により判断が可能となるので、問題に対する意識が高まり学習効果が上がる。
【0084】
図14はサーバーが報知を指示する動作を説明するフローチャートである。この処理は所定の時間毎とか、決められた時刻にとか、例えば1時間にうちランダムな時刻で2回とかのように所定の時間のうちに任意のタイミングでとか、のように所定のタイミングで報知を行う。サーバー44が有するクロックを基にしてタイミングを作成する。
【0085】
ステップS42は処理の開始である。
【0086】
ステップS43は報知する問題の決定の処理である。ここでは、過去に出題された問題の中から、ランダムに報知する問題を決定する。問題を決めるのであるが、ランクの高いもので報知回数の少ないものから順に報知を行ったり、ランク毎にランダムに選択したり、ランク毎に順番に報知したり、これらを選択したり、してもよい。
【0087】
ステップS44はランクと報知回数により報知方法を決定する処理である。これは、履歴記憶装置45に記憶してある問題のランク、報知回数から図7で示す報知方法のうち当てはまるものを検索して報知方法を決める。
【0088】
ステップS45はインターネットに接続して携帯電話機39に対して報知支持をする処理である。サーバー44は携帯電話機器39と通信を行い、携帯電話機39に対して報知の指示を行う。この際メールでの報知の場合は、携帯電話機39に対してメールを送信することで行う。他の携帯電話機39の機能を用いた報知の場合は携帯電話機39に対してコマンドを送信してコントロールする。ここで、報知処理であるが、アラームによる報知の場合はスピーカーから音を鳴らし、または、モーターを回して振動させてユーザーにしらせる。そして、問題を表示画面に表示する。音声による報知は音声により問題または回答を読上げ、表示画面に問題を表示する。振動による報知はモーターを回して振動させ表示画面に問題を表示させる。さらに、これらの報知は、携帯電話機39と学習機38とが近距離無線通信を行い学習機38に情報を通信し、学習機でアラームが鳴るようにし、画面に問題文と回答が表示されるようにすることもできる。
【0089】
ステップS46は報知回数カウントの処理である。報知回数をインクリメントして再記憶する。
【0090】
ステップS47はこの処理の終了である。
【0091】
携帯電話機39の代わりに無線IF40、PC41を介して同様に実現できる。
【0092】
本発明では、報知を行うときに関連情報記憶手段51に記憶してある関連情報例えば、問題や答え関する解説とか、コーヒーブレークのようなコラムとかが記憶されている。これを報知のときに同時に表示することで、リフレッシュ効果やインパクトが強くなり覚えやすくなる。また、日付や時刻に関する情報を関連情報として記憶してもよく、呼び出した日時に対応する関連情報を表示してもよい。
【0093】
本発明の電子学習機、電子学習報知機、学習機システムは音、光、振動、電子メール、表示の複数の報知手段や音声や表示の複数の内容の表示手段を用いることができる。これにより報知を見逃したりすることを防止できる。例えば騒音大きい所では音による報知は見逃しやすいが、振動による報知ならば見逃しにくい。暗く騒音大きい所では光による報知は有効である。このように報知の方法を複数用意することで報知を見逃すことを防止できる。音声により学習したい内容を発音したり、ディスプレイに学習したい内容を表示したりできるので、覚えやすい表現により学習が可能である。また、学習したい内容の重要度に対応して複数の報知の方法を使い分けることで、報知されたときに学習したい内容の重要度を判断することができるので、報知されたときに学習内容の表示を見るか見ないか判断できる。忙しいときに重要度の低い学習内容と判れば学習内容を見ないことができる。
【図面の簡単な説明】
【0094】
【図1】図1は本発明の第一の実施の形態を表すブロック図である。
【図2】図2は本発明の第二の実施の形態を表すブロック図である。
【図3】図3は問題のデータ構成を表す構成図である。
【図4】図4は回答結果のデータ構成を表す構成図である。
【図5】図5は本発明の第四の実施の形態を表すシステム構成図である。
【図6】図6は本発明の第三の実施の形態を表すブロック図である。
【図7】図7は本発明の報知データの構成を表す構成図である。
【図8】図8は問題に対するランク付けの動作を説明するフローチャートである。
【図9】図9は報知処理に関するフローチャートである。
【図10】図10は他機に回答結果を送信する場合の動作を説明するフローチャートである。
【図11】図11は携帯電話機が回答結果を受け取ったときの動作を説明するフローチャートである。
【図12】図12は履歴記憶装置に回答結果を保存する場合の動作を説明するフローチャートである。
【図13】図13は携帯電話機が報知する動作を説明するフローチャートである。
【図14】図14はサーバーが報知を指示する動作を説明するフローチャートである。
【符号の説明】
【0095】
1 入力手段
2 問題記憶手段
3 答記憶手段
4 回答判定手段
6 無線通信手段
7 表示手段
8 報知手段
9 RAM
10 ROM
11 回答結果記憶手段
12 時計手段
13 制御手段
43 ネットワーク
【技術分野】
【0001】
本発明は、電気的に作動する学習機、学習機システムに関する。
【背景技術】
【0002】
過去の出題結果又は学習者の解答結果に応じて学習効果が高まるように出題問題を決定し、出題される問題のジャンルの片寄りを解消し、かつ、覚えにくい問題や忘れていると予想される問題を出題する技術が開示されている。特許文献1参照。
【特許文献1】特開平6−289767
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
従来の技術では、問題を出題するときに回答結果に応じて次回出題する問題を決定することができる。しかし、使用者が学習機を操作しなければ問題は出題されない。回答結果に応じて出題される問題が決められるが、問題が出題されなければ、必ずしも覚えにくい問題や忘れている問題を繰り返し学習はできない。本発明は、単に問題を決定するだけでなく、問題を出題し、出題したことが使用者に容易に分かり、所定の問題または所定の回答を繰り返し学習できる学習機、学習機システムの提供を目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明の学習機は、問題を記憶する問題記憶手段と、前記問題に対応する答を記憶する答記憶手段と、前記問題記憶手段から問題を選択し出題する問題選択手段と、前記問題選択手段で選択した問題を表示する表示手段と、前記表示手段に表示された問題に対する回答を入力する回答入力手段と、前記回答入力手段から入力された回答と前記答記憶手段に記憶された答とを比較してその結果を回答結果として出力する回答判定手段と、前記回答結果を記憶する回答結果記憶手段と、を有する学習機において、外部機器と無線通信を行う無線通信手段と、前記外部機器に対して前記無線通信手段を介して報知を行う外部報知手段と前記学習機において報知を行う内部報知手段との2系統の報知手段と、前記問題ごとに回答結果をカウントし出題回数に対する正解率に基づいてランクを演算するランク手段と、前記ランクを記憶するランク記憶手段と、時刻を計時し時刻データを出力する時計手段と、を有し、前記問題、前記問題に対応する前記答え、前記回答結果、前記ランクとはそれぞれ関連付けられて記憶され、前記問題が出題されたときに、前記問題が出題されたことを前記ランクに基づいた前記報知手段によって報知することを特徴とする。
【0005】
また更に、前記問題、前記問題に対応する前記答え、前記回答結果、前記ランクとはそれぞれ関連付けられて前記問題に関する関連情報が記憶されている関連情報記憶手段とを有し、前記ランクに基づいた報知を行うときに前記関連情報を加えて報知してもよいし、前記外部報知手段は電子メール手段を有し、前記報知が前記外部報知手段を選択した場合、前記関連情報を前記電子メールの内容に加えて所定の外部機器へ送信してもよいし、同一問題に対する報知回数に基づいて前記問題のランクを変更してもよい。
【0006】
また更に、前記問題に対応した時間帯情報を記憶する関連情報記憶手段を有し、前記問題選択手段は、前記時刻データと前記ランクと前記時間帯情報に基づいて前記問題を選択してもよい。
【0007】
また上述の学習機は、正解率の高い所定の前記ランクを有する問題に対する報知は内部報知手段を用い、正解率の低い所定の前記ランクを有する問題に対する報知は外部報知手段を用いてもよい。
【0008】
また本発明の学習機システムは、上述の学習機の前記外部報知手段は外部機器指示手段を有し、前記外部機器は携帯電話であり、前記携帯電話はプログラムをダウンロードし、そのプログラムを実行することにより、前記外部機器指示手段からの指示を実行することを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明の学習機は、所定のタイミングで報知して覚えたい問題の内容を表示することで、覚えたい問題の内容を学習することができる。さらに、学習機と学習報知機を無線で接続して、学習報知機で報知をすることで、学習機が隠れた場所にあっても学習報知機の知らせで報知されたことが分かる。
【0010】
また本発明では携帯電話によって出題の報知が行われるので、機器の兼用が可能で、また、プログラムをダウンロードすることで、機種が変わっても同様のサービスが受けられる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
本発明を図面を用いて説明する。図1は本発明の実施の形態を表すブロック図である。
【0012】
入力手段1は、文字や数字や記号を入力するキー、カーソルの位置を移動する指示を行うキー、などの入力や操作をするキーボードである。制御手段13はデータの入出力の制御や演算などを行い、学習機全体の制御を司る制御手段である。外部報知手段50は外部機器に報知をさせる手段で、例えばネットワークを介して電子メールの送受信をする電子メール手段やネットワークを介して外部機器を制御する外部機器指示手段などである。
【0013】
問題記憶手段2は、学習機が出題する問題を記憶する記憶手段である。答記憶手段3は、問題記憶手段2に記憶されている問題に対応した答えを記憶する記憶手段である。問題記憶手段2に記憶されている問題と答記憶手段3に記憶されている回答とは、問題に対する答えが対応するように関連付けして記憶されている。ROM10は学習機の制御の設定情報や学習機を制御するプログラムが記憶されれている。また、このメモリにはフラッシュメモリやROMなどの不揮発性メモリー、本体と着脱可能なメモリーカード、CDやDVDやHDDやMDなどの磁気や光などを利用した記憶媒体を用いることができる。
【0014】
時計手段12は時刻を計時して制御手段13へ時刻データを出力する。内部報知手段8はスピーカーとモーターとLEDを有し、制御手段13の要求により報音や振動や発光によって報知する。RAM9は一時的にデータを記憶したり、制御手段13の演算などのワークエリアとして使う。
【0015】
無線通信手段6は外部機器と無線により通信するための通信手段である。IrDAなどの赤外線通信やBluetoothなどの近距離無線を使って通信を行う。
【0016】
問題のデータおよび答えのデータに関しては図3を用いて説明する。図3は問題のデータ構成を表す構成図である。問題と答えのデータを一まとめにして表した図である。データは問題番号25と問題内容26と答27のデータから構成されている。問題番号25は複数の問題に対して各々につける固有の番号である。問題内容26は出題する問題の内容のデータである。答27は問題の内容に対応する答えのデータである。
【0017】
回答判定手段4は問題に対しで入力された回答とその問題に対応する答えを比較して正解か不正解かを判定する手段である。
【0018】
問題記憶手段2に記憶されている問題のデータを問題選択手段52によって選択し、表示手段7に表示して、その問題を見たユーザーが入力手段1を用いて回答を入力する。回答入力手段は入力手段1に含まれている。入力された回答はRAM9に記憶される。RAM9に記憶された回答と答記憶手段3に記憶されている問題に対応した答えを回答判定手段4で比較して正誤を判定する。判定の結果はRAM9に記憶される。判定の結果は表示手段7に表示される。
【0019】
また、判定の結果は回答結果記憶手段11に記憶される。回答結果記憶主手段11に記憶されるデータを図4を用いて説明する。図4は回答結果のデータ構成を示す構成図である。問題番号25と問題データ28で構成される。問題データ28は出題回数29、正解回数30、出題データ31、報知予定32で構成される。出題データ31は回数33、出題日時34、結果35で構成される。報知予定32はランク36と報知回数37で構成される。回答結果記憶主手段11の中にランク記憶手段(ランク36)が含まれランクが記憶されている。
【0020】
回答された問題に対応したデータが一まとめになって構成される。出題回数29はその問題が出題された回数を記憶する。正解回数30はその問題の回答の正解の回数を記憶する。出題データは10回分を記憶する。10回を超えた場合は最古の回答された問題に対応したデータは消去され、最新の回答された問題に対応したデータが記憶される。回数33は出題された問題の出題回数を記憶する。出題日時は出題されたときに時計手段12から日時のデータを取り込んで記憶する。結果35は回答の結果を正解ならば1、不正解ならば0として記憶する。例えば回数33が1の場合は出題日時が2005年12月31日9時45分であり、このとき出題され問題の回答結果は不正解であることを示している。ランク36は問題に対応するランクであり、ランク手段5によって、過去の所定の回数の回答結果から演算され決定される。ランクは問題に対する過去10回の解答の正解率により判断される。正解が8回以上ならランク1、5から7回ならランク2、2から4回ならランク3、0から1回ならランク4となる。報知回数37は報知の回数である。出題回数31や正解回数30は出題されたり、回答が正解だとカウントされる。
【0021】
出題されたデータは10回分記憶されるが、これは際限なく記憶するとメモリーの容量にも限りがあるので記憶できなくなってしまったりするし、あまり古いデータだと現在の使用者の能力を反映しないので、適当なデータを確保するためである。また、記憶するのは10回でなくさらに適当な所定の回数を設定することができる。適当な回数とは現在の能力を推定するのに適した所定の回数、例えば過去3回くらいの結果とすることができる。また、所定の時間、例えば1週間経過したデータは消去するとか、または使用しないとすることで、古いデータを用いないようにし、より現在の能力を推定するのに的確なデータとすることができる。
【0022】
図7は本発明の報知データの構成を表す構成図である。図中列は報知回数48、行はランク49を用いて分けた表で表現している。報知回数48とランク49は、報知予定32の構成要素である報知回数37とランク36に対応する。問題に対して間違えの率によりランクを決めるが、間違いが多いほど繰り返して出題あるいは覚えたい内容を使用者に告知するようにする。出題されたことに対する報知方法を変えることでさらに意識が高くなり学習効果が高くなる。例えば、ランク1のときに報知回数が5回以上ならランダムに報知し、報知回数が3回以上ならアラームにより報知するし、1回以上なら音声による報知を行うし、0回以上のなら音声による報知を行う。報知回数が少ないほど効果のある報知を行うことで学習効果を高める。効果のある報知をランクや報知回数を考慮して決めることでさらに学習効果が高くなる。出題するときにランクの高く、報知回数が少ないものを出題する確立を他のものより高くするように、プログラムあるいは設定するよううにすることでさらに効果の高い学習ができる。
【0023】
また、本実施の形態では、アラーム、メール、音声、振動、またはこれらランダムに報知することで学習に関して意識を高くされるようにして学習効果を高めている。
【0024】
図2は第二の実施の形態を表すブロック図である。学習機全体を制御するのにためにCPU23を用い、ROM16に記憶している制御プログラムに従って動作し、ワークエリアとしてRAM15を使用する。表示手段にLCD18を用い各種表示を行う。報知手段にスピーカー19とモーター20を用い報音、振動で報知する。キーボード14を用い回答入力や問題選択などの入力を行う。フラッシュメモリ17を用いて電源をOFFした場合でも情報が残るようにし、回答の結果などを記憶する。CPU23には無線回路21が接続され他機器と無線により通信を行う。無線回路21にはアンテナ22が接続されている。毎秒カウントし、フラッシュメモリ17に記憶することで時計としても利用できる。
【0025】
図6は本発明の第三の実施の形態を表すブロック図である。学習機の報知機の例である。図1と同様のものは同じ番号を用いた。無線通信手段として携帯電話通信手段47と第二の無線通信手段46を有している。携帯電話通信手段50で携帯電話通信網に接続されている他の携帯電話やネットワークに接続ができる。第二の無線通信手段46はIRDAやBluetoothなどの無線通信手段であり、近くの機器と無線により接続する。学習機と第二の無線通信手段46で接続して通信することで報知機としても使用できる。また、携帯電話機能つきの学習機として使用することもできる。電子メール手段50は電子メールの送受信を行う手段である。電子メールの受信したときに受信の報知を行う。その際、メールのヘッダー情報から報知種別を変えて報知する。
【0026】
図5は本発明の第四の実施の形態を表すブロック図である。学習機をネットワークに接続して用いた場合を示している。学習機38は図6で示した第三の実施の形態である学習機で、携帯電話による無線通信と近距離無線通信が可能である。
【0027】
学習機38は携帯電話機39、携帯電話基地局42、無線IF40と通信が可能である。学習機38は携帯電話機39または無線IF40との間では第二の無線通信手段46を用いて通信する。学習機38は携帯電話基地局42との間では携帯電話通信手段47を用いて通信する。
【0028】
学習機38は携帯電話39と通信した場合は、携帯電話機39と携帯電話基地局42を介してネットワーク43と接続する。学習機38は携帯電話基地局42と携帯電話通信手段47を用いて通信した場合は携帯電話基地局42を介してネットワーク43と接続する。学習機38は無線IF40と第二の無線通信手段46を用いて通信した場合は、無線IF40、無線インターフェースの制御とネットワークとの通信制御を行うコンピュータであるPC41を介してネットワーク43と接続する。
【0029】
ネットワーク43はインターネットの通信網である。ネットワーク43はサーバー44と接続されている。サーバー44は履歴記憶装置45と接続されている。
【0030】
学習機38は履歴記憶装置45と接続ができる。接続のためにはいろいろな経路を用いることができる。履歴記憶装置45は学習機で出題された問題やそれに対する回答などの学習機の学習履歴を記憶している。学習機で行う処理の一部をネットワークを介してサーバーで行うことができる。さらに別の処理をすることも可能である。また、別の形態として、サーバー44に学習機から指示を受けるプログラムを格納し、携帯電話機がネットワークを介してそのプログラムをダウンロードすることで、携帯電話のメモリに指示を受け付けるプログラムが格納され(例えばJAVA等のプログラム)それを実行することで容易に機種を変更しても同じ機能が使える。
【0031】
次に図2に示した第二の実施の形態の場合の動作についてフローチャートを用いて説明する。
【0032】
図8は問題に対するランク付けの動作を説明するフローチャートである。
【0033】
ステップS1は処理の開始である。
【0034】
ステップS2は問題の表示の処理である。ROM16には図3で示す構成の問題番号25と問題26を有する構成の問題のデータが保存されている。その中から問題を一つLCD18へ表示する。その際、カウントされている時計の時刻データをRAMに一時記憶する。
【0035】
ステップS3は回答の入力の処理である。表示された問題に対する回答をキーボード14を用いて入力する。入力された回答は一旦RAM15に保存される。
【0036】
ステップS4は出題回数のカウント処理である。出題された問題に対する出題回数をインクリメントする。図4で示した回答結果のデータはフラッシュメモリ17に記憶されている。その中の出題された問題の問題番号に対応したデータに対して出題回数をインクリメントする。
【0037】
ステップS5は回答の判定処理である。ROM16に記憶されている問題の中から出題された問題に対応した回答とRAM15に一旦記憶されている入力された回答を比較し一致したら正解で不一致ならば不正解と判断する。正解ならばステップS6の処理に進み、不正解ならばステップS9の処理に進む。
【0038】
ステップS6は正解カウント処理を行う。これは、出題された問題に対応した正解回数30をインクリメントする。
【0039】
次にステップS7は日時、結果を記憶するステップである。これは、出題回数を回数33に、ステップS2でRAMに記憶した時刻データを出題日時34に、出題された問題の回答結果を結果35に、その問題に対応したデータ領域に記憶する。次にステップS8に進む。
【0040】
ここでステップS5の別の分岐先の処理である、ステップS9はステップS5の処理で不正解であった場合に進む処理である。ステップS9は日時、結果を記憶する処理である。これは、出題回数を回数33に、ステップS2でRAMに記憶した時刻データを出題日時34に、出題された問題の回答結果を結果35に、その問題に対応したデータ領域に記憶する。次にステップS8に進む。
【0041】
ステップS8はランク決定の処理である。これは、出題データ31に記憶されている過去10回分のデータを参照して、所定の条件に基づいてランクを決める。ここでは、正解が8回以上ならランク1、5から7回ならランク2、2から4回ならランク3、0から1回ならランク4とする。ここで判断したランクはランク36に記憶される。
【0042】
次のステップS10はこの処理の終了である。
【0043】
図9は報知処理に関するフローチャートである。この処理は所定の時間毎や、決められた時刻や、例えば1時間に2回任意のタイミングで処理するとかのように所定の時間の中で任意のタイミングで所定の回数など、のタイミングで報知処理を行う。時計手段12を有しているのでその時計からの割り込み処理や、監視処理を用いてタイミングを作り出して報知処理をする。例えば、予め処理する時刻をセットしておき、その時刻になったら時計のアラームのように時刻一致検出を行い、時刻が一致したら処理を開始する。または、一時間にランダムに2回割り込みを発生させランダムに発生した割り込みにより処理を開始する。
【0044】
ステップS11は処理の開始である。
【0045】
ステップS12は報知する問題の決定の処理である。ここでは、過去に出題された問題の中から、ランダムに報知する問題を決定する。
【0046】
ステップS13はランクと報知回数により報知方法を決定する処理である。これは、報知する問題のランク、報知回数から図7で示す報知方法のうち当てはまるものを検索して報知方法を決め、フラッシュメモリ17に記憶する。
【0047】
ステップS14は報知処理である。これは、ステップS13で決定した報知を行う処理である。
【0048】
ステップS15は報知回数カウントの処理である。報知回数37をインクリメントする。
【0049】
ステップS16はこの処理の終了である。
【0050】
ここで、ステップS12で報知する問題を決めるのであるが、ランクの高いもので報知回数の少ないものから順に報知を行ったり、ランク毎にランダムに選択したり、ランク毎に順番に報知したり、これらを選択したり、することも可能である。
【0051】
ここで、ステップ14の報知処理であるが、アラームによる報知の場合はスピーカーから音を鳴らし、モーターを回して振動させてユーザーにしらせる。そして、問題を表示画面に表示する。音声による報知は音声により問題または回答を読上げ、表示画面に問題を表示する。メールによる報知は、電子メールに問題文を付したメールをユーザーは送信する。振動による報知はモーターを回して振動させ表示画面に問題を表示させる。さらに、これらの報知は、無線回路21により携帯電話39と通信を行い携帯電話に情報を通信する。携帯電話ではアラームがなり携帯電話の画面に問題文と回答が表示される。または携帯電話へメールが送信されメールを開封することにより、問題文や回答を知ることができる。
【0052】
図10は他機に回答結果を送信する場合の動作を説明するフローチャートである。
【0053】
ステップS17は処理の開始である。
【0054】
ステップS18は問題表示の処理である。ROM16には図3で示す構成の問題番号25と問題26を有する構成の問題のデータが保存されている。その中から問題を一つLCD18へ表示する。その際、カウントされている時計の時刻データをRAM15に一時記憶する。
【0055】
ステップS19は回答入力の処理である。これは、表示された問題に対する回答をキーボード14を用いて入力する。入力された回答は一旦RAM15に保存される。
【0056】
ステップS20は出題回数のカウント処理である。出題された問題に対する出題回数をインクリメントする。図4で示した回答結果のデータはフラッシュメモリ17に記憶されている。その中の出題された問題の問題番号に対応したデータに対して出題回数をインクリメントする。
【0057】
ステップS21は回答の判定処理である。ROM16に記憶されている問題の中から出題された問題に対応した回答とRAM15に一旦記憶されている入力された回答を比較し一致したら正解で不一致ならば不正解と判断する。正解ならばステップS22の処理に進み、不正解ならばステップS25の処理に進む。
【0058】
ステップS22は正解カウント処理を行う。これは、出題された問題に対応した正解回数30をインクリメントする。
【0059】
次にステップS23は結果を一時的に記憶するステップである。これは、出題回数と出題時の時刻データと出題された問題の回答結果をRAM15に問題番号、問題および回答とともに記憶する。次にステップS24に進む。
【0060】
ここでステップS21の別の分岐先の処理である、ステップS25はステップS21の処理で不正解であった場合に進む処理である。ステップS25は結果を一時記憶する処理である。これは、出題回数と出題時の時刻データと出題された問題の回答結果をRAM15に問題番号、問題および回答とともに記憶する。次にステップS24に進む。
【0061】
ステップ24は無線通信を行い結果を送信する処理である。無線回路21を用いて外部機器である携帯電話39と無線通信を行う。ここでRAM15に一時記憶された出題回数、出題時の時刻データ、出題された問題の回答結果、問題番号、問題および回答を携帯電話に送信する。
【0062】
ステップS26はこの処理の終了である。
【0063】
図11は携帯電話機が回答結果を受け取ったときの動作を説明するフローチャートである。
【0064】
ステップS27は処理の開始である。
【0065】
ステップS28は携帯電話機39と学習機38が無線通信により通信を行い、携帯電話機38は学習機38から出題回数、出題時の時刻データ、出題された問題の回答結果、問題番号、問題および回答を受信する。
【0066】
ステップS29はデータの保存処理である。受信したデータは携帯電話機のメモリに図4で示された構成を有するように記憶される。
【0067】
ステップS30はランク決定処理である。携帯電話機39において記憶されている、受信したデータの過去10回分のデータを参照して、所定の条件に基づいてランクを決める。ここでは、正解が8回以上ならランク1、5から7回ならランク2、2から4回ならランク3、0から1回ならランク4とする。ここで判断したランクは携帯電話機39に保存される。
【0068】
次のステップS31はこの処理の終了である。
【0069】
図12は学習機38が携帯電話機39を介して履歴記憶装置45に回答結果を保存する場合の動作を説明するフローチャートである。
【0070】
ステップ32は処理の開始である。
【0071】
ステップ33は無線回路21を使用して学習機38が携帯電話機39へ対して回答結果等を送信して、携帯電話機39がそのデータを受信する処理である。
【0072】
ステップ34は携帯電話通信を行いインターネットに接続してサーバーへ結果を送信する処理である。携帯電話機39は携帯電話基地局42を介し、ネットワーク43を介し、サーバー44と接続し、データ通信を行う。サーバ44は履歴記憶装置45と接続されている。学習機38からの回答結果などのデータを履歴記憶装置45へ送信する。送信されたデータは図4で示すようなデータの構成を有するようにデータを記憶する。
【0073】
ステップ35はこの処理の終了である。
【0074】
図13は携帯電話機が報知する動作を説明するフローチャートである。この処理は所定の時間毎とか、決められた時刻にとか、例えば1時間にうちランダムな時刻で2回とかのように所定の時間のうちに任意のタイミングでとか、のように所定のタイミングで報知を行う。携帯電話機39が有するクロックを基にしてタイミングを作成する。
【0075】
ステップS36は処理の開始である。
【0076】
ステップS37は報知する問題の決定の処理である。ここでは、過去に出題された問題の中から、ランダムに報知する問題を決定する。
【0077】
ステップS38はランクと報知回数により報知方法を決定する処理である。これは、報知する問題のランク、報知回数から図7で示す報知方法のうち当てはまるものを検索して報知方法を決め、携帯電話機内のメモリーに記憶する。
【0078】
ステップS39は報知処理である。これは、ステップS38で決定した報知を行う処理である。
【0079】
ステップS40は報知回数カウントの処理である。報知回数をインクリメントして再記憶する。
【0080】
ステップS41はこの処理の終了である。
【0081】
ここで、ステップS37で報知する問題を決めるのであるが、ランクの高いもので報知回数の少ないものから順に報知を行ったり、ランク毎にランダムに選択したり、ランク毎に順番に報知したり、これらを選択したり、することも可能である。
【0082】
ここで、ステップ39の報知処理であるが、アラームによる報知の場合はスピーカーから音を鳴らし、モーターを回して振動させてユーザーにしらせる。そして、問題を表示画面に表示する。音声による報知は音声により問題または回答を読上げ、表示画面に問題を表示する。メールによる報知は、電子メールに問題文を付したメールをユーザーは送信する。振動による報知はモーターを回して振動させ表示画面に問題を表示させる。さらに、これらの報知は、無線回路21により学習機38と通信を行い学習機38に情報を通信し、学習機でアラームが鳴るようにし、画面に問題文と回答が表示されるようにすることもできる。または自身の携帯電話機へメールを送信すればメールにより問題文や回答を知ることができる。
【0083】
携帯電話機がメールを受け取ったさいに、受け取った内容に対応して着信アラームを変更することができる。例えば、ランクの低いものなら振動による着信アラーム、ランクの高いものなら音と振動による着信アラームにコントロールすることができる。メールのタイトルやヘッダーや差出人などを種別により変えることで、アラームを変更することが可能である。メールの内容がランクの高いものか低いものかが着信により判断が可能となるので、問題に対する意識が高まり学習効果が上がる。
【0084】
図14はサーバーが報知を指示する動作を説明するフローチャートである。この処理は所定の時間毎とか、決められた時刻にとか、例えば1時間にうちランダムな時刻で2回とかのように所定の時間のうちに任意のタイミングでとか、のように所定のタイミングで報知を行う。サーバー44が有するクロックを基にしてタイミングを作成する。
【0085】
ステップS42は処理の開始である。
【0086】
ステップS43は報知する問題の決定の処理である。ここでは、過去に出題された問題の中から、ランダムに報知する問題を決定する。問題を決めるのであるが、ランクの高いもので報知回数の少ないものから順に報知を行ったり、ランク毎にランダムに選択したり、ランク毎に順番に報知したり、これらを選択したり、してもよい。
【0087】
ステップS44はランクと報知回数により報知方法を決定する処理である。これは、履歴記憶装置45に記憶してある問題のランク、報知回数から図7で示す報知方法のうち当てはまるものを検索して報知方法を決める。
【0088】
ステップS45はインターネットに接続して携帯電話機39に対して報知支持をする処理である。サーバー44は携帯電話機器39と通信を行い、携帯電話機39に対して報知の指示を行う。この際メールでの報知の場合は、携帯電話機39に対してメールを送信することで行う。他の携帯電話機39の機能を用いた報知の場合は携帯電話機39に対してコマンドを送信してコントロールする。ここで、報知処理であるが、アラームによる報知の場合はスピーカーから音を鳴らし、または、モーターを回して振動させてユーザーにしらせる。そして、問題を表示画面に表示する。音声による報知は音声により問題または回答を読上げ、表示画面に問題を表示する。振動による報知はモーターを回して振動させ表示画面に問題を表示させる。さらに、これらの報知は、携帯電話機39と学習機38とが近距離無線通信を行い学習機38に情報を通信し、学習機でアラームが鳴るようにし、画面に問題文と回答が表示されるようにすることもできる。
【0089】
ステップS46は報知回数カウントの処理である。報知回数をインクリメントして再記憶する。
【0090】
ステップS47はこの処理の終了である。
【0091】
携帯電話機39の代わりに無線IF40、PC41を介して同様に実現できる。
【0092】
本発明では、報知を行うときに関連情報記憶手段51に記憶してある関連情報例えば、問題や答え関する解説とか、コーヒーブレークのようなコラムとかが記憶されている。これを報知のときに同時に表示することで、リフレッシュ効果やインパクトが強くなり覚えやすくなる。また、日付や時刻に関する情報を関連情報として記憶してもよく、呼び出した日時に対応する関連情報を表示してもよい。
【0093】
本発明の電子学習機、電子学習報知機、学習機システムは音、光、振動、電子メール、表示の複数の報知手段や音声や表示の複数の内容の表示手段を用いることができる。これにより報知を見逃したりすることを防止できる。例えば騒音大きい所では音による報知は見逃しやすいが、振動による報知ならば見逃しにくい。暗く騒音大きい所では光による報知は有効である。このように報知の方法を複数用意することで報知を見逃すことを防止できる。音声により学習したい内容を発音したり、ディスプレイに学習したい内容を表示したりできるので、覚えやすい表現により学習が可能である。また、学習したい内容の重要度に対応して複数の報知の方法を使い分けることで、報知されたときに学習したい内容の重要度を判断することができるので、報知されたときに学習内容の表示を見るか見ないか判断できる。忙しいときに重要度の低い学習内容と判れば学習内容を見ないことができる。
【図面の簡単な説明】
【0094】
【図1】図1は本発明の第一の実施の形態を表すブロック図である。
【図2】図2は本発明の第二の実施の形態を表すブロック図である。
【図3】図3は問題のデータ構成を表す構成図である。
【図4】図4は回答結果のデータ構成を表す構成図である。
【図5】図5は本発明の第四の実施の形態を表すシステム構成図である。
【図6】図6は本発明の第三の実施の形態を表すブロック図である。
【図7】図7は本発明の報知データの構成を表す構成図である。
【図8】図8は問題に対するランク付けの動作を説明するフローチャートである。
【図9】図9は報知処理に関するフローチャートである。
【図10】図10は他機に回答結果を送信する場合の動作を説明するフローチャートである。
【図11】図11は携帯電話機が回答結果を受け取ったときの動作を説明するフローチャートである。
【図12】図12は履歴記憶装置に回答結果を保存する場合の動作を説明するフローチャートである。
【図13】図13は携帯電話機が報知する動作を説明するフローチャートである。
【図14】図14はサーバーが報知を指示する動作を説明するフローチャートである。
【符号の説明】
【0095】
1 入力手段
2 問題記憶手段
3 答記憶手段
4 回答判定手段
6 無線通信手段
7 表示手段
8 報知手段
9 RAM
10 ROM
11 回答結果記憶手段
12 時計手段
13 制御手段
43 ネットワーク
【特許請求の範囲】
【請求項1】
問題を記憶する問題記憶手段と、前記問題に対応する答を記憶する答記憶手段と、前記問題記憶手段から問題を選択し出題する問題選択手段と、前記問題選択手段で選択した問題を表示する表示手段と、前記表示手段に表示された問題に対する回答を入力する回答入力手段と、前記回答入力手段から入力された回答と前記答記憶手段に記憶された答とを比較してその結果を回答結果として出力する回答判定手段と、前記回答結果を記憶する回答結果記憶手段と、を有する学習機において、
外部機器と無線通信を行う無線通信手段と、
前記外部機器に対して前記無線通信手段を介して報知を行う外部報知手段と前記学習機において報知を行う内部報知手段との2系統の報知手段と、
前記問題ごとに回答結果をカウントし出題回数に対する正解率に基づいてランクを演算するランク手段と、
前記ランクを記憶するランク記憶手段と、
時刻を計時し時刻データを出力する時計手段と、
を有し、
前記問題、前記問題に対応する前記答え、前記回答結果、前記ランクとはそれぞれ関連付けられて記憶され、
前記問題が出題されたときに、前記問題が出題されたことを前記ランクに基づいた前記報知手段によって報知することを特徴とする学習機。
【請求項2】
前記問題、前記問題に対応する前記答え、前記回答結果、前記ランクとはそれぞれ関連付けられて前記問題に関する関連情報が記憶されている関連情報記憶手段とを有し、
前記ランクに基づいた報知を行うときに前記報知される問題に関連した関連情報を加えて報知することを特徴とする請求項1に記載の学習機。
【請求項3】
前記外部報知手段は電子メール手段を有し、
前記報知が前記外部報知手段を選択した場合、前記関連情報を前記電子メールの内容に加えて所定の外部機器へ送信することを特徴とする請求項2に記載の学習機。
【請求項4】
前記問題に対応した時間帯情報を記憶する関連情報記憶手段を有し、
前記問題選択手段は、前記時刻データと前記ランクと前記時間帯情報に基づいて前記問題を選択することを特徴とする請求項1に記載の学習機。
【請求項5】
正解率の高い所定の前記ランクを有する問題に対する報知は内部報知手段を用い、正解率の低い所定の前記ランクを有する問題に対する報知は外部報知手段を用いることを特徴とする請求項2に記載の学習機。
【請求項6】
同一問題に対する報知回数に基づいて前記問題のランクを変更することを特徴とする請求項1に記載の学習機。
【請求項7】
請求項1から6の何れか1項に記載の学習機において、
前記外部報知手段は外部機器指示手段を有し、
前記外部機器は携帯電話であり、前記携帯電話はプログラムをダウンロードし、そのプログラムを実行することにより、前記外部機器指示手段からの指示を実行することを特徴とする学習機システム。
【請求項1】
問題を記憶する問題記憶手段と、前記問題に対応する答を記憶する答記憶手段と、前記問題記憶手段から問題を選択し出題する問題選択手段と、前記問題選択手段で選択した問題を表示する表示手段と、前記表示手段に表示された問題に対する回答を入力する回答入力手段と、前記回答入力手段から入力された回答と前記答記憶手段に記憶された答とを比較してその結果を回答結果として出力する回答判定手段と、前記回答結果を記憶する回答結果記憶手段と、を有する学習機において、
外部機器と無線通信を行う無線通信手段と、
前記外部機器に対して前記無線通信手段を介して報知を行う外部報知手段と前記学習機において報知を行う内部報知手段との2系統の報知手段と、
前記問題ごとに回答結果をカウントし出題回数に対する正解率に基づいてランクを演算するランク手段と、
前記ランクを記憶するランク記憶手段と、
時刻を計時し時刻データを出力する時計手段と、
を有し、
前記問題、前記問題に対応する前記答え、前記回答結果、前記ランクとはそれぞれ関連付けられて記憶され、
前記問題が出題されたときに、前記問題が出題されたことを前記ランクに基づいた前記報知手段によって報知することを特徴とする学習機。
【請求項2】
前記問題、前記問題に対応する前記答え、前記回答結果、前記ランクとはそれぞれ関連付けられて前記問題に関する関連情報が記憶されている関連情報記憶手段とを有し、
前記ランクに基づいた報知を行うときに前記報知される問題に関連した関連情報を加えて報知することを特徴とする請求項1に記載の学習機。
【請求項3】
前記外部報知手段は電子メール手段を有し、
前記報知が前記外部報知手段を選択した場合、前記関連情報を前記電子メールの内容に加えて所定の外部機器へ送信することを特徴とする請求項2に記載の学習機。
【請求項4】
前記問題に対応した時間帯情報を記憶する関連情報記憶手段を有し、
前記問題選択手段は、前記時刻データと前記ランクと前記時間帯情報に基づいて前記問題を選択することを特徴とする請求項1に記載の学習機。
【請求項5】
正解率の高い所定の前記ランクを有する問題に対する報知は内部報知手段を用い、正解率の低い所定の前記ランクを有する問題に対する報知は外部報知手段を用いることを特徴とする請求項2に記載の学習機。
【請求項6】
同一問題に対する報知回数に基づいて前記問題のランクを変更することを特徴とする請求項1に記載の学習機。
【請求項7】
請求項1から6の何れか1項に記載の学習機において、
前記外部報知手段は外部機器指示手段を有し、
前記外部機器は携帯電話であり、前記携帯電話はプログラムをダウンロードし、そのプログラムを実行することにより、前記外部機器指示手段からの指示を実行することを特徴とする学習機システム。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【公開番号】特開2007−226088(P2007−226088A)
【公開日】平成19年9月6日(2007.9.6)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−49703(P2006−49703)
【出願日】平成18年2月27日(2006.2.27)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.Bluetooth
2.JAVA
【出願人】(000002325)セイコーインスツル株式会社 (3,629)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成19年9月6日(2007.9.6)
【国際特許分類】
【出願日】平成18年2月27日(2006.2.27)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.Bluetooth
2.JAVA
【出願人】(000002325)セイコーインスツル株式会社 (3,629)
【Fターム(参考)】
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