説明

孫の手

【課題】 無理なく楽な姿勢で身体の手の届かない痒い細部にまで届き、シャツ、下着等の上からもその効果を得られ、製作に手間も費用もかからない直角形状の孫の手を提供する。
【解決手段】 直線形状の孫の手より腕部を長く取り、長腕部と短腕部に分けて直角に曲げることで自由な回転が生まれ、長短の腕部を持ちかえ使用すると、その巾を狭くしているので狭い所での新なるスム−スな回転が得られる。 また長短両端手部には滑り止め部材を固定またはアタッチメントとして取り付けてあるので、下着、シャツ等の上から使用すると下着、シャツ等を少し移動させ、衣類が痒い所を摩擦して、孫の手としての効果が発生する。さらに汗の上からでは孫の手の効果は半減以下になるが、やや強い目の滑り止め部材は十分な効果を得る。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は腕部を直角に形成し手部に滑り止めを設けた、薄い衣類の上からもその効果が得られる直角孫の手に関する。
【背景技術】
【0002】
従来の孫の手は直線形の竹製の手部を曲げた簡単で安価で手軽に用いられた。 また中には腕部に自由に角度調節が出来、手部指先に突起状の爪部を設けて形態にも便利な利点の多いものがある。
【特許文献1】 特開平8−57009
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら直線形の孫の手は細部の痒い所に届かなかったり、かなり無理な姿勢で頭上高く手を伸ばしたりする動作を強いられる場合が多く、爪部の先端は滑りがちで、汗の上からはその効果は少なく、布の上からは効果は無い。 また角度調節回転部を設けた孫の手は痒い時の急を要する中で一々調節している間はない。固定した直角形孫の手で十分その役目を果たすことができる、その上角度調節装置を設けるには多くの手間と費用がかかり、安価が売り物の孫の手にはその需要は見込まれない。
【課題を解決する手段】
【0004】
本発明は直線形を直角に形成したことで、曲がりの多い身体の細部に楽な姿勢でその先端が届き手部に設けた滑り止め部材は薄衣類、下着、シャツ等の上からでも汗の上からでもその効果が得られる。 また製作面でも直角に曲げて固定しただけで手間も費用もかからず、急な時にもすぐ応じられることで上記課題を解決する。
【発明の効果】
【0005】
本発明は腕部を長腕部と短腕部に分けて直角に曲げて固定してあるので、持ち手を長短使い分け、首部から腰部から差し入れが簡単に楽に使用出来その効果を発揮する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0006】
本発明は腕部を直角に曲げて長腕短腕に分け、必要に応じて持ち手を替え身体の上部から、下部から自由に、下着、シャツ等の上から、肌の上から使用を可能にした。
4短腕部先端、5長腕部先端に布の滑り止めを固定又はアタッチメントとして設けてあるので、滑り止め部材を布面に直接押し当て軽く移動さすと布の摩擦によって痒いところにその効果が発生する。 なお5の長腕部先端には4の短腕部先端よりも強力な部材を設けてあるので、必要に応じてその効果が期待出来る。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【図1】 本発明に係る腕の長腕部、短腕部を持つ直角形状をして両端のに滑り止め部材を設けた直角孫の手の概観図である。
【符号の説明】
【0008】
1 直角孫の手の長腕部
2 直角孫の手の短腕部
3 直角孫の手の全長の巾
4 短腕部先端手部の滑り止め部材
5 長腕部先端手部の滑り止め部材

【特許請求の範囲】
【請求項1】
身体の中で手の届かない細部まで楽な姿勢で使用する目的で長腕部と短腕部に分けて直角に曲げてその効果を得た直角孫の手。
【請求項2】
下着やシャツ等の薄い布の上からでも痒い所が、布の移動による摩擦で掻くことのできるように長腕部、短腕部両先端手部に滑り止め部材を固定又はアタッチメントとして設けたのが特徴の直角孫の手。
【請求項3】
直線形状の孫の手より巾を狭くして、衣類の下で使用する時、回転反転が楽に出来るようにした直角孫の手。

【図1】
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【公開番号】特開2006−341041(P2006−341041A)
【公開日】平成18年12月21日(2006.12.21)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−195525(P2005−195525)
【出願日】平成17年6月7日(2005.6.7)
【出願人】(594114949)
【Fターム(参考)】