説明

宇宙無重力空間に於ける人体内重力発生装置

【課題】宇宙無重力空間で最小スペース、最小動力で、筋力衰退の予防・防止を計ることで人体への悪影響を解消する。
【解決手段】メインスプリング1の一方の端に踏み板C、他方の端に固定板A、踏み板Cにシューズホルダ2を設け、メインスプリング1の中間に中間可動板Bを固定し、中間可動板Bの四隅の穴に固定板Aから立設するガイドパイプF1〜F4を通し各ガイドパイプの中間可動板Bと固定板Aの間には補助スプリングE1,E2を配設する使用者はシューズホルダ2に足を入れ、メインスプリング1の伸縮方向のどちらか一方向に体ごと力を加え伸縮運動を行うことにより、使用者の体内に擬似重力を発生させる。

【発明の詳細な説明】
【発明の詳細な説明】

【産業上の利用分野】
宇宙空間・宇宙ステーションに於いて極度の人体筋力衰退を防止する為に、回転遠心力を作れない空間で、重力に代わる反力作用を人体に伝える事により人体内に擬似重力を与え、無重力空間での健康維持に貢献できる。
【背景技術】
無重力空間に於ける生物に与える影響は、計り知れないものがあり、運動は可能も無重力への対応が無いので長時間滞在の宇宙飛行士に、簡単で有効な手立てが必要です。
【発明が解決しようとする課題】
限定且つ制約された宇宙無重力空間で、最小スペース最小運動で地球上の重力に類似した擬似重力を生物に与えることができれば、宇宙開発上あらゆる生物に良い影響、環境を作る助けになる。
【課題を解決するための手段】
中央にメイン螺旋スプリングを配し一方の端に踏み板、片方の端に固定板、踏み板側にシューズ固定ベルト、メインスプリングの運動範囲の中間に弾力材付き可動板の四隅にガイドパイプ、可動板の下の四隅に補助螺旋スプリングを設け、固定板を固定し踏み板の固定ベルトでシューズを固定、静止状態でメインスプリングの伸縮方向のどちらか一方向に、体ごと適度な力を加えることにより反動でメインスプリングが伸縮運動を始め、固定板には大きな衝撃を与えずに、伸縮運動範囲の両端で体に反力が働き、体内で重力反応と同じ擬似体内重力作用が発生する。メインスプリングは弱小弾力で十分なので器物設備への影響も少なく、一度の動力で十分な効果を得られる。
【作用】
メインスプリングが伸びる時、伸び運動方向、頭上向きに慣性が働き、伸びきって止まる時頭上方向へ体内重力が働く、一方へ縮む時、縮み運動方向、足元向きに慣性が働き、縮みきって止まる時足元方向へ体内重力が働く連続運動。
【実施例と効果】
無重力空間故に360度どの角度でも可、限定制約の多い宇宙船内で人体一人が上下跳躍運動が可能なスペースに固定板を固定し、踏み板の固定ベルトでシューズを固定、静止状態で伸縮どちらか一方向へ適度な力を加えるだけで、伸縮運動が止まるまで運動範囲の両端で慣性制御の体内重力が働くので、無重力連鎖の解消に繋がり筋力衰退防止寄与できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 宇宙無重力空間に於ける人体内重力発生装置左側面、右縦断面図
【図2】 中間可動板の上面図
【図3】 固定板の上面図
【図4】 踏み板の上面図
【符号の説明】
A 固定板
a 固定板断面
B 中間可動板
b 中間可動板断面
C 踏み板
c 踏み板断面
D1、D2 防音クッション
d3、d4 防音クッション断面
E1、E2 補助スプリング
e3、e4 補助スプリング断面
F1、F2、F3、F4 ガイドパイプ
1 メインスプリング
2 シューズホルダー
3 シューズホルダー

【特許請求の範囲】
【請求項1】
宇宙無重力空間に於ける人体の筋力衰退を防止する為に、二種類のスプリングの伸縮を直接人体に伝える事により、伸縮運動範囲の両支点で人体に働く反力を利用して人体内に擬似重力を与える人体内重力発生装置

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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