説明

安定化ホースリール

【課題】庭木などに散水するホースリールからホースを伸ばしたり、巻き取ったりする作業を安定化し、また、ホースの届かない広い範囲に散水可能とする。
【解決手段】ホースリール1の脚部に安定台2を取り付け、その安定台に水をいれて重しとすることによりホースの出し入れをスムーズに行えるよう安定化する。また、安定台をジョロとして活用し、ホースの届かない広い範囲に散水することを可能とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、庭木などに散水するホースリールの機能を改善・拡大した装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
図2に従来のホースリールの一般的な例を示す。このような従来のホースリールでは、散水のためにホースを引っ張るとホースリールが動いてホースをスムーズに伸ばせない場合がある。また、ホースを巻き取る時は、手や足でホースリールを固定してハンドルを回す必要がある。
【発明開示】

【発明が解決しようとする課題】
【0003】
従来のホースリールからスムーズにホースを伸ばしたり、スムーズにホースを巻き取るために、ホースリールの脚部を重くして安定化する。また、ホースの届かない広い範囲に散水可能とすることを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0004】
ホースリールを安定化するために、ホースリールの脚部に安定台を取り付ける。安定台には水を入れ重しとする。安定台に散水口を取り付ければジョロとして活用でき、ホースの届かない広い範囲に散水することが可能となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0005】
図1に提案の安定化ホースリールの一実施形態を示す。安定化のために、安定台の上に従来のホースリールを載せ安定台に取り付けて固定する。図3は取り付け器具の例である。安定台には水を入れ重しとする。図4のように、安定台に散水口を取り付ければジョロとして活用できる。ホースリールから取り外して用いることにより、ホースの届かない広い範囲に散水できる。
【0006】
安定化ホースリールを新たにデザインするのであれば、安定台を一体化することもできるし、また、重しとしての安定台の役目を考えるとホースリールの脚部の上に乗せたデザインも考えられる。図5は安定台を二分割した安定化ホースリールのデザインの例を示している。この場合の安定台にも図6のように散水口を取り付ければジョロとして活用でき、重しとしての安定台は取り付け器具が不要で、ジョロとして活用する場合に取り出しが容易である。
【発明の効果】
【0007】
庭木などに散水する従来のホースリールでは、散水のためにホースを引っ張るとホースリールが動いてホースをスムーズに伸ばせない場合がある。また、ホースを巻き取る時は、手や足でホースリールを固定してハンドルを回す必要があった。これの改善のために、本発明では、ホースリールの脚部を重くして作業を安定化している。
提案の安定化ホースリールでは、安定化のために安定台に水を入れて重しとし、その安定台の上に従来のホースリールを載せて固定している。この場合は、すでに市販されている従来のホースリールに安定台を取り付けて安定化ホースリールにすることができるという特長をもつ。また、安定台に散水口を取り付ければジョロとして活用でき、ホースリールから取り外して用いることにより、ホースの届かない広い範囲に散水することが可能となる。
安定化ホースリールを新たにデザインするのであれば、ホースリールの脚部の上に重しとしての安定台を乗せたデザインも考えられる。この場合も安定台に散水口を取り付ければジョロとして活用でき、しかも、重しとしての安定台はホースリールに強く固定する必要がないので、ジョロとして使う場合に取り出しが容易となる。
このように、本発明は従来のホースリールの欠点を改善しただけでなく、散水範囲の拡大も可能にしている。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【図1】 提案の安定化ホースリールの一実施形態。
【図2】 従来のホースリールの一般的な例。
【図3】 安定台取り付け器具。
【図4】 安定台取り付け器具の裏面図。
【図5】 安定台に散水口を取り付けジョロとした例。
【図6】 安定台を二分割した安定化ホースリール。
【図7】 二分割した安定台をジョロとした例。
【符号の説明】
1:従来のホスリール
2:安定台
3:排水口
4:安定台取り付け器具
5:蝶ネジ
6:注水口
7:取っ手
8:散水口
9:安定台を二分割した安定化ホースリール
10:二分割した片方の安定台

【特許請求の範囲】
【請求項1】
庭木などに散水するホースリールの脚部を重くしてスムーズにホースを伸ばしたり、巻き取ったりできるようにした安定化ホースリール。
【請求項2】
ホースリールを安定化する請求項1記載の重しをジョロとして活用し、散水範囲の拡大を可能にした安定化ホースリール装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2010−64894(P2010−64894A)
【公開日】平成22年3月25日(2010.3.25)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−263260(P2008−263260)
【出願日】平成20年9月10日(2008.9.10)
【出願人】(392027944)
【Fターム(参考)】