説明

宝石光線照射器具

【課題】患部等への対症療法で治療作用に限界が存在した。
【解決手段】 ケース5の先端に光線放射具8を設けると共に、該光線放射具8の光源12
、12a …と操作盤を電気的に接続し、光線放射具8は背後側の光源12、12a …、照射面側
の宝石類11、11a …および該宝石類11、11a …より照射面側の光線透過体13、13a から成
り、7個又は9個で夫々同数の光源12、12a …および宝石類11、11a …を同一軸線上に配
置し、7個又は9個の光源12、12a …を選択し点滅させる制御手段を有することによって
、光源12、12a …の発光光線(電磁波)が宝石類11、11a …に入射して放射される宝石光
線の形で宇宙的原動力を身体に供給して、宇宙的原動力の均衡を図り、根本的な治療作用
を得る、即ち、原因療法で施療する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、身体の患部、ツボ等に宝石光線を照射して治療作用を得たり、その他の動植
物に宝石光線を照射して治療作用、生長促進作用等を得る宝石光線照射器具に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、身体の患部、ツボ等に磁気、低周波パルス、レーザー光などを接触させたり照射
して治療作用を得るものが知られている。
【0003】
研究開発段階や出願段階で先行技術調査を行っておらず、記載すべき先行技術文献を知
りません。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、上記の様な各種の治療用器具は、患部等に刺激を与える等の対症療法であった
為、十分な治療作用を得ることが出来なかった。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、上記従来技術に基づく、患部等への対症療法で治療作用に限界が存在した点
に鑑み、ケースの先端に光線放射具を設けると共に、該光線放射具の光源と操作盤を電気
的に接続し、光線放射具は背後側の光源、照射面側の宝石類および該宝石類より照射面側
の光線透過体から成り、7個又は9個で夫々同数の光源および宝石類を同一軸線上に配置
し、7個又は9個の光源を選択し点滅させる制御手段を有することによって、所望の光源
を点滅させて、宝石類に発光光線(電磁波)が入射して放射される宝石光線の形で宇宙的
原動力を身体に供給して、宇宙的原動力の均衡を図り、根本的な治療作用を得る、即ち、
原因療法で施療する様にして、上記課題を解決する。
【発明の効果】
【0006】
要するに本発明は、ケースの先端に光線放射具を設けると共に、該光線放射具の光源と
操作盤を電気的に接続したので、光源の点滅を操作盤で操作することが出来、又光線放射
具は背後側の光源、照射面側の宝石類および該宝石類より照射面側の光線透過体から成し
たので、光線透過体で宝石類等を内部保持して安定的に、かつ取扱を容易にすることが出
来、又7個又は9個で夫々同数の光源および宝石類を同一軸線上に配置したので、光源の
発光光線(電磁波)で宝石類から特定の宝石光線を放射することが出来、従って、簡易器
具で原因療法を容易に実施することが出来、又7個又は9個の光源を選択し点滅させる制
御手段を有したので、単数又は複数の所望の宝石光線を選択して放射することが出来る。
【0007】
宝石基板に段付孔を設け、該段付孔における照射面側の大径孔を収納孔と成すと共に、
背後側の小径孔を通過孔と成し、光線透過体が照射面側に位置した収納孔に宝石類を収納
したので、宝石類の収納を容易にすることが出来ると共に、光源の発光光線を通過孔を通
過させて宝石類に効率よく入射させることが出来る。
【0008】
光源の先端を通過孔の背後側に一部挿入したので、光源の発光光線を更に効率よく宝石
類に導入することが出来る等その実用的効果甚だ大である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。
図1に示す様に、本発明に係る宝石光線の照射器具1は、その基端側が電線コード2を
介して操作盤3に接続され、操作盤3の前面に各種の操作スイッチ4を設けると共に、操
作盤3の内部に電気、電子回路(図示せず)を内蔵している。
図2に示す様に、前面(先端)側の照射面から宝石光線を放射する照射器具1は、その
ケース5の基端側を小径の把手部(取付部)6と成し、中間部が内部に配線収納部7を有
する様に若干太くし、先端部に光線放射具8を収納する大径の先端開口の器具収納部9を
一体形成している。
操作盤3に設けた選択スイッチ4や内蔵した電子回路等の制御手段の一例としては、単
数又は複数の選択した宝石光線を単独又は同時に順序立てて放射する機能を有している。
【0010】
図3に示す様に、先端側の器具収納部9内に取付けた光線放射具8は、円筒状の収納ケ
ース10内に同一軸線上で照射面側に宝石類11、11a …を、該宝石類11、11a …の背後側に
光源12、12a …を夫々配置すると共に、宝石類11、11a …の最前面側(照射面側)に光線
透過体13、13a を設けている。
光源12、12a …は白色のLEDと成しているが、宝石類11、11a …の色に応じた色調の
LEDと成しても良く、又光源12、12a …は発光光線(電磁波)を放射できれば種類を問
わない。
【0011】
詳細には、円筒状の収納ケース10の最先端において、板状の光線透過体13を円筒空間の
先端内部に収納すると共に、円筒空間を被覆する様に円筒状の収納ケース10の外面に光線
透過体13a を取付けているが、2枚の光線透過体13、13a はどちらか1枚としても良い。
そして、光線透過体13の背後で収納ケース10の先端側内部に宝石類11、11a …を収納す
る宝石基板14を配置しており、図4(a)に示す様に、宝石基板14は照射面側の収納基板
15と背後側の光線通過板16の積層板と成すと共に、中央1個及び円周上8個で合計9個(
図5、6参照)の収納孔17、17a …および通過孔18、18a …を収納基板15と光線通過板16
に同一軸線上で夫々設けている。
収納基板15の収納孔17、17a …は光線通過板16の通過孔18、18a …より大径と成して2
枚板積層の宝石基板14に段付孔を形成し、段差面を着座面と成すと共に照射面側に光線透
過体13を有した収納孔17、17a …に宝石類11、11a …を収納している。
尚、宝石基板14は収納基板15と光線通過板16の積層板と成したが、図4(b)に示す様
に、宝石基板14の照射面側に収納孔17、17a …を形成して光線透過体13、13a の背後に宝
石類11、11a …を収納できれば一枚板でも良く、又図示しないが、収納孔17、17a …の背
後側の通過孔18、18a …は光源(LED)12、12a …の発光光線が宝石類11、11a …に到
達すれば必ずしも必要でない。
【0012】
宝石類11、11a …は、ルビー、エメラルド、ムーンストーン、ダイヤモンド、サファイ
ア、サードオニキス、キャッツアイ、水晶、トパーズ等の鉱物質の宝石、パール、コーラ
ルであるが、宇宙から降り注ぐエネルギーを凝縮し、治療作用を有する宝石光線を照射す
るものであれば種類は問わない。
尚、宝石類11、11a …の配置は、図5、6に示す様に、中央1個、円周上8個で合計9
個のものを基本とするが、その配置状態は適宜変更可能であり、又紫外線、赤外線対応以
外の7個のものでも所期の作用効果を得られる。
又、宝石類11、11a …の形状としては、図4に示す様に、宝石光線の放射効率から、一
部はカットしない原形のものとしたり、一面や一部を平面的なカットとする様に、内部反
射が多くなく宝石光線を効率的に放射する比較的単純なカットとしたものが好ましい。
又、宝石類11、11a …は一般的に高価であるため、単一体のものの他、複数の小塊体を
集合させたものとしても良い。
【0013】
図3に示す様に、収納ケース10内部で宝石基板14の背後に光線基板19を設けると共に、
該光線基板19に光源12、12a …となるLEDを貫通状態で宝石類11、11a …、収納孔17、
17a …および通過孔18、18a …と同一軸線上に配置し、光源12、12a …の基端に配線基板
20を接着すると共に、該配線基板20の背面側にプリント配線したり、IC等を設けている

そして、操作盤3からの電線コード2(図3では図示せず)をケース5の把手部6、配
線収納部7内を通過させて光線基板19の背面に接続し、操作盤3からの電気信号、電流等
を電気的に接続している。
尚、図4に示す様に、光源(LED)12、12a …の先端の一部を光線通過板16の通過孔
18、18a …内に位置させている。
【0014】
詳細は作用で説明するが、宝石光線は単一、複合、全種のものと成しており、操作盤3
で選択した単数又は複数の光源(LED)12、12a …の点滅方式は適宜選択する。
例えば、複数又は全種の宝石類11、11a …を点滅させる時には、2〜3個程度は同時点
灯、消灯させても良く、隣接する宝石類11、11a …を交互に点灯させたり、円周上に配置
された宝石類11、11a …を一方向又は逆方向で順次、瞬間的に点灯させ、全体的に円運動
する如く点滅させても良い。
【0015】
次に、宝石光線照射器具の他の実施例について説明する。
図7〜9に示す様に、ケース5の器具収納部9内に取付けられる収納ケース10の先端側
内周に区分突起21を突設し、収納ケース10内部で区分突起21の背後側に光源12、12a …を
取付けた光線基板19を取付けると共に、収納ケース10内部で区分突起21より照射面側に段
付孔で宝石類11、11a …を収納した宝石基板14を取付け、収納ケース10及び宝石基板14の
先端にキャップ状の光線透過体13を設けている。
尚、光源12、12a …のLEDは白色のものが好ましいことは既に述べたが、その他の部
材としては、光線透過体13や宝石基板14(収納基板15、光線通過板16を含む)は無色透明
が好ましく、それ以外のケース5、収納ケース10、光線基板19等は半透明、有色(白色を
含む)、光線非透過(非透明)の材質と成したり、光線非透過のシール材を接着し、所望
に応じて光源12、12a …の発光状態を視認可能な様にしても良い。
【0016】
次に本発明に係る宝石光線照射器具の作用について説明する。
治療作用は後述するとして、操作盤3に設けた電源回路や操作スイッチ4等、或いは、
配線基板20に設けたIC等の制御手段により、選択した光源12、12a …のLEDを単数又
は複数を順次点滅させ、LEDの発光光線は宝石類11、11a …に到達し、該宝石類11、11
a …ではLEDの発光光線が電磁波の振動であるため、宝石類内部での振動が宝石光線と
して放出され、透明な光線透過体13を透過して、身体等に宝石特有の電磁波である宝石光
線が照射される。
【0017】
次に宝石光線による治療作用を説明するが、経験に基づくもので原理を科学的に説明す
ることは困難であるが、以下、基本的原理といくつかの治癒例を説明する。
先ず、宝石光線による治療の基本原理(概説)を説明すると、宇宙から地球に向かって
降り注ぐエネルギーは、自然界に偏在し、すべての物質的存在を創造し、維持し、破壊し
ます。万物は宇宙からのエネルギー(光線)の凝縮された物で、絶えず銀河を運行する惑
星は、その動きによって様々に変化するエネルギーを万物に分け与えています。
人間の目に見える7つの光線(虹の7色)と紫外線、赤外線の9種の光線は、宇宙から
降り注ぐエネルギーの本質です。そのエネルギーは宝石という形に凝縮され、宝石の発す
る光線は広大な宇宙のエネルギーの写し絵として地球に存在しているのです。
人間とは大宇宙が投影された小宇宙に他なりません。したがって惑星の色は、人間の精
神的、肉体的な病気に対して大きな影響を与えています。
病気の状態とは宇宙から得るべき原動力が均衡を失っている状態であり、その再生のた
めに必要な宇宙的原動力を光線の形で供給すれば病気を癒すことができるというのが宝石
療法の基本原理です。
【0018】
すべての宝石には夫々の特性があり、病気に応じた宝石を選択することが基本であるが
、治療器具としては、いくつかの中心となる宝石を選択し、体系化することが効率的であ
る。
本発明では、各種宝石の単一使用の他、複合使用を可能としているが、宝石選択のため
には、可視7色と2色(紫外線と赤外線)の基本的な合計9色、宇宙(惑星)、宝石種類
、身体器官との関係を理解していなければなりません。
下記の表1は宝石と惑星の色の対応表で、表2は人体に及ぼす惑星の作用のまとめであ
り、これらを基本として、或いは、表3の臨床例から単一の或いは複合の宝石を選択する

【0019】
【表1】

【0020】
【表2】

【0021】
宝石光線療法では、病気に応じて宝石を選択して、好ましくは原因探知により宝石を選
択して、単一の宝石光線を照射する方法、各種組み合わせて照射する方法があり、単一の
又は複合の宝石光線療法が有用であった症例の一部を表3に示します。
表3では、左の病名に対して、単一の宝石を用いた場合が中央の宝石名で、複合で用い
た場合が右の略称となります。
(略称 R:ルビー、 O:パール、Y:コーラル、G:エメラルド、B:ムーンストー
ン、I:ダイヤモンド、V:サファイア、UV:サードオニキス、IR:キャッツアイ)
【0022】
【表3】

【0023】
上記説明では、単一又は複合の宝石を使用して治療作用を得られることを説明した。
宝石光線による施療時には、各種の有用症例を基にして、病気に応じて宝石選択するこ
とも可能だが、原因を探知して正しい宝石を選択することが望ましい。
即ち、宝石光線療法には西洋医学で用いられる「解熱剤」「抗生物質」というような意
味での特定の治療光線が定められているわけではありません。
たとえば、西洋医学では肝臓病であれば、それに対する有効な薬、手術方法など基本的
な処方がだいたい決まっていますが、宝石光線療法では、同じ肝臓病でもケースによって
処方は異なる可能性があります。病気は宇宙光線の影響の乱れという要因によって発生し
ていますが、患者の肝臓病の原因を探りながら検知していくと、様々な異なる要因がある
からです。たとえ症状は同じでも、異なる肉体、異なる要因によって発生した病気に対し
て、同じ治療では有効でないからです。
また、人間は惑星の運行の影響を受けていますので、仮に正しい宝石の処方を探知でき
ても、惑星の位置によっては、処方が変化することもありますので、探知結果は定期的に
確認する必要もあります。
宝石光線療法を含むホリスティック医学では、病気の症状は一つでもその処方はたくさ
ん有ると考えられており、宝石光線療法もまさにその考え方です。
従って、正しい宝石の選択、組み合わせの決定には慎重な探知が必要となります。
尚、探知のためには、振り子を用いた伝統的な手法であるダウジングや、ラジオニクス
装置で用いられるスティックパッド方式、そして、近年波動測定器に多く用いられている
GSR(皮膚抵抗)方式などがあります。
【0024】
尚、病気は宇宙的原動力の均衡消失から発生するため、均衡再生のために必要な宝石光
線を単一又は複合の宝石を使用することが基本原理ですが、全種類の宝石光線を照射して
均衡再生する様にしても良い。
全種類の宝石光線を照射した場合には、身体が有する選択機能で、余分な宇宙的原動力
を放出して蓄積せず、不足の宇宙的原動力だけを体内に取り込み、宇宙的原動力の均衡再
生を行なう。
従って、宝石光線の照射時間、照射部位によって、単一、複合又は全種の宝石光線の照
射は適宜選択する。
【0025】
尚、本発明に係る宝石光線照射器具の作用として、身体への原因療法を説明したが、人
間以外の動植物にも効果が有り、人間と同様に、動物でも精神的、肉体的な病気に対して
作用し、植物でも宇宙から降り注ぐエネルギーの均衡を失って、部分的に生長が遅れた場
合には全種のエネルギーを供給して均衡生長を促したり、全体的な生長促進を図る。
【図面の簡単な説明】
【0026】
【図1】本発明に係る宝石光線照射器具の使用状態を示す図である。
【図2】宝石光線照射器具の側面図である。
【図3】図2のA−A断面図である。
【図4】主要部の拡大断面図である。
【図5】宝石類の配置例を示す図2の正面図である。
【図6】図2のB−B断面図である。
【図7】他例の宝石光線照射器具の側面図である。
【図8】図7のC−C断面図である。
【図9】図7のD−D断面図である。
【符号の説明】
【0027】
3 操作盤
5 ケース
8 光線放射具
11、11a … 宝石類
12、12a … 光源
13、13a 光線透過体
14 宝石基板
17、17a … 収納孔
18、18a … 通過孔

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ケースの先端に光線放射具を設けると共に、該光線放射具の光源と操作盤を電気的に接
続し、光線放射具は背後側の光源、照射面側の宝石類および該宝石類より照射面側の光線
透過体から成り、7個又は9個で夫々同数の光源および宝石類を同一軸線上に配置し、7
個又は9個の光源を選択し点滅させる制御手段を有したことを特徴とする宝石光線照射器
具。
【請求項2】
宝石基板に段付孔を設け、該段付孔における照射面側の大径孔を収納孔と成すと共に、
背後側の小径孔を通過孔と成し、光線透過体が照射面側に位置した収納孔に宝石類を収納
したことを特徴とする請求項1記載の宝石光線照射器具。
【請求項3】
光源の先端を通過孔の背後側に一部挿入したことを特徴とする請求項2記載の宝石光線
照射器具。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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