説明

家庭用機器

【課題】本発明は真空掃除機のような家庭用機器に関する。
【解決手段】たとえばサイクロン式真空掃除機のような家庭用機器(1)は、シャーシ(2)によって支持された、たとえば分離装置のようなコンポーネント(3)を具備してなる。キャッチ(11)が設けられており、このキャッチはシャーシからコンポーネントをリリースするよう機能することができる。コンポーネントとシャーシは互いに僅かに動くことができる。機器を持ち上げた際には、分離装置に設けられたラグ(18)は、キャッチのリリースを阻止するよう、シャーシに設けられた溝(20)内に入り込む。こうして、シャーシから分離装置が偶発的に外れてしまうのが阻止される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は真空掃除機のような家庭用機器に関する。
【背景技術】
【0002】
フィルターバッグを使用せずに空気流からゴミや埃を分離する真空掃除機(いわゆるバッグレス真空掃除機)は、ますます一般的なものとなってきている。たいていのバッグレス掃除機は、空気流からのゴミや埃を旋回させるのにサイクロン式分離すなわち遠心分離を利用する。分離の初期様式としてのフィルターバッグの使用を回避することにより、収集チャンバーがゴミや埃でいっぱいになったときでさえ、安定的に高い吸引レベルを維持することが可能であることが判明している。
【0003】
典型的なサイクロン式真空掃除機では、ゴミや埃を含む空気流は接線方向導入口を経て第1のサイクロン式分離装置に流入する。この導入口によって、空気流は、収集チャンバー内で渦巻き状すなわち螺旋状経路をたどるようになり、この結果、ゴミや埃は空気流から分離させられる。相対的にきれいな空気は上記チャンバーから排出され、一方で、分離されたゴミや埃は、このチャンバー内に溜まる。いくつかのサイクロン式真空掃除機では、空気流は続いて第2のサイクロン式分離装置に流れ込むが、当該装置は上流側サイクロンよりも、さらに細かいゴミや埃を分離することができる。空気流はこうして著しくきれいなものとなり、これによって、空気流がサイクロン式分離装置を出るときまでには、空気流はほぼ完全にゴミおよび埃粒子を含まないものとなる。ゴミおよび埃は収集チャンバー内に残る。
【0004】
収集チャンバーがいっぱいになったとき、ユーザーは通常、機器のシャーシから収集チャンバーを取り外し、このチャンバーをゴミ箱あるいはゴミ袋まで運び、チャンバー内の内容物をゴミ箱またはゴミ袋に捨てる。チャンバーはそれを逆さにすることで空にすることができる。あるいは、手動操作可能なキャッチによって上記チャンバーの基部を開放してもよく、これによってゴミおよび埃はゴミ箱またはゴミ袋内にチャンバーから落下する。
【0005】
通常は、ユーザーが収集チャンバーを、中味を空にするためにゴミ箱またはゴミ袋まで容易に運べるようにするためにハンドルが設けられる。一般に、収集チャンバーがシャーシに取り付けられたとき、別の場所に掃除機を容易に運べるように、同じハンドルが、ユーザーが真空掃除機全体を持ち上げるのに利用される。
【0006】
そうした機器が直面するであろう問題は、ユーザーがハンドルを用いて機器を運んでいるとき、ユーザーは、シャーシに対して収集チャンバーを保持しているキャッチを思いがけずリリース(解放)してしまうことがあるというものである。そうなると、シャーシはチャンバーから完全に外れてしまい、床に落下することになる。これは、ユーザーにとって不都合なだけでなく、シャーシにダメージを引き起こす。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、シャーシによって支持されたコンポーネントと、このコンポーネントをシャーシからリリースするよう作用可能なキャッチ(掛止機構)とを具備してなる家庭用機器であって、機器を持ち上げた際に、キャッチのリリースを阻止するよう、コンポーネント側のキャッチの一方の部分は、シャーシ側のキャッチの他方の部分に対して可動となっている家庭用機器を提供する。
【0008】
機器を持ち上げたときにリリースできなくなるキャッチを設けたことにより、シャーシとコンポーネントとが偶発的に互いに分離してしまうのが阻止される。
【0009】
有利なことには、キャッチの一方側の部分はラグから、他方側の部分は溝からなり、機器が持ち上げられた際に、このラグと溝とは互いに係合するようになっている。ラグと溝とは、有利なことには、機器を面(たとえば床面)上に置いたときに互いの係合状態が自動的に解除されるよう配置構成されている。
【0010】
キャッチはまた、上記コンポーネントおよび上記シャーシのうちの一方に設けられてこれらコンポーネントおよびシャーシのうちの他方に設けられたリップと分離可能に係合するよう配置構成された回動可能部材を具備してなることができる。この回動可能部材は、弾性手段の力に抗して、上記リップから外すことができるようになっていてもよい。
【0011】
本発明は特に真空掃除機に適用できる。本発明によれば、ユーザーが、真空掃除機を運んでいるときに、ゴミおよび埃を集めるため使用される収集チャンバーを具備してなる分離装置を、シャーシから分離させてしまうのを防止できる。
【0012】
ユーザーが本機器を運搬できるようハンドルを設けることができる。本発明を、分離装置を有する真空掃除機に適用する場合、このハンドルはまた、分離装置をシャーシから取り外したときに、この分離装置を持ち運ぶために付与されたハンドルとすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【図1】直立型真空掃除機の形態の、本発明に基づいて構成された家庭用機器の側面図である。
【図2】図2の掃除機の斜視図であり、分離装置のリリースを示している。
【図3】ユーザーによって運ばれている状態での、図1および図2の掃除機の側面図である。
【図4a】第1のポジションにある、掃除機に設けられたキャッチの一部を部分的に切り欠いて示す側面図である。
【図4b】第2のポジションにある、図4aのキャッチの一部を部分的に切り欠いて示す側面図である。
【図5a】第1のポジションにある、掃除機に設けられたキャッチを部分的に切り欠いて示す側面図である。
【図5b】第2のポジションにある、掃除機に設けられたキャッチを部分的に切り欠いて示す側面図である。
【図5c】第1のポジションにあるキャッチの一部を示す正面図である。
【図6a】第3のポジションにある、図5のキャッチを部分的に切り欠いて示す側面図である。
【図6b】第3のポジションにあるキャッチの一部を示す正面図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下、図面を参照し、実例として本発明について説明する。
【0015】
同じ参照数字は、以下の説明を通して同じ部材を意味する。
【0016】
図1を参照すると、参照数字1によって大まかに示す直立型真空掃除機は、収集チャンバー4を含むゴミ・埃分離装置3を支持するメインシャーシ2を具備してなる。真空掃除機1の下側部分には、床面に作用する掃除機ヘッド5が備わっている。掃除機ヘッド5は、下方を向く吸い込み口、および床面をかき立てるための、この吸い込み口内に配されたブラシバー(図示せず)を有する。掃除機ヘッド5はモーターハウジング6に対して回動可能に取り付けられているが、このモーターハウジング6は掃除機1のモーターおよびファンを収容している。掃除機1を支持すると共に床面を横切って移動することを可能とするための支持ホイール7が、モーターハウジング6の両側に設けられている。
【0017】
シャーシ2の背骨部8がモーターハウジング6から上方に延在し、掃除機1のコンポーネント用のサポートを提供している。第2の含塵空気吸い込み口10を有する掃除用杖9がホース(図示せず)を介して、背骨部8の底部においてシャーシ2に対して連結されている。杖9は、ユーザーが床面掃除およびメイン掃除ヘッド5では対応できない箇所の掃除が行えるよう、背骨部8から取り外すことができる。杖9を背骨部8に対して固定したとき、この杖が掃除機1のハンドルとなる。杖9の遠位端部のハンドグリップ9′によって、ユーザーは掃除機1を操作できる。
【0018】
図示する実施形態では、ゴミ・埃分離装置3はサイクロン式構造のものであるが、これは、フィルター、バッグあるいはさまざまな公知の分離装置の組み合わせで簡単に置き換えることができる。
【0019】
通常の直立状態での使用時には、モーターによって含塵空気が掃除機ヘッド5を介して掃除機1内に吸い込まれている間、真空掃除機1は掃除される床面上を移動させられる。含塵空気はゴミ・埃分離装置3に送り込まれ、ここでゴミおよび塵が分離されて、きれいな空気が大気中に吐き出される。
【0020】
ゴミおよび埃は分離装置3の収集チャンバー4内に溜まるので、いっぱいになったときには定期的に中を空にする必要がある。ゆえに、分離装置3はメインシャーシ2から取り外すことができる。手動でリリース(解放)できるキャッチ(掛止機構)11がシャーシ2の背骨部8に設けられており、しかもこれは分離装置3(収集チャンバー4を含む)を本機器上に位置させるよう配置構成されている。真空掃除機のユーザーは、キャッチ11をリリースし、そして分離装置の上部に設けられたハンドル12を用いて分離装置3を取り外すことになる。ユーザーは続いて、中を空にするために、ハンドル12を用いて、ゴミ箱あるいはゴミ袋まで分離装置3を運ぶ。収集チャンバーは、それを分離装置3から外し、そしてそれをゴミ箱あるいはゴミ袋の上で逆さにすることによって中を空にすることができる。これに代えて、収集チャンバーは、この収集チャンバーの底からゴミおよび埃を落下させることを可能とする、手動でリリース可能なさらなるキャッチ(掛止機構)を用いて開放可能な可動式底部を有していてもよい。
【0021】
分離装置3のハンドル12によってさらに、図示するように、ユーザーが本機器全体を持ち上げて、運ぶことができるようになっている。ユーザーがこのようなことを行うとき、ユーザーの手は、シャーシ2から分離装置3をリリースするためのキャッチ11に近い位置にくる。従来型の真空掃除機においては、機器を運んでいる間にユーザーが偶発的にキャッチをリリースしてしまうリスクが存在していた。
【0022】
本発明に基づいて構成された真空掃除機のキャッチ11を図4ないし図6に包括的に示す。図4aおよび図4bには、背骨部8に配置されたキャッチ11の一部を示している。キャッチ11は、その下部に設けられたピボット14を有するメインキャッチ部材13を具備してなり、ピボット14によってメインキャッチ部材13を背骨部8に対して回動可能に連結できるようになっている。突出部15が、背骨部8から離れる方向に、そして続いては下方に延在しており、しかもこれはピボット14の上方に配置されている。メインキャッチ部材13の上側部分には、ユーザー操作用ボタン16が存在している。ユーザーがこのボタン16を押すとき、メインキャッチ部材13は、ユーザーから離れる方向に、背骨部8に向って回動し、そしてメインキャッチ部材の突出部15は持ち上がる。
【0023】
図5aおよび図5bには完全なキャッチ11を示すが、当該キャッチの残部は、分離装置3のハンドル12に配置されている。キャッチの、ハンドル12の裏側に位置する部分は、これらの図では破線で示している。図5aは、キャッチ11をその閉ポジションにて示すが、ここでは分離装置3はシャーシ2に取り付けられた状態となっている。メインキャッチ部材13の突出部15は、分離装置3のハンドル12のリップ17と係合するよう配置構成されている。ユーザーが分離装置3を外すことを望むとき、ユーザーはボタン16を押し込む。これによってメインキャッチ部材12は、突出部15が、ハンド12のリップ17から外れるまで背骨部8に向って回動する。こうしてキャッチ11はリリースされ、分離装置3は図5bに示すように取り外し可能となる。
【0024】
ユーザーが分離装置3を再び取り付けることを望む場合、ユーザーは分離装置3をシャーシ2側の適所へと押し戻すだけでよい。ユーザーがそれを行うとき、回動可能部材13は、それがハンドル12側のリップ17を乗り越えるまで後方に押しやられる。スプリングあるいは他の弾性手段(図示せず)が、続いて、メインキャッチ部材13を、その直立ポジションへと復帰させ、突出部15はハンドル12のリップ17と係合した状態となる。こうして分離装置3はシャーシ2に対して固定される。
【0025】
本発明によれば、上記キャッチは、ユーザーが機器1を、ハンドル12を用いて持ち上げたとき、キャッチ11が、そのリリースを阻止する部分と係合するよう、分離装置3とシャーシ2との間の相対移動を可能とするよう配置構成される。この目的のために、キャッチ11はさらに、ハンドル12に配されたラグ18,19を具備してなり、その一方のもの(18)は図5a、図5bそして図6aから認識可能であり、両方のラグが図5cおよび図6bに示されている。ラグ18,19は、分離装置3がシャーシ2で保持された際に背骨部8に当接する部分の両側で、ハンドル12の内壁に配置されている。ラグ18,19は上方に、ただしハンドル12の上面は越えない高さまで突出している。この特徴によって、使用中に、ラグが偶発的に損傷するのが防止される。
【0026】
キャッチ11はさらに、シャーシ2の背骨部8に設けられた溝20,21を具備してなるが、その一方(20)が図5a、図5bそして図6aに示されており、図5cおよび図6bでは、その両方を認識可能である。図5cおよび図6aは、シャーシに設けられたキャッチの大部分を示す正面図であり、分かりやすくするために、ハンドルのラグ18,19のみを示している。背骨部の溝20,21はラグ18,19の直上に配置されており、しかも当該ラグは溝と係合するような寸法となっている。
【0027】
図6aおよび図6bに関して、分離装置3およびシャーシ2は、両者間の制限された量の相対移動が可能となるよう配置構成されている。ハンドル12を持ち上げることによりユーザーが機器1に引き上げ力を加える場合、機器が床から持ち上げられるとき、分離装置3はシャーシ2に対して僅かに上方に移動できる。この結果、分離装置3のハンドル12に配置されたキャッチ11の一部は、シャーシ2の背骨部8に配置されたキャッチ11の一部に対して上方に移動する。それゆえ、ハンドル12のラグ18,19は上方に移動して、シャーシ2に設けられた溝20,21内に嵌まり込む。ユーザーが意図せずしてボタン16を押した場合、メインキャッチ部材13は突出部15からリップ17を解放するよう回動可能であるが、分離装置およびシャーシはそれぞれの溝20,21と係合するラグ18,19によって一つに保持されているため、キャッチは分離装置からシャーシをリリースすることができない。
【0028】
ユーザーが機器を床面上に再び置いたとき、キャッチ11の構成要素は図5に示すように、その通常のポジションをとり、ラグ18,19は溝20,21から外れる。この結果、分離装置3は再びシャーシ2から取り外せるようになる。
【0029】
もちろん、本発明の範囲から逸脱することなく変更を施すことができる。たとえば、思いがけない離脱を防止するべくキャッチにさらなる安全性を付与するため、ラグおよび溝のさらなる対を設けてもよい。キャッチの機構は逆転させることができる。この場合には、ハンドル側の溝が、機器を持ち上げたとき上方に移動し、そしてシャーシ側の下方に突出するラグと係合するよう配置構成される。
【0030】
本機器を持ち上げるためのハンドルは、分離装置を持ち運ぶために備えられたものと同一である必要はない。別個のハンドルあるいはハンドグリップを設けることができる。機器を持ち上げるためのハンドルをシャーシに設けることができ、この場合には、上方に突出するラグをシャーシ側に設け、そして分離装置側の溝と係合するよう配置構成することができる。あるいは、分離装置側の下方に突出するラグを、ハンドルを用いてシャーシを持ち上げた際に、シャーシ側の溝と係合するよう配置構成することもできる。
【0031】
本発明のキャッチは、シャーシにその他のコンポーネントを配置するために設けることができ、この結果、機器を運んでいるとき、これらのコンポーネントをリリースできなくなる。キャッチのメイン回動可能部材を、シャーシ側のリップと係合するよう配置された、上記あるいは各コンポーネントによって支持することができる。
【0032】
上記ラグは、ユーザー操作用ボタンが押し下げられるのを阻止するよう、このボタンの後方の溝内に位置するよう配置することができる。ユーザーは、これによって、機器を持ち上げている間はキャッチを操作できないことを認識できる。
【0033】
本発明について、直立型真空掃除機に関連付けて説明してきたが、これは、ユーザーが持ち運び可能なシリンダー型掃除機およびその他の機器にも同様に応用できる。たとえば、芝刈り機はシャーシおよび芝刈り機が排出する草片を収集するためのチャンバーを備えるであろう。本発明は、ユーザーが芝刈り機を運んでいるとき、収集チャンバーが外れるのを防止するために採用することができる。本発明はまた、面につや出し剤あるいは塗料を塗布する機器のような、その他の表面処理機器に適用することもできる。
【符号の説明】
【0034】
1 真空掃除機
2 メインシャーシ
3 分離装置
4 収集チャンバー
5 掃除機ヘッド
6 モーターハウジング
7 支持ホイール
8 背骨部
9 掃除用杖
9′ ハンドグリップ
10 第2の含塵空気吸い込み口
11 キャッチ
12 ハンドル
13 メインキャッチ部材
14 ピボット
15 突出部
16 ボタン
17 リップ
18,19 ラグ
20,21 溝

【特許請求の範囲】
【請求項1】
家庭用機器であって、シャーシによって支持されたコンポーネントと、前記家庭用機器を持ち上げるためのハンドルと、前記コンポーネントを前記シャーシからリリースするように作用可能なキャッチと、を具備してなる前記家庭用機器において、
前記コンポーネント側のキャッチの一部分が、前記家庭用機器が床面上に載置された場合における第1の位置と前記家庭用機器が前記ハンドルによって持ち上げられた場合における第2の位置との間を移動するように配置されており、
第1の位置では、前記キャッチの一部分が、前記コンポーネントをリリースするためにキャッチ部分の通常動作を可能とされ、
第2の位置では、前記キャッチの一部分が、前記コンポーネントの不慮の動作を防止するために通常動作を禁止することを特徴とする家庭用機器。
【請求項2】
前記キャッチの前記部分は、機器を持ち上げた際に、互いに係合するよう配置構成されたラグおよび溝を具備してなることを特徴とする請求項1に記載の機器。
【請求項3】
機器を持ち上げた際に互いに係合するよう配置構成された別なラグおよび溝をさらに具備してなることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の機器。
【請求項4】
前記あるいは各ラグおよび溝は、機器を面上に置いた際に、互いの係合状態が解除されるよう配置構成されていることを特徴とする請求項2または請求項3に記載の機器。
【請求項5】
前記あるいは各ラグは前記コンポーネントに設けられており、かつ前記溝は前記シャーシに設けられていることを特徴とする請求項2ないし請求項4のいずれか1項に記載の機器。
【請求項6】
前記キャッチは、前記コンポーネントおよび前記シャーシの一方側に設けられてこのコンポーネントおよびシャーシの他方側のリップとリリース可能に係合するよう配置構成された回動可能部材を具備してなることを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれか1項に記載の機器。
【請求項7】
前記回動可能部材は、前記キャッチをリリースするための手動操作可能なボタンを含むことを特徴とする請求項6に記載の機器。
【請求項8】
前記回動可能部材は、弾性手段の力に抗して、前記リップとリリース可能に係合するようになっていることを特徴とする請求項6または請求項7に記載の機器。
【請求項9】
機器を運搬するためのハンドルをさらに具備してなることを特徴とする請求項1ないし請求項8のいずれか1項に記載の機器。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4a】
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【図4b】
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【図5a】
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【図5b】
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【図5c】
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【図6a】
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【図6b】
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【公開番号】特開2010−179144(P2010−179144A)
【公開日】平成22年8月19日(2010.8.19)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−94020(P2010−94020)
【出願日】平成22年4月15日(2010.4.15)
【分割の表示】特願2007−522006(P2007−522006)の分割
【原出願日】平成17年7月8日(2005.7.8)
【出願人】(500024469)ダイソン・テクノロジー・リミテッド (56)
【Fターム(参考)】