容器用パッケージ
複数の容器を保持するパッケージ。前記パッケージは、前記パッケージの内側の周りに少なくとも部分的に延在するパネルを含む。前記パネルは、トップパネル及び前記トップパネルに折り曲げ可能に接続されている少なくとも1つのサイドパネルを含む。複数の容器のうちの少なくとも1つの容器のトップ部分を受け入れて保持する少なくとも1つの構成が、トップパネルにある。前記少なくとも1つの構成は、複数の容器のうちの少なくとも1つの容器と係合して前記少なくとも1つの容器をパッケージに少なくとも部分的に取り付けるように、トップパネルの開口部及び前記開口部に隣接する保持構成を含む。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
[関連出願の相互参照]
本願は、2009年2月24日付けで出願された米国仮特許出願第61/208,462号の利益を主張する。
【0002】
[参照による援用]
2009年2月24日付けで出願された米国仮特許出願第61/208,462号の全内容は、あらゆる目的で参照により本明細書に援用される。
【0003】
本開示は、包括的には、容器を保持して運搬するためのパッケージ又はカートンに関する。
【発明の概要】
【0004】
概して、本開示の一態様は包括的に、複数の容器を保持するパッケージを対象とする。該パッケージはトップパネル及びサイドパネルを有する。パッケージは、容器を保持する保持構成を有する。
【0005】
別の態様では、本開示は包括的に、複数の容器を保持するパッケージを対象とする。該パッケージは、該パッケージの内側の周りに少なくとも部分的に延在するパネルを含む。該パネルは、トップパネル及び該トップパネルに折り曲げ可能に接続されている少なくとも1つのサイドパネルを含む。複数の容器のうちの少なくとも1つの容器のトップ部分を受け入れて保持する少なくとも1つの構成が、トップパネルにある。該少なくとも1つの構成は、複数の容器のうちの少なくとも1つの容器と係合して該少なくとも1つの容器をパッケージに少なくとも部分的に取り付けるように、トップパネルの開口部及び該開口部に隣接する保持構成を含む。
【0006】
別の態様では、本開示は包括的に、複数の容器を保持するパッケージを形成するブランクを対象とする。該ブランクは、トップパネル及び該トップパネルに折り曲げ可能に接続されている少なくとも1つのサイドパネルを含むパネルを含む。該パネルは、ブランクから形成されるパッケージの内側を形成するためのものである。複数の容器のうちの少なくとも1つの容器のトップ部分をブランクから形成されるパッケージに受け入れて保持する少なくとも1つの構成が、トップパネルにある。少なくとも1つの構成は、複数の容器のうちの少なくとも1つの容器と係合して該少なくとも1つの容器をパッケージに少なくとも部分的に取り付けるように、トップパネルの開口部及び該開口部に隣接する保持構成を含む。
【0007】
別の態様では、本開示は、複数の容器を収容するパッケージを形成する方法を対象とする。該方法は、トップパネルと、該トップパネルに折り曲げ可能に接続されている少なくとも1つのサイドパネルと、トップパネルの開口部及び該開口部に隣接している保持構成を含む、該トップパネルの少なくとも1つの構成とを有するブランクを準備することを含む。該方法は、容器をパッケージに少なくとも部分的に取り付けるように、容器の少なくともトップ部分を開口部に挿入すると共に容器のトップ部分を保持構成と係合させることを含む。
【0008】
当業者は、以下に記載された図面を参照して実施形態の以下の詳細な説明を読めば、上述の利点及び他の利点、並びに多様な追加の実施形態の利益を理解するであろう。
【0009】
一般的慣行に従い、以下で説明する図面の多様な特徴は、必ずしも一定の縮尺で描かれていない。図面における多様な構成及び要素の寸法は、本開示の実施形態をより明確に示すために拡大又は縮小されている場合がある。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】本開示の第1の実施形態のブランク、パッケージ及び/又は容器を示す図である。
【図2】本開示の第1の実施形態のブランク、パッケージ及び/又は容器を示す図である。
【図3】本開示の第1の実施形態のブランク、パッケージ及び/又は容器を示す図である。
【図4】本開示の第1の実施形態のブランク、パッケージ及び/又は容器を示す図である。
【図5】本開示の第2の実施形態のブランク、及び/又は複数の容器を保持するパッケージを示す図である。
【図6】本開示の第2の実施形態のブランク、及び/又は複数の容器を保持するパッケージを示す図である。
【図7】本開示の第2の実施形態のブランク、及び/又は複数の容器を保持するパッケージを示す図である。
【図8】本開示の第3の実施形態のブランク、及び/又は複数の容器を保持するパッケージを示す図である。
【図9】本開示の第3の実施形態のブランク、及び/又は複数の容器を保持するパッケージを示す図である。
【図10】本開示の第3の実施形態のブランク、及び/又は複数の容器を保持するパッケージを示す図である。
【図11】本開示の第4の実施形態のブランク、及び/又は複数の容器を保持するパッケージを示す図である。
【図12】本開示の第4の実施形態のブランク、及び/又は複数の容器を保持するパッケージを示す図である。
【図13】本開示の第4の実施形態のブランク、及び/又は複数の容器を保持するパッケージを示す図である。
【図14】本開示の第5の実施形態のブランク、及び/又は複数の容器を保持するパッケージを示す図である。
【図15】本開示の第5の実施形態のブランク、及び/又は複数の容器を保持するパッケージを示す図である。
【図16】本開示の第5の実施形態のブランク、及び/又は複数の容器を保持するパッケージを示す図である。
【図17】本開示の第6の実施形態のブランク、及び/又は複数の容器を保持するパッケージを示す図である。
【図18】本開示の第6の実施形態のブランク、及び/又は複数の容器を保持するパッケージを示す図である。
【図19】本開示の第6の実施形態のブランク、及び/又は複数の容器を保持するパッケージを示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
対応する部分は、図面を通して対応する参照符号によって示されている。
【0012】
本開示は、包括的には、ジャー、ボトル、缶等のような容器を保持及び陳列するための構造物、スリーブ、カートン等、及びパッケージに関する。容器は、例えば、食品及び飲料製品を包装するために用いることができる。容器は、特定の食料品又は飲料品を包装するのに適した組成の材料から作ることができ、該材料として、アルミニウム及び/又は他の金属、PET、LDPE、LLDPE、HDPE、PP、PS、PVC、EVOH、及びナイロン等のようなプラスチック、ガラス、又はそれらの任意の組み合わせが挙げられるが、これらに限定されない。
【0013】
本開示によるパッケージは、多数の異なる形状の容器を収納することができる。本開示の範囲を限定することを目的とせず、説明することを目的として、以下の詳細な説明では、パッケージの実施形態内に少なくとも部分的に配置される飲料容器(例えば、アルミニウム缶のような一般的に円筒形の容器)について記載する。本明細書において、「下側」、「ボトム」、「上側」、及び「トップ」という用語は、完全に組み立てられたパッケージに関して定められる向きを示す。
【0014】
本実施形態は、容器に取り付けて容器を収納するためのカートン又はパッケージに向けたものである。第1の実施形態のパッケージ又はキャリア5が、図3に組み立てられた状態で示されており、図中では3本の容器を2列で配置した容器Cに取り付けられている。図示の実施形態では、容器Cは、下側ベース部分Bと、下側ベース部分から内方へテーパー状になっているネックNを一般的に有するトップ部分Tと、ネック部分から半径方向外方へ延在する、ネック部分の上部にあるフランジ部分Fと、フランジ部分の下の、プルタブPを含む上面TSとを有する飲料容器として示されている。本開示から逸脱することなく、他のサイズ、形状及び構成の容器をパッケージ5内で保持することができる。容器CのネックN及びフランジFは、パッケージ5のそれぞれの開口部7に受け入れられ、本明細書でさらに説明する保持構成によってパッケージ内で保持される。容器Cは、本開示から逸脱することなく、2×3配置以外(例えば、2×4、2×6、1×3、1×4等)で配置することもでき、パッケージ5は6本よりも多いか又は少ない容器を含むことができる。
【0015】
図1は、パッケージ又はキャリア5を形成するのに用いられるブランク13の外側面11の平面図である。ブランク13は長手方向軸L1及び横軸L2を有する。ブランク13は、第1の横方向引き裂き線21で第1の端部パネル19に折り曲げ可能に接続されているトップパネル17を含む。トップパネル17は、第2の横方向引き裂き線25で第2の端部パネル23に折り曲げ可能に接続されている。第1のサイドパネル27が、第1の長手方向折り線29でトップパネル17に折り曲げ可能に接続されている。第2のサイドパネル31が、第2の長手方向折り線33でトップパネル17に折り曲げ可能に接続されている。
【0016】
図1の実施形態において、ブランク13は、一連の曲線状の切れ目線39によって形成されている6つの受け部37を含む。受け部37は各々、最外部の2つの切れ目線39間に位置する4つのストリップ43によってトップパネル17に接続されている概ね円形の内側パネル41を含む。内側パネル41は曲線状の折り線40を含み、この折り線40は、切れ目線39から内方へ離間していると共に内側パネルが容器Cの形状に適合するように内側パネルを成形するのを助ける。内側パネル41がトップパネル17に対して盛り上がると、内側パネル41が切れ目線39においてトップパネルから分離することによってトップパネルに開口部7が形成される。図1の実施形態では、トップパネル17は、パッケージ5を把持して運搬するための指穴47を含む。また、トップパネル17は、受け部37の各対間に曲線状の折り線49を含む。
【0017】
切れ目線39は協働してトップパネル17の開口部7の保持縁部42(広義では「保持構成」)を形成し、この保持縁部42が容器CのフランジFと係合する。図示の実施形態では、各受け部37は、容器をカートン内に保持するように該容器CのフランジFの一部とそれぞれ係合する、4つの概ね弧状の保持縁部を含む。保持縁部42は、内側パネル41をトップパネル17に取り付けている切れ目39のそれぞれの端間のそれぞれのストリップ43によって分離されている。
【0018】
図示の実施形態では、ブランク13は、長手方向折り線57、59においてそれぞれの端部パネル19、23に折り曲げ可能に接続されている端部フラップ53、55を含む。ガセットパネル61、63が、それぞれの斜めの折り線65、67において端部フラップ53、55にそれぞれ接続されている。各ガセットパネル61、63は、それぞれの横方向折り線69、71においてサイドパネル27、31にそれぞれ折り曲げ可能に接続されている。
【0019】
1つの許容可能な方法に従ってパッケージ50を形成するには、容器Cをそれぞれの受け部37に挿入することによって該容器のフランジFの上面を受け部の内側パネル41と接触させ、内側パネルを盛り上がらせてトップパネル17に開口部7を形成する。容器CのフランジFは、図3及び図4に示されるように、それぞれの受け部37の開口部に隣接する部分(例えば縁部42)がフランジの下面と係合して容器をパッケージ5内に保持するように位置決めされる。端部パネル19、23はトップパネル17に対して下方へ折り曲げられ、引き裂き線21、25に沿って分離されるため、端部パネルの上縁部がトップパネルから分離される。端部フラップ53、55は折り線57、59において内方へ折り曲げられ、サイドパネルが折り線29、33において下方へ折り曲げられてパッケージ5を形成する。
【0020】
糊又は他の接着剤をブランク13のパネル及び/又はフラップの1つ又は複数に塗布して、パッケージ5を折り曲げた状態に固定することができる。また、パッケージ5は、2008年10月17日付けで出願された米国特許出願第12/253,485号(該出願の全内容はあらゆる目的で参照により本明細書に援用される)に示されているようにハンドル又は強化構成を含むことができる。さらに、パッケージ5は、容器Cのパッケージからの取り外しを容易にする分配構成を含むことができる。本開示から逸脱することなく、ブランク13は別様に成形及び/又は構成することができ、パッケージ5は、別様に成形及び/又は構成される構成を有することができる。
【0021】
図5〜図7はそれぞれ、第1の実施形態のブランク13及びパッケージ5と同様の特徴を有する、本開示の第2の実施形態のブランク113及びパッケージ105を示す。したがって、これらの実施形態の同様であるか又は同一である特徴には同様の参照符号が与えられている。
【0022】
図5〜図7の実施形態では、受け部137の各々の中心パネル141が、該中心パネル141の長手方向端においてそれぞれのタブ143によってトップパネル117に取り付けられたままである。タブ143は各々、受け部137の中心パネル141を形成する切れ目139の離間した端、及びタブをトップパネル117に取り付ける曲線状の折り線140によって画定されている。受け部137は、中心パネル141を形成する切れ目139から延びる斜めの切れ目142を含む。斜めの切れ目142は、開口部107に隣接する、トップパネル117の折り曲げ可能なフラップ144を形成する。折り曲げ可能なフラップ144の縁部は、切れ目139によって画定されており、容器CのフランジFの下面と係合するためのものである。本開示から逸脱することなく、ブランク113は別様に成形及び/又は構成することができ、パッケージ105は、別様に成形及び/又は構成される構成を有することができる。
【0023】
図8〜図10は、前述の実施形態のブランク及びパッケージと同様の特徴を有する、本開示の第3の実施形態のパッケージ205を形成するブランク213を示す。したがって、これらの実施形態の同様であるか又は同一である特徴には同様の参照符号が与えられている。
【0024】
ブランク231は、前述の実施形態の受け部137と同様の受け部237を有するトップパネル217を含む。図8〜図10の実施形態では、中心パネル241は中心パネル141と同様に成形される。折り曲げ可能なフラップ244は斜めの切れ目242によって形成されている。図8〜図10の実施形態では、折り曲げ可能なフラップ244は、斜めの切れ目242と中心パネル241を画定している切れ目139との間に延びる斜めの折り線246によって少なくとも部分的に画定されている。図8〜図10の実施形態では、タブ243は概ね直線的な折り線240によって形成されている。一実施形態では、トップパネル217は、該トップパネルの長さを横切って延びる長手方向折り線228を含む。折り線228は、パッケージ205の形成を容易にし、トップパネル217が容器Cの形状に適合することを可能にする。本開示から逸脱することなく、ブランク213は別様に成形及び/又は構成することができ、パッケージ205は、別様に成形及び/又は構成される構成を有することができる。
【0025】
図11〜図13は、前述の実施形態のブランク及びパッケージと同様の特徴を有する、本開示の第4の実施形態のパッケージ305を形成するブランク313を示す。したがって、これらの実施形態の同様であるか又は同一である特徴には同様の参照符号が与えられている
【0026】
ブランク313は、トップパネル317に開口部341を有する受け部337を含む。受け部337は、開口部341のそれぞれの長手方向側部に隣接するタブ343を含む。タブ343はトップパネルにある曲線状の折り線340によって画定されている。開口部341は、概ね長手方向L1に延びるブランク313の対応する形状の曲線状の切れ目線によって形成されている曲線状の縁部339を有する。図12及び図13に示されるように、曲線状の縁部339は、それぞれの容器のフランジFの下面と係合して容器をパッケージ305内に保持する。タブ343は、概ね半円形をしていると共に曲線状の縁部339間に位置している突出部分348を含む。図示の実施形態では、タブ343の突出部分348は、容器CのフランジFの上面と接触しており、パッケージ305のトップパネル317から離間している。本開示から逸脱することなく、ブランク313は別様に成形及び/又は構成することができ、パッケージ305は、別様に成形及び/又は構成される構成を有することができる。
【0027】
図14〜図16は、前述の実施形態のブランク及びパッケージと同様の特徴を有する本開示の第5の実施形態のパッケージ405を形成するブランク413を示す。したがって、これらの実施形態の同様であるか又は同一である特徴には同様の参照符号が与えられている。
【0028】
ブランク413は、トップパネル417に開口部441を有する受け部437を含む。開口部441は概ね星形であり、それぞれの縁部439によって形成されている。開口部441の縁部439は、開口部441に隣接するそれぞれの折り曲げ可能なフラップ444を形成する曲線状部分を有する。折り曲げ可能なフラップ444は、それぞれの開口部441に突出しており、容器CのそれぞれのフランジFの下面と係合する。開口部441間のタブ443は長手方向折り線440によって画定されている。図示の実施形態では、各受け部437は8つの折り曲げ可能なフラップ444を含む。本開示から逸脱することなく、ブランク413は別様に成形及び/又は構成することができ、パッケージ405は、別様に成形及び/又は構成される構成を有することができる。
【0029】
図17〜図19は、前述の実施形態のブランク及びパッケージと同様の特徴を有する、本開示の第6の実施形態のパッケージ505を形成するブランク513を示す。したがって、これらの実施形態の同様であるか又は同一である特徴には同様の参照符号が与えられている。
【0030】
ブランク513は、前述の実施形態の受け部437と同様の受け部537を含む。開口部541は、前述の実施形態の縁部439と形状が同様である縁部539を有する。折り曲げ可能なフラップ544が開口部541に隣接する縁部539の部分によって形成されている。折り曲げ可能なフラップ544は、それぞれの開口部541に突出しており、容器CのそれぞれのフランジFの下面と係合する。図17〜図19の実施形態では、ブランク513は、横方向切れ目542によって形成された開口部541に隣接する保持フラップ556を有する。保持フラップ556は開口部541へは突出しないため、該保持フラップはフランジFの下面の下の離間した位置で容器のネックNと係合する。保持フラップ556は、パッケージ505を容器Cに固定するさらなる取り付け力を提供する。図17〜図19の実施形態では、パッケージは、フランジFの下面と係合する、各開口部541に隣接する6つの折り曲げ可能なフラップ544と、それぞれの容器CのネックNと係合する、各開口部に隣接する4つの保持フラップ556とを有する。本開示から逸脱することなく、ブランク513は別様に成形及び/又は構成することができ、パッケージ505は、別様に成形及び/又は構成される構成を有することができる。
【0031】
本開示によるブランクは、例えば、コート板紙及び同様の材料から形成することができる。例えば、ブランクの内側表面及び/又は外側表面をクレーコートでコーティングすることができる。続いて、クレーコート上に製品、広告、価格コード、及び他の情報又は画像を印刷することができる。続いて、ブランクに印刷されている情報を保護するために、ブランクをワニスでコーティングすることができる。ブランクの片面又は両面を、例えば防湿層でコーティングすることもできる。上述の実施形態に応じて、ブランクは、通常の紙よりも重く硬質であるような厚さ(caliper)の板紙で構成することができる。ブランクは、ボール紙、硬化紙等の他の材料、又はカートンが少なくとも概ね本明細書に記載のように機能できるようにするのに適した特性を有する任意の他の材料で構成することもできる。ブランクは、選択されたパネル又はパネルセクションに1つ又は複数のシート状材料を積層又はコーティングすることもできる。
【0032】
本開示の上述の実施形態によれば、折り線は、それに沿った折り曲げを容易にする、必ずしも直線状ではないが実質的に線状の任意の弱化形態とすることができる。本開示の範囲を狭めるためではないが、より詳細には、折り線は、所望の弱化線に沿って材料に圧潰部分を作る鈍いスコアリングナイフ等で形成される線等のスコア線、所望の弱化線に沿って材料に部分的に入れ込んだ切れ目、及び/又は所望の弱化線に沿って材料に部分的に及び/又は完全に貫通する一連の切れ目、並びにこれらの構成の多様な組み合わせを含む。
【0033】
一例として、引き裂き線は、所望の弱化線に沿って材料に部分的に入れ込んだスリット、及び/又は所望の弱化線に沿って材料に部分的に及び/又は完全に貫通する一連の離間したスリット、又はこれらの構成の多様な組み合わせを含むことができる。より具体的な例としては、1つのタイプの引き裂き線は、引き裂き線を挟んで材料を通常は一時的に接続するためにニック(例えば、材料の小さな幾らか橋で結んでいるような部分)が間に画定されるように隣接するスリットをわずかに離間させた、材料を貫通する一連の離間したスリットの形態である。ニックは、引き裂き時に引き裂き線に沿って破断される。ニックは典型的に、引き裂き線において比較的わずかな割合を占めるものであり、代替的に、引き裂き線が連続した切れ目線であるように、ニックが引き裂き線から省かれることができるか、又は引き裂き線で引き裂かれることができる。すなわち、引き裂き線のそれぞれを連続したスリット等で置き換えることは、本開示の範囲内にある。例えば、本開示から逸脱することなく、切れ目線は、連続したスリットとすることができ、さもなければスリットよりも幅広にすることができるであろう。
【0034】
上記実施形態は、カートンの実施形態を組み立てる間に糊によって互いに接着される1つ又は複数のパネルを有するものとして説明されている場合がある。「糊」という用語は、カートンパネルを所定位置に固定するのに一般的に用いられるすべての態様の接着剤を包含することが意図される。
【0035】
本開示の上記説明は、多様な例示的な実施形態を例示及び説明するものである。本開示の精神及び範囲から逸脱することなく、多様な追加、変更、変形等がこれらの例示的な実施形態に対してなされることができる。上記説明に含まれるか又は添付図面に示されているすべての事項は、例示目的であって限定的な意味ではないと解釈すべきであることが意図される。さらに、本開示は、本開示の選択された実施形態のみを示し説明しているが、本開示は、多様な他の組み合わせ、変更、及び状況で用いることができ、本明細書で述べられているような発明概念の範囲内で変形又は変更を行うことができ、上記教示に相応し、及び/又は関連技術分野の技術若しくは知識内にある。さらに、各実施形態の特定の構成及び特徴を、選択的に置き換えて、本開示の他の説明された実施形態又は説明されていない実施形態に適用することができる。
【技術分野】
【0001】
[関連出願の相互参照]
本願は、2009年2月24日付けで出願された米国仮特許出願第61/208,462号の利益を主張する。
【0002】
[参照による援用]
2009年2月24日付けで出願された米国仮特許出願第61/208,462号の全内容は、あらゆる目的で参照により本明細書に援用される。
【0003】
本開示は、包括的には、容器を保持して運搬するためのパッケージ又はカートンに関する。
【発明の概要】
【0004】
概して、本開示の一態様は包括的に、複数の容器を保持するパッケージを対象とする。該パッケージはトップパネル及びサイドパネルを有する。パッケージは、容器を保持する保持構成を有する。
【0005】
別の態様では、本開示は包括的に、複数の容器を保持するパッケージを対象とする。該パッケージは、該パッケージの内側の周りに少なくとも部分的に延在するパネルを含む。該パネルは、トップパネル及び該トップパネルに折り曲げ可能に接続されている少なくとも1つのサイドパネルを含む。複数の容器のうちの少なくとも1つの容器のトップ部分を受け入れて保持する少なくとも1つの構成が、トップパネルにある。該少なくとも1つの構成は、複数の容器のうちの少なくとも1つの容器と係合して該少なくとも1つの容器をパッケージに少なくとも部分的に取り付けるように、トップパネルの開口部及び該開口部に隣接する保持構成を含む。
【0006】
別の態様では、本開示は包括的に、複数の容器を保持するパッケージを形成するブランクを対象とする。該ブランクは、トップパネル及び該トップパネルに折り曲げ可能に接続されている少なくとも1つのサイドパネルを含むパネルを含む。該パネルは、ブランクから形成されるパッケージの内側を形成するためのものである。複数の容器のうちの少なくとも1つの容器のトップ部分をブランクから形成されるパッケージに受け入れて保持する少なくとも1つの構成が、トップパネルにある。少なくとも1つの構成は、複数の容器のうちの少なくとも1つの容器と係合して該少なくとも1つの容器をパッケージに少なくとも部分的に取り付けるように、トップパネルの開口部及び該開口部に隣接する保持構成を含む。
【0007】
別の態様では、本開示は、複数の容器を収容するパッケージを形成する方法を対象とする。該方法は、トップパネルと、該トップパネルに折り曲げ可能に接続されている少なくとも1つのサイドパネルと、トップパネルの開口部及び該開口部に隣接している保持構成を含む、該トップパネルの少なくとも1つの構成とを有するブランクを準備することを含む。該方法は、容器をパッケージに少なくとも部分的に取り付けるように、容器の少なくともトップ部分を開口部に挿入すると共に容器のトップ部分を保持構成と係合させることを含む。
【0008】
当業者は、以下に記載された図面を参照して実施形態の以下の詳細な説明を読めば、上述の利点及び他の利点、並びに多様な追加の実施形態の利益を理解するであろう。
【0009】
一般的慣行に従い、以下で説明する図面の多様な特徴は、必ずしも一定の縮尺で描かれていない。図面における多様な構成及び要素の寸法は、本開示の実施形態をより明確に示すために拡大又は縮小されている場合がある。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】本開示の第1の実施形態のブランク、パッケージ及び/又は容器を示す図である。
【図2】本開示の第1の実施形態のブランク、パッケージ及び/又は容器を示す図である。
【図3】本開示の第1の実施形態のブランク、パッケージ及び/又は容器を示す図である。
【図4】本開示の第1の実施形態のブランク、パッケージ及び/又は容器を示す図である。
【図5】本開示の第2の実施形態のブランク、及び/又は複数の容器を保持するパッケージを示す図である。
【図6】本開示の第2の実施形態のブランク、及び/又は複数の容器を保持するパッケージを示す図である。
【図7】本開示の第2の実施形態のブランク、及び/又は複数の容器を保持するパッケージを示す図である。
【図8】本開示の第3の実施形態のブランク、及び/又は複数の容器を保持するパッケージを示す図である。
【図9】本開示の第3の実施形態のブランク、及び/又は複数の容器を保持するパッケージを示す図である。
【図10】本開示の第3の実施形態のブランク、及び/又は複数の容器を保持するパッケージを示す図である。
【図11】本開示の第4の実施形態のブランク、及び/又は複数の容器を保持するパッケージを示す図である。
【図12】本開示の第4の実施形態のブランク、及び/又は複数の容器を保持するパッケージを示す図である。
【図13】本開示の第4の実施形態のブランク、及び/又は複数の容器を保持するパッケージを示す図である。
【図14】本開示の第5の実施形態のブランク、及び/又は複数の容器を保持するパッケージを示す図である。
【図15】本開示の第5の実施形態のブランク、及び/又は複数の容器を保持するパッケージを示す図である。
【図16】本開示の第5の実施形態のブランク、及び/又は複数の容器を保持するパッケージを示す図である。
【図17】本開示の第6の実施形態のブランク、及び/又は複数の容器を保持するパッケージを示す図である。
【図18】本開示の第6の実施形態のブランク、及び/又は複数の容器を保持するパッケージを示す図である。
【図19】本開示の第6の実施形態のブランク、及び/又は複数の容器を保持するパッケージを示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
対応する部分は、図面を通して対応する参照符号によって示されている。
【0012】
本開示は、包括的には、ジャー、ボトル、缶等のような容器を保持及び陳列するための構造物、スリーブ、カートン等、及びパッケージに関する。容器は、例えば、食品及び飲料製品を包装するために用いることができる。容器は、特定の食料品又は飲料品を包装するのに適した組成の材料から作ることができ、該材料として、アルミニウム及び/又は他の金属、PET、LDPE、LLDPE、HDPE、PP、PS、PVC、EVOH、及びナイロン等のようなプラスチック、ガラス、又はそれらの任意の組み合わせが挙げられるが、これらに限定されない。
【0013】
本開示によるパッケージは、多数の異なる形状の容器を収納することができる。本開示の範囲を限定することを目的とせず、説明することを目的として、以下の詳細な説明では、パッケージの実施形態内に少なくとも部分的に配置される飲料容器(例えば、アルミニウム缶のような一般的に円筒形の容器)について記載する。本明細書において、「下側」、「ボトム」、「上側」、及び「トップ」という用語は、完全に組み立てられたパッケージに関して定められる向きを示す。
【0014】
本実施形態は、容器に取り付けて容器を収納するためのカートン又はパッケージに向けたものである。第1の実施形態のパッケージ又はキャリア5が、図3に組み立てられた状態で示されており、図中では3本の容器を2列で配置した容器Cに取り付けられている。図示の実施形態では、容器Cは、下側ベース部分Bと、下側ベース部分から内方へテーパー状になっているネックNを一般的に有するトップ部分Tと、ネック部分から半径方向外方へ延在する、ネック部分の上部にあるフランジ部分Fと、フランジ部分の下の、プルタブPを含む上面TSとを有する飲料容器として示されている。本開示から逸脱することなく、他のサイズ、形状及び構成の容器をパッケージ5内で保持することができる。容器CのネックN及びフランジFは、パッケージ5のそれぞれの開口部7に受け入れられ、本明細書でさらに説明する保持構成によってパッケージ内で保持される。容器Cは、本開示から逸脱することなく、2×3配置以外(例えば、2×4、2×6、1×3、1×4等)で配置することもでき、パッケージ5は6本よりも多いか又は少ない容器を含むことができる。
【0015】
図1は、パッケージ又はキャリア5を形成するのに用いられるブランク13の外側面11の平面図である。ブランク13は長手方向軸L1及び横軸L2を有する。ブランク13は、第1の横方向引き裂き線21で第1の端部パネル19に折り曲げ可能に接続されているトップパネル17を含む。トップパネル17は、第2の横方向引き裂き線25で第2の端部パネル23に折り曲げ可能に接続されている。第1のサイドパネル27が、第1の長手方向折り線29でトップパネル17に折り曲げ可能に接続されている。第2のサイドパネル31が、第2の長手方向折り線33でトップパネル17に折り曲げ可能に接続されている。
【0016】
図1の実施形態において、ブランク13は、一連の曲線状の切れ目線39によって形成されている6つの受け部37を含む。受け部37は各々、最外部の2つの切れ目線39間に位置する4つのストリップ43によってトップパネル17に接続されている概ね円形の内側パネル41を含む。内側パネル41は曲線状の折り線40を含み、この折り線40は、切れ目線39から内方へ離間していると共に内側パネルが容器Cの形状に適合するように内側パネルを成形するのを助ける。内側パネル41がトップパネル17に対して盛り上がると、内側パネル41が切れ目線39においてトップパネルから分離することによってトップパネルに開口部7が形成される。図1の実施形態では、トップパネル17は、パッケージ5を把持して運搬するための指穴47を含む。また、トップパネル17は、受け部37の各対間に曲線状の折り線49を含む。
【0017】
切れ目線39は協働してトップパネル17の開口部7の保持縁部42(広義では「保持構成」)を形成し、この保持縁部42が容器CのフランジFと係合する。図示の実施形態では、各受け部37は、容器をカートン内に保持するように該容器CのフランジFの一部とそれぞれ係合する、4つの概ね弧状の保持縁部を含む。保持縁部42は、内側パネル41をトップパネル17に取り付けている切れ目39のそれぞれの端間のそれぞれのストリップ43によって分離されている。
【0018】
図示の実施形態では、ブランク13は、長手方向折り線57、59においてそれぞれの端部パネル19、23に折り曲げ可能に接続されている端部フラップ53、55を含む。ガセットパネル61、63が、それぞれの斜めの折り線65、67において端部フラップ53、55にそれぞれ接続されている。各ガセットパネル61、63は、それぞれの横方向折り線69、71においてサイドパネル27、31にそれぞれ折り曲げ可能に接続されている。
【0019】
1つの許容可能な方法に従ってパッケージ50を形成するには、容器Cをそれぞれの受け部37に挿入することによって該容器のフランジFの上面を受け部の内側パネル41と接触させ、内側パネルを盛り上がらせてトップパネル17に開口部7を形成する。容器CのフランジFは、図3及び図4に示されるように、それぞれの受け部37の開口部に隣接する部分(例えば縁部42)がフランジの下面と係合して容器をパッケージ5内に保持するように位置決めされる。端部パネル19、23はトップパネル17に対して下方へ折り曲げられ、引き裂き線21、25に沿って分離されるため、端部パネルの上縁部がトップパネルから分離される。端部フラップ53、55は折り線57、59において内方へ折り曲げられ、サイドパネルが折り線29、33において下方へ折り曲げられてパッケージ5を形成する。
【0020】
糊又は他の接着剤をブランク13のパネル及び/又はフラップの1つ又は複数に塗布して、パッケージ5を折り曲げた状態に固定することができる。また、パッケージ5は、2008年10月17日付けで出願された米国特許出願第12/253,485号(該出願の全内容はあらゆる目的で参照により本明細書に援用される)に示されているようにハンドル又は強化構成を含むことができる。さらに、パッケージ5は、容器Cのパッケージからの取り外しを容易にする分配構成を含むことができる。本開示から逸脱することなく、ブランク13は別様に成形及び/又は構成することができ、パッケージ5は、別様に成形及び/又は構成される構成を有することができる。
【0021】
図5〜図7はそれぞれ、第1の実施形態のブランク13及びパッケージ5と同様の特徴を有する、本開示の第2の実施形態のブランク113及びパッケージ105を示す。したがって、これらの実施形態の同様であるか又は同一である特徴には同様の参照符号が与えられている。
【0022】
図5〜図7の実施形態では、受け部137の各々の中心パネル141が、該中心パネル141の長手方向端においてそれぞれのタブ143によってトップパネル117に取り付けられたままである。タブ143は各々、受け部137の中心パネル141を形成する切れ目139の離間した端、及びタブをトップパネル117に取り付ける曲線状の折り線140によって画定されている。受け部137は、中心パネル141を形成する切れ目139から延びる斜めの切れ目142を含む。斜めの切れ目142は、開口部107に隣接する、トップパネル117の折り曲げ可能なフラップ144を形成する。折り曲げ可能なフラップ144の縁部は、切れ目139によって画定されており、容器CのフランジFの下面と係合するためのものである。本開示から逸脱することなく、ブランク113は別様に成形及び/又は構成することができ、パッケージ105は、別様に成形及び/又は構成される構成を有することができる。
【0023】
図8〜図10は、前述の実施形態のブランク及びパッケージと同様の特徴を有する、本開示の第3の実施形態のパッケージ205を形成するブランク213を示す。したがって、これらの実施形態の同様であるか又は同一である特徴には同様の参照符号が与えられている。
【0024】
ブランク231は、前述の実施形態の受け部137と同様の受け部237を有するトップパネル217を含む。図8〜図10の実施形態では、中心パネル241は中心パネル141と同様に成形される。折り曲げ可能なフラップ244は斜めの切れ目242によって形成されている。図8〜図10の実施形態では、折り曲げ可能なフラップ244は、斜めの切れ目242と中心パネル241を画定している切れ目139との間に延びる斜めの折り線246によって少なくとも部分的に画定されている。図8〜図10の実施形態では、タブ243は概ね直線的な折り線240によって形成されている。一実施形態では、トップパネル217は、該トップパネルの長さを横切って延びる長手方向折り線228を含む。折り線228は、パッケージ205の形成を容易にし、トップパネル217が容器Cの形状に適合することを可能にする。本開示から逸脱することなく、ブランク213は別様に成形及び/又は構成することができ、パッケージ205は、別様に成形及び/又は構成される構成を有することができる。
【0025】
図11〜図13は、前述の実施形態のブランク及びパッケージと同様の特徴を有する、本開示の第4の実施形態のパッケージ305を形成するブランク313を示す。したがって、これらの実施形態の同様であるか又は同一である特徴には同様の参照符号が与えられている
【0026】
ブランク313は、トップパネル317に開口部341を有する受け部337を含む。受け部337は、開口部341のそれぞれの長手方向側部に隣接するタブ343を含む。タブ343はトップパネルにある曲線状の折り線340によって画定されている。開口部341は、概ね長手方向L1に延びるブランク313の対応する形状の曲線状の切れ目線によって形成されている曲線状の縁部339を有する。図12及び図13に示されるように、曲線状の縁部339は、それぞれの容器のフランジFの下面と係合して容器をパッケージ305内に保持する。タブ343は、概ね半円形をしていると共に曲線状の縁部339間に位置している突出部分348を含む。図示の実施形態では、タブ343の突出部分348は、容器CのフランジFの上面と接触しており、パッケージ305のトップパネル317から離間している。本開示から逸脱することなく、ブランク313は別様に成形及び/又は構成することができ、パッケージ305は、別様に成形及び/又は構成される構成を有することができる。
【0027】
図14〜図16は、前述の実施形態のブランク及びパッケージと同様の特徴を有する本開示の第5の実施形態のパッケージ405を形成するブランク413を示す。したがって、これらの実施形態の同様であるか又は同一である特徴には同様の参照符号が与えられている。
【0028】
ブランク413は、トップパネル417に開口部441を有する受け部437を含む。開口部441は概ね星形であり、それぞれの縁部439によって形成されている。開口部441の縁部439は、開口部441に隣接するそれぞれの折り曲げ可能なフラップ444を形成する曲線状部分を有する。折り曲げ可能なフラップ444は、それぞれの開口部441に突出しており、容器CのそれぞれのフランジFの下面と係合する。開口部441間のタブ443は長手方向折り線440によって画定されている。図示の実施形態では、各受け部437は8つの折り曲げ可能なフラップ444を含む。本開示から逸脱することなく、ブランク413は別様に成形及び/又は構成することができ、パッケージ405は、別様に成形及び/又は構成される構成を有することができる。
【0029】
図17〜図19は、前述の実施形態のブランク及びパッケージと同様の特徴を有する、本開示の第6の実施形態のパッケージ505を形成するブランク513を示す。したがって、これらの実施形態の同様であるか又は同一である特徴には同様の参照符号が与えられている。
【0030】
ブランク513は、前述の実施形態の受け部437と同様の受け部537を含む。開口部541は、前述の実施形態の縁部439と形状が同様である縁部539を有する。折り曲げ可能なフラップ544が開口部541に隣接する縁部539の部分によって形成されている。折り曲げ可能なフラップ544は、それぞれの開口部541に突出しており、容器CのそれぞれのフランジFの下面と係合する。図17〜図19の実施形態では、ブランク513は、横方向切れ目542によって形成された開口部541に隣接する保持フラップ556を有する。保持フラップ556は開口部541へは突出しないため、該保持フラップはフランジFの下面の下の離間した位置で容器のネックNと係合する。保持フラップ556は、パッケージ505を容器Cに固定するさらなる取り付け力を提供する。図17〜図19の実施形態では、パッケージは、フランジFの下面と係合する、各開口部541に隣接する6つの折り曲げ可能なフラップ544と、それぞれの容器CのネックNと係合する、各開口部に隣接する4つの保持フラップ556とを有する。本開示から逸脱することなく、ブランク513は別様に成形及び/又は構成することができ、パッケージ505は、別様に成形及び/又は構成される構成を有することができる。
【0031】
本開示によるブランクは、例えば、コート板紙及び同様の材料から形成することができる。例えば、ブランクの内側表面及び/又は外側表面をクレーコートでコーティングすることができる。続いて、クレーコート上に製品、広告、価格コード、及び他の情報又は画像を印刷することができる。続いて、ブランクに印刷されている情報を保護するために、ブランクをワニスでコーティングすることができる。ブランクの片面又は両面を、例えば防湿層でコーティングすることもできる。上述の実施形態に応じて、ブランクは、通常の紙よりも重く硬質であるような厚さ(caliper)の板紙で構成することができる。ブランクは、ボール紙、硬化紙等の他の材料、又はカートンが少なくとも概ね本明細書に記載のように機能できるようにするのに適した特性を有する任意の他の材料で構成することもできる。ブランクは、選択されたパネル又はパネルセクションに1つ又は複数のシート状材料を積層又はコーティングすることもできる。
【0032】
本開示の上述の実施形態によれば、折り線は、それに沿った折り曲げを容易にする、必ずしも直線状ではないが実質的に線状の任意の弱化形態とすることができる。本開示の範囲を狭めるためではないが、より詳細には、折り線は、所望の弱化線に沿って材料に圧潰部分を作る鈍いスコアリングナイフ等で形成される線等のスコア線、所望の弱化線に沿って材料に部分的に入れ込んだ切れ目、及び/又は所望の弱化線に沿って材料に部分的に及び/又は完全に貫通する一連の切れ目、並びにこれらの構成の多様な組み合わせを含む。
【0033】
一例として、引き裂き線は、所望の弱化線に沿って材料に部分的に入れ込んだスリット、及び/又は所望の弱化線に沿って材料に部分的に及び/又は完全に貫通する一連の離間したスリット、又はこれらの構成の多様な組み合わせを含むことができる。より具体的な例としては、1つのタイプの引き裂き線は、引き裂き線を挟んで材料を通常は一時的に接続するためにニック(例えば、材料の小さな幾らか橋で結んでいるような部分)が間に画定されるように隣接するスリットをわずかに離間させた、材料を貫通する一連の離間したスリットの形態である。ニックは、引き裂き時に引き裂き線に沿って破断される。ニックは典型的に、引き裂き線において比較的わずかな割合を占めるものであり、代替的に、引き裂き線が連続した切れ目線であるように、ニックが引き裂き線から省かれることができるか、又は引き裂き線で引き裂かれることができる。すなわち、引き裂き線のそれぞれを連続したスリット等で置き換えることは、本開示の範囲内にある。例えば、本開示から逸脱することなく、切れ目線は、連続したスリットとすることができ、さもなければスリットよりも幅広にすることができるであろう。
【0034】
上記実施形態は、カートンの実施形態を組み立てる間に糊によって互いに接着される1つ又は複数のパネルを有するものとして説明されている場合がある。「糊」という用語は、カートンパネルを所定位置に固定するのに一般的に用いられるすべての態様の接着剤を包含することが意図される。
【0035】
本開示の上記説明は、多様な例示的な実施形態を例示及び説明するものである。本開示の精神及び範囲から逸脱することなく、多様な追加、変更、変形等がこれらの例示的な実施形態に対してなされることができる。上記説明に含まれるか又は添付図面に示されているすべての事項は、例示目的であって限定的な意味ではないと解釈すべきであることが意図される。さらに、本開示は、本開示の選択された実施形態のみを示し説明しているが、本開示は、多様な他の組み合わせ、変更、及び状況で用いることができ、本明細書で述べられているような発明概念の範囲内で変形又は変更を行うことができ、上記教示に相応し、及び/又は関連技術分野の技術若しくは知識内にある。さらに、各実施形態の特定の構成及び特徴を、選択的に置き換えて、本開示の他の説明された実施形態又は説明されていない実施形態に適用することができる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の容器を保持するパッケージであって、
前記パッケージの内側の周りに少なくとも部分的に延在するパネルであって、トップパネルと、前記トップパネルに折り曲げ可能に接続されている少なくとも1つのサイドパネルとを含む、パネルと、
前記複数の容器のうちの少なくとも1つの容器のトップ部分を受け入れて保持する、前記トップパネルの少なくとも1つの構成と、
を備え、
前記少なくとも1つの構成は、前記複数の容器のうちの少なくとも1つの容器と係合して前記少なくとも1つの容器を前記パッケージに少なくとも部分的に取り付けるように、前記トップパネルの開口部と、前記開口部に隣接する保持構成とを含む、パッケージ。
【請求項2】
前記保持構成は前記開口部に隣接する前記トップパネルの一部を含み、前記トップパネルの前記一部は前記少なくとも1つの容器のフランジの下面と接触している、請求項1に記載のパッケージ。
【請求項3】
前記開口部は離間した切れ目線によって形成されている、請求項2に記載のパッケージ。
【請求項4】
前記離間した切れ目線は、前記少なくとも1つの容器の形状に適合する曲線状の切れ目線である、請求項3に記載のパッケージ。
【請求項5】
前記トップパネルは前記開口部に隣接する弧状の保持縁部を有する、請求項3に記載のパッケージ。
【請求項6】
前記保持構成は前記トップパネルに折り曲げ可能に接続されている保持パネルを含み、前記保持パネルは前記少なくとも1つの容器の前記トップと接触し、前記開口部から離間している、請求項3に記載のパッケージ。
【請求項7】
前記保持パネルは、前記開口部から前記保持パネルへ延びる材料のストリップによって前記トップパネルに折り曲げ可能に接続されている、請求項6に記載のパッケージ。
【請求項8】
前記保持パネルは、前記保持パネルのそれぞれの端において、タブによって前記トップパネルに折り曲げ可能に接続されている、請求項6に記載のパッケージ。
【請求項9】
前記タブは各々、それぞれの曲線状の折り線において、前記トップパネルに折り曲げ可能に接続されている、請求項8に記載のパッケージ。
【請求項10】
前記開口部は第1の開口部であり、前記保持パネルは第1の保持パネルであり、前記トップパネルの前記少なくとも1つの構成は、第2の開口部と、前記トップパネルに折り曲げ可能に接続されていると共に前記第2の開口部から離間している第2の保持パネルとをさらに含み、前記タブのうちの少なくとも1つは前記第1の保持パネル及び前記第2の保持パネルに折り曲げ可能に接続されている、請求項9に記載のパッケージ。
【請求項11】
前記保持構成は、前記容器の前記フランジの前記下面と係合する少なくとも2つの折り曲げ可能なフラップを形成する少なくとも2つの離間した斜めの切れ目を有する、請求項3に記載のパッケージ。
【請求項12】
前記斜めの切れ目はそれぞれの切れ目線から延びる、請求項11に記載のパッケージ。
【請求項13】
前記折り曲げ可能なフラップは各々、それぞれの斜めの折り線において前記トップパネルにそれぞれ折り曲げ可能に接続されている、請求項11に記載のパッケージ。
【請求項14】
それぞれの斜めの折り線は各々、それぞれの斜めの切れ目の端から前記開口部を形成するそれぞれの切れ目線へ延びる、請求項13に記載のパッケージ。
【請求項15】
前記開口部は曲線状の縁部を有し、前記保持構成は、前記トップパネルに折り曲げ可能に接続されていると共に前記開口部のそれぞれの端から延びているタブを有する、請求項2に記載のパッケージ。
【請求項16】
前記タブは各々、前記曲線状の縁部間で前記開口部へ延びるそれぞれの突出部分を有する、請求項15に記載のパッケージ。
【請求項17】
前記タブは前記少なくとも1つの容器の前記フランジの上面と接触している、請求項16に記載のパッケージ。
【請求項18】
前記開口部は曲線状の縁部を有する、請求項2に記載のパッケージ。
【請求項19】
前記曲線状の縁部は、前記少なくとも1つの容器の前記フランジの下面と係合する、前記開口部に隣接する折り曲げ可能なフラップを形成する、請求項18に記載のパッケージ。
【請求項20】
前記保持構成は、前記フランジの下方に離間している前記容器の外面と係合する、前記開口部に隣接している保持フラップを含む、請求項19に記載のパッケージ。
【請求項21】
前記保持フラップは前記開口部に隣接しており、前記開口部から延びる切れ目によって分離されている、請求項20に記載のパッケージ。
【請求項22】
複数の容器を保持するパッケージを形成するブランクであって、
トップパネルと、前記トップパネルに折り曲げ可能に接続されている少なくとも1つのサイドパネルとを含むパネルであって、前記ブランクから形成される前記パッケージの内側を形成するためのものである、パネルと、
前記複数の容器のうちの少なくとも1つの容器のトップ部分を前記ブランクから形成される前記パッケージに受け入れて保持するためのものである、前記トップパネルの少なくとも1つの構成と、
を備え、
前記少なくとも1つの構成は、前記複数の容器のうちの前記少なくとも1つの容器と係合して前記少なくとも1つの容器を前記パッケージに少なくとも部分的に取り付けるように、前記トップパネルの開口部と、前記開口部に隣接する保持構成とを含む、ブランク。
【請求項23】
前記保持構成は、前記開口部に隣接する前記トップパネルの一部を含み、前記トップパネルの前記一部は、前記ブランクから形成される前記パッケージにおいて前記少なくとも1つの容器のフランジの下面と接触するためのものである、請求項22に記載のブランク。
【請求項24】
前記開口部は離間した切れ目線によって形成されている、請求項23に記載のブランク。
【請求項25】
前記保持構成は、前記トップパネルに折り曲げ可能に接続されている保持パネルを含み、前記保持パネルは、前記少なくとも1つの容器の前記トップと接触するためのものであり、前記ブランクから形成される前記パッケージにおいて前記開口部から離間している、請求項24に記載のブランク。
【請求項26】
前記保持パネルは、前記開口部から前記保持パネルへ延びる材料のストリップによって前記トップパネルに折り曲げ可能に接続されている、請求項25に記載のブランク。
【請求項27】
前記保持パネルは、前記保持パネルのそれぞれの端において、タブによって前記トップパネルに折り曲げ可能に接続されている、請求項25に記載のブランク。
【請求項28】
前記タブは各々、それぞれの曲線状の折り線において、前記トップパネルに折り曲げ可能に接続されている、請求項27に記載のブランク。
【請求項29】
前記開口部は第1の開口部であり、前記保持パネルは第1の保持パネルであり、前記トップパネルの前記少なくとも1つの構成は、第2の開口部と、前記トップパネルに折り曲げ可能に接続されていると共に前記ブランクから形成される前記パッケージの前記第2の開口部から離間している第2の保持パネルとをさらに含み、前記タブのうちの少なくとも1つは、前記第1の保持パネル及び前記第2の保持パネルに折り曲げ可能に接続されている、請求項28に記載のブランク。
【請求項30】
前記保持構成は、前記容器の前記フランジの前記下面と係合するためのものである少なくとも2つの折り曲げ可能なフラップを形成する少なくとも2つの離間した斜めの切れ目を有する、請求項24に記載のブランク。
【請求項31】
前記折り曲げ可能なフラップは各々、それぞれの斜めの折り線において前記トップパネルにそれぞれ折り曲げ可能に接続されており、それぞれの斜めの折り線は各々、それぞれの斜めの切れ目の端から前記開口部を形成するそれぞれの切れ目線まで延びる、請求項30に記載のブランク。
【請求項32】
前記開口部は曲線状の縁部を有し、前記保持構成は、前記トップパネルに折り曲げ可能に接続されていると共に前記開口部のそれぞれの端から延びるタブを有し、前記タブは各々、前記曲線状の縁部間で前記開口部へ延びるそれぞれの突出部分を有する、請求項23に記載のブランク。
【請求項33】
前記開口部は、前記ブランクから形成される前記パッケージにおいて前記少なくとも1つの容器の前記フランジの下面と係合するためのものである、前記開口部に隣接する折り曲げ可能なフラップを形成する曲線状の縁部を有する、請求項23に記載のブランク。
【請求項34】
前記保持構成は、前記ブランクから形成される前記パッケージにおいて前記フランジの下方に離間している前記容器の外面と係合するためのものである、前記開口部に隣接している保持フラップを含み、前記保持フラップは前記開口部に隣接しており、前記開口部から延びる切れ目によって分離されている、請求項33に記載のブランク。
【請求項35】
複数の容器を収容するパッケージを形成する方法であって、
トップパネルと、前記トップパネルに折り曲げ可能に接続されている少なくとも1つのサイドパネルと、前記トップパネルの開口部と前記開口部に隣接している保持構成とを含む、前記トップパネルの少なくとも1つの構成と、を有するブランクを準備すること、及び
容器を前記パッケージに少なくとも部分的に取り付けるように、前記容器の少なくともトップ部分を前記開口部に挿入すると共に前記容器の前記トップ部分を前記保持構成と係合させること、
を含む、方法。
【請求項36】
前記保持構成は、前記開口部に隣接する前記トップパネルの一部を含み、前記容器の少なくとも一部を挿入することは、前記トップパネルの前記一部を前記容器のフランジの下面と接触状態にすることを含む、請求項35に記載の方法。
【請求項37】
前記保持構成は、前記トップパネルに折り曲げ可能に接続されている保持パネルを含み、前記容器の少なくともトップ部分を挿入することは、前記容器の前記トップを前記開口部から離間している前記保持パネルと接触状態にすることを含む、請求項36に記載の方法。
【請求項38】
前記開口部は第1の開口部であり、前記少なくとも1つの保持構成は第1の保持構成であり、前記容器は第1の容器であり、前記ブランクは、第2の開口部と、前記第2の開口部に隣接している第2の保持構成とを含み、前記方法は、第2の容器を前記パッケージに少なくとも部分的に取り付けるように、前記第2の容器の少なくとも一部を前記第2の開口部に挿入すると共に前記第2の容器のトップ部分を前記第2の保持構成と係合させることをさらに含む、請求項36に記載の方法。
【請求項1】
複数の容器を保持するパッケージであって、
前記パッケージの内側の周りに少なくとも部分的に延在するパネルであって、トップパネルと、前記トップパネルに折り曲げ可能に接続されている少なくとも1つのサイドパネルとを含む、パネルと、
前記複数の容器のうちの少なくとも1つの容器のトップ部分を受け入れて保持する、前記トップパネルの少なくとも1つの構成と、
を備え、
前記少なくとも1つの構成は、前記複数の容器のうちの少なくとも1つの容器と係合して前記少なくとも1つの容器を前記パッケージに少なくとも部分的に取り付けるように、前記トップパネルの開口部と、前記開口部に隣接する保持構成とを含む、パッケージ。
【請求項2】
前記保持構成は前記開口部に隣接する前記トップパネルの一部を含み、前記トップパネルの前記一部は前記少なくとも1つの容器のフランジの下面と接触している、請求項1に記載のパッケージ。
【請求項3】
前記開口部は離間した切れ目線によって形成されている、請求項2に記載のパッケージ。
【請求項4】
前記離間した切れ目線は、前記少なくとも1つの容器の形状に適合する曲線状の切れ目線である、請求項3に記載のパッケージ。
【請求項5】
前記トップパネルは前記開口部に隣接する弧状の保持縁部を有する、請求項3に記載のパッケージ。
【請求項6】
前記保持構成は前記トップパネルに折り曲げ可能に接続されている保持パネルを含み、前記保持パネルは前記少なくとも1つの容器の前記トップと接触し、前記開口部から離間している、請求項3に記載のパッケージ。
【請求項7】
前記保持パネルは、前記開口部から前記保持パネルへ延びる材料のストリップによって前記トップパネルに折り曲げ可能に接続されている、請求項6に記載のパッケージ。
【請求項8】
前記保持パネルは、前記保持パネルのそれぞれの端において、タブによって前記トップパネルに折り曲げ可能に接続されている、請求項6に記載のパッケージ。
【請求項9】
前記タブは各々、それぞれの曲線状の折り線において、前記トップパネルに折り曲げ可能に接続されている、請求項8に記載のパッケージ。
【請求項10】
前記開口部は第1の開口部であり、前記保持パネルは第1の保持パネルであり、前記トップパネルの前記少なくとも1つの構成は、第2の開口部と、前記トップパネルに折り曲げ可能に接続されていると共に前記第2の開口部から離間している第2の保持パネルとをさらに含み、前記タブのうちの少なくとも1つは前記第1の保持パネル及び前記第2の保持パネルに折り曲げ可能に接続されている、請求項9に記載のパッケージ。
【請求項11】
前記保持構成は、前記容器の前記フランジの前記下面と係合する少なくとも2つの折り曲げ可能なフラップを形成する少なくとも2つの離間した斜めの切れ目を有する、請求項3に記載のパッケージ。
【請求項12】
前記斜めの切れ目はそれぞれの切れ目線から延びる、請求項11に記載のパッケージ。
【請求項13】
前記折り曲げ可能なフラップは各々、それぞれの斜めの折り線において前記トップパネルにそれぞれ折り曲げ可能に接続されている、請求項11に記載のパッケージ。
【請求項14】
それぞれの斜めの折り線は各々、それぞれの斜めの切れ目の端から前記開口部を形成するそれぞれの切れ目線へ延びる、請求項13に記載のパッケージ。
【請求項15】
前記開口部は曲線状の縁部を有し、前記保持構成は、前記トップパネルに折り曲げ可能に接続されていると共に前記開口部のそれぞれの端から延びているタブを有する、請求項2に記載のパッケージ。
【請求項16】
前記タブは各々、前記曲線状の縁部間で前記開口部へ延びるそれぞれの突出部分を有する、請求項15に記載のパッケージ。
【請求項17】
前記タブは前記少なくとも1つの容器の前記フランジの上面と接触している、請求項16に記載のパッケージ。
【請求項18】
前記開口部は曲線状の縁部を有する、請求項2に記載のパッケージ。
【請求項19】
前記曲線状の縁部は、前記少なくとも1つの容器の前記フランジの下面と係合する、前記開口部に隣接する折り曲げ可能なフラップを形成する、請求項18に記載のパッケージ。
【請求項20】
前記保持構成は、前記フランジの下方に離間している前記容器の外面と係合する、前記開口部に隣接している保持フラップを含む、請求項19に記載のパッケージ。
【請求項21】
前記保持フラップは前記開口部に隣接しており、前記開口部から延びる切れ目によって分離されている、請求項20に記載のパッケージ。
【請求項22】
複数の容器を保持するパッケージを形成するブランクであって、
トップパネルと、前記トップパネルに折り曲げ可能に接続されている少なくとも1つのサイドパネルとを含むパネルであって、前記ブランクから形成される前記パッケージの内側を形成するためのものである、パネルと、
前記複数の容器のうちの少なくとも1つの容器のトップ部分を前記ブランクから形成される前記パッケージに受け入れて保持するためのものである、前記トップパネルの少なくとも1つの構成と、
を備え、
前記少なくとも1つの構成は、前記複数の容器のうちの前記少なくとも1つの容器と係合して前記少なくとも1つの容器を前記パッケージに少なくとも部分的に取り付けるように、前記トップパネルの開口部と、前記開口部に隣接する保持構成とを含む、ブランク。
【請求項23】
前記保持構成は、前記開口部に隣接する前記トップパネルの一部を含み、前記トップパネルの前記一部は、前記ブランクから形成される前記パッケージにおいて前記少なくとも1つの容器のフランジの下面と接触するためのものである、請求項22に記載のブランク。
【請求項24】
前記開口部は離間した切れ目線によって形成されている、請求項23に記載のブランク。
【請求項25】
前記保持構成は、前記トップパネルに折り曲げ可能に接続されている保持パネルを含み、前記保持パネルは、前記少なくとも1つの容器の前記トップと接触するためのものであり、前記ブランクから形成される前記パッケージにおいて前記開口部から離間している、請求項24に記載のブランク。
【請求項26】
前記保持パネルは、前記開口部から前記保持パネルへ延びる材料のストリップによって前記トップパネルに折り曲げ可能に接続されている、請求項25に記載のブランク。
【請求項27】
前記保持パネルは、前記保持パネルのそれぞれの端において、タブによって前記トップパネルに折り曲げ可能に接続されている、請求項25に記載のブランク。
【請求項28】
前記タブは各々、それぞれの曲線状の折り線において、前記トップパネルに折り曲げ可能に接続されている、請求項27に記載のブランク。
【請求項29】
前記開口部は第1の開口部であり、前記保持パネルは第1の保持パネルであり、前記トップパネルの前記少なくとも1つの構成は、第2の開口部と、前記トップパネルに折り曲げ可能に接続されていると共に前記ブランクから形成される前記パッケージの前記第2の開口部から離間している第2の保持パネルとをさらに含み、前記タブのうちの少なくとも1つは、前記第1の保持パネル及び前記第2の保持パネルに折り曲げ可能に接続されている、請求項28に記載のブランク。
【請求項30】
前記保持構成は、前記容器の前記フランジの前記下面と係合するためのものである少なくとも2つの折り曲げ可能なフラップを形成する少なくとも2つの離間した斜めの切れ目を有する、請求項24に記載のブランク。
【請求項31】
前記折り曲げ可能なフラップは各々、それぞれの斜めの折り線において前記トップパネルにそれぞれ折り曲げ可能に接続されており、それぞれの斜めの折り線は各々、それぞれの斜めの切れ目の端から前記開口部を形成するそれぞれの切れ目線まで延びる、請求項30に記載のブランク。
【請求項32】
前記開口部は曲線状の縁部を有し、前記保持構成は、前記トップパネルに折り曲げ可能に接続されていると共に前記開口部のそれぞれの端から延びるタブを有し、前記タブは各々、前記曲線状の縁部間で前記開口部へ延びるそれぞれの突出部分を有する、請求項23に記載のブランク。
【請求項33】
前記開口部は、前記ブランクから形成される前記パッケージにおいて前記少なくとも1つの容器の前記フランジの下面と係合するためのものである、前記開口部に隣接する折り曲げ可能なフラップを形成する曲線状の縁部を有する、請求項23に記載のブランク。
【請求項34】
前記保持構成は、前記ブランクから形成される前記パッケージにおいて前記フランジの下方に離間している前記容器の外面と係合するためのものである、前記開口部に隣接している保持フラップを含み、前記保持フラップは前記開口部に隣接しており、前記開口部から延びる切れ目によって分離されている、請求項33に記載のブランク。
【請求項35】
複数の容器を収容するパッケージを形成する方法であって、
トップパネルと、前記トップパネルに折り曲げ可能に接続されている少なくとも1つのサイドパネルと、前記トップパネルの開口部と前記開口部に隣接している保持構成とを含む、前記トップパネルの少なくとも1つの構成と、を有するブランクを準備すること、及び
容器を前記パッケージに少なくとも部分的に取り付けるように、前記容器の少なくともトップ部分を前記開口部に挿入すると共に前記容器の前記トップ部分を前記保持構成と係合させること、
を含む、方法。
【請求項36】
前記保持構成は、前記開口部に隣接する前記トップパネルの一部を含み、前記容器の少なくとも一部を挿入することは、前記トップパネルの前記一部を前記容器のフランジの下面と接触状態にすることを含む、請求項35に記載の方法。
【請求項37】
前記保持構成は、前記トップパネルに折り曲げ可能に接続されている保持パネルを含み、前記容器の少なくともトップ部分を挿入することは、前記容器の前記トップを前記開口部から離間している前記保持パネルと接触状態にすることを含む、請求項36に記載の方法。
【請求項38】
前記開口部は第1の開口部であり、前記少なくとも1つの保持構成は第1の保持構成であり、前記容器は第1の容器であり、前記ブランクは、第2の開口部と、前記第2の開口部に隣接している第2の保持構成とを含み、前記方法は、第2の容器を前記パッケージに少なくとも部分的に取り付けるように、前記第2の容器の少なくとも一部を前記第2の開口部に挿入すると共に前記第2の容器のトップ部分を前記第2の保持構成と係合させることをさらに含む、請求項36に記載の方法。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【公表番号】特表2012−518581(P2012−518581A)
【公表日】平成24年8月16日(2012.8.16)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−552099(P2011−552099)
【出願日】平成22年2月24日(2010.2.24)
【国際出願番号】PCT/US2010/025178
【国際公開番号】WO2010/099164
【国際公開日】平成22年9月2日(2010.9.2)
【出願人】(504075588)グラフィック パッケージング インターナショナル インコーポレイテッド (137)
【Fターム(参考)】
【公表日】平成24年8月16日(2012.8.16)
【国際特許分類】
【出願日】平成22年2月24日(2010.2.24)
【国際出願番号】PCT/US2010/025178
【国際公開番号】WO2010/099164
【国際公開日】平成22年9月2日(2010.9.2)
【出願人】(504075588)グラフィック パッケージング インターナショナル インコーポレイテッド (137)
【Fターム(参考)】
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