密封式開閉自在袋
【課題】開閉用切り取りミシン目を有する物品収納袋において、袋内部を完全に気密、密封することを課題とする。
【解決手段】第１袋部材１と第２袋部材２を、互いに重ね合わさった状態で袋部材の両側部どうし、および、底部どうしを接着することにより袋体を構成する袋体において、第１袋部材１の上部を、第２袋部材２の上部より上方向に延ばし折り曲げ部を設け、第１袋部材１の折り曲げ部表面上部に袋幅方向に細幅なる粘着剤を塗布して粘着剤塗布面３とし、粘着剤塗布面３より下部で、第２袋部材の上部端より下方に粘着剤塗布面３と平行に開閉用切り取りミシン目４を形成し、開閉用切り取りミシン目部４を粘着剤塗布面３にて覆い被せて封印し、物品挿入口下部を封緘接着した。
【解決手段】第１袋部材１と第２袋部材２を、互いに重ね合わさった状態で袋部材の両側部どうし、および、底部どうしを接着することにより袋体を構成する袋体において、第１袋部材１の上部を、第２袋部材２の上部より上方向に延ばし折り曲げ部を設け、第１袋部材１の折り曲げ部表面上部に袋幅方向に細幅なる粘着剤を塗布して粘着剤塗布面３とし、粘着剤塗布面３より下部で、第２袋部材の上部端より下方に粘着剤塗布面３と平行に開閉用切り取りミシン目４を形成し、開閉用切り取りミシン目部４を粘着剤塗布面３にて覆い被せて封印し、物品挿入口下部を封緘接着した。
【発明の詳細な説明】
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【０００１】
本発明は、比較的高い気密状態で保存可能な物品収容袋に関する。
【従来の技術とその問題点】
【０００２】
物品を漏れなくすること、比較的高い気密状態で保存可能な物品収容袋として、各種食品、医薬品等の幅広い分野で用いられている。このような物品収容袋は、一般に、お互いに重ね合わされた第１袋部材および第２袋部材を備え、これら第１袋部材および第２袋部材の両側部どうしおよび底部どうしが接着されて袋体が構成されており、袋体上部より物品を袋内に収容させ、袋体上部を接着させ、袋体内部を気密状態にする。上記開閉手段は、上記第１袋部材の上部に設けられている開閉用切り取りミシン目部より開閉する。
【０００３】
この種の開閉手段を有する物品収容袋のうち、上記開閉手段は、ミシン目などの開封を容易にするため切り取りミシン目が形成されたものが知られている。このような構成によって、切り取りミシン目より開くことにより物品収容袋を容易に開封することができる。
【０００４】
しかしながら、上記切り取りミシン目を備える従来の物品収容袋では、袋体内部を気密状態にすることは困難である。課題は、物品収容袋の開封前において、開閉手段の切り取りミシン目を通して、外気が袋内部に侵入する。食品や粉末状の薬品など内容物によっては開封前に気密保存が必要とされる場合かあるが、上記従来の物品収容袋では、このような気密保存を要する内容物には適していない物品収容袋となっていた。
【０００５】
さらに、上記物品収容袋では、切り取りミシン目より開封すると再度封緘することが不可能である。よって、収容物の再保存時にこぼれおちることがしばしば発生する。
【発明が解決しょうとする課題】
【０００６】
本発明は、上記のような課題を解決するために考え出されたものであって、密封式物品収納袋において、完全密封保存と容易に開封可能な物品収納袋、さらに、再度封緘可能な密封式開閉自在袋、前記のような課題によって考え出されたものである。
【発明が課題を解決するための手段】
【０００７】
上記の課題を解決するため、本発明では、次の技術的手段を講じている。
【０００８】
袋部材によって形成され、第１袋部材と第２袋部材を、互いに重ね合わさった状態で袋部材の両側部どうし、および、底部どうしが接着することにより袋体を構成する袋体において、
本発明は、第１袋部材の上部を、第２袋部材の上部より上方向に延ばし折り曲げ部を設ける。
前記第１袋部材の折り曲げ部表面上部に袋幅方向に細幅なる粘着剤を塗布する。
さらに、第１袋部材の粘着剤塗布面より下部で、第２袋部材の上部端より下方に粘着剤塗布面と平行に開閉用切り取りミシン目を形成する袋体であって、
第１袋部材の折り曲げ部を、第１袋部材の粘着剤塗布面が、開閉用切り取りミシン目部に覆い被さる方法で折り曲げ、開閉用切り取りミシン目部を封印する。
【０００９】
さらに、前記折り曲げ部の上部を接着させる手段を用いた。
【発明の効果】
【００１０】
本発明は、上記の解決手段を用いた密封式開閉自在袋の効果は、第１袋部材の折り曲げ部と第２袋部材の間ににて、物品を挿入させる、挿入後、挿入部を接着させ封緘させることによって、袋体内部は完全に密封状態である。
【００１１】
さらに、開閉用切り取りミシン目部は第１袋部材の粘着剤塗布面にて完全に封印されることによって、袋体内部は完全に密封状態である。
【００１２】
さらに、本発明の密封式開閉自在袋は、開封時には、粘着剤塗布部を剥がし、開閉用切り取りミシン目部を切り取り開封する。
【００１３】
さらに、開封部は切り取りミシン目のため、使用時以外は開封不可能である、よって、未開封保証になる。
【００１４】
さらに、開封後も再度封緘することが可能である、粘着剤塗布面によって、再度封緘することができる、よって、密封式開閉自在袋である。
【発明を実施するための最良の形態】
【００１５】
以下、本発明を実施するための最良の形態について、図面を参照して具体的に説明する。
【００１６】
本発明は、密封式開閉自在袋に関する発明である。発明の目的は、密封式物品収納袋において、完全密封保存と容易に開封可能な物品収納袋、さらに、再度封緘可能な密封式開閉自在袋に関する発明である。
【００１７】
袋部材によって形成され、第１袋部材１と第２袋部材２を、互いに重ね合わさった状態で袋部材の両側部どうし、および、底部どうしが接着することにより袋体を構成する。
【００１８】
第１袋部材１の上部を、第２袋部材２の上部より上方向に延ばし折り曲げ部７を設ける。
前記第１袋部材１の折り曲げ部７表面上部に袋幅方向に細幅なる粘着剤３を塗布する。
【００１９】
さらに、第１袋部材１の粘着剤塗布面３より下部で、第２袋部材２の上部端より下方に粘着剤塗布面３と平行に開閉用切り取りミシン目４を形成する袋体である。
【００２０】
第１袋部材１の折り曲げ部７を、第１袋部材１の粘着剤塗布面３が、開閉用切り取りミシン目部４に覆い被さる方法で折り曲げ、ミシン目部４を粘着剤塗布面３にて接着封印する。
【００２１】
前記折り曲げ部７の上部を接着６させる、本発明の密封式開閉自在袋が完成する。
【００２２】
さらに、上記第１袋部材１の折り曲げ部７の上部の接着部６に吊り下げ用孔８を設ける。
【産業上の実施例】
【００２３】
本発明の密封式開閉自在袋の実施例を説明する、本発明の第１袋部材の折り曲げ上部の接着部と第２袋部材上端部の間にて、物品を挿入させる、挿入後、挿入部を接着させる。
【００２４】
上記、密封式開閉自在袋は、開閉用切り取りミシン目部は第１袋部材の粘着剤塗布面にて完全に封印されことによって、袋体内部は完全に密封状態である。
【００２５】
本袋体の、開封部は切り取りミシン目のため、使用時以外は開封不可能である。未開封であることを証明する。
【００２６】
さらに、本発明の密封式開閉自在袋は、開封時には、粘着剤塗布部を剥がし、開閉用切り取りミシン目部を切り取り開封する。
【００２７】
さらに、開封後も再度封緘することが可能である、粘着剤塗布部によって、再度封緘することができる、よって、密封式開封自在袋。
【００２８】
本発明の第１袋部材１の折り曲げ部を別袋部材を用いることも、本発明の範囲である。
【図面の簡単な説明】
【００２９】
【図１】本発明に係る密封式開閉自在袋の一例を示す平面図である。
【図２】図１のＡ−Ａ線に沿う断面図である。
【図３】図２の上部折り曲げ部を示す断面図である。
【図４】図３の折り曲げ部の接着を示す断面図である。
【図５】図４の本発明の密封式開閉自在袋の封緘後を示す断面図である。
【図６】図５の折り曲げ上部接着部に吊り下げ用孔を示す平面図である。
【符号の説明】
【００３０】
１ 第１袋部材
２ 第２袋部材
３ 粘着剤塗布面
４ 開閉用切り取りミシン目部
５ 物品挿入口部
６ 折り曲げ上部接着部
７ 袋体封緘部
８ 吊り下げ孔
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【０００１】
本発明は、比較的高い気密状態で保存可能な物品収容袋に関する。
【従来の技術とその問題点】
【０００２】
物品を漏れなくすること、比較的高い気密状態で保存可能な物品収容袋として、各種食品、医薬品等の幅広い分野で用いられている。このような物品収容袋は、一般に、お互いに重ね合わされた第１袋部材および第２袋部材を備え、これら第１袋部材および第２袋部材の両側部どうしおよび底部どうしが接着されて袋体が構成されており、袋体上部より物品を袋内に収容させ、袋体上部を接着させ、袋体内部を気密状態にする。上記開閉手段は、上記第１袋部材の上部に設けられている開閉用切り取りミシン目部より開閉する。
【０００３】
この種の開閉手段を有する物品収容袋のうち、上記開閉手段は、ミシン目などの開封を容易にするため切り取りミシン目が形成されたものが知られている。このような構成によって、切り取りミシン目より開くことにより物品収容袋を容易に開封することができる。
【０００４】
しかしながら、上記切り取りミシン目を備える従来の物品収容袋では、袋体内部を気密状態にすることは困難である。課題は、物品収容袋の開封前において、開閉手段の切り取りミシン目を通して、外気が袋内部に侵入する。食品や粉末状の薬品など内容物によっては開封前に気密保存が必要とされる場合かあるが、上記従来の物品収容袋では、このような気密保存を要する内容物には適していない物品収容袋となっていた。
【０００５】
さらに、上記物品収容袋では、切り取りミシン目より開封すると再度封緘することが不可能である。よって、収容物の再保存時にこぼれおちることがしばしば発生する。
【発明が解決しょうとする課題】
【０００６】
本発明は、上記のような課題を解決するために考え出されたものであって、密封式物品収納袋において、完全密封保存と容易に開封可能な物品収納袋、さらに、再度封緘可能な密封式開閉自在袋、前記のような課題によって考え出されたものである。
【発明が課題を解決するための手段】
【０００７】
上記の課題を解決するため、本発明では、次の技術的手段を講じている。
【０００８】
袋部材によって形成され、第１袋部材と第２袋部材を、互いに重ね合わさった状態で袋部材の両側部どうし、および、底部どうしが接着することにより袋体を構成する袋体において、
本発明は、第１袋部材の上部を、第２袋部材の上部より上方向に延ばし折り曲げ部を設ける。
前記第１袋部材の折り曲げ部表面上部に袋幅方向に細幅なる粘着剤を塗布する。
さらに、第１袋部材の粘着剤塗布面より下部で、第２袋部材の上部端より下方に粘着剤塗布面と平行に開閉用切り取りミシン目を形成する袋体であって、
第１袋部材の折り曲げ部を、第１袋部材の粘着剤塗布面が、開閉用切り取りミシン目部に覆い被さる方法で折り曲げ、開閉用切り取りミシン目部を封印する。
【０００９】
さらに、前記折り曲げ部の上部を接着させる手段を用いた。
【発明の効果】
【００１０】
本発明は、上記の解決手段を用いた密封式開閉自在袋の効果は、第１袋部材の折り曲げ部と第２袋部材の間ににて、物品を挿入させる、挿入後、挿入部を接着させ封緘させることによって、袋体内部は完全に密封状態である。
【００１１】
さらに、開閉用切り取りミシン目部は第１袋部材の粘着剤塗布面にて完全に封印されることによって、袋体内部は完全に密封状態である。
【００１２】
さらに、本発明の密封式開閉自在袋は、開封時には、粘着剤塗布部を剥がし、開閉用切り取りミシン目部を切り取り開封する。
【００１３】
さらに、開封部は切り取りミシン目のため、使用時以外は開封不可能である、よって、未開封保証になる。
【００１４】
さらに、開封後も再度封緘することが可能である、粘着剤塗布面によって、再度封緘することができる、よって、密封式開閉自在袋である。
【発明を実施するための最良の形態】
【００１５】
以下、本発明を実施するための最良の形態について、図面を参照して具体的に説明する。
【００１６】
本発明は、密封式開閉自在袋に関する発明である。発明の目的は、密封式物品収納袋において、完全密封保存と容易に開封可能な物品収納袋、さらに、再度封緘可能な密封式開閉自在袋に関する発明である。
【００１７】
袋部材によって形成され、第１袋部材１と第２袋部材２を、互いに重ね合わさった状態で袋部材の両側部どうし、および、底部どうしが接着することにより袋体を構成する。
【００１８】
第１袋部材１の上部を、第２袋部材２の上部より上方向に延ばし折り曲げ部７を設ける。
前記第１袋部材１の折り曲げ部７表面上部に袋幅方向に細幅なる粘着剤３を塗布する。
【００１９】
さらに、第１袋部材１の粘着剤塗布面３より下部で、第２袋部材２の上部端より下方に粘着剤塗布面３と平行に開閉用切り取りミシン目４を形成する袋体である。
【００２０】
第１袋部材１の折り曲げ部７を、第１袋部材１の粘着剤塗布面３が、開閉用切り取りミシン目部４に覆い被さる方法で折り曲げ、ミシン目部４を粘着剤塗布面３にて接着封印する。
【００２１】
前記折り曲げ部７の上部を接着６させる、本発明の密封式開閉自在袋が完成する。
【００２２】
さらに、上記第１袋部材１の折り曲げ部７の上部の接着部６に吊り下げ用孔８を設ける。
【産業上の実施例】
【００２３】
本発明の密封式開閉自在袋の実施例を説明する、本発明の第１袋部材の折り曲げ上部の接着部と第２袋部材上端部の間にて、物品を挿入させる、挿入後、挿入部を接着させる。
【００２４】
上記、密封式開閉自在袋は、開閉用切り取りミシン目部は第１袋部材の粘着剤塗布面にて完全に封印されことによって、袋体内部は完全に密封状態である。
【００２５】
本袋体の、開封部は切り取りミシン目のため、使用時以外は開封不可能である。未開封であることを証明する。
【００２６】
さらに、本発明の密封式開閉自在袋は、開封時には、粘着剤塗布部を剥がし、開閉用切り取りミシン目部を切り取り開封する。
【００２７】
さらに、開封後も再度封緘することが可能である、粘着剤塗布部によって、再度封緘することができる、よって、密封式開封自在袋。
【００２８】
本発明の第１袋部材１の折り曲げ部を別袋部材を用いることも、本発明の範囲である。
【図面の簡単な説明】
【００２９】
【図１】本発明に係る密封式開閉自在袋の一例を示す平面図である。
【図２】図１のＡ−Ａ線に沿う断面図である。
【図３】図２の上部折り曲げ部を示す断面図である。
【図４】図３の折り曲げ部の接着を示す断面図である。
【図５】図４の本発明の密封式開閉自在袋の封緘後を示す断面図である。
【図６】図５の折り曲げ上部接着部に吊り下げ用孔を示す平面図である。
【符号の説明】
【００３０】
１ 第１袋部材
２ 第２袋部材
３ 粘着剤塗布面
４ 開閉用切り取りミシン目部
５ 物品挿入口部
６ 折り曲げ上部接着部
７ 袋体封緘部
８ 吊り下げ孔
【特許請求の範囲】
【請求項１】
袋部材によって形成され、第１袋部材と第２袋部材を、互いに重ね合わさった状態で袋部材の両側部どうし、および、底部どうしが接着することにより袋体を構成する袋体において、
本発明は、第１袋部材の上部を、第２袋部材の上部より上方向に延ばし折り曲げ部を設ける。
前記第１袋部材の折り曲げ部表面上部に袋幅方向に細幅なる粘着剤を塗布する。
さらに、第１袋部材の粘着剤塗布面より下部で、第２袋部材の上部端より下方に粘着剤塗布面と平行に開閉用切り取りミシン目を形成する袋体であって、
第１袋部材の折り曲げ部を、第１袋部材の粘着剤塗布面が、開閉用切り取りミシン目部に覆い被さる方法で折り曲げ、開閉用切り取りミシン目部を封印することを特徴とする密封式開閉自在袋。
【請求項２】
上記第１袋部材の折り曲げ部の上部を接着させることを特徴とする密封式開閉自在袋。
【請求項１】
袋部材によって形成され、第１袋部材と第２袋部材を、互いに重ね合わさった状態で袋部材の両側部どうし、および、底部どうしが接着することにより袋体を構成する袋体において、
本発明は、第１袋部材の上部を、第２袋部材の上部より上方向に延ばし折り曲げ部を設ける。
前記第１袋部材の折り曲げ部表面上部に袋幅方向に細幅なる粘着剤を塗布する。
さらに、第１袋部材の粘着剤塗布面より下部で、第２袋部材の上部端より下方に粘着剤塗布面と平行に開閉用切り取りミシン目を形成する袋体であって、
第１袋部材の折り曲げ部を、第１袋部材の粘着剤塗布面が、開閉用切り取りミシン目部に覆い被さる方法で折り曲げ、開閉用切り取りミシン目部を封印することを特徴とする密封式開閉自在袋。
【請求項２】
上記第１袋部材の折り曲げ部の上部を接着させることを特徴とする密封式開閉自在袋。
【図１】
【図２】
【図３】
【図４】
【図５】
【図２】
【図３】
【図４】
【図５】
【公開番号】特開２０１２−８２００９（Ｐ２０１２−８２００９Ａ）
【公開日】平成２４年４月２６日（２０１２．４．２６）
【国際特許分類】
【出願番号】特願２０１０−２４５６５３（Ｐ２０１０−２４５６５３）
【出願日】平成２２年１０月１３日（２０１０．１０．１３）
【出願人】（５０１２７８７００）共栄機械株式会社 (7)
【Ｆターム（参考）】
【公開日】平成２４年４月２６日（２０１２．４．２６）
【国際特許分類】
【出願日】平成２２年１０月１３日（２０１０．１０．１３）
【出願人】（５０１２７８７００）共栄機械株式会社 (7)
【Ｆターム（参考）】
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