小さい回転半径を有するモジュラーコンベアベルト
モジュラープラスティックコンベアベルトが非常に小さい回転を達成する。ベルトは、上/下にスロット加工されたモジュール形状を用い、1つの列のモジュールをカーブの内側で隣接する列のモジュールの上/下に滑らせることにより、ベルトモジュール列が屈服収縮出来る様に構成されている。これにより、よりタイトな屈服収縮とそれ故より小さい回転半径が可能である。2インチのピッチのベルトは、回転中心との距離とベルトの幅との比である回転比がおよそ0.33を達成可能である。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、モジュラープラスティックコンベアベルト、特に直線のベルト進行と同様に、湾曲及びスパイラル用に設計されたタイプのベルトに関するものである。本発明は極めて小さい回転半径を達成している。
【背景技術】
【0002】
【特許文献1】(公序良俗違反につき、不掲載)の米国特許第4,901,844号。本発明が関係している一般的な形式のモジュラープラスティックコンベアベルトを、開示している。同じ形式のモジュラープラスティックコンベアベルトは、特許第5,069,330号、同5,181,601号、同6,484,379号、同6,796,418号にも開示されている。
【特許文献2】米国特許第4,742,907号。湾曲及び直線の進行の為設計されたその様なベルトで、“一体(オール・イン・ワン)”と呼ばれる(公序良俗違反につき、不掲載)の初期のそして先駆的な湾曲ベルトに、ある程度示されている。
【特許文献3】米国特許第5,181,601号。(公序良俗違反につき、不掲載)が後に開発した、カーブの外側での高張力に対応する為のベルトの外側端部にセパレート(通常は金属の)サイドプレートを必要としない、一体型のサイドプレートを有するベルトを開示している。
【特許文献4】米国特許第6,401,914号。小さい回転半径の為に設計された、湾曲コンベアベルトを開示している。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
上記の文献は、いずれも以下に説明する本発明による小さい回転半径を達成しなかった。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明のモジュラープラスティックコンベアベルトは、従来の設計と大いに異なったモジュール構造に基づいて、又従来のプラスティックコンベアベルト設計において十分に確立された以下に述べる指針に拠らずに、小さい回転半径を達成している。1つの好ましい実施例によると、各モジュールは、横方向に伸びており、通常はベルトの進行方向に平行に(叉は、ある定められた角度にて)伸びている一連のリンク端構造を適切な位置に定め、又、組立てられたベルトにおいて、隣接の1つ又は複数のモジュールのリンク端又は突起と噛み合わされる、前と後ろのリンク端又は突起を規定する、狭い中心部背骨部を有している。モジュールは、特にリンク端構造は、幅が狭い、横方向の背骨部が接触する、又は殆んど接触する点まで、カーブの内端で、モジュール同士の極めて密接な屈服収縮を可能にする様に、形成されている。前向きと後向きの両リンク端には、長いスロットであり、ほぼ中心部背骨部にまで伸びるスロット状の孔である、スロットが開けられている。組立てられた一連のモジュール列におけるリンク端は、交互に2つのレベルに、高と低に、なっており、1つのヒンジジョイントで、高いレベルで噛み合ったリンク端と接続ピン又はロッドをまず有し、次に、次のヒンジジョイントで、低いレベルで噛み合ったリンク端と接続ピン又はロッドを有している、などである。このモジュール構成により、屈服収縮している内側でリンク端が次の隣接する接続ロッドの上に、又は下に来るのを可能にしている。結果として、ピッチ2インチのベルトでは、ほぼ0.3に等しい小さい回転半径が可能であり、ピッチ1インチのベルトでは0.50が可能である。回転半径は、ベルトの内端からベルトの回転中心までの距離とベルトの幅の比である。この小さい半径は、およそ1.6の回転半径を持つ代表的な従来のピッチ2インチのベルトと比較され、及び回転半径がおよそ2.2である代表的なピッチ1インチのベルトと比較される。
【0005】
本発明の1つの好ましい形態では、前向きの方向のリンク端は、中心部背骨部に沿って、後ろ方向のリンク端とは互い違いになっている。所定のモジュールにおいて、1つの方向のリンク端が高であり、反対方向のリンク端が低であり、上述の様に、1つのモジュール列が低−高で、次が高−低、その次が低−高、等々となっており、これにより、屈服収縮時に、高リンク端が次の隣接する接続ロッドに乗り上げ、そして反対方向の低リンク端が反対の次に隣接する接続ロッドの下に来る機会が与えられる。この様に、前向きのリンク端は、噛み合わされている次に隣接する後ろ向きのリンク端とだけでなく、次の後ろ向きのリンク端とオーバーラップし、ある形状では、更に隣接する後ろ向きのリンク端とさえも、わずかにオーバーラップをする。カーブ時のベルトが屈服収縮した内側の幅の狭い中心部背骨部は一緒になり、実質上接触する。
【0006】
この好ましい実施例における接続ロッド又はピンは、カーブの外側においてのみ、回転に抗して、スロットの最も端の位置に、好ましくは保持されている。これは外側端部でのスナップイン接続において可能である。カーブの内側では、上述したように最大の屈服収縮を行わせる為に、リンク端スロットの中で前後に、ピンは“フロート”することが出来る。
【0007】
本発明の他の実施例では、いくつかの異なったベルトの形状が、ベルトに使用されている。モジュールの前と後の端部のリンク端は、第1の実施例の様に互い違いではなく、一列に並んでいる。しかしながら、これらのリンク端の位置は、ベルト進行において、又カーブ時のベルトの内側の屈服収縮において、互いに干渉しない様に、列から列へ、又列へと、漸次互い違いにされている。屈服収縮しているリンク端は、次の隣接するモジュール列の同様なリンク端に乗り上げる、又は下にくることがなく、これらのリンク端の側部に留まっている。
【0008】
本発明の第3の実施例では、モジュールは第1の実施例におけると同様に、再び、より一般的なものであり、特有のモジュールは次に続くモジュール列のモジュールとして役立つ様に反転させることが出来るようなものである。上述の両実施例の様に、これらのモジュールは、高である1つの方向に伸びている、リンク端の第1の組と、低に位置するもう一方の方向に伸びる第2のリンク端を有しており、カーブの内側の屈服収縮時に、高のリンク端が次に隣接する接続ロッドに乗り上げることが出来、次の列のモジュールと十分にオーバーラップすることが出来る。この場合もやはり、ヒンジ接続は、高、次が低、次が高などである。しかし、この実施例は中心部背骨部を有していないで、その代わりに、反転したV字形又はU字形が交互している、通常はV字形又はU字形のリンク構造の起伏しているパターンで形成されている。各U字形の起伏に、クロスバーが強度の理由で含まれていても良い、しかしモジュール列を横切って並べられたクロスバーなしでも良い。前と後に交互になっているリンク端は、その位置が互い違いにされている。
【0009】
他のベルト形状の場合の様に、本実施例のモジュールは第1と第2のリンク端の組の双方で、長いスロットを有している。また、他の実施例の場合と同様に、組立てられたベルトは、高リンク端を、次の列の高リンク端に取付ける接続ロッド又はピンを有し、そのヒンジラインで隣接のモジュール列を接続する為に、次に続いているピンで低リンク端の組は、低リンク端のもう1つの組に接続される。この様に、接続されたモジュールとリンク端の構造は、高から低へ、そして高へ等、ピンからピンへ、そしてピンへと、交互になっている。屈服収縮時に、高リンク端が次に隣接する、同様の状況にある低リンク端へと伸びており、これらのリンク端と密接になる必要はなく、高リンク端構造は低リンク端構造に乗り上げている。
【0010】
広義に言うならば、本発明は、2種類のリンク端が接続ピンの孔の為に長いスロットを有し、第1と第2の方向に伸びているリンク端と内側で噛み合ったモジュールを有するコンベアベルトベルトを含む。又、ベルトは、噛み合った突起が屈服収縮し、噛み合ったモジュールのスロットの最も端で接続ピンと係合、又はほぼ係合する程、そして、第1のリンク端が次の隣接するモジュール列の同様な状況にある第1のリンク端に十分にオーバーラップし、かつ、次の隣接する接続ロッドにも同様に実際にオーバーラップする程度まで、カーブの内側で十分なオーバーラップを与えている。
【0011】
この様に、従来予期されない程度まで、カーブの内端でモジュールの十分なオーバーラップを可能にする構造を通じて、極く小さい回転半径を、好ましくはおよそ0.3から0.6を、可能にするモジュラープラスティックコンベアベルトを提供することが、本発明の目的の1つである。本発明の、これらの及び他の目的、長所及び特徴は、添付図面と共に考慮すれば、以下の好ましい実施例の説明から明らかであろう。
【実施例1】
【0012】
図1は、図3から図5に示す様な湾曲コンベアベルトを製造する為の、本発明の第1の実施例の場合のプラスティックコンベアベルトモジュール10を示す。特に図1と図2に見られる様に、この場合、通常の起伏した、又は波形の形状である中心部背骨部16によって連結された、第1のリンク端12の組と第2のリンク端14の組を、ベルトは有する。"第1“のリンク端12は、波形状に伸びていて差し支えない。"第1“のリンク端12は、前方、又は後方、限定で伸びていて良く、用語”第1“、叉は”第2“は、特別な意味を持たない。
【0013】
モジュール10は、カーブ時にコンベアベルトの内端が極めて小さい屈服収縮が出来るように設計されている。この目的に対しての主要な特徴は、大部分の従来技術の様にリンク端の組の1つが単純な丸孔を有するのとは対照的に、第1と第2のリンク端の組12と14に、接続ピン孔18と20がスロットに、即ち長軸のスロットに、加工されていることである。これにより、カーブの内側で十分な屈服収縮が可能になる。
【0014】
この実施例のもう1つの特徴は、第1と第2のリンク端12と14の位置が食い違っていることである。即ち、図2に最も良く見られる様に、特定の第1のリンク端12aは第2のリンク端14aと14bの間で横に位置する様に、リンク端の位置が異なっている。これが、(公序良俗違反につき、不掲載)のモジュールの大部分が形成される方法である。しかしながら、この実施例の別の重要な特徴は、図示されたモジュールの第1のリンク端12は高いレベルであり、一方、このモジュールの第2のリンク端14は低いレベルにあることである。このことが、内端の第1のリンク端12を、次に続く列のモジュールの同様に(しかし、やや低く)位置している第1のリンク端に乗り上げさせ、また、第1のリンク端が次の隣接する接続ロッドにも乗り上げさせることにより、上述した十分な屈服収縮を容易にする。
【0015】
図1と図2より明らかな他の特徴は、第1と第2の組双方について、リンク端の先端22は、隣接リンク端構造よりも幅が広く、これは湾曲進行の為に設計されたベルトに独特のものである。また、双方の組の端のリンク端、12eと14e、は、より大きく、幅がより広く、カーブの外側で張力を支える為に強度が増されている。説明された実施例では、両方の端のリンクはこの様に形成されている。これが、(公序良俗違反につき、不掲載)の湾曲コンベアベルトの別の代表的な特徴である。
【0016】
図3、図4及び図5は、組立てられたベルトの例を示す。これらの例は、列あたり1つのモジュールのみを有するベルトを説明している、しかし、参照{さんしょう}することにより本明細書{ほんしょ}に含まれる上記参考特許に示される様に、各列は1つ又は複数のモジュールで組立てられており、ベルトは様々な幅であって良いことがわかる。図3にカーブの外側の端が図示されており、図2に示すモジュール10が、全ての他のモジュール列にのみ示される位置にあることを、図は示している。その様なモジュール列の間で、同一のモジュールを使うことが出来るが反対にされている。図3のモジュール列R1は、図1モジュールの反転された近い端をその外側の端で有すること、及び、図1の反対側の端から見た時、図3の隣接モジュール列R2が、図1のモジュールの遠い側の端をその外側の端で有することが、図1からわかる。
【0017】
高リンク端が1つのピンで一緒に結合され、低リンク端が次のピンで一緒に結合される様に、モジュール列が接続ピンまたはロッド25により一緒に結合されているのを、図3は示している。この様に、モジュールはリンク端で、図示される様に、高と高で、低と低で結合されている。それ故、1つのモジュール列の“第1”のリンク端12は低く、一方、引き続いているモジュール列の“第1”のリンク端12は高い。ここで用いられている用語“第1”と”第2“は、特定の方向に(どちらかが、前進方向、又は後進方向のどちらかを、制約なしで、表わしているのであるが、)向いているリンク端を意味する意図である。この高/低の配置の理由は、ベルトの内端が見える図4と図5に示す様に、タイトな屈服収縮を達成することである。図4は、特定の第1のリンク端12と、最も外側又は最も内側の端のリンク端12eは、次の第1のリンク端12の下に重なり、好ましくは次に続く第1のリンク端12eと、本図は低レベルであるが、同じレベルにて接触することを示している。低の、第1のリンク端12eは、2列離れている第1のリンク端12eと接触する為に、この様に、次に隣接する列の第1の高リンク端12eの下を通る。以上の様に、全てのリンク端12eは、高と低の双方とも、2つのレベルで密着する。また、図は、特定の端のリンク端12eが(ベルトの内側に動いている、さらに数個のリンク端と同様に)、次に隣接する接続ピン25の位置を越えていることを示している。
【0018】
第1のリンク端とは反対の方向に伸びている“第2”の端のリンク端14eも、接触はしていないが、一緒にぴったりと結合しているのが、図4に示されている。これらも、また、2つの異なるレベルにある。外側のリンク端12eは、上と下の両方のレベルで接触していると図4に示されており、この様に、内端においてベルトの屈服収縮の限界を決めている。ロッド25もまた、リンク端12eと14eのスロットの最内側の端で、“最も低い位置”にあることが示されている。最も外側のリンク端とロッドの両方の場合に好ましくは起きる接触によって、これらの接触状況のどちらか1つが,ベルトの最大の屈服収縮を決めることが出来る。だが、通常の場合、製作上の許容誤差により、正確な接触でないとしても、実質的な接触が、これらの位置の1つで生じるのみである。
【0019】
又、図3は、接続ロッド又はピン25の保持の一例を示す。他の種類の保持方法も使用可能である。この形式において、成形加工されたロッドヘッド23が、1つの又は複数のカーブの外側で専用に使用される側で、接続ピンまたはロッド25の1つの端部に形成される。この保持方法により、ベルトの外側で、進行に対してスロット孔の最も端である位置に、ロッドは固定される。この保持の手段により、ロッドが、ベルトの外側の端で、前/後ろにずれるのを、また回転又は横への移動するのを、防いでいる。このヘッド23はロッドの外側のみに形成されており、図3に示す様に最も外側のリンク端に形成されているピンサドル24に、又はベルトの最も端の他の構造に収められている。ヘッドは、しっかりとした保持の為に、同様に形状加工されたピンサドルに堅くスナップインする大きさであって良いし、或いは、リンク端構造の内側にスナップリングを設け、軸保持を行い、回転や前/後ろへのずれに抗して、サドルがヘッドを単に保持することも可能である。その様なスナップリングは、干渉するリンク端構造を超えてスナップリングが押し付けられた時、ロッドが軸方向の動きに対して固定されるので、通常はロッド又はピン上の環状突起部であり、環状リングでもあるあっても良く、リンク端での障害物である。この場合、スロット孔はリンク端の両方のタイプにあるので、外端のリンク端12eは、特殊な内部構造で形成されねばならない。
【0020】
別の方法として、ロッドヘッドを使用して、又は、ベルトが右と左の双方の回転を通じて進行する場合には特に、前/後ろへの滑りを許容する異なった方法で保持される他の構造を使用して、ロッド又はピンは保持出来る。組立て後反対の端でロッドヘッドを加工する必要性を避ける為に、好ましくは、ロッドは片側のみヘッド加工される。
【0021】
図5は、モジュール10からなるコンベアベルト26の部分を示す。これらのモジュールは、単一モジュール列か、又は、幅が広いモジュラー湾曲コンベアベルトに典型である様に、レンガ積みの、又は食い違いの関係で組立てられた、2−モジュール列と3−モジュール列が交互になって形成されるモジュールの様な、複数のモジュール列で良い。結合されたリンク端12eと14eがカーブの内端に示されており、一方、反対の端で、リンク端が最も伸張されている。
【実施例2】
【0022】
図6から図13は、本発明の他の主要な実施例を示している。これらの図に示される様に、この実施例のモジュール30は、第1の組34と第2の組36とで位置的に互い違いになっていないリンク端構造32を有するが、リンク端構造は連続であり、図に示す様に、基本的に一直線の構造である。これらのリンク端構造は、モジュールを横切って伸びている、好ましくは一体的に形成されている中心部背骨部38により、一緒に接続されている、高い第1のリンク端34と低い第2のリンク端36を形成している。背骨部38は組立てられたコンベアベルトの頂部にあるが、明確にするために、モジュールの、そしてベルト部分の底部がこれらの図に示されている。又、前述の実施例の様に、リンク端34と36は、伸張されたスロット孔39を有する。
【0023】
図7は、本発明のモジュール30を有するコンベアベルト40の部分を概略的に示す。接続ロッドがベルトの外側でスロット孔39の外側の境界、又は端によって、そして、カーブ時のベルトの内側でこれらのスロット孔の内側の端によって、係合されており、接続ロッド25が隣接モジュール列を一緒に固定していることがわかる。図7と図8に見られる様に、本発明の小さい半径のコンベアベルトの実施例において、リンク端は同様な位置にあるリンク端の、上に乗り上げたりまたは下に来ることはなく、むしろ、ベルトの内端で隣接の列のリンク端に沿って留まっている。リンク端は、内端で次に隣接する接続ピンの上に、実際乗り上げをしているのである。この屈服収縮の形を達成する為に、少なくとも、ベルトの端で、モジュール30は異なった形状である。複数のモジュール列では(図7には示されていない)、中心部のモジュールは同一で良いが、列から列へと互い違いになっている。しかしながら、少なくとも端のモジュールには、この実施例に対して多数の種々な形状が与えられる。図7に示される形状では、ベルトの外端又は内端で見られる様に、6個の異なったモジュールの種類が含まれている。内端では、第1のリンク端構造32aは、次のモジュール列の第1の端のリンク端32bとは横方向に互い違いになっている。リンク端構造32c、32d、32e及び32fはベルトの中心に向って、次第に互い違いになっており、内端の最も内側の位置で、再び最も内側のリンク端構造32aを有する次のモジュール列が続いている。
【0024】
図7はまた、リンク端が次の隣接する接続ピン25の上と下に伸び、かつ、隣接のモジュール列の位置に十分にオーバーラップしていることを示している。この様に、リンク端が最大に引き伸ばされており、示されている様に、スロット孔の外の端でロッドが係合している、外端と対照的に、内端では端のリンク端構造32aの第1のリンク端34は、次の隣接するモジュール列のリンク端構造と、さらに、次に隣接するモジュール列のリンク端構造と、ある程度、さらに次のモジュール列とオーバーラップしている。これは、オーバーラップしているリンク端の詳細を示している図8、図9及び図10にも見られる。図9は、この好ましい実施例における屈服収縮の限界は、ロッド25が内端で孔の最もつけね寄りにある場合であることを示している。この限界は、スロット孔39がわずかにより深く加工されているなら、中心部背骨部38の密着によって、異なって定義することが出来る。関与するもう1つの限界は、カーブの内側でのリンク端構造32の横方向の干渉とすることもできる。図10の“42”に示す様に、第1のリンク端の端が、隣接するモジュールの第1のリンク端の上又は下に実際上滑る様に、高と低のリンク端を形成することにより、これは限界としては取除くことが出来る。図示の形状では、第1のリンク端の端は、カーブのベルトの内側端部及び近くで、多少、互いに上を越え、下を通っている。
【0025】
接続ピン25の保持方法が示されていないという点において、本実施例を示す図6から図13は、やや概略的である。これは、ベルトが一方向のみに急な回転を受けるならば、ロッドのヘッド加工により、例えば、又は外側端部(図1から図5の様に)でのロッド固定方法により可能である(さもなければ、外側端部でのロッド位置の固定は、ベルトが反対方向に回転する時の、部分的な屈服収縮のみを許容するであろう)。
【0026】
図11は、図6から図10の実施例の変更を示す。ここで、モジュール30aが、リンク端構造がこの場合も一般的には直線であるが、中心部背骨部38に対して折り曲げられたリンク端構造を有している。この折れ曲がりは、図6から10の実施例の様に多数の互い違いのリンク端構造なしで、即ち、モジュールのもう1つの型式で、モジュールが内端で密着するのを促進する。図11に見られる様に、リンク端構造32xは、リンク端構造の折れ曲がりにより、干渉無しで、ぴったりとした屈服収縮を依然として可能にしており、モジュール列からモジュール列へと横方向の同じ位置にある。主な実施例の様に、モジュール列からモジュール列へと、組立ては、低から低、そして高から高である。
【0027】
図12と図13は、図6から図10の実施例の別の変形を示す。ここで、リンク端構造32yは、上述と同じ目的の為、ここでも、原則的に折り曲げられているが、段をつけた形状である。各リンク端34yと36yは、2つの、基本的に直角の段を有しており、図示の様に、リンク端構造も中心部背骨部38の位置で段状になっている。この実施例の別の利点は、段状のリンク端、又はナックル34yと36yは、カーブ時にベルトの外端で、ベルトに負荷荷重がかかっている時、引張りバネとして働くことである。外端での高い張力が、外端でわずかにベルトを、実質上伸ばすことが出来、組立てられたベルトの回転半径をより小さくできる。
【0028】
上述した実施例における高と低のリンク端の1つの効果は、ベルトの外端で張力のかかったモジュールは、中心部背骨部のまわりでやや回転しやすいことである。これが、内端でのベルトの屈服収縮に影響を与えることが可能であるが、ベルトは十分な弾力性を持つことが出来るので、わずかな回転は完全には内端に伝わらない。加えて、中心部背骨部回りの回転はロッド上で負荷分担の利点を、即ち、剪断荷重が外側の領域で広い区域に亘ってより多くのリンク端で分担される利点を提供する。背骨部の回転という潜在的な問題点への1つの解決方法は、“ダミー”のリンク端を含めることである。ダミーのリンク端は、図1から図5を通じて示されている通常の種類のベルトにおいて、図13aで“45”に示されている。これらの比較的幅の狭いダミーリンク端45は、ベルトの十分な屈服収縮で干渉を起こさない処に位置しており、伸張されたベルトが、ベルトの前/後方向で上下に起伏している処で、カーブ時に特にベルトの外側とその近くで、ギャップを埋める利点を与えている。そして、ベルトの外側の高張力の下で、その背骨部回りの、ベルトモジュールの回転を防止、叉は減ずる傾向がある(張力下の外端で、交互になっている高と低の接続ピンが、1つの平面内で一直線になろうとする傾向)。図13Aに示すダミーのリンク端45は、通常は“46”で示される、モジュールの背骨部と接続されている(一体成形されている)。同様に、図13B、図13Cと図13Dを参照。図13Bは、ダミーのリンク端45を、背骨部46の上と下で伸び、モジュールと一体的に成形されているとして、示している。この様に、図13Aの特別のダミーのリンク端45aは、幅が狭いリンク端12の1つの背骨部に近接する端12xと近接しているが、離れている場所で、背骨部46と接続されている。ベルトの端部では、即ち、幅がより広く、より大きいリンク端12eと14eの領域では、これらのダミーのリンク端は存在しない。
【0029】
図13Dは、示されている様に、カーブ時のベルトの外側領域のダミーのリンク端45は、幅が狭いダミーのリンク端が示す様に、背骨部46と接続されており、次の隣接するモジュール列からの隣接するリンク端12叉は14と干渉していないので、接続ピン叉はロッド25と接触させるような位置におくことができることを示している。図13Cは、図1から図5に関連して上述した様に、モジュールと接続ピンが一緒に屈服収縮する、カーブの内側のベルトを示し、ダミーのリンク端45が、屈服収縮と、通常のリンク端の重なりとは、干渉しないことを再び示している。ダミーのリンク端は、ダミーのリンク端が伸び、上を越えていく接続ロッドに抗して、支持する様な位置に依然としてあるが、内側でのこの効果は、ベルトの張力が高いベルトの外側の場合ほど、重要ではない。
【実施例3】
【0030】
図14から図18は、非常に小さい回転半径を達成するための、本発明の第3の重要な実施例を示す。この実施例のモジュール50は、一連のV字形叉はU字形として、即ち、U字形が逆向きのU字形と交互になり、次にU字形に続く、などである。この一般的な形状は、例えば、特許第5,906、270に示される様なベルトと類似している。第1と第2のリンク端52と54は、モジュールの反対側に形成され、モジュールは好ましくは中心部背骨部を持たない。橋渡しをする横の筋かい56が、示されている様にリンク端の外側の端に向けて、各リンク端に含まれる。モジュール50は、第1の実施例に示されたモジュール10の様に、反転可能であり、一般的である。
【0031】
他の実施例と同様に、これらのモジュールは、第1のリンク端52と第2のリンク端54の双方において、伸張されたスロット孔58を有している。叉、他の実施例と同じ様に、各モジュールは、1つの方向に高リンク端を一方の他の方向に低リンク端を有する。橋渡し部60は、第1と第2のリンク端を起伏しているパターンで繋いでおり、この橋渡し部分は、反対方向を向いたリンク端52と54の低と高の位置の間で移行が出来る様に、斜めに折り曲げられている。端にある第2のリンク端54eは、示されている様に、波形伏のパターンの端を形成しており、幾分異なっている。
【0032】
図16は、モジュール50で作成されたベルトの外端を示し、一方、図17は屈服収縮した内端を示す。図18は全ベルトの部分を示し、外端と内端の両方を見せている。図のように、モジュール列は、他の実施例と同様に、高―高及び低−低と組立てられている。図16は、接続ロッド叉はピン25の外端は、特別の端のリンク端54eの特殊ロッド端補足構造54fの位置にスナップインするピンヘッド構造25bによって、位置が固定されることを示す。これにより、外端のみにおいて、ロッド端はリンク端54e上のスロット孔58に対して位置が固定され、ロッドの回転を防止する。ピン固定の他の方法も使用することが出来る。
【0033】
図17には、第1の実施例に関して上に説明されたと基本的に同じ方法で、タイトに屈服収縮し、オーバーラップしているモジュールが示されている。高のリンク端は次に隣接する接続ロッド25を覆い、かつ上に滑って来て、隣接のリンク端構造に乗り上げる。図16から想定することが出来、また図17に見られる様に、端の/端近くの、第1の高のリンク端52は、隣接モジュールの、接続している、そして噛み合わされている第2のリンク端54の間の“ヨーク(くびき)”を通じて、隣接モジュールの次の隣接する低い第1リンク端52を覆い、かつ上に滑って来て、好ましくは、示されている様に、次の隣接ロッドの位置にある接続ロッド25にオーバーラップする。高リンク端52は、図17に示す様に、次の同様の高リンク端52に近づく。図17に示す様に、限界は、直接噛み合っているリンク端のスロット孔の内側の端での接続ピンの係合である。スロットは、より深い屈服収縮の為には、示されているより、幾分深いであろう。
【0034】
図18は、図16と図17のベルトの幅全体の弧を示す。
【0035】
図面に示された、かつ上述した実施例は、本発明の好ましい形態であるが、本発明の一般的な本質は、1つの方向に伸びているリンク端が、それと同方向に伸びている、続く列の整列しているリンク端の下叉は上に来て、及び、好ましくは(しかし、必要であるわけではないが)、その様な第1の方向のリンク端が、次に続くヒンジラインで接続ピンに重なる様に、リンク端のオーバーラップによる、カーブ時での内端のモジュラーコンベアベルトのぴったりとした屈服収縮であることは注目すべきことである。これは、モジュールがリンク端の高と低の組を有する、上述した構造を使用して達成される;しかし、他の方法でもまた達成できる。モジュールのリンク端は、基本的には同一平面状にあるが、しかし、第1の方向のリンク端が、次の隣接した同様な位置にある第1の方向のリンク端の、下を走行させる、叉は上を乗り越えさせる為の形状加工された端を有していても良い。これは、カーブの内端のモジュールに、傾いた配置を取らせ、ある形態では、交互のモジュール列が反対方向に傾斜している、一種の十字形の配置を取らせる。もしベルトは幅が広く、ある程度弾力性を有するならば、カーブの内端のモジュールが平面となる。
【0036】
上述の好ましい実施例は、本発明の原理を説明しようとする意図のものであり、その範囲を限定するものではない。これらの好ましい実施例に対する他の実施例や変形は、当業者には自明であり、そして以下に述べる請求の範囲にて規定される本発明の精神または範囲から逸脱しない限り可能である。
【図面の簡単な説明】
【0037】
【図1】本発明の第1の実施例による、小さい半径のコンベアベルト用の、シングルモジュールを示す斜視図である。
【図2】同じモジュールの詳細斜視図である。
【図3】特にカーブ時のベルトの外端を説明する図によって、第1の実施例のモジュールで構成されるベルトの部分を示す斜視図である。
【図4】互いに密着して屈服収縮しているモジュールと共に、カーブの内端のベルトの部分を示す、組立てられたベルトの斜視図である。
【図5】小さいカーブをしている、図3と図4のコンベアベルトの部分を示す平面図である。
【図6】本発明の第2の実施例に拠るコンベアベルトを形成する為のシングルモジュールを示す斜視図である。
【図7】図6に示す様なモジュールで組立てられたコンベアベルトを示す平面図である。本図面はベルトの下側を示している。
【図8】カーブをしているベルトの部分を、特にカーブの外側を示す、図7の組立てられたコンベアベルトの下側からの斜視図である。
【図9】ベルトの下側を示し、カーブ時のベルトの内端でぴったりと屈服収縮しているモジュール列を説明する斜視図である。
【図10】カーブ時のベルトの内端の部分を示す底部平面図である。
【図11】図6から図10の実施例の幾分変更した変更版の部分を示す底部平面図である。
【図12】図6から図10のベルトとモジュールの他の変更を構成するベルトの部分を示す底部平面図である。
【図13】図12に示すベルトのシングルモジュールを示す斜視図である。
【図13A】図1から図5に示すベルトの変更を示す。
【図13B】図13Aに示す様なモジュールとベルトの更に付け加えた図面である。
【図13C】図13Aに示す様なモジュールとベルトの更に付け加えた図面である。
【図13D】図13Aに示す様なモジュールとベルトの更に付け加えた図面である。
【図14】本発明の第3の主要な実施例に拠った小さい回転半径のベルト用のシングルモジュールを示す斜視図である。
【図15】図15は、図14のモジュールの部分を示す詳細斜視図である。
【図16】図14と図15に示される様なモジュールで形成されたベルトの部分を示し、特にカーブ時のベルトの外側を説明する斜視図である。
【図17】モジュールが極めて密接に結合している内端におけるベルトの部分を示す斜視図である。
【図18】図14から図17に説明されている種類の組立てられたベルトの部分を示す平面図である。
【技術分野】
【0001】
本発明は、モジュラープラスティックコンベアベルト、特に直線のベルト進行と同様に、湾曲及びスパイラル用に設計されたタイプのベルトに関するものである。本発明は極めて小さい回転半径を達成している。
【背景技術】
【0002】
【特許文献1】(公序良俗違反につき、不掲載)の米国特許第4,901,844号。本発明が関係している一般的な形式のモジュラープラスティックコンベアベルトを、開示している。同じ形式のモジュラープラスティックコンベアベルトは、特許第5,069,330号、同5,181,601号、同6,484,379号、同6,796,418号にも開示されている。
【特許文献2】米国特許第4,742,907号。湾曲及び直線の進行の為設計されたその様なベルトで、“一体(オール・イン・ワン)”と呼ばれる(公序良俗違反につき、不掲載)の初期のそして先駆的な湾曲ベルトに、ある程度示されている。
【特許文献3】米国特許第5,181,601号。(公序良俗違反につき、不掲載)が後に開発した、カーブの外側での高張力に対応する為のベルトの外側端部にセパレート(通常は金属の)サイドプレートを必要としない、一体型のサイドプレートを有するベルトを開示している。
【特許文献4】米国特許第6,401,914号。小さい回転半径の為に設計された、湾曲コンベアベルトを開示している。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
上記の文献は、いずれも以下に説明する本発明による小さい回転半径を達成しなかった。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明のモジュラープラスティックコンベアベルトは、従来の設計と大いに異なったモジュール構造に基づいて、又従来のプラスティックコンベアベルト設計において十分に確立された以下に述べる指針に拠らずに、小さい回転半径を達成している。1つの好ましい実施例によると、各モジュールは、横方向に伸びており、通常はベルトの進行方向に平行に(叉は、ある定められた角度にて)伸びている一連のリンク端構造を適切な位置に定め、又、組立てられたベルトにおいて、隣接の1つ又は複数のモジュールのリンク端又は突起と噛み合わされる、前と後ろのリンク端又は突起を規定する、狭い中心部背骨部を有している。モジュールは、特にリンク端構造は、幅が狭い、横方向の背骨部が接触する、又は殆んど接触する点まで、カーブの内端で、モジュール同士の極めて密接な屈服収縮を可能にする様に、形成されている。前向きと後向きの両リンク端には、長いスロットであり、ほぼ中心部背骨部にまで伸びるスロット状の孔である、スロットが開けられている。組立てられた一連のモジュール列におけるリンク端は、交互に2つのレベルに、高と低に、なっており、1つのヒンジジョイントで、高いレベルで噛み合ったリンク端と接続ピン又はロッドをまず有し、次に、次のヒンジジョイントで、低いレベルで噛み合ったリンク端と接続ピン又はロッドを有している、などである。このモジュール構成により、屈服収縮している内側でリンク端が次の隣接する接続ロッドの上に、又は下に来るのを可能にしている。結果として、ピッチ2インチのベルトでは、ほぼ0.3に等しい小さい回転半径が可能であり、ピッチ1インチのベルトでは0.50が可能である。回転半径は、ベルトの内端からベルトの回転中心までの距離とベルトの幅の比である。この小さい半径は、およそ1.6の回転半径を持つ代表的な従来のピッチ2インチのベルトと比較され、及び回転半径がおよそ2.2である代表的なピッチ1インチのベルトと比較される。
【0005】
本発明の1つの好ましい形態では、前向きの方向のリンク端は、中心部背骨部に沿って、後ろ方向のリンク端とは互い違いになっている。所定のモジュールにおいて、1つの方向のリンク端が高であり、反対方向のリンク端が低であり、上述の様に、1つのモジュール列が低−高で、次が高−低、その次が低−高、等々となっており、これにより、屈服収縮時に、高リンク端が次の隣接する接続ロッドに乗り上げ、そして反対方向の低リンク端が反対の次に隣接する接続ロッドの下に来る機会が与えられる。この様に、前向きのリンク端は、噛み合わされている次に隣接する後ろ向きのリンク端とだけでなく、次の後ろ向きのリンク端とオーバーラップし、ある形状では、更に隣接する後ろ向きのリンク端とさえも、わずかにオーバーラップをする。カーブ時のベルトが屈服収縮した内側の幅の狭い中心部背骨部は一緒になり、実質上接触する。
【0006】
この好ましい実施例における接続ロッド又はピンは、カーブの外側においてのみ、回転に抗して、スロットの最も端の位置に、好ましくは保持されている。これは外側端部でのスナップイン接続において可能である。カーブの内側では、上述したように最大の屈服収縮を行わせる為に、リンク端スロットの中で前後に、ピンは“フロート”することが出来る。
【0007】
本発明の他の実施例では、いくつかの異なったベルトの形状が、ベルトに使用されている。モジュールの前と後の端部のリンク端は、第1の実施例の様に互い違いではなく、一列に並んでいる。しかしながら、これらのリンク端の位置は、ベルト進行において、又カーブ時のベルトの内側の屈服収縮において、互いに干渉しない様に、列から列へ、又列へと、漸次互い違いにされている。屈服収縮しているリンク端は、次の隣接するモジュール列の同様なリンク端に乗り上げる、又は下にくることがなく、これらのリンク端の側部に留まっている。
【0008】
本発明の第3の実施例では、モジュールは第1の実施例におけると同様に、再び、より一般的なものであり、特有のモジュールは次に続くモジュール列のモジュールとして役立つ様に反転させることが出来るようなものである。上述の両実施例の様に、これらのモジュールは、高である1つの方向に伸びている、リンク端の第1の組と、低に位置するもう一方の方向に伸びる第2のリンク端を有しており、カーブの内側の屈服収縮時に、高のリンク端が次に隣接する接続ロッドに乗り上げることが出来、次の列のモジュールと十分にオーバーラップすることが出来る。この場合もやはり、ヒンジ接続は、高、次が低、次が高などである。しかし、この実施例は中心部背骨部を有していないで、その代わりに、反転したV字形又はU字形が交互している、通常はV字形又はU字形のリンク構造の起伏しているパターンで形成されている。各U字形の起伏に、クロスバーが強度の理由で含まれていても良い、しかしモジュール列を横切って並べられたクロスバーなしでも良い。前と後に交互になっているリンク端は、その位置が互い違いにされている。
【0009】
他のベルト形状の場合の様に、本実施例のモジュールは第1と第2のリンク端の組の双方で、長いスロットを有している。また、他の実施例の場合と同様に、組立てられたベルトは、高リンク端を、次の列の高リンク端に取付ける接続ロッド又はピンを有し、そのヒンジラインで隣接のモジュール列を接続する為に、次に続いているピンで低リンク端の組は、低リンク端のもう1つの組に接続される。この様に、接続されたモジュールとリンク端の構造は、高から低へ、そして高へ等、ピンからピンへ、そしてピンへと、交互になっている。屈服収縮時に、高リンク端が次に隣接する、同様の状況にある低リンク端へと伸びており、これらのリンク端と密接になる必要はなく、高リンク端構造は低リンク端構造に乗り上げている。
【0010】
広義に言うならば、本発明は、2種類のリンク端が接続ピンの孔の為に長いスロットを有し、第1と第2の方向に伸びているリンク端と内側で噛み合ったモジュールを有するコンベアベルトベルトを含む。又、ベルトは、噛み合った突起が屈服収縮し、噛み合ったモジュールのスロットの最も端で接続ピンと係合、又はほぼ係合する程、そして、第1のリンク端が次の隣接するモジュール列の同様な状況にある第1のリンク端に十分にオーバーラップし、かつ、次の隣接する接続ロッドにも同様に実際にオーバーラップする程度まで、カーブの内側で十分なオーバーラップを与えている。
【0011】
この様に、従来予期されない程度まで、カーブの内端でモジュールの十分なオーバーラップを可能にする構造を通じて、極く小さい回転半径を、好ましくはおよそ0.3から0.6を、可能にするモジュラープラスティックコンベアベルトを提供することが、本発明の目的の1つである。本発明の、これらの及び他の目的、長所及び特徴は、添付図面と共に考慮すれば、以下の好ましい実施例の説明から明らかであろう。
【実施例1】
【0012】
図1は、図3から図5に示す様な湾曲コンベアベルトを製造する為の、本発明の第1の実施例の場合のプラスティックコンベアベルトモジュール10を示す。特に図1と図2に見られる様に、この場合、通常の起伏した、又は波形の形状である中心部背骨部16によって連結された、第1のリンク端12の組と第2のリンク端14の組を、ベルトは有する。"第1“のリンク端12は、波形状に伸びていて差し支えない。"第1“のリンク端12は、前方、又は後方、限定で伸びていて良く、用語”第1“、叉は”第2“は、特別な意味を持たない。
【0013】
モジュール10は、カーブ時にコンベアベルトの内端が極めて小さい屈服収縮が出来るように設計されている。この目的に対しての主要な特徴は、大部分の従来技術の様にリンク端の組の1つが単純な丸孔を有するのとは対照的に、第1と第2のリンク端の組12と14に、接続ピン孔18と20がスロットに、即ち長軸のスロットに、加工されていることである。これにより、カーブの内側で十分な屈服収縮が可能になる。
【0014】
この実施例のもう1つの特徴は、第1と第2のリンク端12と14の位置が食い違っていることである。即ち、図2に最も良く見られる様に、特定の第1のリンク端12aは第2のリンク端14aと14bの間で横に位置する様に、リンク端の位置が異なっている。これが、(公序良俗違反につき、不掲載)のモジュールの大部分が形成される方法である。しかしながら、この実施例の別の重要な特徴は、図示されたモジュールの第1のリンク端12は高いレベルであり、一方、このモジュールの第2のリンク端14は低いレベルにあることである。このことが、内端の第1のリンク端12を、次に続く列のモジュールの同様に(しかし、やや低く)位置している第1のリンク端に乗り上げさせ、また、第1のリンク端が次の隣接する接続ロッドにも乗り上げさせることにより、上述した十分な屈服収縮を容易にする。
【0015】
図1と図2より明らかな他の特徴は、第1と第2の組双方について、リンク端の先端22は、隣接リンク端構造よりも幅が広く、これは湾曲進行の為に設計されたベルトに独特のものである。また、双方の組の端のリンク端、12eと14e、は、より大きく、幅がより広く、カーブの外側で張力を支える為に強度が増されている。説明された実施例では、両方の端のリンクはこの様に形成されている。これが、(公序良俗違反につき、不掲載)の湾曲コンベアベルトの別の代表的な特徴である。
【0016】
図3、図4及び図5は、組立てられたベルトの例を示す。これらの例は、列あたり1つのモジュールのみを有するベルトを説明している、しかし、参照{さんしょう}することにより本明細書{ほんしょ}に含まれる上記参考特許に示される様に、各列は1つ又は複数のモジュールで組立てられており、ベルトは様々な幅であって良いことがわかる。図3にカーブの外側の端が図示されており、図2に示すモジュール10が、全ての他のモジュール列にのみ示される位置にあることを、図は示している。その様なモジュール列の間で、同一のモジュールを使うことが出来るが反対にされている。図3のモジュール列R1は、図1モジュールの反転された近い端をその外側の端で有すること、及び、図1の反対側の端から見た時、図3の隣接モジュール列R2が、図1のモジュールの遠い側の端をその外側の端で有することが、図1からわかる。
【0017】
高リンク端が1つのピンで一緒に結合され、低リンク端が次のピンで一緒に結合される様に、モジュール列が接続ピンまたはロッド25により一緒に結合されているのを、図3は示している。この様に、モジュールはリンク端で、図示される様に、高と高で、低と低で結合されている。それ故、1つのモジュール列の“第1”のリンク端12は低く、一方、引き続いているモジュール列の“第1”のリンク端12は高い。ここで用いられている用語“第1”と”第2“は、特定の方向に(どちらかが、前進方向、又は後進方向のどちらかを、制約なしで、表わしているのであるが、)向いているリンク端を意味する意図である。この高/低の配置の理由は、ベルトの内端が見える図4と図5に示す様に、タイトな屈服収縮を達成することである。図4は、特定の第1のリンク端12と、最も外側又は最も内側の端のリンク端12eは、次の第1のリンク端12の下に重なり、好ましくは次に続く第1のリンク端12eと、本図は低レベルであるが、同じレベルにて接触することを示している。低の、第1のリンク端12eは、2列離れている第1のリンク端12eと接触する為に、この様に、次に隣接する列の第1の高リンク端12eの下を通る。以上の様に、全てのリンク端12eは、高と低の双方とも、2つのレベルで密着する。また、図は、特定の端のリンク端12eが(ベルトの内側に動いている、さらに数個のリンク端と同様に)、次に隣接する接続ピン25の位置を越えていることを示している。
【0018】
第1のリンク端とは反対の方向に伸びている“第2”の端のリンク端14eも、接触はしていないが、一緒にぴったりと結合しているのが、図4に示されている。これらも、また、2つの異なるレベルにある。外側のリンク端12eは、上と下の両方のレベルで接触していると図4に示されており、この様に、内端においてベルトの屈服収縮の限界を決めている。ロッド25もまた、リンク端12eと14eのスロットの最内側の端で、“最も低い位置”にあることが示されている。最も外側のリンク端とロッドの両方の場合に好ましくは起きる接触によって、これらの接触状況のどちらか1つが,ベルトの最大の屈服収縮を決めることが出来る。だが、通常の場合、製作上の許容誤差により、正確な接触でないとしても、実質的な接触が、これらの位置の1つで生じるのみである。
【0019】
又、図3は、接続ロッド又はピン25の保持の一例を示す。他の種類の保持方法も使用可能である。この形式において、成形加工されたロッドヘッド23が、1つの又は複数のカーブの外側で専用に使用される側で、接続ピンまたはロッド25の1つの端部に形成される。この保持方法により、ベルトの外側で、進行に対してスロット孔の最も端である位置に、ロッドは固定される。この保持の手段により、ロッドが、ベルトの外側の端で、前/後ろにずれるのを、また回転又は横への移動するのを、防いでいる。このヘッド23はロッドの外側のみに形成されており、図3に示す様に最も外側のリンク端に形成されているピンサドル24に、又はベルトの最も端の他の構造に収められている。ヘッドは、しっかりとした保持の為に、同様に形状加工されたピンサドルに堅くスナップインする大きさであって良いし、或いは、リンク端構造の内側にスナップリングを設け、軸保持を行い、回転や前/後ろへのずれに抗して、サドルがヘッドを単に保持することも可能である。その様なスナップリングは、干渉するリンク端構造を超えてスナップリングが押し付けられた時、ロッドが軸方向の動きに対して固定されるので、通常はロッド又はピン上の環状突起部であり、環状リングでもあるあっても良く、リンク端での障害物である。この場合、スロット孔はリンク端の両方のタイプにあるので、外端のリンク端12eは、特殊な内部構造で形成されねばならない。
【0020】
別の方法として、ロッドヘッドを使用して、又は、ベルトが右と左の双方の回転を通じて進行する場合には特に、前/後ろへの滑りを許容する異なった方法で保持される他の構造を使用して、ロッド又はピンは保持出来る。組立て後反対の端でロッドヘッドを加工する必要性を避ける為に、好ましくは、ロッドは片側のみヘッド加工される。
【0021】
図5は、モジュール10からなるコンベアベルト26の部分を示す。これらのモジュールは、単一モジュール列か、又は、幅が広いモジュラー湾曲コンベアベルトに典型である様に、レンガ積みの、又は食い違いの関係で組立てられた、2−モジュール列と3−モジュール列が交互になって形成されるモジュールの様な、複数のモジュール列で良い。結合されたリンク端12eと14eがカーブの内端に示されており、一方、反対の端で、リンク端が最も伸張されている。
【実施例2】
【0022】
図6から図13は、本発明の他の主要な実施例を示している。これらの図に示される様に、この実施例のモジュール30は、第1の組34と第2の組36とで位置的に互い違いになっていないリンク端構造32を有するが、リンク端構造は連続であり、図に示す様に、基本的に一直線の構造である。これらのリンク端構造は、モジュールを横切って伸びている、好ましくは一体的に形成されている中心部背骨部38により、一緒に接続されている、高い第1のリンク端34と低い第2のリンク端36を形成している。背骨部38は組立てられたコンベアベルトの頂部にあるが、明確にするために、モジュールの、そしてベルト部分の底部がこれらの図に示されている。又、前述の実施例の様に、リンク端34と36は、伸張されたスロット孔39を有する。
【0023】
図7は、本発明のモジュール30を有するコンベアベルト40の部分を概略的に示す。接続ロッドがベルトの外側でスロット孔39の外側の境界、又は端によって、そして、カーブ時のベルトの内側でこれらのスロット孔の内側の端によって、係合されており、接続ロッド25が隣接モジュール列を一緒に固定していることがわかる。図7と図8に見られる様に、本発明の小さい半径のコンベアベルトの実施例において、リンク端は同様な位置にあるリンク端の、上に乗り上げたりまたは下に来ることはなく、むしろ、ベルトの内端で隣接の列のリンク端に沿って留まっている。リンク端は、内端で次に隣接する接続ピンの上に、実際乗り上げをしているのである。この屈服収縮の形を達成する為に、少なくとも、ベルトの端で、モジュール30は異なった形状である。複数のモジュール列では(図7には示されていない)、中心部のモジュールは同一で良いが、列から列へと互い違いになっている。しかしながら、少なくとも端のモジュールには、この実施例に対して多数の種々な形状が与えられる。図7に示される形状では、ベルトの外端又は内端で見られる様に、6個の異なったモジュールの種類が含まれている。内端では、第1のリンク端構造32aは、次のモジュール列の第1の端のリンク端32bとは横方向に互い違いになっている。リンク端構造32c、32d、32e及び32fはベルトの中心に向って、次第に互い違いになっており、内端の最も内側の位置で、再び最も内側のリンク端構造32aを有する次のモジュール列が続いている。
【0024】
図7はまた、リンク端が次の隣接する接続ピン25の上と下に伸び、かつ、隣接のモジュール列の位置に十分にオーバーラップしていることを示している。この様に、リンク端が最大に引き伸ばされており、示されている様に、スロット孔の外の端でロッドが係合している、外端と対照的に、内端では端のリンク端構造32aの第1のリンク端34は、次の隣接するモジュール列のリンク端構造と、さらに、次に隣接するモジュール列のリンク端構造と、ある程度、さらに次のモジュール列とオーバーラップしている。これは、オーバーラップしているリンク端の詳細を示している図8、図9及び図10にも見られる。図9は、この好ましい実施例における屈服収縮の限界は、ロッド25が内端で孔の最もつけね寄りにある場合であることを示している。この限界は、スロット孔39がわずかにより深く加工されているなら、中心部背骨部38の密着によって、異なって定義することが出来る。関与するもう1つの限界は、カーブの内側でのリンク端構造32の横方向の干渉とすることもできる。図10の“42”に示す様に、第1のリンク端の端が、隣接するモジュールの第1のリンク端の上又は下に実際上滑る様に、高と低のリンク端を形成することにより、これは限界としては取除くことが出来る。図示の形状では、第1のリンク端の端は、カーブのベルトの内側端部及び近くで、多少、互いに上を越え、下を通っている。
【0025】
接続ピン25の保持方法が示されていないという点において、本実施例を示す図6から図13は、やや概略的である。これは、ベルトが一方向のみに急な回転を受けるならば、ロッドのヘッド加工により、例えば、又は外側端部(図1から図5の様に)でのロッド固定方法により可能である(さもなければ、外側端部でのロッド位置の固定は、ベルトが反対方向に回転する時の、部分的な屈服収縮のみを許容するであろう)。
【0026】
図11は、図6から図10の実施例の変更を示す。ここで、モジュール30aが、リンク端構造がこの場合も一般的には直線であるが、中心部背骨部38に対して折り曲げられたリンク端構造を有している。この折れ曲がりは、図6から10の実施例の様に多数の互い違いのリンク端構造なしで、即ち、モジュールのもう1つの型式で、モジュールが内端で密着するのを促進する。図11に見られる様に、リンク端構造32xは、リンク端構造の折れ曲がりにより、干渉無しで、ぴったりとした屈服収縮を依然として可能にしており、モジュール列からモジュール列へと横方向の同じ位置にある。主な実施例の様に、モジュール列からモジュール列へと、組立ては、低から低、そして高から高である。
【0027】
図12と図13は、図6から図10の実施例の別の変形を示す。ここで、リンク端構造32yは、上述と同じ目的の為、ここでも、原則的に折り曲げられているが、段をつけた形状である。各リンク端34yと36yは、2つの、基本的に直角の段を有しており、図示の様に、リンク端構造も中心部背骨部38の位置で段状になっている。この実施例の別の利点は、段状のリンク端、又はナックル34yと36yは、カーブ時にベルトの外端で、ベルトに負荷荷重がかかっている時、引張りバネとして働くことである。外端での高い張力が、外端でわずかにベルトを、実質上伸ばすことが出来、組立てられたベルトの回転半径をより小さくできる。
【0028】
上述した実施例における高と低のリンク端の1つの効果は、ベルトの外端で張力のかかったモジュールは、中心部背骨部のまわりでやや回転しやすいことである。これが、内端でのベルトの屈服収縮に影響を与えることが可能であるが、ベルトは十分な弾力性を持つことが出来るので、わずかな回転は完全には内端に伝わらない。加えて、中心部背骨部回りの回転はロッド上で負荷分担の利点を、即ち、剪断荷重が外側の領域で広い区域に亘ってより多くのリンク端で分担される利点を提供する。背骨部の回転という潜在的な問題点への1つの解決方法は、“ダミー”のリンク端を含めることである。ダミーのリンク端は、図1から図5を通じて示されている通常の種類のベルトにおいて、図13aで“45”に示されている。これらの比較的幅の狭いダミーリンク端45は、ベルトの十分な屈服収縮で干渉を起こさない処に位置しており、伸張されたベルトが、ベルトの前/後方向で上下に起伏している処で、カーブ時に特にベルトの外側とその近くで、ギャップを埋める利点を与えている。そして、ベルトの外側の高張力の下で、その背骨部回りの、ベルトモジュールの回転を防止、叉は減ずる傾向がある(張力下の外端で、交互になっている高と低の接続ピンが、1つの平面内で一直線になろうとする傾向)。図13Aに示すダミーのリンク端45は、通常は“46”で示される、モジュールの背骨部と接続されている(一体成形されている)。同様に、図13B、図13Cと図13Dを参照。図13Bは、ダミーのリンク端45を、背骨部46の上と下で伸び、モジュールと一体的に成形されているとして、示している。この様に、図13Aの特別のダミーのリンク端45aは、幅が狭いリンク端12の1つの背骨部に近接する端12xと近接しているが、離れている場所で、背骨部46と接続されている。ベルトの端部では、即ち、幅がより広く、より大きいリンク端12eと14eの領域では、これらのダミーのリンク端は存在しない。
【0029】
図13Dは、示されている様に、カーブ時のベルトの外側領域のダミーのリンク端45は、幅が狭いダミーのリンク端が示す様に、背骨部46と接続されており、次の隣接するモジュール列からの隣接するリンク端12叉は14と干渉していないので、接続ピン叉はロッド25と接触させるような位置におくことができることを示している。図13Cは、図1から図5に関連して上述した様に、モジュールと接続ピンが一緒に屈服収縮する、カーブの内側のベルトを示し、ダミーのリンク端45が、屈服収縮と、通常のリンク端の重なりとは、干渉しないことを再び示している。ダミーのリンク端は、ダミーのリンク端が伸び、上を越えていく接続ロッドに抗して、支持する様な位置に依然としてあるが、内側でのこの効果は、ベルトの張力が高いベルトの外側の場合ほど、重要ではない。
【実施例3】
【0030】
図14から図18は、非常に小さい回転半径を達成するための、本発明の第3の重要な実施例を示す。この実施例のモジュール50は、一連のV字形叉はU字形として、即ち、U字形が逆向きのU字形と交互になり、次にU字形に続く、などである。この一般的な形状は、例えば、特許第5,906、270に示される様なベルトと類似している。第1と第2のリンク端52と54は、モジュールの反対側に形成され、モジュールは好ましくは中心部背骨部を持たない。橋渡しをする横の筋かい56が、示されている様にリンク端の外側の端に向けて、各リンク端に含まれる。モジュール50は、第1の実施例に示されたモジュール10の様に、反転可能であり、一般的である。
【0031】
他の実施例と同様に、これらのモジュールは、第1のリンク端52と第2のリンク端54の双方において、伸張されたスロット孔58を有している。叉、他の実施例と同じ様に、各モジュールは、1つの方向に高リンク端を一方の他の方向に低リンク端を有する。橋渡し部60は、第1と第2のリンク端を起伏しているパターンで繋いでおり、この橋渡し部分は、反対方向を向いたリンク端52と54の低と高の位置の間で移行が出来る様に、斜めに折り曲げられている。端にある第2のリンク端54eは、示されている様に、波形伏のパターンの端を形成しており、幾分異なっている。
【0032】
図16は、モジュール50で作成されたベルトの外端を示し、一方、図17は屈服収縮した内端を示す。図18は全ベルトの部分を示し、外端と内端の両方を見せている。図のように、モジュール列は、他の実施例と同様に、高―高及び低−低と組立てられている。図16は、接続ロッド叉はピン25の外端は、特別の端のリンク端54eの特殊ロッド端補足構造54fの位置にスナップインするピンヘッド構造25bによって、位置が固定されることを示す。これにより、外端のみにおいて、ロッド端はリンク端54e上のスロット孔58に対して位置が固定され、ロッドの回転を防止する。ピン固定の他の方法も使用することが出来る。
【0033】
図17には、第1の実施例に関して上に説明されたと基本的に同じ方法で、タイトに屈服収縮し、オーバーラップしているモジュールが示されている。高のリンク端は次に隣接する接続ロッド25を覆い、かつ上に滑って来て、隣接のリンク端構造に乗り上げる。図16から想定することが出来、また図17に見られる様に、端の/端近くの、第1の高のリンク端52は、隣接モジュールの、接続している、そして噛み合わされている第2のリンク端54の間の“ヨーク(くびき)”を通じて、隣接モジュールの次の隣接する低い第1リンク端52を覆い、かつ上に滑って来て、好ましくは、示されている様に、次の隣接ロッドの位置にある接続ロッド25にオーバーラップする。高リンク端52は、図17に示す様に、次の同様の高リンク端52に近づく。図17に示す様に、限界は、直接噛み合っているリンク端のスロット孔の内側の端での接続ピンの係合である。スロットは、より深い屈服収縮の為には、示されているより、幾分深いであろう。
【0034】
図18は、図16と図17のベルトの幅全体の弧を示す。
【0035】
図面に示された、かつ上述した実施例は、本発明の好ましい形態であるが、本発明の一般的な本質は、1つの方向に伸びているリンク端が、それと同方向に伸びている、続く列の整列しているリンク端の下叉は上に来て、及び、好ましくは(しかし、必要であるわけではないが)、その様な第1の方向のリンク端が、次に続くヒンジラインで接続ピンに重なる様に、リンク端のオーバーラップによる、カーブ時での内端のモジュラーコンベアベルトのぴったりとした屈服収縮であることは注目すべきことである。これは、モジュールがリンク端の高と低の組を有する、上述した構造を使用して達成される;しかし、他の方法でもまた達成できる。モジュールのリンク端は、基本的には同一平面状にあるが、しかし、第1の方向のリンク端が、次の隣接した同様な位置にある第1の方向のリンク端の、下を走行させる、叉は上を乗り越えさせる為の形状加工された端を有していても良い。これは、カーブの内端のモジュールに、傾いた配置を取らせ、ある形態では、交互のモジュール列が反対方向に傾斜している、一種の十字形の配置を取らせる。もしベルトは幅が広く、ある程度弾力性を有するならば、カーブの内端のモジュールが平面となる。
【0036】
上述の好ましい実施例は、本発明の原理を説明しようとする意図のものであり、その範囲を限定するものではない。これらの好ましい実施例に対する他の実施例や変形は、当業者には自明であり、そして以下に述べる請求の範囲にて規定される本発明の精神または範囲から逸脱しない限り可能である。
【図面の簡単な説明】
【0037】
【図1】本発明の第1の実施例による、小さい半径のコンベアベルト用の、シングルモジュールを示す斜視図である。
【図2】同じモジュールの詳細斜視図である。
【図3】特にカーブ時のベルトの外端を説明する図によって、第1の実施例のモジュールで構成されるベルトの部分を示す斜視図である。
【図4】互いに密着して屈服収縮しているモジュールと共に、カーブの内端のベルトの部分を示す、組立てられたベルトの斜視図である。
【図5】小さいカーブをしている、図3と図4のコンベアベルトの部分を示す平面図である。
【図6】本発明の第2の実施例に拠るコンベアベルトを形成する為のシングルモジュールを示す斜視図である。
【図7】図6に示す様なモジュールで組立てられたコンベアベルトを示す平面図である。本図面はベルトの下側を示している。
【図8】カーブをしているベルトの部分を、特にカーブの外側を示す、図7の組立てられたコンベアベルトの下側からの斜視図である。
【図9】ベルトの下側を示し、カーブ時のベルトの内端でぴったりと屈服収縮しているモジュール列を説明する斜視図である。
【図10】カーブ時のベルトの内端の部分を示す底部平面図である。
【図11】図6から図10の実施例の幾分変更した変更版の部分を示す底部平面図である。
【図12】図6から図10のベルトとモジュールの他の変更を構成するベルトの部分を示す底部平面図である。
【図13】図12に示すベルトのシングルモジュールを示す斜視図である。
【図13A】図1から図5に示すベルトの変更を示す。
【図13B】図13Aに示す様なモジュールとベルトの更に付け加えた図面である。
【図13C】図13Aに示す様なモジュールとベルトの更に付け加えた図面である。
【図13D】図13Aに示す様なモジュールとベルトの更に付け加えた図面である。
【図14】本発明の第3の主要な実施例に拠った小さい回転半径のベルト用のシングルモジュールを示す斜視図である。
【図15】図15は、図14のモジュールの部分を示す詳細斜視図である。
【図16】図14と図15に示される様なモジュールで形成されたベルトの部分を示し、特にカーブ時のベルトの外側を説明する斜視図である。
【図17】モジュールが極めて密接に結合している内端におけるベルトの部分を示す斜視図である。
【図18】図14から図17に説明されている種類の組立てられたベルトの部分を示す平面図である。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
湾曲進行が可能であり、モジュール列における多数の組立てられたプラスティックベルトモジュールから形成されているモジュラーコンベアベルトであり、そのベルトはヒンジライン(ちょうつがい線)に沿って伸びている接続ピンにより列から列へと一体に結合されており、そのピンは進行の前方方向と後方方向に伸びているモジュールのリンク端の孔を通っており、隣接モジュール列のリンク端が噛み合っており;
前方と後方の両方向にモジュールから伸びているリンク端は、前記孔に接続ピンを収容するスロットを有し、
各モジュールにおいて、リンク端は、前方向きと後方向きのリンク端の組を含み、1つの組は高レベルにあり、もう一方は低レベルにあり、1つのモジュール列の高リンク端は隣接するモジュールの高リンク端と結合し、1つのモジュール列の低リンク端は別の隣接するモジュール列の低リンク端と結合する様に、モジュールは組立てられ、かつ噛み合わされており、
それによって、コンベアベルトの湾曲進行においてカーブの内側でのモジュール同士の屈服収縮時に、第1の前方叉は後方に伸びている高リンク端は、次の隣接するモジュール列の第1の方向に伸びている隣接モジュールの低リンク端の上を横切って重なり、その様な高リンク端は次の隣接するモジュール列の接続ピンに乗り上げ、カーブ時の内端でのベルトのタイトな屈服収縮を与える、ことを含むモジュラーコンベアベルト。
【請求項2】
ベルトがおよそ0.3の回転半径を達成する、請求項1のモジュラーコンベアベルト。
【請求項3】
モジュールが、横方向に伸びている中心部背骨部を有し、その背骨部から2組のリンク端が基本的に反対方向に伸びている、請求項1のモジュラーコンベアベルト。
【請求項4】
モジュール上の2組のリンク端が基本的に一直線上に形成されており、前方向リンク端と後方向リンク端が基本的に中心部背骨部の同一の位置で伸びている、請求項3のモジュラーコンベアベルト。
【請求項5】
モジュール上の前方向と後方向リンク端の組が、中心部背骨部に沿って互い違いに位置されている、請求項3のモジュラーコンベアベルト。
【請求項6】
リンク端の前方向と後方向の組を決定する為に、ベルトの幅に沿って、交互に縦と逆向きの形状をなす、繰返されるU字形叉はV字形の、一般的には起伏して、波状の形状に、各モジュールが形成されている、請求項1のモジュラーコンベアベルト。
【請求項7】
リンク端が接続ピンを収容する孔として伸張されたスロットを決める長円状のループを基本的に含み、カーブ時のベルトの内側での屈服収縮が、第1の方向に伸びている次のロッドモジュール列の低リンク端の上に、第1の方向に伸び、更に続いているモジュール列の前方向に伸びている高リンク端と接触している第1の方向の高リンク端によって限定され、叉、隣接のモジュール列の前記第1の方向に伸びている高リンク端の下に来て、更に続くモジュール列の前記第1の方向に伸びている低リンク端と接触する第1の方向に伸びている低リンク端によって同じように基本的に限定される、請求項5のモジュラーコンベアベルト。
【請求項8】
カーブ時のベルトにおけるモジュールの外端構造に形成されたピンサドルに位置しているピンのヘッドで、接続ピンの位置がベルトに保持される、請求項7のモジュラーコンベアベルト。
【請求項9】
ピンヘッドを把持し、回転叉は横方向の動きに抗してそれらを位置に保持する為に、ピンサドルがタイトに取り付けられており、ピンヘッドが円形ではなく、叉ピンサドルも同様に円形ではない、請求項8のモジュラーコンベアベルト。
【請求項10】
各モジュールが、モジュールの幅に沿って、通常はU字形の前方向のリンク端、次に隣接する通常は逆向きのU字形の後ろ方向のリンク端、その次に、もう1つの前方向のリンク端等を形成し、各モジュールがモジュールの幅すべてにおいて波形状の叉は起伏している形状に形成されている、請求項1のモジュラーコンベアベルト。
【請求項11】
各列が1つ以上のモジュールで出来ているモジュール列における多数のプラスティックモジュールで組立てられているモジュラープラスティックコンベアベルトにおいて、ベルトは、モジュール列に一般には直角方向に進行し、少なくとも湾曲の一方向カーブに沿って進行するよう適合されており、各モジュールは一連の第1のリンク端又はナックル及び一連の第2のリンク端又はナックルを有し、第1と第2のリンク端はお互いに反対方向に及びモジュール列の幅に対して一般には直角な方向に伸びており、リンク端はそれぞれ孔を有し、その孔は2つのモジュール列のリンク端が重なり合った関係で噛み合わされた時に、1つのモジュール列の第1のリンク端と隣接するモジュール列の第2のリンク端の孔を通過して伸びている接続ロッドを入れるように並べられた一連のリンク端の孔であり、ベルトに大変小さい回転半径を許容する構成であって、;
第1のリンク端と第2のリンク端の孔は、カーブの内側でモジュール列の内端で深いオーバーラップを許容する伸張されたスロットを有し、そして
ベルトの内端で噛み合ったリンク端が深くオーバーラップする時に、第1の組のリンク端が次に隣接するモジュール列の第1の組のリンク端にオーバーラップし、ベルトの次に隣接する接続ロッドにオーバーラップする程度まで、カーブ時のベルトの内端及び近傍のリンク端を一体に結合し、オーバーラップさせる、モジュール上の手段とを含む、モジュラープラスティックコンベアベルト。
【請求項12】
リンク端を一体に結合させる手段が、いくつかのリンク端が隣接する列のモジュールのリンク端の下を通過させる為の手段を含む、請求項11のモジュラープラスティックコンベアベルト。
【請求項13】
リンク端を一体に結合させる手段が、モジュールが1つの方向に伸びる高リンク端と反対方向に伸びる低リンク端を有し、1つのモジュール列の高リンク端が隣接するモジュール列の高リンク端と接触し、その1つのモジュール列の低リンク端がもう1つのモジュール列の低リンク端と接触する様に、組立てられ、かつ噛み合わされたモジュールを含む、請求項11のモジュラープラスティックコンベアベルト。
【請求項14】
1つのモジュール列の第1のリンク端が、リンク端同士を結合させる前記手段として、1つのモジュール列の第1リンク端が、同様な位置にある、次に続くモジュール列の第1のリンク端に乗り上げ、かつ重なる様に、第1のリンク端が各モジュール上の第2のリンク端と互い違いの位置にある、請求項11のモジュラープラスティックコンベアベルト。
【請求項15】
リンク端同士を結合させる前記手段として、モジュールが、それぞれ反対方向に伸びているリンク端の高と低の組を有する、請求項11のモジュラープラスティックコンベアベルト。
【請求項1】
湾曲進行が可能であり、モジュール列における多数の組立てられたプラスティックベルトモジュールから形成されているモジュラーコンベアベルトであり、そのベルトはヒンジライン(ちょうつがい線)に沿って伸びている接続ピンにより列から列へと一体に結合されており、そのピンは進行の前方方向と後方方向に伸びているモジュールのリンク端の孔を通っており、隣接モジュール列のリンク端が噛み合っており;
前方と後方の両方向にモジュールから伸びているリンク端は、前記孔に接続ピンを収容するスロットを有し、
各モジュールにおいて、リンク端は、前方向きと後方向きのリンク端の組を含み、1つの組は高レベルにあり、もう一方は低レベルにあり、1つのモジュール列の高リンク端は隣接するモジュールの高リンク端と結合し、1つのモジュール列の低リンク端は別の隣接するモジュール列の低リンク端と結合する様に、モジュールは組立てられ、かつ噛み合わされており、
それによって、コンベアベルトの湾曲進行においてカーブの内側でのモジュール同士の屈服収縮時に、第1の前方叉は後方に伸びている高リンク端は、次の隣接するモジュール列の第1の方向に伸びている隣接モジュールの低リンク端の上を横切って重なり、その様な高リンク端は次の隣接するモジュール列の接続ピンに乗り上げ、カーブ時の内端でのベルトのタイトな屈服収縮を与える、ことを含むモジュラーコンベアベルト。
【請求項2】
ベルトがおよそ0.3の回転半径を達成する、請求項1のモジュラーコンベアベルト。
【請求項3】
モジュールが、横方向に伸びている中心部背骨部を有し、その背骨部から2組のリンク端が基本的に反対方向に伸びている、請求項1のモジュラーコンベアベルト。
【請求項4】
モジュール上の2組のリンク端が基本的に一直線上に形成されており、前方向リンク端と後方向リンク端が基本的に中心部背骨部の同一の位置で伸びている、請求項3のモジュラーコンベアベルト。
【請求項5】
モジュール上の前方向と後方向リンク端の組が、中心部背骨部に沿って互い違いに位置されている、請求項3のモジュラーコンベアベルト。
【請求項6】
リンク端の前方向と後方向の組を決定する為に、ベルトの幅に沿って、交互に縦と逆向きの形状をなす、繰返されるU字形叉はV字形の、一般的には起伏して、波状の形状に、各モジュールが形成されている、請求項1のモジュラーコンベアベルト。
【請求項7】
リンク端が接続ピンを収容する孔として伸張されたスロットを決める長円状のループを基本的に含み、カーブ時のベルトの内側での屈服収縮が、第1の方向に伸びている次のロッドモジュール列の低リンク端の上に、第1の方向に伸び、更に続いているモジュール列の前方向に伸びている高リンク端と接触している第1の方向の高リンク端によって限定され、叉、隣接のモジュール列の前記第1の方向に伸びている高リンク端の下に来て、更に続くモジュール列の前記第1の方向に伸びている低リンク端と接触する第1の方向に伸びている低リンク端によって同じように基本的に限定される、請求項5のモジュラーコンベアベルト。
【請求項8】
カーブ時のベルトにおけるモジュールの外端構造に形成されたピンサドルに位置しているピンのヘッドで、接続ピンの位置がベルトに保持される、請求項7のモジュラーコンベアベルト。
【請求項9】
ピンヘッドを把持し、回転叉は横方向の動きに抗してそれらを位置に保持する為に、ピンサドルがタイトに取り付けられており、ピンヘッドが円形ではなく、叉ピンサドルも同様に円形ではない、請求項8のモジュラーコンベアベルト。
【請求項10】
各モジュールが、モジュールの幅に沿って、通常はU字形の前方向のリンク端、次に隣接する通常は逆向きのU字形の後ろ方向のリンク端、その次に、もう1つの前方向のリンク端等を形成し、各モジュールがモジュールの幅すべてにおいて波形状の叉は起伏している形状に形成されている、請求項1のモジュラーコンベアベルト。
【請求項11】
各列が1つ以上のモジュールで出来ているモジュール列における多数のプラスティックモジュールで組立てられているモジュラープラスティックコンベアベルトにおいて、ベルトは、モジュール列に一般には直角方向に進行し、少なくとも湾曲の一方向カーブに沿って進行するよう適合されており、各モジュールは一連の第1のリンク端又はナックル及び一連の第2のリンク端又はナックルを有し、第1と第2のリンク端はお互いに反対方向に及びモジュール列の幅に対して一般には直角な方向に伸びており、リンク端はそれぞれ孔を有し、その孔は2つのモジュール列のリンク端が重なり合った関係で噛み合わされた時に、1つのモジュール列の第1のリンク端と隣接するモジュール列の第2のリンク端の孔を通過して伸びている接続ロッドを入れるように並べられた一連のリンク端の孔であり、ベルトに大変小さい回転半径を許容する構成であって、;
第1のリンク端と第2のリンク端の孔は、カーブの内側でモジュール列の内端で深いオーバーラップを許容する伸張されたスロットを有し、そして
ベルトの内端で噛み合ったリンク端が深くオーバーラップする時に、第1の組のリンク端が次に隣接するモジュール列の第1の組のリンク端にオーバーラップし、ベルトの次に隣接する接続ロッドにオーバーラップする程度まで、カーブ時のベルトの内端及び近傍のリンク端を一体に結合し、オーバーラップさせる、モジュール上の手段とを含む、モジュラープラスティックコンベアベルト。
【請求項12】
リンク端を一体に結合させる手段が、いくつかのリンク端が隣接する列のモジュールのリンク端の下を通過させる為の手段を含む、請求項11のモジュラープラスティックコンベアベルト。
【請求項13】
リンク端を一体に結合させる手段が、モジュールが1つの方向に伸びる高リンク端と反対方向に伸びる低リンク端を有し、1つのモジュール列の高リンク端が隣接するモジュール列の高リンク端と接触し、その1つのモジュール列の低リンク端がもう1つのモジュール列の低リンク端と接触する様に、組立てられ、かつ噛み合わされたモジュールを含む、請求項11のモジュラープラスティックコンベアベルト。
【請求項14】
1つのモジュール列の第1のリンク端が、リンク端同士を結合させる前記手段として、1つのモジュール列の第1リンク端が、同様な位置にある、次に続くモジュール列の第1のリンク端に乗り上げ、かつ重なる様に、第1のリンク端が各モジュール上の第2のリンク端と互い違いの位置にある、請求項11のモジュラープラスティックコンベアベルト。
【請求項15】
リンク端同士を結合させる前記手段として、モジュールが、それぞれ反対方向に伸びているリンク端の高と低の組を有する、請求項11のモジュラープラスティックコンベアベルト。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図13A】
【図13B】
【図13C】
【図13D】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図13A】
【図13B】
【図13C】
【図13D】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【公表番号】特表2009−528965(P2009−528965A)
【公表日】平成21年8月13日(2009.8.13)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−557852(P2008−557852)
【出願日】平成19年2月23日(2007.2.23)
【国際出願番号】PCT/IB2007/002174
【国際公開番号】WO2007/141655
【国際公開日】平成19年12月13日(2007.12.13)
【公序良俗違反の表示】
特許法第64条第2項第4号の規定により明細書の一部または全部を不掲載とする。
特許法第64条第2項第4号の規定により図面の一部または全部を不掲載とする。
【出願人】(508221730)ハバジット アーゲー (5)
【Fターム(参考)】
【公表日】平成21年8月13日(2009.8.13)
【国際特許分類】
【出願日】平成19年2月23日(2007.2.23)
【国際出願番号】PCT/IB2007/002174
【国際公開番号】WO2007/141655
【国際公開日】平成19年12月13日(2007.12.13)
【公序良俗違反の表示】
特許法第64条第2項第4号の規定により明細書の一部または全部を不掲載とする。
特許法第64条第2項第4号の規定により図面の一部または全部を不掲載とする。
【出願人】(508221730)ハバジット アーゲー (5)
【Fターム(参考)】
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