説明

小冊子の圧締方法および圧締装置

【課題】 小冊子の製造工程における圧締めの短時間化を行うことが出来るように改良された小冊子の圧締方法を提供することを主要な目的とする。
【解決手段】 本発明は、プレス室内で、二ツ折されたシート状ワークをプレスし、押しぐせをつける小冊子の圧締方法において、上記プレスを断続的に行うことを特徴とする。本発明によれば、圧下と開放の繰り返しにより、繊維がほぐされる。ひいては、圧締めが促進される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は一般に二ツ折されたシート状ワークの押しぐせを付ける小冊子の圧締方法に関するものであり、より特定的には圧締めの短時間化を図ることができるように改良された小冊子の圧締方法に関する。この発明は、またそのような方法を実現することができるように改良された小冊子の圧締装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、預金通帳等の小冊子は以下のようにして製造されている。すなわち、図8(A)に示すように、所定形状の印刷済みシートを複数、例えば3〜4枚、重ね合わせ、一側を天のり付けしてシート状ワーク1を作成する。この場合天のり付けされた部分は天のり付け部3となる。このシート状ワーク1は、当初山積みされている。図8(B)を参照して、シート状ワーク1を、1つ1つコンベア等によりミシンかけ部に搬送し、シート状ワーク1の中央部をミシンかけして、シート状ワーク1の中央部に各シートを結合させるミシン糸部4を形成する。
【0003】
その後、図8(C)に示すように、シート状ワーク1の一方の面、例えば裏面に表紙2がのり付けされる。次に表紙2の接着性を向上させるためにシート状ワーク1をプレスする。その後、図8(D)を参照して、シート状ワーク1の天のり付け部3を裁断刃5により裁断する。天のり付け部3は、ミシンかけ前の印刷済みシートがばらばらにならないように機能するものであるが、ミシンかけにより印刷済みシートが互いに結合した後は不要となるので裁断することになる。
【0004】
次に、図8(E)(F)を参照して、シート状ワーク1に対してミシン糸部4に沿って筋押刃6を押し当てて筋目をつけ、表紙2が外側に向くように二ツ折に折り曲げる。さらに、二ツ折されたシート状ワーク1をプレスして押しぐせを付けて、図8(G)に示される預金通帳8が製造される。預金通帳8は、その後、箱詰めされる。
【0005】
従来、預金通帳等の小冊子を圧締めする作業は、図9に示すように、二ツ折したシート状ワーク1を、プレス台9上に板10を介して複数段積み上げ、このシート状ワーク1にプレス板11を載せ、約100kgの重しを載せ、24時間程度放置することによって行われている。これによって、押しぐせが付けられる。しかし、24時間の放置は、ここで流れ作業が止められることになり、生産性を非常に悪くさせるものであった。
【0006】
一方、押しぐせを付けるためのプレス時間を短くさせるために、高圧でプレスする技術も提案されている(例えば、特許文献1参照)が、未だ十分でない。
【0007】
【特許文献1】特許公報第2922335号
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
以上のように従来の技術では、押しぐせを付けるためのプレス時間に長時間を要し、流れ作業を円滑に進めることができなかった。
【0009】
それゆえに、この発明の目的は、小冊子の製造工程における、押しぐせを付けるための圧締めの短時間化を図ることが出来るように改良された小冊子の圧締方法を提供することにある。
【0010】
この発明の他の目的は、押しぐせを付けるための圧締めの短時間化を図り、品質および生産性の向上を図ることができるように改良された小冊子の圧締装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0011】
この発明に従う発明は、プレス室内で、二ツ折されたシート状ワークをプレスし、押しぐせをつける小冊子の圧締方法において、上記プレスを断続的に行うことを特徴とする。 本発明によれば、圧下と開放の繰り返しにより、繊維がほぐされる。ひいては、圧締めが促進される。
【0012】
この発明の好ましい実施態様によれば、上記プレスを真空下で行う。真空にすることにより、紙内部や積層間の空気を脱気し、圧下抵抗を排除することができる。ひいては、圧締めがさらに促進される。
【0013】
この発明のさらに好ましい実施態様によれば、上記シート状ワークをプレスするに先立ち、プレス室内を事前に真空処理する。事前脱気をすることにより、事前に圧下抵抗となる紙内部や積層間の空気を排除することができる。
【0014】
上記プレスの圧力を一定にして行ってもよいし、上記プレスの圧力を徐々に高めながら行ってもよい。また、上記プレスの圧力を徐々に低めながら行ってもよい。
【0015】
この発明の他の局面に従う小冊子の圧締装置は、二ツ折されたシート状ワークをプレスするプレス室と、上記シート状ワークをプレスするプレス手段と、上記プレス手段に、断続的にプレスを行なうように指示するパルス付与手段とを備える。
【0016】
この発明によれば、上記プレスが断続的に行われるので、圧下と開放の繰り返しにより、繊維がほぐされ、ひいては、圧締めが促進される。
【0017】
この発明の好ましい実施態様によれば、上記プレス室に設けられ、上記シート状ワークをプレスする際に該プレス室内を真空下に保持する真空保持手段をさらに備える。真空にすることより、紙内部や積層間の空気を脱気し、圧下抵抗を排除することができ、さらに圧締めが促進される。
【0018】
この発明のさらに好ましい実施態様によれば、上記プレス室を、上記プレスに先立って、事前に真空にするために脱気する脱気手段をさらに備える。事前脱気をすることにより、事前に圧下抵抗となる紙内部や積層間の空気を排除することができる。
【0019】
本発明に関連する他の局面に従う発明は、プレス室内で、二ツ折されたシート状ワークをプレスし、押しぐせをつける小冊子の圧締方法にかかり、真空下で上記シート状ワークをプレスすることを特徴とする。
【0020】
この発明によれば、真空にすることにより、紙内部や積層間の空気を脱気し、圧下抵抗を排除することができる。ひいては、圧締めが促進される。
【0021】
この発明の好ましい実施態様によれば、上記シート状ワークをプレスするに先立ち、プレス室内を事前に真空処理する工程を備える。事前脱気をすることにより、事前に圧下抵抗となる紙内部や積層間の空気を排除することができる。事前脱気は、上記シート状ワークの上に重しを載せて行うのが好ましい。
【0022】
この発明のさらに好ましい実施態様によれば、真空下における上記プレスを断続的に行う。すなわち、真空下で多段プレス(繰り返し圧下)を行う。圧下と開放の繰り返しにより、繊維がほぐされ、圧締めがさらに促進される。
【0023】
この発明に関連するさらに他の局面に従う発明は、プレス室内で、二ツ折されたシート状ワークをプレスし、押しぐせをつける小冊子の圧締方法において、上記シート状ワークをプレスするに先立ち、プレス室内を事前に真空処理することを特徴とする。
【0024】
この発明によれば、事前脱気をすることにより、事前に圧下抵抗となる紙内部や積層間の空気を排除することができるので、圧締めが促進される。
【0025】
この発明の好ましい実施態様によれば、上記プレスを断続的に行う。圧下と開放の繰り返しにより、繊維がほぐされる。ひいては、圧締めが促進される。
【0026】
この発明のさらに好ましい実施態様によれば、上記プレスを真空下で行う。真空にすることにより、紙内部や積層間の空気を脱気し、圧下抵抗を排除することができる。ひいては、圧締めがさらに促進される。
【0027】
この発明に関連するさらに他の局面に従う小冊子の圧締装置は、二ツ折されたシート状ワークをプレスするプレス室と、上記シート状ワークをプレスするプレス手段と、上記プレス室に設けられ、上記シート状ワークをプレスする際に該プレス室内を真空下に保持する真空保持手段とを備える。この発明によれば、真空にすることより、紙内部や積層間の空気を脱気し、圧下抵抗を排除することができる。
【0028】
この発明の好ましい実施態様によれば、上記プレス手段に、断続的にプレスを行なうように指示するパルス付与手段をさらに備える。このように構成することにより、圧下と開放を繰り返すことができ、繊維がほぐされる。ひいては、圧締めが促進される。
【0029】
この発明のさらに好ましい実施態様によれば、上記プレス室を、上記プレスに先立って事前に真空にするために脱気する脱気手段をさらに備える。事前脱気をすることにより、事前に圧下抵抗となる紙内部や積層間の空気を排除することができる。
【0030】
この発明に関連するさらに他の局面に従う小冊子の圧締装置は、二ツ折されたシート状ワークをプレスするプレス室と、上記シート状ワークをプレスするプレス手段と、上記プレス室を、上記プレスに先立って、事前に真空にするために脱気する脱気手段とを備える。
【0031】
この発明によれば、プレス前にプレス室内を事前脱気できるので、事前に圧下抵抗となる紙内部や積層間の空気を排除することができる。ひいては圧締めが促進される。
【0032】
この発明の好ましい実施態様によれば、上記プレス室に設けられ、上記シート状ワークをプレスする際に該プレス室内を真空下に保持する真空保持手段をさらに備える。真空にしてプレスすることより、紙内部や積層間の空気を脱気し、圧下抵抗をさらに排除することができ、さらに圧締めが促進される。
【0033】
この発明のさらに好ましい実施態様によれば、上記プレス手段に、断続的にプレスを行なうように指示するパルス付与手段をさらに備える。上記プレスが断続的に行われることにより、圧下と開放の繰り返しを行うことができ、繊維がほぐされ、ひいては、圧締めが促進される。
【発明の効果】
【0034】
本発明によれば、圧締めの時間が短縮化され、ひいては、一連の流れ作業が円滑に進む。
【発明を実施するための最良の形態】
【0035】
以下、本発明の実施の形態を添付図面を参照して説明する。
【0036】
図1は実施の形態1にかかる小冊子の製造装置の概念をブロック図で示したものである。小冊子の製造装置は、少なくとも、シート状ワークの中央部をミシンかけして各シートを結合させるミシン部と、シート状ワーク1に表紙2をのり付けする表紙のり付け部と、シート状ワークの天のり付け部を裁断刃により裁断する裁断部と、シート状ワーク1を二ツ折に折り曲げる二ツ折り曲げ部と、シート状ワークをプレスするプレス室と、シート状ワークを取り出す取り出し部を備える。プレス室には、事前脱気装置、真空装置およびパルス付与装置が設けられる。パルス付与装置は、プレスを断続的に行うことができるようにパルスを付与するためのものである。事前脱気装置は、シート状ワークをプレスするに先立ち、プレス室内を事前に真空にするためのものである。真空装置は、プレス室内を真空にして真空化でシート状ワークをプレスするためのものである。事前脱気装置と真空装置は兼用するものであってもよい。
【0037】
上記小冊子の製造装置を用いてプレスする方法を場合を分けて説明する。
【0038】
(真空化でプレスする場合)
【0039】
図1を参照して、まず、事前脱気装置およびパルス付与装置を駆動せず、真空装置のみを駆動してプレスした場合について説明する。ここでプレス室で、8枚もののシート状ワークからなる通帳を二ツ折りしたものを20冊をひと単位として圧締めした場合を前提にして説明する。
【0040】
図2は、プレス室での動作を説明するための図である。プレス方法は、図2を参照して、8枚もの通帳1を二ツ折りし、20冊をひと単位にしたものをプレス処理台12の上に置き、重し13をその上に載せ、プレス室14内に搬送する。次に真空装置を駆動して、プレス室14内の真空を保持して(3Torr以下)、通帳1をプレスする。その後、取り出し部において、通帳1をプレス室14内から取り出す。
【0041】
取り出された通帳1をハイトゲージにより、その高さと厚みを測定した。ここでいう通帳1の高さと、厚みと、開き度は、図3に定義される通りである。
【0042】
通帳の開き度と圧下時間との関係を図4に示す。図4中、曲線aは、大気圧下で、荷重15トンでプレスした時の圧下時間と開き度との関係を示す。曲線bは、真空下で、荷重15トンでプレスした時の圧下時間と開き度との関係を示す。曲線cは、大気圧下で、荷重30トンでプレスした時の圧下時間と開き度との関係を示す。曲線dは、真空下で、荷重30トンでプレスした時の圧下時間と開き度との関係を示す。なお、図中、30トン荷重は、圧下力としては、238kgf/cm2である。
【0043】
図4より明らかなように、圧下時間5分位までは、差は認められないが、10分を経過すると真空下でプレスしたものと、大気圧下でプレスしたものとの間には、通帳の開き度に顕著な違いが認められた。圧下力を大きくすることにより、また真空下でプレスすることにより、通帳開き度は低下した。真空下でプレスすることにより、通帳開き度が低下するのは、真空により、紙内部や積層間の空気が脱気され、圧下抵抗が排除され、ひいては、圧締めが促進されたものと考えられる。
【0044】
また、図4から明らかなように10分程度圧下すると、通帳開き度も一定レベルで飽和する兆候が見られる。また、到達レベルは、真空下でのプレスの方が小さく、通帳はぺシャンコの状態になった。
【0045】
真空の効果は、圧下時間が10分以上で顕著である。これは、紙内部や積層間の空気が脱気される時間と関連されるものと推察される。通帳開き度の変化率より算出した圧縮率((プレス前開き度ープレス後開き度)/プレス前開き度)は、圧下時間とともに上昇し、荷重が大きい方が、また大気圧下より真空下のほうが総じて大きいことが認められた。
【0046】
通帳開き度0.7mmを目標値とすると、本方法の荷重条件での必要圧下時間は、おおよそ表1のようになる。
【表1】

【0047】
(事前脱気してプレスする場合)
【0048】
次に、図1を再び参照して、事前脱気装置のみを駆動し、それによってプレスする前に事前にプレス室内を脱気し、真空にし、その後プレスする方法について説明する。ここでは、通帳は積層せずに、1部のみで試験した。
【0049】
この方法によってプレスされた通帳の開き度と圧下力との関係を図5に示す。圧下時間は10分に固定している。図5において、曲線aは、事前脱気しない場合の、プレス前の通帳開き度を示し、曲線bは、事前脱気した場合の、プレス直後の通帳開き度を示す。
【0050】
図5から明らかなように、事前脱気10分のみ(圧下力が0kgf/cm2)でも、通帳開き度はかなり低減し、圧締めが促進される。同一荷重条件でも、事前脱気した方が、通帳開き度は小さい。事前脱気をすることにより、事前に圧下抵抗となる紙内部の空気を排除することができるためと考えられる。事前脱気はペシャンコにするのに有効な手段と考えられ、同程度のペシャンコさ(通帳開き度)を得るための必要荷重を低減できると考えられる。
【0051】
(多段プレスの場合)
【0052】
次に、図1を再び参照して、パルス付与装置のみを駆動し、プレスを断続的に行った場合について説明する、すなわち、多段プレス(繰り返し圧下)を行う場合について説明する。
【0053】
ここでは、通帳は積層せずに、1部のみで試験した。総圧下時間は10分に固定している。プレスは大気圧下で行った。得られた通帳の開き度と、断続的にプレスするための分割回数との関係を図6に示す。
【0054】
図6を参照して、分割回数が多くなると、通帳開き度は低減し、圧締めが促進されることがわかった。圧下と開放の繰り返しにより、繊維がほぐされ、ひいては、圧締めが促進されたからであると考えられる。
【0055】
なお、断続的プレスを大気圧下で行った場合を例示したが、真空装置を駆動し、真空下で真空を保持して断続的プレスを行うとさらに圧締めが促進されることが認められた。また、事前脱気装置を駆動し、断続的プレス前に事前脱気を行うことによってもさらに圧締めが促進されることが認められた。さらに、これらを組み合わせて断続的プレスを行うことにより一層圧締めが促進されることが認められた。事前脱気し、その後真空化でプレスする場合の、上述した効果が相乗的に加わるからであると考えられる。
【0056】
これらの方法によれば、小冊子の製造工程における圧締めの短時間化を図ることが出来るので、図8に示す、シート状ワークの重ね合わせ、天のり付け、ミシンかけ、表紙の糊付、天のり付け部の裁断、二ツ折り曲げ、圧締め、排出、箱詰め等の一連の流れ作業を円滑に行うことができる。
【0057】
図7は、多段プレスのパルスの与え方の態様である。(A)に示すようにプレスの圧力を一定にして行ってもよいし、(B)に示すようにプレスの圧力を徐々に高めながら行ってもよい。また、(C)に示すように、プレスの圧力を徐々に低めながら行ってもよい。
【0058】
今回開示された実施例はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
【産業上の利用可能性】
【0059】
本発明は、品質および生産性の向上を図ることができるように改良された小冊子の圧締方法に利用することができる。
【図面の簡単な説明】
【0060】
【図1】本発明にかかる小冊子の製造装置のブロック図である。
【図2】プレス室での動作を説明するための図である。
【図3】通帳の高さと厚みと開き度を定義する図である。
【図4】真空化でプレスした場合の、開き度と圧下時間との関係を示す図である。
【図5】事前脱気のみを行ってプレスした場合の、開き度と圧下力との関係を示す図である。
【図6】多段プレスにおける、開き度と分割回数との関係を示す図である。
【図7】多段プレスのパルスの与え方の態様を示す図である。
【図8】従来の、預金通帳等の小冊子の製造方法を示す図である。
【図9】従来のプレス装置の概念図である。
【符号の説明】
【0061】
1 シート状ワーク
2 表紙
3 天のり付け部3
4 ミシン糸部
5 裁断刃
6 筋押刃
8 通帳
12 処理台
13 重し
14 プレス室


【特許請求の範囲】
【請求項1】
プレス室内で、二ツ折されたシート状ワークをプレスし、押しぐせをつける小冊子の圧締方法において、
前記プレスを断続的に行うことを特徴とする小冊子の圧締方法。
【請求項2】
前記プレスを真空下で行うことを特徴とする請求項1に記載の小冊子の圧締方法。
【請求項3】
前記シート状ワークをプレスするに先立ち、前記プレス室内を事前に真空処理する工程をさらに備える請求項1または2に記載の小冊子の圧締方法。
【請求項4】
前記プレスの圧力を一定にして行う請求項1〜3のいずれか1項に記載の小冊子の圧締方法。
【請求項5】
前記プレスの圧力を徐々に高めながら行う請求項1〜3のいずれか1項に記載の小冊子の圧締方法。
【請求項6】
前記プレスの圧力を徐々に低めながら行う請求項1〜3のいずれか1項に記載の小冊子の圧締方法。
【請求項7】
二ツ折されたシート状ワークをプレスするプレス室と、
前記シート状ワークをプレスするプレス手段と、
前記プレス手段に、断続的にプレスを行なうように指示するパルス付与手段とを備えた小冊子の圧締装置。
【請求項8】
前記プレス室に設けられ、前記シート状ワークをプレスする際に該プレス室内を真空下に保持する真空保持手段をさらに備えた請求項7に記載の小冊子の圧締装置。
【請求項9】
前記プレス室を、前記プレスに先立って、事前に真空にするために脱気する脱気手段をさらに備えた請求項7または8に記載の小冊子の圧締装置。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2006−224536(P2006−224536A)
【公開日】平成18年8月31日(2006.8.31)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−42631(P2005−42631)
【出願日】平成17年2月18日(2005.2.18)
【出願人】(591064379)昌栄印刷株式会社 (15)
【Fターム(参考)】