小型船舶用船外機取付け補助器具
【課題】海苔摘み用角船および海苔散処理機船は母船で海苔養殖場まで曳航し、現場で船外機を船に設置する。そのため、毎回船外機の取外し作業が生じ船外機固定用のネジが破損等する可能性がある。また、海上のため波等で船体が揺れ取付け作業がし難く時間を要している。
【解決手段】海苔摘み用角船および海苔散処理機船の船外機を取付ける位置に取付け用補助器具を事前に設置する。固定方法は、補助器具本体１上部にあるセットアッパー金具４を前部に開け、その部分に船外機を設置し事前に開けていたセットアッパー金具をセットアッパー固定用アングル６下にはめ込むように閉じセットアッパー固定ピン７で補助器具に固定することで、船外機固定用ネジを使用せずに船外機を取付けられる。
【解決手段】海苔摘み用角船および海苔散処理機船の船外機を取付ける位置に取付け用補助器具を事前に設置する。固定方法は、補助器具本体１上部にあるセットアッパー金具４を前部に開け、その部分に船外機を設置し事前に開けていたセットアッパー金具をセットアッパー固定用アングル６下にはめ込むように閉じセットアッパー固定ピン７で補助器具に固定することで、船外機固定用ネジを使用せずに船外機を取付けられる。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【０００１】
本発明は、海苔摘み用角船および海苔散処理機船用の船外機を、固定用ネジを使用せずにワンタッチ式に簡素化して固定する補助器具である。
【０００２】
取付け補助器具は、海苔摘み用角船および海苔散処理機船の船外機取付け位置に船体固定用ボルトで船体に固定する。
【背景技術】
【０００３】
海苔摘み用角船および海苔散処理機船は母船で海苔養殖場まで曳航し、現場で船外機を取付け海苔摘みや散処理を行うため作業時毎に船外機の取付け取外しを行っている。そのため、船外機に付いている固定用ネジが毎回取り外し作業を行うため、破損等を起こし船外機の固定に支障をきたすこともあった。
【０００４】
海苔養殖場で船外機を取付け取外しする際に時間を要し、海上での作業のため波等で船が揺れ船外機を海中に転落させることもあった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００５】
【特許文献１】特開２００４−２７６８３２
【特許文献２】特開２００６−０１５９７８
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００６】
海苔飼育回収作業を行う度に船外機を取付け・取外しする手間や時間を要している。
【０００７】
船外機を作業時毎に取付け・取外しをするため、船外機本体の取付け用固定ネジの破損が生じ、船外機の取付けが出来なくなり作業に支障が出る恐れがあった。
【課題を解決するための手段】
【０００８】
海苔摘み用角船や海苔散処理機船の船外機取付け位置に簡単に固定できる
補助器具を設置していれば、固定用ネジを使用しなくても船外機の固定ができる様になる。また、船外機取付け時間の短縮が可能になる。
【０００９】
固定方法は、補助器具本体（１）上部にあるセットアッパー金具（４）を前部に開け、その部分に船外機を設置し事前に開けていたセットアッパー金具をセットアッパー固定用アングル（６）下にはめ込むように閉じセットアッパー固定ピン（７）で補助器具に固定する。
【発明の効果】
【００１０】
海苔摘み用角船や海苔散処理機船に取付ける船外機を、取付け固定用ネジを使用せずに簡単に船外機を設置することができる。
【００１１】
本発明を使用する事で船外機の設置する時間が短縮され、固定用ネジの破損によって船外機の設置ができなくて作業の中断を防げる。
【図面の簡単な説明】
【００１２】
【図１】図１は船外機取付け補助器具の正面図である。
【図２】図２は船外機取付け補助器具の側面図である。
【図３】図３は船外機取付け補助器具の上面図である。
【発明を実施するための形態】
【００１３】
コの字型のステンレス製補助器具本体（１）を船体の船外機取付け位置の縁にボルトを使用して船体に固定し、その金具位置に船外機の取付けアームを乗せる。コの字型金具の上部に付帯している開閉式セットアッパー金具（４）を船外機取付けアーム上部にコの字型金具と挟むように閉じ、セットアッパー固定ピン（７）でセットアッパー金具（４）が開かないようにする。
【００１４】
海苔摘み用角船および海苔散処理機船に使用する船外機は３馬力から５馬力の機種を使用している。船外機に若干大きさが異なるため、それぞれの機種に共通して使用できる様補助器具のサイズを決定する。
【００１５】
補助金具は、船外機固定アングルを上部より押えて固定するため、横のズレが生じるので横滑り防止用の段差を付帯した。
【実施例】
【００１６】
海苔摘み用角船および海苔散処理機船の船外機を取付ける位置に補助器具を取付けられる様、補助器具本体の固定用ボルト穴（３）に合わせて８〜１０ｍｍのボルト穴を２ヶ所開ける。
【００１７】
船体に補助器具をボルトで固定した後、固定用のボルト部分にシリコン系の防水用コーティングをする。
【００１８】
取付けた補助器具のセットアッパー金具を開きそこに船外機を取付け、セットアッパー金具を閉じる。閉じた後セットアッパー金具が開かないようセットアッパー固定ピンで止める。
【産業上の利用可能性】
【００１９】
海苔摘み用角船、海苔散処理機船以外でも各船外機に適応したサイズの補助器具を作成すれば他の船外機船に応用することが出来る。
【符号の説明】
【００２０】
（１）補助器具本体
（２）船外機ズレ防止壁
（３）補助器具固定用ボルト穴
（４）セットアッパー金具
（５）セットアッパー固定ボルト
（６）セットアッパー固定用アングル
（７）セットアッパー固定ピン
【技術分野】
【０００１】
本発明は、海苔摘み用角船および海苔散処理機船用の船外機を、固定用ネジを使用せずにワンタッチ式に簡素化して固定する補助器具である。
【０００２】
取付け補助器具は、海苔摘み用角船および海苔散処理機船の船外機取付け位置に船体固定用ボルトで船体に固定する。
【背景技術】
【０００３】
海苔摘み用角船および海苔散処理機船は母船で海苔養殖場まで曳航し、現場で船外機を取付け海苔摘みや散処理を行うため作業時毎に船外機の取付け取外しを行っている。そのため、船外機に付いている固定用ネジが毎回取り外し作業を行うため、破損等を起こし船外機の固定に支障をきたすこともあった。
【０００４】
海苔養殖場で船外機を取付け取外しする際に時間を要し、海上での作業のため波等で船が揺れ船外機を海中に転落させることもあった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００５】
【特許文献１】特開２００４−２７６８３２
【特許文献２】特開２００６−０１５９７８
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００６】
海苔飼育回収作業を行う度に船外機を取付け・取外しする手間や時間を要している。
【０００７】
船外機を作業時毎に取付け・取外しをするため、船外機本体の取付け用固定ネジの破損が生じ、船外機の取付けが出来なくなり作業に支障が出る恐れがあった。
【課題を解決するための手段】
【０００８】
海苔摘み用角船や海苔散処理機船の船外機取付け位置に簡単に固定できる
補助器具を設置していれば、固定用ネジを使用しなくても船外機の固定ができる様になる。また、船外機取付け時間の短縮が可能になる。
【０００９】
固定方法は、補助器具本体（１）上部にあるセットアッパー金具（４）を前部に開け、その部分に船外機を設置し事前に開けていたセットアッパー金具をセットアッパー固定用アングル（６）下にはめ込むように閉じセットアッパー固定ピン（７）で補助器具に固定する。
【発明の効果】
【００１０】
海苔摘み用角船や海苔散処理機船に取付ける船外機を、取付け固定用ネジを使用せずに簡単に船外機を設置することができる。
【００１１】
本発明を使用する事で船外機の設置する時間が短縮され、固定用ネジの破損によって船外機の設置ができなくて作業の中断を防げる。
【図面の簡単な説明】
【００１２】
【図１】図１は船外機取付け補助器具の正面図である。
【図２】図２は船外機取付け補助器具の側面図である。
【図３】図３は船外機取付け補助器具の上面図である。
【発明を実施するための形態】
【００１３】
コの字型のステンレス製補助器具本体（１）を船体の船外機取付け位置の縁にボルトを使用して船体に固定し、その金具位置に船外機の取付けアームを乗せる。コの字型金具の上部に付帯している開閉式セットアッパー金具（４）を船外機取付けアーム上部にコの字型金具と挟むように閉じ、セットアッパー固定ピン（７）でセットアッパー金具（４）が開かないようにする。
【００１４】
海苔摘み用角船および海苔散処理機船に使用する船外機は３馬力から５馬力の機種を使用している。船外機に若干大きさが異なるため、それぞれの機種に共通して使用できる様補助器具のサイズを決定する。
【００１５】
補助金具は、船外機固定アングルを上部より押えて固定するため、横のズレが生じるので横滑り防止用の段差を付帯した。
【実施例】
【００１６】
海苔摘み用角船および海苔散処理機船の船外機を取付ける位置に補助器具を取付けられる様、補助器具本体の固定用ボルト穴（３）に合わせて８〜１０ｍｍのボルト穴を２ヶ所開ける。
【００１７】
船体に補助器具をボルトで固定した後、固定用のボルト部分にシリコン系の防水用コーティングをする。
【００１８】
取付けた補助器具のセットアッパー金具を開きそこに船外機を取付け、セットアッパー金具を閉じる。閉じた後セットアッパー金具が開かないようセットアッパー固定ピンで止める。
【産業上の利用可能性】
【００１９】
海苔摘み用角船、海苔散処理機船以外でも各船外機に適応したサイズの補助器具を作成すれば他の船外機船に応用することが出来る。
【符号の説明】
【００２０】
（１）補助器具本体
（２）船外機ズレ防止壁
（３）補助器具固定用ボルト穴
（４）セットアッパー金具
（５）セットアッパー固定ボルト
（６）セットアッパー固定用アングル
（７）セットアッパー固定ピン
【特許請求の範囲】
【請求項１】
海苔摘み用角船および海苔散処理機船にコの字型のステンレス製補助器具本体（１）を船体の船外機取付け位置の縁にボルトを使用して船体に固定し、その金具位置に船外機の取付けアームを乗せる。コの字型金具の上部に付帯している開閉式セットアッパー金具（４）を船外機取付けアーム上部にコの字型金具と挟むように閉じ、セットアッパー固定ピン（７）でセットアッパー金具（４）が開かないように固定し、船外機を取付け・取外し出来る補助器具。
【請求項２】
補助器具本体に船外機取付け用アングルの幅に応じた段すなわち壁を設け船外機の横滑り防止（２）を付帯した補助器具。
【請求項１】
海苔摘み用角船および海苔散処理機船にコの字型のステンレス製補助器具本体（１）を船体の船外機取付け位置の縁にボルトを使用して船体に固定し、その金具位置に船外機の取付けアームを乗せる。コの字型金具の上部に付帯している開閉式セットアッパー金具（４）を船外機取付けアーム上部にコの字型金具と挟むように閉じ、セットアッパー固定ピン（７）でセットアッパー金具（４）が開かないように固定し、船外機を取付け・取外し出来る補助器具。
【請求項２】
補助器具本体に船外機取付け用アングルの幅に応じた段すなわち壁を設け船外機の横滑り防止（２）を付帯した補助器具。
【図１】
【図２】
【図３】
【図２】
【図３】
【公開番号】特開２０１１−１６２０７１（Ｐ２０１１−１６２０７１Ａ）
【公開日】平成２３年８月２５日（２０１１．８．２５）
【国際特許分類】
【出願番号】特願２０１０−２７２６６（Ｐ２０１０−２７２６６）
【出願日】平成２２年２月１０日（２０１０．２．１０）
【出願人】（３１０００２３５２）株式会社野口商会 (1)
【公開日】平成２３年８月２５日（２０１１．８．２５）
【国際特許分類】
【出願日】平成２２年２月１０日（２０１０．２．１０）
【出願人】（３１０００２３５２）株式会社野口商会 (1)
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