説明

小孔を有する接着テープ付きツボ刺激電極

【課題】絶縁性の接着テープで金属球・円皮鍼等を皮膚上のツボに固定した場合でも、ツボの電気刺激を可能とするツボ刺激電極を提供する。
【解決手段】 ツボ刺激電極を皮膚に固定するための接着テープ(1)に小孔(2)を設け、金属球(3)・円皮鍼(4)等のツボ刺激電極の金属の一部を露出させ、ツボの電気刺激を可能としたことを特徴とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、皮膚上のツボを刺激する金属球・円皮鍼等のツボ刺激電極を絶縁性の接着テープで皮膚に固定したまま、ツボの電気刺激を可能にするものである。
【背景技術】
【0002】
現在、ツボを刺激するために最も有効性が高いとされているのは、ツボに鍼を刺し、その鍼に電流を流す方法である。しかし、この方法は通電刺激の必要が生じる度に鍼を刺し、通電後に鍼を抜去する必要があり、穿刺と抜鍼を繰り返さなければならなかった。
長期間かつ継続的にツボを刺激する場合は、金属球・円皮鍼等のツボ刺激電極を接着テープによって皮膚上のツボに貼付することが通常であるが、この方法では手による機械的な圧迫を行うことしかできなかった。これらの金属球・円皮鍼等のツボ刺激電極は金属性であり、これを電極とすることは可能であったが、これを利用してツボの電気刺激をすることはできなかった。なぜなら、それらの電極を皮膚に固定するために絶縁性の有る接着テープで金属部分を覆ってしまうため、その上から通電をすることができなかったからである。そのため、長期間かつ継続的にツボの電気刺激を行うためには、電気刺激を必要とする度に鍼を皮膚に穿刺する必要があり、鍼治療の大きな障害となっていた。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明は金属球・円皮鍼等のツボ刺激電極を用いた場合でも、電気刺激が必要な時に、鍼の穿刺を繰り返すことなく、長期間かつ継続的に電気刺激を可能とするために開発されたものである。
【課題を解決するための手段】
【0004】
皮膚に固定するための接着テープ(1)に小孔(2)を設けて、金属球(3)・円皮鍼(4)等のツボ刺激電極の一部をそこから露出させたものである。
本発明は、以上の構成によりなる小孔を有する接着テープ付きツボ刺激電極である。
【発明の効果】
【0005】
接着テープに小孔が設けてあるために金属球・円皮鍼等のツボ刺激電極の金属の一部が露出し、この部分を通じてツボの電気刺激が可能となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0006】
以下、本発明を実施するための最良の形態について説明する。
接着テープ(1)に0.5mmから数ミリの小孔(2)を設け、金属球(3)・円皮鍼(4)等のツボ刺激電極を皮膚に固定する際に、ツボ刺激電極の金属の一部が小孔から露出するようにしてツボ上に貼付し、露出した金属から電気刺激を可能とする。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【図1】本発明の分解斜視図(金属球)である。
【図2】本発明の斜視図(金属球)である。
【図3】本発明の正面図(金属球)である。
【図4】本発明の断面図(金属球)である。
【図5】本発明の分解斜視図(円皮鍼)である。
【図6】本発明の斜視図(円皮鍼)である。
【図7】本発明の正面図(円皮鍼)である。
【図8】本発明の断面図(円皮鍼)である。
【符号の説明】
【0008】
1.接着テープ
2.小孔
3.金属球
4.円皮鍼

【特許請求の範囲】
【請求項1】
接着テープ(1)に小孔(2)を設け、金属球(3)あるいは円皮鍼(4)の一部をそこから露出させて皮膚に固定できるようにしたツボ刺激用電極

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2010−42228(P2010−42228A)
【公開日】平成22年2月25日(2010.2.25)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−232698(P2008−232698)
【出願日】平成20年8月14日(2008.8.14)
【出願人】(508273751)
【Fターム(参考)】