説明

尿吸収パッド

【課題】 従来の尿パッドは、着用性が悪くて違和感が大きく、着用中に陰茎部分から外れやすい欠点がある。
【解決手段】 本発明の尿吸収パッド10は、表面部11aおよび裏面部11bを有する矩形のカバーシート11と、このカバーシート11の裏面部11b側に設けられ、尿を吸収してこれを保持する吸収体14と、中央部がカバーシート11の裏面部11b側に接合され、両端部が相互に重なり合うように男性器の陰茎部分に巻き付けられるつなぎ止めテープ16と、このつなぎ止めテープ16の両端部に設けられて当該つなぎ止めテープ16の相互に重なり合う部分を剥離可能に接合する一対の接合部17a,17bと、男性器の陰茎部分に当接するようにつなぎ止めテープ16に形成され、このつなぎ止めテープ16の厚み方向に圧縮可能な弾性変形層18とを具えている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、比較的少量の尿を保持し得るコンパクトでかさばらない男性用の尿吸収パッドに関する。
【0002】
なお、本明細書において記述される尿を吸収してこれを保持するための「吸収体」とは、フラッフ状パルプや高吸水性樹脂(SAP:Super Absorbent Polymer)のみならず、これらを所望の形状に維持するためのティシュやシートなどを含めたものも意図している。
【背景技術】
【0003】
重度の寝たきりで排尿ケアを必要とする人の多くは、夜間の排尿量が多い時間帯において、展開型の使い捨ておむつと尿パッドとを組み合わせて使用している。この場合、尿パッドが尿の吸収の主体として機能し、展開型おむつはおむつカバーのような補助的役割として用いられている。男性の場合、陰茎部が動いて尿パッドから尿が漏れることがあるため、特許文献1に開示されているような陰茎部に巻き付ける形式の尿パッドも知られている。一方、社会的ストレスなどに起因した夜尿症の悩みを持つ壮年期(30代)の男性の存在も知られるようになってきている。このような介護の必要がない男性の場合、1人で着脱可能なパンツ型使い捨ておむつや比較的少量の尿を保持し得る尿パッドなどを使用することが可能である。
【0004】
上述したような目的で用いられる従来の使い捨ておむつや尿パッドなどの吸収体製品は、液不透過性のカバーシートと液透過性のスキンコンタクトシートとの間に尿を吸収保持するための吸収体を介在させた構造を一般的に有する。液不透過性のカバーシートは、尿の漏れを防ぐために吸収体をカバーする機能を有するが、透湿性を持たせるために微小な通気孔を形成したポリエチレンフィルムなどが用いられる。また、吸収体は主にフラッフ状パルプと高吸水性樹脂(以下、SAPと記述する)とを混合してマット状にしたものをティシュなどの被覆材で包んで構成されている。
【0005】
【特許文献1】特開平8−280727号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
男性用の尿パッドの場合、着用中の陰茎部分の動きに尿パッドを追従させる必要があるが、従来のものはこの点に関して不十分であり、着用中に陰茎部分が尿パッドから外れて尿が尿パッド外に漏れてしまうことがしばしばあった。
【0007】
また、特許文献1に開示されたものでは、かさばる尿パッドを折り畳んで陰茎部分に巻き付けるようにしているため、股間部が異常に膨らんでしまって日常的な歩行動作に支障を来す上、違和感が大きくて着用感を著しく損なう欠点があった。
【0008】
本発明の目的は、陰茎部分に対する適正な装着状態を従来のものよりも確実に維持し得ると共に着用感が良好な尿パッドを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の第1の形態は、表面部および裏面部を有する矩形のカバーシートと、このカバーシートの裏面部側に設けられ、尿を吸収してこれを保持する吸収体と、中央部が前記カバーシートの裏面部側に接合され、両端部が相互に重なり合うように男性器の陰茎部分に巻き付けられるつなぎ止めテープと、このつなぎ止めテープの両端部に設けられて当該つなぎ止めテープの相互に重なり合う部分を剥離可能に接合する一対の接合部と、男性器の陰茎部分に当接するように前記つなぎ止めテープに形成され、前記つなぎ止めテープの厚み方向に圧縮可能な弾性変形層とを具えたことを特徴とする尿吸収パッドにある。
【0010】
本発明においては、尿吸収パッドの裏面部が男性器の陰茎部分に当接するように重ね、この状態にてつなぎ止めテープの左右の自由端を巻き付けて相互に重ね合わせ、一対の接合部にてこれらを連結する。つなぎ止めテープと男性器の陰茎部分との間には、弾性変形層が圧縮状態で保持され、これによって尿吸収パッドが陰茎部分に保持された状態となる。尿は、尿吸収パッドの裏面部に設けられた吸収体によって吸収保持される。
【0011】
本発明による尿吸収パッドにおいて、カバーシートの裏面部に液透過性のスキンコンタクトシートを接合し、このスキンコンタクトシートとカバーシートとで吸収体を挟んだ状態で保持することができる。
【0012】
この場合、カバーシートとして不織布,合成樹脂フィルム,またはこれらを重ね合わせた積層シートを用いることができる。ここで採用し得る不織布として、例えばポリエチレン,ポリプロピレン,ポリエステル,その他の熱可塑性樹脂を原料とする合成繊維からなるものを挙げることができる。また、合成樹脂フィルムとして、例えばポリエチレンシート、特に微孔を形成したポリエチレンシートや、熱可塑性樹脂にフィラーを加えて延伸することにより、透湿性を持たせた液体不透過性のものが好ましい。このような液体不透過性の合成樹脂フィルムを採用した場合、着用中のむれを抑制することができるため、より快適な着用感を得られる。このカバーシートは、尿吸収パッドの使用形態に応じて液透過性のみならず、液不透過性のものを採用することも当然可能であり、この場合には不織布を単独で用いることが好ましい。
【0013】
また、スキンコンタクトシートは親水性または疎水性の何れでもかまわないが、親水性を有する場合、汗などに対する着用性の向上を期待できる反面、尿などもスキンコンタクトシートに滲み込んでしまうので、どちらかと言えば疎水性であることが好ましいと言えよう。このスキンコンタクトシートとしては、ポリエチレン,ポリプロピレン,ポリエステル,その他の熱可塑性樹脂を原料とした合成繊維からなる不織布やメッシュシートまたはフィルムを採用することができる。不織布を採用する場合、カード不織布,スパンボンド不織布,このスパンボンド(S)不織布とメルトブロー(M)不織布とをSMS,SMMS,SMMMSという具合にそれぞれ積層した不織布などが好適である。
【0014】
上述した吸収体は、通常の使いすておむつのような吸収性物品に使用されるものであれば何れも使用可能であるが、SAP含有率が高く、薄い吸収体であることが好ましい。すなわち、綿状パルプとSAPとを併用したものや、さらに熱融着繊維を加えたものなどを用いることができ、全体をティシュのような親水性シートで包んだものが好ましい。この他に、親水性シートの片面にSAPの層を形成したものや、2枚の親水性シートの間にSAPを挟持したものなど、シート状の吸収体を使用することも可能である。
【0015】
本発明の第1の形態による尿吸収パッドにおいて、一対の弾性部材をカバーシートの左右両側端縁部に沿って伸長状態で接合し、これによってカバーシートの左右両側端縁部にギャザーを形成することができる。この弾性部材としては、天然ゴム製の平ゴムやウレタン糸,糸ゴムなどの伸縮可能な弾性部材が用いられ、ホットメルト接着剤などを用いてカバーシートに接着固定することができる。
【0016】
つなぎ止めテープをその長手方向に沿って伸張可能な弾性体にて形成し、弾性変形層をこのつなぎ止めテープの伸張に伴って弾性変形可能とすることができる。このつなぎ止めテープとして、伸縮性および肌触りなどの観点から短冊状の発泡体シート、例えばウレタンフォームを用いることができる。このウレタンフォームを使用した場合、陰茎部の表皮との間の摩擦が大きいため、脱落を防ぐために好都合であるが、摩擦が大きい故に肌が敏感な着用者に違和感を与えるため、その緩和のために表面に不織布を貼ってもよい。この他、天然系または合成系のウレタン糸,糸ゴム,平ゴムなどの通常の使いすておむつに使用される伸縮弾性部材を不織布間に伸長状態で固定したものや、ホットメルト接着剤などにより接着固定された伸縮性シート、あるいは伸縮フィルムを伸張可能な不織布で挟んだもの、伸縮ネットを伸張可能なネットで挟んだものをつなぎ止めテープとして用いることができる。
【0017】
着用する下ばきの内側に尿吸収パッドを剥離可能に接合するためのずれ止め粘着部をカバーシートの表面部に設けることができる。
【発明の効果】
【0018】
本発明の尿吸収パッドによると、尿を吸収してこれを保持する吸収体をカバーシートの裏面部側に設け、両端部が相互に重なり合うように男性器の陰茎部分に巻き付けられるつなぎ止めテープの中央部をカバーシートの裏面部側に接合し、このつなぎ止めテープの両端部につなぎ止めテープの相互に重なり合う部分を剥離可能に接合する一対の接合部を設け、男性器の陰茎部分に当接してつなぎ止めテープの厚み方向に圧縮可能な弾性変形層をつなぎ止めテープに設けたので、尿吸収パッドがかさばらず、つなぎ止めテープによって尿吸収パッドを陰茎部分に確実につなぎ止めることが可能となり、しかも陰茎部分に対してつなぎ止めテープをソフトな接触状態にすることができ、着用感を損なうことなく陰茎部分に対する尿吸収パッドの位置ずれを防止することができる。
【0019】
カバーシートの左右両側端縁部に沿って伸長状態で一対の弾性部材を接合し、これによってカバーシートの左右両側端縁部にギャザーを形成した場合、尿吸収パッドを男性器の陰茎部分に沿って自然に湾曲させることができ、尿の漏れを抑制することができる。
【0020】
吸収体を挟むようにカバーシートの裏面部に液透過性のスキンコンタクトシートを接合した場合、肌触りの悪い吸収体をスキンコンタクトシートにて覆うことができ、着用感を向上させることができる。
【0021】
つなぎ止めテープをその長手方向に沿って伸張可能な弾性体にて形成し、このつなぎ止めテープの伸張に伴って弾性変形層を弾性変形可能とした場合、陰茎部分に対する締め付け力を容易に調整することが可能となり、経時的に状態が変化しやすい陰茎部分に対する第1および第2のつなぎ止めテープの継続的な連結をより確実に維持し得る。
【0022】
着用する下ばきの内側に尿吸収パッドを剥離可能に接合するためのずれ止め粘着部をカバーシートの表面部に設けた場合、下ばきによって尿パッドをより確実に保持することができるため、尿パッドのずれを防止して着用性をさらに向上させることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0023】
本発明による収尿袋の実施形態について、図1〜図3を参照しながら詳細に説明するが、本発明はこれらの実施形態のみに限らず、これらをさらに組み合わせたり、この明細書の特許請求の範囲に記載された本発明の概念に包含されるあらゆる変更や修正が可能であり、従って本発明の技術思想に帰属する他の任意の技術にも当然応用することができる。
【0024】
本実施形態による尿吸収パッドの外観を図1に示し、その反対側の展開状態を一部破断して図2に示し、そのIII−III矢視断面構造を図3に示す。すなわち、本実施形態における尿吸収パッド10は、表面部11aおよび裏面部11bを有する矩形の縦長のカバーシート11と、このカバーシート11の左右両側端縁部に沿って伸長状態で接合され、これによってカバーシート11の左右両側部にギャザー12を形成する一対の弾性部材13と、カバーシート11の裏面部11b側に設けられ、尿を吸収してこれを保持する吸収体14と、この吸収体14および一対の弾性部材13を挟むようにカバーシート11の裏面部11bに接合される液透過性のスキンコンタクトシート15と、中央部がカバーシート11の裏面部11b側に接合され、両端部が相互に重なり合うように図3中、二点鎖線で示す男性器の陰茎部分に巻き付けられるつなぎ止めテープ16と、このつなぎ止めテープ16の両端部に設けられて当該つなぎ止めテープ16の相互に重なり合う部分を剥離可能に接合する一対の接合部17a,17bと、男性器の陰茎部分に当接するようにつなぎ止めテープ16に形成され、つなぎ止めテープ16の厚み方向に圧縮可能な弾性変形層18と、カバーシート11の表面部11aに設けられ、着用するブリーフやおむつなどの下ばきの内側に尿吸収パッド10を剥離可能に接合するためのずれ止め粘着部19とを具えている。
【0025】
可撓性を有するカバーシート11は、上述したように着用時に外側、つまりブリーフやおむつなどの下ばき側に面する表面部11aと、内側、つまり着用者側に面する裏面部11bとを有し、このカバーシート11と、その裏面部11bに接合される液透過性のスキンコンタクトシート15との間に一対の弾性部材13および吸収体14を挟み込んでこれらが一体化されている。このように、男性器が肌触りの悪い吸収体14や弾性部材13に直接触れないようにスキンコンタクトシート15をカバーシート11の裏面部11bに接合することで、その着用感を向上させることができる。カバーシート11は、この尿吸収パッド10の使用形態に応じて液不透過性または液透過性であってよく、本実施形態では介護用のおむつの補助としてその内側に装着することを意図しているため、液透過性のものを採用している。また、液不透過性のカバーシート11を採用する場合、着用状態におけるむれを防止するため、カバーシート11に透湿性、つまり通気性を持たせることが望ましい。
【0026】
本実施形態における吸収体14は、50〜95重量%のSAPを含むシート状をなしており、不織布、好ましくは嵩高性と通気性とを有する不織布からなるベースシート20の表面にカーテンコートの如きラインコーティング技術を適用し、ベースシート20の長手方向に沿って相互に平行な帯状の高吸収層21を塗布することにより形成されている。このような吸収体14は、従来のパルプとSAPとの混合吸収体に対して約1/3以下の厚さ、具体的には最大でも2mm、一般的には1mm以下の厚さにすることができる。これら高吸収層21には、SAPが好ましくは80〜90%の割合で含まれる。このようなシート状をなす吸収体14は、ベースシート20のみの部分と高吸収層21を形成した部分とが存在するため、尿の拡散性が良好であり、しかも従来のようなパルプとSAPとの混合吸収体では得られない薄型または超薄型にすることができ、着用時のかさばりを最小限に抑えて快適な着用感を得ることができる。このため、外から着用状態を認識されるような不具合を回避することも可能である。
【0027】
柔軟なリボン状をなす本実施形態におけるつなぎ止めテープ16は、その長手方向に沿って伸張可能な弾性体にて形成され、陰茎基部を一巻きできる程度の長さを有している。このつなぎ止めテープ16の左右の自由端に形成される一対の接合部17a,17bは、一方が表面側に形成されると共に他方が裏面側に形成された面ファスナにて構成されている。つなぎ止めテープ16の裏面側には、このつなぎ止めテープ16の厚み方向に圧縮可能な弾性変形層18が接合部17bを除いて形成され、つなぎ止めテープ16が男性器に直接当接しないように配慮している。つなぎ止めテープ16よりも高い表面摩擦を持った連続発泡樹脂などで形成される弾性変形層18は、つなぎ止めテープ16の伸張に伴ってその長手方向に沿って弾性変形可能であり、本実施形態ではその表面を平坦に仕上げているが、波形などの凹凸を形成して陰茎表皮に対するすべり止め効果を持たせることが有効であり、その厚みをつなぎ止めテープ16の長手方向に沿って変化させることも可能である。
【0028】
この尿吸収パッド10を使用する場合、まず尿吸収パッド10の裏面部11bを男性器の陰茎部に重ね、この状態にてつなぎ止めテープ16の一方の自由端を引っ張りながら陰茎基部に巻き付けると同時に他方の自由端を引っ張りながら陰茎基部に巻き付けてその裏面部11bの接合部17bを一方の自由端の表面部11aの接合部17aに重ね合わせて接合することにより、陰茎基部に対してつなぎ止めテープ16が弾性変形層18の弾性変形を伴って巻き付けられ、尿吸収パッド10のつなぎ止めテープ16から陰茎の抜け外れが阻止された状態となる。尿吸収パッド10の左右両側に形成されたギャザー12は、陰茎部を包むように尿吸収パッド10の変形を促すため、陰茎部に対する尿吸収パッド10の相対的位置を規制し、着用感の向上と相俟って尿漏れの可能性をより少なくする。さらに、この状態にてブリーフやおむつなどの下ばきを着用し、尿吸収パッド10の表面部11aの中央部分に設けられたずれ止め粘着部19を下ばきの内面に接合することにより、下ばきと尿吸収パッド10との位置ずれが確実に阻止される。
【0029】
このように、つなぎ止めテープ16を伸長状態で男性器の陰茎基部に巻き付けることにより、尿吸収パッド10を確実に男性器に連結することが可能であり、しかも着用するブリーフやおむつなどの下ばきの内側に尿吸収パッド10を剥離可能に接合するためのずれ止め粘着部19をカバーシート11の表面部11aの中央部分に設けているため、これによって着用中のブリーフやおむつなどに対する尿吸収パッド10の位置ずれをより確実に防止することが可能となる。例えば、着用者が自転車などに乗って股関節を激しく動かすような運動を行っても、尿吸収パッド10から陰茎部が外れるのを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【0030】
【図1】本発明による尿吸収パッドの一実施形態における表面側の外観を表す立体投影図である。
【図2】図1に示した尿吸収パッドの裏面側の展開破断図である。
【図3】図2中のIII−III矢視断面図である。
【符号の説明】
【0031】
10 尿吸収パッド
11a 表面部
11b 裏面部
11 カバーシート
12 ギャザー
13 弾性部材
14 吸収体
15 スキンコンタクトシート
16 つなぎ止めテープ
17a,17b 接合部
18 弾性変形層
19 ずれ止め粘着部
20 ベースシート
21 高吸収層

【特許請求の範囲】
【請求項1】
表面部および裏面部を有する矩形のカバーシートと、
このカバーシートの裏面部側に設けられ、尿を吸収してこれを保持する吸収体と、
中央部が前記カバーシートの裏面部側に接合され、両端部が相互に重なり合うように男性器の陰茎部分に巻き付けられるつなぎ止めテープと、
このつなぎ止めテープの両端部に設けられて当該つなぎ止めテープの相互に重なり合う部分を剥離可能に接合する一対の接合部と、
男性器の陰茎部分に当接するように前記つなぎ止めテープに形成され、前記つなぎ止めテープの厚み方向に圧縮可能な弾性変形層と
を具えたことを特徴とする尿吸収パッド。
【請求項2】
前記カバーシートの左右両側端縁部に沿って伸長状態で接合され、これによって前記カバーシートの左右両側端縁部にギャザーを形成する一対の弾性部材をさらに具えたことを特徴とする請求項1に記載の尿吸収パッド。
【請求項3】
前記吸収体を挟むように前記カバーシートの裏面部に接合される液透過性のスキンコンタクトシートをさらに具えたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の尿吸収パッド。
【請求項4】
前記つなぎ止めテープは、その長手方向に沿って伸張可能な弾性体にて形成され、前記弾性変形層はこのつなぎ止めテープの伸張に伴って弾性変形可能であることを特徴とする請求項1から請求項3の何れかに記載の尿吸収パッド。
【請求項5】
前記カバーシートの表面部に設けられ、着用する下ばきの内側に尿吸収パッドを剥離可能に接合するためのずれ止め粘着部をさらに具えたことを特徴とする請求項1から請求項4の何れかに記載の尿吸収パッド。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2006−122346(P2006−122346A)
【公開日】平成18年5月18日(2006.5.18)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−314638(P2004−314638)
【出願日】平成16年10月28日(2004.10.28)
【出願人】(390036799)王子ネピア株式会社 (387)
【出願人】(000122298)王子製紙株式会社 (2,055)
【Fターム(参考)】