本発明は、屠殺された豚の脚部分のための搬送デバイスに関するものであって、個々の豚の脚部分を搬送するものとされ、個々の豚の脚部分が、豚の脚の少なくとも一部と、豚の足と、を備えている場合に、搬送デバイスが、−トラック（７７３）と、−豚の脚部分用の１つまたは複数のキャリアであるとともに、トラックに沿って移動可能とされ、個々の豚の脚部分を搬送し得るよう構成された、キャリア（７５０）と、を具備し、各キャリアが、豚足用の保持アセンブリとされ、保持アセンブリが、単一の豚の足に対して係合し得るよう構成され、これにより、豚の脚部分が、キャリアから吊り下げられて保持され、保持アセンブリが、豚の足を受領し得るよう構成された豚足用の開口（７６２）を備えている。

【特許請求の範囲】
【請求項１】
屠殺された豚の脚部分のための搬送デバイスであって、
個々の豚の脚部分を搬送するものとされ、
個々の豚の脚部分が、豚の脚の少なくとも一部と、豚の足と、を備えている場合に、
前記搬送デバイスが、
−トラックと、
−豚の脚部分用の１つまたは複数のキャリアであるとともに、前記トラックに沿って移動可能とされ、個々の豚の脚部分を搬送し得るよう構成された、キャリアと、
を具備し、
各キャリアが、豚足用の保持アセンブリとされ、
前記保持アセンブリが、単一の豚の足に対して係合し得るよう構成され、これにより、豚の脚部分が、前記キャリアから吊り下げられて保持され、
前記保持アセンブリが、豚の足を受領し得るよう構成された豚足用の開口を備えていることを特徴とする搬送デバイス。
【請求項２】
請求項１記載の搬送デバイスにおいて、
前記保持アセンブリが、鉛直方向軸線まわりに回転可能とされ、
前記キャリアには、回転機構またはインデックス機構が設けられ、
この回転機構またはインデックス機構が、前記鉛直方向軸線まわりにおける前記保持アセンブリの複数の所定の角度位置を提供することを特徴とする搬送デバイス。
【請求項３】
請求項１または２記載の搬送デバイスにおいて、
前記保持アセンブリが、豚の足を受領し得るよう構成された豚足用のスロットを備え、
このスロットが、端部が開口したものとされ、これにより、このスロット内へと側方から豚足を導入し得るとともに、このスロットから側方に豚足を取り出し得ることを特徴とする搬送デバイス。
【請求項４】
請求項１〜３のいずれか１項に記載の搬送デバイスにおいて、
前記保持アセンブリが、豚足を受領し得るよう構成された豚足用の開口を備え、
この開口が、剛直な参照面を有し、
前記保持アセンブリが、豚足の中央の中足骨を前記剛直な参照面に隣接させた状態で豚足を受領し得るよう構成され、
前記保持アセンブリが、豚足の側方の中足骨を前記参照面に向けて押圧し得るよう構成されていることを特徴とする搬送デバイス。
【請求項５】
請求項４記載の搬送デバイスにおいて、
前記開口が、一方の端部が開口した豚足用スロットとされ、これにより、豚足を、前記スロット内へと側方から導入し得るとともに、豚足を、前記スロットから側方へと取り出し得るものとされ、
前記スロットが、前記スロットの保持部分に連接する開口端部のところに、狭められた入口部分を有し、
前記保持部分が、参照面を有し、
前記スロット内へと豚足を側方導入する際には、前記狭められた入口部分が、側方の中足骨の天然の状態から、前記参照面に接近した位置へと、側方の中足骨を押圧することを特徴とする搬送デバイス。
【請求項６】
請求項５記載の搬送デバイスにおいて、
前記保持アセンブリが、前記入口部分と、前記豚足用スロットのうちの、前記スロットの最も狭い通路を規定する前記保持部分と、の間に、突起を備え、これにより、前記保持部分内に豚足を維持し得るようになっていることを特徴とする搬送デバイス。
【請求項７】
請求項４，５，または，６記載の搬送デバイスにおいて、
前記保持アセンブリが、剛直なスロット部材を備え、
前記剛直なスロット部材が、豚足用スロットを形成し、
前記剛直なスロット部材が、例えば金属プレートから形成されていることを特徴とする搬送デバイス。
【請求項８】
請求項３，５，６，または、７記載の搬送デバイスにおいて、
前記保持アセンブリが、阻止位置と退避位置との間にわたって移動可能とされた阻止部材を備え、
前記阻止位置においては、前記阻止部材が、前記スロットの幅の少なくとも一部を横断して延在しており、これにより、前記豚足用スロットからの豚足の抜け出しを阻止することができ、
前記退避位置においては、前記スロットから豚足を取り出し得るものとされていることを特徴とする搬送デバイス。
【請求項９】
請求項１〜８のいずれか１項に記載の搬送デバイスにおいて、
前記保持アセンブリが、水平方向軸線まわりに回転可能とされ、好ましくは自由に回転可能とされていることを特徴とする搬送デバイス。
【請求項１０】
請求項１〜９のいずれか１項に記載の搬送デバイスにおいて、
前記保持アセンブリが、ブラケットを備え、
前記ブラケットが、内部に前記豚足受領スロットが形成されたスロット部材と、前記スロット部材よりも高い位置に配置された頂部部材と、前記頂部部材と前記スロット部材との間に配置された１つまたは複数のフランジと、を有し、
好ましくは、前記ブラケットが、前記スロット部材を支持するために、互いに離間した２つのフランジを有していることを特徴とする搬送デバイス。
【請求項１１】
請求項１０記載の搬送デバイスにおいて、
前記スロット部材内の前記スロットが、前記ブラケットの１つまたは複数の脚から側方にオフセットして配置されていることを特徴とする搬送デバイス。
【請求項１２】
請求項９または１０記載の搬送デバイスにおいて、
前記頂部部材が、水平方向の回転部材を有し、
この水平方向の回転部材により、前記ブラケットを、水平方向軸線まわりに回転させることができることを特徴とする搬送デバイス。
【請求項１３】
請求項９記載の搬送デバイスにおいて、
前記搬送デバイスが、カムトラックを具備し、
前記カムトラックが、前記トラックに沿った位置であって水平方向軸線まわりに前記保持アセンブリを回転させることが要望された位置に配置され、
前記保持アセンブリが、対応するカムフォロワを具備し、
このカムフォロワが、例えば、前記ブラケットの前記１つまたは複数の脚に設けられたローラとされていることを特徴とする搬送デバイス。
【請求項１４】
請求項３，４，５，６，７，８，または，９記載の搬送デバイスにおいて、
前記スロットが、メイン軸線を有し、
このメイン軸線が、水平方向の回転軸線に対して垂直な平面に対して、５〜２０°という角度とされていることを特徴とする搬送デバイス。
【請求項１５】
請求項２または９記載の搬送デバイスにおいて、
前記インデックス機構が、水平方向軸線が前記トラックに対して平行な所定位置を有していることを特徴とする搬送デバイス。
【請求項１６】
請求項２記載の搬送デバイスにおいて、
前記キャリアが、前記インデックス機構に関連したロック構成を備え、
前記ロック構成が、所定位置に前記保持アセンブリをロックするためのロック部材を備え、
可能であれば、前記ロック構成が、外部の操作者によって駆動される可動ロック部材を備えていることを特徴とする搬送デバイス。
【請求項１７】
請求項２記載の搬送デバイスにおいて、
前記インデックス機構が、鉛直方向回転軸線を有したジュネーブ駆動ホイールボディと、このボディの複数の角度位置のところに配置されたスロットと、を備え、
各スロットが、前記トラックに沿って配置されたピンを内部に受領し得るよう構成され、これにより、鉛直方向回転軸線まわりに前記保持アセンブリを間欠的に回転移動させることができることを特徴とする搬送デバイス。
【請求項１８】
請求項１７記載の搬送デバイスにおいて、
前記ボディが、矩形の外形形状を有しているとともに、前記ボディの中心からオフセットされた鉛直方向回転軸線を有し、
各スロットが、前記オフセットされた鉛直方向回転軸線に対して径方向をなすメイン軸線を有し、
好ましくは、各スロットが、前記ボディのコーナー領域に開口を有していることを特徴とする搬送デバイス。
【請求項１９】
請求項２記載の搬送デバイスにおいて、
前記回転機構が、互いに偏心した位置関係でもって積層された２つの円形ディスクボディ部分を備え、
前記ボディが、前記ディスクボディ部分のいずれの中心からもオフセットされた鉛直方向回転軸線を備え、
前記搬送デバイスが、１つまたは複数のガイド部材を具備し、
前記１つまたは複数のガイド部材が、前記トラックに沿った位置において、前記鉛直方向回転軸線まわりに前記保持アセンブリを回転させることが要望された位置に、配置され、
前記１つまたは複数のガイド部材が、回転をもたらし得るよう、前記ディスクボディ部分の円形周縁面に対して協働し得るように配置されていることを特徴とする搬送デバイス。
【請求項２０】
請求項１〜１９のいずれか１項に記載の搬送デバイスにおいて、
各トラックが、レールを備え、好ましくは、オーバーヘッドレールを備え、
各キャリアが、１つまたは複数のトロリーを介して、前記レールに対して連結されていることを特徴とする搬送デバイス。
【請求項２１】
請求項２０記載の搬送デバイスにおいて、
キャリアが、２つのトロリーを介して前記レールに対して連結され、
前記２つのトロリーが、前記トラックの方向において互いに離間しており、
各トロリーが、好ましくは、前記キャリアの共通連結部材に対して、鉛直方向軸線まわりに回転可能に連結されていることを特徴とする搬送デバイス。
【請求項２２】
請求項１〜２１のいずれか１項に記載の搬送デバイスにおいて、
前記保持アセンブリが、豚足を受領し得るよう構成された豚足用スロットを備え、
このスロットが、一方の端部において開口しており、これにより、前記スロット内へと側方から豚足を導入し得るとともに、前記スロットから側方へと豚足を取り出し得るものとされ、
前記搬送デバイスが、１つまたは複数の突き出しガイドを具備し、
前記１つまたは複数の突き出しガイドが、前記トラックに沿った位置において、前記スロットからの豚足の取り出しが要望された位置に、配置され、
前記突き出しガイドが、豚の脚部分に対して接触し得るようにして配置され、好ましくは前記スロットの下方において豚の脚部分に対して接触し得るようにして配置され、例えば５ｃｍ以内でもって前記スロットの下方において豚の脚部分に対して接触し得るようにして配置され、
前記突き出しガイドが、前記突き出しガイドのところを豚の脚部分が通過した際には、前記スロットから豚足を押し出すものとされていることを特徴とする搬送デバイス。
【請求項２３】
請求項１〜２２のいずれか１項に記載の搬送デバイスにおいて、
前記保持アセンブリが、水平方向軸線まわりに回転可能とされ、好ましくは回転自由とされ、
豚の脚部分が処理を受ける処理ステーションのところにおいては、例えば１つまたは複数のカットが脚部分において手動で行われるような手動カットプロセスを豚の脚部分が受ける処理ステーションのところにおいては、１つまたは複数の製品支持ガイドが、トラックに沿って配置され、
前記搬送デバイスが、好ましくは、前記トラックに対して平行な水平方向回転軸線を有した前記処理ステーションへと到達し得るよう構成され、
前記製品支持ガイドが、脚部分に対して係合し、これにより、脚部分および前記保持アセンブリを、前記トラックに対して側方に傾斜した位置へと、前記水平方向回転軸線まわりに傾斜させ、
例えば、前記処理ステーションを、脚部分に対して手動操作を行う操作者のための１つまたは複数の立ち位置を備えたものとし、例えば脚部分に対して手動操作を行う操作者のための１つまたは複数のプラットホームを備えたものとすることを特徴とする搬送デバイス。
【請求項２４】
請求項１〜２３のいずれか１項に記載の搬送デバイスにおいて、
前記保持アセンブリが、水平方向軸線まわりに回転可能とされ、好ましくは回転自由とされ、
豚の脚部分が処理を受ける処理ステーションのところにおいては、例えば１つまたは複数のカットが脚部分において手動で行われるような手動カットプロセスを豚の脚部分が受ける処理ステーションのところにおいては、１つまたは複数の製品支持部材が、前記処理ステーション内において前記トラックに沿って移動可能に配置され、
各製品支持部材が、豚の脚部分と同期して移動するものとされ、
前記搬送デバイスが、好ましくは、前記トラックに対して平行な水平方向回転軸線を有した前記処理ステーションへと到達し得るよう構成され、
前記製品支持部材が、脚部分に対して係合し得るよう構成され、これにより、脚部分および前記保持アセンブリを、前記トラックに対して側方に傾斜した位置へと、水平方向回転軸線まわりに傾斜させ、
例えば、前記処理ステーションを、脚部分に対して手動操作を行う操作者のための１つまたは複数の立ち位置を備えたものとし、例えば脚部分に対して手動操作を行う操作者のための１つまたは複数のプラットホームを備えたものとすることを特徴とする搬送デバイス。
【請求項２５】
請求項１〜２４のいずれか１項に記載の搬送デバイスにおいて、
豚の脚部分が処理を受ける処理ステーションのところにおいては、例えば１つまたは複数のカットが脚部分において手動で行われるような手動カットプロセスを豚の脚部分が受ける処理ステーションのところにおいては、１つまたは複数の製品支持ガイドが、前記トラックに沿って配置され、
前記製品支持ガイドが、キャリアのガイド面に対して協働し、例えばキャリアのガイドブロックのガイド面に対して協働し、さらに、鉛直方向軸線まわりにおけるキャリアの無用の回転を防止しおよび／またはキャリアの無用の側方移動を防止することを特徴とする搬送デバイス。
【請求項２６】
屠殺された豚の脚部分のための搬送システムであって、
個々の豚の脚部分を搬送するための、屠殺された豚の脚部分用の第１および第２コンベヤデバイスを具備し、
個々の豚の脚部分が、豚の脚の少なくとも一部と、豚足と、を備えている場合に、
前記第１および第２コンベヤデバイスの各々が、好ましくは、請求項１〜２５のいずれか１項に記載の搬送デバイスとされ、
前記第１および第２コンベヤデバイスの各々が、
−トラックと、
−前記トラックに沿って移動可能とされた豚の脚部分用の１つまたは複数のキャリアであるとともに、各キャリアが、個々の豚の脚部分を搬送し得るよう構成された、キャリアと、
を具備し、
前記各キャリアが、単一の豚足に対して係合し得るよう構成された１つの豚足用の保持アセンブリを備え、これにより、前記キャリアから吊り下げられた状態で豚の脚部分を保持し得るものとされ、
前記保持アセンブリが、豚足を受領し得るよう構成された豚足用の開口を備え、
前記保持アセンブリが、豚足を受領し得るよう構成されたスロットを備え、このスロットが、一方の端部が開口したものとされ、これにより、豚足を、前記スロット内へと側方から導入し得るとともに、豚足を、前記スロットから側方へと取り出し得るものとされ、
前記搬送デバイスが、前記第１コンベヤから前記第２コンベヤへと直接的に豚の脚部分が搬送される搬送ステーションを具備し、
前記搬送デバイスが、前記搬送ステーションにおいて前記第１コンベヤおよび前記第２コンベヤのキャリアどうしの移動が同期しているように、具現され、これにより、前記第１コンベヤデバイスのキャリアの脚保持アセンブリから初期的には吊り下げられた脚部分が、前記第２コンベヤデバイスのキャリアの脚保持アセンブリのスロット内へと搬送され、その際、前記搬送ステーションにおいては、脚部分が、前記脚保持アセンブリの少なくとも一方によって吊り下げられたままとされることを特徴とする搬送デバイス。
【請求項２７】
請求項２６記載の搬送デバイスにおいて、
前記搬送ステーションが、前記第１コンベヤデバイスの前記トラックに沿って配置された１つまたは複数の突き出しガイドを備え、
前記突き出しガイドが、豚の脚部分に対して接触し得るようにして配置され、好ましくは前記スロットの下方において豚の脚部分に対して接触し得るようにして配置され、例えば５ｃｍ以内でもって前記スロットの下方において豚の脚部分に対して接触し得るようにして配置され、
前記突き出しガイドが、前記突き出しガイドのところを豚の脚部分が通過した際には、前記スロットから豚足を押し出して前記第２コンベヤデバイスの前記キャリアの前記スロット内へと豚足を押し込むものとされていることを特徴とする搬送デバイス。
【請求項２８】
請求項２６または２７記載の搬送デバイスにおいて、
前記搬送ステーションにおいては、前記第１および前記第２コンベヤの前記脚保持アセンブリのそれぞれの経路が、互いに異なる高さ位置とされ、
前記脚保持アセンブリどうしが、平面視において、互いにオーバーラップした位置関係とされることを特徴とする搬送デバイス。
【請求項２９】
請求項２８記載の搬送デバイスにおいて、
前記第１および第２コンベヤデバイスの前記脚保持アセンブリの各々が、ブラケットを備え、
前記ブラケットが、内部に豚足受領スロットが形成されたスロット部材と、このスロット部材よりも高い位置に配置された頂部部材と、前記頂部部材と前記スロット部材との間に配置された１つまたは複数のフランジと、を有し、
前記スロット部材の前記スロットが、前記ブラケットの１つまたは複数の脚から側方にオフセットして配置されていることを特徴とする搬送デバイス。
【請求項３０】
請求項１〜２９のいずれか１項に記載の搬送デバイスにおいて、
前記キャリアおよび／または前記トロリーには、少なくとも１つのローラが設けられ、
豚の脚部分が処理を受ける処理ステーションのところにおいては、１つまたは複数の製品支持ガイドが、前記トラックに沿って配置され、
前記製品支持ガイドが、前記少なくとも１つのローラに対して協働し、これにより、水平方向軸線まわりにおけるおよび／または鉛直方向軸線まわりにおけるキャリアの無用の回転を防止しおよび／またはキャリアの無用の側方移動を防止することを特徴とする搬送デバイス。
【請求項３１】
請求項１〜３０のいずれか１項に記載の搬送デバイスにおいて、
豚の脚部分が処理を受ける処理ステーションのところにおいては、１つまたは複数の製品支持ガイドが、前記トラックに沿って配置され、
少なくとも１つの製品支持ガイドには、１つまたは複数のローラが設けられ、
前記製品支持ガイドの前記少なくとも１つのローラが、キャリアのガイド面に対して協働し、例えばキャリアのガイドブロックのガイド面に対して協働し、これにより、水平方向軸線まわりにおけるおよび／または鉛直方向軸線まわりにおける前記キャリアおよび／または前記トロリーの無用の回転を防止しおよび／または前記キャリアおよび／または前記トロリーの無用の側方移動を防止することを特徴とする搬送デバイス。
【請求項３２】
請求項１〜３１のいずれか１項に記載の搬送デバイスにおいて、
豚の脚部分が処理を受ける処理ステーションのところにおいては、豚の脚部分用の１つまたは複数の支持ガイドが、前記トラックに沿って配置され、
前記支持ガイドが、脚部分に対して係合し、これにより、脚部分を、前記キャリアおよび／または前記トロリーに対して、水平方向軸線まわりに傾斜させ、前記トラックに対して側方に傾斜した向きとし、その向きを維持することを特徴とする搬送デバイス。
【請求項３３】
請求項１〜３２のいずれか１項に記載の搬送デバイスにおいて、
豚の脚部分が処理を受ける処理ステーションのところにおいては、豚の脚部分用の１つまたは複数の支持ガイドが、前記トラックに沿って配置され、
前記支持ガイドが、豚の脚部分の処理時には、脚部分に対して係合し、これにより、脚部分を、所望の位置に保持する、および／または、前記トラックに対しての傾斜させる、ことを特徴とする搬送デバイス。
【請求項３４】
請求項３２または３３記載の搬送デバイスにおいて、
前記少なくとも１つの製品支持ガイドが、ループ形状とされ、好ましくは、円形とされ、
前記ループ形状の製品ガイドが、軸線まわりに好ましくは鉛直方向軸線まわりに回転可能とされ、
前記ループ形状の製品ガイドが、前記トラックに沿って駆動される豚の脚部分と同期して回転し得るよう構成されていることを特徴とする搬送デバイス。
【請求項３５】
請求項３４記載の搬送デバイスにおいて、
前記回転可能なループ形状の製品支持ガイドには、１つまたは複数の係止体が設けられ、
これにより、前記トラックに対しての豚の脚部分の無用の傾斜を防止することができることを特徴とする搬送デバイス。
【請求項３６】
請求項１〜３５のいずれか１項に記載の搬送デバイスにおいて、
前記キャリアおよび／または前記トロリーには、支持体が設けられ、例えばブレースが設けられ、
これにより、前記トラックに対しての豚の脚部分の無用の傾斜を防止することができることを特徴とする搬送デバイス。
【請求項３７】
請求項３記載の搬送デバイスにおいて、
前記豚足用スロットを規定している面の少なくとも一部が、傾斜しているあるいは丸められていることを特徴とする搬送デバイス。
【請求項３８】
個々の豚の脚部分を搬送するための方法であって、
各脚部分が、豚の脚の少なくとも一部と、豚の足と、を備えている場合に、
請求項１〜３７のいずれか１項に記載された搬送デバイスが使用されることを特徴とする方法。
【請求項３９】
請求項３８記載の方法において、
前脚の脚部分および後脚の脚部分が、同一の搬送デバイスによって搬送されることを特徴とする方法。
【請求項４０】
請求項３８または３９記載の方法において、
−請求項１に記載された搬送デバイスのキャリア内に、豚の脚部分を配置し、
−豚の脚部分から皮膚を除去し、
−豚の脚部分を解体する、
ことを特徴とする方法。
【請求項４１】
請求項４０記載の方法において、
豚の脚部分が解体される前に、豚の脚部分から皮膚が除去されることを特徴とする方法。
【請求項４２】
請求項４０または４１記載の方法において、
豚の脚部分の皮膚を除去する前に、豚の脚部分を前記キャリア内に配置することを特徴とする方法。
【請求項４３】
請求項４１記載の方法において、
豚の脚部分の皮膚を除去した後に、なおかつ、豚の脚部分を解体する前に、豚の脚部分を前記キャリア内に配置することを特徴とする方法。
【請求項４４】
請求項４０〜４３のいずれか１項に記載の方法において、
さらに、豚の脚部分を冷却し、この冷却を、豚の脚部分から皮膚を除去する前に行うことを特徴とする方法。
【請求項４５】
請求項３８記載の方法において、
−豚の脚部分を、請求項１〜３７のいずれか１項に記載された搬送デバイスのキャリア内へと配置し、
−豚の脚部分に関して脂肪層の厚さの測定および／または脂肪比率の測定を行い、
−その測定結果に基づいて、豚の脚部分から除去すべき脂肪の所望量を決定し、
−豚の脚部分から所望量の脂肪を除去する、
ことを特徴とする方法。
【請求項４６】
請求項４５記載の方法において、
豚の脚部分に関して脂肪層の厚さの測定および／または脂肪比率の測定を行う前に、豚の脚部分を、前記キャリア内に配置することを特徴とする方法。
【請求項４７】
請求項４５または４６記載の方法において、
１つまたは複数の豚の脚部分に関して脂肪層の厚さの測定および／または脂肪比率の測定を行うことによって得られた測定データを、制御システム内に格納する、および／または、脂肪除去プロセスにおいて使用することを特徴とする方法。
【請求項４８】
請求項３８記載の方法において、
−豚の脚部分を、請求項１に記載された搬送デバイスのキャリア内へと配置し、
−豚の脚部分から足をカットし、
この場合、前記キャリア内へと豚の脚部分を配置した後に、足をカットし、
好ましくは、前記キャリア内へと豚の脚部分を配置した後に、豚の脚部分を解体し、その後、足をカットすることを特徴とする方法。
【請求項４９】
請求項３８記載の方法において、
−豚の脚部分を、請求項１に記載された搬送デバイスのキャリア内へと配置し、
−豚の脚部分に参照カットを形成し、
−前記参照カットを開始場所として使用して、豚の脚部分に関して皮膚除去および／または皮剥ぎおよび／または脂肪除去を行うことを特徴とする方法。
【請求項５０】
請求項４９記載の方法において、
皮膚除去および／または皮剥ぎおよび／または脂肪除去を行った後に、豚の脚部分から足をカットすることを特徴とする方法。

【図１】

【図２Ａ】

【図２Ｂ】

【図２Ｃ】

【図３Ａ】

【図３Ｂ】

【図４Ａ】

【図４Ｂ】

【図５】

【図６】

【図７】

【図８】

【図９】

【図１０】

【図１１】

【図１２】

【図１３Ａ】

【図１３Ｂ】

【図１４】

【図１５】

【図１６Ａ】

【図１６Ｂ】

【図１７】

【図１７Ａ】

【図１７Ｂ】

【図１７Ｃ】

【図１７Ｄ】

【図１８Ａ】

【図１８Ｂ】

【図１８Ｃ】

【図１９】

【図２０】

【図２１】

【図２２Ａ】

【図２２Ｂ】

【図２２Ｃ】

【図２２Ｄ】

【図２３】

【図２３Ａ】

【図２４Ａ】

【図２４Ｂ】

【図２５】

【図２５−】

【図２５−−】

【図２５−−−】

【図２５−−−Ａ】

【図２５ａＡ】

【図２５ａＢ】

【図２５ａＣ】

【図２５ａＤ】

【図２６】

【図２６−】

【図２６−−】

【図２６−−−】

【図２６Ｘ】

【図２６Ｘ−１】

【図２６Ｘ−２】

【図２６Ｘ−３】

【図２６Ｘ−４】

【図２６Ｘ−５】

【図２６Ｘ−６】

【図２６Ｘ−７Ａ】

【図２６Ｘ−７Ｂ】

【図２６Ｘ−７Ｃ】

【図２７Ａ】

【図２７Ｂ】

【図２７Ｃ】

【図２８】

【図２９】

【図３０】

【図３１】

【図３２】

【図３２−】

【図３２−Ａ】

【図３２−Ｂ】

【図３２−Ｃ】

【図３２−Ｄ】

【図３２−Ｅ】

【図３２−Ｆ】

【図３２−−】

【図３２−−Ａ】

【図３２−−Ｂ】

【図３２−−Ｃ】

【図３２−−Ｄ】

【図３２−−−Ａ】

【図３２−−−Ｂ】

【図３２−−−Ｃ】

【図３２−−−Ｄ】

【図３２−−−Ｅ】

【図３２−−−Ｅ１】

【図３２−−−Ｅ２】

【図３２−−−Ｅ３】

【図３２−−−Ｆ】

【図３２−−−Ｇ】

【図３２−−−Ｈ】

【図３３】

【図３４】

【図３４Ａ】

【図３５】

【図３６】

【図３７】

【公表番号】特表２０１３−５１４０８１（Ｐ２０１３−５１４０８１Ａ）
【公表日】平成２５年４月２５日（２０１３．４．２５）
【国際特許分類】
【出願番号】特願２０１２−５４４４２１（Ｐ２０１２−５４４４２１）
【出願日】平成２２年１２月１７日（２０１０．１２．１７）
【国際出願番号】ＰＣＴ／ＮＬ２０１０／０５０８６５
【国際公開番号】ＷＯ２０１１／０７４９６６
【国際公開日】平成２３年６月２３日（２０１１．６．２３）
【出願人】（５１２１５８０５５）
【Ｆターム（参考）】